JP2007127954A - 撮像レンズ光学系及びそれを用いた撮像光学機器 - Google Patents

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Tomoko Iiyama
智子 飯山
Kenichi Emi
健一 惠美
Shunichiro Yoshinaga
俊一郎 吉永
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Abstract

【課題】 レンズ系全体が小型化され、携帯性に優れ、かつ、高画素数に対応した良好な結像性能を有する低コストの撮像レンズ光学系を得る。
【解決手段】 物体側からCCDなどの固体撮像素子の像面7側に向かって順に配置された、負の屈折力を有する両凹の第1レンズ1と、正の屈折力を有する物体側に凸の第2レンズ2と、開口絞り8と、正の屈折力を有する第3レンズ3と、第3レンズ3に接合された負の屈折力を有する第4レンズ4と、物体側に凹の第5レンズ5とにより撮像レンズ光学系を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像レンズ光学系及びそれを用いた撮像光学機器に関し、特に、CCDなどの固体撮像素子を用いた小型の撮像ユニットに適した撮像レンズ光学系、及びそれを用いたデジタルスチルカメラ、携帯情報端末用小型カメラなどの撮像光学機器に関する。
近年、デジタルスチルカメラなどの撮像光学機器の急速な普及に伴い、500万画素以上の高画素数に対応した高性能な撮像レンズが商品化されている。また、一方で、小型カメラが搭載された携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)も多数商品化され、市場に広く受け入れられている。中でも、携帯情報端末などに搭載される小型カメラなどにおいて、デジタルスチルカメラに匹敵する高画素数(200〜400万画素)に対応した小型の撮像ユニット及び撮像レンズが特に注目されている。
そして、従来の小型化された撮像ユニット及び撮像レンズとしては、全長の短縮化と低コスト化を図ったもの(例えば、特許文献1参照)や、小型化し、かつ、樹脂レンズを多用して低コスト化を図ったもの(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。さらに、CCDのシェーディング等を考慮したレトロフォーカス型で比較的明るい光学系も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−318310号公報 特開2003−140039号公報 特開2002−303789号公報
上記した撮像ユニット及び撮像レンズにおいて、安価な構成を採りつつ、レンズ系全体の小型化を図り、良好な光学性能を得るためには、レンズ枚数を最小限度に抑えながら、レンズ形状などの構成を適切にする必要がある。一般的に、レンズ系全体の小型化は、各レンズの屈折力を大きくすることによって達成することができる。しかし、各レンズの屈折力を大きくすると、各レンズによって発生する収差が大きくなり、レンズ系全体としての収差を良好に補正することが困難になるという課題が生じてくる。また、高屈折率の硝材を使用することによってコストが高くなり、小型化と高性能化を同時に実現するためにレンズの明るさが暗くなるなどの課題も生じてくる。例えば、上記特許文献1に記載の撮像ユニット及び撮像レンズにおいては、小型化と低コスト化を図るために樹脂レンズを1枚用いているが、レンズ自身の持つ明るさが暗いという課題がある。また、上記特許文献2に記載の撮像ユニット及び撮像レンズにおいては、小型化と低コスト化を図るために樹脂レンズを多用しており、固体撮像素子が発生する熱による影響には対処しているが、温度及び湿度等の環境の変化によって光学性能が低下するという課題がある。さらに、上記特許文献3に記載の撮像ユニット及び撮像レンズにおいては、レンズの明るさやCCDのシェーディングによる影響などに対する対策は施されているが、コストが高くなるという課題がある。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、レンズ枚数を最小限度に抑えた5枚構成の撮像レンズ光学系において、各レンズの構成を適切にすることにより、レンズ系全体が小型化され、携帯性に優れ、かつ、高画素数に対応した良好な結像性能を有する低コストの撮像レンズ光学系及びそれを用いた撮像光学機器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る撮像レンズ光学系の構成は、物体側から像面側に向かって順に配置された、負の屈折力を有する両凹の第1レンズと、正の屈折力を有する物体側に凸の第2レンズと、開口絞りと、正の屈折力を有する第3レンズと、前記第3レンズに接合された負の屈折力を有する第4レンズと、物体側に凹の第5レンズとを備えたことを特徴とする。
前記本発明の撮像レンズ光学系の構成においては、前記開口絞りよりも物体側の少なくとも1つのレンズ面が非球面であるのが好ましい。
また、前記本発明の撮像レンズ光学系の構成においては、前記第5レンズの少なくとも1つの面が非球面であるのが好ましい。
また、前記本発明の撮像レンズ光学系の構成においては、前記第5レンズが樹脂レンズであるのが好ましい。
また、前記本発明の撮像レンズ光学系の構成においては、下記条件式(1)〜(4)を満足するのが好ましい。
−1<(R11+R12)/(R11−R12)<0.5 ・・・(1)
−1<(R31+R32)/(R31−R32)<0.5 ・・・(2)
−5<(R41+R42)/(R41−R42)<−0.5 ・・・(3)
5<|(R51+R52)/(R51−R52)|<500 ・・・(4)
ここで、
R11:前記第1レンズの物体側の面の曲率半径、
R12:前記第1レンズの像面側の面の曲率半径、
R31:前記第3レンズの物体側の面の曲率半径、
R32:前記第3レンズの像面側の面の曲率半径、
R41:前記第4レンズの物体側の面の曲率半径、
R42:前記第4レンズの像面側の面の曲率半径、
R51:前記第5レンズの物体側の面の曲率半径、
R52:前記第5レンズの像面側の面の曲率半径、
である。
