JP2007129530A - 携帯端末、携帯端末の制御方法及びプログラム - Google Patents

携帯端末、携帯端末の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】紛失時等の不正使用を確実に防止できる携帯端末、携帯端末の制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】他の携帯端末等から送信された識別情報を通信部22が受信すると、CPU10は、この識別情報が予め記憶部20に格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別する。一致すると判定した場合、CPU10は、電源28の電圧監視用の閾値を、電源28の可能な最高の電圧値より高く設定する。電源28の電圧値がこの閾値以下の場合、電源制御部14は、CPU10の指示に基づき、内部回路26に供給される電源を切断し、動作できなくする。この結果、携帯端末を紛失したような場合にも、第三者による不正使用を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、紛失時等の不正使用を防止できる携帯端末、携帯端末の制御方法及びプログラムに関する。
携帯電話等の携帯端末は、小型で携帯に便利である反面、置き忘れや紛失が生じやすい。このため、第三者による不正使用が発生する可能性がある。
このような第三者による不正使用を防止するためには、携帯端末の紛失時等に遠隔操作により電源を切断する構成が有効である。このような構成として、例えば下記特許文献1には、端末無線手段から電源OFF信号を受信したときに電源ON不可の設定を行う携帯端末装置が開示されている。
特開2005−210207号公報
しかし、上記従来の技術においては、端末通信手段から電源ON不可解除信号が入力されると、電源ON不可の設定が解除されるが、この端末通信手段と同様な構成の装置を第三者に使用される可能性があり、不正使用を防止する構成としては必ずしも確実なものではなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、紛失時等の不正使用を確実に防止できる携帯端末、携帯端末の制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末であって、所定の識別情報及び電源の電圧値の許容される下限レベルを閾値として格納する記憶手段と、電源の電圧値を監視するとともに前記閾値を超えているか否かを監視する電圧監視手段と、前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源を切断する電源制御手段と、を備え、識別情報を受信したときに、当該識別情報が前記記憶手段に格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致する場合に前記閾値を電源の電圧値より高い値に更新し、一致しない場合に前記閾値を更新せずに維持することを特徴とする。
上記構成によれば、受信した識別情報が記憶手段に格納された所定の識別情報と一致したときに、電源電圧の閾値を電圧値より高い値に更新し、電源を切断するので、動作を制限することができる。
また、上記携帯端末は、前記電源制御手段は、前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源投入を不可とする設定も行うことが好適である。
これにより、携帯端末の再起動を制限することができる。
また、前記更新後の閾値は少なくとも電源の電圧値の最大規格値を超えていることが好適である。
また、上記更新された閾値は、キー操作または所定の情報の受信によってもとの値に復帰することが禁止されることが好適である。
これにより、より確実に不正使用を防止でき、高いセキュリティレベルを実現できる。
また、本発明は、無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末であって、識別情報を受信したときに、当該識別情報が端末内の記憶手段に予め格納されている所定の識別情報と一致したときに、通信機能を停止させる機能停止手段と、前記機能停止手段が通信機能を停止させる前にまたは停止させると呼び出し音を発生させる報知手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、通信機能を停止させる前にまたは停止させると同時に呼び出し音を発生させることにより通話停止状態を報知するので、拾得者が当該端末の状態を理解でき、故障していると勘違いして廃棄する等の不都合を回避できる。
また、本発明は、無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末の制御方法であって、所定の識別情報及び電源の電圧値の許容される下限レベルを閾値として格納するステップと、電源の電圧値を監視するとともに前記閾値を超えているか否かを監視するステップと、前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源を切断するステップと、識別情報を受信したときに、当該識別情報が前記格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致する場合に前記閾値を電源の電圧値より高い値に更新し、一致しない場合に前記閾値を更新せずに維持するステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末の制御プログラムであって、所定の識別情報及び電源の電圧値の許容される下限レベルを閾値として格納し、電源の電圧値を監視するとともに前記閾値を超えているか否かを監視し、前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源を切断し、識別情報を受信したときに、当該識別情報が前記格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致する場合に前記閾値を電源の電圧値より高い値に更新し、一致しない場合に前記閾値を更新せずに維持する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1には、本発明にかかる携帯端末の一実施形態の構成のブロック図が示される。図1において、携帯端末は、CPU10、電圧監視部12、電源制御部14、表示部16、操作部18、記憶部20、通信部22及び報知部24を含んで構成された内部回路26と、この内部回路26に電力を供給する電源28とで構成されている。
