JP2007118375A - 光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具を提供する。
【解決手段】短冊状の筆記具本体501と、円盤形状の光記録媒体30の中心孔31と略同程度の挿通孔が空けられた挿通部502と、ペン部503とを有する筆記具500であって、光記録媒体収容用ケース100のホルダー10中央部に立設する支持柱12に挿通孔を挿通し、光記録媒体収容用ケース100に脱着可能に装着される。
【選択図】図1
【解決手段】短冊状の筆記具本体501と、円盤形状の光記録媒体30の中心孔31と略同程度の挿通孔が空けられた挿通部502と、ペン部503とを有する筆記具500であって、光記録媒体収容用ケース100のホルダー10中央部に立設する支持柱12に挿通孔を挿通し、光記録媒体収容用ケース100に脱着可能に装着される。
【選択図】図1
Description
本発明は、光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具に関し、より詳しくは、複数の光記録媒体を積み重ねて収納する光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具に関する。
従来、CD−R、DVD−R等の光記録媒体を複数枚積み重ねて収納、運搬するためのディスク収納ケースが知られている(特許文献1参照)。このようなディスク収納ケースは、例えば、図9に示すような構造を有している。即ち、図9に示すように、ディスク収納ケース(本発明においては、光記録媒体収容用ケースという場合がある。)100は、ホルダー10とカバー20とから構成される。ホルダー10は、円盤状の底部11と、その底部11の上面中央から上方に立設する断面円形の支持柱12とを有する。支持柱12の外径は、底部11上に積み重ねた複数の光記録媒体30の各中心孔31に挿通できる太さにする。支持柱12の長さは、保管する光記録媒体30の枚数に合せた長さにする。
カバー20は、中央部に突起部23を設けた円形の上板21と、その周囲からほぼ垂直に下方に延びる外周壁22とから構成され、その内部に、底部11上に積み重ねた複数の光記録媒体30を収納する収納空間を形成している。
カバー20は、中央部に突起部23を設けた円形の上板21と、その周囲からほぼ垂直に下方に延びる外周壁22とから構成され、その内部に、底部11上に積み重ねた複数の光記録媒体30を収納する収納空間を形成している。
ディスク収納ケース100に複数の光記録媒体30を収納する場合、各光記録媒体30の中心孔31に支持柱12をそれぞれ挿通し、底部11上に光記録媒体30を積み重ねる。尚、各光記録媒体30は、中央部に円形のクランピングエリア32を有し、クランピングエリア32の中心に中心孔31が形成されている。
光記録媒体30を所定数積み重ねた後、ホルダー10にカバー20を被せ、カバー20の外周壁22の下端部を、底部11の上部外周部を囲み、かつ底部11の上側に張り出した外周縁部11’の内側に嵌めながら、カバー20の内部空間内に底部11上に積み重ねた光記録媒体30を収納する。
光記録媒体30を所定数積み重ねた後、ホルダー10にカバー20を被せ、カバー20の外周壁22の下端部を、底部11の上部外周部を囲み、かつ底部11の上側に張り出した外周縁部11’の内側に嵌めながら、カバー20の内部空間内に底部11上に積み重ねた光記録媒体30を収納する。
ところで、光記録媒体のレーベル面に、その光記録媒体に記録された情報等の内容を表示するのが一般的である。この内容の表示は、通常、ユーザーが油性ペン等の筆記具を使って直接レーベル面に書き込むことによって行われる。
しかしながら、レーベル面への書き込みを行うための筆記具がユーザーの手元に無い場合には、記録した情報の内容をすぐに書き込むことができない。この場合、ユーザーは所定の筆記具(例えば油性ペン)を準備する必要があるが、筆記具の準備をしている間に記録した情報の内容を忘れてしまう等、ユーザーにとって使い勝手が不十分な状況が発生する。
