JP2007131156A - 回転規制装置 - Google Patents

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睦 北川
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Abstract

【課題】装置全体としての小型化を図りながら、規制対象である歯車ロータの山部に対してロックバーの挿入がなされた場合に懸念される両者の衝突に起因した部品の破損や故障等についてもこれを、未然に防止することのできる回転規制装置を提供する。
【解決手段】周面に山部1aおよび谷部1bが交互に設けられた歯車ロータ1に対してロックバーLB1をスライド挿入することにより、ロータ1の山部1aとロックバーLB1との係合に基づいてロータ1の回転を規制する。このような回転規制装置において、上記ロータ1の山部1aを、頂面に対する押圧に応じて該ロータ1内へ没入し、且つ、該押圧が取り除かれることにより元の突出状態に復元する様に配設する。具体的には、板バネS1によって形成されるバネ機構により、ロータ1の山部1aを、同ロータ1外側へ向けての圧力が加えられたまま、同ロータ1内への没入を可能とされた状態にする。
【選択図】図1

Description

この発明は、規制対象である歯車ロータへのロックバー挿入に基づいて同ロータの回転を機械的に規制する回転規制装置に関し、詳しくは、例えば自動車に搭載されて車軸の向きを変えるステアリングホイールの操舵角度を制限するステアリングロック装置に用いて有益な回転規制装置に関する。
従来、この種の回転規制装置は、例えば自動車の盗難防止などの目的で、ステアリングロック装置として採用されている(特許文献1参照)。以下、図6を参照して、こうした装置の一例について、その概要を説明する。なお、ここで規制対象とする歯車ロータとしては、ステアリングホイールの回転をギアボックスへ伝えるシャフト(ステアリングシャフト)に取り付けられた歯車ロータ、いわゆるロックホルダを想定している。
図6に示されるように、この装置は、大きくは、周面に所定のピッチで山部2aおよび谷部2bが交互に設けられた歯車ロータ2(ロックホルダ)と、該ロータ2に対向するように配設されたロックバースライド機構LS2とを有して構成されている。そして、該ロックバースライド機構LS2の駆動に基づき、ロータ2の谷部2bに対してロックバー(可動突起)LB2がスライド挿入され、該ロータ2の山部2aとロックバーLB2との係合により同ロータ2の回転が規制されるようになっている。なおここで、上記ロックバーLB2のスライド量(スライド限界)は、上記ロータ2に挿入された状態において該ロックバーLB2が、同ロータ2の山部2a頂面よりも深く差し込まれて同ロータ2の谷部2b底面には当たらない程度(固定値)に設定される。
図7は、上記ロックバースライド機構LS2の概要(概略構造)を模式的に示す斜視図である。
同図7に示されるように、このスライド機構LS2は、図示しない電子制御装置により電子的に制御される電動モータM2を有して構成されている。そして、このスライド機構LS2においては、該モータM2の回転力が、同モータM2のシャフトW21(ウォーム)とウォームホイールW22とからなるウォームギア(モータM2と共に本体に固定)を介して、該ウォームホイールW22に設けられたシャフト21へと伝達されるようになっている。
またここで、該シャフト21は、雄ネジ部21aを通じてL字形状のリフタ22の雌ネジ部22aと螺着されている。すなわち、この機構においては、該シャフト21の回転に伴い、その回転方向に応じた方向(ネジ軸方向の一方)へ、上記リフタ22がスライド移動(ロータ2に対して突出および没入)するようになっている。
また、このリフタ22の先端には、コイルバネ23を介してロックバーLB2(図6参照)が取り付けられている。こうしたコイルバネ23が設けられていることで、上記ロータ2の山部2aに対してロックバーLB2の挿入が行われた場合には、該ロックバーLB2の挿入に対する反作用により、ロックバーLB2の先端がロータ2の山部2a頂面に押圧されてコイルバネ23を圧縮するようになる。すなわち、同山部2aとロックバーLB2との衝突による衝撃は、このコイルバネ23の弾性により吸収されることになる。この装置では、このような構造のもとに、上記ロータ2やロックバーLB2へ衝撃が加わることに起因した部品の破損や故障等を未然に防止するようにしている。
特開2003−063354号公報
