JP2007140354A - 画像形成装置、プリント方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿作成者の意図をより正確に反映してプリントすることを可能にする。
【解決手段】全体制御部42は、スキャンしたページが「(3)安い白黒ページ」に設定されていれば、そのデータをキュー1に格納する(S101〜S104)。「(1)カラーページ」又は「(2)白黒ページ」に設定されていれば、そのデータをキュー2に格納する(S105)。そのような処理を最後のページまで行ったら(S106)、全体制御部42は、キュー1にデータが格納されているかを判断した後に(S108)、キュー1に格納されたデータをカラーモードでプリントする(S109)。キュー1のデータをすべてプリントしたときには(S110)、キュー2にデータが格納されているかを判断した後に(S111)、キュー2に格納されたデータを白黒モードでプリントする(S112)。キュー2のデータをすべてプリントしたときには、終了する(S113)。
【選択図】図6
【解決手段】全体制御部42は、スキャンしたページが「(3)安い白黒ページ」に設定されていれば、そのデータをキュー1に格納する(S101〜S104)。「(1)カラーページ」又は「(2)白黒ページ」に設定されていれば、そのデータをキュー2に格納する(S105)。そのような処理を最後のページまで行ったら(S106)、全体制御部42は、キュー1にデータが格納されているかを判断した後に(S108)、キュー1に格納されたデータをカラーモードでプリントする(S109)。キュー1のデータをすべてプリントしたときには(S110)、キュー2にデータが格納されているかを判断した後に(S111)、キュー2に格納されたデータを白黒モードでプリントする(S112)。キュー2のデータをすべてプリントしたときには、終了する(S113)。
【選択図】図6
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置等に関するものである。
電子写真方式を利用したプリンタや複写機等の画像形成装置では、まず有機感光体等からなる像担持体の表面に、公知の電子写真プロセスにより形成した静電潜像をトナー像担持体に現像する。次いでこのトナー像を転写装置により記録媒体(用紙など)に静電的に転写した後、定着装置によりトナー像を用紙に定着させることにより画像形成が行われる。
ここで、画像形成装置には、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各々に対応した4つの画像形成ユニットが略直線状に配置された所謂タンデム型のカラー画像形成装置がある。そして、この画像形成装置では、4つの画像形成ユニットが作動して印刷するカラー印刷モードと、黒のみの画像形成ユニットが作動して印刷する白黒印刷モードとを選択することができる機種がある。そのような機種において、プリントの生産性や機械寿命を向上させるためのモード切替制御について、従来から種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、画像形成装置には、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各々に対応した4つの画像形成ユニットが略直線状に配置された所謂タンデム型のカラー画像形成装置がある。そして、この画像形成装置では、4つの画像形成ユニットが作動して印刷するカラー印刷モードと、黒のみの画像形成ユニットが作動して印刷する白黒印刷モードとを選択することができる機種がある。そのような機種において、プリントの生産性や機械寿命を向上させるためのモード切替制御について、従来から種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、白黒原稿がN枚以上連続すると、カラー印刷モードから白黒印刷モードに切り替わるカラー画像形成装置において、過去の白黒原稿の連続枚数から大きな値を抽出し、その値をNとすることによって、カラー印刷モードから白黒印刷モードへの切替回数が減少し、カラー画像形成装置の生産性を向上させることができる。また、小さな値を抽出し、その値をNとすることによって、白黒原稿を確実に白黒印刷モードで印刷するので、イエロー、マゼンタ、シアンの各々の画像形成ユニットの駆動機会が減少し、ランニングコストが下がり、機械寿命を向上させることができる。操作者は、目的に応じて、2通りのNから一方を選択し、カラー画像形成装置の生産性と機械寿命とのどちらを重視するか決定することができる。
しかしながら、現実の原稿は、白黒ページが常に連続しているとは限らず、例えば白黒ページとカラーページとが交互になる場合もある。また、白黒ページが連続する枚数も一定ではなく、原稿作成者は連続する枚数を意識して原稿を作成するものでもない。したがって、特許文献1に開示されている技術を用いると、Nとの比較のみでモードを切り替えることになり、原稿作成者(ユーザ)の意図を正確に反映できないおそれがある。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、原稿作成者の意図をより正確に反映してプリントすることが可能な画像形成装置等を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、黒色を含む複数の色の各々について各色の画像を形成する複数の画像形成ユニットを備え、複数の画像形成ユニットを作動させてプリントする第1のモードと複数の画像形成ユニットのうち黒色の画像形成ユニットのみを作動させてプリントする第2のモードとに切換え可能に構成された画像形成手段と、プリントすべき原稿のうち第1のモードでプリントすべきページの画像データが格納される第1のキューと、プリントすべき原稿のうち第2のモードでプリントすべきページの画像データが格納される第2のキューと、を含むものである。
プリントすべき原稿のうち白黒でプリントするページの画像データの格納先として第1のキュー又は第2のキューを設定する設定手段を更に含むことを特徴とすることができる。また、原稿のページの各々についてカラープリント又は白黒プリントが予め設定されている場合に、白黒プリントに予め設定されているページのすべての画像データの格納先として、第1のキュー又は第2のキューを設定する設定手段を更に含むことを特徴とすることができる。