しかしながら、レーベル面への書き込みを行うための筆記具がユーザーの手元に無い場合には、記録した情報の内容をすぐに書き込むことができない。この場合、ユーザーは所定の筆記具(例えば油性ペン)を準備する必要があるが、筆記具の準備をしている間に記録した情報の内容を忘れてしまう等、ユーザーにとって使い勝手が不十分な状況が発生する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。
即ち、本発明の目的は、光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具を提供することにある。
即ち、本発明の目的は、光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明によれば、下記(1)〜(11)が提供される。
(1) 円盤形状の光記録媒体の中心孔に挿通可能な支持柱が立設された底部を有するホルダーと、上板及び上板の周囲に沿って上板から下方に延びて形成された外周壁を有するカバーと、を有する光記録媒体収容用ケースに用いる筆記具であって、光記録媒体収容用ケースに脱着可能に形成されたことを特徴とする筆記具。
(2) 短冊状の筆記具本体と、筆記具本体に形成され、支持柱が挿通可能な所定の形状を有する挿通部と、筆記具本体の少なくとも一端側に設けられたペン部と、を有することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(3) 挿通部は、中心孔より大きな径を有する形状の挿通孔が形成されることを特徴とする前記(2)記載の筆記具。
(4) 挿通部は、挿通部の一部が欠けた切り欠きが形成されることを特徴とする前記(2)記載の筆記具。
(5) 筆記具本体と、筆記具本体の少なくとも一端側に設けられたペン部と、筆記具本体に取り付けられた吸盤部と、を有することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(6) 上板の上面に突起部が形成されており、突起部に嵌合可能に形成することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(7) 外周壁が上板の上面よりも上方に張り出して形成されると共に、上板の上面に突起部が形成されており、上方に張り出して形成された外周壁の内面と突起部の外周面との間に挿嵌することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(8) 筆記具が、油性ペンまたは水性ペンであることを特徴とする前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の筆記具。
(1) 円盤形状の光記録媒体の中心孔に挿通可能な支持柱が立設された底部を有するホルダーと、上板及び上板の周囲に沿って上板から下方に延びて形成された外周壁を有するカバーと、を有する光記録媒体収容用ケースに用いる筆記具であって、光記録媒体収容用ケースに脱着可能に形成されたことを特徴とする筆記具。
(2) 短冊状の筆記具本体と、筆記具本体に形成され、支持柱が挿通可能な所定の形状を有する挿通部と、筆記具本体の少なくとも一端側に設けられたペン部と、を有することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(3) 挿通部は、中心孔より大きな径を有する形状の挿通孔が形成されることを特徴とする前記(2)記載の筆記具。
(4) 挿通部は、挿通部の一部が欠けた切り欠きが形成されることを特徴とする前記(2)記載の筆記具。
(5) 筆記具本体と、筆記具本体の少なくとも一端側に設けられたペン部と、筆記具本体に取り付けられた吸盤部と、を有することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(6) 上板の上面に突起部が形成されており、突起部に嵌合可能に形成することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(7) 外周壁が上板の上面よりも上方に張り出して形成されると共に、上板の上面に突起部が形成されており、上方に張り出して形成された外周壁の内面と突起部の外周面との間に挿嵌することを特徴とする前記(1)記載の筆記具。
(8) 筆記具が、油性ペンまたは水性ペンであることを特徴とする前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の筆記具。
