JP2007142690A - 簡単ipテレビ、簡単ipテレビを用いた情報サービスシステム、及びそのリモコン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビのチャネル選択操作と同様な操作方法でインターネットを簡単に利用することができる簡単操作のIPテレビを使ったICTソリューションシステムの構築とIPテレビ機器の提供及びそれを操作・制御するリモコン装置の提供。
【解決手段】病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステムであって、該情報サービスシステムは、病院等の機関内のネットワークと、該ネットワークに接続された病院等の機関内のサーバと、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンと、放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置とを備えており、前記テレビ受信装置及び前記パソコンは共通のTV/PC共用リモコン装置によって操作・制御することができるように構成したことを特徴とする病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステム。
【選択図】図2
【解決手段】病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステムであって、該情報サービスシステムは、病院等の機関内のネットワークと、該ネットワークに接続された病院等の機関内のサーバと、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンと、放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置とを備えており、前記テレビ受信装置及び前記パソコンは共通のTV/PC共用リモコン装置によって操作・制御することができるように構成したことを特徴とする病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステム。
【選択図】図2
Description
本発明は、PC等の情報機器の操作に不慣れの者であっても簡単に操作・制御することが可能なIPテレビ、及びその簡単IPテレビを用いた情報サービスシステムに関するものであり、特に、病院等の入院患者が病室において使用されるテレビ端末であって、通常のテレビ受信と共に当該テレビ端末を用いてパソコンを操作するように病院内ネットワークのサーバに記憶された情報を閲覧することが可能であり、更にはインターネットを介して各種のホームページの情報を閲覧し、双方向通信も可能な情報サービスシステムを提供するものである。
更に、本発明は、簡単IPテレビを実現するために、従来のテレビのリモコン装置に配置されたチャンネルキーと幾つかのファンクションキー(登録商標)を用いて、簡略化された入力手法によってテレビ機能とパソコン機能を簡単に操作することが可能なリモコン装置を提供するものであり、特に、リモコン装置にはインテリジェントを持たせずにIPテレビ端末側にインテリジェントを持たせることにより、IPテレビ端末側の表示画面上に階層化されたページ表示し、リモコンによる簡単操作によって表示ページを順次移動しながら種々の情報の閲覧を可能とするリモコン装置を提供するものである。
最近、インターネットとテレビの融合が多く話題とされている。例えば、非特許文献1は、インターネットテレビとして政府が提供しているものであり、ページを切り替え、種々の情報を閲覧するものである。このインターネットによる情報を見るためには、先ず、インターネットに接続されたパソコンにおいて、フルキーボードを用いてトップページのURLを入力し、続いて表示されるジャンル毎に分類された複数のチャンネルを選択するためのボタンのいずれかをマウスを用いて選択すると、希望するジャンルのチャンネルに含まれる番組の一覧表が表示され、この中で閲覧したいものをマウスを用いて指定し、閲覧するというものである。
また、任意に分類された表示コンテンツをリモコン等の操作により選択することにより所望の表示コンテンツを表示させる表示ボードシステムに関する技術として特許文献1が知られている。これは、「通信回線に接続された情報端末と、該情報端末に接続されて各種のコンテンツ情報を表示する表示ボードとを備えた表示ボードシステムにおいて、当該表示ボードシステムはリモコンによる表示画面切替手段を含み、該表示画面切替手段は、リモコンの操作キーに基づく信号と、キーボードまたはマウスによる画面位置情報とが関連付けて記憶され、リモコン操作により関連付けられた画面位置情報の選択が為されることで所望の画面を表示することを特徴とする」ものである。
http://nettv.gov−online.go.jp/
特開2004−325702号公報
ところで、近年のテレビジョン受像機は、パソコン接続端子を備えており、パソコンのモニタとしても機能するものが知られている。このようなテレビジョン受像機にパソコンを接続した環境においては、離れた場所からこれらの機器を操作するためには、それぞれの機器専用のリモコンを使用することが普通である。また、完全にパソコン機能を取り込んだテレビジョン装置も販売されている。
まず、本発明が狙う簡単操作のIPテレビのコンセプトとターゲットとしている利用者層の関係を図1に示す。図1に示したように、従来の企業に於けるパソコン等のデジタル情報機器を利用したICT化投資の目的は、各種業務効率向上のための主要施策となっていた。これに対し、本発明が狙う簡単操作のIPテレビのコンセプトは、これからの高齢化社会での新しい企業ミッションとして求められる、社会生活をより豊かなものにしていくためのICT化投資、即ち高度情報化社会構築に向けた社会的資本の拡充(社会的情報インフラの拡充)という需要増大への対応という事象を発明として捉えたものである。
具体的には、テレビのチャネル選択操作と同様な操作方法でインターネットを簡単に利用することができる簡単操作のIPテレビを使ったICTソリューションシステムの構築とIPテレビ機器の提供及びそれを操作・制御するリモコン装置に関する発明である。本発明が提唱している簡単操作のIPテレビの操作方式は、誰でもが、直感的に、テレビのチャネル操作と同様にIPテレビ用のリモコンを操作することで、ICTソリューションシステムが提供する各種の情報をインターネット経由で見ることが出来るようにするための仕掛けである。この仕掛けを使うことで、インターネット経由でのタイムリーな情報入手がパソコン操作経験の有無を問わずに、誰でもが、簡単なテレビのリモコンと同様な操作のみで行えることになるものであり。これが本発明の簡単IPテレビを使用したICTソリューションシステムということになる。
このため、本発明のICTソリューションシステムを利用するターゲットユーザ層は、以下を主たる対象層としている。
(1) 不特定多数の一般利用者層
(2) パソコン操作に慣れてない特定の利用者層
(3) 中高齢の利用者層
具体的には、図1に示したパソコン操作に不慣れな数多くの中高齢者を中心とする潜在利用者が多く集まる場所、例えば公共機関、病院、老人介護施設、スーパーやデパートなどの大型商業施設等の施設環境に、その機関のネットワークに接続された簡単操作のIPテレビシステム機器を設置し、これらの潜在利用者が簡単に操作できるインターネット対応のIPテレビを利用するICTソリューションシステムの実現を図っていくことが、本発明の中心課題である。
(1) 不特定多数の一般利用者層
(2) パソコン操作に慣れてない特定の利用者層
(3) 中高齢の利用者層
具体的には、図1に示したパソコン操作に不慣れな数多くの中高齢者を中心とする潜在利用者が多く集まる場所、例えば公共機関、病院、老人介護施設、スーパーやデパートなどの大型商業施設等の施設環境に、その機関のネットワークに接続された簡単操作のIPテレビシステム機器を設置し、これらの潜在利用者が簡単に操作できるインターネット対応のIPテレビを利用するICTソリューションシステムの実現を図っていくことが、本発明の中心課題である。
一般に、従来のパソコンを使ったインターネットの利用方法は以下のようなものである。例えば、NHK等の特定の放送局のホームページを参照する場合、このホーム頁へアクセスして、必要とする情報を得るための操作方法は概ね下記のようになる。
(1)ブラウザ(登録商標)と呼ばれているソフトを立ち上げて、対象とするホーム頁のURLをキーボードから入力して、ホーム頁の先頭頁を取り込む。
(2)マウス等のポインテイングデバイスを使って画面上に表示される座標ポインター(例えば、マウスカーソル)を所望の項目であるアイコンや記事のタイトル名称等が表示されている位置へと移動させ、所謂オンマウス反応が得られたところで(ポインテイング操作)、クリックと呼ばれている選択項目確定操作を行う。
(3)画面上の右上や左上の検索と表示されている枠の中に、この場合の座標ポインターである文字入力用のカーソルを所定の位置に合わせてから、キーボードなどを使用して検索キーワードを入力し、検索処理を実行させて所望のタイトル項目等を探す検索操作を行う。
以上の操作手順が、インターネットを使った必要な情報取得の基本操作方法となっている。
(1)ブラウザ(登録商標)と呼ばれているソフトを立ち上げて、対象とするホーム頁のURLをキーボードから入力して、ホーム頁の先頭頁を取り込む。
(2)マウス等のポインテイングデバイスを使って画面上に表示される座標ポインター(例えば、マウスカーソル)を所望の項目であるアイコンや記事のタイトル名称等が表示されている位置へと移動させ、所謂オンマウス反応が得られたところで(ポインテイング操作)、クリックと呼ばれている選択項目確定操作を行う。
(3)画面上の右上や左上の検索と表示されている枠の中に、この場合の座標ポインターである文字入力用のカーソルを所定の位置に合わせてから、キーボードなどを使用して検索キーワードを入力し、検索処理を実行させて所望のタイトル項目等を探す検索操作を行う。
以上の操作手順が、インターネットを使った必要な情報取得の基本操作方法となっている。
上記したこれらの操作方法は当然のことながらパソコンの操作そのものであり、結果としてパソコンの操作ができない人は利用対象者としては扱われない。つまりNHKに限らず他の放送局のホームページも同様に閲覧対象者は、所謂パソコンユーザーのみが対象となっているという事実である。換言すればテレビ視聴者であっても、パソコンが使えない人はホームページのユーザ層からは排除されているといっても過言ではない。
また、現在、病院において通院患者或いは入院患者がパソコンを使用して病院内の情報を閲覧するような場合、情報によっては特定個人以外には閲覧させたくないものがある。病院においては、特に、患者の病名や症状等の個人情報は極めて秘密性の高いものであり、他人には知られたくないものである。このような情報を閲覧する場合は、通常、個人IDとそれに対応するパスワードを入力させることで個人を特定し、他者が閲覧できないようにする方法が用いられてきた。しかしながら、特に、病室内のベッドサイドにおいては、フルキーボードやマウスを使って入力するのは大変使い勝手が悪く、また、患者(特に、高齢の患者)への負担も大きかった。
