JP2007128762A - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

測定装置及び測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007128762A
JP2007128762A JP2005320891A JP2005320891A JP2007128762A JP 2007128762 A JP2007128762 A JP 2007128762A JP 2005320891 A JP2005320891 A JP 2005320891A JP 2005320891 A JP2005320891 A JP 2005320891A JP 2007128762 A JP2007128762 A JP 2007128762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition member
clamping member
measuring
plate
displacement meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005320891A
Other languages
English (en)
Inventor
Naruaki Okuda
匠昭 奥田
Katsuji Okuda
勝治 奥田
Naomi Kawaguchi
直美 川口
Yoshio Ukiyou
良雄 右京
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP2005320891A priority Critical patent/JP2007128762A/ja
Publication of JP2007128762A publication Critical patent/JP2007128762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】電荷移動中における正極電極の厚さ寸法の変化量と負極電極の厚さ寸法の変化量とを別々に測定することができる測定装置及び測定方法を得る。
【解決手段】測定装置10では、セラミックス製のセパレータ12と第1挟持部材16との間で正極電極24が挟持され、セパレータ12と第2挟持部材18との間で負極電極26が挟持されている。また、第1変位計30は、第1挟持部材16のセパレータ12に対する相対移動量、すなわち正極電極24の厚さ寸法の変化量を測定し、第2変位計34は、第2挟持部材18のセパレータ12に対する相対移動量、すなわち負極電極26の厚さ寸法の変化量を測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池などの電池における電荷移動中の厚さ寸法の変化量を測定するための測定装置及び測定方法に関する。
電池の充放電中(すなわち電荷移動中)の厚さ寸法の変化量を測定するための測定装置としては、電池を載置する台座と、台座の上方に設けられ、台座上の電池に当接して該電池の厚さ寸法を測定する高さゲージとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような測定装置では、充放電中における電池全体の厚さ寸法の変化量を測定することは可能であるが、正極電極の厚さ寸法の変化量と負極電極の厚さ寸法の変化量とを別々に測定することはできない。
特開2004−47219号公報
本発明は、上記事実を考慮し、電荷移動中における正極電極の厚さ寸法の変化量と負極電極の厚さ寸法の変化量とを別々に測定することができる測定装置及び測定方法を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の測定装置は、電解液が含浸された一対の電極を有すると共に前記電解液中のイオンが前記一対の電極間で移動することで電荷移動可能な電池における電荷移動中の前記一対の電極の厚さ寸法の変化量を測定するための測定装置であって、イオンが透過可能でかつ非電子導電性を有する仕切部材と、前記仕切部材の一側に配置されると共に前記仕切部材に対して相対移動可能とされ、前記一対の電極のうちの一方を前記仕切部材との間で挟持する第1挟持部材と、前記仕切部材の他側に配置されると共に前記仕切部材に対して相対移動可能とされ、前記一対の電極のうちの他方を前記仕切部材との間で挟持する第2挟持部材と、前記仕切部材と前記第1挟持部材と前記第2挟持部材との相対移動量を別々に測定可能な測定手段と、を備えたことを特徴としている。
なお、請求項1記載の非電子導電性とは絶縁性のことである。
請求項1記載の測定装置では、仕切部材と第1挟持部材との間で挟持された一方の電極、及び仕切部材と第2挟持部材との間で挟持された他方の電極には電解液が含浸されており、電解液中のイオンが仕切部材を透過して一対の電極間を移動することで電荷が移動される。このように電荷が移動されることで、一対の電極の厚さ寸法が変化すると、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材とが相対移動する。
ここで、この測定装置では、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材との相対移動量を別々に測定可能な測定手段を備えている。したがって、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材との3つの部材の相対移動量のうちの少なくとも2つを測定手段によって測定できれば、当該2つの測定値(相対移動量)に基づいて一方の電極の厚さ寸法の変化量と、他方の電極の厚さ寸法の変化量とを直接的又は間接的に測定することができる。
請求項2に係る発明の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記測定手段は、前記仕切部材に対する前記第1挟持部材の相対移動量を測定する第1変位計と、前記仕切部材に対する前記第2挟持部材の相対移動量を測定する第2変位計とを備えたことを特徴としている。
請求項2記載の測定装置では、第1変位計によって仕切部材に対する第1挟持部材の相対移動量すなわち一方の電極の厚さ寸法の変化量を測定できると共に、第2変位計によって仕切部材に対する第2挟持部材の相対移動量すなわち他方の電極の厚さ寸法の変化量を測定できる。