このように、ロックバーLB2とリフタ22との間にコイルバネ23を設けた上記従来の回転規制装置によっても、ロータ2の山部2aに対してロックバーLB2の挿入がなされた場合に懸念される両者の衝突に起因した部品の破損や故障等が、未然に防止されるようになる。しかしながら、このような装置では、上記コイルバネ23を設けたことで、上記ロックバーLB2が、このコイルバネ23の分だけ余計に外側(ロータ2の反対側)へ張り出すことになる。しかも、こうしたロックバーLB2の張り出し量の増大は、部分的な拡張であるとはいえ、ステアリングロック装置などにあっては、装置の小型化を阻害する大きな要因(ネック)となる。このため、先の図6に示した従来の回転規制装置は、コイルバネ23を通じて部品の破損や故障等の防止を図る一方で、装置全体としての大型化が避けられないものとなっている。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、装置全体としての小型化を図りながら、規制対象である歯車ロータの山部に対してロックバーの挿入がなされた場合に懸念される両者の衝突に起因した部品の破損や故障等についてもこれを、未然に防止することのできる回転規制装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、周面に山部および谷部が交互に設けられた歯車ロータに対してロックバーをスライド挿入することにより、前記ロータの山部と前記ロックバーとの係合に基づいて前記ロータの回転を規制する回転規制装置として、前記ロータの山部が、頂面に対する押圧に応じて該ロータ内へ没入(少なくとも一部を没入)し、且つ、該押圧が取り除かれることにより元の突出状態に復元する態様で配設された構成とする。
このような構成によれば、規制対象である歯車ロータの山部に対してロックバーの挿入がなされた場合には、該挿入による押圧により、上記ロータの山部がロータ内へ没入する(ロックバーによって押し込まれる)ようになる。このため、同ロータの山部とロックバーとの衝突による衝撃、すなわち該ロックバーの挿入に対する反作用は、大幅に軽減される。すなわち、ロックバーに対して前述したようなバネ(コイルバネ)等を設けることなく、歯車ロータの山部に対してロックバーの挿入がなされた場合に懸念される部品の破損や故障等についてもこれを、未然に防止することができるようになる。
しかもこのとき、ロータの山部は、上記ロックバーの挿入による押圧が取り除かれさえすれば、元の突出状態に復元するようになっている。このため、この装置は、歯車ロータの山部に対してロックバーの挿入がなされた場合も、回転規制装置としてそのまま継続的に使用することができる。
またこの場合、請求項2に記載の発明によるように、前記ロータの山部が、前記ロータ内に設けられた所定のバネ機構により、同ロータ外側へ向けての圧力が加えられたまま、同ロータ内への没入を可能とされた状態で配設された構成とすれば、ロータ内にバネ機構が設けられていることで、上述のロックバーの衝突による衝撃がこのバネ機構により的確に吸収されるようになる。また、上記ロータの山部に対してロータ外側へ向けての圧力が加えられていることで、上記ロックバーの挿入による押圧が取り除かれさえすれば、元の突出状態に復元するようにもなる。しかも、こうしたバネ機構がロータ内に設けられていることで、装置の大型化は最小限に抑えられることになる。
また、この請求項2に記載の回転規制装置において、前記バネ機構としては、例えば請求項3に記載の発明によるように、
・前記ロータ内に設けられた芯棒による反発力を利用して前記ロータ外側への圧力を加える板バネによって形成されるバネ機構。
あるいは請求項4に記載の発明によるように、
・弾性変形に基づく形状の復元力を利用して前記ロータ外側への圧力を加えるトーションスプリングによって形成されるバネ機構。
等々を採用することができる。そして、これらの構成であれば、ロータ内の限られたスペースにあっても、上述のバネ機構を的確に実現することが可能である。
また、これら請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転規制装置は、請求項5に記載の発明によるように、前記歯車ロータ共々、同ロータに対して設けられたステアリングシャフトの回転を規制することにより、操舵角度に応じて車軸の向きを変えるステアリングホイールの操舵可能な範囲を所定の角度範囲に制限するステアリングロック装置として採用して特に有効である。