また、前記本発明の撮像レンズ光学系の構成においては、下記条件式(5)〜(8)を満足するのが好ましい。
−2<fd/f1d<−0.8 ・・・(5)
0.5<fd/f2d<1.5 ・・・(6)
1.5<fd/f3d<2.5 ・・・(7)
−1.5<fd/f4d<−0.5 ・・・(8)
ここで、
fd:レンズ系全体の焦点距離、
f1d:前記第1レンズの焦点距離、
f2d:前記第2レンズの焦点距離、
f3d:前記第3レンズの焦点距離、
f4d:前記第4レンズの焦点距離、
である。
また、本発明に係る撮像光学機器の構成は、物体の光学的な像を形成する撮像レンズ光学系と、前記撮像レンズ光学系によって形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備えた撮像光学機器であって、前記撮像レンズ光学系として前記本発明の撮像レンズ光学系を用いたことを特徴とする。
前記本発明の撮像レンズ光学系の構成によれば、少ないレンズ枚数で小型化を達成しながら、良好な結像性能を得ることのできる低コストの撮像レンズ光学系を実現することができる。すなわち、前記本発明の撮像レンズ光学系の構成によれば、レンズ系全体が小型化され、携帯性に優れ、かつ、高画素数に対応した良好な結像性能を有する低コストの撮像レンズ光学系を得ることができる。
また、前記本発明の撮像光学機器の構成によれば、小型で高性能な撮像機能を有する撮像光学機器を実現することができる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態における撮像レンズ光学系のレンズ構成(具体的には、後述する実施例1のレンズ構成)を示す配置図である。
図1に示すように、本実施の形態の撮像レンズ光学系は、物体側(図1では左側)からCCDなどの固体撮像素子の像面7側に向かって順に配置された、負の屈折力を有する両凹の第1レンズ1と、正の屈折力を有する物体側に凸の第2レンズ2と、開口絞り8と、正の屈折力を有する第3レンズ3と、第3レンズ3に接合された負の屈折力を有する第4レンズ4と、物体側に凹の第5レンズ5とを備えている。
本実施の形態の撮像レンズ光学系においては、第1及び第2レンズ1、2と第3及び第4レンズ3、4とが開口絞り8を挟んで対称系の配置となっているので、歪曲収差を中心とした諸収差を小さくすることができる。また、第5レンズ5は、第1レンズ1から第4レンズ4までで補正し切れなかった像面湾曲を良好に補正する役割を果たしている。
以上のような構成とすることにより、少ないレンズ枚数で小型化を達成しながら、良好な結像性能を得ることのできる撮像レンズ光学系を実現することが可能となる。
また、第5レンズ5と像面7との間には、光学ローパスフィルタもしくはCCDのカバーガラス等の、ガラス板6が配置されている。ここで、光学ローパスフィルタは、水晶などの複屈折特性を有する材料を用いて構成される。CCDなどの固体撮像素子は、撮像レンズ光学系によって形成された光学的な像(物体像)を低開口率の2次元サンプリング画像として取り込むため、サンプリング周波数の2分の1以上の周波数の高周波は偽信号となってしまう。従って、そのような像の高周波成分を予め除去するために、光学ローパスフィルタは、第5レンズ5と像面7との間に配置されるのが望ましい。また、一般に、固体撮像素子は赤外領域の光にも高い感度を有するため、自然な色再現を行うためにも、光学ローパスフィルタには、光の赤外領域をカットするIRカット機能を持たせる(例えば、IR吸収材料をコーティングする)のが望ましい。
本実施の形態の撮像レンズ光学系においては、開口絞り8よりも物体側の少なくとも1つのレンズ面が非球面であるのが望ましい。この望ましい構成によれば、小型化したことによって球面レンズだけでは補正し切れなかった収差を、良好に補正することが可能となる。
また、本実施の形態の撮像レンズ光学系においては、第5レンズ5の少なくとも1つの面が非球面であるのが望ましい。この望ましい構成によれば、小型化したことによって球面レンズだけでは補正し切れなかった収差を、良好に補正することが可能となる。また、像面7に入射する光の入射角をできるだけ小さくして(例えば、10〜15°以内)、CCDなどの固体撮像素子のシェーディングを抑えることが可能となる。
また、本実施の形態の撮像レンズ光学系においては、第5レンズ5が樹脂レンズであるのが望ましい。樹脂レンズとしては、例えば、ポリカーボネート樹脂によって成形されたものを用いることができる。この望ましい構成によれば、撮像レンズ光学系の軽量化、低コスト化を図ることができる。
また、第1レンズ1、第3レンズ3、第4レンズ4及び第5レンズ5のベンディング(bending)形状についても、適当な値に設定する必要がある。このため、本実施の形態の撮像レンズ光学系においては、下記条件式(1)〜(4)を満足するのが望ましい。
−1<(R11+R12)/(R11−R12)<0.5 ・・・(1)
−1<(R31+R32)/(R31−R32)<0.5 ・・・(2)
−5<(R41+R42)/(R41−R42)<−0.5 ・・・(3)
5<|(R51+R52)/(R51−R52)|<500 ・・・(4)
ここで、
R11:第1レンズ1の物体側の面の曲率半径、
R12:第1レンズ1の像面側の面の曲率半径、
R31:第3レンズ3の物体側の面の曲率半径、
R32:第3レンズ3の像面側の面の曲率半径、
R41:第4レンズ4の物体側の面の曲率半径、
R42:第4レンズ4の像面側の面の曲率半径、
R51:第5レンズ5の物体側の面の曲率半径、
R52:第5レンズ5の像面側の面の曲率半径、
である。
上記条件式は(1)は、第1レンズ1のベンディングの形状係数(shape factor)を示す式である。上記条件式(1)の下限値を下回ると、非点収差と球面収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(1)の上限値を超えると、コマ収差と球面収差が大きくなって、良好な収差補正を行うことが困難となる。
さらには、下記条件式(9)を満足するのが望ましい。
−0.5<(R11+R12)/(R11−R12)<0.3 ・・・(9)
上記条件式(9)を満足することにより、さらに良好な収差補正を行うことが可能となる。
