JP2007127664A - Fm−cwレーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の波形発生回路では、波形整形の精度を高めるためにD/A変換器のビット数やサンプリングレート数を増やす必要があって、コストが高くなるという問題があった。
【解決手段】 波形整形の精度を高める方法として、目標波形と出力波形の出力電圧の差が小さくなるように、D/A変換器の出力値の時間間隔を制御することで、出力波形の量子化誤差を小さくした。これによって、D/A変換器のビット数が少なくても高精度に波形を発生させることができる。また、この波形発生方法をレーダ装置の変調制御に適用することで、小型で安価な発振器の変調回路を構成できる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、プログラマブルに波形を作り出すFM−CWレーダ装置に関するものである。
従来、デジタル信号をアナログ信号に変えてアナログ波形を再生する回路として、復号化とステップパルス化を行うD/A(Digital to Analog)変換器と、後置フィルタ(低域通過フィルタと同じ。)を備えたものが知られている。この回路では、所望の目標波形との量子化誤差が−1/2LSB〜+1/2LSBの範囲にあった(例えば、相良岩男著、AD/DA変換回路入門、P.68〜P.75、P.80〜P.81参照)。
図11は従来の波形発生回路の構成の一例である。図において、1はメモリのアドレス値を発生するアドレス発生部、2は波形データを記憶する波形メモリである。3は波形メモリ2の出力値に応じてデジタル値をアナログ値に変換するD/A(Digital to Analog)変換器、4はD/A変換器3の出力の高周波成分を落として波形を滑らかにする低域通過フィルタである。5はアドレス発生部1とD/A変換器3にクロック信号やイネーブル信号等の必要な制御信号を供給するタイミング制御部である。この波形発生回路は、電力増幅するアンプとスピーカを加えることによって、音声合成装置として利用することが可能である。
また、図11において、波形メモリ2は、発生させたい波形データを予め時系列に並べて記憶している。タイミング制御部5は、アドレス発生部1に対して、一定時間間隔でメモリアドレス値を出力するようにトリガ信号等の制御信号を発生させる。タイミング制御部5は、波形メモリ2に対して、メモリ出力に必要なチップセレクト信号等の制御信号を発生させ、D/A変換器3に対して、D/A変換に必要なトリガ信号やセレクト信号を出力する。
アドレス発生部1は、タイミング制御部5から受けた一定時間間隔のトリガ信号に同期して、波形メモリ2に記憶してある波形データの先頭番地から順番にアドレス値を出力する。波形メモリ2は、アドレス発生部1から出力されるアドレス値に応じた波形データを出力する。D/A変換器3は、波形メモリ2から出力される値がセットされると、その値に比例した電圧を出力する。低域通過フィルタ(LPF)4は、D/A変換器3の出力周期に応じて生じるサンプリング雑音を落とす。
図12は従来の波形発生回路の波形発生方法の基本概念を示す。図12において、101は発生すべき目標波形、104はD/A出力波形である。従来の波形発生回路は、目標波形101が与えられると、等間隔のサンプリング時間Tsでアナログ量である波形値に最も近いD/A変換器の値を選択する、いわゆる量子化を行い、出力を決定していた。D/A出力波形104は、時系列的に等間隔にD/A変換器3から繰り出される出力電圧値を示している。
図13は図12の拡大図である。同図において、D/A変換器3の出力102は目標波形に近い値を選択するが、同じ時刻の目標波形の通過点103と比較すると、等間隔のサンプリング時間Tsによって最大で1/2LSBの量子化誤差δが発生することが分かる。すなわち、量子化誤差δが−1/2LSB〜+1/2LSBの範囲となっている。
次に、図14はFM−CWレーダ装置の構成の一例を示す図である。ここで、801は変調回路、802は発振器、803は方向性結合器、804は送信アンテナ、805は受信アンテナ、806はミキサ、807は増幅器、808はA/D(Analog to Digital)変換器、809は周波数分析手段、810は目標検出手段、811は距離・速度算出手段を示す(例えば、S.A.Hovanessian、“Radar System Design & Analysis”、Artech House,INC.、P.78〜P.81参照。)。
