JP2007128431A - リモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法 - Google Patents
リモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007128431A JP2007128431A JP2005322351A JP2005322351A JP2007128431A JP 2007128431 A JP2007128431 A JP 2007128431A JP 2005322351 A JP2005322351 A JP 2005322351A JP 2005322351 A JP2005322351 A JP 2005322351A JP 2007128431 A JP2007128431 A JP 2007128431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- update
- application program
- devices
- configuration information
- version
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Stored Programmes (AREA)
Abstract
【課題】アプリケーション・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れるリモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法を提供する。
【解決手段】POSシステム2を構成する複数の機器夫々の更新前アプリ・バージョンを記録した構成情報ファイルF0を作成し、該構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、保守担当者が更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリ・バージョンを入力する。入力された保守担当者が所望とする全ての機器の夫々に対し、現時点のバージョンのアプリ・プログラムから更新アプリ・バージョンのアプリ・プログラムに書き替える。即ち、保守担当者は更新する機器種別及び更新アプリ・バージョンの選択のみを行うだけで、自動的にアプリ・プログラムの更新が行われる。
【選択図】図1
【解決手段】POSシステム2を構成する複数の機器夫々の更新前アプリ・バージョンを記録した構成情報ファイルF0を作成し、該構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、保守担当者が更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリ・バージョンを入力する。入力された保守担当者が所望とする全ての機器の夫々に対し、現時点のバージョンのアプリ・プログラムから更新アプリ・バージョンのアプリ・プログラムに書き替える。即ち、保守担当者は更新する機器種別及び更新アプリ・バージョンの選択のみを行うだけで、自動的にアプリ・プログラムの更新が行われる。
【選択図】図1
Description
本発明は、POS(Point Of Sales)システムのような複数の機器から構成されるシステムに用いて好適なリモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法に関する。
従来、上述したPOSシステムなどで、機器追加や不具合修正により発生する機器内のアプリケーション・プログラムの更新を行う場合、保守担当者が各機器の更新の要否及び順序等を自ら確認、判断して実行している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で開示された遠隔保守システムでは、業務用電子計算機と、この業務用電子計算機を保守する保守作業用電子計算機の双方に記憶装置を設け、業務用電子計算機側の記憶装置には、業務用電子計算機で発生した障害を示す情報を保存し、保守作業用電子計算機側の記憶装置には、業務用電子計算機で障害が発生した際に、業務用電子計算機側の記憶装置に格納された障害情報を保存する。即ち、業務用電子計算機には送信タスクを設けており、この送信タスクが記憶装置上に障害発生時の情報が保存されたことを検出することで、その情報を保守作業用電子計算機に送信する。一方、保守作業用電子計算機には受信タスクを設けており、この受信タスクが業務用電子計算機から送信された障害内容を示す情報を受信して、保守作業用電子計算機の記憶装置に保存する。保守作業用電子計算機の記憶装置に障害内容を示す情報が保存されると、保守作業員が保守作業用電子計算機にログインして障害情報を参照し、障害解析を行う。
しかしながら、機器追加や不具合修正により発生する機器内のアプリケーション・プログラムの更新を行う場合、その更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがあり、また保守担当者の手操作を必要とする手順が多くなることから、全体の作業時間が長く、結果として保守作業コストが嵩むという問題がある。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、アプリケーション・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れるリモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成又は方法により達成される。