請求項3に係る発明の測定装置は、請求項2記載の測定装置において、前記仕切部材と前記第1変位計とを連結する第1連結部材、及び、前記仕切部材と前記第2変位計とを連結する第2連結部材のうち少なくとも一方を備えたことを特徴としている。
請求項3記載の測定装置では、第1連結部材を備えている場合、第1変位計の仕切部材に対する相対移動を規制できるので、仕切部材に対する第1挟持部材の相対移動量を正確に測定できる。また、第2連結部材を備えている場合、第2変位計の仕切部材に対する相対移動を規制できるので、仕切部材に対する第2挟持部材の相対移動量を正確に測定できる。
請求項4に係る発明の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記測定手段は、前記第1挟持部材に対する前記仕切部材の相対移動量を測定する第1変位計と、前記第1挟持部材に対する前記2挟持部材の相対移動量を測定する第2変位計とを備えたことを特徴としている。
請求項4記載の測定装置では、第1変位計によって第1挟持部材に対する仕切部材の相対移動量すなわち一方の電極の厚さ寸法の変化量を測定できると共に、第2変位計によって第1挟持部材に対する第2挟持部材の相対移動量すなわち一方の電極の厚さ寸法の変化量と他方の電極の厚さ寸法の変化量との和を測定できる。
請求項5に係る発明の測定装置は、請求項4記載の測定装置において、前記仕切部材と前記第1変位計とを連結する第1連結部材、及び、前記第1挟持部材と前記第2変位計とを連結する第2連結部材のうち少なくとも一方を備えたことを特徴としている。
請求項5記載の測定装置では、第1連結部材を備えている場合、第1挟持部材に対する仕切部材の相対移動に連動して第1変位計を移動させることができるので、第1挟持部材に対する仕切部材の相対移動量を正確に測定できる。また、第2連結部材を備えている場合、第1挟持部材に対する第2変位計の相対移動を規制できるので、第1挟持部材に対する第2挟持部材の相対移動量を正確に測定できる。
請求項6に係る発明の測定装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の測定装置において、前記仕切部材は、非圧縮性を有する材料により形成されることを特徴としている。
請求項6記載の測定装置では、少なくとも第1挟持部材及び第2挟持部材による挟持状態及び非挟持状態で、仕切部材の厚さ寸法が変化することがないので、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材との相対移動量を測定する際に、仕切部材の厚さ寸法の変化を考慮する必要がなく、測定が容易である。
請求項7に係る発明の測定装置は、請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の測定装置において、前記仕切部材は、セラミックスにより板状に形成されると共に板厚方向に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴としている。
請求項7記載の測定装置では、仕切部材がセラミックスにより形成されているため、少なくとも第1挟持部材及び第2挟持部材による挟持状態及び非挟持状態で、仕切部材の厚さ寸法が変化することがない。したがって、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材との相対移動量を測定する際に、仕切部材の厚さ寸法の変化を考慮する必要がなく測定が容易であると共に測定誤差を少なくできる。しかも、この仕切部材には、板厚方向に貫通する複数の貫通孔が形成されているため、これら複数の貫通孔を介して電解液中のイオンを透過させることができる。
請求項8に係る発明の測定装置は、請求項7記載の測定装置において、前記仕切部材は、厚さ寸法が1mm乃至5mmとされ、隣接する前記貫通孔の孔間隔が0.1mm乃至0.5mmとされることを特徴としている。
請求項8記載の測定装置では、セラミックス製の仕切部材の厚さ寸法が1mm乃至5mmとされているため充分な剛性を確保できると共に、隣接する貫通孔の孔間隔が0.1mm乃至0.5mmとされているため良好なイオン透過性を確保できる。
請求項9に係る発明の測定装置は、請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の測定装置において、第1挟持部材と第2挟持部材との間に形成され、前記電解液が封入されるセル部と、前記セル部の内圧上昇を抑制する内圧開放機構とを備えたことを特徴としている。
請求項9記載の測定装置では、電荷移動により一対の電極がガスを発生した場合でも、内圧開放機構によってセル部の内圧上昇が抑制されるので、当該内圧上昇によって第1挟持部材や第2挟持部材が不要に変位することを抑制でき、これにより、測定誤差が生じることを抑制できる。
請求項10に係る発明の測定方法は、電解液が含浸された一対の電極を有すると共に前記電解液中のイオンが前記一対の電極間で移動することで電荷移動可能な電池における電荷移動中の前記一対の電極の厚さ寸法の変化量を測定するための測定方法であって、イオンが透過可能でかつ非電子導電性を有する仕切部材と、前記仕切部材の一側に配置され、前記仕切部材に対して相対移動可能とされた第1挟持部材との間で前記一対の電極のうちの一方を挟持すると共に、前記仕切部材の他側に配置され、前記仕切部材に対して相対移動可能とされた第2挟持部材と、前記仕切部材との間で前記一対の電極のうちの他方を挟持し、かつ、前記仕切部材と前記第1挟持部材と前記第2挟持部材との相対移動量を別々に測定することを特徴としている。
なお、請求項10記載の非電子導電性とは絶縁性のことである。
請求項10記載の測定方法では、仕切部材と第1挟持部材との間で挟持された一方の電極、及び仕切部材と第2挟持部材との間で挟持された他方の電極には電解液が含浸されており、電解液中のイオンが仕切部材を透過して一対の電極間を移動することで電荷が移動される。このように電荷が移動されることで、一対の電極の厚さ寸法が変化すると、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材とが相対移動する。