図14において、まず、変調回路801は周波数変調(以下、FM(Frequency Modulation))信号を発生し、発振器802へ送る。発振器802はFM信号で変調された高周波信号を発生し、方向性結合器803で分配して送信アンテナ804とミキサ806に送る。送信アンテナ804は送られてきた高周波信号を、レーダ装置前方の目標物に送信波として放射する。ここで、目標物が存在する場合、時間遅れを生じた受信波(反射波)が受信アンテナ805によって受信され、ミキサ806へ送られる。ミキサ806はこの反射波と方向性結合器803によって分配された送信波との周波数差の信号(以後、ビート信号という。)を発生する。このビート信号は増幅器807へ送られる。増幅器807はビート信号を増幅してA/D変換器808に送る。
A/D変換器808はビート信号をアナログ信号形式からデジタル信号形式に変換して周波数分析手段809へ送る。周波数分析手段809はデジタル化されたビート信号を取り込み、FFT(高速フーリエ変換)等の処理により周波数分布(周波数スペクトル)を求める。目標検出手段810は周波数分布と閾値とを比較して、閾値を越えたものの中で極大となるものを目標物とする。距離・速度算出手段811は目標検出手段810でピックアップされた周波数に基いて、目標物の相対距離及び相対速度を算出する。
図15及び図16(a)、図16(b)は、目標物の相対距離及び相対速度の算出方法について説明する図である。図15は周波数の変化を示し、図16(a)、図16(b)はビート信号の周波数スペクトルを簡易的に示している。ここで、図15の812はFM−CWレーダ装置の送信周波数、813は受信周波数を示す。
まず、送信周波数812をUPチャープ区間Tmuでは直線的に上昇、DOWNチャープ区間Tmdでは直線的に下降と変化させ、電波を送信する。ここで、測定対象がFM−CWレーダ装置に対して相対速度v,相対距離Rで存在していたとする。このとき、光速C[m/s]、 送信波長λ[m]、時間Tmu、Tmdの区間でΔfだけ送信周波数を変化させたとすると、ドップラー周波数fdは式(1)で表される。ここで、距離に比例した送信周波数と受信周波数の時間差により生じる距離周波数frは式(2)で表され、UPチャープ区間Tmuでのビート周波数fb1と、DOWNチャープ区間Tmdでのビート周波数fb2は式(3)、(4)で表わされる。
Figure 2007127664
Figure 2007127664
Figure 2007127664
Figure 2007127664
また、距離周波数frがドップラー周波数fdよりも大きい場合、式(5)が成立する。
Figure 2007127664
さて、式(5)に式(2)を代入すると、FM−CWレーダ装置から目標物までの相対距離を求める式(6)が導出される。
Figure 2007127664
式(6)より、UPチャープ区間Tmuでのビート周波数fb1とDOWNチャープ区間Tmdでのビート周波数fb2から、目標物までの距離が求められる。また、距離周波数frを算出すると、式(1)と式(3)、(4)により相対速度Vを求めることもできる。
FM変調により距離を測定する従来のレーダ装置は、距離計測精度を向上させるために、階段波形状の電圧を電圧制御型発振器に供給する。その時、周波数測定手段は電圧制御型発振器からの出力周波数を測定する。周波数測定手段は階段波形状の電圧の各電圧に対応して電圧制御型発振器からの出力周波数を測定し、この測定周波数からスイープ速度を一定化するための印加電圧を計算する。制御手段はこの印加電圧を所定間隔で電圧制御型発振器に供給して距離計測を実施していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−156447号公報
従来の波形発生回路は、時間的に等間隔でD/A変換器の出力制御を行うと、目標波形との誤差は最大で1/2LSBの量子化誤差が発生していた。また、微小信号を扱う場合、D/A変換器の量子化誤差により周期的なリップルノイズを発生していた。
図17(a)、(b) は、量子化誤差によりリップルノイズが発生する様子を示す図である。図17 (a) は目標波形とD/A出力波形の関係、図17(b) はD/A出力波形と低域通過フィルタの出力波形の関係を示す。説明を簡単にするために目標波形を直線状にしている。901は目標波形、902は目標波形901を量子化してD/A変換器3で出力したD/A出力波形、903はD/A変換器3の後段に位置してサンプリング雑音を落とすために設けられた低域通過フィルタ4の出力である。
図17(a)より、目標波形901に対して量子化出力の最小刻み幅が荒い場合、D/A変換器3の出力電圧と目標波形との誤差が周期的に大きくなる。結果として、図17(b) の低域通過フィルタ4の出力903で示すように出力波形が波打ち、サンプリング周波数の整数分の1(1/4、1/5等)の低周波のリップルノイズが理想的な目標波形に重畳されて現われる。