プリントすべき原稿のページの各々についてカラーと短時間の白黒と低コストの白黒とのいずれか1つを設定する設定手段と、プリントすべき原稿のページの各々の画像データを設定手段により設定された内容で振り分けて第1のキュー又は第2のキューに格納する格納手段と、を更に含み、格納手段は、カラー及び短時間の白黒に設定されたページの画像データを第1のキューに格納し、低コストの白黒に設定されたページの画像データを第2のキューに格納することを特徴とすることができる。そして、画像形成手段の複数の画像形成ユニットはタンデム状に配置されている。
他の観点から捉えると、本発明が適用されるプリント方法は、プリントすべき原稿のページの各々についてカラーと時間優先の白黒とコスト優先の白黒のいずれかの設定を受け付け、カラー及び生産性優先の白黒が設定されたページの画像データを第1のキューに格納すると共に、コスト優先の白黒が設定されたページの画像データを第2のキューに格納し、第1のキュー及び第2のキューに格納された画像データをプリントすることを含むものである。
プリントすべき原稿のすべてのページの画像データの格納が終了した後に第1のキュー及び第2のキューに格納された画像データをプリントすることを特徴とすることができる。また、第1のキューに格納された画像データをカラープリントモードですべてプリントした後に、白黒プリントモードに変更して第2のキューに格納された画像データをプリントすることを特徴とすることができる。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用されるプログラムは、カラーモード及び白黒モードで原稿の画像データを画像形成する画像形成装置に、画像形成すべき原稿のページの各々についてカラーと時間優先の白黒とコスト優先の白黒のいずれかを設定する設定機能と、設定機能により設定された情報から、カラー及び時間優先の白黒が設定されたページの画像データを第1のキューに格納すると共に、コスト優先の白黒が設定されたページの画像データを第2のキューに格納する格納機能と、を実現させるものである。
第1のキューに格納された画像データをすべてカラーモードで画像形成した後に、第2のキューに格納された画像データをすべて白黒モードで画像形成するように制御する制御機能を更に実現させることを特徴とすることができる。
本発明によれば、原稿作成者の意図をより正確に反映したプリントを実行することが可能になり、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10と、を備えている。また、画像形成装置は、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置57と、を備えている。
また、画像形成装置は、各装置(各部)の動作を制御する制御手段の一例としての制御部40と、ユーザからの指示を受け付けるためのユーザインタフェース(指示受付部、設定入力部)すなわちUI41と、を有している。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10と、を備えている。また、画像形成装置は、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20と、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置57と、を備えている。
また、画像形成装置は、各装置(各部)の動作を制御する制御手段の一例としての制御部40と、ユーザからの指示を受け付けるためのユーザインタフェース(指示受付部、設定入力部)すなわちUI41と、を有している。
本実施の形態において、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々は、矢印A方向に回転する感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kを有する。そして、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの各々の周囲には、各種の電子写真用デバイスが順次配設されている。このデバイスとしては、感光体ドラム11を帯電する帯電器12と、感光体ドラム11上に静電潜像を書込むレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)と、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器14と、が含まれる。また、デバイスとしては、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10にて中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16と、感光体ドラム11上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17とが含まれる。
これらの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に、略直線状に配置されている。そして、後述するように、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの各々は、中間転写ベルト15に対して接離可能に構成されている。
これらの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の順に、略直線状に配置されている。そして、後述するように、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの各々は、中間転写ベルト15に対して接離可能に構成されている。
本実施の形態の画像形成装置では、用紙搬送系として、用紙トレイから用紙Pを所定のタイミングで取り出して二次転写部20へと送り込む手段と、二次転写された後に搬送される用紙Pを定着装置57へと搬送する搬送ベルト55と、用紙Pを定着装置57に導く定着入口ガイド56と、を備えている。また、用紙搬送系として、定着装置57から排紙された用紙Pをガイドする排紙ガイド58と、排紙ガイド58によりガイドされた用紙Pを機外に排出する排紙ロール59と、を備えている。
すなわち、二次転写部20にてトナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト15から剥離された状態でそのまま搬送ベルト55へと搬送される。搬送ベルト55では、定着装置57における搬送速度に合わせて、用紙Pを最適な搬送速度で定着装置57まで定着入口ガイド56を介して搬送する。定着装置57に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着装置57によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、排紙ガイド58及び排紙ロール59を介して、画像形成装置の排出部に設けられた図示しない排紙載置部に搬送される。なお、この画像形成装置は、1分当たりの処理枚数が50〜60枚以上の比較的高速処理が可能な機種である。
