JP2007133953A - テストディスク - Google Patents

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Abstract

【課題】HDDVDドライブが、ディスク最内周位置から最外周位置まで適正に再生できるか、および、ボーダを適正に認識し得るかを円滑に検証できるテストディスクを提供する。
【解決手段】データ領域の全てが埋まるようにデータ(テストデータ)を記録し、且つ、このテストデータに続いて、追記不可を示す情報を含むボーダ・アウトを記録する。このテストディスクを用いると、データ領域の全てが埋まるようにテストデータが記録されているため、外周部近傍位置におけるユーザデータを適正に再生できるかを検証することができる。また、このユーザデータに続いてボーダ・アウトが記録されているため、ドライブが実際にこの位置からボーダ・アウトを読み出すタイプのものである場合に、再生特性に乱れが生じやすい外周部近傍位置から、ボーダ・アウトを円滑に取得できるかを検証することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、テストディスクに関し、特に、追記型光ディスクドライブの動作検証に用いて好適なものである。
現在、追記型光ディスクとして、青色波長(波長405nm程度)のレーザ光を用いたHDDVD(High Differential Digital Versatile Disc)の規格化が進められている。
HDDVD規格では、再生専用のROM(Read Only Memory)規格、書き換え型のRW(ReWritable)規格、追記型のR(Recordable)規格があり、ディスクのエリアフォーマットや管理情報の種類などが異なっている。また、HDDVD規格では、再生時にディスク情報の読み出しが容易なように、ディスク種別や、準拠しているブック情報などの情報を複数箇所に保存するようにしている。なお、この規格では、ディスクフォーマットは規定されているが、規定されたフォーマット情報をドライブで用いる場合に、どこの情報を読み出してドライブ動作に作用させるかといったドライブ動作の規定はなされていない。
この追記型HDDVDでは、セッションの区切りを示す情報として、ボーダ(Border)が準備されている。セッションの境界位置にボーダを記録することにより、ディスク上のデータ領域を複数のセッションに分割することができる。この場合、各セッションの分割位置には、ボーダ・アウトとボーダ・インが記録され、このうち、ボーダ・アウトには、更なる追記が可能であることを示す情報が含まれる。
たとえば、未記録のユーザデータ領域が残存するディスクをファイナライズ処理することなくHDDVDドライブから取り出したような場合には、最終の記録位置に続いてボーダ・アウトが記録され、ディスクを取り出すまでの記録エリアが一つのセッションとされる。
この状態から、再度、ディスクをドライブに装着して更なる記録動作を実行すると、このセッションの終了位置に記録されたボーダ・アウトに続いて、ボーダ・インが記録され、これに続いて、ユーザデータが記録される。これにより、次のセッションが追加される。
なお、このように次のセッションを追加する動作に代えて、ユーザの任意により、当該ディスクをファイナライズすることもできる。この場合、ディスクには、ボーダ・アウトに続いて、ターミネータ(Terminator)が記録される。これにより、このディスクは再生専用ディスクとなる。すなわち、ターミネータの記録により以後の追記は不許可となる。
なお、ボーダ・アウトには、更なる追記が不可であることを示す情報を含ませることもできる。たとえば、ユーザデータ領域に空き容量がない状態で、ディスクをHDDVDドライブから取り出すと、更なる追記が不可であることを示す情報を含むボーダ・アウトが、当該ユーザデータの記録終了位置に続いて記録される。この場合、当該ディスクは、ターミネータではなく、ボーダ・アウトをもってファイナライズされ、再生専用ディスクとなる。
ところで、HDDVDの規格化においては、HDDVDドライブの動作検証を行うことが提案されている。
かかる動作検証のうち、再生動作の検証では、ディスク最内周位置から最外周位置まで適正に再生できるかが重要な検証要素となる。HDDVDでは、その製法上、ディスク内周部から外周部に掛けてディスク面に反りが発生することが想定される。その一方、レーザ光の短波長化等から、再生レーザ光とディスク面との間のチルトが再生特性に大きな影響を与える。一般に、ディスク面の反りは、外周部に向かうにつれて大きくなる。したがって、ここでは、特に、外周部近傍位置における再生動作の検証が重要となる。
