JP2007139956A - 電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007139956A
JP2007139956A JP2005331446A JP2005331446A JP2007139956A JP 2007139956 A JP2007139956 A JP 2007139956A JP 2005331446 A JP2005331446 A JP 2005331446A JP 2005331446 A JP2005331446 A JP 2005331446A JP 2007139956 A JP2007139956 A JP 2007139956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electro
optical device
optical
substrates
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005331446A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunizaemon Koike
邦左エ門 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005331446A priority Critical patent/JP2007139956A/ja
Publication of JP2007139956A publication Critical patent/JP2007139956A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

【課題】電気光学パネルの製造時に、予め電気光学パネル内の電気光学物質を取り出すこ
とを容易にする構造を備え、電気光学物質を分離して回収回収でき、ガラスの回収も容易
となる電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器を提供することを目的
とするものである。
【解決手段】電気光学装置は、電気光学物質30を挟持した一対の基板10,20と、そ
の一対の基板10,20の少なくとも一方の基板20の角部分に設けられて該角部分を切
断するためのスクライブライン21,21’と、を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気光学パネルの再資源化処理を行いやすくする構造を備え、パネルガラス
と電気光学物質を分離して回収することが可能な電気光学装置、電気光学装置のリサイク
ル方法及び電子機器に関する。
近年、工場から排出される産業廃棄物、および、不要になった家電製品や情報機器等の
廃棄物等に関して、廃棄量の削減やリサイクルの促進を図る努力がなされている。これは
、例えば、液晶装置や液晶パネルについても同様である。
液晶パネルは、省電力が可能である等の特性から、高度情報化社会の進展と共に製造量
が増大し、かつ、大きな表示面積のものも増加する傾向にある。従って、廃棄される液晶
パネルの量も今後増大すると考えられる。
液晶パネルは、表面に透明電極を有する2枚のガラス基板に対して、対向する内面の周
囲にシール材を塗布し、隙間を設けて接着し、さらにその隙間を形成するシール内側に液
晶を封入した構造となっている。
使用済みの液晶パネルは、従来、ガラスとして廃棄物処理されるか、或いは、液晶パネ
ルを高温雰囲気中に保持したり、パネルガラスのシール材を局部的に加熱処理したりして
、接着力を劣化させ2枚のガラスを分離し、ガラス表面の金属類等を回収していた(例え
ば、特許文献1,2参照)。
特開2002−239518号公報 特開2002−159956号公報
しかしながら、特許文献1,2のような従来技術では、液晶パネルに含まれる金属や基
板材料は回収されるが、液晶は高温処理によってガス化等されて廃棄されていた。一方、
液晶及びガラスは高価な材料であり、何らかの方法で回収して再利用することが望ましい
そこで、本発明は上記の問題に鑑み、液晶パネル等の電気光学パネルの製造時に、予め
電気光学パネル内の電気光学物質(例えば液晶)を取り出すことを容易にする構造を備え
、電気光学パネルから電気光学物質を分離して回収でき、ガラスの回収も容易となる電気
光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器を提供することを目的とするもの
である。
本発明による電気光学装置は、電気光学物質をシールを用いて挟持した一対の基板を有
する電気光学パネルと、前記電気光学パネルの一対の基板の少なくとも一方の基板の角部
分に、表示エリアの外側でかつ前記シールの角の内側に対応する位置に設けられて、前記
基板の角部分を切断するためのスクライブラインと、を具備したものである。
本発明のこのような構成によれば、スクライブラインが、基板の角部分であって、表示
エリアの外側でかつ前記シールの角の内側に対応する位置に設けられているので、通常の
使用時には、表示エリアにスクライブラインが入って邪魔になることがなく、画面表示さ
れた画像に悪影響を与えることはない。また、電気光学パネルが使用済みとなったときに
、スクライブラインで切断すれば、その切り口から基板間に挟持されている液晶を排出さ
せて回収することができる。結果として、基板材料であるガラスの回収も容易となる。
