JP2007139799A - 機械的変形量検出センサ - Google Patents

機械的変形量検出センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2007139799A
JP2007139799A JP2007045978A JP2007045978A JP2007139799A JP 2007139799 A JP2007139799 A JP 2007139799A JP 2007045978 A JP2007045978 A JP 2007045978A JP 2007045978 A JP2007045978 A JP 2007045978A JP 2007139799 A JP2007139799 A JP 2007139799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon nanotube
resistance element
deformation
detection sensor
mechanical deformation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007045978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4356754B2 (ja
Inventor
Hisakazu Miyajima
久和 宮島
Masao Arakawa
雅夫 荒川
Akira Yabuta
明 薮田
Atsushi Sakai
淳 阪井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2007045978A priority Critical patent/JP4356754B2/ja
Publication of JP2007139799A publication Critical patent/JP2007139799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4356754B2 publication Critical patent/JP4356754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】高感度な機械的変形量検出センサ及びそれを用いた加速度センサ、圧力センサを提供するにある。
【解決手段】センサ構造体1はシリコン基板よりなり、裏面側の一部を異方性エッチングして薄肉の受圧部たるダイヤフラム2を有する凹部3を形成している。ガラス製の台座4は凹部3に流体圧力を導入するための圧力導入孔5を設け、センサ構造体1の裏面に接合されている。ダイヤフラム2の両側の周縁部の中央に対応する位置には、ダイヤフラム2の周囲のセンサ構造体1の表面に跨るようにカーボンナノチューブ抵抗素子61,62を設けている。これらカーボンナノチューブ抵抗素子61,62とともに、検出信号取り出し用のブリッジ回路を組む基準用抵抗素子63,64をダイヤフラム2の周囲のセンサ構造体1表面上に配置固定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、機械的変形量検出センサ及びそれを用いた加速度センサ、圧力センサに関するものである。
従来より、検出対象とする物理量の大きさを検出するセンサとして、当該物理量がセンサ構造体に加わったときに生じるセンサ構造体の機械的変形の大きさを物理量の大きさを示す指標として捉え、この機械的変形量を電気信号に変換する機械的変形量検出センサが知られており、その代表例として例えば半導体加速度センサや半導体圧力センサ等がある。これら半導体加速度センサや半導体圧力センサ等にあっては、センサ構造体を半導体基板によって形成しており、半導体結晶に応力が加わると電気抵抗が変化する現象、つまりピエゾ抵抗を用いて電気信号として取り出すようになっている。多結晶薄膜歪ゲージ用いた圧力センサとしては特許文献1に開示されたものがある。
特開平06−037334号公報
ところで、従来の如くピエゾ抵抗を用いたセンサでは、センサ構造体をシリコン基板を加工して形成する際に、センサ構造体の形成工程の流れの中でピエゾ抵抗を半導体拡散技術によって形成できるため、一連の半導体基板加工プロセスで製造可能であり製造上のメリットがあるものの、センサ構造体の機械的変形量に対応したピエゾ抵抗の電気抵抗の変化率、つまり導電率の変化量には限界があり、そのためピエゾ抵抗が有する潜在力を超える更に高感度化は困難であった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは従来方式に比べてより高感度化が実現できる機械的変形量検出センサ及びそれを用いた加速度センサ、圧力センサを提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の機械的変形量検出センサに係る発明では、半導体基板または絶縁基板により形成され、検出対象とする物理量が当該構造体に加わったときにその物理量に起因して変形する変形部と当該変形部を支持する支持部を一体に有したセンサ構造体と、前記変形部の変形に共動して機械的に変形するように前記変形部に配置されたカーボンナノチューブ抵抗素子と、前記センサ構造体上にパターン形成され前記カーボンナノチューブ抵抗素子に接続された配線パターンを備え、前記配線パターンを介して前記カーボンナノチューブ抵抗素子に電圧印加することにより、前記カーボンナノチューブ抵抗素子の機械的変形に伴う導電率変化を電気信号として取り出すことを特徴とする。
請求項1の機械的変形量検出センサの発明によれば、カーボンナノチューブ抵抗素子の電気的特性を利用し、従来に比して優れた感度での物理量検出が可能となる。すなわち、前記配線パターンを介して前記カーボンナノチューブ抵抗素子に電圧印加した状態で、当該検出センサが検出対象とする物理量が前記センサ構造体に加わると、まず前記変形部が変形し、この変形に共動、つまり変形する形状を追従するように前記カーボンナノチューブ抵抗素子が機械的に変形し、この機械的変形に伴ってカーボンナノチューブ抵抗素子の導電率が比較的大きく変化し、この導電率の変化に起因して変化する電圧値又は電流値等の変化量も比較的大きくなり、それが高感度な電気信号として配線パターンを介して取り出されることになる。そして、この電気信号を検出対象とする物理量の大きさの指標として、当該物理量に換算することで高感度な物理量検出が可能となる。