また、昨今の情勢からセキュリティ強化のために、個人IDとパスワードを入力させるシステムが増加し、多数のパスワードを記憶しなければならなくなっている。特に、最近では、数字4桁、英数字8桁や、記号を必ず含む6文字以上の英数字など、システムによってパスワードの形式も異なるため、大変煩わしくなっており、パスワードを入力せずに認証を行うシステムが期待されていた。この解決方法として、指紋、彩光、静脈といった生体情報を使用した認証が提案されている。しかし、生体情報を使用した認証の場合、生体情報を読み取るための機器が高価であるという問題や、生体情報の読み取り精度が十分ではないという問題があった。
また、複数の装置を操作するリモコン装置という観点からすると、図30に示すような、1台で複数のオーディオ・ビジュアル機器(例えば、テレビジョン受像機とビデオ・DVDプレイヤー等)を操作するリモコンが販売されている。これは、操作対象機器切り替えスイッチ111により、操作対象となる機器を切り替え、キー112を押下し、そのキー112に対応する信号を送信することで機器の操作を行うものである。このようなオーディオ・ビジュアル機器用リモコンでは、図31に示すフォーマットの信号しか送信することができず、また、パソコンにおいては、図32に示すような赤外線等を出力できる電卓装置によるリモコンが販売されている。そして、このようなリモコンでは、図33に示す信号)にしか対応していないため、オーディオ・ビジュアル機器用リモコンはパソコンを操作することはできず、パソコン用リモコンはオーディオ・ビジュアル機器を操作することはできなかった。即ち、テレビジョン受像機にパソコンを接続した環境において、これらの機器を操作するためには、複数のリモコンが必要であり、大変煩わしくなってしまうという問題があった。
従来のテレビジョン受像機のようなオーディオ・ビジュアル機器を操作するリモコンは、図31に示すようなフォーマットが規定された信号を送信する。即ち、押下されたキーに対して、デバイス識別符号(5ビット)とキー符号(10ビット)からなる信号を送信する。これに対して、パソコン用のリモコンは、図33に示すように、押下されたキーの文字に対応するアスキーコード等のキーコード符号(例えば、8ビット)を送信するものである。
本発明の簡単操作IPテレビは、放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置と、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンとを接続し、該パソコンからの画像情報を前記モニタに表示できるようにしたIPテレビであって、前記テレビ受信装置及び前記パソコンは共通のTV/PC共用リモコン装置によって操作・制御することができるように構成したことを特徴とする。
更に、本発明の病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステムは、病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステムであって、該情報サービスシステムは、病院等の機関内のネットワークと、該ネットワークに接続された病院等の機関内のサーバと、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンと、放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置とを備えており、前記テレビ受信装置及び前記パソコンは共通のTV/PC共用リモコン装置によって操作・制御することができるように構成したことを特徴とする。
更に、本発明のリモコン装置は、放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置と、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンとを接続し、該パソコンからの画像情報を前記モニタに表示できるようにしたIPテレビを操作・制御するリモコン装置であって、前記テレビ受信装置及び前記パソコンを共通に操作・制御することができるように構成したことを特徴とする。
より具体的な本発明のリモコン装置は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、オーディオ・ビジュアル機器用リモコンから送信されたキー符号をパソコンが認識できるアスキーコード等のキーコードに変換する機能を備えることを特徴としている。また、このようなオーディオ・ビジュアル機器用リモコンを共用して操作・制御することが可能なパソコンを搭載した簡単IPテレビを特徴としている。更に、病室においてベッドの近傍に設置された簡単IPテレビに搭載されたパソコンを特定する端末IDとそのベッドの患者を特定する個人IDとを用いて認証を行うことで、特別なパスワードの入力なしに、本人認証を行う病院内の情報サービスシステムを特徴としている。
本発明によれば、その効果は簡単操作のIPテレビのユーザインターフェイスと新しい付加価値の創造であり、簡単操作のIPテレビを使った各種ICTソリューションシステムにおいては、ユニバーサルデザインのコンセプトである「年齢や能力にかかわりなく、全ての利用者にとっての、わかりやすさ、使いやすさ」の実現を図ることで、使い易い情報処理システムとしての高付加価値化を実現することである。
そして具体的には、
(1)新しいユーザインターフェイス技術としてインターネット対応のデジタル情報機器を『誰もが、直感的に、簡単に、操作して、利用することができるICTシステム実現に関する基本コンセプトの開発』であり、
(2) 利用するハードウエア機器として、インターネットの機能をテレビ感覚で利用することが出来るハードウエアシステム、即ち簡単操作のIPテレビに使用するインテリジェントコントローラとIPテレビ用リモコンの基本操作方式の開発であり、
(3) ユニバーサルデザインの概念を情報システムに取り込んだ新しいユーザインターフェイス技術を適用したときの、使い勝手に関する実証実験による検証及び各種の知的所有権取得活動の展開である。
そして具体的には、
(1)新しいユーザインターフェイス技術としてインターネット対応のデジタル情報機器を『誰もが、直感的に、簡単に、操作して、利用することができるICTシステム実現に関する基本コンセプトの開発』であり、
(2) 利用するハードウエア機器として、インターネットの機能をテレビ感覚で利用することが出来るハードウエアシステム、即ち簡単操作のIPテレビに使用するインテリジェントコントローラとIPテレビ用リモコンの基本操作方式の開発であり、
(3) ユニバーサルデザインの概念を情報システムに取り込んだ新しいユーザインターフェイス技術を適用したときの、使い勝手に関する実証実験による検証及び各種の知的所有権取得活動の展開である。
更に、本発明によれば、パソコン内部の記憶部に記憶された対応表に基づいて、TV/PC共用リモコンから送信されるオーディオ・ビジュアル機器用のキー符号なのか、パソコン用のキー符号かを識別できる機能を制御部に備えている。それによりパソコンの制御部は受信したキー符号がオーディオ・ビジュアル機器用の信号かパソコン用の信号であるかを識別することができるため、TV/PC共用リモコンを用いて操作することが可能なパソコンを搭載した簡単操作IPテレビを提供することができるものである。
更に、本発明によれば、病室においてベッドの近傍に設置された簡単操作IPテレビに搭載されたパソコンを特定する端末IDとそのベッドの患者を特定する個人IDとを用いて本人認証を行うことにより、パスワードの入力なしに、本人認証を行う情報閲覧システムを提供することができる。また、病院等の機関内の各パソコンに対しては、特定の病棟の特定の病室の特定のベッドに対して特定の端末を設置しているために、端末IDを一意に割り当てることが極めて容易に可能である。
本発明の実施の形態を、以下、図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は本発明の具体例に過ぎず、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。
まず、本発明が狙う基本となるICTソリューションシステムの構成は図2に示すとおりであり、利用者層、使い勝手等に着目したときの主要な特徴事項は以下のとおりである。
(1)簡単操作のIPテレビが設置される場所は、公共施設、病院、老人ホーム、介護施設、大型商業施設等を始めとする中高年齢者の利用者が集まりやすい特定の施設内での利用が対象となる。
(2)不特定多数の利用者が対象のため、例えばテレビ機器と同様な保守の不要化が不可欠の要素となり、この目的を実現するための手段として、搭載するOSに対するカスタマイズ化が必須とされている事業分野が対象となる。
(3)利用者層の多くは所謂パソコンの操作に慣れ親しんでいない人、例えば中高年齢者層にターゲットを絞った事業分野で且つ、利用環境のシーンの想定が比較的簡単で、利用シーンに沿った使い勝手の良い斬新なユーザインターフェイス提供が利用率向上の効果が絶大と想定される分野が対象となる。
(4)更に、本発明のユーザインターフェイスは類似の発想で異なる用途分野(利用環境)への応用が極めて容易に展開できる事業分野が対象となる。
(5)簡単操作のIPテレビ機器は、所謂インテリジェントコントローラを組み込んだ表示装置と本発明のIPテレビ用リモコンの利用を可能とする。
(1)簡単操作のIPテレビが設置される場所は、公共施設、病院、老人ホーム、介護施設、大型商業施設等を始めとする中高年齢者の利用者が集まりやすい特定の施設内での利用が対象となる。
(2)不特定多数の利用者が対象のため、例えばテレビ機器と同様な保守の不要化が不可欠の要素となり、この目的を実現するための手段として、搭載するOSに対するカスタマイズ化が必須とされている事業分野が対象となる。
(3)利用者層の多くは所謂パソコンの操作に慣れ親しんでいない人、例えば中高年齢者層にターゲットを絞った事業分野で且つ、利用環境のシーンの想定が比較的簡単で、利用シーンに沿った使い勝手の良い斬新なユーザインターフェイス提供が利用率向上の効果が絶大と想定される分野が対象となる。
(4)更に、本発明のユーザインターフェイスは類似の発想で異なる用途分野(利用環境)への応用が極めて容易に展開できる事業分野が対象となる。
(5)簡単操作のIPテレビ機器は、所謂インテリジェントコントローラを組み込んだ表示装置と本発明のIPテレビ用リモコンの利用を可能とする。