(1) アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うリモートメンテナンスシステムにおいて、前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する構成情報ファイル生成手段と、前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する入力手段と、前記システムを構成する複数の機器それぞれについて、更新アプリケーション・プログラムと該更新アプリケーション・プログラムをインストールするための変換プログラムが格納された記憶手段と、前記入力手段にて入力されたユーザが更新を希望する全ての前記機器のそれぞれに対し、前記記憶手段に格納された更新アプリケーション・プログラムと該更新アプリケーション・プログラムをインストールするための変換プログラムとを用いてアプリケーション・プログラムの更新を行う更新処理手段と、を備える。
(1) アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うリモートメンテナンスシステムにおいて、前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する構成情報ファイル生成手段と、前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する入力手段と、前記システムを構成する複数の機器それぞれについて、更新アプリケーション・プログラムと該更新アプリケーション・プログラムをインストールするための変換プログラムが格納された記憶手段と、前記入力手段にて入力されたユーザが更新を希望する全ての前記機器のそれぞれに対し、前記記憶手段に格納された更新アプリケーション・プログラムと該更新アプリケーション・プログラムをインストールするための変換プログラムとを用いてアプリケーション・プログラムの更新を行う更新処理手段と、を備える。
(2) アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うリモートメンテナンスシステムにおいて、前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する構成情報ファイル生成手段と、前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する入力手段と、前記システムを構成する複数の機器それぞれに対して設けられ、アプリケーション・プログラムの更新の要否とアプリケーション・プログラムの書き替えを行うための変換プログラム・バージョンとから構成される基本レコードを格納した第1のデータベースと、更新するアプリケーション・プログラム・バージョンに対応する更新アプリケーション・プログラムを格納した第2のデータベースと、変換プログラム・バージョンに対応する更新プログラムを格納した第3のデータベースと、前記構成情報ファイルを基に前記第1のデータベースを検索し、前記複数の機器それぞれに対応する基本レコードを抽出して更新手順ファイルに書き込むと共に、前記入力手段にて入力された機器毎の更新アプリケーション・プログラム・バージョンを前記更新手順ファイルに書き込む更新手順ファイル生成手段と、前記更新手順ファイル上の更新アプリケーション・プログラム・バージョンを基に前記第2のデータベースを検索し、前記複数の機器それぞれに対して、更新アプリケーション・プログラムを抽出する第1の抽出手段と、前記更新手順ファイル上の変換プログラム・バージョンを基に前記第3のデータベースを検索し、前記複数の機器それぞれに対して、変換プログラムを抽出する第2の抽出手段と、前記更新手順ファイル、全ての前記更新アプリケーション・プログラム及び全ての前記変換プログラムを基に前記システムの各機器におけるアプリケーション・プログラムの更新を行う更新処理手段と、を備える。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、前記構成情報ファイル生成手段と前記更新処理手段は、前記システムを構成する複数の機器のうち、1つの機器に設けられる。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のリモートメンテナンスシステムにおいて、前記システムは、POSシステムである。
(5) アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うシステム機器のリモートメンテナンス方法において、前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する工程と、生成した前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する工程と、前記入力工程にて入力されたユーザが所望とする全ての前記機器のそれぞれに対し、現時点のバージョンのアプリケーション・プログラムから更新アプリケーション・プログラム・バージョンのアプリケーション・プログラムに書き替える工程と、を備える。
上記(1)に記載のリモートメンテナンスシステムでは、機器追加や不具合修正により発生する機器内のアプリケーション・プログラムの更新を行う場合、保守担当者が必要最小限の情報即ち更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力するのみで、システムの対象機器のアプリケーション・プログラム更新処理を自動的に行うので、アプリケーション・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れる。