従来、このリップルノイズを減らすためには、D/A変換器のビット数やサンプリング数を増やす必要があり、コストが高くなっていた。
また、周波数変調をかけて距離を測定するFM−CWレーダ装置は、高精度の変調制御を行う必要があるが、変調信号にリップルノイズが重畳されていると送信波と受信波の差であるビート信号が歪み、周波数スペクトルが割れたり、周波数スペクトルの中心から離れた位置に他のピーク値が発生する原因となっていた。
図18(a)、(b)、(c)は、FM−CWレーダ装置のビート信号の周波数スペクトルを示す図である。904はUPチャープもしくはDOWNチャープのビート信号の周波数スペクトルである。送信周波数が直線状に変化している場合には、ビート信号が安定して1つの周波数となり、図18(a)の周波数スペクトル904で示すようにピーク値が鋭く現われ、周辺はウインドウ関数に従うサイドローブレベルとなる。
しかしながら、送信周波数が正確な直線状ではなくリップルノイズが重畳されていると、リップルノイズの周期に従う周波数だけピーク周波数からずれた位置に別のピークが現われる。
図18(b)は、リップルノイズの周波数がスペクトルの分解能に近い場合であり、ビート信号のスペクトルの途中に極大点が発生する例を示している。図18(c)は、リップル周波数が大きく、完全にビート信号のスペクトルから離れている例を示す。図18(b)、図18(c)のいずれも目標物の距離を計算する場合に障害となっていた。
従来、FM−CWレーダ装置の変調回路に用いるD/A変換器は、高精度の制御を行うために、ビット数やサンプリング数を増やす必要があった。そのためコストが高くなっていた。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、リップルノイズを抑圧した高精度のFM−CWレーダ装置を得ることを目的としている。
また、小型で安価なFM−CWレーダ装置を得ることを目的としている。
この発明に係わるFM−CWレーダ装置は、周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、時間メモリと、出力設定電圧値の入力に基づいてD/A変換を行うD/A変換器と、上記D/A変換器が所望の出力電圧波形を得るように、上記時間メモリに離散的に記憶された各時間データを用いて、以下のステップ(a)乃至ステップ(c)の手順で、上記D/A変換器に順次設定入力される各出力設定電圧値の出力タイミングを制御するマイコンと、上記D/A変換器の出力電圧波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器と、を備え、上記時間メモリは、上記所望の出力波形の近似関数を用いて、上記D/A変換器の最小量子化電圧の整数倍に応じて上記各出力設定電圧値に夫々対応して得られる、上記マイコンのクロック単位の整数倍に応じた各出力時間の時間差分を、夫々上記時間データとして記憶したことを特徴とするものである。
(a)上記時間メモリから、順次上記時間データを読み出し、当該時間データを読み出す度に、経過時間のカウントを開始するステップ;
(b)上記ステップ(a)でカウントされる経過時間が上記読み出した時間データに至る毎に、上記D/A変換器に上記出力設定電圧値を設定入力するステップ;
(c)上記ステップ(a)、(b)の処理を所定回数順次繰り返すステップ;
また、この発明に係わるFM−CWレーダ装置は、周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、D/A変換器と、上記周波数変調を行うための所望の目標波形に基づいて、上記D/A変換器の最小分解能の電圧刻みに応じて予め離散的に設定された波形出力値の、夫々の出力時間間隔を記憶する時間メモリと、上記時間メモリに記憶された夫々の出力時間間隔に基づいて、上記D/A変換器が上記波形出力値をD/A変換する上記タイミングを設定するタイミング制御部と、上記D/A変換器の出力値間を補間する低域通過フィルタと、上記D/A変換器の出力電圧波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器と、を備えたものである。
また、この発明に係わるFM−CWレーダ装置は、周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、出力設定電圧値の入力に基づいてD/A変換するD/A変換器と、上記周波数変調を行うための所望の目標波形を出力するように、上記D/A変換器の最小量子化電圧の整数倍に応じて予め離散的に設定された上記出力設定電圧値の、夫々の出力時間間隔を記憶する時間メモリと、上記時間メモリに記憶された夫々の出力時間間隔に基づいて、上記D/A変換器が上記出力設定電圧値をD/A変換するタイミングを設定するタイミング制御部と、上記D/A変換器の出力波形を滑らかにする低域通過フィルタと、上記D/A変換器の出力電圧波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振するものである。