上記条件式(2)は、第3レンズ3のベンディングの形状係数を示す式である。上記条件式(2)の下限値を下回ると、非点収差とコマ収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(2)の上限値を超えると、非点収差と歪曲収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
さらには、下記条件式(10)を満足するのが望ましい。
−0.5<(R31+R32)/(R31−R32)<0.3 ・・・(10)
上記条件式(10)を満足することにより、さらに良好な収差補正を行うことが可能となる。
上記条件式(3)は、第4レンズ4のベンディングの形状係数を示す式である。上記条件式(3)の下限値を下回ると、非点収差と歪曲収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(3)の上限値を超えると、非点収差とコマ収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
さらには、下記条件式(11)を満足するのが望ましい。
−2.5<(R41+R42)/(R41−R42)<−0.8 ・・・(11)
上記条件式(11)を満足することにより、さらに良好な収差補正を行うことが可能となる。
上記条件式(4)は、第5レンズ5のベンディングの形状係数を示す式である。上記条件式(4)の下限値を下回ると、非点収差、コマ収差、球面収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(4)の上限値を超えると、非点収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
さらには、下記条件式(12)を満足するのが望ましい。
15<|(R51+R52)/(R51−R52)|<400 ・・・(12)
上記条件式(12)を満足することにより、さらに良好な収差補正を行うことが可能となる。
また、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3及び第4レンズ4の屈折力は、適当な値に設計する必要がある。このため、本実施の形態の撮像レンズ光学系においては、下記条件式(5)〜(8)を満足するのが望ましい。
−2<fd/f1d<−0.8 ・・・(5)
0.5<fd/f2d<1.5 ・・・(6)
1.5<fd/f3d<2.5 ・・・(7)
−1.5<fd/f4d<−0.5 ・・・(8)
ここで、
fd:レンズ系全体の焦点距離、
f1d:第1レンズ101の焦点距離、
f2d:第2レンズ102の焦点距離、
f3d:第3レンズ103の焦点距離、
f4d:第4レンズ104の焦点距離、
である。
上記条件式(5)は、レンズ系全体の屈折力に対する第1レンズ1の屈折力を示す式である。上記条件式(5)の下限値を下回ると、コマ収差と球面収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(5)の上限値を超えると、非点収差とコマ収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
上記条件式(6)は、レンズ系全体の屈折力に対する第2レンズ2の屈折力を示す式である。上記条件式(6)の下限値を下回ると、非点収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(6)の上限値を超えると、非点収差とコマ収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
上記条件式(7)は、レンズ系全体の屈折力に対する第3レンズ3の屈折力を示す式である。上記条件式(7)の下限値を下回ると、球面収差、軸上色収差、歪曲収差、コマ収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(7)の上限値を超えると、非点収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
上記条件式(8)は、レンズ系全体の屈折力に対する第4レンズ4の屈折力を示す式である。上記条件式(8)の下限値を下回ると、非点収差と球面収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。また、上記条件式(8)の上限値を超えると、球面収差と歪曲収差が発生し、良好な収差補正を行うことが困難となる。
また、第1レンズ1、第2レンズ2、第3レンズ3及び第4レンズ4の屈折力配分を、上記条件式(5)〜(8)の範囲内で最適化することにより、歪曲収差と軸上色収差を最適に補正することができると共に、第5レンズ5の屈折力を小さく抑えることができる。そして、このように第5レンズ5の屈折力を小さく抑えることができれば、第5レンズ5として樹脂レンズを用いた場合の、温度及び湿度等の環境の変化による光学性能の低下の影響を最小限に抑えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、撮像レンズ光学系を搭載した撮像光学機器について、図15を参照しながら説明する。図15は本発明の第2の実施の形態における撮像光学機器の構成を示す斜視図である。
図15に示すように、本実施の形態の撮像光学機器11は、上記第1の実施の形態で説明した撮像レンズ光学系12と、撮像レンズ光学系12によって形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子(図示せず)と、光学ビューファインダ13と、ストロボ14と、レリーズボタン15とを備えている。
このように本実施の形態の撮像光学機器11には、上記第1の実施の形態で説明した撮像レンズ光学系12が搭載されているので、小型で高性能な撮像機能を有する撮像光学機器を実現することができる。
以下、具体的実施例を挙げて、上記第1の実施の形態の撮像レンズ光学系をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成は、図1に示すものと同じである。
