JP2007135010A - 画像処理方法 - Google Patents

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JP2007135010A JP2005326616A JP2005326616A JP2007135010A JP 2007135010 A JP2007135010 A JP 2007135010A JP 2005326616 A JP2005326616 A JP 2005326616A JP 2005326616 A JP2005326616 A JP 2005326616A JP 2007135010 A JP2007135010 A JP 2007135010A
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紀昭 木原
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Abstract

【課題】監視対象の入力画像の差分領域を求めるための演算を簡易なものにし録画装置への負担を小さくし、JPEG方式を活用しながらさらに高い圧縮率での録画を可能とする。
【解決手段】監視カメラ1からの入力画像信号である基準画像信号と現画像信号を検査ブロック分割器7で8画素×8画素のブロックに分割し、検査ブロック差分比較器8でブロック毎に基準画像信号と現画像信号の輝度を比較して差分値を計算し、変化ブロック判定器9で差分値が所定の差分基準値を超えるブロックを基に変化が生じたとみなす変化ブロックを判定し、変化ブロックと判定されなかった現画像信号の非変化ブロックの輝度成分値を、差分画像生成器11でゼロに置き換え差分画像信号を生成し、JPEG圧縮器13で差分画像信号をJPEG方式で圧縮し、ハードディスク15に録画する。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視カメラからの入力画像信号をJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式を利用しながら、さらに高い圧縮率で録画するための画像処理方法に関する。
監視カメラからの入力画像信号を録画する圧縮方式として一般に以下のものが多く用いられる。その一つは、フレーム内の圧縮方式であるJPEG方式である。JPEG方式は、1コマ毎に入力画像信号を圧縮して録画するため、監視カメラからのフレーム単位の入力画像信号の録画には向いている。しかし、1コマ毎の圧縮のため圧縮率を高くできず、録画する入力画像信号の情報量が多い場合には、長時間録画できないという問題がある。その他の圧縮方式としては、フレーム間予測符号化であるMPEG(Moving Picture Experts Group)方式がある。MPEG方式は、フレーム相関の情報も利用するため、高い圧縮率が望める。しかし、MPEG方式では、フレーム間予測符号化のために処理が煩雑で、大規模な装置を要するという問題もある。そこで、このような問題点を解決する方法として、監視カメラからの入力画像信号の変化部分のみを抽出しJPEG方式でフレーム内圧縮する方法などが考えられている。
例えば、監視カメラからの入力画像信号をディジタル画像信号に変換し、複数のブロックに分割し、各ブロックから所定の1つの画素を選択画素として選択し、この複数のブロックのそれぞれの選択画素に対応する画素についてのみ基準画像信号と現画像信号を比較し、差分値を計算し、この差分値が所定の差分基準値を超えている画素に対応するブロックのうち2つ以上連接しているブロックを変化ブロックとして検出し、この各変化ブロックに対応する基準画像信号と現画像信号の各画素について比較を行って、各変化ブロック内の各画素の差分を算出し、この差分値が所定の差分基準値を超えている画素が連続している領域を検出し、この領域の面積が所定の基準面積より大きい領域を大領域として識別し、この大領域の現画像信号を差分画像信号としてJPEG方式で圧縮して位置情報とともに出力することにより、監視画像の情報量を低減し高い圧縮率を実現している(特許文献1参照)。
特開2000−83239号公報