また、この発明に係わるFM−CWレーダ装置は、周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように送信電波を周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、所望の目標波形に基づいて予め離散的に設定された波形出力値の、出力時間間隔を記憶する時間メモリと、上記時間メモリに記憶された夫々の出力時間間隔に基づいて、上記波形出力値をD/A変換するタイミングを設定するタイミング制御部と、上記タイミング制御部で設定されたタイミングに応じて、上記波形出力値をD/A変換するD/A変換器と、上記D/A変換器の出力波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器を備えたものである。
また、本発明に係わる波形発生方法は、D/A変換器から出力される所望の目標波形に対して、予めこの目標波形の電圧変動分が略一定となるように上記D/A変換器の出力値と出力タイミングを決定し、この決定される上記D/A変換器の出力値と出力タイミングに基づいて、順次、上記D/A変換器から出力値を発生させるようにしたことを特徴としている。また、上記D/A変換器の出力側に低域通過フィルタを設け、上記D/A変換器の出力値間を補間するようにしたことを特徴とする。
本発明に係るFM−CWレーダ装置は、所望の目標波形を得るためにD/A変換器から時間的に等間隔で信号出力する場合に比べて、目標波形と出力波形の誤差を縮小化することが可能となる。このため、小型で安価な発振器の変調回路を備えたFM−CWレーダ装置を得ることができる。
以下に、本発明を添付図面に従ってより詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による波形発生方法を示す図である。図において、101は目標波形、102は閾値電圧、103は閾値電圧102と目標波形101の交点、104はD/A出力波形である。
次に、図1を用いて実施の形態1の動作を説明する。
図1(a)の目標波形101は、本来出力することが望ましい誤差の無い理想的な波形、もしくは十分細かく近似された波形を表わしている。目標波形101は、図示していないが別の計測手段や計算により、予め与えられているものとする。
量子化間隔(電圧方向)及び出力時間間隔(時間方向)が荒いD/A変換器では、目標波形101と同じ波形を直接出力することはできない。このため、目標波形101に近い出力波形が得られるように、D/A変換器の出力値の組み合わせを決定する必要がある。実施の形態1では、D/A変換器3の出力時間間隔を可変にすることにより、目標波形101に対して出力波形の誤差を小さくしている。
次に、D/A変換器3の出力値と出力時間間隔の決定方法について説明する。
図1(b)は使用しているD/A変換器3で表現できる複数の閾値電圧102により、目標波形101を分割する様子を示している。閾値電圧102は、D/A変換器3の最小分解能の電圧刻みで、D/A変換器3の最小値から最大値まで設定する。この最小分解能はD/A変換器3のビット数によって決まる。まず、D/A変換器3の出力値の決定は、図1(c)で示すように閾値電圧102と目標波形101の一致する複数の交点103から求める。D/A変換器3の出力値は、交点103の時間的に早い順番からそれぞれv1、v2、・・・vnとする。
次に、出力時間間隔を決定する。出力時間は、図1(d)に示すように、交点103から時間軸方向の値を読み取り、v1、v2、・・・vnに対応する時間t1、t2、・・・tnを決める。出力時間間隔は、基準時間からt1までの差分をT1、t1からt2までをT2、、、、(途中省略)、tn−1からtnまでをTnとする。T1からTnはマイコンのクロック周期の整数倍に丸め込まれているものとする。
図1(e)は、実施の形態1の波形発生方法により、D/A変換器3の制御を行い、波形出力する様子を説明する図である。すなわち、D/A変換器3のD/A出力波形104は決定した出力値v1、v2、・・・vnと出力時間間隔T1、T2、・・・Tnに基づいて順番に変化させていく。変化するまでの間は、D/A変換器3の値を一定に保つ一般的な制御を行う。D/A変換器3のD/A出力波形104は階段状となり、目標波形101との誤差が発生する。しかし、D/A変換器3の出力側に意図的に応答性を遅くさせるローパスフィルタ(低域通過フィルタ)を入れることにより、D/A変換器3の出力における階段状のエッジを鈍らせ(階段状の出力値の間を補間し)、低域通過フィルタからの最終出力は目標波形101に近似されたものとなる。