本発明において、前記スクライブラインは、前記シールの対角線上における互いに反対
側の角部分に一対形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、一対の基板の対角線上の2つ角部分を各スクライブラインで
切断することができるので、電気光学物質を回収するのに、2つの切り口を用いて基板間
の電気光学物質を効率的に排出させることが可能となる。
本発明による電気光学装置は、電気光学物質を挟持した一対の基板と、前記一対の基板
の一方の基板の角部分に設けられて内部の前記電気光学物質を回収するための貫通孔及び
それを封止する栓と、を具備したものである。
本発明のこのような構成によれば、一対の基板の一方の基板の角部分に、貫通孔及びそ
れを封止する栓を設けたので、使用済みとなった電気光学パネルにおいて、栓を外すこと
により基板間に挟持されている電気光学物質を回収することができる。基板材料であるガ
ラスを切断などの破壊をせずに、電気光学物質を回収できる。結果として、基板材料であ
るガラスの回収も容易となる。
本発明による電気光学装置は、一対の基板と、この一対の基板間にシールを用いて挟持
される電気光学物質とを備えた電気光学パネルと、前記電気光学パネルの一対の基板の一
方の基板の角部分に、表示エリアの外側でかつ前記シールの角の内側に対応する位置に設
けられて、内部の前記電気光学物質を回収するための貫通孔及びそれを封止する栓と、を
具備したものである。
本発明のこのような構成によれば、貫通孔及びそれを封止する栓が、基板の角部分であ
って、表示エリアの外側でかつ前記シールの角の内側に対応する位置に設けられているの
で、通常の使用時には、表示エリアに貫通孔及びそれを封止する栓が入って邪魔になるこ
とがなく、画面表示された画像に悪影響を与えることはない。また、電気光学パネルが使
用済みとなったときに、栓を外すと、貫通孔から基板間に挟持されている液晶を排出させ
て回収することができる。基板材料であるガラスを切断などの破壊をせずに、電気光学物
質を回収できる。
本発明において、前記貫通孔及びそれを封止する栓は、前記シールの対角線上における
互いに反対側の角部分に一対形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、一対の基板の対角線上の2つ角部分の栓を外すことができる
ので、電気光学物質を回収するのに、2つの貫通孔を用いて基板間から電気光学物質を効
率的に排出させることが可能となる。
本発明の構成において、前記電気光学物質は液晶であり、前記一対の基板は画素電極及
び駆動素子を備えた素子基板とこの素子基板と対向して配置される対向基板であることを
特徴とする。
このような構成によれば、TFT等の駆動素子を用いた液晶装置から、液晶を容易に取
り出して回収することが可能となる。このような液晶装置の場合、スクライブライン又は
貫通孔及びそれを封止する栓を駆動素子のない対向基板側に設けることが望ましい。
本発明による電気光学装置のリサイクル方法は、上記電気光学装置のリサイクル方法で
あって、前記一対の基板の角部分を前記スクライブラインで切断し、切断された切り口か
ら内部の電気光学物質を回収することを特徴とする。
本発明のこのような方法によれば、使用済みとなった電気光学パネルにおいて、基板の
角部分をスクライブラインで切断することにより、切断された切り口より基板間に挟持さ
れている電気光学物質を回収することができる。結果として、基板材料であるガラスの回
収も容易となる。
本発明による電気光学装置のリサイクル方法は、上記電気光学装置のリサイクル方法で
あって、前記スクライブラインが2箇所形成されている場合、前記電気光学パネルの一対
の基板の角部分を前記2箇所のスクライブラインで切断し、切断された一方の角部分の切
り口に気体による圧力を与え、切断されたもう一方の角部分の切り口から内部の電気光学
物質を回収することを特徴とする。
本発明のこのような方法によれば、一対の基板の対角線上の2つ角部分を各スクライブ
ラインで切断することができるので、電気光学物質を回収するのに、2つの切り口を用い
て基板間の電気光学物質を効率的に排出させることが可能となる。
本発明による電気光学装置のリサイクル方法は、上記電気光学装置のリサイクル方法で
あって、前記電気光学パネルの前記貫通孔を封止する栓を外し、栓が外されたその貫通孔
から内部の電気光学物質を回収することを特徴とする。
本発明のこのような方法によれば、使用済みとなった電気光学パネルにおいて、一方の
基板の角部分に設けた栓を外すことにより基板間に挟持されている電気光学物質を回収す
ることができる。基板材料であるガラスを切断などの破壊をせずに、電気光学物質を回収
できる。結果として、基板材料であるガラスの回収も容易となる。
本発明による電気光学装置のリサイクル方法は、上記電気光学装置のリサイクル方法で
あって、前記貫通孔及びそれを封止する栓が2箇所形成されている場合、前記電気光学パ
ネルの2つの角部分の前記貫通孔を封止する栓を外し、栓が外された一方の角部分の貫通
孔に気体による圧力を与え、栓が外されたもう一方の角部分の貫通孔から内部の電気光学
物質を回収することを特徴とする。
本発明のこのような方法によれば、一対の基板の対角線上の2つ角部分の栓を外すこと
ができるので、電気光学物質を回収するのに、2つの貫通孔を用いて基板間から電気光学
