JP2007124133A - 移動無線端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置登録や着信待ち受けを正常に行い、無駄な電力消費を抑制することが可能な移動無線端末装置を提供する。
【解決手段】制御部100は、当該移動無線端末装置が送信ダイバーシチの受信機能を有しないにも関わらず、基地局BSから送信ダイバーシチを示すパラメータ(TxダイバーシチCL1あるいはCL2)を受信した場合に、パラメータをNo Txダイバーシチと見なして、送受信部10を制御して、DCH受信を試みるようにしている。そして、DCH受信に失敗した場合には、上記基地局BSを予め定めた時間だけ、セルリセレクション処理やセルサーチ処理でのサーチ対象外として、サービングセルに選択されないようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】制御部100は、当該移動無線端末装置が送信ダイバーシチの受信機能を有しないにも関わらず、基地局BSから送信ダイバーシチを示すパラメータ(TxダイバーシチCL1あるいはCL2)を受信した場合に、パラメータをNo Txダイバーシチと見なして、送受信部10を制御して、DCH受信を試みるようにしている。そして、DCH受信に失敗した場合には、上記基地局BSを予め定めた時間だけ、セルリセレクション処理やセルサーチ処理でのサーチ対象外として、サービングセルに選択されないようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えば3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格に準拠した携帯電話システムなどに用いられる移動無線端末装置に関する。
周知のように、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の3GPP規格TS25.331(無線プロトコル規格)において、基地局は送信ダイバシティを選択的に用いて送信が行えるように規定されている(例えば、非特許文献1参照)。このためには、基地局側の送信ダイバシティ信号を移動無線端末装置側で受信することが必要となっている。
しかしながら、上述した送信ダイバシティの規格は新しいものであるため、移動無線端末装置のモデムへの実装が間に合わず、実際には移動無線端末装置が送信ダイバシティ受信機能を備えていない場合がある。
そして基地局は、移動無線端末装置とのCapability交渉により送信ダイバシティ機能を選択するものではない。基地局は、移動無線端末装置に対して、FACHに送信ダイバシティ有りを示すパラメータを設定して送信を行う。
送信ダイバシティ受信機能を備えていない移動無線端末装置は、FACHに送信ダイバシティ有りを示すパラメータが設定されていた場合、次の位置登録のためのDCHを受信せず、セル信号サーチとセル選択の各処理を実施し、再びFACHの受信を行うようにしている。
このため、セル信号サーチとセル選択にて、再びFACHを受信した基地局が選択された場合、同じFACH受信、セルサーチ、セル選択、そして再びFACH受信と同じ処理が無駄に繰返されることになり、移動無線端末装置の位置登録や着信待ち受けが正常に行えず、無駄な電力を消費するという問題があった。
3GPP規格TS25.331"RRC Protocol Specification"
3GPP規格TS25.331"RRC Protocol Specification"
従来の移動無線端末装置では、例えば送信ダイバシティ受信機能を備えていない場合に、基地局から通知される送信ダイバーシチ実施を示すパラメータの不整合に起因して、同じ処理が無駄に繰返され、位置登録や着信待ち受けが正常に行えず、無駄な電力を消費するという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、基地局から通知されるパラメータに不整合があっても、位置登録や着信待ち受けを正常に行い、無駄な電力消費を抑制することが可能な移動無線端末装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、ネットワークに接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、サービングセルに属する基地局から第1のチャネルを通じて送信される送信方式を示す第1情報を受信する第1受信手段と、この第1受信手段が受信した第1情報に基づいて、上記基地局が送信で用いる送信方式に当該移動無線端末装置の受信方式が対応しないことを検出する検出手段と、この検出手段が対応しないことを検出した場合に、上記基地局から第2のチャネルを通じて当該移動無線端末装置に宛てて送信される第2情報を受信する第2受信手段と、この第2受信手段が第2情報を受信できない場合に、上記基地局を識別する識別情報を記憶する記憶手段と、第2受信手段が第2情報を受信できない場合に、記憶手段が記憶する識別情報に対応する基地局を除いて、セルサーチを行うセルサーチ手段とを具備して構成するようにした。
この発明によれば、基地局から通知されるパラメータに不整合があっても、位置登録や着信待ち受けを正常に行い、無駄な電力消費を抑制することが可能な移動無線端末装置を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。移動無線端末装置は、移動通信網に収容される基地局BSとW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式による無線通信を行うものであって、送受信部10、信号処理部20、記憶部30および制御部100を備えている。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。移動無線端末装置は、移動通信網に収容される基地局BSとW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式による無線通信を行うものであって、送受信部10、信号処理部20、記憶部30および制御部100を備えている。
送受信部10は、RF受信部11、ベースバンド復調部12、ベースバンド変調部13およびRF送信部14を備える。RF受信部11は、基地局BSから送信される無線信号がアンテナを通じて入力され、制御部100より指定される周波数の無線信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。
ベースバンド復調部12は、制御部100の指示に従って、受信に適したセルとのパスを検出し、この検出したパスをRAKE受信するものであって、サーチ検出部12aとRAKE受信部12bを備える。サーチ検出部12aは、制御部100の指示に従って、受信に適したセルとのパスを検出する。
RAKE受信部12bは、サーチ検出部12aが検出したパスをRAKE受信するものであって、例えば図2に示すように構成され、フィンガ受信機201〜203と、自動周波数制御回路(AFC)204と、周波数引込検出部205と、合成部206とを備える。
フィンガ受信機201〜203は、例えば図2に示すような、サーチ検出部12aが検出したパスA、B、Cが、制御部100によってそれぞれ1つずつ割り当てられ、この割り当てられたパスをそれぞれ受信する。またフィンガ受信機201〜203は、それぞれ割り当てられたパスから当該移動無線端末装置と基地局BSとの間の周波数誤差を検出し、この検出結果を自動周波数制御回路204に出力する。
自動周波数制御回路204は、フィンガ受信機201〜203から通知される周波数誤差に基づいて、RF受信部11の受信周波数を制御し、上記周波数誤差が極小となるように周波数引き込みを行う。
周波数引込検出部205は、自動周波数制御回路204による周波数引き込みの完了を検出し、制御部100に通知する。
周波数引込検出部205は、自動周波数制御回路204による周波数引き込みの完了を検出し、制御部100に通知する。
合成部206は、フィンガ受信機201〜203の受信結果をRAKE合成する。この合成結果は、後段の信号処理部20の復号部21にて復号され、受信データが得られる。 一方、送信データは、信号処理部20の符号化部22にて生成される。
ベースバンド変調部13は、上記送信データを用いて搬送波信号を変調し、この変調されたベースバンド信号をRF送信部14に出力する。RF送信部14は、変調されたベースバンド信号に拡散処理を施して、無線周波数にアップコンバートし、アンテナより空間に放射する。
ベースバンド変調部13は、上記送信データを用いて搬送波信号を変調し、この変調されたベースバンド信号をRF送信部14に出力する。RF送信部14は、変調されたベースバンド信号に拡散処理を施して、無線周波数にアップコンバートし、アンテナより空間に放射する。
記憶部30は、当該移動無線端末装置の制御プログラムや制御データ(例えば整合フラグなど)を記憶するものであって、この他に、パスサーチの対象外となるセルのPSCコードのリストを記憶する禁止セルリスト記憶エリア30aと、セルをパスサーチの対象外とする時間を示す制限時間情報を記憶する禁止セルタイマ記憶エリア30bとを備える。
制御部100は、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するものであって、記憶部30が記憶する制御プログラムや制御データなどにしたがって、基地局BSとの間でW−CDMA方式による無線通信を実現させるものである。
次に、上記構成の移動無線端末装置の動作について説明する。ここでは特に、着信待ち受け中に実施される、セル検出、セル選択およびDCH受信に関わる処理について説明する。図4乃至図6は、上記処理を説明するためのフローチャートで、これを制御部100が、記憶部30に記憶される制御プログラムや制御データなどにしたがって実施する。
待ち受け状態になると、まずステップ4aにおいて制御部100は、禁止セルリスト記憶エリア30aに記憶される情報に基づいて、送受信部10を制御し、サービングセルを変更するためのリセレクション処理を実行して、新しいサービングセルを決定し、ステップ4bに移行する。上記リセレクション処理の詳細について、図5を参照して後述する。
ステップ4bにおいて制御部100は、上記リセレクション処理に伴いゾーン変更、すなわち前回のサービングセルと異なるゾーンのセルがサービングセルとして選択されたか否かを判定する。ここでゾーン変更が生じた場合には、ステップ4cに移行し、一方、ゾーン変更が生じていない場合には、ステップ4jに移行する。
ステップ4cにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、ステップ4aの処理で選択した基地局BSからのBCHを受信し、ステップ4dに移行する。
ステップ4cにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、ステップ4aの処理で選択した基地局BSからのBCHを受信し、ステップ4dに移行する。
ステップ4dにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、基地局BSに宛ててRACHを送信し、そして、基地局BSからのFACHを受信して、ステップ4eに移行する。なお、上記FACHには、基地局BSのTxダイバーシチのパラメータが含まれる。このパラメータは、No Txダイバーシチ、TxダイバーシチCL1、あるいはTxダイバーシチCL2を示す情報である。
ステップ4eにおいて制御部100は、整合フラグを「0」にリセットした後、記憶部30が記憶する制御データのうち、当該移動無線端末装置のダイバーシチ受信機能を示すパラメータを読み出し、これがステップ4dで受信したTxダイバーシチのパラメータに整合するか否かを判定する。ここで、両パラメータが整合する場合には、ステップ4gに移行し、一方、整合しない場合には、整合フラグを「1」にセットし、ステップ4fに移行する。
例えば、基地局BSのTxダイバーシチのパラメータにより、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格TS25.331(無線プロトコル規格)のTxダイバーシチCL1、あるいはTxダイバーシチCL2が示される場合に、これらの送信ダイバーシチに当該移動無線端末装置が対応する受信機能を持たない場合には、パラメータが整合しないため、ステップ4fに移行することになる。
ステップ4fにおいて制御部100は、パラメータが整合しなくても、ステップ4dで基地局BSから受信したパラメータをNo Txダイバーシチと見なして受信を行うように、送受信部10の受信系を制御し、ステップ4gに移行する。
ステップ4gにおいて制御部100は、送受信部10の受信系を制御し、基地局BSからのDCHを受信し、ステップ4hに移行する。
ステップ4gにおいて制御部100は、送受信部10の受信系を制御し、基地局BSからのDCHを受信し、ステップ4hに移行する。
ステップ4hにおいて制御部100は、ステップ4gにて基地局BSからDCHが受信できたか否かを判定する。ここでDCHが受信できた場合には、位置登録などを行う処理に移行し、一方、受信できない場合には、ステップ4iに移行する。
ステップ4iにおいて制御部100は、記憶部30の整合フラグを参照し、これに「0」が設定される場合に、ステップ4jに移行し、一方、「1」が設定される場合には、ステップ4aで選択したセルのPSC(Primary Scrambling Code)を禁止セルリスト記憶エリア30aに記録するとともに、この記録を継続させる時間(例えば5分)を示す制限時間情報を上記PSCに対応づけて禁止セルタイマ記憶エリア30bに記録し、ステップ4jに移行する。
なお、制御部100は、図4に示す処理とは別に、禁止セルタイマ記憶エリア30bに記録された制限時間情報を定期的に監視し、制限時間情報で定められる時間が経過した場合には、この制限時間情報に対応するPSCを禁止セルリスト記憶エリア30aから削除する処理を行う。
ステップ4jにおいて制御部100は、禁止セルリスト記憶エリア30aに記憶される情報に基づいて、送受信部10を制御し、セルサーチ処理を実施して、通信に有望と思われるセルを複数検出し、ステップ4kに移行する。上記セルサーチ処理の詳細について、図6を参照して後述する。
ステップ4kにおいて制御部100は、ステップ4jのセルサーチ処理により、セルが検出できたか否かを判定する。ここで、セルが検出できた場合には、ステップ4aに移行し、一方、セルが検出できない場合には、圏外処理を実行する。
次に、図5を参照して、上記ステップ4aで実施されるリセレクション処理について説明する。
当該リセレクション処理が開始されると、まずステップ5aにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、サービングセルからのBCHを受信し、ステップ5bに移行する。
当該リセレクション処理が開始されると、まずステップ5aにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、サービングセルからのBCHを受信し、ステップ5bに移行する。
ステップ5bにおいて制御部100は、送受信部10を制御するとともに、サーチ検出部12aにサービングセルのセルサーチを実行するように指示し、ステップ5cに移行する。これによりサーチ検出部12aは、RF受信部11が受信した信号から、サービングセルの検出を行う。
このサービングセルの検出では、例えば図3に示したように、これまでに検出されている既知のコードタイミングパスA,B,Cを中心としてサーチを行うパスサーチを行う。またここではサーチの対象がサービングセルであるため、上記パスサーチの結果のうち、有望な3つのパスがフィンガ受信機201,202,203にそれぞれ割り当てられ、受信が行われる。そしてフィンガ受信機201,202,203にてそれぞれ検出された周波数誤差が自動周波数制御回路204に入力され、周波数引き込みが行われる。そして周波数引込検出部205によって、上記周波数引き込みの完了が検出され、制御部100に通知される。
ステップ5cにおいて制御部100は、周波数引込検出部205より上記周波数引き込みの完了が通知されると、送受信部10を制御するとともに、サーチ検出部12aに周辺セルのセルサーチを実行するように指示し、ステップ5dに移行する。これによりサーチ検出部12aは、RF受信部11が受信した信号から、周辺セルの検出を行う。
この周辺セルの検出では、既に周辺セルのPSCコードが検出されている場合には、ステップ5bのサービングセルサーチと同様にして、既知のパスを中心としたパスサーチを行う。ただし、ここではサーチの対象がサービングセルではないため、フィンガ受信機201,202,203への受信割り当ては行わず、パスパワーの合計値としてSqualとSrxleなどのセルパワーを検出し、これを記憶する。
一方、周辺セルのPSCコードが検出されていない、すなわち未知の場合には、3GPP規格TS25.213のP−SCHコード検出であるSTEP1検出、3GPP規格TS25.213のS−SCHコード検出であるSTEP2検出、3GPP規格TS25.213のPSC検出であるSTEP3検出が行われる。なお、ステップ5cにてPSCが検出されたセルは、次回のセルサーチでは既知のセルとして扱われる。
ステップ5dにおいて制御部100は、ステップ5bで検出したフィンガ受信機201,202,203に割り当てているパスのSqualとSrxleとステップ5cで検出したSqualとSrxleとを3GPP規格TS25.304にしたがって比較して、セルリセレクションの評価を行う。
なお、このセルリセレクションの評価に先立って、制御部100は、禁止セルリスト記憶エリア30aに記憶されるPSCコードのセルについては、SqualとSrxleをそれぞれマイナスの整数値(例えば−127)を設定する。
そして、セルリセレクションの評価では、Squal>0かつSrxle>0で、なおかつサービングセルのSqualやSrxleに比べて、最も大きい値のSqualとSrxleが得られるセルをサービングセルとして選択し、ステップ5eに移行する。
ステップ5eにおいて制御部100は、サービングセルの変更が生じたか否かを判定する。ここで、サービングセルの変更が生じた場合には、ステップ5fに移行し、一方、サービングセルの変更が生じない場合には、ステップ4bに移行する。
ステップ5fにおいて制御部100は、サービングセルの変更に伴い、無線ゾーンが変更して、位置登録の必要が生じたか否かを判定する。ここで、位置登録の必要が生じた場合には、ステップ4bに移行し、一方、位置登録の必要が生じない場合には、ステップ5aに移行する。
次に、図6を参照して、上記ステップ4jで実施されるセルサーチ処理について説明する。
当該セルサーチ処理が開始されると、まずステップ6aにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、サーチ対象となる周波数を設定し、ステップ6bに移行する。これによりRF受信部11は、制御部100によって設定された周波数を受信する。
当該セルサーチ処理が開始されると、まずステップ6aにおいて制御部100は、送受信部10を制御し、サーチ対象となる周波数を設定し、ステップ6bに移行する。これによりRF受信部11は、制御部100によって設定された周波数を受信する。
ステップ6bにおいて制御部100は、サーチ検出部12aに対して、RSSI(Received Signal Strength Indicator)の検出を指示し、ステップ6cに移行する。これにより、サーチ検出部12aは、RF受信部11によって受信される信号のRSSIの値RxRSSIを検出する。
ステップ6cにおいて制御部100は、ステップ6bにてサーチ検出部12aによって検出されたRxRSSIが、予め設定された閾値Th0以上の場合には、ステップ6dに移行し、一方、上記RxRSSIが、予め設定された閾値Th0未満の場合には、ステップ6lに移行する。
ステップ6dにおいて制御部100は、サーチ検出部12aに対して、3GPP規格TS25.213のP−SCHコード検出であるSTEP1検出を行うように指示し、ステップ6eに移行する。これによりサーチ検出部12aは、RF受信部11によって受信される信号から上記STEP1検出を実施し、上記P−SCHコードタイミングを検出する。
ステップ6eにおいて制御部100は、ステップ6dのSTEP1検出の結果検出パワーRxSTEP1が、予め設定された閾値Th1以上の場合には、ステップ6fに移行し、一方、上記検出結果パワーRxSTEP1が、予め設定された閾値Th1未満の場合には、ステップ6lに移行する。
ステップ6fにおいて制御部100は、サーチ検出部12aに対して、3GPP規格TS25.213のS−SCHコード検出であるSTEP2検出を行うように指示し、ステップ6gに移行する。これによりサーチ検出部12aは、RF受信部11によって受信される信号から上記STEP2検出を実施し、上記S−SCHコードを検出し、群同定とフレームタイミングの検出を行う。
ステップ6gにおいて制御部100は、ステップ6fのSTEP2検出の結果検出パワーRxSTEP2が、予め設定された閾値Th2以上でフレームタイミングが検出できた場合には、ステップ6hに移行し、一方、上記検出の結果検出パワーRxSTEP2が、予め設定された閾値Th2未満でフレームタイミングが検出できない場合には、ステップ6lに移行する。
ステップ6hにおいて制御部100は、サーチ検出部12aに対して、3GPP規格TS25.213のPSC検出であるSTEP3検出を行うように指示し、ステップ6iに移行する。これによりサーチ検出部12aは、RF受信部11によって受信される信号から上記STEP3検出を実施し、上記PSCコードを検出する。
ステップ6iにおいて制御部100は、ステップ6hのSTEP3検出の結果検出パワーRxSTEP3が、予め設定された閾値Th3以上の場合には、PSCが検出できたものとしてステップ6jに移行し、一方、上記検出の結果検出パワーRxSTEP3が、予め設定された閾値Th3未満の場合には、PSCが検出できなかったものとしてステップ6lに移行する。
ステップ6jにおいて制御部100は、RAKE受信部12bに対して、周波数引き込みを行うように指示し、ステップ6kに移行する。これによりRAKE受信部12bでは、フィンガ受信機201〜203は当てられたパスをそれぞれ受信し、周波数誤差を検出する。また自動周波数制御回路204が、上記周波数誤差に基づいて周波数引き込みを実施し、周波数引込検出部205が周波数引き込みの完了を監視する。
ただしステップ6jにおいて制御部100は、ステップ6iで検出されたPSCコードが、禁止セルリスト記憶エリア30aに記憶される場合には、RAKE受信部12bに対して、周波数引き込みの指示は行わず、ステップ6kに移行する。
ステップ6kにおいて制御部100は、ステップ6jで開始された周波数引き込みの完了が周波数引込検出部205によって検出されたか否かを判定する。ここで、周波数引き込みの完了が検出された場合には、ステップ4kに移行し、一方、周波数引き込みの完了が検出されない場合には、ステップ6lに移行する。
ステップ6lにおいて制御部100は、今回の当該処理において、ステップ6aで周波数設定を行っていない候補となる周波数があるか否かを判定する。ここで、候補となる周波数がある場合には、ステップ6aに移行し、一方、候補となる周波数がない場合には、圏外処理を実行する。
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、送信ダイバーシチの受信機能を有しないにも関わらず、基地局BSから送信ダイバーシチを示すパラメータ(TxダイバーシチCL1あるいはCL2)を受信した場合に、パラメータをNo Txダイバーシチと見なして、DCH受信を試みるようにしている。しかしながら、この場合、例えば基地局BSとの位置関係により、再送を繰り返しても100%受信できるとは限らない。
このため、上記構成の移動無線端末装置では、DCH受信に失敗した場合には、上記基地局BSを予め定めた時間だけ、セルリセレクション処理(ステップ4a)やセルサーチ処理(ステップ4j)でのサーチ対象外として、サービングセルに選択されないようにしている。
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、送信ダイバーシチの受信機能を有しないにも関わらず、送信ダイバーシチを要求する基地局BSからのDCH受信を試みることができ、またDCH受信が失敗した場合には、他の基地局BSをサービングセルとすることができるので、位置登録や着信待ち受けを正常に行い、無駄な電力消費を抑制することができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…送受信部、11…RF受信部、12…ベースバンド復調部、12a…サーチ検出部、12b…RAKE受信部、13…ベースバンド変調部、14…RF送信部、20…信号処理部、21…復号部、22…符号化部、30…記憶部、30a…禁止セルリスト記憶エリア、30b…禁止セルタイマ記憶エリア、100…制御部、201,202,203…フィンガ受信機、204…自動周波数制御回路(AFC)、205…周波数引込検出部、206…合成部、BS…基地局。
Claims (4)
- ネットワークに接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、
サービングセルに属する基地局から第1のチャネルを通じて送信される送信方式を示す第1情報を受信する第1受信手段と、
この第1受信手段が受信した第1情報に基づいて、前記基地局が送信で用いる送信方式に当該移動無線端末装置の受信方式が対応しないことを検出する検出手段と、
この検出手段が対応しないことを検出した場合に、前記基地局から第2のチャネルを通じて当該移動無線端末装置に宛てて送信される第2情報を受信する第2受信手段と、
この第2受信手段が前記第2情報を受信できない場合に、前記基地局を識別する識別情報を記憶する記憶手段と、
前記第2受信手段が前記第2情報を受信できない場合に、前記記憶手段が記憶する識別情報に対応する基地局を除いて、セルサーチを行うセルサーチ手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。 - ネットワークに接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、
サービングセルに属する基地局から第1のチャネルを通じて送信される送信方式を示す第1情報を受信する第1受信手段と、
この第1受信手段が受信した第1情報に基づいて、前記基地局が送信で用いる送信方式に当該移動無線端末装置の受信方式が対応しないことを検出する検出手段と、
この検出手段が対応しないことを検出した場合に、前記基地局から第2のチャネルを通じて当該移動無線端末装置に宛てて送信される第2情報を受信する第2受信手段と、
この第2受信手段が前記第2情報を受信できない場合に、前記基地局を識別する識別情報を記憶する記憶手段と、
前記第2受信手段が前記第2情報を受信できない場合に、前記記憶手段が記憶する識別情報に対応する基地局を除いて、サービングセルに適するセルを検出し、サービングセルに設定するセルリセレクション手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。 - 前記記憶手段は、基地局を識別する識別情報を記憶してから予め設定した時間が経過した場合に、前記識別情報を記憶から消去することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動無線端末装置。
- 前記第2受信手段は、前記検出手段が対応しないことを検出した場合に、前記第1受信手段が受信した第1情報で示される送信方式が、当該移動無線端末装置の受信方式に対応するものとみなし、前記基地局から第2のチャネルを通じて当該移動無線端末装置に宛てて送信される第2情報を受信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動無線端末装置。
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- 2005-10-26 JP JP2005311586A patent/JP2007124133A/ja active Pending
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