一般に、自動車等に搭載されるステアリングロック装置にあっては、ステアリングシャフトに取り付けられた歯車ロータ、いわゆるロックホルダが、ステアリングコラムチューブ内に配設される。そして、このチューブの径が大きく設計された場合には、通常、ロックホルダの径も大きく設計される。このため、同ロックホルダ内には、無駄なスペースが形成されることになる。この点、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成によれば、こうしたロックホルダ内の無駄なスペースを有効に利用して、装置の大型化を招くことなく、前述したロータ山部に対するロックバーの挿入に起因した部品の破損や故障等を未然に防止することができるようになる。ちなみに、コラムチューブの径は、通常、車種等によって決定される。
この発明によれば、装置全体としての小型化を図りながら、規制対象である歯車ロータの山部に対してロックバーの挿入がなされた場合に懸念される両者の衝突に起因した部品の破損や故障等についてもこれを、未然に防止することのできる回転規制装置が実現可能となる。
以下、図1〜図4を参照して、この発明に係る回転規制装置を具体化した一実施の形態について説明する。なお、この実施の形態においても、この装置を、操舵角度に応じて車軸の向きを変えるステアリングホイールの操舵可能な範囲を所定の角度範囲(ここでは「180(°)」)に制限するステアリングロック装置として採用した場合について言及する。
はじめに、図1を参照して、この装置の構成、並びに動作について説明する。なお、ここで規制対象とする歯車ロータとしても、ステアリングホイールの回転をギアボックスへ伝えるシャフト(ステアリングシャフト)に取り付けられた歯車ロータ、いわゆるロックホルダを想定している。
図1に示されるように、この装置は、大きくは、周面に所定のピッチ(ここでは「180(°)」)で山部1aおよび谷部1bが交互に設けられた歯車ロータ1(ロックホルダ)と、該ロータ1に対向するように配設されたロックバースライド機構LS1とを有して構成されている。また、この実施の形態においても、先の図6に示した装置と同様、該ロックバースライド機構LS1の駆動に基づき、ロータ1の谷部1bに対してロックバー(可動突起)LB1がスライド挿入され、該ロータ1の山部1aとロックバーLB1との係合により同ロータ1の回転が規制されるようになっている。そしてここでも、上記ロックバーLB1のスライド量(スライド限界)は、上記ロータ1に挿入された状態において該ロックバーLB1が、同ロータ1の山部1a頂面よりも深く差し込まれて同ロータ1の谷部1b底面には当たらない程度(固定値)に設定されている。
ただし、この実施の形態においては、上記ロックバースライド機構LS1が、図2に示すような構造を有して構成されている。すなわち、同図2に示されるように、このスライド機構LS1は、図示しない電子制御装置により電子的に制御される電動モータM1を有して構成されている。そして、このスライド機構LS1においては、該モータM1の回転力が、同モータM1のシャフトW11(ウォーム)とウォームホイールW12とからなるウォームギア(モータM1と共に本体に固定)を介して、該ウォームホイールW12の内側に螺着されたロックバーLB1へと伝達されるようになっている。
詳しくは、同モータM1のシャフトW11が回転することに伴い、同シャフトW11と歯車を介して噛合するウォームホイールW12も回転する。そしてこのとき、回転速度や回転方向(回転軸)は、所望に変更される(詳しくは、回転速度は減速され、回転方向は「90(°)」異なる方向へ変更される)ことになる。
また、上記ロックバーLB1の雄ネジ部11aとウォームホイールW12内側の雌ネジ部12aとが螺着されていることにより、上記ウォームホイールW12が回転すると、その内側に螺着されたロックバーLB1も共に回転する。そして、該ロックバーLB1は、回転方向に応じた方向(ネジ軸方向の一方)へ、スライド移動(ロータ1に対して突出および没入)することになる。なお、同ロックバーLB1の先端部は、ロータ1の山部1aと係合する面(対向面)が平坦に加工されている。
このように、このロックバースライド機構LS1では、リフタやコイルバネ(図7参照)等の配設を必要としないため、先の図6に示した装置よりも簡素な構造となっている。
また一方、上記ロータ1は、図3に示すような構造を有して構成されている。なお、同図3は、図1中のA視矢印方向から見た平面図である。
この図3に示されるように、上記ロータ1は、同ロータ1内に設けられた芯棒WBによる反発力を利用して同ロータ1外側への圧力を加える板バネS1によって形成されるバネ機構を有して構成されている。具体的には、円筒形状の芯棒WBに対して外接するように配設された「く」の字状に曲がる板バネS1の屈曲部が、ロータ1の山部1aに設けられた溝と嵌着されている。このようにして、このロータ1の山部1aは、上記ロータ1内に設けられたバネ機構により、同ロータ1外側へ向けての圧力が加えられたまま、同ロータ1内への没入を可能とされた状態となっている。このため、同ロータ1の山部1aは、頂面に対する押圧に応じて該ロータ1内へ没入し、且つ、該押圧が取り除かれることにより元の突出状態に復元することになる。