図2は、画像形成ユニット1Y(図1参照)が備える現像器14の構成を説明するための概略構成図である。なお、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kにおける現像器14はほぼ同様に構成されている。
図2に示すように、現像器14の内部には現像剤が充填されている。この現像剤は、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる二成分系の現像剤である。また、現像器14は、現像器ハウジング62の感光体ドラム11Y側に配設される現像ロール61と、現像剤搬送路66,67内に配置されたオーガ63,64と、現像ロール61にて搬送される現像剤を層厚規制するブレード65と、現像剤搬送路66と現像剤搬送路67とを互いに仕切る仕切り板68と、現像剤搬送路66と現像剤搬送路67とを仕切り板68の両端部で互いに連通するための図示しない通路と、を備えている。
図2に示すように、現像器14の内部には現像剤が充填されている。この現像剤は、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる二成分系の現像剤である。また、現像器14は、現像器ハウジング62の感光体ドラム11Y側に配設される現像ロール61と、現像剤搬送路66,67内に配置されたオーガ63,64と、現像ロール61にて搬送される現像剤を層厚規制するブレード65と、現像剤搬送路66と現像剤搬送路67とを互いに仕切る仕切り板68と、現像剤搬送路66と現像剤搬送路67とを仕切り板68の両端部で互いに連通するための図示しない通路と、を備えている。
オーガ63,64は、軸方向に沿ってスパイラル板が形成され、現像剤を回転して撹拌搬送するためのもので、互いに平行に配設されている。そして、現像器14の内部には、当該現像器14とは別体に構成された図示しないトナーボックスから、トナー補給用のモータを回転駆動することにより、図示しない補給用のオーガによって、非磁性トナー中に磁性キャリアを混合した現像剤が現像剤搬送兼撹拌用の一方のオーガ64の一端部に供給されるようになっている。この現像器14の内部に供給された非磁性トナーを多く含む現像剤は、オーガ64によって、当該現像器14の軸方向(長手方向)に沿って搬送されつつ現像剤と撹拌混合され、仕切り板68の一端部に設けられた図示しない通路を通して、もう一つの現像剤搬送兼撹拌用の他方のオーガ63に受け渡される。このオーガ63に受け渡された現像剤は、オーガ63の軸方向に沿って搬送されつつ現像剤と撹拌混合され、仕切り板68の他端部に設けられた図示しない通路を通して、一方のオーガ64に再度供給される。
このように、現像器14の内部に供給された現像剤は、現像器14内の現像剤と共に、2つのオーガ63,64によって搬送され撹拌混合されるとともに、現像剤の磁性キャリアによって所定の極性の帯電量に摩擦帯電され、現像ロール61へと搬送され、感光体ドラム11Y上の静電潜像の現像に使用される。
ここで、現像器14内での撹拌混合は、感光体ドラム11Yが回転するのに連動して行われる。すなわち、感光体ドラム11Yが中間転写ベルト15(図1参照)に当接している状態では、現像器14内で現像剤の撹拌混合が行われる。また、現像器14では、オーガ63の軸方向の端部に設けられた図示しない排出口から、現像剤のうちの劣化したものを所定のタイミングで排出することにより、現像剤の寿命を延ばすことが可能な、いわゆるトリクル(trickle)現像方式が採用されている。このトリクル現像方式とは、ディスペンスするトナー中にキャリアを混合して供給する一方、現像剤の排出を行ない、現像剤のトータル的な寿命を延ばす技術である。
ここで、現像器14内での撹拌混合は、感光体ドラム11Yが回転するのに連動して行われる。すなわち、感光体ドラム11Yが中間転写ベルト15(図1参照)に当接している状態では、現像器14内で現像剤の撹拌混合が行われる。また、現像器14では、オーガ63の軸方向の端部に設けられた図示しない排出口から、現像剤のうちの劣化したものを所定のタイミングで排出することにより、現像剤の寿命を延ばすことが可能な、いわゆるトリクル(trickle)現像方式が採用されている。このトリクル現像方式とは、ディスペンスするトナー中にキャリアを混合して供給する一方、現像剤の排出を行ない、現像剤のトータル的な寿命を延ばす技術である。
図3は、制御部40及びUI41の各構成を示すブロック図である。なお、制御部40及びUI41は、設定手段を構成するものである。
図3に示すように、制御部40は、全体制御部42、用紙搬送制御部43、画像形成制御部44、キュー(queue)1(第1のキュー)45及びキュー2(第2のキュー)46を有する。全体制御部42は、UI41からの情報等に基づき、用紙搬送制御部43および画像形成制御部44について画像形成装置全体を通した制御を行う。用紙搬送制御部43は、図示しないレジストロールによる用紙送り込みの調整を行う図示しないタイミング調整機構を制御する。画像形成制御部44は、図1に示す感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kや定着装置57等からなる画像形成部を制御する。
UI41は、図示しない操作パネル内に設けられ、例えば用紙坪量情報、用紙サイズ情報および紙種情報等がオペレータにより操作パネルを介して入力される。入力された各種情報は、必要に応じて制御部40に出力される。
図3に示すように、制御部40は、全体制御部42、用紙搬送制御部43、画像形成制御部44、キュー(queue)1(第1のキュー)45及びキュー2(第2のキュー)46を有する。全体制御部42は、UI41からの情報等に基づき、用紙搬送制御部43および画像形成制御部44について画像形成装置全体を通した制御を行う。用紙搬送制御部43は、図示しないレジストロールによる用紙送り込みの調整を行う図示しないタイミング調整機構を制御する。画像形成制御部44は、図1に示す感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kや定着装置57等からなる画像形成部を制御する。