しかしながら、上記の画像処置方法では、差分画像領域を求めるための過程が何段階もあり演算量が多く、録画装置への負荷が大きくなるという課題があった。
そこで本発明では、監視カメラで撮像された画像には画像の変動がない静止画像が連続することが多いことに着目し、差分画像領域を求めるための演算を簡易なものにし、録画装置への負荷を小さくし、JPEG方式を活用しながら更に高い圧縮率で、監視画像として十分な画質である画像の録画を実現する画像処理方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の画像処理方法は、監視カメラで撮像された入力画像信号を現画像信号として逐次記憶する現画像信号記憶過程と、該現画像信号記憶過程で記憶された前記現画像信号のうち、基準画像信号となる画像信号を記憶する基準画像信号記憶過程と、前記基準画像信号及び前記現画像信号をJPEG方式の圧縮単位である複数のブロックに分割し、前記基準画像信号と前記現画像信号とを前記ブロック毎に比較して、前記ブロック毎に差分値を計算する差分値計算過程と、前記差分値が所定の差分基準値を超えるブロックを基に変化が生じたとみなす変化ブロックを判定する変化ブロック判定過程と、前記現画像信号の中で前記変化ブロック判定過程により前記変化ブロックと判定されない非変化ブロックの輝度成分値を所定値に置き換え差分画像信号を生成する差分画像生成過程と、前記基準画像信号及び前記差分画像信号をJPEG方式により圧縮する圧縮過程と、該圧縮過程で圧縮された前記基準画像信号及び前記差分画像信号をハードディスク等の記録媒体に録画する録画過程とを含むこととした。
また、本発明の請求項2記載の画像処理方法では、前記差分値計算過程が、前記各ブロックから少なくとも1つの画素を選択画素として選択する選択過程と、前記基準画像信号と前記現画像信号とを前記選択画素毎に比較して、前記選択画素毎に差分値を計算する比較過程とを有し、前記変化ブロック判定過程が、前記差分値が所定の差分基準値を超える前記選択画素を所定数以上有するブロック或いは前記差分値が所定の差分基準値を所定量超える前記選択画素を一つでも有するブロックを基に変化が生じたとみなす変化ブロックを判定することとした。
また、本発明の請求項3記載の画像処理方法では、前記差分値計算過程が、前記基準画像信号と前記現画像信号とを前記ブロック毎に周波数成分を比較して前
記ブロック毎に差分値を計算する過程を有することとした。
また、本発明の請求項4記載の画像処理方法では、前記録画過程で録画された
前記基準画像信号及び前記差分画像信号を復元する復元過程と、該復元過程によ
り復元された前記差分画像信号の前記非変化ブロックを対応する復元された前記
基準画像信号のブロックと入れ替え合成画像信号を生成する合成画像生成過程と、
該合成画像生成過程により生成された合成画像信号を画像表示する表示過程を更
に含むこととした。
本発明によれば、監視カメラからの入力画像信号の差分領域を求めるための演
算を簡易なものにし、録画装置への負担を小さくし、JPEG方式を活用しながらさらに高い圧縮率で録画することが可能となる。
JPEG方式を活用しながらさらに高い圧縮率で監視画像として十分な画質である画像の録画を実現するという目的を差分領域を求めるための演算を簡易なものにし、画像圧縮時に差分領域の位置情報の出力を必要とせず録画装置への負荷を小さくすることにより実現した。
以下に本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明による録画処理の1実施例を示すブロック図である。具体的には監視カメラ1から入力されたアナログ画像信号を録画する場合である。監視カメラ1から入力されたアナログ画像信号はA/D変換器2により1フレーム毎にディジタル画像信号であるRGB画像信号に変換される。変換されたRGB画像信号は現画像信号として現画像フレームメモリ3に逐次記憶され、初期起動時や基準画像信号の更新時には現画像信号が基準画像信号として基準画像更新器4を介して、基準画像フレームメモリ5に記憶される。基準画像信号は現画像信号と輝度の比較を行う基準となる画像信号であり、JPEG方式で圧縮され1枚で完結する画像信号である。現画像信号は基準画像信号と輝度の比較が行われ差分画像信号としてJPEG方式で圧縮される。差分画像信号は基準画像信号より小さな画像容量として録画装置に録画され、再生時には基準画像信号と差分画像信号を合成することにより完結する画像信号である。基準画像信号の更新は、監視カメラ1からの入力画像信号の入力が所定時間毎や所定フレーム枚数毎或いは現画像信号のブロック全体に対する後述する変化ブロックの割合が所定の割合を超えた場合に行われたり、これらの条件を組み合わせた条件で行われる。
