JP2007125204A - 医療用洗浄布 - Google Patents

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Abstract

【課題】手術前に行われる衛生的手洗いの実施率を高めるとともにコストを低減する。
【解決手段】手指の皮膚部及び爪部にそれぞれ対応する平均繊度を有する2枚のカードウェブ2、3を積層一体化して構成される不織布からなる医療用洗浄布1を製作する。
【選択図】図1

Description

本発明は医療用の洗浄布に関し、特に手術前において医療関係者が手指を洗浄する際に用いる洗浄布に関する。
医療現場において手洗いは衛生管理の基本的な手段であり、医療関係者により日常的に励行されているが、特に手術前においては手術中の感染症を予防するために衛生的な手洗いを行うことが定められている(非特許文献1を参照)。
この衛生的な手洗いは、手指に存在する細菌をできるだけ減少させ又は除去することを目的としているため、洗浄成分を含有する消毒薬(例えば、クロルヘキシジンやポピドンヨードなど)を用いて、ブラシにより手指を十分にブラッシングする方法が伝統的に行われている。
医療法施行規則第20条3号
しかし、上記のようなブラシを用いる伝統的な手洗い方法では、ブラッシングによる手指の皮膚表面の損傷が手荒れなどを招き、かつ手洗いに時間を要するため、衛生的な手洗いの実施率を低下させるという問題があった。特に、手荒れを起こした手指は、皮膚表面に無数の小膿瘍を形成し、手指上の細菌数の増加をもたらすという新たな問題を引き起こしていた。
また、ブラシを再利用するため、使用後のブラシの洗浄、乾燥及び滅菌などが必要となり、手洗いにかかるコストが高くなるという問題もあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、手荒れが発生することなく、短時間で効率よく手指を衛生的に洗浄することができ、なおかつコストが低い医療用の洗浄布とその供給装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための本発明は、異なる繊度を有する2枚のカードウェブを積層し、それぞれの繊維を交絡一体化して構成される不織布からなる医療用洗浄布であって、一方のカードウェブの平均繊度は1〜4 dtexであり、他方のカードウェブの平均繊度は5〜10 dtexであることを特徴とする医療用洗浄布である。
このような構成により、手術前に行われる衛生的な手洗いにおいて皮膚部と爪部のそれぞれについて効果的な洗浄を行うことができる。また、医療用洗浄布を使い捨てして焼却処理することにより、低コストで衛生的な手洗いを実現することができる。
また、2枚のカードウェブは疎水性繊維であるポリエステル繊維を50%以上含有することにより、手洗い時に濡れた状態であっても、医療用洗浄布に適当な大きさの厚みを与えることができる。
前記医療用洗浄布の表面を樹脂、例えばアクリル樹脂など、により被覆して繊維同士を接着することにより、洗浄時において繊維が脱落するのを防止することができる。
また、前記医療用洗浄布の平均密度を0.01〜0.05 g/cc とすることにより、上記の樹脂加工を均一に行うとともに洗浄性を良好に保つことができる。
更に、あらかじめ医療用洗浄布に消毒薬を含侵しておくことにより、手洗いを効率的に行うことができ、洗浄時間を短縮することができる。なお、消毒薬としては、洗浄成分を有する消毒薬であることが望ましい。
本発明においては、手指の皮膚部及び爪部のそれぞれの洗浄に対応する平均繊度を有する2枚のカードウェブを積層し、それぞれの繊維を交絡一体化して構成される不織布からなる医療用洗浄布を製作した。
それにより、手術前の衛生的な手洗いにおいて手指の手荒れをなくすとともに、手洗いにかかる時間を短縮できるため、衛生的な手洗いの実施率を向上し、手指上の細菌数の増加を防ぐことができる。
また、この医療用洗浄布は従来のブラシに比べて安価であり使い捨てができるとともに、焼却処分が可能であるため、衛生的な手洗いにかかるコストを低減することができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明に係る医療用の洗浄布(以下、「洗浄布」という。)を図1に示す。図1は洗浄布の斜視図を示したものである。
洗浄布1は、構成繊維の平均繊度が異なる2枚のカードされた繊維ウェブ(カードウェブ)2、3を積層して、それぞれの繊維を交絡一体化することにより構成された不織布からなるものである。
洗浄布1の全体の形状は、薄い平板状の長方形となっており、その大きさは成人の手のひらとほぼ同じであることが望ましいが、必ずしもそれに限定されるものではない。
カードウェブ2、3の繊維層の厚さ及び重量は必ずしも同じである必要はないが、両者とも洗浄布1が手洗い時に濡れた状態にあっても適当な厚みを保持するように疎水性繊維であるポリエステル繊維を少なくとも50重量%以上含有する必要がある。
なお、疎水性繊維としては他にポリプロピレン繊維等もあるが、以下に述べる樹脂による表面被覆において繊維と樹脂の接着性が悪くなるため適当ではない。
これらのカードウェブ2、3の繊維を交絡一体化する方法としては、洗浄布1に適度な大きさの厚みを与えられるように、ニードルパンチ法によることが望ましい。