すなわち、ロータ1の山部1aに対してロックバーLB1の挿入がなされた場合には、該挿入による押圧により板バネS1が撓み、上記ロータ1の山部1aがロータ1内へ没入する(ロックバーLB1によって押し込まれる)。このため、同ロータ1の山部1aとロックバーLB1との衝突による衝撃、すなわち該ロックバーLB1の挿入に対する反作用は、大幅に軽減されるようになる。このように、この実施の形態に係る上記装置によれば、コイルバネ(図7参照)を持たない構成でありながら、ロータ1の山部1aに対してロックバーLB1の挿入がなされた場合であれ、懸念される部品の破損や故障等が未然に防止されるようになる。しかもこのとき、上記ロータ1の山部1aが、板バネS1の復帰力により、上記ロックバーLB1の挿入による押圧が取り除かれさえすれば元の突出状態に復元するようになっていることで、ロータ1の山部1aに対してロックバーLB1の挿入がなされた場合も、回転規制装置としてそのまま継続的に使用することができるようになる。具体的には、ロータ1が回転すれば、その回転に伴い、上記ロックバーLB1による押圧は自ずと取り除かれることになる。
次に、図4を参照して、電子式のステアリングロック装置として採用された上記装置の使用態様について説明する。
同図4に示されるように、上記歯車ロータ1(ロックホルダ)は、ステアリングシャフトH3に取り付けられて(固定されて)使用される。そして、このステアリングシャフトH3は、ステアリングホイールH1(ハンドル)の支柱となるコラムチューブH2内を通り、一端(上部)が、該ステアリングホイールH1にナット等で固定される。他方、同シャフトH3の他端(下部)は、ユニバーサルジョイント等を介して、図示しないギヤボックスに接続される。また、同シャフトH3の中ほどには、凹部を有するロックボディH4が、その凹部に当該シャフトH3を挟み込むかたちで、取付ブラケットH5とボルト等で連結されることにより装着(固定)される。そして、先の図1に示したロックバースライド機構LS1は、このロックボディH4内に設けられることになる。すなわち、この装置では、ロータ1の山部1aとロックバーLB1との係合により同ロータ1の回転が規制されることで、ステアリングホイールH1の操舵可能な範囲が「180(°)」(山部1aのピッチ範囲)に制限されることになる。そしてこれにより、自動車の盗難防止などが図られるようになる。
以上説明したように、この実施の形態に係る回転規制装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)周面に山部1aおよび谷部1bが交互に設けられた歯車ロータ1に対してロックバーLB1をスライド挿入することにより、ロータ1の山部1aとロックバーLB1との係合に基づいてロータ1の回転を規制する。このような回転規制装置において、上記ロータ1の山部1aを、頂面に対する押圧に応じて該ロータ1内へ没入し、且つ、該押圧が取り除かれることにより元の突出状態に復元する様に配設することとした。これにより、ロックバーLB1に対して前述したようなバネ(コイルバネ)等を設けることなく、歯車ロータ1の山部1aに対してロックバーLB1の挿入がなされた場合に懸念される部品の破損や故障等についてもこれを、未然に防止することができるようになる。しかもこのとき、上記ロータ1の山部1aが、上記ロックバーLB1の挿入による押圧が取り除かれさえすれば元の突出状態に復元するようになっていることで、ロータ1の山部1aに対してロックバーLB1の挿入がなされた場合も、回転規制装置としてそのまま継続的に使用することができるようになる。
(2)また、芯棒WBによる反発力を利用してロータ1外側への圧力を加える板バネS1によって形成されるバネ機構を、上記ロータ1内に設けるようにしたことで、装置の大型化は最小限に抑えられることになる。
(3)当該回転規制装置を、例えば自動車に搭載されるステアリングロック装置として採用したことで、ロータ1(ロックホルダ)内の無駄なスペースを有効に利用して、装置全体としての小型化を図りながら、ロータ1の山部1aに対してロックバーLB1の挿入がなされた場合であれ、懸念される部品の破損や故障等が未然に防止されるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態では、ロータ1の山部1aのピッチを「180(°)」に設定したが、このピッチは任意である。例えば先の図6に示した装置のように、細かいピッチに設定した場合も、この発明は同様に適用することができる。