実施の形態1では、波形がゆっくり変化するところは出力時間間隔を長く、急激に変化するところは出力時間間隔を短く設定することにより、目標波形との誤差を極力小さくすることが可能となる。
図2は図1を拡大した図であり、目標波形とD/A変換器出力との誤差が小さくなる様子を示す。図において、201は従来の波形発生回路におけるD/A変換器3の出力点(特定の出力時間に特定の出力電圧を得る点)、202は出力点201と同時刻の目標波形の通過点、203は実施の形態1の方法により出力点を決定したD/A変換器3の出力点である。従来の波形発生回路によるD/A変換器3の出力点201と、目標波形の通過点202とでは、その量子化誤差δが大きくなっている。しかし、この実施の形態1では、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)のクロック単位(クロック間隔)Kの整数倍で時間方向に出力点の位置を微調整する。このとき、本実施の形態1によるD/A変換器3の出力点203と、目標波形の通過点202の出力電圧との差が、極小となるように、出力時間間隔Tnを最適な時間間隔に調整する。これによって、D/A変換器3の出力点203と目標波形の通過点との出力電圧の量子化誤差が小さくなる。なお、図2ではD/A変換器3の出力点203が目標波形の通過点とほぼ重なっており、量子化誤差が極めて小さくなっているのが分かる。
図3は、この実施の形態1において、目標波形が直線状の事例を示す。図3(a)が最も勾配がゆるく、図3(b)、図3(c)と続いて勾配がきつくなっている。実施の形態1の方法によると、図3(a)から図3(c)のように勾配が変化しても、出力時間をクロック単位の整数倍で適宜調整して出力時間間隔を制御することにより、目標波形とD/A変換器の出力波形との誤差を殆どなくすことができる。特に、目標波形が直線状の場合は最も効果が高いことを示している。
この実施の形態によれば、D/A変換器の出力点の出力時間間隔を変化させることによって、時間的に等間隔で出力する場合に比べてD/A変換器の量子化誤差を小さくすることが可能となり、微小信号時に起こりやすい低周波のリップルノイズを抑えることができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2による波形発生回路の構成を示す図である。図において、1は波形メモリのアドレス値を発生するアドレス発生部、2は波形データを記憶する波形メモリ、3は波形メモリ2の出力値に応じてデジタル値をアナログ値に変換するD/A変換器、4はD/A変換器3の出力の高周波成分を落として波形を滑らかにする低域通過フィルタ(LPF)、5はアドレス発生部1とD/A変換器3にクロック信号やイネーブル信号等の必要な制御信号を供給するタイミング制御部、6はタイミング制御部5にトリガをかけるタイマー、7は時間間隔データを記憶する時間メモリ、8は時間メモリ7のアドレス値を発生する第2のアドレス発生部である。
次に、図4を用いて、実施の形態2の動作を説明する。
図4において、波形メモリ2には実施の形態1で示した離散的に設定された出力電圧の値v1〜vnを予め時系列に並べて記憶させておく。また、時間メモリ7は実施の形態1で示した出力時間間隔T1〜Tnに相当するタイマー値、例えば基準クロックのカウント数などを予め記憶させておく。タイミング制御部5はアドレス発生部1及び第2のアドレス発生部8に対して、メモリアドレス値を出力するようにトリガ信号等の制御信号を発生させ、D/A変換器3に対してはD/A変換に必要なトリガ信号やセレクト信号を出力する。
まず、タイミング制御部5は、第2のアドレス発生部8に対してトリガ信号を加えると第2のアドレス発生部8は時間メモリ7に記憶してあるタイマー値の先頭番地から順番にアドレス値を出力する。時間メモリ7は、第2のアドレス発生部8から受けたアドレス値に従いタイマー値を読み出し、読み出されたタイマー値はタイマー6にセットされる。タイマー6は、セットされたタイマー値の示す出力時間間隔T1〜Tnに応じた間隔で、タイミング制御部5に対してトリガ信号を供給する。タイミング制御部5は、タイマー6から受けたトリガ信号に同期してアドレス発生部1、波形メモリ2及びD/A変換器3に対してトリガ信号を送る。