なお、追記型HDDVDでは、ディスクの最外周位置までフルにユーザデータを記録する場合が多いものと想定される。この意味からも、特性が乱れやすい外周部近傍位置にて再生動作を適正に行えるかの検証が重要となる。
また、HDDVDでは、上記の通り、セッションの区切りを示す情報としてボーダが用いられる。このボーダは、大容量のHDDVDを複数のセッションに区分してその利用効率を高めるものであり、HDDVDの利用価値に大きく関係するものである。したがって、再生動作の検証では、HDDVDドライブがボーダを適正に認識し得るかが重要となる。
なお、ボーダは、HDDVDの他、既存のDVDでも用いられている。DVDのボーダは、基本的にセッションの区切りに用いられ、ボーダ・アウトに含まれる情報は、必ず追記可という設定になる。DVDにおいて、セッションをボーダで終了させたい場合は、ボーダ・アウトに続いてボーダ・インを記録し、その中のデータを追記不可の状態に設定する必要がある。また、HDDVDでは、ディスクの内周、中周、外周でボーダのサイズが異なっており、ディスク内でボーダの状態が一律ではない。
このように、HDDVDのボーダと、DVDのボーダは、ボーダ・アウトのみでファイナライズできるかにおいて相違している。このため、HDDVDドライブが、HDDVDと既存DVDの互換型である場合は、特に、ボーダの認識処理が共通化される場合に混乱を招く危険性がある。よって、再生動作の検証においては、HDDVDドライブが、DVDと区別してHDDVDのボーダを適正に認識し得るかを検証する必要がある。
この他、HDDVDでは、ディスク最内周位置に、記録層をディスク円周方向に沿って間欠的に消失させ、これにより所定の情報を保持するバースト領域(BCA:Burst Cutting Area)が配されている。また、バースト領域とユーザデータ領域の間には、螺旋状のピット列により情報を保持するシステムリードイン領域が配されている。したがって、再生動作の検証では、バースト領域とリードイン領域に保持されているデータを円滑に再生し得るかも重要となる。
なお、BCA、システムリードイン、ボーダの状態、ディスク内のデータ構造やユーザデータ等を適正に認識できるかの検証において、それぞれの項目ごとにテストディスクを準備していくと、テストディスクの枚数が多量になり、検証作業が煩雑になる惧れがある。また、テストディスクを作製する場合には、記録マークや記録情報に誤りのない非常に理想的なディスクを提供する必要があり、複数種類のテストディスクを作製すると、その分、コストや時間を費やしてしまうとの問題も生じる。
特開2000−306244号公報
そこで、本発明は、HDDVDドライブが、ディスク最内周位置から最外周位置まで適正に再生できるか、および、ボーダを適正に認識し得るかを円滑に検証できるテストディスクを提供することを課題とする。
加えて、本発明は、HDDVDドライブがバースト領域とリードイン領域に保持されているデータを適正に再生し得るかを円滑に検証できるテストディスクを提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、追記型光ディスク装置の動作検証に用いるテストディスクにおいて、ユーザデータ領域の全てが埋まるようにテストデータが記録され、且つ、該テストデータに続いて、追記の可否を示す情報を含むファイルクローズデータが記録されていることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザデータ領域の全てが埋まるようにテストデータが記録されているため、外周部近傍位置におけるユーザデータを適正に再生できるかを検証することができる。よって、ディスク面の反りによる再生特性の乱れを円滑に検証することができる。
また、このユーザデータに続いてファイルクローズデータが記録されているため、ドライブが実際にこの位置からファイルクローズデータを読み出すタイプのものである場合に、再生特性に乱れが生じやすい外周部近傍位置から、ファイルクローズデータを円滑に取得できるかを検証することができる。したがって、このファイルクローズデータを追記型HDDVDの上記バースト・アウトと想定した場合には、ドライブが、セッション分割に重要なバースト・アウトを円滑に取得できるかを検証することができ、よって、ドライブが、記録/再生動作を適正に実行できるかを検証することができる。
請求項2の発明は、請求項1のテストディスクにおいて、追記の不可を示す情報を含む前記ファイルクローズデータが記録されていることを特徴とする。