・また、上記ロックバースライド機構LS1としても、ロックバーLB1をスライドさせることができるものであればよく、任意の構成のものを採用することができる。すなわち、例えばモータM1に代えて、他のアクチュエータを用いるようにしてもよい。
・ロータ1(ロックホルダ)内に設けるバネ機構は、先の図3に示した板バネS1に限定されることなく、例えば図5に示すように、弾性変形に基づく形状の復元力を利用してロータ1外側への圧力を加えるトーションスプリングS2によって形成されるバネ機構などを採用してもよい。なお、この図5においては、一例として、板状(もしくは棒状)のトーションスプリングS2が、上記芯棒WBに対して巻回されて構成されるバネ機構を示している。この場合も、ロータ1の山部1aは、このバネ機構により、同ロータ1外側へ向けての圧力が加えられたまま、同ロータ1内への没入を可能とされた状態となり、前記(1)〜(3)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果が得られるようになる。
・また、こうしたバネ機構に限定されることなく、バネ以外の弾性(衝撃吸収)機構(例えばゴムやシリンダなど)も適宜に採用可能である。要は、上記ロータ1の山部1aが、頂面に対する押圧に応じて該ロータ1内へ没入し、且つ、該押圧が取り除かれることにより元の突出状態に復元する態様で配設されてさえいれば、前記(1)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果は得られ、少なくとも所期の目的については、これが確実に達成されることになる。
この発明に係る回転規制装置の一実施の形態について、この装置の概要(概略構造)を模式的に示す斜視図。 同装置に用いられるロックバースライド機構の概略構造を模式的に示す斜視図。 図1中のA視矢印方向から見た平面図。 同装置を電子式のステアリングロック装置として用いた場合の配設態様を示す斜視分解図。 同装置に用いられるバネ機構の変形例を示す平面図。 従来の回転規制装置の一例について、その概要を模式的に示す斜視図。 同従来の装置に用いられるロックバースライド機構の概略構造を模式的に示す斜視図。
符号の説明
1…歯車ロータ(ロックホルダ)、1a…山部、1b…谷部、11a…雄ネジ部、12a…雌ネジ部、H1…ステアリングホイール、H2…コラムチューブ、H3…ステアリングシャフト、H4…ロックボディ、H5…取付ブラケット、LB1…ロックバー(可動突起)、LS1…ロックバースライド機構、M1…電動モータ、S1…板バネ、S2…トーションスプリング、WB…芯棒、W11…シャフト(ウォーム)、W12…ウォームホイール。

Claims (5)

  1. 周面に山部および谷部が交互に設けられた歯車ロータに対してロックバーをスライド挿入することにより、前記ロータの山部と前記ロックバーとの係合に基づいて前記ロータの回転を規制する回転規制装置において、
    前記ロータの山部は、頂面に対する押圧に応じて該ロータ内へ没入し、且つ、該押圧が取り除かれることにより元の突出状態に復元する態様で配設されてなる
    ことを特徴とする回転規制装置。
  2. 前記ロータの山部は、前記ロータ内に設けられた所定のバネ機構により、同ロータ外側へ向けての圧力が加えられたまま、同ロータ内への没入を可能とされた状態で配設されてなる
    請求項1に記載の回転規制装置。
  3. 前記バネ機構は、前記ロータ内に設けられた芯棒による反発力を利用して前記ロータ外側への圧力を加える板バネによって形成される
    請求項2に記載の回転規制装置。
  4. 前記バネ機構は、弾性変形に基づく形状の復元力を利用して前記ロータ外側への圧力を加えるトーションスプリングによって形成される
    請求項2に記載の回転規制装置。
  5. 当該回転規制装置は、前記歯車ロータ共々、同ロータに対して設けられたステアリングシャフトの回転を規制することにより、操舵角度に応じて車軸の向きを変えるステアリングホイールの操舵可能な範囲を所定の角度範囲に制限するステアリングロック装置である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転規制装置。
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