以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる遊技機管理装置10の概略構成を示している。遊技機管理装置10は、遊技場に設置されている多数の遊技機30からその状態を示す各種の信号を入力し、これらに基づいて遊技機に関する各種のデータを収集・蓄積し分析する機能を果たす装置である。ここでは、遊技機30がパチンコ機の場合を例に説明する。
遊技機管理装置10はCPU(Central Processing Unit)20と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12とを主要部とする情報処理装置として構成されている。ROM11には、遊技機管理装置10の動作を制御するための各種プログラムや固定データが記憶されている。RAM12は、ROM11に格納されているプログラムをCPU20が実行する際にデータを一時的に格納するためのワークメモリなどとして使用される。
さらに遊技機管理装置10は入出力装置として表示部13と、操作部14と、信号入力部15と、通信I/F16とを備え、またハードディスク装置などで構成されたデータ蓄積部17を備えている。
表示部13は、液晶ディスプレイなどで構成され、収集したデータの分析結果を示す画面や、収集や分析に関する各種の設定画面が表示される。操作部14は、キーボードやマウス(ポインティングデバイス)などで構成され、各種のユーザ操作を受け付ける。
信号入力部15は、遊技機30から出力された状態信号などの信号を入力する入力手段である。通信I/F16は、遊技機管理装置10を遊技場内のネットワークに接続する機能を果たす。該ネットワークにはホールコンピュータなどが接続される。
CPU20は、所定の信号形態の状態信号を対象に遊技機30の管理処理を行なう管理処理部21と、信号入力部15で入力した状態信号に対する加工内容の設定を受け付ける設定部22と、信号入力部15と管理処理部21との間に介在し、信号入力部15で入力した状態信号を設定部22で設定された加工内容に従って加工し、該状態信号の信号形態を変換する信号加工部23としての機能を果たす。
図2は、遊技機30の一例を示している。遊技機30は、遊技機本体30aと、該遊技機本体30aで使用される遊技球を貸し出すカードユニット(遊技媒体貸出機)30bとを一組にして構成されている。遊技機本体30aは、ハンドル31の操作に応じて発射された遊技球が移動しながら落下する遊技領域としての遊技盤32を備えている。遊技盤32には、始動口33、可変表示装置34、大入賞口35のほか各種の入賞口や図示省略の障害釘などが配設されている。遊技盤32上のいずれかの入賞口に遊技球が入賞すると賞球(賞として払い出される遊技球)が受け皿36に払い出される。また、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球は遊技盤32下部のアウト口37から機外へ排出される。
可変表示装置34は液晶ディスプレイなどの表示装置で構成されている。始動口33への遊技球の入賞に基づいて可変表示装置34において特別図柄遊技が表示される。特別図柄遊技は、可変表示装置34の表示部で識別情報(図柄)がスクロール変動し、このスクロール変動が停止して最終的に確定表示された図柄の組み合わせ(表示結果)が、予め定めた特定の組み合わせ(特定表示結果)の場合に大当りになる表示遊技である。たとえば、「0」〜「9」の中の任意の数字を表わした図柄が3つ表示部で変動表示され、特定表示結果として、いわゆるスロットル遊技のように「777」など同一数字が揃う表示結果が確定すると大当りになる遊技が行なわれる。
大入賞口35は、ソレノイド等で駆動され、その入賞口が遊技球の入賞し難い閉状態と入賞容易な開状態とに変化するように構成されている。特別図柄遊技で大当りが出ると、通常は閉じている大入賞口35が所定回数を限度に開閉されて遊技球の入賞が容易となる特賞状態が形成される。
また、特別図柄遊技における大当りの種類には、特定表示結果が予め定めた確変図柄で構成されたものと、非確変図柄で構成されたものとがある。たとえば、奇数の図柄が確変図柄に、偶数の図柄が非確変図柄に設定される。特定表示結果が確変図柄で構成された大当りの場合には、確率変動状態が形成される。確率変動状態は、確変図柄で構成された大当りに基づく特賞状態(大入賞口35の開閉動作)が終了してから次の大当りが出るまでの間に実行される特別図柄遊技において、大当りの出る確率が通常(低確率状態)よりも高く設定された遊技状態(高確率状態)である。また、遊技機30は、特別図柄遊技の所要時間(図柄の変動時間)を大当り後の所定期間だけ通常よりも短くする時間短縮機能を備えている。
遊技機30やその付属機器(球計数器)から出力されて遊技機管理装置10の信号入力部15に入力される信号には、入玉信号、出玉信号、始動口信号、図柄確定信号、大当り1信号、大当り2信号、時短中信号、ガラス枠開放信号などがある。