現画像フレームメモリ3に記憶されている現画像信号及び基準画像フレームメモリ5に記憶されている基準画像信号は逐次画像変換器6に送信される。画像変換器6は受信した基準画像信号及び現画像信号をRGB画像信号から輝度(Y)及び色差(Cb,Cr)データであるYUV画像信号に変換し検査ブロック分割器7に送信する。
検査ブロック分割器7は、YUV画像信号に変換された基準画像信号及び現画像信号を1ブロックの画素の数がJPEG方式の圧縮単位である8画素×8画素のブロックに分割し、検査ブロック差分比較器8に送信する。検査ブロック差分比較器8は、基準画像信号と現画像信号とを分割されたそれぞれのブロック毎に
比較して、ブロック毎に差分値を計算し、変化ブロック判定器9に送る。ここでは、検査ブロック差分比較器8は、分割されたそれぞれのブロック毎に少なくとも一つの画素を選択画素として選択し、この選択画素毎に基準画像信号と現画像信号の輝度(Y)を比較して差分値を計算し、変化ブロック判定器9に送る。各ブロックに対する選択画素の数量及び位置は任意であり、実際に画像録画を実施する中で効果的な選択画素の数量及び位置に設定し直すことも可能である。
変化ブロック判定器9は、差分値が所定の差分基準値を超えるブロックを変化判定基準ブロックと判定し、変化判定基準ブロックを基に変化が生じたとみなす変化ブロックを判定し、現画像信号を変化ブロック割合算定器10に送信する。ここでは変化ブロック判定器9は、選択画素のうち、差分値が所定の差分基準値を超える選択画素を所定数以上有するブロック或いは差分値が所定の差分基準値を所定量以上超える選択画素を1つでも有するブロックを変化判定基準ブロックと判定し、変化判定基準ブロックそのものを変化ブロックと判定し、現画像信号を変化ブロック割合算定器10に送信する。
変化ブロック割合算定器10は、現画像信号のブロック全体に対する変化ブロックの割合が所定の割合を超えている現画像信号を基準画像信号として基準画像フレームメモリ5に記憶するために基準画像制御回路12に送信する。基準画像制御回路12は基準画像更新器4を制御して、基準画像信号の更新を行う。基準画像制御回路12に送信された現画像信号は、基準画像更新器4を介して基準画像信号として基準画像メモリ5に記憶され、JPEG圧縮器13に送信される。また、変化ブロック割合算定器10は、差分画像信号を生成するために、現画像信号のブロック全体に対する変化ブロックの割合が所定の割合を満たしていない現画像信号を差分画像生成器11に送信する。
差分画像生成器11は、変化ブロック判定器9により変化ブロックと判定されなかった現画像信号の非変化ブロックの輝度(Y)を所定値に置き換え、差分画像信号を生成し、JPEG圧縮器13に送信する。置き換える輝度成分値としては、非変化ブロックを黒色に塗りつぶす輝度成分値ゼロが設定し易くJPEG方式による圧縮もし易く圧縮率を高めるには効果的である。JPEG圧縮器13は基準画像メモリに記憶されている基準画像信号及び差分画像生成器11で生成された差分画像信号をJPEG方式で圧縮する。JPEG圧縮器13は、JPEGアルゴリズムに従う符号化回路(以下、JPEGエンコーダと呼ぶ)を備える。JPEGエンコーダは、DCT回路、量子化回路、可変長符号化回路から構成され、量子化しきい値テーブル、ハフマンテーブルを有している。JPEGエンコーダは、入力された基準画像信号及び差分画像信号を8×8画素のブロック単位毎に圧縮する。即ち、DCT回路は、入力されたブロックに対してDCT(Discrete Cosine Transform:離散コサイン変換)処理を行う。そして、DCT回路は、その変換結果をDCT係数として量子化回路へ出力する。量子化回路は、DCT回路から出力されたDCT係数を入力し、その入力した係数を、量子化しきい値テーブルに格納された量子化しきい値に基づいて量子化(整数化)し、出力する。可変長符号回路は、量子化回路からの出力を、ハフマンテーブルに格納されたハフマン符号に基づいて可変長符号化し、その符号化の結果を画像圧縮信号として出力する。JPEG(方式で圧縮された基準画像信号及び差分画像信号は画像録画器14によりハードディスク15に録画される。