上記(2)に記載のリモートメンテナンスシステムでは、上記(1)と同様に、保守担当者が必要最小限の情報を入力するのみで、システムの対象機器のアプリケーション・プログラム更新処理を自動的に行うので、アプリケーション・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れる。
上記(3)に記載のリモートメンテナンスシステムでは、システムを構成する複数の機器のうち、1つの機器に構成情報ファイル生成手段と更新処理手段を設けるので、遠隔制御が可能になることは勿論のこと、機器に内蔵することで、専用機とした場合と比べてコストダウンが図れる。
上記(4)に記載のリモートメンテナンスシステムでは、アプリケーション・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れるPOSシステムを実現できる。
上記(5)に記載のシステム機器のリモートメンテナンス方法では、機器追加や不具合修正により発生する機器内のアプリケーション・プログラムの更新を行う場合、保守担当者が必要最小限の情報即ち更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力するのみで、システムの対象機器のアプリケーション・プログラム更新処理を自動的に行うので、アプリケーション・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るリモートメンテナンスシステムの概略構成を示すブロック図である。この図において、本実施の形態に係るリモートメンテナンスシステムは、店舗1に設置された店舗POSシステム2の機器2Aに内蔵されたPOSコントローラ3と、保守用端末4と、更新条件データベース5と、更新プログラムデータベース6と、変換プログラムデータベース7とを備えて構成される。
保守用端末4は、店舗POSシステム2を構成する複数の機器2A、2B、2C、2Dそれぞれのアプリケーション・プログラム(以下、アプリ・プログラムと呼ぶ)の更新を行うものであり、図示せぬCPUと、このCPUを制御するためのプログラムが格納されたプログラムメモリ及びCPUの動作に使用されるワークメモリを備えている。なお、本実施の形態では、店舗POSシステム2は、1台の機器2Aと、3台の機器2B(♯01〜♯03)と、2台の機器2C(♯01、♯02)と、2台の機器2D(♯01、♯02)とから構成されるが、これらの機器数に限定はなく任意である。
図2は、上述した更新条件データベース5、更新プログラムデータベース6及び変換プログラムデータベース7を含めた保守用端末4の詳細な構成を示すブロック図である。この図に示すように、保守用端末4は、送信用データメモリ8〜10と、通信制御部11と、参照用データメモリ12と、入力部13と、主制御部14と、副制御部15とを備えて構成される。送信用データメモリ8には、店舗POSシステム2を構成する複数の機器2A、2B、2C、2Dそれぞれのアプリ・プログラムを更新するための手順を示す更新手順ファイルF1が書き込まれる。送信用データメモリ9には更新アプリケーション・プログラム(以下、更新アプリ・プログラムと呼ぶ)P1が書き込まれる。送信用データメモリ10には、各機器2A、2B、2C、2Dに更新アプリ・プログラムをインストールするための変換プログラムP2が書き込まれる。なお、更新手順ファイルF1、更新アプリ・プログラムP1及び変換プログラムP2の詳細については後述する。
通信制御部11は、構成情報ファイルF0の受信、更新手順ファイル/各種プログラムの送信を行う。参照用データメモリ12には、入力部13と通信制御部11からのデータの展開に使用される。入力部13は、更新機器種別の選択と、更新アプリケーションを登録するための操作を行うものであり、キーボードやマウス等のポインティングデバイスを備えている。主制御部14は、参照用データメモリ12に格納されたデータの解析、更新手順ファイルの作成指示、データ送受信の指示等を行う。
副制御部15は、更新手順ファイルの作成及び実行を行う。更新条件データベース5は、機器内データベースの変換の要否と変換プログラム・バージョンを格納する。なお、機器内データベースは、各機器2A、2B(♯01〜♯03)、2C(♯01、♯02)、2D(♯01、♯02)それぞれに内蔵されるものである。この機器内データベースの内容の一部である変換の要否と変換プログラム・バージョンが機器毎にレコード形式で更新条件データベース5に格納されている。更新プログラムデータベース6は、機器種別の更新アプリ・プログラムP1を格納する。変換プログラムデータベース7は、変換プログラムP2を格納する。本実施の形態では、機器2A、2B(♯01〜♯03)、2C(♯01、♯02)、2D(♯01、♯02)それぞれに対応する変換プログラムP2を格納している。送信用データメモリ8は更新手順ファイルF1を記憶する。送信用データメモリ9は抽出された更新アプリ・プログラムP1を記憶する。送信用データメモリ10は抽出された変換プログラムP2を記憶する。
なお、上記POSコントローラ3は、構成情報ファイル生成手段と更新処理手段に対応する。また、上記入力部13は入力手段に対応する。また、上記更新プログラムデータベース6と変換プログラムデータベース7は記憶手段に対応する。また、上記更新条件データベース5は第1のデータベースに対応する。また、上記更新プログラムデータベース6は第2のデータベースに対応する。また、上記変換プログラムデータベース7は第3のデータベースに対応する。また、保守用端末4は更新手順ファイル生成手段、第1の抽出手段及び第2の抽出手段に対応する。
次に、上記構成のリモートメンテナンスシステムの動作について説明する。