入玉信号は、遊技機30の付属機器(球計数器)から出力される信号であり、遊技機30のアウト口37から排出される遊技球を所定数(たとえば、10個)検知する毎に出力される。遊技機管理装置10は入玉信号を計数することで、遊技者が遊技機30に打ち込んだ遊技球の数(入玉数)を把握できる。出玉信号は、賞球が所定数(たとえば、10個)払い出される毎に出力される信号である。遊技機管理装置10は出玉信号を計数することで払い出された賞球数(出玉数)を把握できる。
始動口信号は、遊技球が始動口33へ入賞する毎に出力される信号である。図柄確定信号は可変表示装置34において特別図柄遊技が実行されその表示結果が確定表示される毎に出力される信号であるが、特賞状態中は出力されない。
大当り1信号は、大入賞口35を開閉動作させる特賞状態の発生期間中に出力される状態信号である。大当り2信号は、たとえば、通常時以外に出力される状態信号であるが、先に説明したように、どのような信号形態の大当り2信号が出力されるかは遊技機メーカによって様々になっている。時短中信号にも種々あり、たとえば、低確率状態で時間短縮機能が作動している期間に出力されるものや、低確率状態中か高確率状態中かにかかわらず時間短縮機能が作動している期間に出力されるものなどがある。
ガラス枠開放信号は、遊技機30の遊技盤32を覆っているガラス枠が開放されているときに出力される信号である。
上記した信号は遊技機30の出力する信号の代表的なものであり、出力される信号の種類や信号形態は、遊技機メーカ、製造された時期、機種などに依存して様々になっている。
図3は、遊技機管理装置10が表示する合成設定画面40の一例を示している。合成設定画面40は状態信号の合成に係わる設定を行なうための画面である。合成設定画面40は設定部22が行なう処理に基づいて表示部13に表示される。
図3に示す合成設定画面40では横一列を単位に信号の合成設定が行なわれ、各列は合成の設定内容を示す演算式に対応している。各列の左端は、合成のベースにする状態信号(ベース信号)を選択するベース信号選択欄41になっている。各ベース信号選択欄41の右側には、「add」/「drop」の選択ボタン42と対象信号選択欄43とを組にしたものが3組配列されている。各状態信号は「1」、「0」の2値を取り得るデジタル信号であり、「add」は、ある信号に他の信号を論理和する加工をいい、「drop」は、ある信号から他の信号をドロップさせる加工をいう。
図3に示す合成設定画面40の第1列44においては、大当り1信号をベース信号とし、これに時短中信号を「add」した信号が加工後の大当り1信号となるように設定されている。第2列45では、大当り2信号をベースとし、これに大当り1信号を「add」し、さらに時短中信号を「drop」させた信号が加工後の大当り2信号となるように設定されている。なお、図3では、「add」/「drop」の選択ボタン42のうち選択されている箇所を斜線で示してある。
合成設定画面40に設定した各横一列の演算は左から右へと順に実行される。したがって、たとえば、第2列45における演算の順序を、「大当り2信号add大当り1信号drop時間中信号」とする場合と、「大当り2信号drop時短中信号add大当り1信号」とする場合では、各信号のオン期間の重複具合によっては、合成結果が相違することがある。
図4(a)は、図3の設定状態における入力信号の波形と加工後の信号の波形とを例示している。図中上段の3つの波形は入力信号としての大当り1信号51、大当り2信号52、時短中信号53を示している。また、下段の2つの信号波形は加工後の大当り1信号51aと加工後の大当り2信号52aとを示している。加工後の大当り1信号51aは、大当り1信号51に大当り2信号52を「add」加工して得た信号である。加工後の大当り2信号52aは、大当り1信号51に大当り2信号52を「add」加工し、さらに時短中信号53を「drop」加工して得た信号である。
「drop」加工においては、値が「1」のHi信号から値が「1」のHi信号を「drop」させると値「0」のLo信号となり、値「0」のLo信号から値「1」のHi信号を「drop」させると値「0」のLo信号となっている。たとえば、S1信号からS2信号を「drop」させる加工は、S1信号と、S2信号の否定との論理積をとる論理演算になる。図4(b)は、add加工の真理値表55とdrop加工の真理値表56とを表している。
信号入力部15を通じて遊技機30から入力された各状態信号は合成設定画面40における設定内容に従って信号加工部23で加工された後、管理処理部21でデータの収集・分析に使用される。なお、本実施の形態ではaddやdropに係わる信号の合成処理をCPU20で行なうようにしたが、アンド回路やノット回路などの論理回路によって実現されてもよい。すなわち、信号入力部15の後段に信号加工手段としての論理回路を配置し、該論理回路の出力をCPU20に入力して管理処理部21で処理するように構成してもよい。
図5は、遊技機管理装置10が表示する整形設定画面60の一例を示している。整形設定画面60は状態信号の整形に係わる設定を行なうための画面である。整形設定画面60は設定部22が行なう処理に基づいて表示部13に表示される。