この発明によれば、特に、ファイルクローズデータが追記不可に設定されていることを検証することができる。したがって、このファイルクローズデータを追記型HDDVDの上記バースト・アウトと想定した場合には、ドライブが、追記不可のバースト・アウトを円滑に認識できるかを検証することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2のテストディスクにおいて、該テストディスクが、未記録の追記型光ディスクに、前記テストデータと前記ファイルクローズデータを含む情報を記録することにより構成されることを特徴とする。
この発明によれば、通常の追記型ディスクと同じレベルのディスクを用いてテストデータが構成されるため、そのドライブが、通常の追記型ディスクを円滑に再生できるかを検証することができる。
請求項4の発明は、請求項3のテストディスクにおいて、試し書き回数が予め設定した上限回数Nsを越えない範囲でレーザパワーの設定を行い、前記テストデータと前記ファイルクローズデータを含む情報が前記未記録の追記型光ディスクに記録されることを特徴とする。
上記請求項3に示すように未記録の追記型ディスクにテストデータと前記ファイルクローズデータを含む情報を記録してテストディスクを構成する場合には、記録に先立って、試し書きによる記録レーザパワーの設定処理が行われる。この場合、試し書きの回数は、各ディスクによってまちまちであり、粗悪なディスクほど、試し書き回数が増加することとなる。粗悪なディスクをテストディスクとして用いると、ドライブの検証を適正に行うことができない。
請求項4の発明によれば、レーザパワーの設定時の試し書き回数が上限回数Nsを越えない範囲に制限されるため、粗悪なディスクに対しては、記録レーザパワーの設定が行われない。その結果、このディスクに対する記録動作は行われず、このような粗悪なディスクを用いてテストディスクが構成されることが排除される。よって、本発明によれば、ドライブの動作検証を適正に行い得るテストディスクのみを提供することが可能となる。
なお、請求項4の発明によれば、さらに上限回数Nsを適宜調整することにより、試し書き領域の状態を管理することが可能となる。HDDVDの場合、試し書き領域(ドライブテストゾーン)を所定数以上使いすぎると、ディスクの外周に試し書き領域が拡張される場合がある。試し書き領域が拡張されると、データエリアの容量が減少し、試し書き領域が拡張されないテストディスクに比べ、ディスクの状態が変わってしまうこととなる。その結果、試し書き領域が拡張されない場合に比べ、ユーザデータ(テストデータ)の記録容量とボーダ(ファイルクローズデータ)の記録位置が変化し、テストディスク同士の互換性が保てなくなる。これに対し、上限回数Nsを試し書き領域の拡張が行われない回数に設定すれば、検証に用いるテストディスクを、一律、試し書き領域の拡張のないテストディスクとすることができる。その結果、ユーザデータ(テストデータ)の記録容量とボーダ(ファイルクローズデータ)の記録位置をテストディスク相互間で同一とすることができ、テストディスク間の互換性を確保することができる。
請求項5の発明は、請求項4のテストディスクにおいて、前記記録レーザパワー設定時に行われた試し書きの回数が前記上限回数Nsに達しない場合にも、前記試し書きの回数をNsとして、記録状態を管理する情報が構成され記録されていることを特徴とする。
この発明によれば、記録レーザパワー設定時に行われた試し書き回数がテストディスク毎に異なる場合にも、同一の回数(Ns)だけ試し書きが行われたとして、管理情報が構成される。よって、ドライブ側から見たとき、全てのテストディスクに対し同じ状態の管理情報を提示することができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし5の何れか一項のテストディスクにおいて、ディスク最内周位置に、記録層をディスク円周方向に沿って間欠的に消失させて情報を保持するバースト領域が配されていることを特徴とする。
この発明によれば、ディスク最内周位置における特性を検証できるとともに、そのドライブ装置が、ユーザデータとは異なる方式にて記録されたバースト領域を円滑に再生できるかを、併せて検証することができる。
請求項7の発明は、請求項6のテストディスクにおいて、前記バースト領域と前記ユーザデータ領域の間に、螺旋状トラックに沿ってピット列を配置することにより情報を保持するシステムリードイン領域が配されていることを特徴とする。
この発明によれば、ディスク内周位置における特性を検証できるとともに、そのドライブ装置が、ユーザデータとは異なる方式にて記録されたシステムリードイン領域を円滑に再生できるかを、併せて検証することができる。
以上のとおり本発明によれば、検証対象のドライブが、ディスク最内周位置から最外周位置まで適正に再生できるか、および、ファイルクローズデータを適正に認識し得るかを円滑に検証できるテストディスクを提供することができる。