UI41は、図示しない操作パネル内に設けられ、例えば用紙坪量情報、用紙サイズ情報および紙種情報等がオペレータにより操作パネルを介して入力される。入力された各種情報は、必要に応じて制御部40に出力される。
図4は、異なる動作モードの場合の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kの位置を説明するための説明図であり、(a)は4Cモードの場合を示し、(b)は単Kモードの場合を示している。なお、4Cモード(第1のモード、カラーモード、カラープリントモード)にするか単Kモード(第2のモード、白黒モード、白黒プリントモード)にするかの選択は、画像形成制御部44(図3参照)の制御により行われる。
図4の(a)に示すように、4Cモードの場合には、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kのすべてが中間転写ベルト15に当接している。すなわち、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kのすべてが作動し、カラープリント及び白黒プリントのいずれにも対応できるようになっている。そして、4Cモードの場合には、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K(図1参照)の各々の現像器14では、現像剤の撹拌混合が行われている。
図4の(a)に示すように、4Cモードの場合には、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kのすべてが中間転写ベルト15に当接している。すなわち、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kのすべてが作動し、カラープリント及び白黒プリントのいずれにも対応できるようになっている。そして、4Cモードの場合には、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K(図1参照)の各々の現像器14では、現像剤の撹拌混合が行われている。
また、図4の(b)に示すように、単Kモードの場合には、感光体ドラム11Kのみが中間転写ベルト15に当接し、他の感光体ドラム11Y,11M,11Cは、中間転写ベルト15から離間している。すなわち、感光体ドラム11Kのみが作動し、感光体ドラム11Y,11M,11Cは作動してしない。このようにして、単Kモードの場合には、白黒プリントにのみ対応できるようになっている。このため、単Kモードの場合には、画像形成ユニット1Kの現像器14(図1参照)では、現像剤の撹拌混合が行われている一方で、画像形成ユニット1Y,1M,1Cの各々の現像器14では、現像剤の撹拌混合が行われていない。
〔第1の実施の形態〕
図5は、UI41によりプリントの方法等を設定する方法を説明するための図であり、UI41の表示例を示している。このUI41は、指先等でパネルをタッチすることで設定できるタッチパネル構造が採用されている。なお、UI41としては、図示しない原稿スキャナ(イメージスキャナ)に付属する形で構成することも考えられ、また、クライアントPCのワードプロセッサに付属する形で構成することも考えられる。
図5に示すUI41では、原稿をページ毎にプリント方法を個別に設定する場合の画面が表示されている(個別設定画面)。そして、この画面は、複数枚からなる原稿の1枚目から5枚目までのプリント方法を設定する場合の表示画像410を示している。すなわち、表示画像410は、設定するページ数を一つの画面で複数表示するページ数表示部411と、ページ数表示部411の各々に対応して表示されるメニュー表示部412と、6枚目以降の指定をする場合に押される改頁ボタン部413と、指定が終了した場合に押される終了ボタン部414と、を有する。
なお、図5に示す表示例では、一つの画面に1枚目から5枚目までが表示されているが、これよりも多くの枚数を表示してもよい。また、表示例として5枚目までが表示されていることから、改頁ボタン部413は、「6枚目以降の指定あり」と表示されているだけであり、表示される数値は、適宜変わるものである。
図5は、UI41によりプリントの方法等を設定する方法を説明するための図であり、UI41の表示例を示している。このUI41は、指先等でパネルをタッチすることで設定できるタッチパネル構造が採用されている。なお、UI41としては、図示しない原稿スキャナ(イメージスキャナ)に付属する形で構成することも考えられ、また、クライアントPCのワードプロセッサに付属する形で構成することも考えられる。
図5に示すUI41では、原稿をページ毎にプリント方法を個別に設定する場合の画面が表示されている(個別設定画面)。そして、この画面は、複数枚からなる原稿の1枚目から5枚目までのプリント方法を設定する場合の表示画像410を示している。すなわち、表示画像410は、設定するページ数を一つの画面で複数表示するページ数表示部411と、ページ数表示部411の各々に対応して表示されるメニュー表示部412と、6枚目以降の指定をする場合に押される改頁ボタン部413と、指定が終了した場合に押される終了ボタン部414と、を有する。
なお、図5に示す表示例では、一つの画面に1枚目から5枚目までが表示されているが、これよりも多くの枚数を表示してもよい。また、表示例として5枚目までが表示されていることから、改頁ボタン部413は、「6枚目以降の指定あり」と表示されているだけであり、表示される数値は、適宜変わるものである。
メニュー表示部412は、プルダウン方式で複数のアイテムが表示されるアイテム表示部分412aと、プルダウン方式での表示を指示するための指示部分412bと、を有する。アイテム表示部分412aには、「(1)カラーページ」、「(2)白黒ページ」および「(3)安い白黒ページ」という3つのアイテムが表示される。そして、ユーザは、そのうちの任意の一つを選択することで、該当するページのプリント方法を設定することができる。
ここで、「(2)白黒ページ」を、生産性優先の白黒ページ、時間優先の白黒ページ又は短時間の白黒ページとも言うことができる。また、「(3)安い白黒ページ」をコスト優先の白黒ページとも言うことができる。
ここで、「(2)白黒ページ」を、生産性優先の白黒ページ、時間優先の白黒ページ又は短時間の白黒ページとも言うことができる。また、「(3)安い白黒ページ」をコスト優先の白黒ページとも言うことができる。
図5に示す表示例では、1枚目及び2枚目が「(1)カラーページ」で、3枚目が「(3)安い白黒ページ」、4枚目が「(2)白黒ページ」、そして、5枚目が「(3)安い白黒ページ」となるように設定されている。このように、6枚目以降も同様にページ毎にプリント方法を設定することができる。