アドレス発生部1は、トリガ信号に同期して波形メモリ2に記憶してある波形データの先頭番地から順番にアドレス値を出力する。波形メモリ2は、トリガ信号に同期して波形データを出力しD/A変換器3にセットする。D/A変換器3は、トリガ信号に同期して波形メモリ2からセットされた値に比例した電圧を出力する。低域通過フィルタ4は、D/A変換器3の出力周期に応じて生じるサンプリング雑音を落とす。再び、第2のアドレス発生部8に対してタイミング制御部5からトリガ信号が送られ、一連の動作を繰り返すことにより、実施の形態1で示した波形発生方法を実現できる。
この実施の形態によれば、出力時間間隔をクロック単位で任意に設定でき、目標波形と出力波形との誤差を、従来のD/A変換器の使用方法で発生していた1/2LSBの量子化誤差よりも、より小さい誤差に抑えることが可能であり、D/A変換器のビット数を多く取る必要がなくなる。すなわち、ビット数が少ない安価なD/A変換器を用いて、高精度に出力波形を発生させることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3による波形発生回路の構成を示す図である。図において、3,4は実施の形態2と同一である。9はD/A変換器3とインタフェースできるI/Oやタイマー値に応じて割り込み発生時間を正確に設定できるタイマー回路も備えたマイコンである。マイコン9の内蔵メモリには、D/A変換器3の出力電圧値と出力時間間隔に相当するタイマー値を記憶させてある。
ここで、実施の形態2における、アドレス発生部1、波形メモリ2、タイミング制御部5、タイマー6、時間メモリ7、第2のアドレス発生部8からなる一連の波形発生機能群は、マイコン9内にソフトウェア処理として内蔵しており、実施の形態2と同じ動作を実行することができる構成となっている。
ソフトウェア処理としては、時間メモリ7と、波形メモリ2に記憶させるデータ作成処理と、波形出力処理の2つに分かれる。図6は、データ作成処理をす。
また、図7(a)は時間メモリ7、図7(b)は波形メモリ2の中身を示し、図8は、目標波形から出力時間間隔を求める説明図を示す。図9は波形出力処理を示す。
まず、図6に従い、データ作成処理を説明する。
処理S101において、目標波形を1つの関数で表わすことは一般的には困難であるため、例えば近似精度が十分高くなるように細かい時間間隔で分割し複数のn次関数(n:整数)で近似する。図8の401は、例えば、複数の一次関数で近似された近似目標波形である。
t001≦t<t002はv=f1(t)=a1・t+b1
t002≦t<t003はv=f2(t)=a2・t+b2
t003≦t<t004はv=f3(t)=a3・t+b3
・ ・・・・
次に処理S102において、D/A変換器3の取り得る電圧値に対する時間tを求めるために、処理S101で作成した関数の逆関数を求める。
v001≦v<v002はt=(v−b1)/a1
v002≦v<v003はt=(v−b2)/a2
v003≦v<v004はt=(v−b3)/a3
・・・・
v001、v002、、、は複数の一次関数にt001、t002、、を代入して求めた値である。
次に処理S103において、D/A変換器3の設定電圧v1〜vNに対する時間t1〜tNを求める。設定電圧v1〜vNの範囲は目標波形の範囲で決まり、電圧の間隔はD/A変換器3の最小量子化電圧ΔVで決まる。例えばn=1〜Nにおいて、以下の式で表わされる。
vn=vo+ΔV・n (voは目標波形の出力電圧の初期値)
この式を処理S102で求めた逆関数に代入し、t1〜tNを求める。どの逆関数に代入するかはv1、v2、、、の領域判定で決める。
次に処理S104において、D/A変換器3の出力間隔に変換するためにt1〜tNから時間差分T1〜TNに変換する。
T1=t1
T2=t2−t1
T3=t3−t2
・・・・・
次に、処理S105において、時間メモリ7に時間差分T1〜TNを記憶させ、処理S106において、設定電圧v1〜vNを記憶させる。時間メモリのアドレスの先頭にはゼロを初期値として入れ、波形メモリ2のアドレスの先頭には目標波形の出力電圧の初期値voを記憶させておく。
もうひとつのソフトウェア処理である、波形出力処理を図9に従い、説明する。
まず、処理S201において、ループ変数であるnに初期値ゼロを代入する。
次に、処理S202において、時間メモリ7からn番目の時間データTnを読み出し、マイコン9に内蔵されたタイマーにセットする。
次に、処理S203において、タイマーを起動させる。
次に、処理S204において、タイマーから時間経過の通知を受けると、波形メモリ2からn番目の波形データを読み出し、D/A変換器3にセットする。処理S202、処理S203のタイマーはダミーのループを回す等のソフトウェア処理で実現しても良い。
次に、処理S205は、波形出力処理が完了したかの判定を行い、完了していない場合は、処理S206へ進み、ループ変数nのカウントアップを行う。