物質を効率的に排出させることが可能となる。
本発明の方法において、前記電気光学物質は液晶であり、前記一対の基板は画素電極及
び駆動素子を備えた素子基板とこの素子基板と対向して配置される対向基板であることを
特徴とする。
このような方法によれば、TFT等の駆動素子を用いた液晶装置から、液晶を容易に取
り出して回収することが可能となる。このような液晶装置の場合、スクライブライン又は
貫通孔及びそれを封止する栓は駆動素子のない対向基板側に設けられることが望ましい。
本発明による電子機器は、上記の電気光学装置を備えたものであることが好ましい。
本発明のこのような構成によれば、電子機器における電気光学装置において、電気光学
物質を回収するためのスクライブライン、又は、貫通孔及びそれを封止する栓が予め基板
に形成されているので、使用済みとなった液晶装置等の電気光学装置を処分する際に、電
気光学物質(例えば液晶)を分離して回収することが容易になると共に、基板材料である
ガラスの回収も容易となる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下の実施の形態は、本発明の電気光学装置を液晶装置に適用したものである。
[第1の実施形態]
図1(a)は本発明の第1の実施形態の電気光学装置における素子基板を対向基板側から
見た平面図であり、図1(b)は図1のA−A線断面図である。ここでは、電気光学装置の
一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置を例に説明
する。
図1(a)及び(b)に示す電気光学装置では、薄膜トランジスタ(TFT)及び画素電極
を備えた素子基板10と共通電極を備えた対向基板20とが対向配置されている。素子基
板10及び対向基板20はガラス基板であり、これらの基板10及び20に形成された画
素電極及び共通電極はITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極である。
素子基板10と対向基板20との間に液晶30が封入されている。素子基板10と対向
基板20とは、画像表示領域(点線枠Dで囲まれた領域であり、以下、表示エリアという
)10aの周囲に位置するシール領域10bに塗布又は印刷されたシール材31により相
互に接着されている。シール領域10bは対向基板20の周縁部に略四角形状に所定の幅
をもって帯状に形成されている。シール領域10bの一部には、液晶30を封入するため
の封口部10cがシール材31を途切れさせることによって形成されている。この封口部
10cは、ここから液晶30をシール材31によって囲まれた空間内に封入した後に封止
材32によって封止される。このように一対の基板10,20の間に液晶30を挟持する
ために基板20の周縁部分(又は基板10の周辺部分)を囲むように設けられているシー
ル材31及び封止材32を総称してシールと呼ぶ。
シール材31は、両基板10,20を貼り合わせるために、例えば熱硬化樹脂、熱及び
光硬化樹脂、光硬化樹脂、紫外線硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいて素子基板1
0上に塗布された後、加熱、加熱及び光照射、光照射、紫外線照射等により硬化させられ
たものである。
このようなシール材31中には、両基板10,20間の間隔(基板間ギャップ)を所定
値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が混合されている。
本実施の形態の電気光学装置は、例えば、プロジェクタのライトバルブ用として小型で
拡大表示を行うのに用いられる。但し、電気光学装置が液晶ディスプレイや液晶テレビの
ように大型で直視型の等倍表示を行う液晶装置であれば、このようなギャップ材は、液晶
30の中に含まれてもよい。
対向基板20の4隅には、上下導通材11が設けられており、素子基板10に設けられ
た上下導通端子と対向基板20に設けられた共通電極との間で電気的な導通をとるように
している。
図1(a)及び(b)において、シール材31が配置されたシール領域10bの内側に並行
して、表示エリア10a(点線枠Dで囲まれた領域)を規定する遮光部材(図示せず)が
細い幅で対向基板20側又は素子基板10側に設けられている。表示エリア10aの周辺
に広がる周辺領域のうち、シール材31が配置されたシール領域10bの図示しない下側
の基板部分(但し表示エリア10aの外側の部分)には、データ線駆動回路及び外部回路
接続端子(図示せず)が素子基板10の一辺に沿って設けられており、走査線駆動回路(
図示せず)が、この一辺に隣接する2辺に沿って設けられている。更に素子基板10の残
る一辺には、表示エリア10aの両側に設けられた走査線駆動回路間をつなぐための複数
の配線(図示せず)基板と一体的に設けられている。
ガラス基板10又は20の厚みL1は0.5mm前後、基板10,20間の間隔L2は
0.3μm(大型の液晶パネルの場合であっても0.5μm)である。
以上の構成に加えて、本実施形態では、上下の2枚の基板10,20の一方の基板であ
る対向基板20の外面に、表示エリア10a(点線枠Dで規定される領域)の外側でかつ
略四角形状に形成したシール領域10bの角の内側に相当する位置にスクライブライン2
1,21’を設けている。或いは、上下の2枚の基板10,20の一方の基板である対向