また、請求項6および7の発明によれば、検証対象ドライブが、バースト領域とシステムリードイン領域に保持されているデータを適正に再生し得るかを円滑に検証できるテストディスクを提供することができる。
なお、テストディスクを用いて検証を行う場合に、使用するテストディスク毎に記録状態が相違していると、ディスクの認識を適正に行えなかった場合などに、ドライブのどの部分に不具合があるのか、短時間で見つけることが困難である。この点、たとえば、RMDの更新回数やドライブテストゾーンの使用回数などを一定回数と設定して同じ状態でテストディスクを作製すれば、テスト条件を一律化することができ、ドライブの不具合を同一条件のもとで調べることができるようになる。また、こうすると、各ドライブメーカでのテストに互換性を持たせることができるとの効果も奏される。
本発明の意義ないし効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。なお、本実施例は、追記型HDDVDのドライブ装置を検証する際に用いるテストディスクに本発明を適用したものである。
まず、図1に実施の形態に係るテストディスクの構成を示す。図示の如く、テストディスク10は、記録層12と反射層13が積層された基板11の上に、接着層14を介して、基板15を張り合わせ、さらに、その上に、印刷層16を形成した構成となっている。
基板11、15は、ポリカーボネートからなっている。基板材料は、HDDVDドライブで用いられる波長400nm程度のレーザ光を透過しやすい材料とするのが好ましい。基板材料として、ポリオレフィンやポリ乳酸等の生分解材料を用いることもできる。
基板11、15は、共に、射出成型により形成される。このうち、基板11は、テストディスクのトラックパターン(ピット、グルーブ)を有するスタンパを用いて形成される。基板11の表面には、スタンパ上のトラックパターンが転写される。これら基板11、15は、共に、0.6mmの厚みとされている。
記録層12は、有機色素材料により構成される。この有機色素材料は、記録マーク部分の反射率が未記録部分の反射率よりも高くなる、いわゆる、Low-to-High型の有機色素材料とされる。なお、記録層12に用いる有機色素材料は、記録マーク部分の反射率が未記録部分の反射率よりも低くなる、いわゆる、High-to-Low型の有機色素材料を用いることもできる。また、相変化型の材料であってもよく、Pd-CUや、Co系、Ag-Pd-Cu等であっても良い。ただし、記録層12に用いる材料は、書き換えできないタイプのものに制限される。
記録層12は、スピンコートによって、基板12のトラックパターン転写面上に形成される。
反射層13は、Ag等の高反射材料から構成される。この他、波長400nm程度のレーザ光に対して高反射率のAl、Pt等を用いることもできる。反射層13は、スパッタリングによって、記録層12上に形成される。
図2に、テストディスク10のエリアフォーマットを示す。
テストディスク10は、内周から順に、クランプ領域21、バーストカッティング領域(BCA)22、システムリードイン領域23、データ領域24、システムリードアウト領域25にエリア分割されている。
BCA22には、HDDVD−R規格に従う形態にて、所定の情報が記録されている。具体的には、平坦な記録層12をディスク円周方向に沿って間欠的に消失させることにより、BCA IDや、当該テストディスクが準拠する規格書のブック番号等の情報が記録されている。なお、記録層12の消失は、高パワーレーザを用いて記録層12を焼き切る方法等にて行われる。
BCA22上にビームスポットを位置づけると、その反射光には、記録層12の消失部分と非消失部分に応じて、明暗が生じる。この明暗の変化を復調することにより、BCA22に記録された情報が再生される。
システムリードイン領域23には、HDDVD−R規格に従う形態にて、所定の情報が記録されている。具体的には、記録層12上に螺旋状にピット列を配列することにより、当該テストディスクの物理パラメータ(ピットサイズ、トラックピッチ、等)に関する情報等が記録されている。システムリードイン領域23にはグルーブは形成されておらず、ピット列のみが形成されている。
データ領域24には、螺旋状のグルーブが形成されている。このグルーブ上に、HDDVD−R規格に従うフォーマットにて、種々のデータが記録される。当該テストディスク形成時には、未記録のグルーブ上に、後述のデータが記録される。なお、追記型HDDVDでは、グルーブのみにデータが記録されるため、グルーブ間のランドは、狭小に形成されている。
グルーブは、ディスク径方向に蛇行(ウォブル)している。このウォブルによって物理アドレスが保持されている。なお、記録データには、この物理アドレスとは別に、論理アドレスが保持される。