本発明の簡単操作のIPテレビを使ったインターネットの利用方法は以下のとおりである。本発明の簡単操作IPテレビで実現されるICTソリューションシステムでは、テレビを見るときのリモコンを使用したチャネル選択操作と全く同一の手段と手法で、インターネットからの情報の取得を本発明の簡単操作IPテレビを介して行うものである。つまり、パソコンの操作方法を習得していなくても、インターネットを利用できる、所謂、万民向けのIPテレビ及びその操作方法といえるものである。
具体的な簡単操作IPテレビに於ける操作方法は、リモコン装置の番号の並びに対応したIPテレビの画面に表示される番号分けされた項目に付けられている番号を見て、見たい項目番号をIPテレビ用のリモコン装置を使って直接入力する項目選択操作を行うことで、選択された項目に関する詳細な情報の閲覧が出来るようになっている。この時の項目選択操作時の表示画面例を図3に示す。
本発明のこのような手法によって、以下のことが簡単に実現できる。
(1)簡単操作のIPテレビは、専用のIPテレビ用リモコン装置を使用する。このリモコンの使い勝手は、日常使用しているテレビ用リモコンでのチャンネル操作の場合と同様に、誰でもが、直感的に、単純なリモコンのボタン操作のみで、関連する対象情報の閲覧指示操作ができる新しいユーザインターフェイス機能を実現できる。それにより、年齢や能力にかかわりなく、誰もが、直感的に、習熟訓練無しに、IPテレビ用リモコンを操作するだけの簡単操作で、インターネット経由で情報の取得・閲覧機能を利用することが出来る新しいユーザインターフェイスを持つICTソリューションが提供できる。
(2)簡単操作のIPテレビ用のエンジンには現状のパソコン機器よりも安価、省電力、超小型・軽量、保守不要の高信頼化設計製品である市販品のインテリジェントコントローラ(例えば、DTリサーチ社製のDT166)を採用することが可能である。
(3)上記インテリジェントコントローラはパソコンの世界で標準OSとなっているマイクロソフト社のWindows(登録商標)環境との親和性が最も優れている機器組込み用OSであるEmbedded Windows XP(登録商標)を搭載し、且つ、適切なOSカスタマイゼーションを施すことで特別なウイルス対策、保守対策が原則不要となる高信頼の機器として仕上げ、機能面ではハードディスク等の回転メデイアを一切使用せず、その代わりに半導体メモリのみを使用し、更に冷却用のファンを持たないパソコン準拠の機器として開発されたものである。
(1)簡単操作のIPテレビは、専用のIPテレビ用リモコン装置を使用する。このリモコンの使い勝手は、日常使用しているテレビ用リモコンでのチャンネル操作の場合と同様に、誰でもが、直感的に、単純なリモコンのボタン操作のみで、関連する対象情報の閲覧指示操作ができる新しいユーザインターフェイス機能を実現できる。それにより、年齢や能力にかかわりなく、誰もが、直感的に、習熟訓練無しに、IPテレビ用リモコンを操作するだけの簡単操作で、インターネット経由で情報の取得・閲覧機能を利用することが出来る新しいユーザインターフェイスを持つICTソリューションが提供できる。
(2)簡単操作のIPテレビ用のエンジンには現状のパソコン機器よりも安価、省電力、超小型・軽量、保守不要の高信頼化設計製品である市販品のインテリジェントコントローラ(例えば、DTリサーチ社製のDT166)を採用することが可能である。
(3)上記インテリジェントコントローラはパソコンの世界で標準OSとなっているマイクロソフト社のWindows(登録商標)環境との親和性が最も優れている機器組込み用OSであるEmbedded Windows XP(登録商標)を搭載し、且つ、適切なOSカスタマイゼーションを施すことで特別なウイルス対策、保守対策が原則不要となる高信頼の機器として仕上げ、機能面ではハードディスク等の回転メデイアを一切使用せず、その代わりに半導体メモリのみを使用し、更に冷却用のファンを持たないパソコン準拠の機器として開発されたものである。
このような簡単操作のIPテレビがもたらす新しい付加価値は、システムとしては、以下のとおりである。
(1)誰でもがテレビを見ると同様に、簡単なボタン操作のみで、IPテレビ(インターネット)を利用可能となる。
(2)IPテレビ・ポータルサービスの付加価値が向上することにより、ユーザ数、アクセス数の増大に寄与できる。
(3)高齢化社会での各種安心に関する付加価値情報の提供サービスが実現できる(公共サービスの相乗り)。
また、IPテレビ単体としての付加価値は、以下のとおりである。
(1)小型、軽量で地球環境にやさしい省電力動作可能な装置が提供できる。
(2)パソコンより安価で、信頼性、保守性に優れた使い勝手の良い専用機器としての装置が提供できる。
(3)利用者に分かり易く、簡単操作と、操作に対する安心を提供できる。
(1)誰でもがテレビを見ると同様に、簡単なボタン操作のみで、IPテレビ(インターネット)を利用可能となる。
(2)IPテレビ・ポータルサービスの付加価値が向上することにより、ユーザ数、アクセス数の増大に寄与できる。
(3)高齢化社会での各種安心に関する付加価値情報の提供サービスが実現できる(公共サービスの相乗り)。
また、IPテレビ単体としての付加価値は、以下のとおりである。
(1)小型、軽量で地球環境にやさしい省電力動作可能な装置が提供できる。
(2)パソコンより安価で、信頼性、保守性に優れた使い勝手の良い専用機器としての装置が提供できる。
(3)利用者に分かり易く、簡単操作と、操作に対する安心を提供できる。
前述のインテリジェントコントローラ(搭載OSは機器組込用途のEmbedded Windows XP(登録商標))を使用し、ユニバーサルデザインの考え方に基づく誰にでも簡単に操作ができるユーザインターフェイス機能(この機能は、タウンコード(登録商標)方式として出願人自身が商標登録を取得している)を組み込んだ、簡単操作のIPテレビを用いた具体的なICTソリューションシステムは、後段で詳述するが、以下のシステムとして適用のための開発を行ってきた。
(1)病院における入院病棟のベッドサイド設置の入院患者用情報開示システム
(2)産地直結型の特産品販売等の会場や店頭に設置する販売対象食材に関する簡易操作型商品情報表示システム
(1)病院における入院病棟のベッドサイド設置の入院患者用情報開示システム
(2)産地直結型の特産品販売等の会場や店頭に設置する販売対象食材に関する簡易操作型商品情報表示システム
これらの簡単IPテレビのソリューションシステム製品は利用者にとってはテレビと同じ感覚での操作が可能なこと、及びシステム提供側にとっては機器の保守性に優れた取り扱い易いシステム機器である事が主な特長となっている。本発明のユーザインターフェイス機能を用いたICTソリューションシステムの基本コンセプトは、「全ての人にとって、できる限り障害がなく利用できるように、製品、環境、システムをデザインすること」としたユニバーサルデザインの考え方を情報処理システムに適用することで『誰にでも簡単で、直感的に操作をすることが出来るユーザインターフェイス技術を適用したICTソリューションシステム』の実現である。
社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)のコンピュータ及び関連装置出荷統計によると平成16年度の我が国におけるパソコン(PC)の総出荷台数は、国内出荷分だけで約1,200万台と報告されている。このうちパソコンの主な需要先は、個人ユーザ層向けの用途と企業向けのビジネス用途であり、既に前者の個人ユーザ層向け市場規模のほうが大きな割合を占めるに至ってきている。そしてこの個人市場では、特に若年層の新規ユーザ層の掘り起しを意図した製品開発に力点が注がれ、例えばDVD対応の録画編集機能の強化拡充や、より綺麗な動画再生・録画が可能な所謂AV機能強化パソコンと呼ばれているものが主流となってきている。
他方、企業市場向けのパソコン製品分野では、従来通りの米国マイクロソフト社とインテル社の事業戦略に沿った上でセキュリティ機能を強化した新モデルの投入による所謂リプレース需要、及び増設需要への対応を図った新製品展開と販売戦略が中心となっている。これらの主たる事業戦略の特長は明らかに、いずれの機種においてもパソコンの操作に習熟している利用者層を対象としており、その結果として、更なる大容量化を実現したハードディスク、動画の録画も可能な高機能DVDデバイス、数GHzの動作周波数を持つ高性能CPU等々の搭載による高機能化、高性能化、及び各種のセキュリティ機能の強化対策に関する技術改良に焦点が絞られた製品展開が業界の主たる動向となっている。これらの事実は、現状のパソコン機器はいかなる新製品といえども、年間で約1,200万台以上の市場に成長している既存マーケットを対象として設計された『従来通りの使い勝手の延長線上の機器』に他ならないことを意味している。
また、最近では、幾つかの大手家電が販売を開始した最新モデルであるパソコンとテレビの融合機でパソコンテレビ、あるいはテレビパソコンと呼ばれている機種がある。しかしながら、これらの新製品が対象としている顧客層は従来同様パソコンを使える、若年者層向けの製品として開発され、販売活動が展開されているように思える。このことは、現状市販されている最新モデルと言われているパソコン機器であっても、政府総務省が「u−Japan政策」の中で取り上げている高齢者や障害者を含め、誰でも簡単に利用できる『利用者本位』の観点に立脚したユニバーサルデザインの概念に沿った『新しい使い勝手を取り入れた人に優しいデジタル情報機器としての製品』を狙っているものではないことを物語っているように思える。
性別、年齢別のパソコンを使用したインターネット個人利用率に関する横浜市の調査結果によると、男女にかかわらず50歳代以上ではパソコンを使ったインターネットの利用率は極端に低いことが報告されている。また、総務省のu-Japan政策においても『パソコン(デジタル情報機器)を誰でもが簡単に利用することができる高度ICT化社会の早期実現』は、高齢化社会での最重要課題として取り上げられているが、具体的な実現策は未だに提起されていないことも事実である。同様に、出願人自らが実施したアンケート調査結果においても、中高齢者にとっては,パソコン等に代表される現状のデジタル情報機器は、「デジタルデバイド」と称されている新たな障壁をも生み出しており、使い難い機器、購入する気にもなれない機器且つ、高価な機器と思われていることも事実です。
つまり、使い勝手としては、(1)TV機器のように電源オン/オフが簡単に出来ないために、起動、停止処理が面倒、しかも時間がかかる。(2)キーボード、マウス操作の習得は講習会参加等が不可欠で、もっと簡単な操作方法はないのか? との理由で悪い。
また、トラブルの面では、(1)セットアップが不可欠で、分厚いマニュアル見たくもない。(2)トラブル多発(ハングアップが多発しすぐに固まる)。(3)ウイルス対策が不可欠。(4)ハードディスク障害は致命傷(大事なデータの消失) として、トラブルが多い。
そして、費用負担の面では、(1)何でもできると言われても、個々の操作は覚えきれない。(2)購入したけど、結局、使えないソフトだらけ。(3)すると、お店が奨める使えるレベルでは使えず、決して安くない購入費用となり、費用負担の面からも高い。
