JP2007140776A - 非接触式カード用保護具 - Google Patents
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Abstract
【課題】カードの脱落防止機能や紛失防止機能に優れ、かつ、身分証のような首掛け式のカードについてもデータ窃取・改竄防止機能に優れている非接触式カード用保護具を提供する。
【手段】保護具は、カードCが収納されたカードホルダー1と、これを覆う外カバー2とを備えており、カードホルダー1又は外カバー2には紐3を取り付けることが可能である。カードホルダー1は電磁波透過性素材からなっており、外カバー2は電磁波を遮断できる。カードホルダー1はスライド操作により、外カバー2から完全に離脱させたり格納したりすることができる。
【選択図】図1
【手段】保護具は、カードCが収納されたカードホルダー1と、これを覆う外カバー2とを備えており、カードホルダー1又は外カバー2には紐3を取り付けることが可能である。カードホルダー1は電磁波透過性素材からなっており、外カバー2は電磁波を遮断できる。カードホルダー1はスライド操作により、外カバー2から完全に離脱させたり格納したりすることができる。
【選択図】図1
Description
本願発明は、例えばICカードのような非接触式カードの保護具に関するものである。
近年、ICカードを始めとした情報担持カードは、キャッシュカード、社員証等の身分証(IDカード)、施設や会社等への入場証、定期券、クレジットカード、組合員証、健康保険証、診察券、メンバーズカード等の様々の分野に使用されている。そして、カード類が広く普及すると共に、記録されているデータの違法な読み取り(窃取:スキミング)や改竄、故意又は事故によるデータ破壊が問題になっている。特に、非接触式カードはデータの交信を瞬時に行えて使用者には便宜である一方、データの読み取りが容易であるため、スキミングの問題は切実である。
そこで、データの保護手段として、電磁波を遮断する素材からなる保護ケースが多数提案されており、かつ、現実に使用されている。その例として例えば特許文献1には、複数枚のカードを収納できる保護ケース及び収容具が開示されている。また、財布や定期入れのような袋物に電磁波遮蔽機能を持たせることも多数提案されている。
特開2004−102473号公報
ところで、従来のカード用保護ケースを初めとした保護手段は、カードの不使用時に電磁波を遮断して窃取等から保護するものであり、使用時には、カードそのものを取り出すようにしている。磁気カードのような接触式カードの場合は使用に際して当然にカード自体を取り出す必要があるが、ICカードのような非接触式カードについても、カード自体をケースや財布等から取り出している。このため、カードを落したり紛失したりしやすいという問題があった。
他方、社員証のような身分証はカードホルダーに収納しており、紐を付けて首に掛けたり、或いは、クリップで胸ポケットに止めたりしており、ICカード化することにより、使用に際して一々カードを取り出す必要を無くしている。しかし、カードは外部からの電磁波に晒されているため、データの窃取や改竄・破壊に対しては全く無防備であるという問題があった。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
本願発明は、ICカード等の非接触式カードはそれ自体を直接に手で持たなくても使用できるという特性に着目して、本願発明を完成させるに至った。
すなわち本願発明は、非接触式カードの保護シールド具に係るものであり、この保護具は、記録された情報がリーダーに接触させることなく読み取られる非接触式カードを脱落不能に保持するカードホルダーと、カードホルダーの全体又は大部分を覆う外カバーとを備えている。
そして、前記カードホルダーは電磁波透過素材からなっている一方、前記外カバーのうち少なくとも非接触式カードを覆う部分は電磁波遮蔽層を備えており
、更に、外カバーとカードホルダーとは、少なくとも非接触式カードを完全に覆った状態と少なくとも非接触式カードを完全に露出させた状態とに切り換えできる状態に保持されており、かつ、前記カードホルダーと外カバーとのうちいずれか一方に、紐類を取り付けているか又は取り付けていない。
、更に、外カバーとカードホルダーとは、少なくとも非接触式カードを完全に覆った状態と少なくとも非接触式カードを完全に露出させた状態とに切り換えできる状態に保持されており、かつ、前記カードホルダーと外カバーとのうちいずれか一方に、紐類を取り付けているか又は取り付けていない。
なお、本願発明の構成のうち、「少なくとも非接触式カードを完全に覆った状態と少なくとも非接触式カードを完全に露出させた状態とに切り換えできる状態に保持されており」には、カードホルダーと外カバーとが分離できない状態に連結されている場合と、紐のような他の物を介して離反できる状態につながっている場合との両方を含んでいる。また、紐類という用語は、一般的な意味での紐に加えて、ゴム紐やコイルスプリングのような伸縮するもの、細かい目のチェーンなど、細長いものを含む総称として使用している。