整形設定画面60では横一列を単位に信号の整形設定が行なわれる。整形設定画面60には、左端から、整形対象信号選択欄61と、有効パルス時間設定欄62と、信号延長設定欄63と、取込選択欄64と、繰返し周期設定欄65とが配置されている。
整形対象信号選択欄61では、波形整形の対象となる信号を選択する。有効パルス時間設定欄62では、整形対象信号選択欄61で選択された信号の有効/無効を判定するための信号継続時間(判定基準時間)を設定する。整形対象信号選択欄61で選択された信号の継続時間が有効パルス時間設定欄62に設定された判定基準時間未満の場合はその信号は無効とされて無視される。判定基準時間以上となった場合にその信号が有効な信号として取り扱われる。
取込選択欄64では、判定基準時間以上となって有効となった信号について、その有効/無効の判定期間中を該信号の有効期間として扱うか否かを設定する。「取り込む」ボタン64aを選択した場合は判定基準時間の経過前の期間(判定中の期間)がその信号の有効期間に含めて扱われる。「取り込まない」ボタン64bを選択した場合は判定基準時間の経過前の期間(判定中の期間)をその信号の有効期間に含めずに、判定基準時間の経過後のみが有効期間として取り扱われる。遊技機管理装置10は、データの収集に際して、状態信号の有効期間に入力されたデータと無効期間に入力されたデータとを区別して収集するようになっており、実際には、「取り込む」「取り込まない」の選択に応じて、判定中の期間のデータを有効期間のデータとして収集するか無効期間のデータとして収集するかを切り換えている。
信号延長設定欄63の延長時間設定欄63aには、整形対象信号選択欄61で選択された信号がオンからオフに変化した後に該信号の有効状態(オン状態)を擬似的に延長する延長時間が設定される。信号延長設定欄63の再延長選択欄63bでは、整形対象信号選択欄61で選択された信号がオフしてから、延長時間設定欄63aに設定されている延長時間の経過する前に該信号が再度オンになった場合に、該信号が次にオフになった時点から再度、延長時間を設けるか否かが選択される。再延長選択欄63bの選択ボタンをオンにすると、再延長ありに設定される。
信号延長設定欄63の延長回数設定欄63cには、整形対象信号選択欄61で選択された信号が有効な状態からオフした後に該信号の有効状態を擬似的に延長する延長期間を、該信号がオフしてから所定信号(延長カウント信号と呼ぶ。)の入力された回数で規定するか否かと、その回数とが設定される。詳細には、延長回数設定欄63cの上段63dにおいて延長カウント信号の種類を選択し、延長回数設定欄63cの下段63eにおいて回数を設定するようになっている。たとえば、図5に示す第3列66では、整形対象信号選択欄61で選択した時短中信号に対して該信号がオフした後、図柄確定信号が4回入力されるまでの間(すなわち、図柄確定回数が4回)、時短中信号の有効期間を擬似的に延長するように、同列の延長回数設定欄63cにおいて設定されている。
繰返し周期設定欄65では、整形対象信号選択欄61に設定した信号が、短周期でパルスを繰り返し出力する信号形態の状態信号の場合に、リトリガ機能により、このような短周期の繰り返しパルスを連続した状態信号として取り扱うための設定が行なわれる。選択ボタン65aをオンにすることで上記の信号連続化機能が作動する。周期設定欄65bには、パルスの繰り返し周期を設定する。周期設定欄65bに設定した時間内に再度パルスが発生すると、そのパルス間を含めてオン状態の連続した信号として扱われる。
整形設定画面60での設定内容に従う信号の整形処理はCPU20の信号加工部23によるソフトウェア処理で実現される。なお、信号入力部15の後段にハードウェア回路を設け、該ハードウェア回路によって信号の整形処理を行なう構成としてもよい。
図6は、入力信号の波形と整形後の信号の波形とを各種の整形態様について示している。図6(a)における整形後の信号72は、整形設定画面60の有効パルス時間設定欄62において判定基準時間(判定用の信号継続時間)を10秒に設定し、信号延長設定欄63の延長時間設定欄63aにおいて延長時間を0秒に設定し、取込選択欄64において「取り込まない」を選択した場合の整形結果を示している。入力信号71の第1パルス71aは信号の継続時間が9秒であり、設定されている判定基準時間の10秒未満なので、該第1パルス71aは無効となり整形後の信号72においては削除されている。入力信号71の第2パルス71bは信号の継続時間が11秒であり、設定された判定基準時間の10秒を超えているので、超えた分に相当する1秒間のパルス72aが整形後の信号72に現われている。判定中の期間71cは無効になっている。
図6(a)に示す整形後の信号73は、上記の例に対して取込選択欄64の設定を「取り込む」とした場合の整形結果である。整形後の信号73では、判定中の期間71cを含めたパルス73aが出力され、判定中の期間71cも信号の有効期間として取り扱われている。