(リモートメンテナンスシステム全体の動作)
まず、図1を参照しながら本システムの動作の概要について説明する。
(1) 保守用端末4から機器2A内のPOSコントローラ3に対して構成情報ファイルを要求する。
(リモートメンテナンスシステム全体の動作)
まず、図1を参照しながら本システムの動作の概要について説明する。
(1) 保守用端末4から機器2A内のPOSコントローラ3に対して構成情報ファイルを要求する。
(2) POSコントローラ3は、保守用端末4から構成情報ファイルの要求を受信すると、機器種別、機器番号、更新前アプリ・バージョンを記録した構成情報ファイルF0を作成し、保守用端末4へ送信する。図1に示す構成情報ファイルF0には、機器種別:DEV A,DEV B, …,DEV C,DEV D、機器番号:#01,#02,…、更新前アプリ・バージョン:A1.04,B1.02,C1.01,D1.01…が記録されている。
(3) 保守用端末4は、POSコントローラ3から送信された構成情報ファイルF0を受信すると、それを図示せぬモニタ上に表示する。構成情報ファイルF0がモニタ上に表示されることで、保守担当者による機器種別の選択が可能となり、保守担当者は入力部13を使用して更新機器種別と更新アプリ・バージョンを選択する。
(4) 保守担当者によって更新機器種別及び更新アプリ・バージョンが選択されると、保守用端末4は、更新機器種別及び更新アプリ・バージョンを登録する。なお、図1では、機器種別DEV AがA1.04からA1.05に、機器種別DEV CがC1.01からC1.02にそれぞれバージョンアップ指定されている。
(5) 保守用端末4は、構成情報ファイルF0を基に更新条件データベース5を検索して、機器種別・機器番号に対し、機器内データベースの変換の要否、変換プログラム・バージョンから成る基本レコードを抽出する。そして、抽出した基本レコードと上記(4)で登録された更新アプリ・バージョンとを更新手順ファイルF1に書き込む。この更新手順ファイルF1は送信用データメモリ8に格納される。
(6) 保守用端末4は、更新手順ファイルF1を基に更新プログラムデータベース6と変換プログラムデータベース7を検索して、更新アプリ・プログラムP1と変換プログラムP2を取得する。
(7) そして、更新手順ファイルF1、更新アプリ・プログラムP1及び変換プログラムP2をPOSコントローラ3へ送信する。
(7) そして、更新手順ファイルF1、更新アプリ・プログラムP1及び変換プログラムP2をPOSコントローラ3へ送信する。
(8) POSコントローラ3は、更新手順ファイルF1、更新アプリ・プログラムP1及び変換プログラムP2に従って自己を内蔵した機器2Aを含めて店舗POSシステム2における各機器2B、2C、2Dの更新処理を実行する。
(リモートメンテナンスシステムの動作の詳細)
図3から図5は保守用端末4の動作を説明するためのフロー図である。これらの図において、まず保守用端末4が機器2AのPOSコントローラ3に対し、店舗機器の構成情報ファイルの作成を要求する(ステップS10)。図7は構成情報ファイルを構成するレコードの一例を示す図である。このレコードには、機器種別、機器番号、更新前アプリケーション・バージョンが記録される。POSコントローラ3は、機器種別・番号毎のレコードを基に構成情報ファイルF0を作成する。
図3から図5は保守用端末4の動作を説明するためのフロー図である。これらの図において、まず保守用端末4が機器2AのPOSコントローラ3に対し、店舗機器の構成情報ファイルの作成を要求する(ステップS10)。図7は構成情報ファイルを構成するレコードの一例を示す図である。このレコードには、機器種別、機器番号、更新前アプリケーション・バージョンが記録される。POSコントローラ3は、機器種別・番号毎のレコードを基に構成情報ファイルF0を作成する。
保守用端末4は、POSコントローラ3に対して構成情報ファイルの作成の要求を行った後、POSコントローラ3からの構成情報ファイルF0を受信できたかどうか判定し(ステップS11)、構成情報ファイルF0を受信できなかった場合は、受信できるまでこのステップを繰り返し、構成情報ファイルF0を受信できた場合は、更新する機器種別を選択し、更新アプリ・バージョンを登録する(ステップS12)。この場合、更新する機器種別及び更新アプリ・バージョンの選択は保守担当者が行う。即ち、保守担当者は、更新する機器種別及び更新アプリ・バージョンの選択のみ行う。
保守用端末4は、更新する機器種別と更新アプリ・バージョンを登録した後、構成情報ファイルF0を基に、更新条件データベース5を検索し(ステップS13)、機器内データベースの変換の要否と変換プログラム・バージョンから構成される基本レコードを抽出し、更新手順ファイルF1に書き込む(ステップS14)。図8は更新手順ファイルF1のレコード構成を示す図である。各レコードは、機器種別(A、B、C、D)毎に設けられ、例えば機器種別:Dには、更新アプリ・バージョン:xx、機器番号:1、変換:否、変換プログラム・バージョン:(無)、機器番号:2、変換:要、変換プログラム・バージョン:yyとある。なお、図8に示す更新手順ファイルF1の各レコードはソート(並び替え)前の状態である。
上記ステップS13とステップS14の処理は、構成情報ファイルF0内の全ての機器種別・番号に対して行うことから、この全ての機器種別・番号に対して検索が終了したかどうかを判定する(ステップS15)。全ての機器種別・番号に対して検索が終了していなければステップS13とステップS14を繰り返し、全ての機器種別・番号に対して検索が終了すれば次のステップS16に進む。