つまり、使い勝手としては、(1)TV機器のように電源オン/オフが簡単に出来ないために、起動、停止処理が面倒、しかも時間がかかる。(2)キーボード、マウス操作の習得は講習会参加等が不可欠で、もっと簡単な操作方法はないのか? との理由で悪い。
また、トラブルの面では、(1)セットアップが不可欠で、分厚いマニュアル見たくもない。(2)トラブル多発(ハングアップが多発しすぐに固まる)。(3)ウイルス対策が不可欠。(4)ハードディスク障害は致命傷(大事なデータの消失) として、トラブルが多い。
そして、費用負担の面では、(1)何でもできると言われても、個々の操作は覚えきれない。(2)購入したけど、結局、使えないソフトだらけ。(3)すると、お店が奨める使えるレベルでは使えず、決して安くない購入費用となり、費用負担の面からも高い。
一方、50歳代以上の年代層は、実質の可処分所得が最も大きい世代層であり、いかにしてこの世代層に喜んで使ってもらえるデジタル機器とICTソリューションシステムを新規に提供していくことができるかは、これからの高齢化社会での重要なビジネス要因でもある。以上のことから、パソコンの利用方法に不慣れな、例えば50歳代以上の年代層等をターゲットにした、本当に使い易い簡単なデジタル情報機器とICTソリューションシステムに関するビジネスチャンスは、何にもまして大きな潜在マーケットであることは紛れもない事実である。
このようにして考えてくると、ユニバーサルデザインの観点から捉えた使い易いデジタル情報機器が必要なことが理解できる。ここで、ユーザが期待しているデジタル情報機器の在り方と誰もが使えるようにするために、ユニバーサルデザインの観点から導き出された機器操作方法のあり方を考えてみる。すると、誰もが日常何気なしに毎日のように使用しているデジタル機器は電卓、家庭用の電話器、テレビ(およびテレビのリモコン)の三機種のみであり、このうち情報を見るための機器は正にテレビしかないことに気が付く。そして、この誰でもが簡単に利用しているテレビの昨年度の世界の年間総出荷台数は約1億8,852万台と報告されており、パソコンとは比べにならないほど膨大な規模となっている。この観点から見ても、もしインターネット経由での情報の取得・閲覧がテレビと同じ操作すなわち、テレビのリモコンによる操作と同じ概念で出来たならば、正に誰でもが簡単に利用できるインターネット対応のテレビ、つまり簡単操作のIPテレビであるといえることになる。
他方、パソコンにおける操作方法の基本は、コンピュータに数値や文字情報を入力するためのキーボードの操作とグラフィックユーザインターフェイスと呼ばれている対象とするオブジェクトをアイコンと呼ばれている絵文字で表現し、表示画面上のアイコンをマウス等のポインテイングデバイスを使用して選択指示していく手法から成り立っている。
グラフィックユーザインターフェイスの出現は比較的新しく、アップル社によるマッキントッシュ機で、アイコンと呼ばれている表示画面上で対象とするオブジェクトを指し示す絵文字とマウスと呼ばれているポインテイングデバイスの発明に始まっている。画面に表示されているアイコン等の対象オブジェクトを選択・指示するための入力手段即ち、ポインテイングデバイスとよばれているものとしてはマウスの他にはジョイスティク、タッチパネル、タッチパッド、タブレットおよび、キーボード上に併設されているカーソルキーやゲーム機等で多用されている十字キースイッチ等がある。つまり、パソコンに於いては、数値や文字情報等のデータを入力する手段と何らかのポインテイングデバイスがないと一切操作ができないことが常識となっている。
テレビ用のリモコンと同等の入力手段を使用してインターネット経由での情報の取得・閲覧を行うという概念は、取りも直さず上記したパソコンの基本的な操作方法に関する常識を覆す新しい利用技術を開発する、即ち新しいユーザインターフェイスを提供していくことを意味している。つまり、誰もが日常何気なしに毎日のように使用している前述の3種類の機器の操作方法は、必要な番号に対応したボタン(スイッチ)を単純に押すだけの操作であることに尽きる。
一方、最近の高機能携帯電話器の操作方法は、メールやi−mode(登録商標)対応のインターネットを使うために、所謂パソコンに極めて近い機能が開発されて取り込まれている。具体的には、個々のボタンスイッチをマルチファンクション化することにより、パソコンのキーボードと同じ様なデータ入力機能を実現させ、数値以外の各種の文字情報の入力やポインテイング処理ができるようになっている。これに対し、最近のテレビコマーシャルに出てくるツーカーセルラー社の「説明書がいらないくらいカンタンな通話専用ケータイ ツーカーS」という商品では、正に若者が愛用している最近の携帯電話器の複雑な操作機構を全て止めて、昔ながらの単純な電話器としての機能だけに限定することで携帯電話器であっても簡単操作を実現させ、熟年層への浸透を図っているといえる。この、『単純化すること、昔ながらのアナログ的な感覚を取り戻してやること』がユニバーサルデザインが唱えている基本事項、即ち『誰もが直感的に使える、使い勝手の良いコンセプト』に繋がっている。
更に、パソコンの操作方法を別の角度から見ると、自由度が非常に多く、何でも出来る代わりに、全て自分で判断して操作をすることが利用に関する原則となっている。
例えば、インターネット上での特定の情報を検索処理した場合について考えて見る。
検索サイトを利用して適切なキーワードを入力することで世界中のサイトに置かれている関連情報を探してくることが可能だが、必ずしも目的とするものだけが得られるわけではなく、検索結果として得られた項目としては、通常余り関係のない塵的な情報も沢山含まれてくる。換言すれば、余計なものが沢山含まれている検索結果を当然のように出力し、その中から「自分の判断で本当に必要な情報を選びなさい」というシステムであるともいえる。
例えば、インターネット上での特定の情報を検索処理した場合について考えて見る。
検索サイトを利用して適切なキーワードを入力することで世界中のサイトに置かれている関連情報を探してくることが可能だが、必ずしも目的とするものだけが得られるわけではなく、検索結果として得られた項目としては、通常余り関係のない塵的な情報も沢山含まれてくる。換言すれば、余計なものが沢山含まれている検索結果を当然のように出力し、その中から「自分の判断で本当に必要な情報を選びなさい」というシステムであるともいえる。
それに対して、最も親切で簡便な方法、それは日常の生活環境の中で知らず知らずに使っている方法で使用できる装置・システムの提供である。別の言い方をすれば、難しい仕事は誰かにやってもらう、代理人やエージェントと呼ばれている専門家に依頼する、途中の結果はいざ知らず最終結果だけを見せてもらうことにより「やりたいことが実現できる」ことが当てはまるのではないかと思う。
つまり、インテリジェンシーをリモコン装置ではなく別のところ(例えば、システム内のサーバ)にあらかじめ持たせておき、そこでシステムとして取捨選択しておいた情報のみを対象とし、利用者はこれらの情報のタイトル項目に対して付せられている単純な項目番号のみを指定することで、対象とする情報の内容を見られるように図っていくシステムを構築していくことである。
このためには、テレビ用のリモコン、即ち単純極まりない数値コードのみを指定できるコントローラ側に多くを期待するのではなく、単純なものは単純なままとして使い、そのコントローラからの指示情報を受け取る側、所謂、受け口側となるIPテレビの方で多くのインテリジェンシーを発揮してもらうという実現方法である。
このためには、テレビ用のリモコン、即ち単純極まりない数値コードのみを指定できるコントローラ側に多くを期待するのではなく、単純なものは単純なままとして使い、そのコントローラからの指示情報を受け取る側、所謂、受け口側となるIPテレビの方で多くのインテリジェンシーを発揮してもらうという実現方法である。
更に、テレビを例にとって補足説明をすると、テレビの場合に於いても視聴者は単にチャネル番号を選択するだけであり、選択されたチャネルで放送中の番組内容の作成、番組内容に沿った各種情報の事前収集、番組内容の作成、編集等々の各種のインテリジェンシーの作業はテレビ局側で全て行われており、視聴者はその結果である放送内容を一方的に見ているといえる。
本発明がターゲットとするマーケットは既に述べたように、政府が掲げている高度ICT化社会の早期実現というデジタル化の流れに取り残されつつある利用者層すなわち、パソコンの操作に不慣れな、例えば、中高齢者等の潜在的な利用者層を積極的に取り込めるデジタル情報機器の分野である。
これに対して、企業におけるICT化投資の主たる目的は一層の業務効率、作業効率の向上をもたらすための新しい合理化施策、高度に省力化された新しい業務形態の実現が中心となっているが、中高齢者等を始めとするパソコンの操作に不慣れな利用者層に積極的にインターネット経由での情報提供システムを利用してもらうためのICTソリューションを開発・提供していくという基本的なビジネスの考え方は、企業におけるICT化投資が狙う趣旨とは異なる利用環境であり、具体的には社会生活をより豊かにするための新しい利用概念に基づく付加価値情報提供サービスの実現にある。
即ち、中高齢者等を始めとするパソコンの操作に不慣れな利用者層にインターネットを積極的に利用して貰うという命題の解決には、本当に欲しい情報を提供できるのか、何が本当に必要とされる欲しい情報で誰が所有しているのか、利用者は誰で、どこで、どうやってこれらの欲しい情報へのアクセスをするのか、誰が欲しい情報へアクセスするための設備投資的な経費や、欲しい情報の収集、公開、運用に関する運転経費を負担するのか等々という解決策が見えてこなければならない。
具体的には、このときの付加価値情報提供サービスの根底には『安心』、『快適』、『健康』といった生活に密着した各種の生活情報提供サービスへの需要が特に重要である。一例を挙げると、以下のとおりである。
(1)医療機関における患者さんに対する個人情報の開示(インフォームドコンセント)⇒病院での医療事故等が社会問題化してきたことがきっかけとなり、医療に関する個人情報の開示と特に今後の高齢化社会生活においてより『安心』で『快適』な、老後の生活、『健康』管理、各種介護支援等々に関する各種情報提供方法とその実現手段が同じく重要課題として取り上げられて来ている。
(2)食材の『安心』に関する情報の提供⇒これは狂牛病や鳥インフルエンザ等の発生によって巻き起こった食材の『安心』に関する情報の提供や食材における不正、不当な表示が社会問題化したことから、食材と『健康』管理、およびこれらに関する的確な各種の情報の提供方法とその実現手段が重要課題として取り上げられて来ている。
(3)自治体を始めとする各種の公的機関が中心になって、特に災害発生時等における、一般市民からの様々な『安心』に関する情報提供要求に対する対応方法並びに実現手段同じく重要課題として取り上げられて来ている。