(9) 前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の筆記具と、円盤形状の光記録媒体の中心孔に挿通可能な支持柱が立設された底部を有するホルダーと、上板及び上板の周囲に沿って上板から下方に延びて形成された外周壁を有するカバーと、を有する光記録媒体収容用ケース。
(10) 上板と外周壁とが形成する空間内に支持柱を収容するようにカバーをホルダーに被せた場合に、外周壁の下端部が底部に嵌合するように形成されたことを特徴とする前記(9)記載の光記録媒体収容用ケース。
(11) 筆記具を脱着可能とする取り付け具がカバーに設けられていることを特徴とする前記(9)又は(10)に記載の光記録媒体収容用ケース。
(10) 上板と外周壁とが形成する空間内に支持柱を収容するようにカバーをホルダーに被せた場合に、外周壁の下端部が底部に嵌合するように形成されたことを特徴とする前記(9)記載の光記録媒体収容用ケース。
(11) 筆記具を脱着可能とする取り付け具がカバーに設けられていることを特徴とする前記(9)又は(10)に記載の光記録媒体収容用ケース。
本発明によれば、光記録媒体のレーベル面に記録した情報を、記録後時間をおかずに書き込むことができる、使い勝手のよい筆記具が提供される。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、発明の実施の形態)について詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することが出来る。また、使用する図面は本実施の形態を説明するためのものであり、実際の大きさを表すものではない。
本発明に用いる筆記具は、光記録媒体収容用ケースに脱着可能に形成される。このような筆記具としては、筆記具自体の形状を工夫して光記録媒体収容用ケースに脱着可能とする場合と、光記録媒体収容用ケースの形状を工夫して筆記具を脱着可能とする場合との2通りがある。以下、それぞれの場合における実施形態について説明する。
本発明に用いる筆記具は、光記録媒体収容用ケースに脱着可能に形成される。このような筆記具としては、筆記具自体の形状を工夫して光記録媒体収容用ケースに脱着可能とする場合と、光記録媒体収容用ケースの形状を工夫して筆記具を脱着可能とする場合との2通りがある。以下、それぞれの場合における実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、筆記具の第1の実施形態を説明するための図である。具体的には、図1は、ホルダー10に装着する筆記具500を説明するための図である。図1(a)は、筆記具500の平面図であり、図1(b)は、筆記具500をホルダー10(光記録媒体収容用ケース100)に装着する様子を示している。なお、図1(b)においては、説明の便宜から、光記録媒体収容用ケース100のうちカバー20の図示を省略している。また、図1(c)は、キャップ部505を備えた筆記具500の平面図である。
図1は、筆記具の第1の実施形態を説明するための図である。具体的には、図1は、ホルダー10に装着する筆記具500を説明するための図である。図1(a)は、筆記具500の平面図であり、図1(b)は、筆記具500をホルダー10(光記録媒体収容用ケース100)に装着する様子を示している。なお、図1(b)においては、説明の便宜から、光記録媒体収容用ケース100のうちカバー20の図示を省略している。また、図1(c)は、キャップ部505を備えた筆記具500の平面図である。
図1(a)に示すように、筆記具500は、短冊状の筆記具本体501と、筆記具本体501に形成され、支持柱が挿通可能な円形の挿通孔を有する挿通部502と、筆記具本体501の少なくとも一端側に設けられたペン部503と、を有している。つまり、筆記具本体501は、一端側に挿通部502が設けられ、他端側にペン部503が設けられて、筆記具500を形成している。ここで、筆記具本体501を構成する材料は、特に限定されないが、例えば、ゴム材料、プラスチック材料等が挙げられる。