システムリードアウト領域24には、データ領域24と同様、螺旋状のグルーブが形成されている。また、このグルーブも、データ領域24と同様、ディスク径方向に蛇行(ウォブル)している。システムリードアウト領域24には、HDDVD−R規格に従うフォーマットにてゾーンが設定されるが、ユーザデータは記録されない。
図3に、テストディスク10のデータ領域24に記録されるデータのデータフォーマットを示す。上記の如く、このデータフォーマットは、HDDVD−R規格に準拠するものである。
図示の如く、テストディスク10のデータ領域24には、データリードインと、データ(テストデータ)と、ボーダ・アウトと、データリードアウトが記録される。
データリードインには、ドライブテストゾーンが設定されている。テストデータの記録時には、このドライブテストゾーンを使って試し書きが行われ、各ディスクに対して再生・フォーカスオフセット、トラックオフセット、記録レーザパワーの初期値が設定される。データリードインには、上記システムリードイン23に保持されている情報がコピー記録される。
また、データリードインには、RMD(Recording Management Data)ダプリケーションゾーンと、L−RMZ(Lead-in Recording Management Zone)が設定されている。L−RMZには、データの記録状態を関する情報(RMD)が記録される。このRMDには、そのRMD作成時におけるユーザデータの最終の記録アドレスや、更新された次のRMDを特定するための情報等が格納されている。なお、RMDは、ユーザデータの記録動作の度に更新され、L−RMZに追記される。L−RMZには、HDDVD−R規格に従って、所定個数のRMDを記録できる容量が割り当てられている。
RMDダプリケーションゾーンには、現在有効な最新のRMDとそのアドレスを示す情報等、RMDに関する情報が記録されている。この他、当該テストディスク10に記録を行ったドライブに関する情報(Unique ID)や、その記録を行った時間(Time Stamp)等の情報が記録されている。
本テストディスク10では、データリードインに続いて、データ領域24の全ユーザデータ容量が埋まるようにデータ(テストデータ)が記録され、さらに、それに続いて、ボーダ・アウトが記録されている。テストデータは、所定個数のファイルデータから構成されている。また、ボーダ・アウトを構成する情報には、“追記不可”を示す情報が含まれている。
データリードアウトには、そこがデータリードアウトであることを示す属性情報が設定されている。
図4に、テストディスクの生成方法を示す。
図4(a)は、テストディスクの生成工程の基本的な流れを示すものである。
まず、上記図1を参照して説明した如くして未記録の追記型HDDVDが生成される(S10)。このとき、HDDVDのBCA22は、未だカッティングされていない状態となっている。
次に、この未記録のHDDVDの機械特性が適正範囲内であるかが検査される(S20)。具体的には、ディスク面の反り状態や、記録層の形成状態等が検査される。機械特性が適正なHDDVDのみが、テストディスクの母体として用いられる。
しかる後、このHDDVDに高パワーレーザを照射して、BCA22に対するカッティングが行われる(S30)。さらに、データ領域24に、上記図3にて示すフォーマットにて、各種データが記録される(S40)。このとき、データリードインのL−RMZには、テストデータの記録状態に応じたRMDが記録される。テストデータとして複数のファイルを繰り返し記録する場合には、それに応じた個数のRMDが、L−RMZに追記される。なお、RMDの更新記録回数は、L−RMZの記録容量を超えない範囲に設定されている。また、RMDには、ドライブテストゾーンの使用状態に関する情報が含まれている。さらに、データリードインのRMDダプリケーションゾーンには、テストデータの記録に応じた情報が記録される。
しかして、データの書き込みが終了すると、次に、データが適正に記録されたかが検査される(S50)。具体的には、テストディスクを再生したときのPRSNR(Partial Response Signal to Noise Ratio)が所定の基準値以下であるか、および、フラグ情報等、各種ビット情報が正確であるか等が検査される。この検査にて、不良判定されないもののみが、HDDVDドライブの検査に利用可能なテストディスクとされる。
図4(b)は、図4(a)のS40の詳細を示すものである。
データ書き込み時には、まず、記録レーザパワー設定の際に行う試し書き回数の上限値がNsに設定される(S41)。そして、この上限回数Nsを越えない範囲でドライブテストゾーンに試し書きが行いつつ、適宜、記録レーザパワーが設定され、ユーザデータ、リードインデータ、リードアウトデータ等、図4に示す構造のデータが記録される(S42、43)。