ステップS16では、保守用端末4上で登録した機器種別毎の更新アプリ・バージョンを、更新手順ファイルF1に書き込む。そして、この処理を全ての更新対象の機器種別に対して行ったかどうかを判定し(ステップS17)、全ての更新対象の機器種別に対して行っていなければ、それが終了するまでステップS16を繰り返し、全ての更新対象の機器種別に対して行うと、本システムで定義された機器種別毎の更新優先度の高い順に、更新手順ファイルF1内のレコードを並び替える(ステップS18)。図9は更新手順ファイルF1内のレコードの並び替えを行ったレコード構成を示す図である。上述した図8と比較して、機器種別:A、B、C、DからA、D、B、Cに並び替えられているのが分かる。
更新手順ファイルF1内のレコードの並び替えを行った後、更新手順ファイルF1上の更新アプリ・バージョンを基に、更新プログラムデータベース6を検索し、対応する更新アプリ・プログラムP1を抽出する(ステップS19)。この処理を全ての更新対象の機器種別に対して行ったかどうかを判定し(ステップS20)、全ての更新対象の機器種別に対して行っていなければ、終了するまでステップS19を繰り返し、全ての更新対象の機器種別に対して行っていれば、更新手順ファイルF1上の変換プログラム・バージョンを基に、変換プログラムデータベース7を検索し、変換プログラムP2を抽出する(ステップS21)。
この処理を全ての機器種別・番号に対して行ったかどうかを判定し(ステップS22)、全ての機器種別・番号に対して行っていなければ、終了するまでステップS21を繰り返し、全ての機器種別・番号に対して行っていれば、POSコントローラ3に更新手順ファイルF1を送信する(ステップS23)。更に、更新プログラムデータベース6から抽出した全ての更新アプリ・プログラムP1を送信する(ステップS24)。更に続けて、変換プログラムデータベース7から抽出した全ての変換プログラムP2を送信する(ステップS25)。この送信を行った後、本処理を終える。
(POSコントローラ3の動作)
図6は、POSコントローラ3の動作を説明するためのフロー図である。この図において、まず保守用端末4から構成情報ファイルF0の要求があるかどうか判定する(ステップS30)。構成情報ファイルF0の要求がなければ他の処理を行い(ステップS31)、構成情報ファイルF0の要求があれば機器内データベースを検索して、構成情報ファイルF0を作成する(ステップS32)。そして、作成した構成情報ファイルF0を保守用端末4へ送信する(ステップS33)。次いで、更新手順ファイルF1を受信できたかどうか判定し(ステップS34)、受信できなかった場合は、受信できるまでこのステップを繰り返し、受信できた場合は、それを一時保存する(ステップS35)。
図6は、POSコントローラ3の動作を説明するためのフロー図である。この図において、まず保守用端末4から構成情報ファイルF0の要求があるかどうか判定する(ステップS30)。構成情報ファイルF0の要求がなければ他の処理を行い(ステップS31)、構成情報ファイルF0の要求があれば機器内データベースを検索して、構成情報ファイルF0を作成する(ステップS32)。そして、作成した構成情報ファイルF0を保守用端末4へ送信する(ステップS33)。次いで、更新手順ファイルF1を受信できたかどうか判定し(ステップS34)、受信できなかった場合は、受信できるまでこのステップを繰り返し、受信できた場合は、それを一時保存する(ステップS35)。
次いで、更新アプリ・プログラムP1を受信できたかどうか判定し(ステップS36)、受信できなかった場合は受信できるまでこのステップを繰り返し、受信できた場合はそれを一時保存する(ステップS37)。次いで、変換プログラムP2を受信できたかどうか判定し(ステップS38)、受信できなかった場合は受信できるまでこのステップを繰り返し、受信できた場合はそれを一時保存する(ステップS39)。構成情報ファイルF0、更新アプリ・プログラムP1、変換プログラムP2を受信すると、構成情報ファイルF0の内容に基づき、各機器のアプリ更新処理を行う(ステップS40)。
このように、本実施の形態のリモートメンテナンスシステムによれば、店舗システム2の各機器のアプリケーションをバージョンアップする場合、店舗POSシステム2のPOSコントローラ3が保守用端末4からの要求に応じて店舗1内の全ての機器について、機器種別、機器番号、更新前アプリ・バージョンを記録した構成情報ファイルF0を作成し、それを保守用端末4に送信し、保守用端末4は、構成情報ファイルF0を受け取ることで、その内容をモニタ上に表示して保守担当者に呈示し、保守担当者がそのなかから更新する機器種別と更新アプリ・バージョンを選択し、保守用端末4に対して登録する。保守用端末4は、POSコントローラ3からの構成情報ファイルF0と、保守担当者が登録した更新アプリ・バージョンとを基に、更新条件データベース5を検索して、機器種別の各機器番号に対し、機器内データベースの変換の要否、変換プログラム・バージョンから成る基本レコードを抽出し、抽出した基本レコードと保守担当者が登録した更新アプリ・バージョンとを更新手順ファイルF1に書き込む。そして、更新手順ファイルF1を基に、更新プログラムデータベース6を検索して、全ての更新アプリ・プログラムP1を取得すると共に、変換プログラムデータベース7を検索して、全ての変換プログラムP2を取得し、取得した全更新アプリ・プログラムP1及び全変換プログラムP2と更新手順ファイルF1をPOSコントローラ3に送り、POSコントローラ3は、更新手順ファイルF1の内容に基づき、各機器のアプリ更新処理を行う。