ユーザは、原稿のすべてのページについてプリント方法を設定した後に、終了ボタン部414を押す。そうすると、全体制御部42(図3参照)は、ページ毎に設定されたプリント方法の情報を取得する。なお、当然ながら、ユーザは、UI41の別の画面によって、プリント部数や、用紙の種類、用紙のサイズ等の設定を行うことができ、全体制御部42(図3参照)は、その情報を取得する。そして、全体制御部42は、必要に応じて、キュー145及びキュー246に対してデータの格納や読み出しを行う。このように、制御部40は、2つのキューを有する。
ユーザは、原稿のすべてのページについてプリント方法を設定した後に、終了ボタン部414を押す。そうすると、全体制御部42(図3参照)は、ページ毎に設定されたプリント方法の情報を取得する。なお、当然ながら、ユーザは、UI41の別の画面によって、プリント部数や、用紙の種類、用紙のサイズ等の設定を行うことができ、全体制御部42(図3参照)は、その情報を取得する。そして、全体制御部42は、必要に応じて、キュー145及びキュー246に対してデータの格納や読み出しを行う。このように、制御部40は、2つのキューを有する。
図6は、UI41によりプリントの方法が指定された場合の処理内容を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートは、後述するように、振り分け格納ステップと、振り分け別プリントステップとに分けることができる。以下、処理内容について具体的に説明する。
図6に示すように、まず、ページ毎に「(1)カラーページ」、「(2)白黒ページ」又は「(3)安い白黒ページ」が指定されているジョブ(Job)を受け付ける(ステップ101)。すなわち、上述した図5に示すように、ユーザは、ページ毎にプリント方法を設定した後に、終了ボタン部414(図5参照)を押圧すると、全体制御部42(図3参照)は、そのジョブを受け付ける。
全体制御部42がジョブを受け付けると、ジョブの先頭のページをスキャンする(ステップ102)。そして、全体制御部42は、スキャンしたページについて設定されたプリント方法の情報を取得する。具体的には、全体制御部42は、取得した情報に基づいて、スキャンしたページの指定が「(3)安い白黒ページ」かどうかを判断する。言い換えると、スキャンしたページを、「(3)安い白黒ページ」と、「(3)安い白黒ページ」以外のもの、すなわち、「(1)カラーページ」又は「(2)白黒ページ」とを分ける。更に説明すると、スキャンしたプリントの指定が「(1)カラーページ」又は「(2)白黒ページ」のときは、そのデータをキュー145(図3参照)に格納する(ステップ104)。一方、スキャンしたページの指定が「(3)安い白黒ページ」のときは、そのデータをキュー246(図3参照)に格納する(ステップ105)。
図6に示すフローチャートは、後述するように、振り分け格納ステップと、振り分け別プリントステップとに分けることができる。以下、処理内容について具体的に説明する。
図6に示すように、まず、ページ毎に「(1)カラーページ」、「(2)白黒ページ」又は「(3)安い白黒ページ」が指定されているジョブ(Job)を受け付ける(ステップ101)。すなわち、上述した図5に示すように、ユーザは、ページ毎にプリント方法を設定した後に、終了ボタン部414(図5参照)を押圧すると、全体制御部42(図3参照)は、そのジョブを受け付ける。
全体制御部42がジョブを受け付けると、ジョブの先頭のページをスキャンする(ステップ102)。そして、全体制御部42は、スキャンしたページについて設定されたプリント方法の情報を取得する。具体的には、全体制御部42は、取得した情報に基づいて、スキャンしたページの指定が「(3)安い白黒ページ」かどうかを判断する。言い換えると、スキャンしたページを、「(3)安い白黒ページ」と、「(3)安い白黒ページ」以外のもの、すなわち、「(1)カラーページ」又は「(2)白黒ページ」とを分ける。更に説明すると、スキャンしたプリントの指定が「(1)カラーページ」又は「(2)白黒ページ」のときは、そのデータをキュー145(図3参照)に格納する(ステップ104)。一方、スキャンしたページの指定が「(3)安い白黒ページ」のときは、そのデータをキュー246(図3参照)に格納する(ステップ105)。
全体制御部42は、次に、キュー145又はキュー246に格納したデータのページはジョブの最後かどうかを判断する(ステップ106)。ジョブの最後でないと判断したときには、全体制御部42は、次のページをスキャンし(ステップ107)、上述したステップ103に戻る。そして、ジョブの最後であると判断したときには、次のステップに移行する。
このようにして、全体制御部42は、スキャンしたページのデータをキュー145又はキュー246に振り分けて格納する。このような振り分け格納ステップが終了したら、次に、後述するように、振り分け別プリントステップに移行する。
このようにして、全体制御部42は、スキャンしたページのデータをキュー145又はキュー246に振り分けて格納する。このような振り分け格納ステップが終了したら、次に、後述するように、振り分け別プリントステップに移行する。
ここで、図7は、原稿のデータとキューとの関係を説明するための説明図であり、図5に示す設定がなされた場合を示している。
図5のような設定がなされた場合には、キュー145に格納すべきデータとキュー246に格納すべきデータとが混在している。しかし、図6におけるステップ102〜107の処理がなされると、キュー145に格納すべき1枚目、2枚目及び4枚目のデータと、キュー246に格納すべき3枚目及び5枚目のデータとに仕分けられる。すなわち、1枚目、2枚目及び4枚目のデータがキュー145に格納され、3枚目及び5枚目のデータがキュー246に格納される。
図5のような設定がなされた場合には、キュー145に格納すべきデータとキュー246に格納すべきデータとが混在している。しかし、図6におけるステップ102〜107の処理がなされると、キュー145に格納すべき1枚目、2枚目及び4枚目のデータと、キュー246に格納すべき3枚目及び5枚目のデータとに仕分けられる。すなわち、1枚目、2枚目及び4枚目のデータがキュー145に格納され、3枚目及び5枚目のデータがキュー246に格納される。
図6に戻って、振り分け別プリントステップの後の処理内容についての説明を続ける。