図6(b)における整形後の信号75は、整形設定画面60の有効パルス時間設定欄62において判定基準時間を150msに設定し、信号延長設定欄63の延長時間設定欄63aにおいて延長時間を30秒に設定し、取込選択欄64において「取り込まない」を選択した場合の整形結果を示している。入力信号74の第1パルス74aは信号の継続時間が50msであり、設定されている判定基準時間の150ms未満なので無効となり、整形後の信号75においては削除されている。入力信号74の第2パルス74bは継続時間が200msなので、設定された判定基準時間の150msを超えた時点Taから整形後の信号75においてパルス75aの出力が開始されている。また延長時間が30秒に設定されているので入力信号74の第2パルス74bがオフしてから30秒が経過するまでパルス75aが延長されている。判定中の期間74cは無効になっている。
図6(b)に示す整形後の信号76は、上記の例に対して取込選択欄64の設定を「取り込む」とした場合の整形結果である。整形後の信号76では、判定中の期間74cを含めたパルス76aが出力され、該判定中の期間74cも信号の有効期間として取り扱われている。
図6(c)における整形後の信号79は、整形設定画面60の有効パルス時間設定欄62において判定基準時間を150msに設定し、信号延長設定欄63の延長回数設定欄63cにおいて延長回数を20回に設定し、取込選択欄64において「取り込まない」を選択した場合の整形結果を示している。入力信号78の第1パルス78aは信号の継続時間が50msで判定基準時間の150ms未満なので無効となり、整形後の信号79においては削除されている。入力信号78の第2パルス78bは継続時間が200msなので、設定された判定基準時間の150msを超えた時点Tbから整形後の信号79においてパルス79aの出力が開始されている。また延長回数が20回に設定されているので入力信号78の第2パルス78bがオフしてから計数対象の信号77が20パルス入力されるまでパルス79aが延長されている。判定中の期間78cは無効になっている。
図7は、整形設定画面60の繰返し周期設定欄65における設定に基づき、短周期で繰り返す信号をリトリガ機能によって連続化した場合の信号波形の一例を示している。クロックパルス状に出力される状態信号81の周期P1を繰返し周期設定欄65において設定すると、図中の下段に示す整形後の信号82のように連続した信号に形成される。これにより、クロックパルス状の状態信号81のLo期間P2も整形後の信号82においては有効期間となり該期間P2についてもデータが収集されるようになる。
図8は、図21に示したC信号の信号形態を持つ大当り2信号に基づいて遊技機の状態を判定する方法の一例を示している。遊技機が、所謂、フルスペック機の場合、すべての大当りで時間短縮機能が作動する。時間短縮機能は、通常、大当りに基づく特賞状態の終了後、特別図柄遊技が100回行なわれるまで、もしくは次の大当りが出現するまで継続される。したがって、フルスペック機においては、大当り1信号がオンからオフに変化する毎に、該オフへの変化後、図柄確定信号が100パルス入力されるまでの間、時間短縮機能が作動している。そこで、大当り1信号がオンからオフに変化してから図柄確定信号を100パルス計数する期間(図中のWtの期間)が経過した後(時刻Tc)に大当り2信号をチェックする。大当り2信号がオンであれば確率変動状態にあると判定する。一方、大当り2信号がオフであれば、確率変動状態でないと判定する。
また、大当り1信号がオンからオフに変化してから図柄確定信号を100パルス計数するまでの期間を時間短縮機能の作動期間と判定する。図8では、大当り2信号に斜線を施した部分が時間短縮機能の作動期間である。
なお、確変図柄で大当りが出た場合および確率変動状態が終了したときに時間短縮機能が作動する、所謂、ハーフスペック機と、すべての大当りで時間短縮機能が作動するフルスペック機とが遊技場に混在している場合には、大当り1信号がオンからオフに変化したときに大当り2信号をチェックし、大当り2信号がオンであれば、大当り1信号がオフしてから図柄確定信号が100パルス入力されるまでの期間を時間短縮機能の作動中と判定すればよい。一方、大当り1信号がオンからオフに変化した直後に大当り2信号がオフであれば、今回の大当りがハーフスペック機における非確変図柄での大当りであって時間短縮機能が作動していないと判定すればよい。
図9は、大当り2信号が図21のA信号の信号形態である場合に、これを信号加工部23によってC信号に変換する様子を示している。大当り1信号91のうちパルス91aおよびパルス91dは非確変図柄(通常図柄)での大当りに対応し、パルス91bおよびパルス91cは確変図柄での大当りに対応している。
A信号(大当り2信号)92に大当り1信号91をaddすることにより、変換後の大当り2信号94は図21のC信号と同じ信号形態になっている。このように信号形態を変換することで、遊技機管理装置10は、C信号の信号形態を対象に管理処理を行なう管理処理部21を使用しつつ、A信号の信号形態で大当り2信号を出力する遊技機に対応することができる。なお、大当り2信号92から時短中信号93をdropすることにより、低確率状態以外の期間を示す信号95を得ることもできる。