したがって、機器追加や不具合修正により発生する機器内のアプリ・プログラムの更新を行う場合、保守担当者は、必要最小限の情報即ち更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリ・バージョンを入力するのみで、店舗POSシステム2の対象機器のアプリ・プログラム更新処理が自動的に行われるので、アプリ・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れる。
また、店舗POSシステム2を構成する機器2AにPOSコントローラ3を内蔵させたので、遠隔制御が可能になることは勿論のこと、機器2Aに内蔵することで専用機とした場合と比べてコストダウンが図れる。
本発明は、アプリ・プログラム更新後に保守担当者の判断ミスや確認漏れに起因するシステム更新上の不具合が発生することがなく、また保守担当者の作業時間の短縮化が図れるといった効果を有し、店舗POSシステムなどへの適用が可能である。
1 店舗
2 店舗POSシステム
3 POSコントローラ
4 保守用端末
5 更新条件データベース
6 更新プログラムデータベース
7 変換プログラムデータベース
8〜10 送信用データメモリ
11 通信制御部
12 参照用データメモリ
13 入力部
14 主制御部
15 副制御部
2 店舗POSシステム
3 POSコントローラ
4 保守用端末
5 更新条件データベース
6 更新プログラムデータベース
7 変換プログラムデータベース
8〜10 送信用データメモリ
11 通信制御部
12 参照用データメモリ
13 入力部
14 主制御部
15 副制御部
Claims (5)
- アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うリモートメンテナンスシステムにおいて、
前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する構成情報ファイル生成手段と、
前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する入力手段と、
前記システムを構成する複数の機器それぞれについて、更新アプリケーション・プログラムと該更新アプリケーション・プログラムをインストールするための変換プログラムが格納された記憶手段と、
前記入力手段にて入力されたユーザが更新を希望する全ての前記機器のそれぞれに対し、前記記憶手段に格納された更新アプリケーション・プログラムと該更新アプリケーション・プログラムをインストールするための変換プログラムとを用いてアプリケーション・プログラムの更新を行う更新処理手段と、
を備えるリモートメンテナンスシステム。 - アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うリモートメンテナンスシステムにおいて、
前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する構成情報ファイル生成手段と、
前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する入力手段と、
前記システムを構成する複数の機器それぞれに対して設けられ、アプリケーション・プログラムの更新の要否とアプリケーション・プログラムの書き替えを行うための変換プログラム・バージョンとから構成される基本レコードを格納した第1のデータベースと、
更新するアプリケーション・プログラム・バージョンに対応する更新アプリケーション・プログラムを格納した第2のデータベースと、
変換プログラム・バージョンに対応する更新プログラムを格納した第3のデータベースと、
前記構成情報ファイルを基に前記第1のデータベースを検索し、前記複数の機器それぞれに対応する基本レコードを抽出して更新手順ファイルに書き込むと共に、前記入力手段にて入力された機器毎の更新アプリケーション・プログラム・バージョンを前記更新手順ファイルに書き込む更新手順ファイル生成手段と、
前記更新手順ファイル上の更新アプリケーション・プログラム・バージョンを基に前記第2のデータベースを検索し、前記複数の機器それぞれに対して、更新アプリケーション・プログラムを抽出する第1の抽出手段と、
前記更新手順ファイル上の変換プログラム・バージョンを基に前記第3のデータベースを検索し、前記複数の機器それぞれに対して、変換プログラムを抽出する第2の抽出手段と、
前記更新手順ファイル、全ての前記更新アプリケーション・プログラム及び全ての前記変換プログラムを基に前記システムの各機器におけるアプリケーション・プログラムの更新を行う更新処理手段と、
を備えるリモートメンテナンスシステム。 - 前記構成情報ファイル生成手段と前記更新処理手段は、前記システムを構成する複数の機器のうち、1つの機器に設けられる請求項1又は請求項2に記載のリモートメンテナンスシステム。
- 前記システムは、POSシステムである請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のリモートメンテナンスシステム。
- アプリケーション・プログラムに従って動作する機器を複数備えるシステムに対し、遠隔制御にて各機器のアプリケーション・プログラムの更新を行うシステム機器のリモートメンテナンス方法において、
前記システムを構成する複数の機器それぞれの更新前アプリケーション・プログラム・バージョンを記録した構成情報ファイルを生成する工程と、
生成した前記構成情報ファイルに記録された複数の機器のなかで、ユーザが更新を希望する機器と該機器の更新後のアプリケーション・プログラム・バージョンを入力する工程と、
前記入力工程にて入力されたユーザが所望とする全ての前記機器のそれぞれに対し、現時点のバージョンのアプリケーション・プログラムから更新アプリケーション・プログラム・バージョンのアプリケーション・プログラムに書き替える工程と、