なお、上記実施例では、監視カメラ1から送信されたアナログ画像信号が画像変換器6によりYUV画像信号に変換され、選択画素毎に基準画像信号と現画像信号の輝度(Y)を比較して差分値を計算しているが、RGB画像信号の画像表示のパラメータを比較して差分値を計算してもよい。また、上記実施例では、監視カメラ1から送信されたアナログ画像信号がA/D変換器2によりRGB画像信号に変換されているが、ここで全てのアナログ画像信号がYUV画像信号に変換される場合には、画像変換器6は不要となり、現画像フレームメモリ3に記憶されている現画像信号及び基準画像フレームメモリ5に記憶されている基準画像信号は画像変換器6を介さず、検査ブロック分割器7に送信される。
なお、変化ブロック判定器9が、変化判定基準ブロックを基に変化ブロックを判定するとは、変化判定基準ブロックそのものを変化ブロックと判定することに限定されない。変化判定基準ブロックの周辺ブロックも画像が変化している場合があり、周辺ブロックも含めて変化ブロックとすることでより正確な差分画像を作成することができる。或いは変化判定基準ブロックのノイズを軽減することにより、更に圧縮率を高めることができる。図5は、変化判定基準ブロックそのものを変化ブロックと判定していない実施例を示した図である。左図で波線が引いてあるブロックは変化判定基準ブロックを示し、右図で斜線が引いてあるブロックは変化ブロックを示している。図5の(a)は、変化判定基準ブロックに隣接する周囲8ブロックを含めて変化ブロックと判定した例である。図5の(b)は、変化判定基準ブロックと判定されなかったブロックに隣接する周囲8ブロックが全て変化判定基準ブロックである場合には、その変化判定基準ブロックと判定されなかったブロックも含めて変化ブロックと判定し、変化判定基準ブロックに隣接する周囲8ブロックが全て変化判定基準ブロックと判定されなかった場合には、その変化判定基準ブロックを変化ブロックと判定しない例である。図5の(c)は、隣接する周囲8ブロックが全て変化判定基準ブロックである変化判定基準ブロックのみを変化ブロックと判定する例である。図5の(d)は、変化判定基準ブロックの連結ブロックに突起ブロックがある場合には、微分演算等により滑らかにブロックを縁とり、変化ブロックを判定する例である。
図2は、本発明による画像表示処理の1実施例を示すブロック図である。ハードディスク15に録画されたJPEG方式で圧縮された画像圧縮信号は、基準画像・差分画像判断器16で基準画像信号であるか差分画像信号であるか判断され、差分画像信号は差分画像取得器18に送信され、基準画像信号は基準画像取得器17に送信される。差分画像取得器18は、受信した差分画像信号を復元するためにJPEG復元器19に送信する。JPEG復元器19は、JPEGアルゴリズムに従う復号化回路(以下、JPEGデコーダと呼ぶ)を備える。JPEGデコーダは、可変長復号化回路、逆量子化回路、IDCT回路から構成される。JPEGデコーダは、ハードディスク15に録画された画像圧縮信号を8×8画素のブロック単位毎に復元し画像信号を生成する。即ち、可変長復号回路は、1ブロック(8×8画素)分の画像圧縮信号を取り込み、ハフマンテーブルに格納されたハフマン符号に基づいて、符号化回路とは逆に、圧縮画像信号を可変長復号する。この可変長復号処理によって得られる係数は、JPEGエンコーダでDCT係数を量子化したものに対応する。また、ハフマンテーブルに格納されるハフマン符号は、JPEGエンコーダ側のハフマンテーブルに格納されるハフマン符号に対応する。逆量子化回路は、量子化回路とは逆に、しきい値テーブルに格納されたしきい値を参照して可変長復号化回路から供給される係数を逆量子化し、DCT係数を再生する。このしきい値テーブルに格納されるしきい値についても、JPEGエンコーダ側のしきい値テーブルに格納されるしきい値に対応する。そして、IDCT回路は、逆量子化回路から供給されるDCT係数に対して、IDCT(Inverse Discrete Cosine Transform:離散的逆コサイン変換)処理を行い、復元した画像信号を再生する。復元された差分画像信号は現画像フレームメモリ3に記憶される。基準画像検知器20は、現画像フレームメモリ3に記憶されている差分画像信号の輝度の比較基準である基準画像信号を、基準画像取得器17から探し出し、その基準画像信号はJPEG復元器19で復元され、基準画像フレームメモリ5に記憶される。