(1)医療機関における患者さんに対する個人情報の開示(インフォームドコンセント)⇒病院での医療事故等が社会問題化してきたことがきっかけとなり、医療に関する個人情報の開示と特に今後の高齢化社会生活においてより『安心』で『快適』な、老後の生活、『健康』管理、各種介護支援等々に関する各種情報提供方法とその実現手段が同じく重要課題として取り上げられて来ている。
(2)食材の『安心』に関する情報の提供⇒これは狂牛病や鳥インフルエンザ等の発生によって巻き起こった食材の『安心』に関する情報の提供や食材における不正、不当な表示が社会問題化したことから、食材と『健康』管理、およびこれらに関する的確な各種の情報の提供方法とその実現手段が重要課題として取り上げられて来ている。
(3)自治体を始めとする各種の公的機関が中心になって、特に災害発生時等における、一般市民からの様々な『安心』に関する情報提供要求に対する対応方法並びに実現手段同じく重要課題として取り上げられて来ている。
更に特記すべき事項は、これらの重要なキーワードである『安心』『快適』および『健康』に関する付加価値情報提供サービスの要求元は若年層から発生しているのではなく、所謂中高年の年齢層が中心となって沸き起こってきていること、且つ、この年代層はパソコン等のデジタル機器の操作はあまり得意ではない世代層すなわち、紛れもなくデジタルデバイトとして扱われてきた世代層が中心となっていることが大きな特長点としてあげることができる。
本発明の具体的実施例として図4に病院内で使われるベッドサイドに設備される簡単操作IPテレビを用いた入院患者用情報開示サービスシステムの構成を示す。入院患者用情報開示サービスシステムでは、利用者である入院患者はパソコンの操作には慣れていない、中高年齢の方が大多数を占めることも大きな特徴になっている。この入院患者の年齢分布の特徴である中高齢者が大多数を占めるという事象は、入院患者用情報開示サービスシステムにおける具体的な操作方法が簡単であることが必須条件となる。具体的な使い方の例としては、家庭用の電話機のプッシュボタン操作と同じ感覚で、患者が見たい項目の番号を、リモコンを使って入力することで、指定した項目に関する詳細な情報の閲覧が出来る方式の実現である。即ち、『誰にでも簡単で、直感的に操作をすることが出来るユーザインターフェイス技術を適用したICTソリューションシステム』の実現である。
付加的な特徴事項としては、以下のとおりである。
(1)OS等のカスタマイゼーション効果により、機器並びにシステム運用管理業者や病院関係者にとって、患者が使用するハードウエア機の保守工数が不要になること
(2)入院患者へ開示する公開情報(入院患者向けのホーム頁コンテンツ)の作成作業を始めとする各種のシステム運用管理操作は従来どおり、パソコンを使用して容易に行えること
(3)患者が使用する情報端末機器はパソコンより安価で、地球環境に優しい省電力、小型軽量でファン等の回転騒音が一切でない静音設計の機器であること
(1)OS等のカスタマイゼーション効果により、機器並びにシステム運用管理業者や病院関係者にとって、患者が使用するハードウエア機の保守工数が不要になること
(2)入院患者へ開示する公開情報(入院患者向けのホーム頁コンテンツ)の作成作業を始めとする各種のシステム運用管理操作は従来どおり、パソコンを使用して容易に行えること
(3)患者が使用する情報端末機器はパソコンより安価で、地球環境に優しい省電力、小型軽量でファン等の回転騒音が一切でない静音設計の機器であること
本発明の具体的実施例の入院患者用情報開示サービスシステムのベッドサイドに設備される簡単操作IPテレビのリモコン操作の機能構成図を図5に示す。パソコン30は、データ受光部31、出力信号生成部32、LANインターフェイス部、演算制御部35、記憶制御部36を備える。データ受光部31は、TV/PC共用リモコン40から送信された信号を受信し、これを演算制御部35に送信する。出力信号生成部32は、映像信号をテレビあるいはチューナ付のモニタ機器20に、映像信号伝送ケーブル33を通して出力する。記憶制御部36は、TV/PC共用リモコンから送信される信号とこの信号に対応するアスキーコード等のキーコードとを記載した対応表を記憶する。演算制御部35は、データ受光部31、出力信号生成部33、記憶制御部36、LANインターフェイス部37を制御する。
TV/PC共用リモコン40の一例を図28に示す。TV/PC共用リモコン40は、テレビあるいはチューナ付のモニタ機器用の専用の操作信号を送信する主制御部43、チャネルの増減操作部45、音量の増減操作部46を備える。チャネル番号あるいは項目選択番号を指定する数値キー部44b−1はTV/PCの共用のキー部であり、PC専用の操作部は48に示した電話機や電卓等で使用されている一般的でわかりやすい特殊記号キー部を用いて操作指示を行う。TV/PC共用リモコン40の操作では先ず操作対象の危機の指定を行う。この操作は、操作対象機器を指定するTVキーとPCキーのいずれかのキーを選択することで操作対象機器の切り替えを行う。尚、この操作対象機器の切り替えは、従来例であるオーディオ・ビジュアル機器用のリモコンで使用しているスライド方式の切り替えスイッチを備え、これをスライドさせることで切り替えを行うこともできる。TV/PC共用リモコン40は、数値キー44b−1や操作指示キー48b等が押下されると、選択されていた操作対象機器用のキーに対応する信号を送信する。
図6は、本実施例の情報閲覧システムの構成を示すブロック図である。このような病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステムを構成する簡単操作IPテレビは図6に示すような構成を備えている。
この情報閲覧システムは、パソコン30、システム運用管理サーバ3、TVあるいはチューナ付きのモニタ機器20、TV/PC共用リモコン40を備える。システム運用管理サーバ3は、各種情報データを記憶しており、パソコン30とLAN4を通して接続されている。さらに、LANはゲートウエイ/ルータ5を介して公衆網であるインターネット網7に接続され、各種のホームページ情報を提供するサイト8に接続される。
パソコン30は、データ受光部31、LANインターフェイス部37、出力信号生成部32、記憶制御部36、演算制御部35を有する。データ受光部31は、PC用リモコン120から送信された制御信号を受信し、演算制御部35に送信する。LANインターフェイス37は、システム運用管理サーバ3と信号の送受信を行うためのインターフェイスである。出力信号生成部32は、映像データを映像信号に変換し、映像信号伝送ケーブル33を通して、TVあるいはチューナ付きのモニタ機器20に出力する。記憶制御部36は、システム運用管理サーバ3から送信された情報を記憶する。演算制御部35は、データ受光部31、LANインターフェイス部37、出力信号生成部32、記憶制御部36を制御する。
TVあるいはチューナ付きのモニタ機器20は、TV/PC共用リモコン40の操作対象機器の指定に応じて、画面に表示する映像信号を切り替える。具体的には操作対象機器としてTVキーが選択されているときは画面にはTVあるいはチューナ付きのモニタ機器20が内蔵するTVチューナからの映像出力が表示され、他方PCキーが選択されているときは、パソコン30の出力信号生成部32の出力した映像信号を映像として画面に表示する。
図7は本実施例の情報閲覧システムのTVあるいはチューナ付きのモニタ機器20とパソコン30の構成の一例を示す。簡単操作のIPテレビ用のパソコンエンジンには現状のパソコン機器よりも安価、省電力、超小型・軽量、保守不要の高信頼化設計製品である市販品のインテリジェントコントローラ(例えば、DTリサーチ社製のDT166)が利用でき、このパソコン30の寸法はきわめて小さく、かつ軽量であるためTVあるいはチューナ付きのモニタ機器20の背面部に標準機構としてつけられている所謂取手等のアーム部材取り付け部(これはVESA基準の規格として寸法が定められている)を用いて当該パソコン30を容易に取り付けることができる。同図に示した機器取り付け方法は、特に病院入院病棟の相部屋のようなスペースが狭い場所に設置するのに好都合な機器構成である。
図8は病院内で使われるベッドサイドに設備される簡単操作IPテレビを用いた入院患者用情報開示サービスシステムにおいて、PCキーが選択されたときの表示画面の先頭ページの一例を示す。同図に示したように、具体的な使い方は、家庭用の電話機のプッシュボタン操作と同じ感覚で、患者さんが見たい項目の番号を、TV/PC共用リモコンの数値キーを使って入力することのみで、指定した項目に関する詳細な情報の閲覧が出来る。即ち、『誰にでも簡単で、直感的に操作をすることが出来るユーザインターフェイス技術を適用したICTソリューションシステム』の実現である。
図9は、図8に示した先頭ページのメニュー画面で項目1の『病院のご紹介』を選択したときの表示画面の例を示す。図9に示した病院のご紹介の画面では、更に細分化されたタイトル項目を図8と同じスタイルで表示をする。患者がこの画面に表示されている項目タイトルの中から見たい項目の番号を、TV/PC共用リモコンの数値キーを使って再度入力を行うことで、パソコンは次に指定されたタイトル項目に関する内容の表示へと移行していく。
図10は、図9に示した先頭ページのメニュー画面で項目1の『基本理念』を選択したときの表示画面の例を示す。このようにして、患者は単純に画面に表示されている項目に割り振られている項目番号を所謂テレビのチャネル番号入力と同じ方法で指定するだけで所望のコンテンツ内容を閲覧することができる。以上のべた、図9、図10のコンテンツは本システムにおける病院設置のシステム運用管理サーバ3が管理している病院のホーム頁コンテンツの表示であり、所謂イントラネットと呼ばれているローカルな情報の表示に関する。一方、公衆網であるインターネット網を介した一般サイトのホーム頁情報の閲覧も同じ方法で見ることができる。具体的には、図10の画面表示状態で、画面の右上に表示されている操作ボタンとして、『* トップに行く』および『# 前に戻る』が表示されている。ここで、患者が『* トップに行く』という画面操作に対応する『*キー』をTV/PC共用リモコンの特殊記号キー48bから選んで操作をすると、画面は図8に示した先頭ページの表示へ移行する。
図11は、前述した図8に示した先頭ページの表示画面で項目番号9のインターネットが選択されたときの画面である。この頁では図8から10と同様の表示形式で、本情報閲覧システムで閲覧可能としている一般のホーム頁サイトのメニュー一覧である。患者はこのメニュー画面の項目から、同様に見たい項目の番号を、TV/PC共用リモコンの数値キーを使って入力することのみで、指定した項目に関する詳細な情報の閲覧が出来る。
図12は前述の図11のメニュー画面で項目番号1のニュースを選んだときの表示画面の例を示す。このようにして、患者は単純に画面に表示されている項目に割り振られている項目番号を所謂テレビのチャネル番号入力と同じ方法で指定するだけで所望のコンテンツ内容を閲覧することができる。