図1(b)に示すように、筆記具500は、ホルダー10(光記録媒体収容用ケース100)に以下のようにして装着される。つまり、円盤形状の光記録媒体30の中心孔31に挿通可能な支持柱12が立設された底部11を有するホルダー10に、中心孔31を支持柱12に挿通することにより、ホルダー10の底部11上に複数の光記録媒体30を積み重ねて担持する。そして、その後に、挿通部502の挿通孔を支持柱12に挿通することによって、筆記具500をホルダー10(光記録媒体収容用ケース100)に装着する。当然ながら、筆記具500は、上方に引き上げることにより、ホルダー10(光記録媒体収容用ケース100)から取り外すことができる。
挿通部502に設けられる円形の挿通孔の径は、ホルダー10の中央部に立設した支持柱12が挿通可能であれば特に限定されず、通常、15mm〜30mmである。また、筆記具500の長さは、通常、光記録媒体30の半径よりも小さくする。これにより、筆記具500が、光記録媒体30の外径から外にはみ出すことが無くなる。この結果、筆記具500が、光記録媒体収容用ケース100内に確実に収納されるようになる。このため、筆記具500の長さLは、通常、15mm〜65mmとする。一方、筆記具500の幅Dは、通常、15mm〜30mmである。また、挿通部502の長さSは、通常、15mm〜30mmである。さらに、筆記具500の厚みは、通常1mm〜10mmとする。
また、ペン部503は、光記録媒体30のレーベル面に所定の情報等を書き込めるものであれば特に限定されないが、例えば、水性ペン、油性ペン等が挙げられる。これらのうち、レーベル面の記載がかすれたり消えたりしないようにするために、油性ペンを用いることが好ましい。ペン先は光記録媒体30の表面(レーベル面)を傷つける恐れが少ない柔らかいもの(例えば、フェルト状のもの等)が好ましい。なお、このペンの種類に関しては後述の実施形態においても同様とすればよい。
ペン部503の種類によって、インクが乾いて筆記が困難となるおそれがある場合には、図1(c)に示すように、ペン部503にキャップ部505を設けることが好ましい。つまり、キャップ部505を筆記具本体501の一部を構成するように設けて、筆記具500を形成することが好ましい。キャップ部505には、ペン部503に対応してペン受け部504が形成されており、筆記具500の使用に際して、キャップ部505を取り外せるようになっている(C1→C2)。なお、このようなキャップ部505は、後述の実施態様(図2、図3)においても適宜用いることができることはいうまでもない。
筆記具500を用いることにより、光記録媒体30に記録した情報を、記録から時間をおくことなく、当該光記録媒体30のレーベル面に書き込むことが可能となる。ここで、所定の情報の内容としては、例えば、光記録媒体30が映画を録画したDVD−Rである場合は、映画のタイトル、録画時間、録画日等を挙げることができる。また、上記所定の情報の内容としては、例えば、光記録媒体30が音楽を録音したCD−Rである場合は、音楽のジャンル、楽曲のタイトル、演奏者等を挙げることができる。
また、光記録媒体30は円盤形状を有している。光記録媒体30としては、具体的には、CD−R、CD−RW、DVD−R、書き換え型DVD、青色レーザ対応の光記録媒体を挙げることができる。
また、光記録媒体30は円盤形状を有している。光記録媒体30としては、具体的には、CD−R、CD−RW、DVD−R、書き換え型DVD、青色レーザ対応の光記録媒体を挙げることができる。
図2は、第1の実施形態の他の形態を説明するための図である。図2(a)〜図2(c)は、それぞれ筆記具510,筆記具520,筆記具530の平面図である。
図2(a)に示す筆記具510は、短冊状の筆記具本体511と、筆記具本体511の一端に挿通孔が空けられている挿通部512と、挿通部512とは反対側の他端に設けたペン部513とを有している。つまり、筆記具本体511は、一端側に挿通部512が設けられ、他端側にペン部513が設けられて、筆記具510を形成している。
図2(a)に示す筆記具510は、短冊状の筆記具本体511と、筆記具本体511の一端に挿通孔が空けられている挿通部512と、挿通部512とは反対側の他端に設けたペン部513とを有している。つまり、筆記具本体511は、一端側に挿通部512が設けられ、他端側にペン部513が設けられて、筆記具510を形成している。