データ作成処理は、同じマイコン9で行わなくてもよく、外部のコンピュータ等で予めデータ作成を行い、マイコン9の時間メモリ7と、波形メモリ2に書き込んでも良い。また、波形データが一定間隔で増える場合にはカウンタ等で代用することも可能である。
また、本実施の形態において波形発生機能群のソフトウェア処理としてマイコンを用いた事例を説明したが、例えば、パーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、ミニコンピュータ、汎用コンピュータなど、論理演算や算術演算等の一般的なコンピュータ機能を有するものであれば良いことは論を待たない。
この実施の形態によれば、ビット数が少ない安価なD/A変換器を用いて高精度に波形を発生させることができると共に、ソフトウェア処理に容易に仕様変更が可能である。
実施の形態4.
図10(a)、図10(b)は、この発明の実施の形態4の変調波形を示す図である。図10(a)において、501はFM−CWレーダ装置の変調回路801から出力される変調波形のUPチャープ波形、502はDOWNチャープ波形である。図10(b)において、503はD/A変換器3の出力波形である。この変調波形は、実施の形態2や実施の形態3で説明した波形発生回路で発生する。また、この波形発生回路は、図14に示すFM−CWレーダ装置の変調回路801を構成する。なお、FM−CWレーダ装置のその他の構成や、FM−CWレーダ装置の基本動作については、図14乃至図16の説明で説明しているため省略する。
FM−CWレーダ装置の発振器は、一般的には制御電圧(変調波形)と発振周波数の関係が非線形であり、また個体差や温度特性があるため、1台ごと特性に合わせて制御電圧をかける必要がある。図10のUPチャープ波形501とDOWNチャープ波形502は、変調回路801から出力されて発振器に加える制御電圧波形を示している。この制御電圧波形は、周波数を直線的に変化させるように生成する必要がある。これらの波形に対して、量子化誤差が小さくなる出力タイミングt1〜tn(n≦N)を求め、D/A変換器3の出力時間間隔T1〜Tnに置き換える。出力時間間隔T1〜Tnは不等間隔となっているが、その間隔を求める方法については実施の形態1乃至実施の形態3に示したとおりである。
また、出力時間間隔T1〜Tnに従い、D/A変換器3から出力電圧を出力することによって、制御電圧が微小信号の場合でも発振器を直線的に発振させ、目標物の周波数スペクトルを安定にさせることができる。このD/A変換器3(すなわち、変調回路801を構成する波形発生回路)からの波形出力動作については、実施の形態1乃至実施の形態3に示したとおりである。
この実施の形態によれば、FM−CWレーダ装置を構成する発振器の、発振周波数を変調する変調回路として、実施の形態2または3に記載の波形発生回路を適用している。これによって、小型で安価な発振器の変調回路を備えたFM−CWレーダ装置を構成できる。
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、この発明の実施の形態1による波形発生方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1による目標波形とD/A変換器出力との誤差の低減化を説明する図である。 (a)、(b)、(c)は、この発明の実施の形態1による目標波形の勾配と出力時間間隔との関係を説明する図である。 この発明の実施の形態2による波形発生回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による波形発生回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3によるデータ作成処理手順を示すフローチャートである。 (a)、(b)は、この発明の実施の形態3によるメモリ内容を示す図である。 この発明の実施の形態3による目標波形からの出力時間間隔の設定の仕方を説明する図である。 この発明の実施の形態3による波形出力処理手順を示すフローチャートである。 (a)、(b)は、この発明の実施の形態4によるレーダ装置の変調波形を示す図である。 従来の波形発生回路の構成を示す図である。 従来の波形発生回路の波形発生方法を示す図である。 従来の波形発生回路による目標波形とD/A変換器出力との誤差を説明する図である。 FM−CWレーダ装置を示す構成図である。 FM−CWレーダ装置の送信波形と受信波形を示す図である。 (a)、(b)は、ビート信号の周波数スペクトルを示す図である。 (a)、(b)は、従来の波形発生回路の課題を説明する図である。 (a)、(b)、(c)は、従来のFM−CWレーダ装置の課題を説明する図である。
符号の説明