全体制御部42は、キュー145にデータが格納されているか否かを判断する(ステップ108)。そして、キュー145にデータが格納されていると判断したときには、そのデータを4Cモードで順にプリントし(ステップ109)、キュー145のデータのすべてがプリントされるまで継続する(ステップ110)。なお、キュー145にデータが格納されていないと判断したときには、後述するステップ111に進む。
全体制御部42は、キュー145にデータが格納されているか否かを判断する(ステップ108)。そして、キュー145にデータが格納されていると判断したときには、そのデータを4Cモードで順にプリントし(ステップ109)、キュー145のデータのすべてがプリントされるまで継続する(ステップ110)。なお、キュー145にデータが格納されていないと判断したときには、後述するステップ111に進む。
キュー145にデータが格納されていると判断した場合の処理手順について具体的に説明すると、全体制御部42(図3参照)は、まず画像形成制御部44(図3参照)に対して画像形成ユニット1Y,1M,1C,1K(図1参照)の各々が作動するように制御信号を送信する。すなわち、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kが回転して、回転状態の中間転写ベルト15に当接するように画像形成制御部44に制御信号を送信する。また、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kの各々の現像器14が作動するように、画像形成制御部44に制御信号を送信する。このようにして、画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを図4の(a)に示す4Cモードにする。
その後、全体制御部42は、キュー145(図3参照)からデータを読み出し、画像形成制御部44にそのデータを送信する。それと共に、画像形成制御部44は、用紙搬送制御部43(図3参照)に所定のタイミングで用紙P(図1参照)を二次転写部20(図1参照)に搬送するように制御信号を送信する。このようにして、画像形成制御部44は、キュー145から読み出したデータに基づいて用紙Pに画像形成を行う。
キュー145のデータのすべてをプリントした後には、全体制御部42は、キュー246にデータが格納されているか否かを判断する(ステップ111)。そして、キュー246にデータが格納されていると判断したときには、そのデータを単Kモードで順にプリントし(ステップ112)、キュー246のデータのすべてがプリントされるまで継続する(ステップ113)。なお、キュー246にデータが格納されていないと判断したときには、そのまま処理を終了する。
キュー246にデータが格納されていると判断した場合の処理手順について具体的に説明すると、全体制御部42(図3参照)は、画像形成制御部44(図3参照)に対して、画像形成ユニット1Kのみが作動するように制御信号を送信する。すなわち、画像形成ユニット1Kの感光体ドラム11Kのみが回転して、回転状態の中間転写ベルト15に当接するように画像形成制御部44に制御信号を送信する。また、画像形成ユニット1Kの現像器14のみが作動するように、画像形成制御部44に制御信号を送信する。付言すると、画像形成ユニット1Y,1M,1Cは作動しない。すなわち、感光体ドラム11Y,11M,11Cは中間転写ベルト15から離間し、画像形成ユニット1Y,1M,1Cの各々の現像器14も作動していない。
このようにして、全体制御部42は、画像形成制御部44を通じて画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを図4の(b)に示す単Kモードにする。
このようにして、全体制御部42は、画像形成制御部44を通じて画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを図4の(b)に示す単Kモードにする。
その後、全体制御部42は、キュー246(図3参照)からデータを読み出し、画像形成制御部44にそのデータを送信する。画像形成制御部44は、そのデータに基づいて用紙P(図1参照)に画像形成を行う。画像形成が完了すると、処理を終了する。
第1の実施の形態では、上述したように、すべての画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを作動してプリントする4Cモードと、画像形成ユニット1Kのみを作動してプリントする単Kモードとを選択することができる。4Cモードの場合には、コストがかかるもののプリント所要時間が比較的短い。一方、単Kモードの場合には、4Cモードと比べると、プリント所要時間が長いもののコストがあまりかからない。
ここで、プリント所要時間の点について更に説明する。すなわち、カラーページと白黒ページとが混在した原稿をプリントする場合において、カラーページを4Cモードでプリントすると共に白黒ページを単Kモードでプリントする場合と、カラーページのみならず白黒ページも4Cモードでプリントする場合とが考えられる。前者の場合には、4Cモードと単Kモードとの切換え時間が必要になり、その間はプリントできない。したがって、より多くのプリント所要時間がかかる。その一方で、後者の場合には、モードの切換え時間が必要なくなるので、プリント所要時間が短くなる。
また、コストの点について更に詳細に説明すると、現像器14におけるトナーの帯電は、磁性キャリアとの摩擦によるため、両者の混合比率が変動すると、現像特性も変動し、さらに摩擦帯電のための撹拌により現像剤が次第に劣化していく。したがって、現像器14が作動すると、トナーが消費されることとは別に現像剤が消費されることになる。すなわち、画像形成に用いないときには現像器14を停止させておくのがコストの観点では好ましい。
また、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kは定期的な交換が必要な消耗品である。すなわち、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kが回転した状態で回転中の中間転写ベルト15と接触すると、その接触により次第に劣化していく。したがって、感光体ドラム11Y,11M,11C,11Kは、使用されないときには、中間転写ベルト15と離間させておくのが、コストの観点で好ましい。
このように、白黒ページをプリントする場合には、4Cモード(図4の(a)参照)のときよりも単Kモード(図4の(b)参照)のときの方が、現像剤と感光体ドラムの点から、コストを低く抑えることができる。本明細書における「安い白黒ページ」とは、単Kモードで白黒ページをプリントする場合をいい、そのように呼ぶのは、上述したような理由からである。すなわち、「安い白黒ページ」を選択すると、必ず単Kモードでプリントするため、無駄な消耗を回避することができる。このように、第1の実施の形態では、「安い白黒ページ」を選択することができる構成になっているという点で、特徴的である。