請求項2の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1の発明において、前記変形部は前記支持部よりも薄肉に形成されており、検出対象とする物理量が前記センサ構造体に加わったときに弾性的に撓むように変形することを特徴とする。
請求項2の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、変形部が、支持部よりも薄肉にしているので、検出対象とする物理量が前記センサ構造体に加わったときに弾性的に撓んで変形するように形成することができる。
請求項3の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1又は2の発明において、前記センサ構造体はシリコン基板により形成されたMEMSセンサチップであることを特徴とする。
請求項3の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、MEMSセンサチップとすることで、非常に微小な素子体であるカーボンナノチューブを用いている本発明にあっては、高感度化と小型化を両立するのに非常に有利である。
請求項4の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項3の発明において、前記カーボンナノチューブ抵抗素子は絶縁膜を介して前記変形部上に配置されていることを特徴とする。
請求項4の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、カーボンナノチューブ抵抗素子は絶縁膜を介して変形部上に配置されていることで、好ましい構成となる。
請求項5の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1乃至4の何れかの発明において、前記カーボンナノチューブ抵抗素子は、その長手方向が前記変形部の変形方向と直交するよう配置されていることを特徴とする。
請求項5の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、長手方向と変形部の変形方向が直交することで、変形部の変形がカーボンナノチューブ抵抗素子の変形として最も良く反映され、その結果、カーボンナノチューブ抵抗素子において導電率の変化もその分大きくなって高感度化に有利となる。
請求項6の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記配線パターンは前記カーボンナノチューブ抵抗素子との接続端部に金属電極部を有しており、前記カーボンナノチューブ抵抗素子の両端部は前記金属電極部により覆われていることを特徴とする。
請求項6の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、金属電極部によりカーボンナノチューブ抵抗素子と配線パターンとの接続を確実に行えるとともに、前記カーボンナノチューブ抵抗素子を前記変形部上に強固に固定化することができる。
請求項7の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1乃至6の何れかの発明において、前記カーボンナノチューブ抵抗素子はその表面が絶縁性の被覆膜により覆われていることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、カーボンナノチューブ抵抗素子を保護できるとともに前記変形部上により強固に固定化することができ、被覆膜をセンサ構造体の表面に設けたパッシベーション膜で構成すれば、センサ構造体表面の保護とともに、前記カーボンナノチューブ抵抗素子を保護及び固定化を同時に行うことができる。
請求項8の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1乃至7の何れかの発明において、前記被覆膜は前記センサ構造体の表面に設けられたパッシベーション膜であることを特徴とする。
請求項8の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、平坦面に配置する場合に比して変形角度の大きな部位での導電率変化が大きいというカーボンナノチューブ抵抗素子の特徴を生かして、小さな変形量に対して大きな導電率変化を得ることが可能となり、更に高感度化が期待できる。
請求項9の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1乃至8の何れかの発明において、前記変形部に段部が形成され、この段部を跨ぐように前記カーボンナノチューブ抵抗素子が前記変形部上に配置されていることを特徴とする。
請求項9の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、平坦面に配置する場合に比して変形角度の大きな部位での導電率変化が大きいというカーボンナノチューブの特徴を生かして、小さな変形量に対して大きな導電率変化を得ることが可能となり、更に高感度化が期待できる。
請求項10の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項1乃至9の何れかの発明において、前記センサ構造体において前記変形部以外の前記応力では変形しない部位に基準用抵抗素子が配置され、該基準用抵抗素子と前記カーボンナノチューブ抵抗素子とを前記配線パターンにより接続することでブリッジ回路が構成されていることを特徴とする。
請求項10の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、ブリッジ回路の入力端に電圧を印加する一方、該ブリッジ回路の出力端の電圧を前記カーボンナノチューブ抵抗素子の機械的変形に伴う導電率変化に対応した電気信号として取り出すことができ、高感度化に加えて検出精度が向上する。