本願発明によると、非接触式カードはカードホルダーに収容したままでデータをリーダーで読み取ることができるため、カードを落した紛失したりすることを抑制できる。また、不使用時にはカードは電磁波を遮蔽する外カバーで覆われているため、データのスキミングや改竄、或いは、何らかのアクシデントで電磁波を受けることによるデータの破損といったことを確実に防止できる。
更に、本願発明の特徴は非接触式カード自体を直接にシールド材で覆うのではなく、非接触式カードが収容されているカードホルダーを電磁波遮蔽性外カバーで覆うものであり、このため、身分証のようにカードホルダーに収納されているカード類についてもスキミングやデータ改竄、破壊から的確に防止できるのである。特に、カードホルダー又は外カバーに紐を付けると、紐をループ状にして首に掛けたり、クリップを介して胸ポケットに取り付けたりとういことができるため、身分証類に適用することが極めて容易である。
また、カードホルダー又は外カバーに紐類を設けると、紐類を手首に巻いたり、カバン類に取り付けたりということも簡単に行え、このため、ファション性にも優れている。なお、1本の紐類に本願発明の保護具、携帯電話、キー、アクセサリーなどの複数の物品を付けることも可能である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態及びその変形例
図1〜図2では第1実施形態とその変形例を示している。図1のうち(A)は不使用状態での保護具の正面図、(B)は使用可能状態での保護具の図で、図2のうち(A)は図1のA−A視断面図、(B)は図1のB−B視断面図、(C)は図1のC−C視断面図、(D)〜(F)は変形例を(A)と同じ部分を示す図である。
図1〜図2では第1実施形態とその変形例を示している。図1のうち(A)は不使用状態での保護具の正面図、(B)は使用可能状態での保護具の図で、図2のうち(A)は図1のA−A視断面図、(B)は図1のB−B視断面図、(C)は図1のC−C視断面図、(D)〜(F)は変形例を(A)と同じ部分を示す図である。
本実施形態の保護具は首掛け式のものに適用しており、保護具は、ICカード等の非接触式カード(以下、単に「カード」という)Cを収容したカードホルダー1と、カードホルダー1の大部分を覆う外カバー2とを備えており、カードホルダー1の上部にはループ状の紐3を取り付けている。紐3は天然繊維や化繊を素材としている。本実施形態のカードCは身分証を想定しており、顔写真と所定の事項が表示されていると共に、所定のデータが記録されている(言うまでもないが、カードCの外観や表面の表示内容は種類によって様々に変わる)。
図2から理解できるように、カードホルダー1は、裏シート1aと表シート1bとをその周縁部において溶着することで袋状に形成されており(溶着部を図2(C)において符号4で示している)、表シート1bに、カードCを出し入れするための切り込み(又はスリット)5を形成している。このため、カードCは抜き差し可能でかつ脱落することはない。なお、カードCはラミネート加工によってカードホルダー1に抱持しても良い。
カードホルダー1を構成する表裏のシート1a,1bは、例えばポリプロピレンやPET樹脂のような合成樹脂シートからなっており、従って、カードホルダー1は電磁波を透過する。表シート1bはカードCの表示の視認性保持のため透明であるあるが、裏シート1aは透明でも良いし不透明でも良い。なお、表裏シート1a,1bの素材を変えたり、両シート1a,1bは単層でよいし、いずれか一方又は両方を積層構造にしても良い。
本実施形態のカードCは上下に長い形状で、かつ上端縁は上向き凸の円弧状に丸みを帯び、下端縁は下向き凸の円弧状に丸みを帯びており、上端寄り部位に紐3が通る穴6を空けている。
他方、外カバー2は、表裏板2a,2bと左右の側板2cとを有して全体として扁平な中空板状に形成されている。外カバー2における表裏板2a,2cの上部と下部とには、カードホルダー1の上部を露出させる上えぐり部7と下えぐり部8とが形成されており、表裏板2a,2cは上えぐり部7の左右両側の肩部9で一体に連結されている。このため、外カバー2はカードホルダー1の上端縁に載った状態で落下不能に保持される。
他方、カードホルダー1は下えぐり部8の左右両側の部位において下向きに開口しており、このため、図1(B)に示すように外カバー2を上方にスライドさせてカードホルダー1の全体を露出させることができる。上えぐり部7は上向き凹の円弧状に形成されており、このため、紐3の取り付け箇所が露出している。他方、下部えぐり部8は下向き凹の円弧状に形成されており、このため、人がカードホルダー1の下部を手で摘むことが容易ならしめられている(カードホルダー1の下部が下向き凸の円弧状であることも、摘まみ易さを助長している)。