図2(a)に示すように、挿通部512には、光記録媒体30の中心孔31(図1(b)参照)より大きな径を有する四辺形の挿通孔が空けられている。挿通部512に空けられた挿通孔の径が光記録媒体30の中心孔31(図1(b)参照)より大きいと、ホルダー10の中央に立設した支持柱12(図1(b)参照)を挿通部512に容易に挿通することができる。尚、挿通部512に空けられる挿通孔の形状は四辺形に限定されず必要に応じて種々変更することができる。挿通孔の形状としては、例えば、円形(中心孔31(図1(b)参照)よりも大きな直径を有する円形)、正三角形、正五角形、六角形、八角形、星形を挙げることができる。
図2(b)に示す筆記具520は、短冊状の筆記具本体521と、ホルダー10の中央に立設した支持柱12(図1(b)参照)が挿通するように形成された挿通部522と、挿通部522とは反対側の他端に設けたペン部523とを有している。つまり、筆記具本体521は、一端側に挿通部522が設けられ、他端側にペン部523が設けられて、筆記具520を形成している。
図2(b)に示すように、挿通部522には、筆記具本体521の片側の一部が欠けて自由端522fになるように切り欠きが形成されている。挿通部522が切り欠き形状であることにより、筆記具520をホルダー10の中央に立設した支持柱12(図1(b)参照)に取り付ける際に、切り欠き部分が支持柱12の導入口となり、容易に切り欠き部から支持柱12にはめ込むことができる。同様に、筆記具520をホルダー10から容易に取り外しをすることもできる。
同様に、図2(c)に示す筆記具530は、短冊状の筆記具本体531と、切り欠きが形成された挿通部532と、挿通部532とは反対側の他端に設けたペン部533とを有している。つまり、筆記具本体531は、一端側に挿通部532が設けられ、他端側にペン部533が設けられて、筆記具530を形成している。
図2(c)に示すように、挿通部532に形成された切り欠きは、図2(b)に示した筆記具520と比較して、円弧状に切り取られた自由端532fの先端が細くなるように形成されているので、ホルダー10の中央に立設した支持柱12(図1参照)に装着した筆記具530がはずれにくくなる。また、自由端532fに対向する部分531eが曲線状に丸められているため、ホルダー10の中央に立設した支持柱12(図1参照)を、さらに容易に挿通部532に導入することができる。
図3は、筆記具の第1の実施形態のさらに他の形態を説明するための図である。図3(a)、図3(b)は、それぞれ筆記具540,筆記具550の平面図である。
図3(a)に示す筆記具540は、短冊状の筆記具本体541と、筆記具本体541の略中央部に挿通孔が空けられている挿通部542と、筆記具本体541の両端にそれぞれ設けたペン部543a,543bとを有している。つまり、筆記具本体541は、略中央部に挿通部542を設け、両端にペン部543a,543bを設けることにより、筆記具540を形成している。筆記具540は、筆記具本体541の両端にそれぞれペン部543a,543bを有する。このため、例えば、色の異なる2色ペンの筆記具540とすることができる、又は、油性ペンと水性ペンというように種類の異なる2種類のペンを有する筆記具540とすることができる。インクの乾きを抑制するために、ペン部543a,543bに対応してキャップ部をそれぞれ設けてもよいことはいうまでもない。
図3(a)に示す筆記具540は、短冊状の筆記具本体541と、筆記具本体541の略中央部に挿通孔が空けられている挿通部542と、筆記具本体541の両端にそれぞれ設けたペン部543a,543bとを有している。つまり、筆記具本体541は、略中央部に挿通部542を設け、両端にペン部543a,543bを設けることにより、筆記具540を形成している。筆記具540は、筆記具本体541の両端にそれぞれペン部543a,543bを有する。このため、例えば、色の異なる2色ペンの筆記具540とすることができる、又は、油性ペンと水性ペンというように種類の異なる2種類のペンを有する筆記具540とすることができる。インクの乾きを抑制するために、ペン部543a,543bに対応してキャップ部をそれぞれ設けてもよいことはいうまでもない。