請求項11の機械的変形量検出センサに係る発明では、請求項10の発明において、前記基準用抵抗素子はカーボンナノチューブにより構成されていることを特徴とする。
請求項11の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、検出用の抵抗素子と基準用抵抗素子とを何れも同材料であるカーボンナノチューブにより構成することで、検出精度がより向上する。
請求項12の機械的変形量センサに係る発明では、請求項1乃至11の何れかの発明において、前記カーボンナノチューブ抵抗素子は、単層カーボンナノチューブにより構成されていることを特徴とする。
請求項12の機械的変形量検出センサに係る発明によれば、複層カーボンナノチューブと比べて、長手方向において変形させたとき導電率の変化が大きい単層カーボンナノチューブを用いてカーボンナノチューブ抵抗素子を構成するので、高感度化に有利となる。
請求項13の機械的変形量センサに係る発明では、請求項12の発明において、前記カーボンナノチューブ抵抗素子は、単層カーボンナノチューブを複数本並設したものを電気的に並列接続して構成されていることを特徴とする。
請求項13の機械的変形量センサに係る発明によれば、単層カーボンナノチューブを複数本並設したものを電気的に並列接続することで、個々の単層カーボンナノチューブにおける導電率の変化度合いのバラツキを平均化して抑え、高感度に加えて検出精度の向上を図ることができる。
請求項14の加速度センサに係る発明では、請求項1乃至13の何れかの機械的変形量検出センサは検出対象とする物理量が加速度である加速度センサであって、前記センサ構造体は前記変形部を介して前記支持部に連結支持された重り部を更に一体に有していることを特徴とする。
請求項14の加速度センサに係る発明によれば、請求項1乃至13の何れかの機械的変形量検出センサの特徴を持つ加速度センサを提供できる。
請求項15の圧力センサに係る発明では、請求項1乃至13の何れかの機械的変形量検出センサは検出対象とする物理量が流体の圧力である圧力センサであって、前記センサ構造体において前記支持部は枠状に形成され、前記変形部は前記支持部の枠内領域を占めて流体の圧力を受圧するタイヤフラムにより構成されていることを特徴とする。
請求項15の圧力センサに係る発明によれば、請求項1乃至13の何れかの機械的変形量検出センサの特徴を持つ圧力センサを提供できる。
請求項16の圧力センサに係る発明では、請求項15の発明において、前記カーボンナノチューブ抵抗素子は前記ダイヤフラムにおける周縁部位に配置されていることを特徴とする。
請求項16の圧力センサに係る発明によれば、好ましい圧力センサを提供できる。
本発明は、センサ構造体に加わった検出対象の物理量の大きさをカーボンナノチューブ抵抗素子の導電率変化による電気信号として検出できるため、カーボンナノチューブの電気的特性を利用し、例えばピエゾ抵抗素子を用いた従来方式に比べて優れた感度での物理量検出が可能となる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施形態に係る機械的変形量検出センサについて説明する。
(実施形態1)
本実施形態に示す機械的変形量検出センサは、図1に示すように、流体の圧力を検出するための圧力センサである。本実施形態において、センサ構造体1はシリコン基板を加工して形成した、いわゆるMEMSセンサチップ(半導体圧力センサチップ)であって、矩形枠状の支持部1aと、この支持部1aの枠内を占める薄肉のダイヤフラム2とから構成されている。
この圧力センサチップ1において、薄肉の受圧部たるダイヤフラム2はシリコン基板の裏面側の一部を異方性エッチングして所定厚を残すよう凹部3を掘り込むことで形成される。圧力センサチップ1の裏面には、上記凹部3に流体圧力を導入するための圧力導入孔5を有するガラス製の台座4が接合されている。圧力センサチップ1においてダイヤフラム2は圧力導入孔5から流体圧力が導入されたときに撓むように変形する。
ダイヤフラム2の表面には、流体圧力の大きさに応じてダイヤフラム2が変形する量を電気信号として取り出すために、カーボンナノチューブ抵抗素子61,62が配置されている。これらカーボンナノチューブ抵抗素子61,62は、ダイヤフラム2の周縁部であって、支持部1aの枠内での対向辺の中央位置に夫々の軸線が同一線上に位置するように配置固定されている。ここでカーボンナノチューブは軸方向(長手方向)に対して垂直な方向に変形すると、その変形量に応じて導電率(電気抵抗値)が変化するという特性がある。
一方、ダイヤフラム2の撓み変形は基板厚み方向に生ずる。従って、上記の如く配置することで、軸方向の配向がダイヤフラム2の撓み変形の方向と直交し、ダイヤフラム2の撓み変形が効率良くカーボンナノチューブ抵抗素子61,62に伝わって、カーボンナノチューブの導電率変化が大きくなる。また、カーボンナノチューブ抵抗素子61,62の配置位置をダイヤフラム2の撓み変形量が大きくなる周縁部とすることによっても、ダイヤフラム2の撓み変形が効率良くカーボンナノチューブ抵抗素子61,62に伝わって、カーボンナノチューブの導電率変化が大きくなる。
また、カーボンナノチューブ抵抗素子61,62はその全長がダイヤフラム2上にあっても構わないが、当該実施形態では長手方向の中程位置でダイヤフラム2と支持部1aとの境界を跨ぐようカーボンナノチューブ抵抗素子61,62を配置しその略1/2の部分はダイヤフラム2上に存在させている。ダイヤフラム2は撓み変形するとき、支持部1aとの境界付近でその撓み変形は屈曲するように大きくなるからである。
またこれらカーボンナノチューブ抵抗素子61,62とともに、図2に示す如く、検出信号取り出し用のブリッジ回路を組むための基準用抵抗素子63,64が流体圧力により変形しない支持部1aの表面においてカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の軸線と同一線上に位置するように配置固定されている。基準用抵抗素子63,64にはカーボンナノチューブが構成材料として用いられている。また、これらカーボンナノチューブからなる抵抗素子61〜64はダイヤフラム2が加圧されない状態では同じ電気抵抗を持つように形成している。このように検出用抵抗素子61,62と基準用抵抗素子63,64とを同様にカーボンナノチューブを構成材料として用い且つ抵抗値を等しくすることでブリッジ回路の検出精度を向上させている。