外カバー2の本体部分はABS樹脂やポリカーボネイト、或いはポリプロピレン等樹脂からなっており、表裏板の2a,2bの内面に薄い金属板(或いは金属箔)からなる電磁波遮蔽層10を、熱溶着等の溶着、接着剤を使用した接着、インサート成形による接着等等の適宜手段によって固着している。金属板又は金属箔の素材としては、アルミや鉄、銅などが挙げられる。電磁波遮蔽層10は単一層でも良いし単一素材又は異種素材の複合構造でも良い。外カバー2の本体部は例えば射出成形によって製造されている。
電磁波遮蔽層10は、カードホルダー1を収容した状態でカードCの全体に重なる大きさに設定されている。このため、図1(A)のようにカードホルダー1を外カバー2で覆った状態ではカードCに電磁波が透過することはなく、このため、スキミングやデータの破壊・改竄を確実に防止できる。カードCの使用に際しては、外カバー2をずらしてカードホルダー1を露出させたら良い。
外カバー2をずらしてカードホルダー1を露出させるに際して、紐3が外カバー2の内部を通るが、本実施形態では、紐3はある程度の太さがあるため、紐3のうちカードホルダー1への取り付け部3aが潰れ変形して外カバー2の内部に入り込む。従って、例えば外カバー2を手で上向きに持ち上げた程度ではカードホルダー1がずり下がることはない。つまり、紐3の取り付け部3aが外カバー2に対するストッパーの役割を果たして、カードホルダー1を外カバー2で覆った状態を保持している。
図2(D)〜(F)では外カバー2の構造の変形例を示している。このうち(D)に示す例では、外カバー2の表裏層を、それぞれアルミ板又はアルミ箔等の電磁波遮蔽層10の表裏に樹脂層11をコーティング又はラミネートした構造として、両者を溶着又は接着によって一体化している。他方、(E)に示す例では、電磁波遮蔽層10を溶着又は接着等した樹脂製の表裏板2a,2bを溶着することによって中空板状に形成している。
他方、(F)に示す例では、例えばアルミダイキャストのような成形加工又は板金加工により、外カバー2の全体を金属で中空板状に形成している。この場合、美感の面から、外カバー2の表面には塗装したり樹脂フィルムを貼ったりするのが好ましい。なお、一つの外カバー2に複数枚のカードホルダー1を収納することも可能である。
(2).第2実施形態(図3)
図3では第2実施形態を示している。(A)は正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は変形例で(B)と同じ箇所の図である。この実施形態では、外カバー2は、一方の縦辺と下辺との2つの辺を外向きに開口し、かつ、外カバー2とカードホルダー1とを、外カバー2の上辺部のうち開口縁の近傍部においてピン12で連結している。このため、カードホルダー1はピン12を中心にして回動させることにより、全体として露出させたり外カバー2に収納したりすることができる。
図3では第2実施形態を示している。(A)は正面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は変形例で(B)と同じ箇所の図である。この実施形態では、外カバー2は、一方の縦辺と下辺との2つの辺を外向きに開口し、かつ、外カバー2とカードホルダー1とを、外カバー2の上辺部のうち開口縁の近傍部においてピン12で連結している。このため、カードホルダー1はピン12を中心にして回動させることにより、全体として露出させたり外カバー2に収納したりすることができる。
この実施形態では、紐3は外カバー2に取り付けており、また、外カバー2のうち開口した2つの辺が交差するコーナー部には、カードホルダー1を摘むための切欠き部13を形成している。一つの外カバー2に1枚のカードホルダー1を取り付けることも可能であるか、図3(C)に示すように、一つの外カバー2に複数のカードホルダー1を取り付けることも可能である。
(3).第3実施形態(図4)
図4では第3実施形態を示している。(A)は正面図、(B)は(A)のB−B視断面図段である。この実施形態では、外カバー2に紐3を取り付けた構造において、紐3の取り付け部と反対側をカードホルダー1の引き出し口として開口し、外カバー2の内部に、カードホルダー1を、全体又は大部分部が隠れた状態から大部分を露出させた状態までスライド自在に内装している。
図4では第3実施形態を示している。(A)は正面図、(B)は(A)のB−B視断面図段である。この実施形態では、外カバー2に紐3を取り付けた構造において、紐3の取り付け部と反対側をカードホルダー1の引き出し口として開口し、外カバー2の内部に、カードホルダー1を、全体又は大部分部が隠れた状態から大部分を露出させた状態までスライド自在に内装している。