1 アドレス発生部、2 波形メモリ、3 D/A変換器、4 低域通過フィルタ(LPF)、5 タイミング制御部、6 タイマー、7 時間メモリ、8 第2のアドレス発生部、9 マイコン、801 変調回路、802 発振器、803 方向性結合器、804 送信アンテナ、805 受信アンテナ、806 ミキサ、807 増幅器、808 A/D変換器、809 周波数分析手段、810 目標検出手段、811 距離・速度算出手段。

Claims (4)

  1. 周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、
    時間メモリと、
    出力設定電圧値の入力に基づいてD/A変換を行うD/A変換器と、
    上記D/A変換器が所望の出力電圧波形を得るように、上記時間メモリに離散的に記憶された各時間データを用いて、以下のステップ(a)乃至ステップ(c)の手順で、上記D/A変換器に順次設定入力される各出力設定電圧値の出力タイミングを制御するマイコンと、
    上記D/A変換器の出力電圧波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器と、
    を備え、
    上記時間メモリは、上記所望の出力波形の近似関数を用いて、上記D/A変換器の最小量子化電圧の整数倍に応じて上記各出力設定電圧値に夫々対応して得られる、上記マイコンのクロック単位の整数倍に応じた各出力時間の時間差分を、夫々上記時間データとして記憶したことを特徴とするFM−CWレーダ装置。
    (a)上記時間メモリから、順次上記時間データを読み出し、当該時間データを読み出す度に、経過時間のカウントを開始するステップ;
    (b)上記ステップ(a)でカウントされる経過時間が上記読み出した時間データに至る毎に、上記D/A変換器に上記出力設定電圧値を設定入力するステップ;
    (c)上記ステップ(a)、(b)の処理を所定回数順次繰り返すステップ;
  2. 周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、
    D/A変換器と、
    上記周波数変調を行うための所望の目標波形に基づいて、上記D/A変換器の最小分解能の電圧刻みに応じて予め離散的に設定された波形出力値の、夫々の出力時間間隔を記憶する時間メモリと、
    上記時間メモリに記憶された夫々の出力時間間隔に基づいて、上記D/A変換器が上記波形出力値をD/A変換する上記タイミングを設定するタイミング制御部と、
    上記D/A変換器の出力値間を補間する低域通過フィルタと、
    上記D/A変換器の出力電圧波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器と、
    を備えたことを特徴とするFM−CWレーダ装置。
  3. 周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように送信電波を周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、
    出力設定電圧値の入力に基づいてD/A変換するD/A変換器と、
    上記周波数変調を行うための所望の目標波形を出力するように、上記D/A変換器の最小量子化電圧の整数倍に応じて予め離散的に設定された上記出力設定電圧値の、夫々の出力時間間隔を記憶する時間メモリと、
    上記時間メモリに記憶された夫々の出力時間間隔に基づいて、上記D/A変換器が上記出力設定電圧値をD/A変換するタイミングを設定するタイミング制御部と、
    上記D/A変換器の出力波形を滑らかにする低域通過フィルタと、
    上記D/A変換器の出力電圧波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器と、
    を備えたことを特徴とするFM−CWレーダ装置。
  4. 周波数の時間変化が直線的に上昇および下降するように送信電波を周波数変調された高周波信号を発生し、送信電波を送信するFM−CWレーダ装置において、
    所望の目標波形に基づいて予め離散的に設定された波形出力値の、出力時間間隔を記憶する時間メモリと、
    上記時間メモリに記憶された夫々の出力時間間隔に基づいて、上記波形出力値をD/A変換するタイミングを設定するタイミング制御部と、
    上記タイミング制御部で設定されたタイミングに応じて、上記波形出力値をD/A変換するD/A変換器と、
    上記D/A変換器の出力波形に基づいて上記周波数変調された高周波信号を発振する発振器と、
    を備えたことを特徴とするFM−CWレーダ装置。
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