ブリッジ回路において、ダイヤフラム2の変形に共動して変形するカーボンナノチューブ抵抗素子61,62が対向する1対の辺に位置し、基準用抵抗素子63,64は別の対向する一対の辺に位置している。そして、カーボンナノチューブ抵抗素子61と基準用抵抗素子64との接続点と、カーボンナノチューブ抵抗素子62と基準用抵抗素子63との接続点間に直流電圧Vdを印加し、カーボンナノチューブ抵抗素子61と基準用抵抗素子63との接続点と、カーボンナノチューブ抵抗素子62とカーボンナノチューブ64との接続点間の電位差を検出信号として取り出す回路構成となっている。
図3は、抵抗素子61〜64を接続し前記ブリッジ回路を構成している配線パターン7を例示する図である。この例において、配線パターン7はダイヤフラム2を含むセンサ構造体1表面にパターン形成されており、ブリッジ回路に電圧Vdを印加するための入力端8a,8b用の電極パッドと、検出信号取り出すための出力端9a,9b用の電極パッドを夫々支持部1aの表面に設けてある。ここで、配線パターン7はアルミ等の金属配線で形成することができるが、圧力センサチップ1の構成材料であるシリコン基板に不純物ドープ等により形成した拡散配線でパターン形成しても良く、それらの組合せであっても良い。
図4はカーボンナノチューブ抵抗素子61,62や基準用抵抗素子63,64を構成するカーボンナノチューブ6の配置状態を示す概要図である。図示の如く、カーボンナノチューブ6は棒状の微小構造体であって、その両端部において配線パターン7と接続されている。
このカーボンナノチューブ6をセンサ構造体1の表面の所定位置に形成する手法としては、既に棒状に形成されているカーボンナノチューブを所定位置に配置固定化する方法と、センサ構造体1の表面の所定位置においてカーボンナノチューブを成長させる方法とが挙げられる。前者の場合、市販等されているカーボンナノチューブを用いることができるが、センサ構造体1のスケールが小さいのに加え、カーボンナノチューブ自体のサイズも極めて小さいため、所定位置に配置固定化するにはハンドリングが良いとは言えないため、後者の手法が好ましく用いられる。後者の場合、Fe,Ni,Co等の金属(又はその化合物)を触媒としてこの触媒を起点として所定位置にカーボンナノチューブを生長させるようにする。例えば図4に示す例では、圧力センサチップ1表面におけるカーボンナノチューブ6を設けるべき位置において、カーボンナノチューブ6の両端部に相当する部位にFe2O3を触媒部として形成し、CVDやアーク放電等の手法により前記触媒部間にカーボンナノチューブ6を生長させている。
ここで触媒部の形成方法としては、例えば、圧力センサチップ1の表面にレジストパターニングを行い、触媒材料を滴下又はスピンコート等することで形成できる。またカーボンナノチューブ6の生長手法としては、メタン等の炭化水素と水素ガスからなる混合ガスをカーボンナノチューブ6を生長させたい方向に流しながら500から1000℃の温度範囲でCVDやアーク放電等を行うことにより、カーボンナノチューブ6を生長させることができる。
ここで用いられるカーボンナノチューブ6の種別としては、単層カーボンナノチューブが好ましい。複層カーボンナノチューブでも良いが、単層カーボンナノチューブの方が長手方向において変形させたとき導電率の変化が大きく、ゆえに高感度化に有利となる。該実施形態では、カーボンナノチューブ6を用いた抵抗素子61−64は、単層カーボンナノチューブを複数本並設したものを電気的に並列接続して構成されたものが使用されている。これにより、個々の単層カーボンナノチューブにおける導電率の変化度合いのバラツキを平均化して抑え、高感度に加えて検出精度の向上を図ることができる。
該実施形態においてカーボンナノチューブ6の末端部は、配線パターン7から延設されたAl、Ti/Au等の金属電極部10により覆われている。この金属電極部10を設けることで、カーボンナノチューブ6の末端部と配線パターン7との接続が確実に行えると共に、カーボンナノチューブ6の末端部を押さえるので、カーボンナノチューブ6がチップ1の所定位置表面から剥がれ落ちるのが防止され、カーボンナノチューブ6は強固に固定化される。
該実施形態では、図5に示すように、カーボンナノチューブ6の表面を絶縁性の被覆膜13で覆うこともできる。被覆膜13を設けることで、カーボンナノチューブ6を保護できるとともに圧力センサチップ1上により強固に固定化されることになる。この被覆膜13は、スポット的にカーボンナノチューブ6を覆うようにしても構わないが、圧力センサチップ1表面に設けたパッシベーション膜を被覆膜13として用いると良い。こうすることで、センサチップ1の表面保護とともに、カーボンナノチューブ6の保護と固定化を同時に行うことができる。
尚、該実施形態において、シリコン基板から形成されるダイヤフラム2や支持部1aの表層にはSiO2等からなる絶縁膜11が設けられており、この絶縁膜11上にカーボンナノチューブ6及び配線パターン7(但し金属配線の部分)が設けられている。因みに、配線パターン7において拡散配線で構成される部分がある場合には、拡散配線の設けられる位置は絶縁膜11より下側のシリコン層内になるが、例えば絶縁膜11に所望の位置でコンタクトホールを設けることで絶縁膜11の表面側と導通を図ることができる。
而して、当該半導体圧力センサにあっては、台座4に設けた圧力導入孔5から流体圧力が導入されない状態では、ブリッジ回路の出力端9a、9b間の電位差は0であるが、凹部3内に流体圧力が導入されるとその圧力を受けてダイヤフラム2の中央部が図6において図示するように上方に膨らむように撓み、ダイヤフラム2の周縁部が斜め上向きに引っ張られるように変形する。このためダイヤフラム2の周縁部上に配置固定しているカーボンナノチューブ抵抗素子61,62は軸方向に直交する方向(弾性定数の小さい方向)にダイヤフラム2の周縁部の変形と共動する形で圧縮変形する。この圧縮変形によってカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の両端間の電気抵抗(導電率)は変形量に応じて変化し、その電気抵抗の変化に応じた電位差がブリッジ回路の出力端9a,9b間に生じることになる。つまりこの電位差の大きさがダイヤフラム2の受けている流体圧力の大きさに対応し、この電位差から流体圧力を検出することができるのである。