図3(b)に示す筆記具550は、短冊状の筆記具本体551と、筆記具本体551の略中央部に挿通孔が空けられている挿通部552と、筆記具本体551の両端にそれぞれ設けたペン部553a,553bとを有している。図3(b)に示すように、筆記具550は、中央部分の幅が両端部分の幅より大きく、全体として楕円形状を有している。
(第2の実施形態)
図4は、筆記具の第2の実施形態を説明するための図である。具体的には、図4は、カバー20に装着する筆記具560を説明するための図である。図4(a)は、筆記具560を装着したカバー20の平面図であり、図4(b)は、筆記具560をカバー20に装着する様子を示している。
図4(a)に示すように、筆記具560は、縦長の筆記具本体561と、筆記具本体561の一端側に設けられたペン部(不図示)に被せて使用するキャップ部565と、筆記具本体561に取り付けられた吸盤部24とを有している。一方、図4(b)に示すように、カバー20は、上板21及び上板21の周囲に沿ってかつ上板21の下方に延びて形成された外周壁22を有する。また、上板21の中央には突起部23が設けられている。そして、筆記具560は、吸盤部24により、突起部23の横脇の上板21上に吸着されている。この結果、筆記具560は、カバー20に着脱可能に装着されていることとなる。
図4は、筆記具の第2の実施形態を説明するための図である。具体的には、図4は、カバー20に装着する筆記具560を説明するための図である。図4(a)は、筆記具560を装着したカバー20の平面図であり、図4(b)は、筆記具560をカバー20に装着する様子を示している。
図4(a)に示すように、筆記具560は、縦長の筆記具本体561と、筆記具本体561の一端側に設けられたペン部(不図示)に被せて使用するキャップ部565と、筆記具本体561に取り付けられた吸盤部24とを有している。一方、図4(b)に示すように、カバー20は、上板21及び上板21の周囲に沿ってかつ上板21の下方に延びて形成された外周壁22を有する。また、上板21の中央には突起部23が設けられている。そして、筆記具560は、吸盤部24により、突起部23の横脇の上板21上に吸着されている。この結果、筆記具560は、カバー20に着脱可能に装着されていることとなる。
より具体的には、図4(b)に示すように、筆記具560は、筆記具本体561に取り付けられた吸盤部24により、カバー20の上板21上に水平に装着される。尚、カバー20は、上板21と外周壁22とにより、積み重ねた複数の光記録媒体30を収容する収容空間を形成する。そして、上板21と外周壁22とが形成する空間内に、ホルダー10の支持柱12(図4(b)では、支持柱12の代わりに、支持柱12に挿通して積み重ねられた、複数の光記録媒体30が図示されている。)を収容するようにカバー20をホルダー10に被せた場合に、外周壁22の下端部22bが、ホルダー10の底部11に嵌合するようになっている。
尚、本実施形態においては、筆記具560として一般的に用いられる円筒形状の筆記具(ペン)を用いているが、筆記具560の形状はこれに限られないことはいうまでもない。
尚、本実施形態においては、筆記具560として一般的に用いられる円筒形状の筆記具(ペン)を用いているが、筆記具560の形状はこれに限られないことはいうまでもない。
(第3の実施形態)
図5は、筆記具の第3の実施形態を説明するための図である。具体的には、図5は、カバー20に装着する筆記具の他の実施形態(筆記具570)を説明するための図である。図5(a)は、筆記具570の平面図であり、図5(b)は、筆記具570をカバー20に装着する様子を示している。
図5(a)に示すように、筆記具570は、中央部に所定の径(φ)を有する中心孔が空いたドーナツ形状を有している。筆記具570は、円弧状に形成された一端にペン部573a,573bをそれぞれ備える円弧状に形成された2個の筆記具本体571,572を有し、ペン部573a,573bとペン受け部574a,574bとを嵌合して、一体化している。カバー20の上板21に設けられた円形の突起部23に嵌合可能とするために、中心孔の径(φ)は、突起部23の径と略同一とされている。筆記具570は、使用に際して、2個の筆記具本体571,572にそれぞれ分解して使用する(a1→a2)。