ここで、この測定方法では、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材との相対移動量を別々に測定する。これにより、仕切部材と第1挟持部材と第2挟持部材との3つの部材の相対移動量のうちの少なくとも2つを測定できれば、当該2つの測定値(相対移動量)に基づいて一方の電極の厚さ寸法の変化量と、他方の電極の厚さ寸法の変化量とを直接的又は間接的に測定することができる。
以上説明したように、本発明の測定装置及び測定方法によれば、電荷移動中における正極電極の厚さ寸法の変化量と負極電極の厚さ寸法の変化量とを別々に測定することができる。
<第1の実施の形態>
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る測定装置10の構成が概略的な正面図にて示されている。
測定装置10は、仕切部材としてのセパレータ12を備えている。セパレータ12は、セラミックス(本実施の形態では、マセライト)により板状に形成されたものであり、非電子導電性すなわち絶縁性を備えている。セパレータ12には、板厚方向に貫通する複数の貫通孔14が形成されている。なお、本実施の形態では、セパレータ12は、厚さ寸法が2mmとされ、貫通孔14の孔径が0.3mmとされ、隣接する貫通孔14の孔間隔が0.5mmとされている。
セパレータ12の板厚方向一側(図1では右側)には、一端側(図1では左側)が開口した箱状に形成された第1挟持部材16が配置されている。第1挟持部材16は、セパレータ12に対して接離する方向(図1では左右方向)へ相対移動可能に支持されており、図示しない付勢部材によって常にセパレータ12側へ付勢されている。
セパレータ12の板厚方向他側(図1では左側)には、一端側(図1では右側)が開口した箱状に形成された第2挟持部材18が配置されている。第2挟持部材18は、セパレータ12に対して接離する方向(図1では左右方向)へ相対移動可能に支持されており、図示しない付勢部材によって常にセパレータ12側へ付勢されている。
なお、第1挟持部材16とセパレータ12との間、及び第2挟持部材18とセパレータ12との間には図示しないパッキンが設けられており、第1挟持部材16及び第2挟持部材の内部には密閉空間(セル部20)が形成されている。
セル部20内には、電池22(本実施の形態では、リチウムイオン二次電池)を構成する一対の電極としての正極電極24及び負極電極26が収容されている。正極電極24及び負極電極26は共にシート状に形成されている。
正極電極24は、第1挟持部材16の底壁16Aとセパレータ12との間に配置されており、第1挟持部材16に作用する図示しない付勢部材の付勢力によって第1挟持部材16とセパレータ12との間で挟持されている。
また、負極電極26は、第2挟持部材18の底壁18Aとセパレータ12との間に配置されており、第2挟持部材18に作用する図示しない付勢部材の付勢力によって第2挟持部材18とセパレータ12との間で挟持されている。
また、正極電極24及び負極電極26には、それぞれ第1挟持部材16及び第2挟持部材18に設けられた図示しない端子が接続されており、これらの端子を介して正極電極24と負極電極26に対し図示しない充電器や負荷を接続できるようになっている。
なお、第1挟持部材16をセパレータ12側へ付勢する上記付勢部材の付勢力と、第2挟持部材18をセパレータ12側へ付勢する上記付勢部材の付勢力とは、正極電極24と負極電極26とが共に5Kg/mm程度の圧力でセパレータ12に押し付けられるように設定することが望ましい。
一方、セル部20内には、リチウムイオン二次電池用の電解液28が封入されており、正極電極24と負極電極26には、電解液28が含浸されている。また、この電解液28は、セパレータ12に形成された複数の貫通孔14の内部にも入り込んでおり、電解液28中のリチウムイオンは、複数の貫通孔14を介してセパレータ12を板厚方向に透過できるようになっている。
また、第1挟持部材16を介してセパレータ12とは反対側には、第1変位計30が配置されている。第1変位計30は、第1連結部材としてのL字状のアーム32の一端部に取り付けられており、アーム32の他端部はセパレータ12の一端部に連結されている。これにより、第1変位計30は、アーム32によってセパレータ12に対し相対移動不能に連結されている。この第1変位計30は、第1挟持部材16のセパレータ12に対する相対移動量を測定できるようになっている。
さらに、第2挟持部材18を介してセパレータ12とは反対側には、第2変位計34が配置されている。第2変位計34は、第2連結部材としてのL字状のアーム36の一端部に取り付けられており、アーム36の他端部はセパレータ12の一端部に連結されている。これにより、第2変位計34は、アーム36によってセパレータ12に対し相対移動不能に連結されている。この第2変位計34は、第2挟持部材18のセパレータ12に対する相対移動量を測定できるようになっている。
次に、本第1の実施の形態の作用について説明する。
上記構成の測定装置10では、正極電極24及び負極電極26に対し、図示しない端子を介して図示しない充電器又は負荷が接続されると、電解液28中のリチウムイオンがセパレータ12の複数の貫通孔14を介してセパレータ12を透過し、正極電極24と負極電極26との間を移動する。これにより、正極電極24と負極電極26との間で電荷が移動し電池22が充電又は放電される。このように電池22が充放電されることで、正極電極24と負極電極26との厚さ寸法が変化すると、第1挟持部材16及び第2挟持部材18が図示しない付勢部材の付勢力に抗してセパレータ12に対し相対移動する。
ここで、この測定装置10では、第1挟持部材16のセパレータ12に対する相対移動量、すなわち正極電極24の厚さ寸法の変化量は、第1変位計30によって測定され、第2挟持部材18のセパレータ12に対する相対移動量、すなわち負極電極26の厚さ寸法の変化量は、第2変位計34によって測定される。
このように、本第1の実施の形態に係る測定装置10では、充放電中における正極電極24の厚さ寸法の変化量と負極電極26の厚さ寸法の変化量とを別々に測定することができる。
しかも、本第1の実施の形態に係る測定装置10では、第1変位計30及び第2変位計34は、アーム32及びアーム36によってセパレータ12に連結されており、第1変位計30及び第2変位計34のセパレータ12に対する相対移動が規制されている。したがって、第1挟持部材16のセパレータ12に対する相対移動量、及び、第2挟持部材18のセパレータ12に対する相対移動を、セパレータ12を基準として正確に測定できる。なお、アーム32及びアーム34が省略された場合には、セパレータ12、第1変位計30、及び第2変位計34をそれぞれ架台等に取り付けてこれらが相対移動しないように支持する必要がある。