(実施形態2)
図7は本発明の実施形態2に係る半導体圧力センサを示している。上記実施形態1ではダイヤフラム2を含む圧力センサチップ1の表面が平坦面で、この平坦面上にカーボンナノチューブ抵抗素子61,62を配置固定しているが、カーボンナノチューブは変形する角度の大きい場所での電気抵抗の変化が大きいという特性があり、この特性を生かすように構成したのが本実施形態である。
つまり本実施形態は図7(b)に示すようにダイヤフラム2の表面位置を、ダイヤフラム2の変形部たる周縁境界部と支持部1aとの境界部において段部12を形成し、ダイヤフラム2の周囲のセンサ構造体1の表面位置よりも低くしている。カーボンナノチューブ抵抗素子61,62は、その長手方向がこの段部12を跨いで上側面(支持部1aの表面)から段部12の立下り面、下側面(ダイヤフラム2の表面)と屈曲しながら沿わせて夫々配置固定されている。その他の構成は実施形態1と同じであるので、ブリッジ回路構成、電極配置、金属配線等の図示は省略する。
而して台座4に設けた圧力導入孔5から流体圧力が導入されるとその圧力を受けてダイヤフラム2の中央部が図8において図示するように上方に膨らむように撓み、ダイヤフラム2の周縁部が斜め上向きに引っ張られるように変形する。このためダイヤフラム2の周縁境界部の段部12上に配置固定しているカーボンナノチューブ抵抗素子61,62は軸方向(長手方向)に直交する方向(弾性定数の小さい方向)にダイヤフラム2の周縁部の変形と共動する形で圧縮変形する。この際段部12の位置にあるカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の部位が大きな角度で圧縮変形するため、カーボンナノチューブ抵抗素子61,62の両端間の電気抵抗(導電率)は大きく変化することになり、ブリッジ回路の出力端9a,9b間に生じる電位差も大きくなる。つまり、少ない変形量に対して大きなレベルの電気信号を得ることができ、高感度に流体圧力を検出することができるのである。
(実施形態3)
図9は本発明の実施形態3に係る半導体圧力センサを示している。上記実施形態1,2では基準用抵抗素子を設けてブリッジ回路を構成しているが、本実施形態は、図9に示すようにダイヤフラム2の表面中央部に、周縁部のカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の軸方向と軸方向を平行させた2つの基準用抵抗素子63’、64’を並行するように配置固定し、この基準用抵抗素子63’,64’を用いて図10に示すブリッジ回路を構成している。基準用抵抗素子63’,64’はカーボンナノチューブにより構成されている。
而して台座4に設けた圧力導入孔5から流体圧力が導入されるとその圧力を受けてダイヤフラム2の中央部が図11において図示するように上方に膨らむように撓み、ダイヤフラム2の周縁部が斜め上向きに引っ張られるように変形する。このためダイヤフラム2の中央部に配置している基準用抵抗素子63’,64’は伸張する形で変形することになり、一方周縁部上に配置固定しているカーボンナノチューブ抵抗素子61,62は軸方向に直交する方向(弾性定数の小さい方向)にダイヤフラム2の周縁部の変形と共動する形で圧縮変形する。つまりカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の電気抵抗の変化方向と、基準用抵抗素子63’64の電気抵抗の変化方向とが逆となる。
これによりブリッジ回路の出力端9a,9b間に生じる電位差は実施形態1の場合に比べて大きくなる。つまり、少ない変形量に対して大きなレベルの電気信号を得ることができ、高感度に流体圧力を検出することができるのである。
(実施形態4)
図12は、本発明の実施形態4に係る加速度センサを示している。前掲の実施形態1乃至3は、圧力センサを構成するものであったが、本実施形態は、加速度センサを構成するもので、図12(a)に示すように、シリコン基板に対してエッチング等のマイクロマシン加工処理を行うことにより加速度センサチップ20が形成されている。この加速度センサチップ20は、枠状の支持部21と、2つの平行するビーム部22、22で片側が支持部21に一体に支持されて、支持部21に囲まれる空間内に揺動自在に配置された重り部22と、上記ビーム部23,23とを有している。図12(b)に示すように、この支持部21の上面にはセンサチップ20の外周部に金属膜24が周設されており、センサチップ20の上面には、下面に重り部22の上方向の移動を可能する凹部25を形成した上部ガラスキャップ26が配置固定されている。この上部ガラスキャップ26の下面は金属膜24を介してセンサチップ20の上面周縁部と接合されている。
加速度センサチップ20の下側には、重り部22の下方移動を可能とする凹部27を上面に有する下部ガラスキャップ28が配置固定されている。この下部ガラスキャップ28は、その上面周縁部においてセンサチップ20の支持体21の下面と陽極接合により接合されている。
重り部22の揺動で変形する変形部たるビーム部23,23の上には、カーボンナノチューブ抵抗素子61,62が配置固定されている。このカーボンナノチューブ抵抗素子61,62は軸方向(長手方向)においてビーム部23,23の上面から重り部22の上面に跨るように配置されており、ビーム部23,23の変形方向に対して軸方向が直交するように配置固定している。
また重り部22の上面にはカーボンナノチューブからなる基準用抵抗素子63,64をカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の軸方向に直交する形で配置固定している。これらの抵抗素子61〜64の配置固定は実施形態1と同様な方法で行う。