図10は、大当り2信号が図21のB信号の信号形態である場合に、これを信号加工部23によってC信号に変換する様子を示している。図9と同様に、大当り1信号91のうちパルス91aおよびパルス91dは非確変図柄(通常図柄)での大当りに対応し、パルス91bおよびパルス91cは確変図柄での大当りに対応している。
B信号(大当り2信号)96に大当り1信号91をaddすることにより、変換後の大当り2信号97は図21のC信号と同じ信号形態になっている。このように信号形態を変換することで、遊技機管理装置10は、C信号の信号形態を対象に管理処理を行なう管理処理部21を使用しつつ、B信号の信号形態で大当り2信号を出力する遊技機にも対応することができる。なお、大当り2信号96から大当り1信号91と時短中信号93とをdropすることにより、低確率状態以外の期間を示す信号98を得ることもできる。
次に、遊技機管理装置10が行なうデータ収集動作について説明する。
図11および図12は、C信号の信号形態の大当り2信号を対象とした管理処理部21が行なうデータ収集処理の流れを示している。また、図13は、該データ収集処理でのファイルの生成状況を時系列に示している。なお、大当り2信号の信号形態がC信号と相違する場合は、管理処理部21で処理する前に信号加工部23によってC信号の信号形態に変換されているものとする。また、時短中信号は入力されていないものとする。
データ収集処理は、大当り信号1がオンになるのを待ち(ステップS101;N)、大当り1信号がオンになると(ステップS101;Y)、一時ファイルF1を作成し(ステップS102)、大当り1信号がオフになるまで(ステップS103;N)、一時ファイルF1に当り中のデータを収集する。たとえば、出玉信号を計数し、該計数値を当り中の出玉数を表わすデータとして収集する。この処理により作成される一時ファイルF1は図13の例においては、大当り1信号のオン期間である時刻T1から時刻T2の間のデータを収集した一時ファイルF1(201)、もしくは時刻T4から時刻T5の間のデータを収集した一時ファイルF1(203)が該当する。
大当り1信号がオフになったら(ステップS103;Y)、その時点で大当り2信号がオンか否かを調べる(ステップS104)。大当り2信号がオフの場合は(ステップS104;N)、現在の遊技状態は時間短縮状態でも確率変動状態でもないので、一時ファイルF1を通常当りファイル(確率変動状態でない特賞状態中のデータを収集するファイル)に変更し確定させて(ステップS105)、処理を終了する(エンド)。なお、確定させたファイルは、日時や遊技機、遊技島などの識別情報を付加してデータ蓄積部17に蓄積保存する。
大当り1信号がオフになった時点で(ステップS103;Y)大当り2信号がオンの場合は(ステップS104;Y)、一時ファイルF2を作成し、該一時ファイルF2に以後のデータを収集する(ステップS106)。大当り1信号がオフになった時点で大当り2信号がオンの場合は、遊技状態が時間短縮状態または確率変動状態のいずれかであるので、一時ファイルF2には時間短縮状態中または確率変動状態中のデータが収集される。
その後、大当り1信号が再びオンになる前に大当り2信号がオフになったときは(ステップS107;N、S108;Y)、確率変動状態でないと判断できるので、一時ファイルF1を通常当りファイルに変更して確定させると共に、一時ファイルF2を時短中ファイルに変更して確定させる(ステップS109)。時短中ファイルは確率変動状態中でない時間短縮状態中に収集したデータを格納したファイルである。図13の例では、時刻T3に時刻T1から時刻T2にかけてデータを収集した一時ファイルF1(201)を通常当りファイル(209)に変更して確定させると共に、時刻T2から時刻T3にかけてデータを収集した一時ファイルF2(202)を時短中ファイル210に変更して確定させている。
大当り2信号が再びオフになる前に大当り1信号が再度オンになったときは(ステップS107;Y)、空のファイルとして確変ファイルを作成し(ステップS110)、一時ファイルF1に収集したデータを確変当り中データとして確変ファイルに格納すると共に、一時ファイルF2に収集したデータを確変中データとして確変ファイルに格納する(図12、ステップS111)。確変当り中データは確率変動状態中でかつ特賞状態中のときに収集したデータであり、確変中データは確率変動状態中でかつ特賞状態中でないときに収集したデータである。
図13の例では、時刻T6に空の確変ファイル211を作成し、時刻T4から時刻T5にかけて一時ファイルF1(203)に収集したデータを確変当り中データ212として確変ファイル211に格納する。また、時刻T5から時刻T6にかけて一時ファイルF2(204)に収集したデータを確変中データ213として確変ファイル211に格納している。
また、大当り1信号がオンになったので、新たな一時ファイルF1を作成し(ステップS112)、大当り1信号が次にオフになるまで(ステップS113;N)、一時ファイルF1に当り中のデータを収集する(ステップS112)。図13の例では、時刻T6から時刻T7にかけてデータを収集した一時ファイルF1(205)、もしくは時刻T8から時刻T9にかけてデータを収集した一時ファイルF1(207)が該当する。