さらに、本第1の実施の形態に係る測定装置10では、セパレータ12がセラミックスにより形成されているため剛性が高く変形が少ない。したがって、第1変位計30及び第2変位計34により第1挟持部材16及び第2挟持部材18のセパレータ12に対する相対移動量を測定する際に、セパレータ12の厚さ寸法の変化を考慮する必要がなく測定が容易であると共に、測定誤差を少なくできる。しかも、このセパレータ12には、板厚方向に貫通する複数の貫通孔14が形成されているため、これら複数の貫通孔14を介して電解液28中のリチウムイオンがセパレータ12を透過することができる。
ところで、本第1の実施の形態に係る測定装置10のように、電解液28が含浸された正極電極24と負極電極26とを、複数の貫通孔14が形成されたセラミックス製のセパレータ12を介して対向させた場合、充放電に伴う正極活物質あたりの放電容量は、セパレータ12の厚さ寸法、貫通孔14の孔径、及び、隣接する貫通孔14の孔間隔(又は貫通孔14の開口率)に基づいて決定される。
以下に示す表1には、厚さ寸法、貫通孔の孔径、隣接する貫通孔の孔間隔、貫通孔の開口率が異なる複数種類のセラミックス(マセライト)製セパレータ(表1の#1〜#7のもの)を用意し、これらのセパレータを介して一般的なリチウムイオン二次電池の正極電極と負極電極とを対向させると共に、これら正極電極と負極電極にリチウムイオン二次電池用電解液を含浸させて4.1V/3.0V定電圧充放電試験を行い、正極活物質あたりの放電容量(充放電性能)を測定したときの測定結果が示されている。
Figure 2007128762
なお、表1では、一般的にリチウムイオン二次電池に使用されている厚さ寸法が25μmで開口率が75%のポリプロピレン(PP)製セパレータの放電容量比を100%とした場合の各セラミックス製セパレータの放電容量比が示されている。この場合、上記放電容量比が90%以上(より好ましくは95%以上)であれば、上記ポリプロピレン製セパレータとほぼ同等の放電容量が得られるものとみなすことができる。
表1より、開口率が22.7%以上、厚さ寸法が2.0mm以下、貫通孔の孔間隔が0.5mm以下を満足するセラミックス製セパレータ(表1の#1〜#4のもの)では、上記ポリプロピレン製セパレータとほぼ同等の放電容量が得られることが解る。
また、本第1の実施の形態に係るセパレータ12のように、厚さ寸法が2mm、貫通孔14の孔径が0.3mm、隣接する貫通孔14の孔間隔が0.5mmのもの(表1の#2のもの)では、上記ポリプロピレン製セパレータと比較して99%の極めて高い放電容量が得られることが解る。
なお、上記第1の実施の形態に係る測定装置10では、第1挟持部材16及び第2挟持部材18をセパレータ12側へ付勢する図示しない各付勢部材が、第1挟持部材16の底壁16Aと第2挟持部材18の底壁18Aの各中央部(セパレータ12を介して点対称な位置)を同じ付勢力でセパレータ12側へ押圧するように構成することが望ましい。このように構成することで、セパレータ12に作用する荷重のバランスが良好になるので、セパレータ12の厚さ寸法を低下させることができ、良好なイオン透過性を確保することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施の形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
<第2の実施の形態>
図2には、本発明の第2の実施の形態に係る測定装置50の構成が正面図にて示されている。また、図3には、この測定装置50の構成が上面図にて示されている。さらに、図4には、この測定装置50の構成が右側面図にて示されており、図5には、この測定装置50の構成が左側面図にて示されている。
これらの図に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る測定装置50は、架台52を備えており、架台52は、板状に形成されたベースプレート54を有している。ベースプレート54の上面には、複数(本実施の形態では4個)のインシュレータ56が複数本のボルトによって取り付けられており、各インシュレータ56の上部には、板状に形成された支持プレート58がボルトによって取り付けられている。
支持プレート58の上面には、支持プレート58の一端側(図2及び図3では右側)において、板状の支持部60が上方へ向けて立設されている。この支持部60の板厚方向一側(図2及び図3では左側)には、筐体62が取り付けられている。筐体62は、円板状に形成された複数枚(本実施の形態では4枚)の第1プレート64、第2プレート66、第3プレート68、及び第4プレート70を有している。これらの第1プレート64、第2プレート66、第3プレート68、及び第4プレート70は、同じ外径で同じ厚さ寸法に形成されており、互いに板厚方向に重なった状態で同軸的に配置されている。
図6に示すように、第1プレート64と第2プレート66は、複数のボルト72(本実施の形態では六角孔付きボルト)によって一体的に締結固定されており、また、図7に示すように、第1プレート64、第2プレート66、第3プレート68、及び第4プレート70は、複数本の長ネジ74と複数個のナット76によって一体的に締結固定されている(なお、図6及び図7、並びに、以下の説明で使用する図8及び図9では、説明の都合上、一部の部材のハッチングを省略してある)。
さらに、図6に示すように、第1プレート64には、支持部60を貫通するボルト78が螺合しており、これにより、第1プレート64、第2プレート66、第3プレート68、及び第4プレート70は、支持部60(架台52)に一体的に締結固定されている。
第2プレート66の中央部には、板厚方向に貫通する円孔80が形成されており、この円孔80内には、軸線方向寸法が短い円柱状に形成された第2挟持部材82が同軸的に配置されている。第2挟持部材82の外周部には溝が形成されており、この溝内にはOリング84が収容されている。Oリング84は、内周部が第2挟持部材82の外周部(上記溝の底面)に密着すると共に、外周部が円孔80の内周部に密着している。この第2挟持部材82は、円孔80すなわち第2プレート66に対して軸線方向移動可能とされている。