ここで、CPU10は、上記内部回路26の動作を制御する中央処理装置であって、電圧監視部12、電源制御部14、表示部16、操作部18、記憶部20、通信部22及び報知部24とデータのやり取りを行いながらこれらの動作を制御する。
電圧監視部12は、上記電源28の電圧値を監視し、監視結果をCPU10に通知する。
電源制御部14は、CPU10の指示に基づいて内部回路26への電源投入及び切断を制御する。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ等で構成され、CPU10の指示に基づいて文字データ、数値データ等のキー入力の内容、各種図形等を表示する。
上記キー入力は、図1の操作部18により行う。この操作部18は、例えば携帯端末の操作ボタン等により構成される。なお、操作ボタンは、主として数値データ及び文字データを入力するためのテンキーと、各種機能の実行指示を入力するための機能キーとにより構成されている。
記憶部20は、例えばCPU10の作業用のRAM、不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ、磁気記憶媒体等で構成されており、キー入力の内容、電源28の電圧値を監視するための閾値(装置の正常な動作可能電圧として許容される下限電圧値)、所定の識別情報等の各種データ及びCPU10の動作プログラムが記憶されている。
通信部22は、公知の方法により基地局と通信して携帯通信端末としての通話機能を実現している。
報知部24は、鳴動機構を備え、CPU10の指示に基づいて呼び出し音を発生する。
電源28は、例えば電力の充放電が可能な二次電池により構成され、内部回路26に所定の駆動電圧で電力を供給する。
図2には、電源28の電圧値を監視する動作の例のフローが示される。図2において、携帯端末の内部回路26に電源28から電源が供給(電源ON)されると(S1)、電圧監視部12が電源電圧値の監視を開始する(S2)。
電圧監視部12は、電源電圧値が上記記憶部20に格納された閾値(例として3.4ボルト)を超えているか否かを監視し(S3)、電源電圧値がこの閾値以下となると、その旨をCPU10に通知する。CPU10は、この通知を受け取ると、電源制御部14に指示して、電源28から内部回路26への電源投入を不可とさせ、内部回路26の起動を禁止する(S4)。
また、S3において、電源電圧値が閾値を超えている場合には、内部回路26が通常動作を行う(S5)。
次に、内部回路26の通常動作中にも、電圧監視部12は電源28の電源電圧値を監視し(S6)、電源電圧値が動作可能閾値以下となると(S7)、その旨をCPU10に通知する。CPU10は、この通知を受け取ると、電源制御部14に指示して、電源28から内部回路26への電源投入を切断させ、内部回路26の動作を停止させる(S8)。
また、S7において、電源電圧値が閾値を超えている場合には、電圧監視部12はS5からS8のステップを繰り返し、電源電圧値の監視を続行する。なお、上記S3及びS7における閾値は、同じ値でも、異なる値でもよく、内部回路26の動作条件等により適宜決定することができる。この閾値は、ユーザが操作部18から入力してもよく、CPU10が記憶部20に格納する。
図3には、上記電源電圧値の閾値を制御する動作の例のフローが示される。図3において、他の携帯端末等から送信された識別情報を通信部22が受信すると(S11)、CPU10は、この識別情報が、予め記憶部20に格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別する(S12)。この場合のCPU10が、本発明の情報判別手段として動作する。また、上記識別情報は、これを受信した携帯端末に実行させたい動作に応じて、複数設定することができる。例えば、携帯端末の電源を切断して動作をロックさせるリモートロック動作用の識別情報、リモートロック動作に加えて記憶部20に格納された個人情報等のデータを消去する動作をさせる識別情報等が有益である。
上記受信した識別情報が、リモートロック動作を行わせる識別情報と一致する場合(S13)、CPU10は、記憶部20に格納された図2のS7で使用する閾値を更新し、電源28によって供給される電圧値の最大規格値(装置の正常な動作可能電圧として許容される上限の電圧値)を超える電圧値より高く設定する(S14)。電源28から供給される電力の駆動電圧値は、3.4〜4.2ボルトを規格値とすると、例えばS7で使用される上記閾値を最大規格値4.2ボルトよりもはるかに高い10ボルト程度にする。これにより、図2に示す動作に基づき、内部回路26は電源が切断され、動作できなくなる。従って、携帯端末を紛失したような場合にも、第三者による不正使用を防止できる。この場合のCPU10が、本発明の閾値更新手段として動作する。
なお、このとき、図2のS3で使用する閾値も電源28によって供給される電圧値の最大規格値を超える電圧値より高く設定してもよい。これにより、内部回路26への電源投入を不可とすることができる。
また、S13において、受信した識別情報がリモートロック動作を行わせる識別情報と一致しない場合には、CPU10は、受信した識別情報がリモートロック動作とデータ消去の両方を行わせる識別情報と一致するか否かを判別する(S15)。一致すると判定した場合には、CPU10は、S14と同様に、記憶部20に格納された閾値の値を更新し、電源28によって供給される電圧値の最大規格値を超える電圧値より高く設定するとともに(S16)、記憶部20に格納された個人情報等のデータを消去する(S17)。これにより、図2に示す動作に基づき、内部回路26が動作できなくなるとともに、重要なデータも消去されるので、携帯端末の紛失時等に、より高いセキュリティレベルを実現できる。