大当り1信号がオフになったら(ステップS113;Y)、その時点で大当り2信号がオンか否かを調べ(ステップS114)、大当り2信号がオフの場合は(ステップS114;N)、一時ファイルF1を確変中普通図柄当りのデータとして確変ファイル211に格納して(ステップS115)処理を終了する(エンド)。
大当り1信号がオフになった時点で(ステップS113;Y)大当り2信号がオンの場合は(ステップS114;Y)、現在の遊技状態が時間短縮状態または確率変動状態のいずれかであると判断でき、一時ファイルF2を作成し、該一時ファイルF2に以後のデータを収集する(ステップS116)。
その後、大当り2信号が再びオフになる前に大当り1信号が再度オンになったときは(ステップS117;Y)、一時ファイルF1に収集したデータを確変当り中データとして確変ファイルに追加格納すると共に、一時ファイルF2に収集したデータを確変中データとして確変ファイルに追加格納する(ステップS111)。
図13の例では、大当り2信号が再びオフになる前に大当り1信号が時刻T8に再度オンになり、時刻T6から時刻T7にかけて一時ファイルF1(205)に収集したデータを確変当り中データ214として確変ファイル211に追加格納している。また、時刻T7から時刻T8にかけて一時ファイルF2(206)に収集したデータを確変中データ215として確変ファイル211に追加格納している。
大当り1信号が再びオンになる前に大当り2信号がオフになったときは(ステップS117;N、S118;Y)、一時ファイルF1に収集したデータを確変中普通図柄当りのデータとして確変ファイルに追加格納し(ステップS119)、一時ファイルF2に収集したデータを時短中ファイルに変更し確定させて(ステップS120)処理を終了する(エンド)。
図13の例では、大当り1信号が再びオンになる前に大当り2信号が時刻T10にオフになり、時刻T8から時刻T9にかけて一時ファイルF1(207)に収集したデータを確変中普通図柄当りのデータ216として確変ファイル211に追加格納している。また時刻T9から時刻T10にかけて一時ファイルF2(208)に収集したデータを時短中ファイル217に変更して確定させている。
上記のようなデータ収集処理を行なうことで、C信号の信号形態による大当り2信号が出力されている期間(通常状態以外の期間)のデータを、通常当り、時短中、確変当り中、確変中、確変中普通図柄当りに区分して認識され、遊技状態別に様々なデータ分析を行なうことが可能になっている。
次に、各種の信号整形処理について説明する。
図14は、整形設定画面60の信号延長設定欄63における設定内容に従って信号加工部23が行なう信号延長処理の流れを示している。処理対象の状態信号がLo(オフ)からHi(オン)になると(ステップS301;Y)、データ収集を開始する(ステップS302)。
次に、処理対象の状態信号に対して整形設定画面60の信号延長設定欄63において延長設定がなされているか否かを調べる(ステップS303)。延長設定がなされていない場合は(ステップS303;N)、信号がHiからLoに変化するまで待ち(ステップS304;N)、Loに変化したら(ステップS304;Y)、該処理対象の信号に関するデータ収集を終了させて(ステップS317)本処理を終了する(エンド)。
延長設定がなされている場合は(ステップS303;Y)、処理対象の状態信号がHiからLoに変化するのを待ち(ステップS305;N)、Loに変化したら(ステップS305;Y)、該処理対象の状態信号について整形設定画面60で設定されている延長設定が時間単位か回数単位かを調べる(ステップS306)。時間単位の場合は(ステップS306;Y)、該処理対象の状態信号に関して整形設定画面60の延長時間設定欄63aで設定されている時間分の延長タイマをセットする(ステップS307)。
次に、処理対象の状態信号に関して整形設定画面60の信号延長設定欄63において「再延長あり」の設定がなされているか否かを調べ(ステップS308)、設定されていない場合は(ステップS308;N)、先にセットした延長タイマがタイムアップした時点で(ステップS309;Y)データ収集を終了させて(ステップS317)本処理を終了する(エンド)。これにより、処理対象の状態信号がオフしてから延長時間分だけ該信号の有効期間が延長されたことになる。
「再延長あり」の設定がなされている場合は(ステップS308;Y)、延長タイマがタイムアップする前に処理対象の信号がLoから再びHiになるか否かを監視し(ステップS310、S311)、タイムアップ前にLoからHiに変化したときは(ステップS310;Y)、さらにHiからLoに変化するのを待ち(ステップS312;N)、Loに変化したら(ステップS312;Y)ステップS307に戻って再度、延長タイマをセットする。処理対象の状態信号がLoから再びHiになる前に延長タイマがタイムアップしたときは(ステップS311;Y)、データ収集を終了させて(ステップS317)本処理を終了する(エンド)。