また、第1プレート64の中央部には、板厚方向に貫通する円孔86が形成されており、この円孔86内には、有底円筒状に形成された閉止部材88の側壁部分が嵌合している。閉止部材88は、図示しない締結部材によって第1プレート64に固定されており、底壁部分によって円孔80の軸線方向一端側(第2プレート66と反対側)を閉止している。閉止部材88の内側には、圧縮コイルスプリング90が収容されている。この圧縮コイルスプリング90は、第2挟持部材82を第3プレート68側へ付勢している。
第2挟持部材82と第3プレート68との間には、仕切部材としての板状のセパレータ92が設けられている。セパレータ92は、前記第1の実施の形態に係るセパレータ12と基本的に同様の構成とされているが、本第2の実施の形態では円板状に形成されている。このセパレータ92は、第2プレート66及び第2挟持部材82と第3プレート68との間に形成された空間(セル部94)内に設けられており、圧縮コイルスプリング90の付勢力によって第2挟持部材82と第3プレート68との間で挟持されている。なお、この測定装置50では、第3プレート68の中央部が第1挟持部材として機能する構成となっている。
図8に示すように、セル部94内(第2挟持部材82と第3プレート68との間)には、前記第1の実施の形態に係る電池22と同様構成の電池96が設けられている。電池96の正極電極24(図6及び図7では図示省略)は、第2挟持部材82とセパレータ92との間に配置されており、第2挟持部材82に作用する圧縮コイルスプリング90の付勢力によって第2挟持部材82とセパレータ92との間で挟持されている。
また、電池96の負極電極(図6及び図7では図示省略)26は、第3プレート68とセパレータ92との間に配置されており、第2挟持部材82に作用する圧縮コイルスプリング90の付勢力が、正極電極24を介してセパレータ92に作用することで、第3プレート68とセパレータ92との間で挟持されている。なお、圧縮コイルスプリング90の付勢力は、正極電極24と負極電極26とを5kg/cm程度の圧力で押え付けるように設定することが望ましい。
正極電極24及び負極電極26には、それぞれメス端子102(図9参照)が電気的に接続されている。メス端子102は、第3プレート68及び第4プレート70に形成された貫通孔内に取り付けられており、オス端子104が差し込まれる差込口が第4プレート70の軸線方向一端側へ露出している。オス端子104には図示しない配線が接続されており、これらの配線、オス端子104、及びメス端子102を介して正極電極24及び負極電極26に対し図示しない充電器や負荷を接続できるようになっている。なお、上記配線の途中には、図示しない電流計及び電圧計が接続されており、正極電極24と負極電極26との間を流れる電流値、及び、正極電極24と負極電極26との間に印加される電圧値を計れるようになっている。
一方、第3プレート68には、セパレータ92の外周部に対向する位置に、板厚方向に貫通する複数(本実施の形態では6個)の円孔108が形成されている。これらの円孔108は、セパレータ92の外周部に沿って等間隔に配置されており、これらの円孔108内には、円柱状に形成されて第1連結部材を構成する摺動部材110が同軸的に収容されている。また、円孔108の内周部には溝が形成されており、これらの溝内にはOリング112が収容されている。これらのOリング112は、外周部が円孔108の内周部(上記溝の底面)に密着すると共に内周部が摺動部材110の外周部に密着しており、前述したOリング84と共にセル部94を密閉している。
各摺動部材110は、各円孔108すなわち第3プレート68に対して軸線方向移動可能とされており、各摺動部材110の軸線方向一端部(第2プレート66側の端部)には、セパレータ92がボルト114によって一体的に締結固定されている。
また、図7及び図9に示すように、第4プレート70には、摺動部材110の軸線方向他端部に対向する位置に、板厚方向に貫通する円孔116が形成されている。これらの円孔116内には、第1連結部材を構成する継手部材118が収容されている。継手部材118の軸線方向一端部には雄ねじ部が突設されており、この雄ねじ部は摺動部材110の軸線方向他端部に形成された雌ねじ部に螺合している。これにより、各継手部材118は各摺動部材に一体的に連結されている。また、各継手部材118の軸線方向他端部は、第4プレート70の軸線方向一端側(第3プレート68と反対側)へ突出している。
第4プレート70の軸線方向一端側には、円板状に形成されて第1連結部材を構成する取付プレート120が、第4プレート70に対して所定の空隙を有する状態で同軸的に配置されている。取付プレート120の外周部には、各継手部材118の軸線方向他端部がボルト122によって一体的に締結固定されている。このため、取付プレート120、各継手部材118、各摺動部材110、及びセパレータ92は、第4プレート70、第3プレート68、第2プレート66、及び第1プレート64に対して一体的に軸線方向へ相対移動可能とされている。
取付プレート120の軸線方向一端側(第4プレート70と反対側)の中央部には、第1連結部材を構成する取付部材124によって第1変位計126が取り付けられている。第1変位計126の先端側は、取付プレート120の中央部に形成された貫通孔127及び第4プレート70の中央部に形成された貫通孔129を同軸的に貫通しており、第1変位計126の先端部(センサヘッド)は第3プレート68に当接している。この第1変位計126は、取付プレート120(すなわちセパレータ92)の第3プレート68に対する相対移動量を測定できるようになっている。
また、前述した閉止部材88の底壁の軸線方向一端側(圧縮コイルスプリング90と反対側)には、第2連結部材を構成する取付部材128によって第2変位計130が取り付けられている。第2変位計130の先端側は、閉止部材88の底壁中央部に形成された貫通孔131及び圧縮コイルスプリング90の軸心部を同軸的に貫通しており、第2変位計130の先端部は第2挟持部材82に当接している。この第2変位計130は、第2挟持部材82の第3プレート68に対する相対移動量を測定できるようになっている。なお、この測定装置10では、第1プレート64、第2プレート66、閉止部材88、及び取付部材128によって第2連結部材が構成されている。