なお、4Cモードでプリントしたときと、単Kモードでプリントしたときとを画質の点で比較すると、さほど変わりはない。
なお、4Cモードでプリントしたときと、単Kモードでプリントしたときとを画質の点で比較すると、さほど変わりはない。
このように、カラーページと白黒ページとが混在した原稿をプリントする場合には、ユーザは、コストを優先したいかプリント所要時間(生産性)を優先したいかのいずれかを選択することができる。すなわち、コストを優先したい場合には、カラーページを4Cモードでプリントし、白黒ページを単Kモードでプリントすることになる。また、プリント所要時間を優先したい場合には、カラーページと白黒ページを4Cモードでプリントすることになる。
また、第1の実施の形態では、2つのキュー(キュー145、キュー246)を備えている。すなわち、4Cモードでプリントするデータをキュー145に格納し、単Kモードでプリントするデータをキュー246に格納している。言い換えると、ユーザが早くプリントを完了したいと考えているデータは、キュー145に格納され、ユーザがプリント完了は遅くてもいいから安いコストでプリントしたいと考えているデータは、キュー246に格納される。付言すると、キュー145を「時間優先のキュー」又は「生産性優先のキュー」と呼ぶことができ、キュー246を「コスト優先のキュー」と呼ぶことができる。
そして、まず時間優先であるキュー145に格納されたデータをまとめてプリントする。その後に、コスト優先であるキュー246に格納されたデータをまとめてプリントする。
このため、カラーページと白黒ページとが混在した原稿をプリントする場合に、「安い白黒ページ」が設定されたとしても、モード切換えが1回で済み、プリント所要時間を節約することができ、生産性を向上させることができる。なお、この場合には、図示しない排紙トレイにカラーページと安い白黒ページとが別々に出力されるが、ソーター等の図示しない機構を設けることにより、ユーザにとっては出力されたプリントを仕分ける手間を省くことができるようになる。
このため、カラーページと白黒ページとが混在した原稿をプリントする場合に、「安い白黒ページ」が設定されたとしても、モード切換えが1回で済み、プリント所要時間を節約することができ、生産性を向上させることができる。なお、この場合には、図示しない排紙トレイにカラーページと安い白黒ページとが別々に出力されるが、ソーター等の図示しない機構を設けることにより、ユーザにとっては出力されたプリントを仕分ける手間を省くことができるようになる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。
図8は、UI41によりプリントの方法等を設定する方法を説明するための図である。
図8に示すUI41では、原稿のプリント方法を一括で設定する場合の画面が表示されている(一括設定画面)。この画面は、複数枚からなる原稿の全ページについてプリント方法を設定する場合の表示画像420を示している。すなわち、表示画像420は、用紙の種類(紙種)や用紙のサイズを表示する表示部421と、プリント方法をメニュー方式で設定するメニュー表示部422と、指定が終了した場合に押される終了ボタン423と、を有する。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図8は、UI41によりプリントの方法等を設定する方法を説明するための図である。
図8に示すUI41では、原稿のプリント方法を一括で設定する場合の画面が表示されている(一括設定画面)。この画面は、複数枚からなる原稿の全ページについてプリント方法を設定する場合の表示画像420を示している。すなわち、表示画像420は、用紙の種類(紙種)や用紙のサイズを表示する表示部421と、プリント方法をメニュー方式で設定するメニュー表示部422と、指定が終了した場合に押される終了ボタン423と、を有する。
メニュー表示部422は、プルダウン方式で複数のアイテムが表示されるアイテム表示部分422aと、プルダウン方式での表示を指示するための指示部分422bと、を有する。アイテム表示部分422aには、「すべて(1)カラーページ」、「すべて(2)白黒ページ」、「すべて(3)安い白黒ページ」、「自動(4Cモード)」及び「自動(単Kモード)」という5つのアイテムが表示される。そして、ユーザは、そのうちの任意の一つを選択することで、該当するページのプリント方法を設定することができる。
ユーザは、原稿についてプリント方法を設定した後に、終了ボタン423を押す。そうすると、全体制御部42(図3参照)は、設定されたプリント方法の情報を取得する。その後の処理手順は、第1の実施の形態において説明した図6のフローチャートに沿って行われる。すなわち、「すべて(1)カラーページ」又は「すべて(2)白黒ページ」が設定されたときには、4Cモード(図4の(a)参照)でプリントされる。また、「すべて(3)安い白黒ページ」が設定されたときには、単Kモード(図4の(b)参照)でプリントされる。
第2の実施の形態における特徴的な事項について以下説明する。
「自動(4Cモード)」及び「自動(単Kモード)」というのは、原稿が作成されるワードプロセッサにおいて、印刷方法としてカラーページ又は白黒ページのいずれかが設定されている場合に、その設定された印刷方法によりプリントするものである。そして、白黒ページが印刷方法として設定されている場合に4Cモードでプリントすることをユーザが望むときには、「自動(4Cモード)」を選択し、ユーザが単Kモードでプリントすることを望むときには、「自動(単Kモード)」を選択することになる。
「自動(4Cモード)」及び「自動(単Kモード)」というのは、原稿が作成されるワードプロセッサにおいて、印刷方法としてカラーページ又は白黒ページのいずれかが設定されている場合に、その設定された印刷方法によりプリントするものである。そして、白黒ページが印刷方法として設定されている場合に4Cモードでプリントすることをユーザが望むときには、「自動(4Cモード)」を選択し、ユーザが単Kモードでプリントすることを望むときには、「自動(単Kモード)」を選択することになる。
言い換えると、原稿が作成されるワードプロセッサにおいて印刷方法として白黒ページが設定されている場合に、「自動(4Cモード)」が選択されたときには、プリントするデータはキュー145に格納される。また、「自動(単Kモード)」が選択されたときには、プリントするデータはキュー246に格納される。