下記(表1)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表1)において、f(mm)は焦点距離、FはFナンバーをそれぞれ示しており、曲率半径、(光学面間の)間隔の単位は[mm]である(以下の実施例2〜7についても同様である)。上記(表1)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
また、非球面形状は、光軸上で物体側から像面側に向かう軸をZ軸、光軸に対して垂直に離れる向きの軸をH軸とする円筒座標系を考えたとき、下記(数1)で与えられる(以下の実施例2〜7についても同様である)。
Figure 2007127954
ここで、
CR:近軸曲率半径(mm)、
K:円錐常数、
An:n次の非球面係数、
である。
下記(表2)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
上記(表2)において、「E+00」、「E−04」等は、「×10+00 」、「×10-04 」等を表している(以下の実施例2〜7についても同様である)。
図2に、上記(表1)、(表2)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。尚、図2において、(a)はd線に対する球面収差の図、(b)はd線に対する非点収差の図であって、実線はサジタル方向の値、破線はメリディオナル方向の値を示している。(c)はd線に対する歪曲収差の図、(d)は軸上色収差の図であって、実線はd線、短い破線はF線、長い破線はC線に対する値を示している。(e)は倍率色収差の図であって、短い破線はF線、長い破線はC線に対する値を示している。また、ω(゜)は入射半画角を表している。以上の説明は、図4、図6、図8、図10、図12、図14についても同じである。
図2から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
(実施例2)
図3に、本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す。
下記(表3)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表3)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
下記(表4)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
図4に、上記(表3)、(表4)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。
図4から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
(実施例3)
図5に、本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す。
下記(表5)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表5)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
下記(表6)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
図6に、上記(表5)、(表6)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。
図6から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
(実施例4)
図7に、本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す。
下記(表7)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表7)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
下記(表8)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
図8に、上記(表7)、(表8)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。
図8から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
(実施例5)
図9に、本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す。
下記(表9)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表9)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
下記(表10)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
図10に、上記(表9)、(表10)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。
図10から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
(実施例6)
図11に、本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す。
下記(表11)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表11)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
下記(表12)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
図12に、上記(表11)、(表12)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。
図12から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
(実施例7)
図13に、本実施例の撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す。