一方、第1プレート64の軸線方向一端側(第2プレート66と反対側)と第4プレート70の軸線方向一端側(第3プレート68と反対側)には、それぞれ注液シリンジ132、134が配置されている。一方の注液シリンジ134の先端部にはコック136が取り付けられている。図6に示すように、コック136の先端側は、第4プレート70に形成された貫通孔138内に配置されており、コック136の先端部は、第3プレート66に取り付けられた筒状の継手140に連結されている。継手140の筒内はセル部94内に連通しており、注液シリンジ134の内部は、コック136及び継手140を介してセル部94内に連通している。また、他方の注液シリンジ132の先端部にもコック142が取り付けられて、このコック142は、第1プレート64に形成された図示しない貫通孔内に配置されており、第2プレート66に取り付けられた図示しない継手に連結されている。これにより、注液シリンジ132の内部は、コック142及び図示しない継手を介してセル部94内に連通している。
ここで、この測定装置50では、セル部94内にはリチウムイオン二次電池用の電解液28が充填される構成となっており、当該充填の際には、一方の注液シリンジ134によって電解液28をセル部94内に注入し、他方の注液シリンジ132内へ電解液28をオーバーフローさせるようになっている。なお、注液シリンジ132、134は、セル部94内に電解液28が充填され、コック136、142が閉塞された後にコック136、142から取り外される。
また、第4プレート70の軸線方向一端側(第3プレート68と反対側)には、内圧維持機構を構成する内圧開放シリンジ144が配置されている。内圧開放シリンジ144の先端部には、コック146が取り付けられている。コック146の先端側は、第4プレート70に形成された貫通孔148内に配置されており、コック146の先端部は、第3プレート68に取り付けられた筒状の継手150に接続されている。継手150の筒内はセル部94内に連通しており、内圧開放シリンジ144の内部は、コック146及び継手150を介してセル部94内に連通している。
さらに、図7に示すように、第1プレート64及び第4プレート70には、それぞれ取付部材152、154を介して温度センサ156、158が取り付けられている。温度センサ156は、先端部が第1プレート64に形成された孔部内に挿入されており、第1プレート64の温度を測定するようになっている。また、温度センサ158は、先端部が第3プレート68に形成された孔部内に挿入されており、第3プレート68の温度を測定するようになっている。なお、温度センサ156、158の各測定値が同じ値になった状態では、正極電極24と負極電極26とが同じ温度になったものとみなすことができる。
次に、本第2の実施の形態の作用について説明する。
上記構成の測定装置50では、セル部94内に電解液28が充填された状態で、正極電極24及び負極電極26に対し、図示しない配線、オス端子104及びメス端子102を介して図示しない充電器又は負荷が接続されると、電解液28中のリチウムイオンがセパレータ92の複数の貫通孔14を介してセパレータ92を透過し、正極電極24と負極電極26との間を移動する。これにより、正極電極24と負極電極26との間で電荷が移動し、電池96が充電又は放電される。
このように電池96が充放電されることで、正極電極24の厚さ寸法が変化すると、セパレータ92が、圧縮コイルスプリング90の付勢力に抗して負極電極26、第2挟持部材82、摺動部材110、継手部材118、取付プレート120、及び第1変位計126と共に、第3プレート(第1挟持部材)に対し相対移動する。また、負極電極26の厚さ寸法が変化すると、第2挟持部材82が圧縮コイルスプリング90の付勢力に抗してセパレータ92に対し相対移動する。
ここで、この測定装置50では、セパレータ92の第3プレート68に対する相対移動量、すなわち第1変位計126の第3プレート68に対する相対移動量であって、かつ、正極電極24の厚さ寸法の変化量は、第1変位計126によって測定される。また、第2挟持部材82の第3プレート68(第1挟持部材)に対する相対移動量、すなわち、正極電極24の厚さ寸法の変化量と負極電極26の厚さ寸法の変化量との和は、第2変位計130によって測定される。したがって、第2変位計130の測定値から第1変位計126の測定値を引くことで、負極電極26の厚さ寸法の変化量を測定することができる。
このように、本第2の実施の形態に係る測定装置50では、充放電中における正極電極24の厚さ寸法の変化量と負極電極26の厚さ寸法の変化量とを別々に測定することができ、前記第1の実施の形態に係る測定装置10と基本的に同様の効果を奏する。
しかも、本第2の実施の形態に係る測定装置50では、第1挟持部材としての第3プレート68は、架台52に固定されて変位しないようになっており、この第3プレート68にセパレータ92が圧縮コイルスプリング90の付勢力によって押し付けられる構成となっている。したがって、セパレータ92の厚さ寸法を薄く形成した場合でも、セパレータ92が破壊されることを防止でき、これにより、良好なイオンの放電容量を確保できる。但し、この測定装置50では、上述の如く、第2変位計130によって正極電極24の厚さ寸法の変化量と負極電極26の厚さ寸法の変化量との和を測定し、この測定値から第1変位計126の測定値(正極電極24の厚さ寸法の変化量)を引いて負極電極26の厚さ寸法の変化量を求める構成であるため、第2変位計130の測定値の誤差は、第1変位計126の測定値の誤差の2倍になる。
また、本第2の実施の形態に係る測定装置50では、正極電極24と負極電極26とが充放電に伴ってセル部94内にガスを発生し、セル部94の内圧が上昇した場合には、内圧開放シリンジ144のピストンが変位することで、セル部94の内圧上昇が抑制される。したがって、セル部94の内圧上昇により第2挟持部材82が不要に変位して測定誤差が生じることを抑制できる。
さらに、本第3の実施の形態に係る測定装置50では、正極電極24と負極電極26との間に流れる電流値を測定する図示しない電流計と、正極電極24と負極電極26との間に印加される電圧値を測定する図示しない電圧計と、正極電極24と負極電極26の温度を間接的に測定する温度センサ156、158と、を備えているので、正極電極24と負極電極26の各厚さ寸法の変化量の測定と同時に、これらの間の電流値と電圧値、及びこれらの温度を測定することができる。