延長設定が回数単位で設定されている場合は(ステップS306;N)、処理対象の信号について信号延長設定欄63の上段63dで指定された延長カウント信号を計数対象とし、かつ延長回数設定欄63cの下段63eで設定された回数を変数nにセットする(ステップS313)。そして、延長カウント信号がオンする毎に変数nを「−1」し(ステップS314;Y、S315)、変数nが「0」になったら(ステップS316;Y)、データ収集を終了させて(ステップS317)本処理を終了する(エンド)。これにより、処理対象の状態信号がオフしてから延長カウント信号が設定された回数入力されるまでの間、処理対象の状態信号の有効期間が延長されたことになる。
図15は、整形設定画面60の有効パルス時間設定欄62および取込選択欄64における設定内容に従って信号加工部23が行なう信号有効判定処理の流れを示している。図16、図17は、信号有効判定処理でのファイルの生成状況を時系列に示しており、図16は、判定中を「取り込まない」と設定した場合を、図17は「取り込む」と設定した場合を示している。
整形設定画面60で設定された処理対象の状態信号がオンすると(ステップS341;Y)、信号継続時間判定用のタイマをセットする(ステップS342)。該タイマには、処理対象の状態信号に対して整形設定画面60の有効パルス時間設定欄62で設定された判定基準時間をセットする。このとき同時に一時ファイルFaを作成し、該一時ファイルFaにデータを収集する(ステップS343)。信号継続時間判定用のタイマがタイムアップする前に処理対象の状態信号がオフしたときは(ステップS344;N)、一時ファイルFaを通常データとしてデータ蓄積部17に記憶して(ステップS345)本処理を終了する(エンド)。
図16の例では、時刻T1に処理対象の状態信号360の第1パルス360aがオンになって一時ファイルFa(362)を作成し、該一時ファイルFa(362)に対してデータの収集を開始する。しかし、判定基準時間Hが経過する前の時刻T2に第1パルス360aがオフになったので、一時ファイルFa(362)を通常データ363としてデータ蓄積部17に記憶している。
一方、処理対象の状態信号がオフする前に信号継続時間判定用のタイマがタイムアップしたときは(ステップS346;Y)、判定中の期間を有効期間として取り込むか否かの設定を調べ(ステップS347)、「取り込まない」と設定されているときは(ステップS347;N)、一時ファイルFaを通常データとして記憶し(ステップS348)、さらに真のデータファイルFtを作成し、以後のデータを該真のデータファイルFtに収集する(ステップS349)。
図16の例では、処理対象の状態信号360の第2パルス360bに対応して時刻T3に作成されてデータの収集が行なわれた一時ファイルFa(364)は、第2パルス360bが継続している間に判定基準時間Hが経過したので(時刻T4)、時刻T3から時刻T4にかけて一時ファイルFa(364)に収集したデータを通常データ365として記憶している。また、時刻T4に真のデータファイルFt(366)を作成し、それ以後は、真のデータファイルFt(366)にデータを収集している。
判定期間中のデータを「取り込む」との設定がなされているときは(ステップS347;Y)、一時ファイルFaを真のデータファイルFtに変更し、以後のデータを該真のデータファイルFtに収集する(ステップS350)。
図17の例では、処理対象の状態信号370の第2パルス370bに対応して時刻T3に作成されてデータの収集が行なわれた一時ファイルFa(372)は、判定基準時間Hが経過した時刻T4に真のデータファイルFt(373)に変換され、以後のデータは真のデータファイルFt(373)に収集されている。
処理対象の状態信号のパルスがオフするまで真のデータファイルFtに対してデータの収集が継続され(ステップS351;Y)、該状態信号がオフすると(ステップS351;N)、延長設定の有無を確認し(ステップS352)、延長設定がないときは(ステップS352;N)、データ収集を終了させて本処理を終了する(エンド)。延長設定がなされているときは(ステップS352;Y)、図14に示す延長処理を実行した後(ステップS353)本処理を終了する(エンド)。延長処理では真のデータファイルFtにデータが収集される。
図18は、整形設定画面60の繰返し周期設定欄65における設定内容に従って信号加工部23が行なうパルス連続化処理の流れを示している。図19は、パルス連続化処理におけるファイル操作を時系列に示したものである。処理対象のパルス信号がオンすると(ステップS401;Y)、ファイルD1を作成し(ステップS402)、該ファイルD1に対してデータの収集を開始する(ステップS403)。処理対象のパルス信号について整形設定画面60の周期設定欄65bに設定された時間を所定のタイマに設定する(ステップS404)。なお、周期設定欄65bには実際のパルスの周期より若干長い時間を設定しておくとよい。
その後、処理対象のパルス信号がオフするまでファイルD1へのデータ収集を継続し(ステップS405;N)、処理対象のパルス信号がオフしたら(ステップS405;Y)一時ファイルD2を作成し、該一時ファイルD2に対してデータの収集を開始する(ステップS406)。