基板20の外面に、スクライブライン21,21’を設けると共に、もう一方の基板であ
る素子基板10の外面に、スクライブライン12,12’を設けてもよい。
スクライブライン21は、略四角形状に形成したシール領域10bの対角線上に一対形
成されていることが好ましい。すなわち、シール領域10bの対角線上の一方の角の内側
にスクライブライン21を形成し、対角線上のもう一方の角の内側にスクライブライン2
1’を形成することが好ましい。
なお、対角線上に2つのスクライブライン21,21’を設けるのに代えて、1つのス
クライブライン21(又は21’)のみを形成した構成としてもよい。
次に、上記のように構成された電気光学装置のリサイクル方法について説明する。
スクライブライン21がシール領域10bの対角線上に例えば2箇所形成されている場
合、液晶パネルの2枚の基板20,10の角をスクライブライン21,21’で切断し、
切断された一方の角の切り口(符号21側)にエアーブロー(図示せず)を用いて空気や
窒素等の気体による圧力を与え、切断されたもう一方の角の切り口(符号21’側)から
パネル内部の液晶30を排出させて、液晶パネルから液晶を分離して回収することができ
る。更に、液晶の分離・回収を速めるために、切り口(符号21’側)に真空引き装置を
用いて吸引するようにしてもよい。結果として、基板材料であるガラスの回収も容易とな
る。
なお、対角線上に2つのスクライブライン21,21’に代えて、1つのスクライブラ
イン21(又は21’)のみを形成した場合は、液晶パネルの2枚の基板20,10の角
をスクライブライン21で切断し、切断された角の切り口に真空引き装置(図示せず)を
用いてその切り口からパネル内部の液晶30を吸引し、液晶パネルから液晶を分離して回
収することができる。
[第2の実施形態]
図2(a)は本発明の第2の実施形態の電気光学装置における素子基板を対向基板側から
見た平面図であり、図2(b)は図1のB−B線断面図である。ここでも、図1と同様に、
電気光学装置の一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶
装置を例に説明する。第1の実施形態と同一部材及び同一機能を有する部分には同一符号
を付して説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施形態が液晶パネルの2枚の基板における所定の位置に
スクライブラインを設けるものであったのに対して、液晶パネルの2枚の基板における所
定の位置に貫通孔及びそれを封止する栓を設ける構成としたものである。それ他の構成は
図1(a)及び(b)と同様であるので、図1(a)及び(b)と異なる点を中心として以下に説
明する。
図2(a)及び(b)において、上下の2枚の基板10,20の一方の基板である対向基板
20の外面に、表示エリア10a(点線枠Dで規定される領域)の外側でかつ略四角形状
に形成したシール領域10bの角の内側に相当する位置に貫通孔22及びそれを封止する
栓23を設けている。すなわち、素子基板10に対して、栓付きの対向基板を用意して、
シール材で貼り合わせた構成としている。
貫通孔22及びそれを封止する栓23は、略四角形状に形成したシール領域10bの対
角線上に一対形成されていることが好ましい。すなわち、シール領域10bの対角線上の
一方の角の内側に貫通孔22及びそれを封止する栓23を形成し、対角線上のもう一方の
角の内側に貫通孔22’及びそれを封止する栓23’を形成することが好ましい。
なお、対角線上の2つの貫通孔22及びそれを封止する栓23と、貫通孔22’及びそ
れを封止する栓23’とを設ける代わりに、1つの貫通孔22及びそれを封止する栓23
のみを形成した構成としてもよい。
次に、上記のように構成された電気光学装置のリサイクル方法について説明する。
貫通孔22及びそれを封止する栓23がシール領域10bの対角線上に例えば2箇所形
成されている場合、液晶パネルの2枚の基板20の貫通孔22,22’を封止する栓23
,23’をそれぞれ外し、栓23が外された一方の角の貫通孔22にエアーブロー(図示
せず)を用いて空気や窒素等の気体による圧力を与え、栓23’が外されたもう一方の角
の貫通孔22’からパネル内部の液晶30を排出させて、液晶パネルから液晶を分離して
回収することができる。更に、液晶の分離・回収を速めるために、貫通孔22’に真空引
き装置を用いて吸引するようにしてもよい。結果として、基板材料であるガラスの回収も
容易となる。
なお、対角線上の2つの貫通孔22及びそれを封止する栓23と、貫通孔22’及びそ
れを封止する栓23’とに代えて、1つの貫通孔22(又は22’)及びそれを封止する
栓23(又は23’)のみを設けた場合は、液晶パネルの基板20の栓23を外し、栓2
3を外された貫通孔22に真空引き装置(図示せず)を用いて貫通孔22からパネル内部
の液晶30を吸引し、液晶パネルから液晶を分離して回収することができる。
以上述べた第1,第2の実施形態では、シール材に液晶注入口(封口部10c)がある
タイプの電気光学装置について説明したが、本発明は封口レスのタイプの電気光学装置に
適用できることは勿論である。
次に、本発明に係る電子機器について説明する。
電子機器は、上述した電気光学装置としての液晶装置を表示部として有したものであり
、具体的には図3に示すもの等が挙げられる。
図3(a)は、携帯電話機の一例を示した斜視図である。図3(a)において、携帯電話機