なお、上記第2の実施の形態に係る測定装置50では、セパレータ92と第3プレート68(第1挟持部材)との間に正極電極24が配置され、セパレータ92と第2挟持部材82との間に負極電極26が配置された構成としたが、これに限らず、セパレータ92と第3プレート68(第1挟持部材)との間に負極電極26が配置され、セパレータ92と第2挟持部材82との間に正極電極24が配置された構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る測定装置の構成を示す概略的な平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る測定装置の構成を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る測定装置の構成を示す上面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る測定装置の構成を示す右側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る測定装置の構成を示す左側面図である。 図5の3−3線に沿った断面図である。 図5の5−5線に沿った断面図である。 図6の一部を拡大した図である。 図5の7−7線に沿った断面図である。
符号の説明
10 測定装置
12 セパレータ
14 貫通孔
16 第1挟持部材
18 第2挟持部材
20 セル部
22 電池
24 正極電極(一方の電極)
26 負極電極(他方の電極)
28 電解液
30 第1変位計
32 第1連結部材
34 第2変位計
36 第2連結部材
50 測定装置
64 第1プレート(第2連結部材)
66 第2プレート(第2連結部材)
68 第3プレート(第1挟持部材)
82 第2挟持部材
88 閉止部材(第2連結部材)
92 セパレータ
94 セル部
110 摺動部材(第1連結部材)
118 継手部材(第1連結部材)
120 取付プレート(第1連結部材)
124 取付部材(第1連結部材)
126 第1変位計
128 取付部材(第2連結部材)
130 第2変位計
144 内圧開放シリンジ(内圧開放機構)

Claims (10)

  1. 電解液が含浸された一対の電極を有すると共に前記電解液中のイオンが前記一対の電極間で移動することで電荷移動可能な電池における電荷移動中の前記一対の電極の厚さ寸法の変化量を測定するための測定装置であって、
    イオンが透過可能でかつ非電子導電性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材の一側に配置されると共に前記仕切部材に対して相対移動可能とされ、前記一対の電極のうちの一方を前記仕切部材との間で挟持する第1挟持部材と、
    前記仕切部材の他側に配置されると共に前記仕切部材に対して相対移動可能とされ、前記一対の電極のうちの他方を前記仕切部材との間で挟持する第2挟持部材と、
    前記仕切部材と前記第1挟持部材と前記第2挟持部材との相対移動量を別々に測定可能な測定手段と、
    を備えた測定装置。
  2. 前記測定手段は、前記仕切部材に対する前記第1挟持部材の相対移動量を測定する第1変位計と、前記仕切部材に対する前記第2挟持部材の相対移動量を測定する第2変位計とを備えたことを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 前記仕切部材と前記第1変位計とを連結する第1連結部材、及び、前記仕切部材と前記第2変位計とを連結する第2連結部材のうち少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項2記載の測定装置。
  4. 前記測定手段は、前記第1挟持部材に対する前記仕切部材の相対移動量を測定する第1変位計と、前記第1挟持部材に対する前記2挟持部材の相対移動量を測定する第2変位計とを備えたことを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  5. 前記仕切部材と前記第1変位計とを連結する第1連結部材、及び、前記第1挟持部材と前記第2変位計とを連結する第2連結部材のうち少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項4記載の測定装置。
  6. 前記仕切部材は、非圧縮性を有する材料により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の測定装置。
  7. 前記仕切部材は、セラミックスにより板状に形成されると共に板厚方向に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の測定装置。
  8. 前記仕切部材は、厚さ寸法が1mm乃至5mmとされ、隣接する前記貫通孔の孔間隔が0.1mm乃至0.5mmとされることを特徴とする請求項7記載の測定装置。
  9. 第1挟持部材と第2挟持部材との間に形成され、前記電解液が封入されるセル部と、前記セル部の内圧上昇を抑制する内圧開放機構とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の測定装置。
  10. 電解液が含浸された一対の電極を有すると共に前記電解液中のイオンが前記一対の電極間で移動することで電荷移動可能な電池における電荷移動中の前記一対の電極の厚さ寸法の変化量を測定するための測定方法であって、
    イオンが透過可能でかつ非電子導電性を有する仕切部材と、前記仕切部材の一側に配置され、前記仕切部材に対して相対移動可能とされた第1挟持部材との間で前記一対の電極のうちの一方を挟持すると共に、前記仕切部材の他側に配置され、前記仕切部材に対して相対移動可能とされた第2挟持部材と、前記仕切部材との間で前記一対の電極のうちの他方を挟持し、かつ、前記仕切部材と前記第1挟持部材と前記第2挟持部材との相対移動量を別々に測定することを特徴とする測定方法。