基準画像フレームメモリ5に記憶された基準画像信号と現画像フレームメモリ3に記憶された差分画像信号は、画像変換器6で変換されYUV画像データかRGB画像データに統一され、検査ブロック分割器7に送信される。検査ブロック分割器7は、変換された基準画像信号及び差分画像信号を8画素×8画素のブロック単位に分割し、差分画像信号は変化ブロック割合算定器10を介して合成画像生成器21に送信され、基準画像信号は直接合成画像生成器21へ送信される。
変化ブロック割合算定器10は、差分画像信号の中の輝度成分値が所定値に置き換えられていないブロック即ち変化ブロックを判定し、差分画像信号を合成画像生成器21に送る。置き換えられている輝度成分値としては、非変化ブロックを黒色に塗りつぶす輝度成分値ゼロが設定し易くJPEG方式による圧縮もし易く圧縮率を高めるには効果的である。合成画像生成器21では基準画像信号と差分画像信号を加算し合成画像信号を生成する。具体的には差分画像信号に差分画像信号の非変化ブロックに対応する基準画像信号のブロックを嵌め込み合成する。生成された合成画像信号は合成画像フレームメモリ22に記憶される。合成画像フレームメモリ22に記憶された合成画像信号は画像変換器23に送信され、画像フォーマットの変換が行われ、モニタ24で画像表示される。
図1では、監視カメラ1から入力されたアナログ画像信号を録画装置が録画する場合を示したが、監視カメラ1がネットワークカメラである場合の録画処理の1実施例を図3のブロック図を用いて説明する。ネットワークカメラは、カメラ内部に映像入力部、A/D変換部、映像圧縮部及びネットワークインタフェース部を備えている。映像入力部により、被写体を撮像し、アナログ画像信号を生成し、A/D変換部によりデジタル画像信号に変換し、映像圧縮部により、ディジタル画像信号をJPEG方式で圧縮し、ネットワークインタフェース部により、画像圧縮信号をネットワークへ送出する。映像圧縮部は、JPEGエンコーダを備え、DCT回路、量子化回路及び可変長符号化回路より構成され、しきい値テーブル及びハフマンテーブルを有し、画像圧縮信号を生成する。
監視カメラ1から入力された画像圧縮信号は、JPEG伸張器25で伸張される。JPEG伸張器25は、JPEGデコーダを備える。JPEGデコーダは、可変長復号化回路、逆量子化回路から構成される。基準画像信号と現画像信号の差分比較を行うのに、画像圧縮信号を完全に伸張する必要はなく、IDCT処理は行わず、録画装置の負荷を軽減している。JPEGデコーダは、監視カメラから入力された画像信号を8×8画素のブロック単位毎に伸張し画像信号を生成する。即ち、可変長復号回路は、1ブロック(8×8画素)分の画像圧縮信号を取り込み、ハフマンテーブルに格納されたハフマン符号に基づいて、符号化回路とは逆に、画像圧縮信号を可変長復号する。この可変長復号処理によって得られる係数は、JPEGエンコーダでDCT係数を量子化したものに対応する。また、ハフマンテーブルに格納されるハフマン符号は、JPEGエンコーダ側のハフマンテーブルに格納されるハフマン符号に対応する。逆量子化回路は、量子化回路とは逆に、しきい値テーブルに格納されたしきい値を参照して可変長復号化回路から供給される係数を逆量子化する。このしきい値テーブルに格納されるしきい値についても、JPEGエンコーダ側のしきい値テーブルに格納されるしきい値に対応する。
JPEG伸張器25により逆量子化された画像信号は現画像信号として現画像フレームメモリ3に逐次記憶され、初期起動時や基準画像信号の更新時には現画像信号が基準画像信号として基準画像更新器4を介して、基準画像フレームメモリ5に記憶される。現画像フレームメモリ3に記憶されている現画像信号及び基準画像フレームメモリ5に記憶されている基準画像信号は逐次検査ブロック分割器7に送信される。