図13は、同様にして前述の図12の画面でもってタイトル項目1のAA新聞を選択したときの、コンテンツ画面の表示例を示す。
次に、図8において患者さんの個人情報の閲覧である項目6の『あなたの情報』が選択された場合のセキュリティ管理方法を説明する。病院において通院患者或いは入院患者が本情報開示サービスシステムを使用して個人情報を閲覧するような場合、情報によっては特定個人以外には閲覧させたくないものがある。病院においては、特に、患者の病名や症状等の個人情報は極めて秘密性の高いものであり、他人には知られたくないものである。本発明では、病室においてベッドの近傍に設置された簡単IPテレビに搭載されたパソコンを特定する端末IDとそのベッドの患者を特定する個人IDとを用いて認証を行うことで、特別なパスワードの入力なしに、本人認証を行う病院内の情報サービスシステムを特徴としている。このような情報の閲覧の管理方法である、本発明の情報端末ID及び入院患者IDの管理テーブルの詳細を図14において説明する。
本システムにおける病院設置のシステム運用管理サーバ3は上記したセキュリティ管理用のデータとして、入院病室のベッドサイドに設置された情報端末機のIDおよび、これを使用する入院患者さんのIDを管理する。本管理テーブルの構成の1例を図4に示す。
この例に示したように患者さんが使用できる情報端末機は本人に割り当てられたベッドサイド設置の機器のみとなっている。したがって本発明では患者さんがTV/PC共用リモコンの数値キーを使って患者個人に割り当てられた例えば、4桁程度の入院患者IDを入力してもらう。
本システムにおける病院設置のシステム運用管理サーバ3は上記したセキュリティ管理用のデータとして、入院病室のベッドサイドに設置された情報端末機のIDおよび、これを使用する入院患者さんのIDを管理する。本管理テーブルの構成の1例を図4に示す。
この例に示したように患者さんが使用できる情報端末機は本人に割り当てられたベッドサイド設置の機器のみとなっている。したがって本発明では患者さんがTV/PC共用リモコンの数値キーを使って患者個人に割り当てられた例えば、4桁程度の入院患者IDを入力してもらう。
次にシステム運用管理サーバ3が具体的な確認/認証作業で参照する2種類のIDコードについて説明する。図15は、パソコン30を特定する端末IDとこのパソコン30が近傍に設置されたベッドの患者を特定する個人IDと対応を示す対応表の説明図である。左側の列(入力)は、パソコン1を特定する端末IDを示し、右側の列(出力)は、このパソコン1が近傍に設置されたベッドの患者を特定する個人IDを示す。図8において患者さんの個人情報の閲覧である項目6の『あなたの情報』が選択された場合、本システムは患者さんに対し、TV/PC共用リモコンの数値キーを使って患者個人に割り当てられた例えば、4桁の入院患者ID入力情報101の入力を要求する。この入院患者ID入力情報101が入力されると、パソコン30は本入院患者ID入力情報101と使用中の情報端末機の持つ固有の情報端末機ID102をシステム運用管理サーバ3へ送信する。サーバ側ではパソコン30から送信されてきた、各IDデータをもとにあらかじめ記憶しておいた図14に示した登録データを用いてIDコード情報の一致確認/認証を行う。この対応表は、サーバ2に記憶されている。
図16はこのセキュリティ管理の仕組みにおける具体的な操作の流れ、情報端末機の画面に表示される項目内容の一例を示す。
図17及び図18は、本実施例において、テンキーのような簡略化された入力機器を使用した操作によって、階層化されたページを順次移動し、種々の情報を閲覧する流れを示す図である。初めに、トップページが表示され、この状態で図32に示したPC用リモコン120の「2」のキーを押下すると、ページ2に進む。ページ2において、「1」のキーを押下すると、ページ2−1に進み、「交通のご案内」に関する情報を閲覧することができる。
トップページが表示された状態で図32に示したPC用リモコン120の「1」のキーを押下すると、ページ1に進む。ページ1以降は、個人情報を含むページであるため、ここで個人IDの入力を求められる。ページ1において、そのパソコンが近傍に設置されたベッドの患者の個人IDが入力されると、ページ1−1に進み、以降、個人情報を閲覧することができる。一方、ページ1において、そのパソコンが近傍に設置されたベッドの患者の個人IDとは異なる値が入力されると、ページ1−2に進み、エラーが表示される。
図19は、本実施例の情報閲覧システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。トップページが表示された時点で、このフローチャートは開始される。
ステップS110では、ページを移動させる指示、即ち、図6に示したPC用リモコン120のキーが押下されたかを演算制御部35が判断し、押下された場合はステップS120に進み、そうでない場合はステップS110に進む。
ステップS120では、演算制御部35がシステム運用管理サーバ3に対して移動先のページのデータの送信を要求するメッセージを送信し、システム運用管理サーバ3はこのメッセージを受信すると、移動先のページが個人情報を含んでいるか否かを判断し、含んでいる場合はステップS130に進み、そうでない場合はステップS140に進む。
ステップS140では、システム運用管理サーバ3は移動先のページのデータをLANインターフェイス部37に対して送信し、LANインターフェイス部37は受信したデータを記憶制御部36に記憶し、出力信号生成部32はこのデータを映像信号に変換して出力し、テレビあるいはチューナ付のモニタ機器20は移動先のページを表示し、ステップS110に進む。
ステップS130では、パソコン30は、個人IDの入力を促す表示を行い、個人IDを入力させ、ステップS150に進む。
ステップS150では、パソコン30は、自身の端末IDとステップS130で入力された個人IDをシステム運用管理サーバ3に送信し、ステップS160に進む。
ステップS160では、システム運用管理サーバ3は、受信した個人IDが、受信した端末IDに対応するものであるかを対応表によって確認し、ステップS170に進む。
ステップS170では、ステップS160の確認の結果、個人IDが正しい場合はステップS180に進み、そうでない場合はステップS190に進む。
ステップS180では、システム運用管理サーバ3は移動先のページのデータをLANインターフェイス部37に対して送信し、LANインターフェイス部37は受信したデータを記憶制御部36に記憶し、出力信号生成部32はこのデータを映像信号に変換して出力し、テレビあるいはチューナ付のモニタ機器20は移動先のページを表示し、ステップS110に進む。
ステップS190では、システム運用管理サーバ3はパソコン30に対してエラーメッセージを送信し、パソコン30はエラーを表示し、ステップS130に進む。
以上述べたように、本発明によれば、病室においてベッドの近傍に設置されたパソコンを特定する端末IDとそのベッドの患者を特定する個人IDとを用いて認証を行うことで、パスワードの入力なしに、認証を行う情報閲覧システムを提供することができる。また、病院等の機関内の各パソコンに対しては、端末IDを一意に割り当てることが極めて容易に可能である。
図20(A)は、TV/PC共用リモコン40から送信される信号とこの信号の指定する文字に対応するアスキーコード等のキーコードとを記載した対応表の説明図である。左側の列(入力)は、オーディオ・ビジュアル機器用へ送信される信号を示し、右側の列(出力)は、パソコンへの送信信号であり、押下されたキーに対応する信号コードであり、パソコン30の内部処理により例えばアスキーコード等のキーコード等へ変換される。この時のコード変換処理に使用するキーコード対応表は、記憶制御部36に記憶されている。演算制御部35は、データ受光部31からの信号を受信すると、この対応表に従ってアスキーコード等のキーコードに変換し、この信号を識別する。
以上述べたように、本発明によれば、記憶部に記憶された対応表に基づいて、オーディオ・ビジュアル機器用リモコンから送信される信号をアスキーコード等のキーコードに変換する機能を制御部に備え、制御部はこの信号を識別することができるため、オーディオ・ビジュアル機器用リモコンを用いて操作することが可能なパソコンを提供することができる。
図20(B)は、デバイスの区分を識別するための他の実現方法の例を示す。同図に示したように、送信信号のデータ構造を必ず二つの部分から構成されるようにし、ひとつを例えばテレビ機器を指定しているのかあるいはパソコンを指定しているのかを区別するデバイス識別符号と押下されたキーに対応するキー符号を一組として送信をする方法である。
図20(C)は、デバイスの区分を識別するための他の実現方法の例を示す。本方式ではテレビ機器を指定しているのかあるいはパソコンを指定しているのかを区別するデバイス識別をデータ送信するときに使用する変調信号の周波数をあらかじめ2種類を備えておき、例えばデバイスとしてテレビ機器が選択されたときは変調信号の周波数をAHzに設定して信号の送信を行い、他方パソコンが対象デバイスとして指定されたときは変調信号の周波数をBHzに変更して信号の送信を行う識別方式である。
図21はパソコン30側におけるTV/PC共用リモコン40から送信されてくる信号の識別に関する動作を説明する図である。パソコンでは一般に数多くの入力機器例えば、リモコン方式のキーボード、マウス、テンキーパッド等々多くの入力デバイスが販売され、使用されている。このため、本システムにおいてはTV/PC共用リモコン40から送信されてくるリモコン信号は所謂ノイズ源となる。
したがって、本パソコン30はリモコン用の受光部31を介して受信する信号がどこから発せられたかを識別するための入力デバイス識別部38を備え、入力デバイスの特定を行う。
したがって、本パソコン30はリモコン用の受光部31を介して受信する信号がどこから発せられたかを識別するための入力デバイス識別部38を備え、入力デバイスの特定を行う。
図22はTV/PC共用リモコン40で操作対象機器が例えば、TVキー、あるいはPCキーにより選択操作されたときの、映像ならびに音声信号切替機構の例を示す。
同図において、124はテレビ20における画面表示出力部と音声出力部、120は映像ならびに音声信号切替操作部を示す。また122はテレビ内蔵のチューナ部、121は受信信号の識別部である。TV/PC共用リモコン40から送信された信号が121でテレビ機器選択信号が送信されたことが認識されると、映像ならびに音声信号切替操作部はテレビ内蔵のチューナ部122から出力される映像ならびに音声信号を選択して、テレビ20における画面表示出力部と音声出力部124に出力をし、選択されているチャネルの番組を視聴できる。この状態でTV/PC共用リモコン40でPCキーが選択されると、パソコン30の映像ならびに音声信号である33が選択されて、テレビ20にはパソコンの画像が表示される。