を備えるシステム機器のリモートメンテナンス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322351A JP2007128431A (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | リモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322351A JP2007128431A (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | リモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007128431A true JP2007128431A (ja) | 2007-05-24 |
Family
ID=38151010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005322351A Withdrawn JP2007128431A (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | リモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007128431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101860328B1 (ko) * | 2010-09-24 | 2018-05-23 | 유럽피안 유니언 | 장치 및 방법 |
-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322351A patent/JP2007128431A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101860328B1 (ko) * | 2010-09-24 | 2018-05-23 | 유럽피안 유니언 | 장치 및 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150222731A1 (en) | Computer, guide information providing method and recording medium | |
JP5701458B1 (ja) | 作画装置および制御システム | |
US10747777B2 (en) | Computer system and transaction processing management method | |
US20130198333A1 (en) | Method and device for recording and reproducing web operation | |
JP6147070B2 (ja) | 情報処理装置、その方法及びプログラム | |
CN104915390A (zh) | 一种etl数据血统查询系统及查询方法 | |
JP4110557B2 (ja) | プログラム実行システムを備えた検査装置およびプログラミングシステム | |
JP2014089586A (ja) | 作業手順管理システム、作業手順管理方法及び作業手順管理プログラム | |
JP5380895B2 (ja) | 管理プログラム、管理方法及び管理装置 | |
JP2007128431A (ja) | リモートメンテナンスシステム及びシステム機器のリモートメンテナンス方法 | |
JP5052472B2 (ja) | プログラムの設定情報切替システム及び切替方法 | |
WO2016166799A1 (ja) | 制御システム及びプログラマブルロジックコントローラ | |
JP2017062537A (ja) | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム | |
JPWO2011117957A1 (ja) | 仮想マシン管理装置、仮想マシン管理システム、仮想マシン管理方法、及びプログラム | |
JP5156775B2 (ja) | プラント監視・制御装置およびその保守支援方法 | |
TWI466049B (zh) | 客製化生產(cto)軟體部署及管理 | |
CN109019217B (zh) | 一种电梯控制软件现场调试系统 | |
JP2010003051A (ja) | 文書情報処理装置、及びプログラム | |
JP2006227859A (ja) | データベース管理システムとデータベース管理プログラムと記録媒体とデータベース管理方法 | |
JP6869428B2 (ja) | データ作成装置、データ転送方法およびデータ転送プログラム | |
JP2005316778A (ja) | プラント監視制御装置 | |
JP2016031757A (ja) | 制御システム及び制御方法 | |
JP6288715B2 (ja) | 管理装置、管理方法及びプログラム | |
JP5277065B2 (ja) | 文書参照システム及び方法、文書参照管理装置、並びにプログラム | |
JP5838809B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20071113 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071120 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090203 |