検査ブロック分割器7は、基準画像信号及び現画像信号を1ブロックの画素の数がJPEG方式の圧縮単位である8画素×8画素のブロックに分割し、検査ブロック差分比較器8に送信する。検査ブロック差分比較器8は、分割されたそれぞれのブロック毎に基準画像信号と現画像信号の周波数成分を比較して差分値を計算し、変化ブロック判定器9に送信する。変化ブロック判定器9は、変化判定基準ブロックを基に変化ブロックを判定し、変化ブロック割合算定器10に送信する。
変化ブロック割合算定器10は、現画像信号のブロック全体に対する変化ブロックの割合が所定の割合を超えている現画像信号を基準画像信号として基準画像フレームメモリ5に記憶するために基準画像制御回路12に送信する。また、変化ブロック判定器10は、現画像信号のブロック全体に対する変化ブロックの割合が所定の割合を満たしていない現画像信号を、差分画像信号を生成するために差分画像生成器11に送信する。基準画像制御回路12は基準画像更新器4を制御して、基準画像の更新を行う。基準画像制御回路12に送信された現画像信号は、基準画像更新器4を介して基準画像信号として基準画像メモリ5に記憶され、JPEG圧縮器13に送信される。
差分画像生成器11は、変化ブロック判定器9により変化ブロックと判定されなかった現画像信号の非変化ブロックの輝度(Y)を所定値に置き換え、差分画像信号を生成し、JPEG圧縮器13に送信する。置き換える輝度(Y)は、非変化ブロックを黒色に塗りつぶす輝度成分値ゼロが設定し易くJPEG方式による圧縮もし易く圧縮率を高めるには効果的である。JPEG圧縮器13は基準画像メモリに記憶されている基準画像信号及び差分画像作成器で生成された差分画像信号をJPEG方式で圧縮する。JPEG圧縮器13は、JPEGエンコーダを備える。JPEGエンコーダは、DCT回路、量子化回路、可変長符号化回路から構成され、量子化しきい値テーブル、ハフマンテーブルを有し、JPEG方式で圧縮された画像圧縮信号を出力する。JPEG方式で圧縮された基準画像信号及び差分画像信号は画像録画器14によりハードディスク15に録画される。
図4は、本発明に係る画像処理方法を説明する図である。図4の(a)に示すように検査ブロック分割器7で監視カメラからの入力画像信号を1ブロック即ち1マスの画素の数がJPEG方式の圧縮単位である8画素×8画素のブロックに分割し、検査ブロック差分比較器8で各ブロック毎の少なくとも一つの画素を選択画素として選択し、選択画素毎に基準画像信号と現画像信号の輝度を比較してその差分値を計算する。基準画像信号は全てのブロックを白色で表わしている。現画像信号は基準画像信号と区別するために全てのブロック内に点描し表わしている。変化ブロック判定器9で、差分値が所定の差分基準値を超える選択画素を所定数以上有するか或いは差分値が所定の差分基準値を所定量以上超える選択画素を1つでも有するブロックは変化ブロックとして判定される。
図4の(b)に示すように差分画像生成器11で現画像信号の変化ブロックと判定されなかった非変化ブロックは黒色に塗り潰され、差分画像信号となる。差分画像信号及び基準画像信号はJPEG圧縮器13によりJPEG方式で圧縮される。
JPEG復元器19で復元された基準画像信号及び差分画像信号は、図4の(c)に示すように合成画像生成器21で、黒色で塗り潰された差分画像信号の非変化ブロックに、対応する基準画像信号の白色のブロックが嵌め込まれ、合成画像信号が生成され、モニタ表示される。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の思想内であれば、当業者による変形が可能であることは言うまでもない。
また、上記実施形態では、ハードディスクに画像信号を録画しているが、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体であればあらゆる種類の記録媒体を含み、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM、MOディスク、DVD−RAM等の可搬媒体やコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