外カバー2とカードホルダー1とには、カードホルダー1を大部分露出させた状態から抜き外しできないように保持するストッパー(図示せず)を設けており、また、外カバー2の開口縁には、カードホルダー1を引き出しを容易にするための切欠き部13を形成している。更に、外カバー2の適宜部位に、カードホルダー1を表裏両側から弾性的に挟持する押圧部14を形成している。このため、カードホルダー1が簡単に露出することはない。
(4).第4実施形態(図5)
図5では第4実施形態を示している。(A)は正面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。但し、(B)では紐3は省略略している。)。
図5では第4実施形態を示している。(A)は正面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。但し、(B)では紐3は省略略している。)。
この実施形態では、外カバー2を構成する表板2aと裏板2bとその間に挟まれたカードホルダー1とをその上端縁の蝶番部16においてめくり返し可能に連結しており、かつ、三者の上端部に紐3を通している。
つまり、この実施形態は、外カバー2の表裏板2a,2bとカードホルダー1とがノート状に綴じた状態になっており、使用に際しては、外カバー2の表裏板2a,2bを捲ってカードホルダー1を露出させる。例えば人が紐3を首に掛けて外カバー2とカードホルダー1とが吊り下げられると、外カバー2の表裏板2a,2bが自重で閉じ勝手になるため、カードホルダー1が外カバー2で覆われた状態が保持される。
(5).第5実施形態(図6)
図6では第5実施形態を示している。(A)は概略を示す破断正面図、(B)はストッパー手段を示す断面図、(C)は(B)のC−C視断面図である。
図6では第5実施形態を示している。(A)は概略を示す破断正面図、(B)はストッパー手段を示す断面図、(C)は(B)のC−C視断面図である。
この実施形態では、図4の実施形態と同様に、外カバー2は紐3の取り付け部と反対側の部分が開口している(外カバー2の本体部は樹脂製であり、内面に図示しない電磁波遮蔽層10を設けている。)。そして、外カバー2の奥部とカードホルダー1とを引っ張りばねで17で連結することにより、カードホルダー1を収納する方向に引っ張っている。従って、カードCを使用するに際しては、カードCを引っ張りばね17に抗して引き出すことになる。
そして、カードホルダー1を引き出した状態に保持するためのストッパー手段の一例として、外カバー2の側面部に、ピン部18を除いてスリット19で囲われた回動片20を形成している。ピン部18は外カバー2の厚さ方向に延びており、かつ、ピン部18は回動片20の前端と後端との間の中途部に位置している。そして、回動片20のうち外カバー2の開口縁の側に位置した先端部に、カードホルダー1を引き出した状態に保持する爪21を形成している。
爪21は、外カバー2の開口縁に向かって突出高さが高くなるように傾斜しており、このため、カードホルダー1を引き出すと、回動片20が弾性変形してカードホルダー1の後端縁は爪21を乗り越えて、カードホルダー1は引き出した状態に保持される。そして、回動片20の後端部には外向きに突出して突起22を形成しており、人が突起22を指で押すと、回動片20はピン部18を中心にして回動することにより、爪21がカードホルダー1の後端縁から離脱し、カードホルダー1はばね17で引っ張られて外カバー2の内部に引き込まれる。
ストッパー手段は他の構造も採用できる。また、本実施形態とは逆に、カードホルダー1をばねで引き出し方向に押すと共に、プッシュ式又はスライド式のボタンを有するストッパー手段で後退状態に保持し、ボタンをプッシュ又はスライドさせるとカードホルダー1が露出するように構成することも可能である。
(6).第6実施形態(図7)
図7では第6実施形態を示している。(A)は使用態様の一例を示す斜視図、(B)は保護具の正面図、(C)は(B)のC−C視断面図である。この実施形態では、保護具は紐3を備えているが、紐3は、円形のケース23に内蔵したリール(図示せず)に巻かれており、リールは紐3をばねによって巻き戻す方向に弾性的に付勢されている。
図7では第6実施形態を示している。(A)は使用態様の一例を示す斜視図、(B)は保護具の正面図、(C)は(B)のC−C視断面図である。この実施形態では、保護具は紐3を備えているが、紐3は、円形のケース23に内蔵したリール(図示せず)に巻かれており、リールは紐3をばねによって巻き戻す方向に弾性的に付勢されている。
そした、保護具は扁平中空状の外カバー2とその内部に収納されたカードホルダー1とを備えており、カードホルダー1の一端部に紐3を直接に又はクリップ類を介して繋いでいる。従って、カードホルダー1はケース22に内蔵したばねに抗して引き出すことができ、かつ、引き出した状態でカードホルダー1から手を離すと、カードホルダー1は外カバー2の内部に自動的に戻り格納される。