このとき、RMZに記録されるRMDのうち、ドライブテストゾーンの使用状態に関する情報は、ドライブテストゾーンに対する全試し書き回数が上限回数Nsに達しない場合にも、一律に、上限回数Nsに到達したとして設定される。また、記録レーザパワー設定時の試し書き回数がモニターされ(S44)、試し書きの総回数が上限回数Nsを越えることとなる場合に(S45:NO)、このディスクは不良と判別して、データの書き込みが中止される。
なお、図4のフローでは、BCAをテストディスク作成時に付加するとしたが、機械特性などを評価する前にあらかじめBCAが形成してあっても良い。
図5に、上記の如くして生成したテストディスク10を用いてHDDVDドライブを検証する際のフローチャートを示す。
検証対象のHDDVDドライブ(ターゲットドライブ)にテストディスク10が装着されると、当該ターゲットドライブに接続された評価装置(PC端末、等)から、ターゲットドライブに対し、BCAデータ(BCA22に保持されているデータ)の出力要求コマンドが送信される(S201)。このコマンドに対する応答が無ければ(S202:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、ターゲットドライブから応答があれば(S202:YES)、評価装置は、ターゲットドライブから受信したBCAデータと、テストディスク10のBCAに記録されているはずのBCAデータ(参照BCAデータ)を照合する(S203)。両データが不一致の場合(S204:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、両データが一致すれば(S204:YES)、当該ターゲットドライブは、BCAデータを適正に認識できると判定する(S205)。
上記検証フローを実行した後、または、上記検証フローと並行して、評価装置からターゲットドライブに対し、システムリードインデータの出力要求コマンドが送信される(S211)。このコマンドに対する応答が無ければ(S212:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、ターゲットドライブから応答があれば(S212:YES)、評価装置は、ターゲットドライブから受信したシステムリードインデータと、テストディスク10のシステムリードインに記録されているはずのシステムリードインデータ(参照システムリードインデータ)を照合する(S213)。両データが不一致の場合(S214:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、両データが一致すれば(S214:YES)、当該ターゲットドライブは、システムリードインデータを適正に認識できると判定する(S215)。
さらに、上記検証フローを実行した後、または、上記検証フローと並行して、評価装置からターゲットドライブに対し、ユーザデータ(テストデータ)の出力要求コマンドが送信される(S221)。このコマンドは、たとえば、ディスク外周部の一定範囲に記録されているデータの出力要求コマンドとされる。この場合、出力すべきデータの範囲がアドレスによって指定される。なお、このように一部のデータのみを出力する要求に代えて、全ユーザデータを出力する要求としても良い。
このコマンドに対する応答が無ければ(S222:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、ターゲットドライブから応答があれば(S222:YES)、評価装置は、ターゲットドライブから受信したユーザデータと、テストディスク10の指定範囲に記録されているはずのユーザデータ(参照ユーザデータ)を照合する(S223)。両データが不一致の場合(S224:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、両データが一致すれば(S224:YES)、当該ターゲットドライブは、ユーザデータを適正に再生できると判定する(S225)。
上記検証フローを実行した後、または、上記検証フローと並行して、評価装置からターゲットドライブに対し、当該テストディスクのディスク構造を問い合わせるコマンドが送信される(S231)。このコマンドに対する応答が無ければ(S232:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、ターゲットドライブから応答があれば(S232:YES)、評価装置は、ターゲットドライブから受信したディスク構造に関する情報のうちのファイナライズ形式と、当該テストディスク10に設定されているはずのファイナライズ形式とを照合する(S233)。具体的には、ターゲットドライブにて認識されたファイナライズ形式が、追記不可の情報を含むボーダ・アウトであるかを判別する。