上記実施形態では、画像信号を1ブロックの画素の数がJPEG方式の圧縮単位である8画素×8画素のブロックに分割し、輝度変化を検出しているが、JPEG方式の圧縮単位である8画素×8画素の整数倍のブロックサイズで、輝度変化の検出をすることで、輝度変化の検出効率を上げることも可能である。
本発明に係る録画処理の一実施例を示すブロック図である。 本発明に係るモニタ表示処理の一実施例を示すブロック図である。 本発明に係る録画処理の別の一実施例を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理方法を説明する図である。 本発明に係る変化ブロックの決定方法の実施例を示す図である。
符号の説明
1 監視カメラ
2 A/D変換器
3 現画像フレームメモリ
4 基準画像更新器
5 基準画像フレームメモリ
6 画像変換器
7 検査ブロック分割器
8 検査ブロック差分比較器
9 変化ブロック判定器
10 変化ブロック割合算定器
11 差分画像生成器
12 基準画像制御回路
13 JPEG圧縮器
14 画像録画器
15 ハードディスク
16 基準画像・差分画像判断器
17 基準画像取得器
18 差分画像取得器
19 JPEG復元器
20 基準画像検知器
21 合成画像生成器
22 合成画像フレームメモリ
23 画像変換器
24 モニタ
25 JPEG伸張器

Claims (4)

  1. 監視カメラで撮像された入力画像信号の画像処理方法であって、前記入力画像信号を現画像信号として逐次記憶する現画像信号記憶過程と、該現画像信号記憶過程で記憶された前記現画像信号のうち、基準画像信号となる画像信号を記憶する基準画像信号記憶過程と、前記基準画像信号及び前記現画像信号をJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の圧縮単位である複数のブロックに分割し、前記基準画像信号と前記現画像信号とを前記ブロック毎に比較して、前記ブロック毎に差分値を計算する差分値計算過程と、前記差分値が所定の差分基準値を超えるブロックを基に変化が生じたとみなす変化ブロックを判定する変化ブロック判定過程と、前記現画像信号の中で前記変化ブロック判定過程により前記変化ブロックと判定されない非変化ブロックの輝度成分値を所定値に置き換え差分画像信号を生成する差分画像生成過程と、前記基準画像信号及び前記差分画像信号をJPEG方式により圧縮する圧縮過程と、該圧縮過程で圧縮された前記基準画像信号及び前記差分画像信号をハードディスク等の記録媒体に録画する録画過程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記差分値計算過程は、前記各ブロックから少なくとも1つの画素を選択画素として選択する選択過程と、前記基準画像信号と前記現画像信号とを前記選択画素毎に比較して、前記選択画素毎に差分値を計算する比較過程とを有し、前記変化ブロック判定過程は、前記差分値が所定の差分基準値を超える前記選択画素を所定数以上有するブロック或いは前記差分値が所定の差分基準値を所定量超える前記選択画素を一つでも有するブロックを基に変化が生じたとみなす変化ブロックを判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 前記差分値計算過程は、前記基準画像信号と前記現画像信号とを前記ブロック毎に周波数成分を比較して前記ブロック毎に差分値を計算する過程を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 前記録画過程で録画された前記基準画像信号及び前記差分画像信号を復元する復元過程と、該復元過程により復元された前記差分画像信号の前記非変化ブロックを対応する復元された前記基準画像信号のブロックと入れ替え合成画像信号を生成する合成画像生成過程と、該合成画像生成過程により生成された合成画像信号を画像表示する表示過程を更に含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理方法。
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