この実施形態では、カードホルダー1を片手で摘んで引っ張るだけでカードCを使用可能な状態で外カバー2の外側に引き出すことができる。従って、例えば定期券や入館証の使用に便宜である。カードホルダー1を片手で掴み易くするため、カードホルダー1の左右側部に、外カバー2の側面から突出した突出部24を形成している。外カバー2の側板2cは突出部24の箇所で切り開かれている。
この実施形態では、カードホルダー1はある程度の剛性を有していることが好ましい。ケース23には、カバンBの取手B1等に取り付けるための係止材(紐やクリップ類)を設けている。紐3の戻りによってカードホルダー1が外カバー2の内部に戻るに際して戻り姿勢がガイドされるのが好ましい。ガイド手段の例としては、外カバー2の開口部に誘い込みの傾斜部を形成したり、紐3を帯状に形成することが考えられる。
(7).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、外カバーやカードホルダーの具体的な形状はデザイン等の要請に応じて自由に設定できる。また、カードホルダー又は外カバーに紐を設けることに代えて、胸ポケットに取り付けるためのクリップを設けるといったことも可能である。外カバーの表面には様々の表示を施したり、布を貼る等の美粧を施すことも可能である。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、外カバーやカードホルダーの具体的な形状はデザイン等の要請に応じて自由に設定できる。また、カードホルダー又は外カバーに紐を設けることに代えて、胸ポケットに取り付けるためのクリップを設けるといったことも可能である。外カバーの表面には様々の表示を施したり、布を貼る等の美粧を施すことも可能である。
C 非接触式カード
1 カードホルダー
2 外カバー
3 紐
10 電磁波遮蔽層
1 カードホルダー
2 外カバー
3 紐
10 電磁波遮蔽層
Claims (1)
- 記録された情報がリーダーに接触させることなく読み取られる非接触式カードを脱落不能に保持するカードホルダーと、カードホルダーの全体又は大部分を覆う外カバーとを備えており、
前記カードホルダーは電磁波透過素材からなっている一方、前記外カバーのうち少なくとも非接触式カードを覆う部分は電磁波遮蔽層を備えており、更に、
外カバーとカードホルダーとは、少なくとも非接触式カードを完全に覆った状態と少なくとも非接触式カードを完全に露出させた状態とに切り換えできる状態に保持されており、
かつ、前記カードホルダーと外カバーとのうちいずれか一方に、紐類を取り付けているか又は取り付けていない、
非接触式カード用保護具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005331855A JP2007140776A (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 非接触式カード用保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005331855A JP2007140776A (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 非接触式カード用保護具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007140776A true JP2007140776A (ja) | 2007-06-07 |
Family
ID=38203566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005331855A Pending JP2007140776A (ja) | 2005-11-16 | 2005-11-16 | 非接触式カード用保護具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007140776A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8550362B2 (en) | 2008-03-31 | 2013-10-08 | The Royal Bank Of Scotland Plc | Processor card arrangement |
-
2005
- 2005-11-16 JP JP2005331855A patent/JP2007140776A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8550362B2 (en) | 2008-03-31 | 2013-10-08 | The Royal Bank Of Scotland Plc | Processor card arrangement |
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