JP2005320891A 2005-11-04 2005-11-04 測定装置及び測定方法 Pending JP2007128762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005320891A JP2007128762A (ja) 2005-11-04 2005-11-04 測定装置及び測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005320891A JP2007128762A (ja) 2005-11-04 2005-11-04 測定装置及び測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007128762A true JP2007128762A (ja) 2007-05-24

Family

ID=38151242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005320891A Pending JP2007128762A (ja) 2005-11-04 2005-11-04 測定装置及び測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007128762A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255763A (ja) * 2011-05-18 2012-12-27 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電極厚さ変化測定装置
US20140004398A1 (en) * 2011-03-18 2014-01-02 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Method for Determining When a Li-Ion Cell Comprising a Negative Electrode Made of an Alloy is Fully Charged, Associated Cell and Battery
JP2014165059A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電池容器変形検査装置
CN113725494A (zh) * 2021-08-26 2021-11-30 中汽创智科技有限公司 一种电池制备与充放电测试夹具、使用方法及用途

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140004398A1 (en) * 2011-03-18 2014-01-02 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Method for Determining When a Li-Ion Cell Comprising a Negative Electrode Made of an Alloy is Fully Charged, Associated Cell and Battery
US9246198B2 (en) * 2011-03-18 2016-01-26 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Method for determining when a Li-ion cell comprising a negative electrode made of an alloy is fully charged, associated cell and battery
JP2012255763A (ja) * 2011-05-18 2012-12-27 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電極厚さ変化測定装置
JP2014165059A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電池容器変形検査装置
CN113725494A (zh) * 2021-08-26 2021-11-30 中汽创智科技有限公司 一种电池制备与充放电测试夹具、使用方法及用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105190986A (zh) 薄型二次电池的充放电检查装置及充放电检查方法
US9954255B2 (en) Measurement fixture for a battery cell
US20120058383A1 (en) Assembled battery
CN103682186B (zh) 密闭型电池的制造方法
CN209991940U (zh) 电池极片厚度变化测量装置及系统
JP6190783B2 (ja) 二次電池、及び二次電池の発生ガス測定方法
JP2010231963A (ja) 蓄電池測定用コネクターおよびそれを用いた測定用蓄電池ならびに蓄電池の測定方法
JP2007128762A (ja) 測定装置及び測定方法
JP6543408B2 (ja) 電池セルのハウジングの内部の圧力を決定する方法、及び、電池セル
JP6274053B2 (ja) 蓄電装置
KR101432523B1 (ko) 셀 지그
US20170162845A1 (en) Battery cell
CN102590299A (zh) 一种组合式电解池
JP2015153731A (ja) 試験用電池セル
KR101624130B1 (ko) 이차전지 충방전테스트프로브
KR101783921B1 (ko) 전지 평가 장치
CN201392855Y (zh) 一种电池盖板组件及锂离子二次电池
KR101764299B1 (ko) 이차전지 관통 실험용 네일 및 이를 이용한 이차전지 관통 실험 장치
WO2023178020A2 (en) System for assessment of battery cell dimensional variation
KR101794215B1 (ko) 배터리 셀 상태 측정 시스템
JP5758751B2 (ja) 二次電池評価治具及び二次電池評価方法
JP6572710B2 (ja) 端子構造、蓄電装置及び蓄電モジュール
CN110661048A (zh) 一种液体电池效率检测装置及其检测方法
KR101398477B1 (ko) 충방전기의 충전 전압 정밀도 검출 장치
CN219624720U (zh) 单极片检测治具