また、CPU10がS14またはS16で変更した閾値はメモリに格納されているので、一旦設定変更されるとそのメモリの値が書き換えられるため、ユーザはその閾値を変更することができない。このため、キー操作または所定の情報の受信によってもとの値に復帰することができない構成となっている。これにより、さらに高いセキュリティレベルを実現できる。なお、携帯端末が正当なユーザの元に戻った場合には、所定のサポートセンター等で上記書き換えられている閾値を元の値に戻せば、通常の動作が可能となる。
また、上記S15において、受信した識別情報がリモートロック動作とデータ消去の両方を行わせる識別情報と一致しない場合には、CPU10は上記閾値の更新をせず、それまでの値を維持する。
以上に述べた本発明にかかる携帯端末は、識別情報を受信したときに、当該識別情報が記憶部20に予め格納されている所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致したときに、CPU10が通信部22の通信機能を停止させるように構成してもよい。この場合のCPU10が、本発明の機能停止手段として動作する。本例においては、通信機能を停止させる前にまたは停止させると同時に、CPU10が報知部24に指示して所定回数呼び出し音を発生させるように構成するのが好適である。
呼び出し音を発生することなく通話停止の状態とすると、紛失した携帯端末の拾得者等が、携帯端末の状態を理解できず、故障していると勘違いして廃棄してしまう虞があるが、所定回数呼び出し音を発生させることにより、これを回避することができる。
また、本例の場合にも、所定の識別情報を受信した場合に、上記S7で使用する閾値を高く変更し、及び/または、記憶部20に格納された個人情報等のデータを消去する構成とするのが好適である。これにより、高いセキュリティレベルを実現できる。
本発明にかかる携帯端末の一実施形態の構成のブロック図である。 図1に示される電源の電圧値を監視する動作の例のフロー図である。 図1に示される電源の電圧値の閾値を制御する動作の例のフロー図である。
符号の説明
10 CPU、12 電圧監視部、14 電源制御部、16 表示部、18 操作部、20 記憶部、22 通信部、24 報知部、26 内部回路、28 電源。

Claims (7)

  1. 無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末であって、
    所定の識別情報及び電源の電圧値の許容される下限レベルを閾値として格納する記憶手段と、
    電源の電圧値を監視するとともに前記閾値を超えているか否かを監視する電圧監視手段と、
    前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源を切断する電源制御手段と、
    を備え、
    識別情報を受信したときに、当該識別情報が前記記憶手段に格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致する場合に前記閾値を電源の電圧値より高い値に更新し、一致しない場合に前記閾値を更新せずに維持することを特徴とする携帯端末。
  2. 請求項1記載の携帯端末において、前記電源制御手段は、前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源投入を不可とする設定も行うことを特徴とする携帯端末。
  3. 請求項1または請求項2記載の携帯端末において、前記更新後の閾値は少なくとも電源の電圧値の最大規格値を超えていることを特徴とする携帯端末。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項記載の携帯端末において、前記更新された閾値は、キー操作または所定の情報の受信によってもとの値に復帰することが禁止されることを特徴とする携帯端末。
  5. 無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末であって、
    識別情報を受信したときに、当該識別情報が端末内の記憶手段に予め格納されている所定の識別情報と一致した場合、通信機能を停止させる機能停止手段と、
    前記機能停止手段が通信機能を停止させる前にまたは停止させると呼び出し音を発生させる報知手段と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  6. 無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末の制御方法であって、
    所定の識別情報及び電源の電圧値の許容される下限レベルを閾値として格納するステップと、
    電源の電圧値を監視するとともに前記閾値を超えているか否かを監視するステップと、
    前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源を切断するステップと、
    識別情報を受信したときに、当該識別情報が前記格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致する場合に前記閾値を電源の電圧値より高い値に更新し、一致しない場合に前記閾値を更新せずに維持するステップと、
    を備えることを特徴とする携帯端末の制御方法。
  7. 無線回線を介して通信を行う機能を有する携帯端末の制御プログラムであって、
    所定の識別情報及び電源の電圧値の許容される下限レベルを閾値として格納し、
    電源の電圧値を監視するとともに前記閾値を超えているか否かを監視し、
    前記電圧値が前記閾値以下となった場合に、電源を切断し、
    識別情報を受信したときに、当該識別情報が前記格納された所定の識別情報と一致するか否かを判別し、一致する場合に前記閾値を電源の電圧値より高い値に更新し、一致しない場合に前記閾値を更新せずに維持する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009033420A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Sharp Corp 携帯端末
JP2010263996A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Kyoraku Sangyo Kk 制御基板およびパチンコ遊技機

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