100は、上述した図1又は図2の液晶装置を用いた表示部101を備える。
図3(b)は、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図3(
b)において、情報処理装置110は、キーボードなどの入力部111、上述した図1又
は図2の液晶装置を用いた表示部112、情報処理装置本体113を備える。
図3(a),(b)に示すそれぞれの電子機器は、上述した電気光学装置としての図1又は
図2の液晶装置を有した表示部101,112を備えているので、表示部を構成する電気
光学物質としての液晶を回収して再利用(リサイクル)することが可能となる。
上述した実施形態では、電気光学装置として液晶装置に適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロ
ルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装
置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表
示装置、電気泳動表示装置、液晶等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイ
ス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置に応用できる。
本発明の第1の実施形態の電気光学装置における素子基板を対向基板側から見た平面図、及び、そのA−A線断面図。 本発明の第2の実施形態の電気光学装置における素子基板を対向基板側から見た平面図、及び、そのB−B線断面図。 本発明に係る電子機器を示す斜視図。
符号の説明
10…素子基板、10a…画像表示領域(表示エリア)、10b…シール領域、20…
対向基板、21,21’…スクライブライン、22,22’…貫通孔、23,23’…栓
、31…シール材、32…封止材。

Claims (12)

  1. 電気光学物質をシールを用いて挟持した一対の基板を有する電気光学パネルと、
    前記電気光学パネルの一対の基板の少なくとも一方の基板の角部分に、表示エリアの外
    側でかつ前記シールの角の内側に対応する位置に設けられて、前記基板の角部分を切断す
    るためのスクライブラインと、
    を具備したことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記スクライブラインは、前記シールの対角線上における互いに反対側の角部分に一対
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 電気光学物質を挟持した一対の基板と、
    前記一対の基板の一方の基板の角部分に設けられて内部の前記電気光学物質を回収する
    ための貫通孔及びそれを封止する栓と、
    を具備したことを特徴とする電気光学装置。
  4. 一対の基板と、この一対の基板間にシールを用いて挟持される電気光学物質とを備えた
    電気光学パネルと、
    前記電気光学パネルの一対の基板の一方の基板の角部分に、表示エリアの外側でかつ前
    記シールの角の内側に対応する位置に設けられて、内部の前記電気光学物質を回収するた
    めの貫通孔及びそれを封止する栓と、
    を具備したことを特徴とする電気光学装置。
  5. 前記貫通孔及びそれを封止する栓は、前記シールの対角線上における互いに反対側の角
    部分に一対形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の電気光学装置。
  6. 前記電気光学物質は液晶であり、前記一対の基板は画素電極及び駆動素子を備えた素子
    基板とこの素子基板と対向して配置される対向基板であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1つに記載の電気光学装置。
  7. 請求項1又は2に記載の電気光学装置のリサイクル方法であって、
    前記一対の基板の角部分を前記スクライブラインで切断し、切断された切り口から内部
    の電気光学物質を回収することを特徴とする電気光学装置のリサイクル方法。
  8. 請求項1又は2に記載の電気光学装置のリサイクル方法であって、
    前記スクライブラインが2箇所形成されている場合、前記電気光学パネルの一対の基板
    の角部分を前記2箇所のスクライブラインで切断し、切断された一方の角部分の切り口に
    気体による圧力を与え、切断されたもう一方の角部分の切り口から内部の電気光学物質を
    回収することを特徴とする電気光学装置のリサイクル方法。
  9. 請求項3〜5のいずれか1つに記載の電気光学装置のリサイクル方法であって、
    前記電気光学パネルの前記貫通孔を封止する栓を外し、栓が外されたその貫通孔から内
    部の電気光学物質を回収することを特徴とする電気光学装置のリサイクル方法。
  10. 請求項3〜5のいずれか1つに記載の電気光学装置のリサイクル方法であって、
    前記貫通孔及びそれを封止する栓が2箇所形成されている場合、前記電気光学パネルの
    2つの角部分の前記貫通孔を封止する栓を外し、栓が外された一方の角部分の貫通孔に気
    体による圧力を与え、栓が外されたもう一方の角部分の貫通孔から内部の電気光学物質を