同図において、124はテレビ20における画面表示出力部と音声出力部、120は映像ならびに音声信号切替操作部を示す。また122はテレビ内蔵のチューナ部、121は受信信号の識別部である。TV/PC共用リモコン40から送信された信号が121でテレビ機器選択信号が送信されたことが認識されると、映像ならびに音声信号切替操作部はテレビ内蔵のチューナ部122から出力される映像ならびに音声信号を選択して、テレビ20における画面表示出力部と音声出力部124に出力をし、選択されているチャネルの番組を視聴できる。この状態でTV/PC共用リモコン40でPCキーが選択されると、パソコン30の映像ならびに音声信号である33が選択されて、テレビ20にはパソコンの画像が表示される。
図23はパソコンが内蔵のチューナを備え、表示装置がテレビではなくモニタ機器20Aが使用された場合の映像ならびに音声信号切替機構を示す。この場合には、モニタ機器20Aにはチューナ機能がないため、TV/PC共用リモコン40からの信号はすべてパソコン側で受けることになり、テレビの映像ならびに音声信号とパソコンの映像ならびに音声信号の切り替え操作はパソコン30側で行うことになる。
図24はTV/PC共用リモコン40により複雑な機能を持たせた例である。
具体的は、パソコンにおけるマウス等による座標ポインテイング操作用のPC専用キー群47aとキーボードにおけるファンクションキー(登録商標)に相当するキー群44a−4を付加し、さらに数値キーによる選択対象の項目数を約2倍の22種まで増大させたものである。このTV/PC共用リモコン40の数値キーの1から12はデバイス選択キーであるTVキーが選択されているときはチャネル1から12の選択操作を意味し、PCキーが選択されているときは項目選択動作用として使用される。また44a−2の13キー〜22キーは単一キーの操作で22種類の項目が単一キー操作で選択できるようにするためのキーである。
具体的は、パソコンにおけるマウス等による座標ポインテイング操作用のPC専用キー群47aとキーボードにおけるファンクションキー(登録商標)に相当するキー群44a−4を付加し、さらに数値キーによる選択対象の項目数を約2倍の22種まで増大させたものである。このTV/PC共用リモコン40の数値キーの1から12はデバイス選択キーであるTVキーが選択されているときはチャネル1から12の選択操作を意味し、PCキーが選択されているときは項目選択動作用として使用される。また44a−2の13キー〜22キーは単一キーの操作で22種類の項目が単一キー操作で選択できるようにするためのキーである。
このキー配列の効果は例えば、20種程度の項目数であれば一度に画面に表示できること、二桁の項目番号の選択操作を0から9の数値キーの組み合わせで操作するのではなく、単一キーの操作で実現できるほうが操作性の向上効果がおおきいという理由に基づく。なお、44a−2のメニューキーと案内キーはローカルなホーム頁すなわちイントラネット接続であるシステム運用管理サーバのホーム頁を選択するためのキーとして定義する。これにより、システム内部ホーム頁を閲覧するのか公衆網上の一般サイトのホーム頁をアクセスに行くのかの区別が明白になるため、より高いシステムの使い勝手の向上を実現することができる。更に、ファンクションキー(登録商標)に相当するキー群44a−4は本システムの都合で自由に設定できる特別のファンクションの定義用として、所謂リザーブしておくキーセットに相当する。
図24に示すリモコン装置は、複数の機能から構成されたキーの集合から構成されており、
(1)第1に機能キー群からなる主操作制御キー(3種類のキーSW)があり、TV本体の電源ON/OFF制御(所謂スタンバイ制御)は電源キーSWの操作で行う。また、TV及びIPキーSWは現在視聴しているチャンネルをTVからIPへ、あるいはIPからTVへ切り替える(画面に表示する入力信号の切り替え)ための入力信号の切り替え操作を行う。切り替江操作によって、画面に表示される各チャンネル番号は直前の該当チャンネルとなる。
(2)第2に機能キー群からなるTVチャンネルの選択キー(24種類のキーSW)があり、TVチャンネル選択機能は「1〜12」の12種のボタン選択により行う。「1〜12」各ボタンSWは、地上波放送局のTV番組の1チャンネルから12チャンネル或いはUHF放送の割り当てキーに対応する。この1〜12チャネルの中に空きチャンネル(未使用、あるいは未割当)が含まれることもある。この操作によりTVチャネルが選択されると、モニタには当該チャネルのTV番組が放映される。IPコンテンツ選択機能は「13〜24」の12種のボタン選択により決まる。「13〜24」各ボタンSWで割り付けておくURLは、初期設定により定義をしておく。このSWの押下操作により当該URLが選択されると、モニタには当該IPのコンテンツが表示されることを指す。尚、SW#23及びSW#24は特別な機能を割り当てることが可能であり、図示のものにおいては、SW#23はメニュー項目選択キーとして定義し、SW#24は案内項目選択キーとして定義している。
(3)第3にオプション項目の選択キー(4種類のキーSW)があり、『有料』は有料チャネル選択、『メール』はインターネットメール、『食事』、及び『売店』は病院内の食堂設備、売店設備のホームページ表示する選択操作キーとして定義している。
(4)第4にチャネル及び音量の増減制御キー(4種類のキーSW)があり、現在視聴しているチャネル(ボタンSW1〜12で割り当てられているTVのチャネルおよび、13〜24に割り当てられているIPのホームページ内容)番号のアップ、ダウン制御は『CH+』、あるいは『CH−』キーの押下操作により増、減の操作をすることができる。また、音量の増及び減制御(TV本体の音量の制御)はSWキー『音↑』、及び『音↓』で行う。
(5)第5にIP操作に関するマウス操作をエミュレートする制御キー(10種類のキーSW)があり、マウスカーソルの移動並びに移動方向の指定(上、下、左、右の四方向対応の4種のキー『↑』、『↓』、『←』、『→』でマウスの移動並びに移動方向を指定、マウス操作での項目選択決定操作用の(マウスの左ボタンのクリック操作に対応)『決定』キー及び、上下方向の画面エレベータカーソルキーに対応する2種のキー『移動上』、『移動下』を装備し、IPコンテンツ表示状態に於けるマウス/カーソル操作のエミュレートを可能にしている。また、ブラウザの操作に関するショートカットキー『戻る』、『進む』、『閉じる』の制御を行う。
(1)第1に機能キー群からなる主操作制御キー(3種類のキーSW)があり、TV本体の電源ON/OFF制御(所謂スタンバイ制御)は電源キーSWの操作で行う。また、TV及びIPキーSWは現在視聴しているチャンネルをTVからIPへ、あるいはIPからTVへ切り替える(画面に表示する入力信号の切り替え)ための入力信号の切り替え操作を行う。切り替江操作によって、画面に表示される各チャンネル番号は直前の該当チャンネルとなる。
(2)第2に機能キー群からなるTVチャンネルの選択キー(24種類のキーSW)があり、TVチャンネル選択機能は「1〜12」の12種のボタン選択により行う。「1〜12」各ボタンSWは、地上波放送局のTV番組の1チャンネルから12チャンネル或いはUHF放送の割り当てキーに対応する。この1〜12チャネルの中に空きチャンネル(未使用、あるいは未割当)が含まれることもある。この操作によりTVチャネルが選択されると、モニタには当該チャネルのTV番組が放映される。IPコンテンツ選択機能は「13〜24」の12種のボタン選択により決まる。「13〜24」各ボタンSWで割り付けておくURLは、初期設定により定義をしておく。このSWの押下操作により当該URLが選択されると、モニタには当該IPのコンテンツが表示されることを指す。尚、SW#23及びSW#24は特別な機能を割り当てることが可能であり、図示のものにおいては、SW#23はメニュー項目選択キーとして定義し、SW#24は案内項目選択キーとして定義している。
(3)第3にオプション項目の選択キー(4種類のキーSW)があり、『有料』は有料チャネル選択、『メール』はインターネットメール、『食事』、及び『売店』は病院内の食堂設備、売店設備のホームページ表示する選択操作キーとして定義している。
(4)第4にチャネル及び音量の増減制御キー(4種類のキーSW)があり、現在視聴しているチャネル(ボタンSW1〜12で割り当てられているTVのチャネルおよび、13〜24に割り当てられているIPのホームページ内容)番号のアップ、ダウン制御は『CH+』、あるいは『CH−』キーの押下操作により増、減の操作をすることができる。また、音量の増及び減制御(TV本体の音量の制御)はSWキー『音↑』、及び『音↓』で行う。
(5)第5にIP操作に関するマウス操作をエミュレートする制御キー(10種類のキーSW)があり、マウスカーソルの移動並びに移動方向の指定(上、下、左、右の四方向対応の4種のキー『↑』、『↓』、『←』、『→』でマウスの移動並びに移動方向を指定、マウス操作での項目選択決定操作用の(マウスの左ボタンのクリック操作に対応)『決定』キー及び、上下方向の画面エレベータカーソルキーに対応する2種のキー『移動上』、『移動下』を装備し、IPコンテンツ表示状態に於けるマウス/カーソル操作のエミュレートを可能にしている。また、ブラウザの操作に関するショートカットキー『戻る』、『進む』、『閉じる』の制御を行う。
図25は、図24に示したTV/PC共用リモコン40の操作に関する状態遷移を示したものである。同図に示したように、キーの種別が増加したため、項目選択操作ができるキー群の組み合わせ方で、パソコン機能の動作モードは3種類となる。具体的にはPC専用キーだけで項目の選択操作をするPC動作モード1、数値キーのみで項目の選択操作を行うPC動作モード2、およびPC専用キーと数値キーの両方のキーを使用して項目の選択操作をするPC動作モード3を持つ。
図26は、TV/PC共用リモコン40のキー配列の他の実施例であり数値キーに加えてパソコン専用のキー群47を有する構成をとる。このキー配列は所謂パソコンの操作を習熟している利用者向けの一般サイトのホーム頁の閲覧操作面での利便性の向上を狙ったものである。
図27は、図26から図29に示したTV/PC共用リモコン40のキー配列の他の実施例におけるモコン40の操作に関する状態遷移をしめしたものである。同図に示したように、キーの種別が少なくなるため、操作モードは基本的には二つしか存在せず、利用者にとっては使い勝手が簡素化されたリモコンを実現することができる。
図28は、TV/PC共用リモコン40のキー配列の他の実施例であり数値キーに加えてパソコン専用のキー群48bを有する構成をとる。このパソコン専用のキー群48bのキー配列と名称は電話機等で利用されている記号がベースであるため、所謂パソコンの操作を習熟していない利用者であっても理解しやすい記号表示を持つため、親和性と利便性の向上を狙ったものである。