下記(表13)に、本実施例における撮像レンズ光学系の具体的数値例を示す。
Figure 2007127954
上記(表13)に示しているように、本実施例の撮像レンズ光学系は、F2.0程度の明るさを有している。
下記(表14)に、本実施例における撮像レンズ光学系の円錐常数、非球面係数を示す。
Figure 2007127954
図14に、上記(表13)、(表14)に示した撮像レンズ光学系の収差性能図を示す。
図14から分かるように、本実施例における撮像レンズ光学系は、良好な収差性能を示している。
下記(表15)に、上記各実施例1〜7についての上記条件式(1)〜(8)の値を示す。
Figure 2007127954
上記(表15)より、上記各実施例1〜7とも上記条件式(1)〜(8)を満足していることが分かる。
本発明の撮像レンズ光学系によれば、少ないレンズ枚数で小型化を達成しながら、良好な結像性能を得ることのできる撮像レンズ光学系を実現することができる。従って、本発明の撮像レンズ光学系は、小型化が望まれる高性能なデジタルスチルカメラなどに有用である。
本発明の第1の実施の形態(実施例1)における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例1における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の実施例2における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例2における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の実施例3における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例3における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の実施例4における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例4における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の実施例5における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例5における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の実施例6における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例6における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の実施例7における撮像レンズ光学系のレンズ構成を示す配置図 本発明の実施例7における撮像レンズ光学系の収差性能図 本発明の第2の実施の形態における撮像光学機器の構成を示す斜視図
符号の説明
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5 第5レンズ
6 ガラス板(光学ローパスフィルタもしくはCCDのカバーガラス等)
7 像面
8 開口絞り
11 撮像光学機器
12 撮像レンズ光学系
13 光学ビューファインダ
14 ストロボ
15 レリーズボタン

Claims (7)

  1. 物体側から像面側に向かって順に配置された、
    負の屈折力を有する両凹の第1レンズと、
    正の屈折力を有する物体側に凸の第2レンズと、
    開口絞りと、
    正の屈折力を有する第3レンズと、
    前記第3レンズに接合された負の屈折力を有する第4レンズと、
    物体側に凹の第5レンズとを備えた撮像レンズ光学系。
  2. 前記開口絞りよりも物体側の少なくとも1つのレンズ面が非球面である請求項1に記載の撮像レンズ光学系。
  3. 前記第5レンズの少なくとも1つの面が非球面である請求項1又は2に記載の撮像レンズ光学系。
  4. 前記第5レンズが樹脂レンズである請求項1〜3のいずれかに記載の撮像レンズ光学系。
  5. 下記条件式(1)〜(4)を満足する請求項1〜4のいずれかに記載の撮像レンズ光学系。
    −1<(R11+R12)/(R11−R12)<0.5 ・・・(1)
    −1<(R31+R32)/(R31−R32)<0.5 ・・・(2)
    −5<(R41+R42)/(R41−R42)<−0.5 ・・・(3)
    5<|(R51+R52)/(R51−R52)|<500 ・・・(4)
    ここで、
    R11:前記第1レンズの物体側の面の曲率半径、
    R12:前記第1レンズの像面側の面の曲率半径、
    R31:前記第3レンズの物体側の面の曲率半径、
    R32:前記第3レンズの像面側の面の曲率半径、
    R41:前記第4レンズの物体側の面の曲率半径、
    R42:前記第4レンズの像面側の面の曲率半径、
    R51:前記第5レンズの物体側の面の曲率半径、
    R52:前記第5レンズの像面側の面の曲率半径、
    である。
  6. 下記条件式(5)〜(8)を満足する請求項1〜5のいずれかに記載の撮像レンズ光学系。
    −2<fd/f1d<−0.8 ・・・(5)
    0.5<fd/f2d<1.5 ・・・(6)
    1.5<fd/f3d<2.5 ・・・(7)
    −1.5<fd/f4d<−0.5 ・・・(8)
    ここで、
    fd:レンズ系全体の焦点距離、
    f1d:前記第1レンズの焦点距離、
    f2d:前記第2レンズの焦点距離、
    f3d:前記第3レンズの焦点距離、
    f4d:前記第4レンズの焦点距離、
    である。
  7. 物体の光学的な像を形成する撮像レンズ光学系と、前記撮像レンズ光学系によって形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備えた撮像光学機器であって、
    前記撮像レンズ光学系として請求項1〜6に記載の撮像レンズ光学系を用いたことを特徴とする撮像光学機器。

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