またこれらの抵抗素子61〜64を図2と同様にブリッジ接続するための金属配線を支持部21,重り部22,ビーム部23,23の表面に形成し、また支持部21の表面にはブリッジ回路の入力用、出力用の電極を形成しているが、図12では図示を省略している。
尚図12中29、30は重り部22の動きを規制するストッパである。
而して図12に示すように加速度が矢印方向Yに加わると、加速度に対応する力が重り部22に加わって図示するように重り部22は揺動し、この揺動によって支持部21と重り部22を連結するビーム部23,23が撓んで変形し、この変形に追従する形でカーボンナノチューブ抵抗素子61,62も変形することになる。
この変形量は加速度の大きさに対応し、この変形量に応じてカーボンナノチューブ抵抗素子61,62の両端間の電気抵抗(導電率)は変化し、その電気抵抗の変化に応じた電位差が図2に示すブリッジ回路の出力端9a,9b間に生じることになる。つまりこの電位差の大きさが重り部22が受けている加速度の大きさに対応し、この電位差から加速度を検出することができるのである。
(実施形態5)
図14は本発明の実施形態5に係る加速度センサを示している。本実施形態は、図14に示すように支持部21の表面の高さと、重り部2の表面の高さとの間に差を設けてビーム部23の上面に段部23aを形成し、この段部23aを跨ぐように段の上側面から下側面に沿わせてカーボンナノチューブ抵抗素子61,62を夫々配置固定している。
つまり実施形態2の段部12と同様にビーム部23,23の変形に対してナノチューブ61,63の大きな電気抵抗の変化が得られるようにして高感度化を図ったものである。段部23aの役割は実施形態2と同じであるので、詳細な説明は省略する。また図15に示すように矢印方向Yの加速度が加わった場合の加速度センサとしての動作は実施形態4と同じであるので、加速度センサとしての動作の説明も省略する。
(実施形態6)
図16は本発明の実施形態6に係る加速度センサを示すものである。実施形態3,4の加速度センサの何れもがカーボンナノチューブを用いた基準用抵抗素子63’,64’を重り部33上面に設けてあったが、本実施形態は、図16に示すように各ビーム部23上にカーボンナノチューブ抵抗素子61又は62に対して軸線が直交するように配置固定したもので、上述した図10のブリッジ回路をこれらカーボンナノチューブからなる抵抗素子61,62、63’64’で構成する。尚その他の構成は実施形態4と同じ構成であるの説明は省略する。
以上、本発明の具体例として各実施形態を説明してきたが、本発明がこれらに限定されるものではなく、その技術的思想の範囲において応用が可能であることは言うまでもない。
例えば、また上記実施形態中、基準用抵抗素子を用いる場合、この基準用抵抗素子を拡散抵抗で代用させても勿論良い。また、実施形態ではシリコン基板を用いたMEMSセンサを例示したが、他の半導体材料からなる基板より形成されるセンサ構造体であっても良い。また、本発明ではカーボンナノチューブを検出用素子として用いていることから、ピエゾ抵抗方式のように半導体基板である制約もなく、ガラス等の絶縁材料基板を使用することも可能である。
更に上記実施形態は、圧力センサ又は加速度センサを構成するものであったが、機械的変形量検出センサとして、接触圧を検出する触覚センサ、空気圧を検出する音波センサ(マイクロフォン)、超音波センサ、更に圧力を受けて変位する部位を身体に当て、心拍、脈拍等を脈動変化に伴う身体から受ける圧力変化を検出するセンサ等を構成することができるのは勿論である。
(a)は本発明の圧力センサを構成する実施形態1の上面図である。(b)は(a)のX−X断面図である。 同上の検出信号取り出し用のブリッジ回路の構成図である。 同上の電極及び金属配線の配置説明図である。 同上に用いるカーボンナノチューブの配置固定の説明図である。 同上に用いるカーボンナノチューブの配置固定の説明図である。 同上の動作説明用断面図である。 (a)は本発明の圧力センサを構成する実施形態2の上面図である。(b)は(a)のX−X断面図である。 同上の動作説明用断面図である。 (a)は本発明の圧力センサを構成する実施形態3の上面図である。(b)は(a)のX−X断面図である。 同上の検出信号取り出し用のブリッジ回路の構成図である。 同上の動作説明用断面図である。 (a)は本発明の加速度センサを構成する実施形態4の上部ガラスキャップを外した状態の上面図である。(b)は(a)のX−Xにおける上部ガラスキャップを被せた状態の断面図である。 同上の動作説明用断面図である。 (a)は本発明の加速度センサを構成する実施形態5の上部ガラスキャップを外した状態の上面図である。(b)は(a)のX−Xにおける上部ガラスキャップを被せた状態の断面図である。 同上の動作説明用断面図である。 (a)は本発明の加速度センサを構成する実施形態6の上部ガラスキャップを外した状態の上面図である。(b)は(a)のX−Xにおける上部ガラスキャップを被せた状態の断面図である。
符号の説明
1 センサ構造体
1a 支持部
2 ダイヤフラム
3 凹部
4 台座
5 圧力導入孔
61、62 カーボンナノチューブ抵抗素子
63、64 基準用抵抗素子

Claims (16)

  1. 半導体基板または絶縁基板により形成され、検出対象とする物理量が当該構造体に加わったときにその物理量に起因して変形する変形部と当該変形部を支持する支持部を一体に有したセンサ構造体と、前記変形部の変形に共動して機械的に変形するように前記変形部に配置されたカーボンナノチューブ抵抗素子と、前記センサ構造体上にパターン形成され前記カーボンナノチューブ抵抗素子に接続された配線パターンを備え、
    前記配線パターンを介して前記カーボンナノチューブ抵抗素子に電圧印加することにより、前記カーボンナノチューブ抵抗素子の機械的変形に伴う導電率変化を電気信号として取り出すことを特徴とする機械的変形量検出センサ。
  2. 前記変形部は前記支持部よりも薄肉に形成されており、検出対象とする物理量が前記センサ構造体に加わったときに弾性的に撓むように変形することを特徴とする請求項1記載の機械的変形量検出センサ。
  3. 前記センサ構造体はシリコン基板により形成されたMEMSセンサチップであることを特徴とする請求項1又は2記載の機械的変形量検出センサ。