図29は、TV/PC共用リモコン40のキー配列の他の実施例であり数値キーに加えてパソコン専用のキー群48cを有する構成をとる。このパソコン専用のキー群48cのキー配列と名称は電話機等で利用されている記号と電卓で使用されている四則計算記号を取り入れたものである。このキー配列方式も所謂パソコンの操作を習熟していない利用者であっても理解しやすい記号表示を持つため、親和性と利便性の向上を狙ったものであると同時に、所謂操作キーの数を増やしておくことでより多くの操作手順の選択が単一キーの押下操作で実現できることを図ったものである。
本発明の「TV/IP操作用のリモコン」は、TVのチャンネル選択操作とPCにおけるあらかじめ設定・登録しておいたインターネット上の特定ホームページの閲覧操作を通常のテレビ用リモコンの操作と同じシームレスな感覚の簡単なボタン押下操作のみで何れの操作も行えるユーザインターフェイスを提供する入力デバイスである。本実施例のリモコンでは、入力モードとしてIPが選択されている状態では単一のキー操作入力により複合的なPCへの動作指示、具体的にはPCにおけるショートカット動作に対応するコマンド入力を発行する動作が規定される。通常のキーボードやマウス対応の標準HIDインターフェイスでは、単一のキー操作ではこれらのコマンドの発行を制御するための特殊コードは定義されていないため(汎用のキーボードには特殊コードは定義されていない)、TV/IPドライバー側でこのショートカット動作に対応するコマンドの発行をエミュレートする必要が生じる。このため、TV/IPドライバー側では入力されて来た信号がどのデバイスから発せられたのか、つまり、キーボードなのか、マウスなのかあるいは本実施例のTV/IP共用リモコンから発せられたのかを認識できることが必須条件となる。このデバイス認識機能はリモコン側のコントローラのファームウエアとPC側に搭載するデバイスドライバーの組み合わせで実現していくことができる。
本発明のTV/ホームページ操作制御用のリモコン装置の特徴は、TVのチャンネル選択操作とPCにおけるあらかじめ設定・登録しておいたインターネット上の特定ホームページの閲覧操作を通常のテレビ用リモコンの操作と同じシームレスな感覚の簡単なワンボタン押下操作のみで何れの操作も行えるユーザインターフェイスを提供する入力デバイスである。
本発明のリモコン装置が送信するデータはTV機器に組み込まれているIrDA受光部が解読できる信号フォーマット形式であるが送信データの先頭5ビット分で表現されるシステムアドレスコード値の制御によりTV側へ送っている信号コードなのかPC側へ送信しているコードかの区分を行うことが必要である。TV側へで解読できる信号コードは液晶モニタのリモコンのキーに割り当てられているコード種の一部(チャネル1からチャネル12、CH+(選局増、CH―(選局減)、音量増、音量減、電源、TV(入力切替)、PC(入力切替))とする。
本リモコン装置からの送信データを受けたPC側のUSB−I/F受光部のドライバー(以下、TV/ホームページドライバーと称す)では、入力モードとしてPC、すなわちホームページが選択されている状態では単一のキー操作入力により複合的なPCへの動作指示、具体的にはPCにおけるショートカット動作に対応するコマンド入力を発行する動作等が規定される。
通常のキーボードやマウス対応の標準HIDインターフェイスのUSBドライバでは、単一のキー操作では、例えばショートカット動作対応のコマンドの発行を制御するための特殊キーコードは定義されていないため、(汎用のKBには特殊コードは定義されていない)V/ホームページドライバー側でこのショートカット動作に対応するコマンドの発行をエミュレートする必要が生じる。このため、TV/ホームページドライバー側では入力されて来た信号がどのデバイスから発せられたのか、つまり、KBなのか、マウスなのかあるいは本TV/ホームページ共用リモコンから発せられたのかを認識できることが必須条件となる。このデバイス認識機能はリモコン側のコントローラのファームウエアとPC側に搭載するデバイスドライバーの組み合わせで実現していくことになる。
以上述べたように、図24、図26、図28、図29、図30及び図32は、本発明のリモコン装置の各実施例での構成を示す図である。本発明の実施例では、簡単操作IPテレビの使用者は多くは患者であり、フル・スペックのキーボードではなく、テンキーのような簡略化された入力機器を使用することにしている。なお、図30及び図32は、従来例のリモコン装置であるが本発明に用いることは可能である。
なお、TV/PC共用リモコン40では、スライドスイッチ(操作対象機器切り替えスイッチ111)を使用して、ユーザが操作を行う対象の機器を切り替える方式でも、TV及びPCに対応したボタンキー等を押下することで機器を切り替えるリモコンを使用しても良い。また、TVが選択されている場合はオーディオ・ビジュアル機器用のフォーマットの信号を送信し、PCが選択されている場合はPC用のフォーマットの信号を送信するようなリモコンを採用しても良い。
更に、リモコンの数字の配列は、電話機やテレビのリモコンに見られるような「4」のキーの上が「1」のキー配列でも、パソコンや電卓のように、「4」の上が「7」のキーになっているようなキー配列であっても良い。
本発明の実施例では、オーディオ・ビジュアル機器用リモコンから送信された信号を受信する受光部と、データを記憶する記憶部と、映像を出力する出力部と、前記受光部と前記記憶部と前記出力部とを制御する制御部とを備えたパソコンであって、前記記憶部は、前記オーディオ・ビジュアル機器用リモコンから送信される信号とこの信号の指定する文字に対応するアスキーコード等のキーコードとを記載した対応表を記憶し、前記制御部は、受光部で受信された信号を前記対応表に従ってアスキーコード等のキーコードに変換する機能を有する。これにより、記憶部に記憶された対応表に基づいて、オーディオ・ビジュアル機器用リモコンから送信される信号をアスキーコード等のキーコードに変換する機能を制御部に備えるため、制御部はこの信号を識別することができる。
本発明の情報閲覧システムの実施例では、情報を記憶したサーバと、病室内のベッドの近傍に設置され、入力装置と制御部とLANインターフェイスと信号処理部と記憶部とを有するパソコンと、前記信号処理部の出力する映像信号を映像として表示する表示装置とを備えた情報閲覧システムであって、前記サーバは、前記パソコンを特定する端末ID(例えば、MACアドレス)とこのパソコンが近傍に設置されたベッドの患者を特定する個人IDとの対応を示す対応表を記憶するとともに、前記パソコンからの個人情報を含む情報の送信要求を受信した際、この送信要求を送信したパソコンに対して、端末IDと個人IDの送信を要求し、このパソコンによって送信された端末IDと個人IDの対応が前記対応表と符合する場合に前記個人情報を含む情報をこのパソコンに対して送信する機能を備え、前記パソコンは、前記サーバからの端末IDと個人IDの送信要求を受信した際、このパソコンの端末IDと個人IDとをサーバに送信する機能を備えている。これにより、パスワードの入力なしに、認証を行うことができる。これは、この情報閲覧システムでは、或る患者の個人情報を閲覧する場合、必ずその患者のベッドの近傍に設置されたパソコンでないと閲覧できないため、パスワードを設定しなくとも他者による不正な閲覧を防止することができるからである。また、パスワードの入力なしに、認証を行うことができる。また、病院等の機関内の各パソコンに対しては、端末IDを一意に割り当てることが極めて容易に可能である。これは、MACアドレスが、全ての機器に対して一意に割り当てられている識別子であるからである。
1 情報閲覧システム
3 システム運用管理サーバ
4 構内ネットワーク
5 ゲートウエイ/ルータ
7 インターネット
20 テレビあるいはチューナ付のモニタ機器
21 受光部
23 電源プラグ
24 電源入力端子
30 パソコン
31 データ受光部
32 出力信号生成部
33 映像信号伝送ケーブル
35 演算制御部
36 記憶制御部
37 LANインターフェイス部
40 TV/PC共用リモコン
41 信号送信部
43 信号送信部
110 TV/PC共用リモコン
111 操作対象機器切り替えスイッチ
112 キー
120 PC用リモコン
121 キー
3 システム運用管理サーバ
4 構内ネットワーク
5 ゲートウエイ/ルータ
7 インターネット
20 テレビあるいはチューナ付のモニタ機器
21 受光部
23 電源プラグ
24 電源入力端子
30 パソコン
31 データ受光部
32 出力信号生成部
33 映像信号伝送ケーブル
35 演算制御部
36 記憶制御部
37 LANインターフェイス部
40 TV/PC共用リモコン
41 信号送信部
43 信号送信部
110 TV/PC共用リモコン
111 操作対象機器切り替えスイッチ
112 キー
120 PC用リモコン
121 キー
Claims (3)
- 放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置と、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンとを接続し、該パソコンからの画像情報を前記モニタに表示できるようにしたIPテレビであって、前記テレビ受信装置及び前記パソコンは共通のTV/PC共用リモコン装置によって操作・制御することができるように構成したことを特徴とする簡単操作IPテレビ。
- 病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステムであって、
該情報サービスシステムは、病院等の機関内のネットワークと、該ネットワークに接続された病院等の機関内のサーバと、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンと、放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置とを備えており、
前記テレビ受信装置及び前記パソコンは共通のTV/PC共用リモコン装置によって操作・制御することができるように構成したことを特徴とする病院等の機関内のネットワークに接続された情報サービスシステム。 - 放送番組を選局できるチューナと選局した番組を受信し表示できるモニタとからなるテレビ受信装置と、病院等の機関内のネットワークに接続されたパソコンとを接続し、該パソコンからの画像情報を前記モニタに表示できるようにしたIPテレビを操作・制御するリモコン装置であって、前記テレビ受信装置及び前記パソコンを共通に操作・制御することができるように構成したことを特徴とするリモコン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005332237A JP2007142690A (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 簡単ipテレビ、簡単ipテレビを用いた情報サービスシステム、及びそのリモコン装置 |
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