タイマがタイムアップする前に処理対象のパルス信号が再度オンすると(ステップS407;Y)、一時ファイルD2のデータをファイルD1に加算し、一時ファイルD2をクリアし(ステップS408)、その後はステップS403に戻って、ファイルD1にデータ収集する。図19のファイルD1のうち斜線部分はファイルD1に対して直接データ収集した部分を示し、白抜きの部分は一時ファイルD2のデータを加算した部分を示している。
処理対象のパルス信号が再度オンする前にタイマがタイムアップしたときは(ステップS409;Y)、ファイルD1を該処理対象の信号の有効期間中のデータとして記憶し(ステップS410)、一時ファイルD2のデータを通常データとして記憶して(ステップS411)処理を終了する。図19の例では、最後の一時ファイルD2(421)に収集したデータは、通常のデータとして扱われる。したがって、信号連続化処理を行なうことで、処理対象のパルス信号420に代えて連続的な信号422が入力された場合と同じ期間に渡ってデータが収集される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では遊技機管理装置10に遊技機の管理に関する機能を集約するように構成したが、遊技場内の複数の機器に遊技機管理装置10の機能を分散配置してもかまわない。図20は、遊技機管理装置10の機能をシステム内の各機器に分散させた遊技場管理システム450の構成例を示している。遊技場内には、遊技機30を多数並設収容した遊技島が複数形成されており、各遊技島には、その島内の機器と外部機器との中継機能等を果たす島コントローラ451が配置されている。
島コントローラ451には、遊技島内の通信路を介して複数の台コントローラ460が接続され、各台コントローラ460の配下には、遊技機本体30a、カードユニット30bおよび球計数器452などが接続されている。球計数器452は、遊技機30のアウト口37から機外に排出された球を計数して入玉信号を出力する装置である。台コントローラ460は、配下に接続された遊技機30や球計数器452の動作や各種信号の送受信を検知、監視、制御する機能を果たす。
各島コントローラ451は、LAN(Local Area Network )を基幹とするHALL情報ネットワーク453と接続され、このHALL情報ネットワーク453にホール管理端末機454、ホール管理コンピュータ470、景品管理端末機455、POS装置456、情報表示端末機457などが接続されている。
このようなシステムにおいて、図1の遊技機管理装置10における管理処理部21や設定部22の機能をホール管理コンピュータ470に具備させ、各台コントローラ460に、図1の遊技機管理装置10における信号入力部15や信号加工部23の機能を具備させる。信号の合成や波形の整形に係わる設定はホール管理コンピュータ470において行なわれる。各台コントローラ460には、ホール管理コンピュータ470の設定部22で設定された信号の合成や整形に係わる情報をホール管理コンピュータ470から受信して内部設定するための設定受信部461が設けられる。
各台コントローラ460は、配下の遊技機30が出力する状態信号や球計数器452が出力する信号を信号入力部15から入力し、これらの信号を設定受信部461で受信した設定内容に従って信号加工部23によって加工し、加工後の状態信号に基づいて出玉信号や入玉信号に係わるデータを収集する。各台コントローラ460で収集したデータは、島コントローラ451およびHALL情報ネットワーク453を通じてホール管理コンピュータ470に収集され、管理処理部21によって分析される。
このように信号加工部の機能を台コントローラ460でそれぞれ行なうことにより、多数の遊技機30に対する信号の加工を各台コントローラ460で分散して行なうことができ、信号加工のための負荷がホール管理コンピュータ470に集中することなく、遊技場管理システム450としての効率的な動作が確保される。
このほか、実施の形態では、管理処理部21が、C信号の信号形態を有する大当り2信号を対象にデータ収集処理を行なう場合を例示したが、A信号やB信号などその他の信号形態を処理対象としたものであってもかまわない。いずれにせよ、入力された状態信号が管理処理部21が対象としている信号形態に変換されるように信号の合成設定を行なえばよい。
実施の形態では、パチンコ機を管理対象の遊技機として説明したが、遊技状態を示す状態信号が出力される遊技機であれば、他の種類の遊技機でもかまわない。
状態信号の合成は、実施の形態で示したadd加工とdrop加工に限定されず、たとえば、論理演算におけるAND(論理積)、XOR(排他的論理和)やその他の演算でもよい。
また、実施の形態では、出玉信号に関するデータを遊技状態別に収集する例を示したが、収集するデータの対象はこれに限定されない。たとえば、入玉信号と出玉信号とのそれぞれについてデータを収集してもよいし、他の信号でもかまわない。
なお、信号の合成や整形に係わる設定は、遊技機別、機種別、遊技島別など、個別あるいはグループ別に行なうことができるようになっている。