  4. 前記カーボンナノチューブ抵抗素子は絶縁膜を介して前記変形部上に配置されていることを特徴とする請求項3記載の機械的変形量検出センサ。
  5. 前記カーボンナノチューブ抵抗素子は、その長手方向が前記変形部の変形方向と直交するよう配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  6. 前記配線パターンは前記カーボンナノチューブ抵抗素子との接続端部に金属電極部を有しており、前記カーボンナノチューブ抵抗素子の両端部は前記金属電極部により覆われていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  7. 前記カーボンナノチューブ抵抗素子はその表面が絶縁性の被覆膜により覆われていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  8. 前記被覆膜は前記センサ構造体の表面に設けられたパッシベーション膜であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  9. 前記変形部に段部が形成され、この段部を跨ぐように前記カーボンナノチューブ抵抗素子が前記変形部上に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  10. 前記センサ構造体において前記変形部以外の前記応力では変形しない部位に基準用抵抗素子が配置され、該基準用抵抗素子と前記カーボンナノチューブ抵抗素子とを前記配線パターンにより接続することでブリッジ回路が構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  11. 前記基準用抵抗素子はカーボンナノチューブにより構成されていることを特徴とする請求項10記載の機械的変形量検出センサ。
  12. 前記カーボンナノチューブ抵抗素子は、単層カーボンナノチューブにより構成されていることを特徴とする請求項1乃至11記載の何れか記載の機械的変形量検出センサ。
  13. 前記カーボンナノチューブ抵抗素子は、単層カーボンナノチューブを複数本並設したものを電気的に並列接続して構成されていることを特徴とする請求項12記載の機械的変形量検出センサ。
  14. 請求項1乃至13の何れかの機械的変形量検出センサは検出対象とする物理量が加速度である加速度センサであって、前記センサ構造体は前記変形部を介して前記支持部に連結支持された重り部を更に一体に有していることを特徴とする加速度センサ。
  15. 請求項1乃至13の何れかの機械的変形量検出センサは検出対象とする物理量が流体の圧力である圧力センサであって、前記センサ構造体において前記支持部は枠状に形成され、前記変形部は前記支持部の枠内領域を占めて流体の圧力を受圧するタイヤフラムにより構成されていることを特徴とする圧力センサ。
  16. 前記カーボンナノチューブ抵抗素子は前記ダイヤフラムにおける周縁部位に配置されていることを特徴とする請求項15記載の圧力センサ。
JP2007045978A 2007-02-26 2007-02-26 機械的変形量検出センサ Expired - Fee Related JP4356754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007045978A JP4356754B2 (ja) 2007-02-26 2007-02-26 機械的変形量検出センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007045978A JP4356754B2 (ja) 2007-02-26 2007-02-26 機械的変形量検出センサ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002211654A Division JP3969228B2 (ja) 2002-07-19 2002-07-19 機械的変形量検出センサ及びそれを用いた加速度センサ、圧力センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007139799A true JP2007139799A (ja) 2007-06-07
JP4356754B2 JP4356754B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=38202791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007045978A Expired - Fee Related JP4356754B2 (ja) 2007-02-26 2007-02-26 機械的変形量検出センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4356754B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009037554A2 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Radi Medical Systems Ab A sensor for intravascular measurements within a living body
JP2009198337A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Panasonic Electric Works Co Ltd センサ装置
WO2011064273A1 (fr) 2009-11-25 2011-06-03 Université Claude Bernard Transducteur de pression en resistance electrique,capteur de pression et accelerometre incorporant ce transducteur
JP2013504442A (ja) * 2009-09-11 2013-02-07 ジェイピー ラボラトリーズ インコーポレイテッド ナノ構造の変形、破壊、および変換に基づくモニタリング装置およびモニタリング方法