このため、「自動(4Cモード)」が選択されたときには、カラーページ及び白黒ページが4Cモードでプリントされる。また、「自動(単Kモード)」が選択されたときには、カラーページが4Cモードでプリントされ、白黒ページが単Kモードでプリントされる。
このため、「自動(4Cモード)」が選択されたときには、カラーページ及び白黒ページが4Cモードでプリントされる。また、「自動(単Kモード)」が選択されたときには、カラーページが4Cモードでプリントされ、白黒ページが単Kモードでプリントされる。
このように、第2の実施の形態では、「すべて(1)カラーページ」、「すべて(2)白黒ページ」、「すべて(3)安い白黒ページ」又は「自動(4Cモード)」のときには、4Cモードのみでプリントするので、カラーページと白黒ページとが混在している原稿であっても、モード切替えは必要ではない。すなわち、コストの抑制はできないものの、短時間でプリントを完了させることができる。
その一方で、「自動(単Kモード)」のときには、カラーページと白黒ページとが混在している原稿であれば、カラーページが4Cモードでプリントされ、白黒ページが単Kモードでプリントされる。そのため、モード切替えの時間が必要になる。しかしながら、コストを抑制することができる。
1Y,1M,1C,1K…画像形成ユニット、40…制御部、41…UI、42…全体制御部、44…画像形成制御部、45…キュー1、46…キュー2
Claims (10)
- 黒色を含む複数の色の各々について各色の画像を形成する複数の画像形成ユニットを備え、当該複数の画像形成ユニットを作動させてプリントする第1のモードと当該複数の画像形成ユニットのうち黒色の画像形成ユニットのみを作動させてプリントする第2のモードとに切換え可能に構成された画像形成手段と、
プリントすべき原稿のうち第1のモードでプリントすべきページの画像データが格納される第1のキューと、
プリントすべき原稿のうち第2のモードでプリントすべきページの画像データが格納される第2のキューと、
を含む画像形成装置。 - プリントすべき原稿のうち白黒でプリントするページの画像データの格納先として前記第1のキュー又は前記第2のキューを設定する設定手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 原稿のページの各々についてカラープリント又は白黒プリントが予め設定されている場合に、白黒プリントに予め設定されているページのすべての画像データの格納先として、前記第1のキュー又は前記第2のキューを設定する設定手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- プリントすべき原稿のページの各々についてカラーと短時間の白黒と低コストの白黒とのいずれか1つを設定する設定手段と、
プリントすべき原稿のページの各々の画像データを前記設定手段により設定された内容で振り分けて前記第1のキュー又は前記第2のキューに格納する格納手段と、
を更に含み、前記格納手段は、カラー及び短時間の白黒に設定されたページの画像データを前記第1のキューに格納し、低コストの白黒に設定されたページの画像データを前記第2のキューに格納することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成手段の前記複数の画像形成ユニットはタンデム状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- カラープリントモード及び白黒プリントモードで原稿のプリントが可能なプリント方法であって、
プリントすべき原稿のページの各々についてカラーと時間優先の白黒とコスト優先の白黒のいずれかの設定を受け付け、
カラー及び生産性優先の白黒が設定されたページの画像データを第1のキューに格納すると共に、コスト優先の白黒が設定されたページの画像データを第2のキューに格納し、
前記第1のキュー及び前記第2のキューに格納された画像データをプリントすることを含むプリント方法。 - プリントすべき原稿のすべてのページの画像データの格納が終了した後に前記第1のキュー及び前記第2のキューに格納された画像データをプリントすることを特徴とする請求項6に記載のプリント方法。
- 前記第1のキューに格納された画像データをカラープリントモードですべてプリントした後に、白黒プリントモードに変更して前記第2のキューに格納された画像データをプリントすることを特徴とする請求項6に記載のプリント方法。
- カラーモード及び白黒モードで原稿の画像データを画像形成する画像形成装置に、
画像形成すべき原稿のページの各々についてカラーと時間優先の白黒とコスト優先の白黒のいずれかを設定する設定機能と、
前記設定機能により設定された情報から、カラー及び時間優先の白黒が設定されたページの画像データを第1のキューに格納すると共に、コスト優先の白黒が設定されたページの画像データを第2のキューに格納する格納機能と、
を実現させるプログラム。 - 前記第1のキューに格納された画像データをすべてカラーモードで画像形成した後に、前記第2のキューに格納された画像データをすべて白黒モードで画像形成するように制御する制御機能を更に実現させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005336948A JP2007140354A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 画像形成装置、プリント方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007140354A true JP2007140354A (ja) | 2007-06-07 |
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JP (1) | JP2007140354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014197261A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、及び画像形成方法 |
-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005336948A patent/JP2007140354A/ja active Pending
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