2枚のカードウェブ2、3のうち、一方のカードウェブ2は繊度が比較的小さく、手で触ると滑らかな感じを与える面2a(以下、「滑らかな面」という。)を形成する。また、他方のカードウェブ3は繊度が比較的大きく、手で触ると粗い感じを与える面3a(以下、「粗い面」という。)を形成する。
手指の衛生的な洗浄は、主に皮膚の部分と爪の部分とに分けて行われる。従って、滑らかな面2aは皮膚部の洗浄に、粗い面3aは爪部の洗浄に、それぞれ用いられる。
そのため、滑らかな面2aにより皮膚のシワの間を十分に洗浄できるように、カードウェブ2の平均繊度は1〜4 dtex、好ましくは2.5〜3.5 dtex の範囲にあることが必要である。
また、粗い面3aにより爪と指肉との間を十分に洗浄できるように、カードウェブ3の繊度は5〜10 dtex、好ましくは6〜8 dtex の範囲にあることが必要である。
更に、洗浄時において洗浄布1からの繊維の脱落を防止するため、洗浄布1の表面を、好ましくはその内部まで、樹脂により被覆して繊維同士を接着しておくことが好ましい。この被覆方法については、柔軟性及びコストの面からアクリル樹脂をスプレー等により吹き付ける方法を用いるのがよい。
なお、洗浄性を良好に保つためには、洗浄布1の平均密度を0.01〜0.05 g/cc とすることが望ましい。
このような構造を有する洗浄布の使用方法を以下に説明する。
まず、洗浄布1の滑らかな面2aの面に消毒薬をつけて手指の皮膚部分を洗浄する。このとき、滑らかな面2aが洗浄布1のどちらの面にあるかは、触わったときの感覚や目視により容易に確認することができる。
次に、洗浄布1の粗い面3aの面を用いて、爪部の洗浄を行う。このとき、爪と指肉との間が十分に洗浄できるように、片方の手のひらで洗浄布を凹状にして、その内側にもう片方の爪部を入れてこすり回すようにして洗浄するとよい。
使用後の洗浄布1はそのまま廃棄され、可燃性であるため焼却処分が可能である。そのため、従来のブラシのように再利用の必要がないためコストを低減できるとともに、衛生的にも優れている。
なお、洗浄成分を含有する消毒薬をあらかじめ洗浄布1に含浸させておくことにより、洗浄時間を短縮することができる。
上記の洗浄布1は、衛生的な手洗いの現場においてスムーズに手洗い者に供給される必要があるため、実際の使用に際しては、例えば図2に示すような専用の供給装置が用いられる。
この供給装置は、洗浄布を収納する直方体の本体10と、その底部に接続された洗浄布の取り出し機20から構成され、洗浄布1は正面に開閉自在に設けられた前面扉11を通じて、本体10内に積層された状態で収納される。前面扉11は外枠12に透明樹脂によるのぞき窓11が嵌め込まれた構造になっており、収納されている洗浄布1の残量を外部から容易に確認できるようになっている。
取り出し機20においては、手前に突出するように設けられた湾曲部21に設けられた取出口22から本体内の洗浄布1を1枚ずつ取り出すようになっている。
この取り出し機20の機構は通常知られたものでよく、例えば図3の断面図に示すものでは、手洗い者が洗浄布1aの端を下へ引っ張ると駆動モーター24のマイクロスイッチ26が押され、搬送ローラー23の回転により次の洗浄布1bが湾曲部21へ搬送され、取出口22から数cm程度出たところで電源タイマー25により停止するようになっている。
このような供給装置を用いることにより、複数の手洗い者に洗浄布1を衛生的な状態で提供することができる。
なお、本発明に係る洗浄布は、医療現場のみならず食品衛生等の現場においても使用できることはいうまでもない。
本発明にかかる医療用洗浄布の斜視図である。 医療用洗浄布の供給装置の斜視図である。 医療用洗浄布の供給装置の断面図である。
符号の説明
1 医療用洗浄布
2 繊度が比較的小さいカードウェブ
2a 滑らかな面
3 繊度が比較的大きいカードウェブ
3a 粗い面
10 本体
11 前面扉
12 外枠
13 のぞき窓
20 取り出し機
21 湾曲部
22 取出口
23 搬送ローラー
24 駆動モーター
25 通電タイマー
26 マイクロスイッチ
27 外側ガイド板
28 内側ガイド板
29 伝達ベルト

Claims (5)

  1. 異なる平均繊度を有する2枚のカードウェブを積層し、それぞれの繊維を交絡一体化して構成される不織布からなる医療用洗浄布であって、
    一方のカードウェブの平均繊度は1〜4 dtexであり、他方のカードウェブの平均繊度は5〜10 dtexであることを特徴とする医療用洗浄布。
  2. 前記2枚のカードウェブはポリエステル繊維を50重量%以上含有することを特徴とする請求項1に記載の医療用洗浄布。
  3. 前記医療用洗浄布の表面にアクリル樹脂が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用洗浄布。
  4. 前記医療用洗浄布の平均密度は0.01〜0.05 g/ccであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医療用洗浄布。
  5. 前記医療用洗浄布は消毒薬を含侵することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療用洗浄布。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2179922A (en) * 1939-03-02 1939-11-14 Arnold G Dana Manicure accessory
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