    回収することを特徴とする電気光学装置のリサイクル方法。
  11. 前記電気光学物質は液晶であり、前記一対の基板は画素電極及び駆動素子を備えた素子
    基板とこの素子基板と対向して配置される対向基板であることを特徴とする請求項7〜1
    0のいずれか1つに記載の電気光学装置のリサイクル方法。
  12. 請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電
    子機器。
JP2005331446A 2005-11-16 2005-11-16 電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器 Withdrawn JP2007139956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331446A JP2007139956A (ja) 2005-11-16 2005-11-16 電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005331446A JP2007139956A (ja) 2005-11-16 2005-11-16 電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007139956A true JP2007139956A (ja) 2007-06-07

Family

ID=38202919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005331446A Withdrawn JP2007139956A (ja) 2005-11-16 2005-11-16 電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007139956A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224972A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 凌暉光電有限公司Leadwelloptical Co., Ltd 液晶パネルからの液晶抽出方法および液晶パネルの再利用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224972A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 凌暉光電有限公司Leadwelloptical Co., Ltd 液晶パネルからの液晶抽出方法および液晶パネルの再利用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9239495B2 (en) Display device, electronic device including display device, and method for manufacturing display device
JP2011022220A (ja) 保護板付き電子部材
JP2008201629A (ja) 電気光学装置の製造方法、基板の分断方法、及び、基板分断装置
JP2009237410A (ja) 液晶パネル、液晶表示装置及びその製造方法
JP2010014996A (ja) 表示装置
JP5160687B2 (ja) 表示パネル、表示装置及びその製造方法
JP2009300854A (ja) 液晶ディスプレイパネル、電子機器及びディスプレイパネル
JP2014182164A (ja) 表示装置
JP2013190715A (ja) 表示装置、製造方法、電子機器
KR101696807B1 (ko) 원형 액정모듈 및 그 제조방법
JP2011113047A (ja) 保護板一体型液晶表示パネル及びその製造方法
JP2003216068A (ja) 表示装置と表示装置用基板及びその製造方法
JP5304232B2 (ja) 電気光学装置の製造方法
JP2007139956A (ja) 電気光学装置、電気光学装置のリサイクル方法及び電子機器
JP2009169152A (ja) 液晶表示装置
WO2013132633A1 (ja) 液晶パネル
JP4720336B2 (ja) 電気光学装置の製造方法及び電気光学装置
JP2005283862A (ja) 液晶表示パネル
JP2008184358A (ja) 電気光学装置の製造方法、及び電気光学装置
JP5508077B2 (ja) タッチパネルの製造方法およびタッチパネル
US11643362B2 (en) Display device and manufacturing method thereof
JP2008164977A (ja) パネルと液晶装置の製造方法及びシールを有する基板
JP2009047758A (ja) 液晶表示パネル及び液晶表示パネルの製造方法
JP2010271347A (ja) 電気光学装置の製造方法
JP2010002700A (ja) 表示装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070405

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090203