ターゲットドライブから受信したファイナライズ形式が不適正である場合(S234:NO)、当該ターゲットドライブは、不適正ドライブとされる。一方、ターゲットドライブから受信したファイナライズ形式が適正であれば(S234:YES)、当該ターゲットドライブは、ボーダ・アウトを適正に認識できると判定する(S235)。
なお、S233による照合は、ファイナライズ形式のみならず、その他のデータ構造を併せて照合するようにしても良い。たとえば、ファイナライズ形式とともに、データ領域に存在するセッション数を照合するようにしても良い。これにより、ドライブがテストディスク内にあるセッションの個数を正しく認識することが検証できる。
以上のようにして、各コマンドについて検証が終了すると、最後に、それぞれの検証結果が、それぞれ、S205、S215、S225、S235にて、適正であると判定されたかが評価される(S240)。そして、全ての検証結果が適正であれば、当該ターゲットドライブは、当該テストディスク10を用いた検証に合格したとされる。
以上、本実施の形態によれば、テストディスク10を用いることにより、ターゲットドライブが、ディスク最内周位置から最外周位置まで適正に再生できるか、および、ボーダ・アウトを適正に認識し得るかを円滑に検証することができ、併せて、ターゲットドライブが、BCA22とシステムリードイン領域23に保持されているデータを適正に再生し得るかを円滑に検証することができる。
なお、上記実施の形態では、S203、S213、S223、S233およびS240における照合を評価装置内にて行うようにしたが、これらの検証は、たとえば、ターゲットドライブから受信したデータを評価装置のモニター上に表示させ、このデータと、テストディスク10に記録されているはずの参照データとを、ユーザが目視等により照合して行うようにすることも可能である。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものでないことは言うまでもない。本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係るテストディスクの層構造を示す図 実施の形態に係るテストディスクのエリア分割を示す図 実施の形態に係るテストディスクのデータフォーマットを示す図 実施の形態に係るテストディスクの製造工程を示すフロー図 実施の形態に係るターゲットドライブの検証方法を示すフロー図
符号の説明
10 テストディスク
22 BCA
23 システムリードイン領域
24 データ領域

Claims (7)

  1. 追記型光ディスク装置の動作検証に用いるテストディスクにおいて、
    ユーザデータ領域の全てが埋まるようにテストデータが記録され、且つ、該テストデータに続いて、追記の可否を示す情報を含むファイルクローズデータが記録されている、
    ことを特徴とするテストディスク。
  2. 請求項1において、
    追記の不可を示す情報を含む前記ファイルクローズデータが記録されている、
    ことを特徴とするテストディスク。
  3. 請求項1または2において、
    該テストディスクは、未記録の追記型光ディスクに、前記テストデータと前記ファイルクローズデータを含む情報を記録することにより構成される、
    ことを特徴とするテストディスク。
  4. 請求項3において、
    試し書き回数が予め設定した上限回数Nsを越えない範囲でレーザパワーの設定を行い、前記テストデータと前記ファイルクローズデータを含む情報が前記未記録の追記型光ディスクに記録される、
    ことを特徴とするテストディスク。
  5. 請求項4において、
    前記レーザパワー設定時に行われた試し書きの回数が前記上限回数Nsに達しない場合にも、前記試し書きの回数をNsとして、記録状態を管理する情報が構成され記録されている、
    ことを特徴とするテストディスク。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項において、
    ディスク最内周位置に、記録層をディスク円周方向に沿って間欠的に消失させて情報を保持するバースト領域が配されている、
    ことを特徴とするテストディスク。
  7. 請求項6において、
    前記バースト領域と前記ユーザデータ領域の間に、螺旋状トラックに沿ってピット列を配置することにより情報を保持するシステムリードイン領域が配されている、
    ことを特徴とするテストディスク。
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