KR101303197B1 (ko) 2011-10-18 2013-09-04 김광식 압력센서 및 압력센서의 제조방법
US10578504B1 (en) 2019-09-04 2020-03-03 Custom Control Sensors, LLC. Systems and methods for high voltage rating thin film sensors

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009037554A2 (en) * 2007-09-21 2009-03-26 Radi Medical Systems Ab A sensor for intravascular measurements within a living body
WO2009037554A3 (en) * 2007-09-21 2009-05-14 Radi Medical Systems A sensor for intravascular measurements within a living body
JP2009198337A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Panasonic Electric Works Co Ltd センサ装置
JP2013504442A (ja) * 2009-09-11 2013-02-07 ジェイピー ラボラトリーズ インコーポレイテッド ナノ構造の変形、破壊、および変換に基づくモニタリング装置およびモニタリング方法
JP2016028238A (ja) * 2009-09-11 2016-02-25 ジェイピー ラボラトリーズ インコーポレイテッド ナノ構造の変形、破壊、および変換に基づくモニタリング装置およびモニタリング方法
WO2011064273A1 (fr) 2009-11-25 2011-06-03 Université Claude Bernard Transducteur de pression en resistance electrique,capteur de pression et accelerometre incorporant ce transducteur
KR101303197B1 (ko) 2011-10-18 2013-09-04 김광식 압력센서 및 압력센서의 제조방법
US10578504B1 (en) 2019-09-04 2020-03-03 Custom Control Sensors, LLC. Systems and methods for high voltage rating thin film sensors
US10876915B1 (en) 2019-09-04 2020-12-29 Custom Control Sensors, LLC. Systems and methods for high voltage rating thin film sensors
US11579032B2 (en) 2019-09-04 2023-02-14 Custom Control Sensors, LLC Systems and methods for high voltage rating thin film sensors

Also Published As

Publication number Publication date
JP4356754B2 (ja) 2009-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3969228B2 (ja) 機械的変形量検出センサ及びそれを用いた加速度センサ、圧力センサ
JP4876240B2 (ja) 触覚センサ及びその製造方法
US7444879B2 (en) Displacement transducer
JP4356754B2 (ja) 機械的変形量検出センサ
JP2008522193A (ja) ピエゾ抵抗性歪み集中器
JP6128278B2 (ja) 改良された圧力センサー
KR20090094809A (ko) 고 감도 압저항 소자
JPH0755598A (ja) 触覚センサおよび触覚イメージャー
JP2005233939A (ja) デジタル出力を持つ圧力センサ、その製造方法及びそのセンシング方法
CN107709950B (zh) 压力传感器
JP4310997B2 (ja) 半導体物理量センサ
JP4492416B2 (ja) 物理量センサ
US9963339B2 (en) Sensor device
KR20150129913A (ko) 압저항형 세라믹 압력센서
JP2008082952A (ja) 半導体感歪センサ
KR102286967B1 (ko) 스트레인 게이지, 다이아프램 구조체 및 그를 포함하는 센서
JP2013148495A (ja) 半導体センサ
JP4569242B2 (ja) 物理量センサ
US8146436B2 (en) Silicon sensing structure to detect through-plane motion in a plane of material with thermal expansion substantially different from that of silicon
JP2017072384A (ja) 圧力センサ
JP2016170121A (ja) 圧力センサ、触覚センサ、及び圧力センサの製造方法
JPH08248060A (ja) 半導体加速度検出装置
US20220070590A1 (en) Piezoresistive microphone with arc-shaped springs
JP6691414B2 (ja) 応力センサ
JP2005331269A (ja) 磁気センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070305

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees