JP2007119930A - 接着芯地およびその芯地を使用した洋服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接着芯地を表生地と貼合せたときに、大きく緯方向にカールするようにし、胸増芯などを使わなくてもボリューム感が出せるような芯地を提供すること、そのような芯地を使って、少ない芯地でもボリューム感を持たせ、極めて軽量で柔らかな着用感のある洋服を提供する。
【解決手段】 接着芯地における全ての緯糸がPTT繊維またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸からなり、接着芯地は洋服の表生地と貼合せると、緯糸が収縮して、接着芯地が内側になるようにカールすることを特徴とする接着芯地、およびこのような接着芯地を少なくとも一部分の表生地、特に前身頃に適用して洋服を製作する。
【選択図】 図1

Description

本発明は接着芯地とその接着芯地を使用した洋服に関するものである。特に、テーラード・カラーを有する上着に使用するのに適した接着芯地と、そのような接着芯地を用いた洋服に関するものである。
従来、スーツやジャケットなどのテーラード・カラーを有する上着では着用者のシルエットが良く見えるようにするために前身頃には様々な芯地が使用されている。例えば、台芯、胸増芯、ラペル芯、フロント芯などを用いている。特に、胸増芯は複数枚の芯地を積層したものが使用されており、例えば本バス芯、合成繊維の毛芯、不織布芯地等を積層している。このように沢山の芯地を使うため、その上着は重たくなり、また固い感じがしてしまうものであった。
また、台芯上に胸増芯、ラペル芯、フロント芯を積層して縫着した作り芯として予め用意しておくが、求められる機能やサイズに応じるために多種類の作り芯を在庫しておく必要があり、保管に多大なスペースを必要としたり、作り芯が長期の在庫となる虞があり、コストがかかるという問題があった。このような問題を解決するために、実開平6−22320号公報(特許文献1)などでは、胸増芯、ラペル芯、フロント芯を台芯に積層縫着せずに別々に保管し、現場で接合一体化することが提案されている。
しかしながら、この特許文献1に提案されている方法でも、出来上がった上着自体は沢山の芯地を使用するため重いものとなってしまう。
また、テーラード・カラーの場合は折返し線から衿となる前身頃の部分が折返されてラペルとなるが、このラペルを含めて前身頃に接着芯地を使用した場合、上着を着用しているうちにラペルの先端部分が身頃の表面から離れて跳上がってくるという問題が生じ易い。これは一般的に業界においてはハイグラルエキスパンションと呼ばれており、ウールのように吸湿性を有する表生地とポリエステル不織布等の吸湿性が少ない接着芯地とを貼合せたときに生じる現象であり、ラペルの先端が跳上がってしまうと上着の見栄えが悪くなってしまうという問題がある。このような問題を解決するために幾つかの提案がなされている。
例えば、実開昭54−7708号公報(特許文献2)には、身頃のラペル部分に薄手接着芯地を貼合せ、更にその上から接着剤のドット間隔が5mm以上12mm以下であるキャンパスタイプ接着芯地を貼合せるようにしてラペル先端の跳上がりを防止することが提案されている。
特開平11−323640号公報(特許文献3)には、従来は同一の基布構成で形成していた接着芯地に代えて、水分率の異なる2つの芯地要素を配置することにより、各々の部位の設計に応じた曲率を形成することが提案されている。これにより表生地と貼合せたときに、表生地の吸湿伸長性と接着芯地の吸湿伸長性の差によって表生地側に曲がったり、芯地側に曲がったりするように、ラペルとなる部分に貼合せる接着芯地は高水分率の布帛からなる接着芯地を使用し、ラペルと隣接する前身頃に貼合せる接着芯地は低水分率の布帛からなる接着芯地を使用することが提案されている。
実開平6−22320号公報 実開昭54−7708号公報 特開平11−323640号公報
特許文献1に示されているように、従来のテーラード・カラーの上着などのように、種々の芯地を使ったものは重たくなるし、その製造コストにも費用が掛かるという問題がある。また、特許文献2に開示されているようなものでは、ラペルの部分の問題は解決したとしても、前身頃部分の芯地としては従来と同様に種々の芯地を使わなければならず、やはり軽量の上着とすることができないという問題がある。また、特許文献3に開示されているものも、ラペルの部分の問題は解決するが、水分率の差によって正の曲率、負の曲率を形成しているだけであるので、前身頃には殆どカーブは付かず、従って前身頃部分に必要なボリュームを出すためには、やはり胸増芯などを使用しなければならず、軽量の上着を製造することはできない。また吸湿状態によって、曲率が変わるので、乾いた状態と湿度の高い状態では形状が変わるという問題もある。
特許文献3に開示されている技術は別として、従来は表生地と接着芯地との貼合せについては、貼合せたものが平坦な状態のものが通常である。しかし、本発明は接着芯地を表生地と貼合せたときに、従来のものに比べて大きく緯方向にカールするようにし、従来のように幾層にも重ねた胸増芯を使わなくてもボリューム感が出せるような芯地およびそのような芯地を使った洋服を提供することを目的とする。また、少ない芯地でもボリューム感を持たせ、極めて軽量で柔らかな着用感のある洋服を提供することを目的とする。
本発明は接着芯地における全ての緯糸がPTT繊維またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸からなり、該接着芯地は洋服の表生地と貼合せると、前記緯糸が収縮して、接着芯地が内側になるようにカールすることを特徴とする接着芯地により前記目的を達成する。
本発明における接着芯地は洋服の表生地と貼合せると以下の程度にカールする。すなわち、接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経52cm、緯30cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を2cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが25cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dと前記中心点Cとの距離bが5cm以上である。
或いは、接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経52cm、緯30cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を2cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが25cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dに平行で前記中心点Cを通る仮想直線E−Eと、前記中心点Cと前記離れた点Dとを結ぶ仮想直線C−Dとの成す角度eが25度以上である。
または、接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経11cm、緯10cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を1cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが8.8cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dと前記中心点Cとの距離bが1.5cm以上である。
或いは、接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経11cm、緯10cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を1cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが8.8cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dに平行で前記中心点Cを通る仮想直線E−Eと、前記中心点Cと前記離れた点Dとを結ぶ仮想直線C−Dとの成す角度eが20度以上である。
また、本発明は少なくとも一部分の表生地に接着芯地が貼合されている洋服であって、前記接着芯地は全ての緯糸がPTT繊維またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸からなり、該接着芯地と表生地とを貼合せた部分は接着芯地がカールの内側になるようにカールしていることを特徴とする洋服により前記目的を達成する。
本発明によれば、接着芯地の緯糸であるPTT繊維またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸が洋服の表生地と貼合せると収縮して、接着芯地がカールの内側になるようにして大きくカールする性質がある。このため、この芯地を用いると従来のように胸増芯などを使用しなくても身体に合った立体感が出るので、従来のように多量の芯地を使用する必要がなく、軽く、柔らかな洋服を得ることができる。
また、本発明の接着芯地はカールする性質があるので、袖部分の山袖側に使うことにより腕の丸みに沿ったボリューム感を出したり、ポケットに使用することによりポケットに身体に沿った膨らみを出したりすることができる。
テーラード・カラーにおける身返し部分のラペル部分に本発明の接着芯地を用いることにより、従来のようなラペルの先端の跳上がりを防止でき、しかも衿の折返しが扁平にならず適度なボリューム感を持ったテーラード・カラーの上着を作ることができる。
本発明の接着芯地を使うことにより表生地と接着した後、内側にカールするので身体を包み込むようなシルエットを表現し易い。また前開き部分に本発明の接着芯地を使うことによりフロント部分が巻き込まれるような感じとなり、フロント部分が外側に反り返ることがないので好ましい。
身体を断面した状態で考えると、大雑把に言えば、背中側は平らで、前側(腹部側)は丸みを帯びた、変形した楕円形状である。このため、従来の背広やジャケットなどにおいては、前身頃と細腹とに分けて裁断したり、ダーツを種々とったりして、立体的にするのが一般的である。しかし、本発明によれば、接着芯地により前身頃の丸みを出すことができるので、前身頃と細腹に分割して裁断しなくてもよく、またダーツも少なくてよい。
本発明によれば、PTT繊維またはPTTポリマーの特徴を生かしているので、貼合せたときに確実にカールが出るようにすることができる。しかも、ドライクリーニングに出してもカールが消失したりせず、安定した製品が得られる。
本発明の接着芯地は全ての緯糸がPTT繊維(ポリトリメチレンテレフタレート繊維)またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸を緯糸として使用する。PTT繊維からなる仮撚加工捲縮糸は、例えば、ソロテックス株式会社からソロテックス(登録商標)として販売されているもの、或いはPTTポリマーを含むサイドバイサイド型繊維の捲縮糸は、例えば東レ・デュポン株式会社からT−400(商標名)として販売されているものを使用することができる。
接着芯地の経糸は特に限定されないが、熱セットしたときにも熱収縮しないような糸、すなわち、200℃以下では熱収縮しないような糸を使用することが好ましく、ポリエステル糸や天然繊維からなる糸を使用することができる。
このような経糸および緯糸を使用して織上げ、その後必要に応じて染色する。織物組織としては平織や綾織が適しており、織物密度は特に限定されないが、あまり高密度では、後工程でカールさせるときに動きが悪くなるので、高密度過ぎないことが好ましい。
機織上で例えば130cm位の幅があった織物は降ろすと100cm程度になり、また染色すると50〜60cm程度の幅になるので、熱セットにより幅出しを行う。
一般の接着芯地の規格幅は92cm、112cmおよび122cmであるが、本発明においては規格幅に対して少し狭い幅で熱セットを行う。本発明の一実施例では、112cmの規格幅とするものを用いて100cmで熱セットした。セット温度は180〜200℃で行う。
通常の布帛においては熱セットは1回行うだけであるが、本発明では再度熱セットを行う。第2回目の熱セットは第1回目の熱セットの温度よりも低い温度(好ましくは、1回目の温度よりも20℃から30℃以上低い温度)で行う。この第2回目のセット温度は好ましくは150〜170℃であり横幅を100cmから大体10%程度幅を広げて仮セット(熱セットであるが、後工程で加熱するとこのセット状態がとれて、幅が狭くなるので仮セットと称する)を行う。実際は100cmから113cmに引張って、仮セットした。2回目の熱セットを行った後の芯地は平坦なものである。この仮セットした芯地に接着樹脂をドットコーティングして、接着芯地1とした。
次に、この接着芯地1と洋服の表生地2とを貼合せる。貼合せる際はローラープレス機で行う。なお、フラットプレス機では本発明の目的とするカールは得られない。接着温度は、接着芯地に一般的に使用される接着樹脂、或いはそれよりは低温の接着樹脂などと接着樹脂の種類によっても異なるので、その樹脂に適した標準接着条件で接着する。例えば、一般的な接着樹脂を使用した場合は130℃前後で熱セットする。このように表生地2と貼合せると仮セット状態がとれ、接着芯地1の緯糸が収縮して貼合せた布帛3(表生地2と接着芯地1を貼合せたもの)がカールする。この場合、接着芯地1の側が図1に示すようにカールの内側となるようにカールする。
図1は、接着芯地1と表生地2とを貼合せた後、布帛3を所定の大きさに裁断して経方向の上端を例えば2cmまたは1cmの幅で把持し、自由部分の大きさを例えば経50cm×緯30cmまたは経10cm×緯10cmとして、垂下した場合の下端のカールの状態を模式的に示した横断面図(緯糸方向に断面したもの)である。図1(a)は表生地2が比較的薄い生地の場合のカールの状態を示しており、図1(b)は表生地2が比較的厚い生地の場合のカールの状態を示している。
経糸方向には表生地2および接着芯地1とも、糸の収縮などの変化が小さいので、真直ぐのままである。
本発明の接着芯地1は、単体でローラープレス機にプレスした場合は、緯糸方向に収縮するだけで、カールするものではない。接着芯地1を表生地2に貼合せると、収縮率は単体の場合よりも小さいが、表生地2と接着芯地1との動きの差により接着芯地1が内側になるようにカールした状態となる。表生地1と通常の接着芯地を貼合せた場合は殆どカールした状態にならなかった。なお、通常の場合、カールすることはよくないものとしてカールしないようにして接着されるものである。
本発明の接着芯地として経糸に30de(デニール、すなわち33dtex)のポリエステル仮撚捲縮加工糸、緯糸に50deのPTT捲縮加工糸を使用して、平織組織で織った。機織から降ろした布帛を染色した後の熱セット加工工程において、1回目は幅100cm、熱セット温度190℃で熱セットした。次に、この布帛を引張って113cmに幅を広げて、160℃で2回目の熱セットを行った。その後、この芯地に接着樹脂をドットコーティングして、接着芯地1とした。
なお、収縮率を調べるために、接着樹脂を付与する前の状態の布帛を経10cm×緯10cmの大きさに裁断して、ローラープレス機に通した。このローラープレス機の通過条件は130℃で12秒間加熱、ローラーの加圧は10N/cmで行った。プレス後、2時間経過した後に状態を調べたところ、芯地は平坦な状態のままであり、経は10cmであったが、緯は9.30cmと収縮した。収縮率は7.0%であった。
本発明の接着芯地として経糸に50de(デニール)のポリエステル仮撚捲縮加工糸、緯糸に50deのPTT捲縮加工糸を使用して、平織組織で織った。実施例1と同様に、機織から降ろした布帛を染色した後の熱セット加工工程において、幅100cm、熱セット温度190℃で熱セットした。次に、この布帛を引張って113cmに幅を広げて、160℃で2回目の熱セットを行った。その後、この芯地に接着樹脂をドットコーティングして、接着芯地1とした。
また、実施例1と同様に収縮率を調べるために、接着樹脂を付与する前の状態の布帛を経10cm×緯10cmの大きさに裁断して、ローラープレス機に通した。プレス後の状態を調べたところ、芯地は平坦な状態のままであり、経は10cmであったが、緯は9.30cmと収縮した。収縮率は7.0%であった。
〔比較例1〕
比較例として、日本ハスケル株式会社が販売している従来の接着芯地、品番DH204を用いた。この接着芯地は経糸に30de(デニール)のポリエステル仮撚捲縮加工糸、緯糸に50deのポリエステル仮撚捲縮加工糸を使用した、平織組織の布帛に接着樹脂をドットコーティングしたものである。
実施例1と同様に接着樹脂を付与する前の状態の布帛を経10cm×緯10cmの大きさに裁断して、ローラープレス機に通した。プレス後の状態を調べたところ、芯地は平坦な状態のままであり、経は10cmであったが、緯は9.95cmと極めて僅か収縮した。収縮率は0.5%であった。
次に、前述した実施例1、実施例2および比較例1の接着芯地に洋服に使用する各種の表生地を貼合せて、貼合せ後の布帛の状態を調べた。なお、貼合せの条件はローラープレス機で135℃で12秒間加熱、ローラーの加圧は12N/cmとした。
接着芯地と表生地と貼合せたときのカールの度合いを次のようにして測定した。まず、ラミネート後、24時間放置した布帛を所定の大きさに裁断し、これを各2枚用意し、1枚はそのままで試料S(初期)とした。他の1枚はドライクリーニングした場合にカールが消失するか否かを確認するために、1回以上ドライクリーニングして試料S(ドライ)とした。本発明においてカールの度合いを測定するための所定の大きさとは、1つは経糸方向11cm、緯糸方向10cmのものであり、別の1つは経糸方向52cm、緯糸方向30cmのものである。これらの試料Sは図2に示すように、経方向の上端を硬い紙4で挟んでホッチキスで止めて把持し、中央に吊下げフック5を取付け、吊り下げた状態とする。把持されていない自由部分の大きさが、小さい方の試料では10cm×10cmとなるように、経方向の上端を1cmの幅で把持する。大きい方の試料は、把持されていない自由部分の大きさが経50cm、緯30cmとなるように、経方向の上端を2cmの幅で把持する。
机等の水平な台の上に方眼紙などの枡目を描いた紙を置き、その上に吊り下げた試料Sの下端が接触するようにする。そして、そのカールの程度を計る。図3(a)および(b)に示すように、測定点は緯方向の中心点Cと緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dであり、これらの点を紙に写す。次に、その紙に、点D、Dを結ぶ直線を引き、点Dと点Dとの距離aを測る。また、中心点Cと直線D−Dとの距離bを測る。また、直線D−Dに平行で中心点Cを通る直線E−Eおよび中心点Cと点Dとを結ぶ直線C−Dを引き、直線E−Eと直線C−Dの成す角度eを測る。
〔測定結果1〕
表生地としてウール100%のギャバジン(綾織組織)、目付は220g/mを使い、それぞれ実施例1、実施例2および比較例1の接着芯地と貼合せた。試料Sの大きさは自由部分が経50cm、緯30cmとなる大きい方とした。
(1) 接着芯地として実施例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは16cm、距離bは6cm、角度eは36°
ドライ: 距離aは16cm、距離bは6cm、角度eは36°
下端におけるカールの状態は、上端では30cmの幅があったものが、下端では距離aが約半分の長さの16cmと短くなっていることからも明らかなように、図1(a)のようにカールした状態である。ドライクリーニニングしてもカールは消失しなかった。
(2) 接着芯地として実施例2のものを使用した場合。
初期 : 距離aは17cm、距離bは6cm、角度eは35°
ドライ: 距離aは15.5cm、距離bは5.3cm、角度eは35°
下端におけるカールの状態は図1(a)のような状態であり、ドライクリーニニングしてもカールは消失しなかった。
(3) 接着芯地として比較例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは28cm、距離bは1.2cm、角度eは5°
ドライ: 距離aは28cm、距離bは1.3cm、角度eは6°
上端では30cmの幅があったものが、下端でも距離a28cmあり、下端の状態は初期でもドライクリーニング後でも、カールせずに全体が真っ直ぐで、両端のみが僅かに曲った状態であった。
〔測定結果2〕
表生地および接着芯地として前記測定結果1と同じものを使用した。試料Sの大きさは自由部分が経10cm、緯10cmとなる小さい方とした。
(1) 接着芯地として実施例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは4cm、距離bは2.6cm、角度eは48°
ドライ: 距離aは3cm、距離bは2.5cm、角度eは58°
測定結果1の(1)と同じ試料であるが、試料の大きさが小さい分、垂下した自由部分の布帛の重量の影響が殆どなく、下端におけるカールの状態は測定結果1の(1)よりもカールした状態であった。
(2) 接着芯地として実施例2のものを使用した場合。
初期 : 距離aは4cm、距離bは2.8cm、角度eは50°
ドライ: 距離aは3cm、距離bは2.7cm、角度eは62°
測定結果1の(2)と同じ試料であるが、試料の大きさが小さい分、垂下した自由部分の布帛の重量の影響が殆どなく、下端におけるカールの状態は測定結果1の(2)よりもカールした状態であった。
〔測定結果3〕
表生地として麻100%の平織物、目付は180g/mを使い、それぞれ実施例1、実施例2および比較例1の接着芯地と貼合せた。試料Sの大きさは自由部分が経50cm、緯30cmとなる大きい方とした。
(1) 接着芯地として実施例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは17cm、距離bは8cm、角度eは42°
ドライ: 距離aは18cm、距離bは6.5cm、角度eは35°
下端におけるカールの状態は図1(a)のような状態であり、ドライクリーニニングすると表生地の麻織物は伸びる傾向があるが、全体に僅かに伸びた状態となったが、カールは消失しなかった。
(2) 接着芯地として実施例2のものを使用した場合。
初期 : 距離aは19cm、距離bは7.5cm、角度eは36°
ドライ: 距離aは19cm、距離bは6.5cm、角度eは34°
下端におけるカールの状態は図1(a)のような状態であり、ドライクリーニニングしてもカールは消失しなかった。
(3) 接着芯地として比較例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは29cm、距離bは0.6cm、角度eは3°
上端では30cmの幅があったものが、下端でも距離a29cmあり、下端の状態はカールせずに全体が真っ直ぐであった。
〔測定結果4〕
表生地としてウール98%、ナイロン2%のメルトン、目付は400g/mを使い、それぞれ実施例1、実施例2および比較例1の接着芯地と貼合せた。試料Sの大きさは自由部分が経50cm、緯30cmとなる大きい方とした。
(1) 接着芯地として実施例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは18cm、距離bは7.5cm、角度eは40°
下端におけるカールの状態は図1(a)のような状態であった。
(2) 接着芯地として実施例2のものを使用した場合。
初期 : 距離aは20cm、距離bは7cm、角度eは35°
下端におけるカールの状態は図1(a)のような状態であった。
(3) 接着芯地として比較例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは30cm、距離bは0cm、角度eは0°
上端では30cmの幅があったものが、下端でも距離a30cmあり、下端の状態はカールせずに全体が真っ直ぐであった。
〔測定結果5〕
表生地および接着芯地として前記測定結果1と同じものを使用した。試料Sの大きさは自由部分が経10cm、緯10cmとなる小さい方とした。
(1) 接着芯地として実施例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは8.8cm、距離bは2cm、角度eは25°
測定結果4の(1)と同じ試料であるが、試料の大きさが小さいが、目付(単位当たりの重量)が大きいので、垂下した自由部分の布帛は重量の影響が大きく出て、下端におけるカールの状態は測定結果4の(1)よりもカールが少ない状態であった。
(2) 接着芯地として実施例2のものを使用した場合。
初期 : 距離aは8.8cm、距離bは1.5cm、角度eは20°
測定結果4の(2)と同じ試料であるが、目付(単位当たりの重量)が大きいので、垂下した自由部分の布帛は重量の影響が大きく出て、下端におけるカールの状態は測定結果4の(2)よりもカールが少ない状態であった。
〔測定結果6〕
表生地としてウール95%、ナイロン5%のアンゴラカルゼビバー、目付は310g/mを使い、それぞれ実施例1、実施例2および比較例1の接着芯地と貼合せた。試料Sの大きさは自由部分が経10cm、緯10cmとなる小さい方とした。
(1) 接着芯地として実施例1のものを使用した場合。
初期 : 距離aは8cm、距離bは2.1cm、角度eは27.5°
ドライ: 距離aは8cm、距離bは2.6cm、角度eは35°
表生地が測定結果2のものよりも厚地であるためか、下端におけるカールの状態は、測定結果2の(1)では丸まった状態にカールしたが、この試料では図1(b)のようにカールした状態であった。ドライクリーニニングしてもカールは消失しなかった。
(2) 接着芯地として実施例2のものを使用した場合。
初期 : 距離aは8cm、距離bは2.1cm、角度eは28°
ドライ: 距離aは8cm、距離bは2.6cm、角度eは37°
下端におけるカールの状態は図1(b)のような状態であり、ドライクリーニニングしてもカールは消失しなかった。
測定結果4、6に使用した表生地は厚手で冬物のジャケット等に使用する生地であるが、本発明の接着芯地と貼合せた布帛は、本発明の洋服として使用するには充分なカールの状態である。色々実験した結果、表生地と接着芯地とを貼合せた布帛において、自由部分が経50cm×緯30cmの大きさでは、距離aが25cm以下で且つ距離bが5cm以上であるか、または距離aが25cm以下で且つ角度eが25度以上であれば、充分であることが分かった。また、自由部分が10cm×10cmの大きさで、距離aが8.8cm以下で且つ距離bが1.5cm以上であるか、または距離aが8.8cm以下で且つ角度eが20度以上であれば充分であり、好ましくは、距離aが8.5cm以下で且つ距離bが2cm以上であるか、または距離aが8.5cm以下で且つ角度eが25度以上であることが分かった。
本発明の接着芯地を上着に用いる場合の一例を図4〜図6に示した例によって説明する。図4(a)は右前身頃の身返し部に接着するための接着芯地の配置の仕方を示す平面図であり、(b)は右前身頃に接着するための接着芯地の配置の仕方を示す平面図であり、(c)は後身頃の接着芯地の配置の仕方を示す平面図である。
図4において、身返しに付けるラペルの部分には、本発明の接着芯地1を用い、その他の部分は通常の接着芯地3を用いる。接着芯地1と接着芯地3とが折返し線の箇所で重なるようにして表生地に接着する。このように身返し部のラペル部分に本発明の接着芯地1を用いると、表生地に接着した場合に、ラペル部分が身頃の方にカールする傾向が生じるので、ラペルの先端部が反り返らずに美しい衿が出来上がる。
秋、冬物の上着においては、図4(b)に示すように、本発明の接着芯地1を前身頃の全体に貼付ける。この場合、衿の折返し線を越えないように前身頃のみに接着芯地1が存在するように裁断し、接着する。折返し線から先のラペルの部分には通常の接着芯3を用いる。また冬物の場合は、肩の部分にフィルム接着芯4を表生地に貼った後に、接着芯地1と接着芯地3とを折返し線の箇所で重なるようにして表生地に接着する。フィルム接着芯4を使用することにより、胸のハリとボリュームを確保できる。フィルム接着芯4は薄い防風・透湿性のフィルムを使用すればよい。
なお、夏物の上着の場合には、図4(b)に示したように前身頃全体に本発明の接着芯地1を使用せず、身返し部に相当する前開きの付近箇所のみ本発明の接着芯地1を用いれば極めて軽い洋服を作ることができる。
図4(c)は後身頃を示すものであり、通常の接着芯3を全面に接着する。背中の部分は身体においては殆ど平らな状態であるので、本発明の接着芯地1を使用しなくてもよい。
図5は袖部分の使用を示すものであり、(a)に示す山袖(外袖)側には本発明の接着芯地1を使用し、(b)に示す下袖(内袖)には通常の接着芯3を使用する。山袖側の方は腕の丸みが大きいので、本発明の接着芯地1を使用するのに適している。
図6はポケットに用いる接着芯地を示し、図6(a)は腰ポケット、図6(b)は胸ポケットを示し、それぞれ本発明の接着芯地1を使用する。このようにポケットに使用した場合は、ポケットが体に合わせて丸みが付くので好ましい。
図7は衿の部分の接着芯地の使い方であり、(a)に示す上衿羽根には本発明の接着芯地1を全面に使用し、(b)に示す上衿腰には通常の接着芯地3を使用する。(c)に示す地衿には通常の接着芯地3を使用する。このように上衿羽根側に本発明の接着芯地1を使用すると、衿が首回りに沿った状態となり、綺麗な形状となる。
図4〜図7に示したものはジャケットの例であるが、背広にも本発明の接着芯地を同様に使用することができるし、その他の上衣にも本発明の接着芯地を使用することができる。特に、前身頃側は身体が丸みをおびているので、その部分に本発明の接着芯地を使用すると、立体感を表現することができる。
本発明の接着芯地と表生地とを貼合せた状態を示す緯糸方向の断面図(ハッチングは省略)であり,図1(a)および図1(b)は異なったカールの状態を模式的に示している。 カールの状態を測定する際の試料を示す正面図である。 カールの状態を測定するための、測定点、距離および角度を示す平面図である。図3(a)および図3(b)は異なったカールの状態での測定点を示している。 上着の身頃に適用するための接着芯地の配置を示す平面図である。 上着の袖に適用するための接着芯地の配置を示す平面図である。 上着のポケットに適用するための接着芯地の配置を示す平面図である。 上着の衿に適用するための接着芯地の配置を示す平面図である。
符号の説明
1 本発明のカールする接着芯地
2 表生地
3 通常の接着芯地
4 試料を把持するための紙
5 試料を吊下げるためのフック

Claims (11)

  1. 接着芯地における全ての緯糸がPTT繊維またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸からなり、該接着芯地は洋服の表生地と貼合せると、前記緯糸が収縮して、接着芯地が内側になるようにカールすることを特徴とする接着芯地。
  2. 前記接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経52cm、緯30cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を2cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが25cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dと前記中心点Cとの距離bが5cm以上であることを特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  3. 前記接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経52cm、緯30cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を2cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが25cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dに平行で前記中心点Cを通る仮想直線E−Eと、前記中心点Cと前記離れた点Dとを結ぶ仮想直線C−Dとの成す角度eが25度以上であることを特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  4. 前記接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経11cm、緯10cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を1cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが8.8cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dと前記中心点Cとの距離bが1.5cm以上であることを特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  5. 前記接着芯地を表生地と貼合せた布帛を経11cm、緯10cmの大きさとし、該布帛の経方向の上端を1cmの幅で把持して垂下した状態で、下端におけるカールの状態が、緯方向の中心点Cからカールの内側に最大に離れた両側の2つの点D、Dの間の距離aが8.8cm以下であり、前記離れた2つの点D、Dを結ぶ仮想直線D−Dに平行で前記中心点Cを通る仮想直線E−Eと、前記中心点Cと前記離れた点Dとを結ぶ仮想直線C−Dとの成す角度eが20度以上であることを特徴とする請求項1記載の接着芯地。
  6. 少なくとも一部分の表生地に接着芯地が貼合されている洋服であって、前記接着芯地は全ての緯糸がPTT繊維またはPTTポリマーとポリエステルとのサイドバイサイド型繊維からなる捲縮糸からなり、該接着芯地と表生地とを貼合せた部分は接着芯地がカールの内側になるようにカールしていることを特徴とする洋服。
  7. 前記接着芯地が前身頃の表生地の少なくとも一部分に貼合されていることを特徴とする請求項6記載の洋服。
  8. 前記接着芯地が山袖の表生地に貼合されていることを特徴とする請求項6記載の洋服。
  9. 前記接着芯地がポケットの表生地に貼合されていることを特徴とする請求項6記載の洋服。
  10. テーラ−ド・カラーを有する洋服において、前記接着芯地が身返しの表生地のラペル部分に貼合されていることを特徴とする請求項6記載の洋服。
  11. テーラード・カラーを有する洋服において、前記接着芯地が上衿羽根の表生地に貼合されていることを特徴とする請求項6記載の洋服。
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