筆記具本体571,572を構成する材料は、特に限定されないが、例えば、ゴム材料、プラスチック材料等が挙げられる。
図5は、筆記具の第3の実施形態を説明するための図である。具体的には、図5は、カバー20に装着する筆記具の他の実施形態(筆記具570)を説明するための図である。図5(a)は、筆記具570の平面図であり、図5(b)は、筆記具570をカバー20に装着する様子を示している。
図5(a)に示すように、筆記具570は、中央部に所定の径(φ)を有する中心孔が空いたドーナツ形状を有している。筆記具570は、円弧状に形成された一端にペン部573a,573bをそれぞれ備える円弧状に形成された2個の筆記具本体571,572を有し、ペン部573a,573bとペン受け部574a,574bとを嵌合して、一体化している。カバー20の上板21に設けられた円形の突起部23に嵌合可能とするために、中心孔の径(φ)は、突起部23の径と略同一とされている。筆記具570は、使用に際して、2個の筆記具本体571,572にそれぞれ分解して使用する(a1→a2)。
筆記具本体571,572を構成する材料は、特に限定されないが、例えば、ゴム材料、プラスチック材料等が挙げられる。
図5(b)に示すように、所定の厚さを有するドーナツ形状の筆記具570は、カバー20の上板21の中央部に設けた円形の突起部23と筆記具570の内側の曲面とを嵌合することにより、カバー20に着脱自在に装着する(b1→b2)。このとき、筆記具570の内側の曲面に突起部23の側面が当接し、突起部23の側面が筆記具570に覆われる。
尚、筆記具570の厚さは、特に限定されないが、通常、1mm〜10mmである。
尚、筆記具570の厚さは、特に限定されないが、通常、1mm〜10mmである。
図6は、筆記具の第3の実施形態の他の形態を説明するための図である。具体的には、図6は、筆記具580をカバー20に装着する様子を示している。
図6に示すように、筆記具580は、縦長の筆記具本体581と、筆記具本体581の一端側に設けられたペン部(不図示)に被せて使用するキャップ部585と、筆記具本体581に取り付けられたリング部25とを有している。カバー20の上板21に設けられた円形の突起部23に嵌合可能とするために、リング部25の内径は、突起部23の径と略同一とされている。
図6に示すように、筆記具580は、縦長の筆記具本体581と、筆記具本体581の一端側に設けられたペン部(不図示)に被せて使用するキャップ部585と、筆記具本体581に取り付けられたリング部25とを有している。カバー20の上板21に設けられた円形の突起部23に嵌合可能とするために、リング部25の内径は、突起部23の径と略同一とされている。
そして所定の厚さを有するリング部25が筆記具本体581に取り付けられた筆記具580は、カバー20の上板21の中央部に設けた円形の突起部23とリング部25の内側の曲面とを嵌合することにより、カバー20に着脱自在に装着する(d1→d2)。このとき、リング部25内側の曲面に突起部23の側面が当接し、リング部25を介して、筆記具580がカバー20に装着される。
尚、リング部25の厚さは、特に限定されないが、通常、1mm〜10mmである。
尚、リング部25の厚さは、特に限定されないが、通常、1mm〜10mmである。
(第4の実施形態)
図7は、筆記具の第4の実施形態を説明するための図である。具体的には、図7は、カバー20に装着する筆記具の他の実施形態(筆記具590)を説明するための図である。図7(a)は、筆記具590を装着したカバー20の平面図であり、図7(b)は、筆記具590をカバー20に装着する様子を示している。
図7は、筆記具の第4の実施形態を説明するための図である。具体的には、図7は、カバー20に装着する筆記具の他の実施形態(筆記具590)を説明するための図である。図7(a)は、筆記具590を装着したカバー20の平面図であり、図7(b)は、筆記具590をカバー20に装着する様子を示している。
図7(a)に示すように、筆記具590は、縦長の筆記具本体591と、筆記具本体591の一端側に設けられたペン部(不図示)に被せて使用するキャップ部595と、筆記具本体591の他端側に設けられた内周挿嵌部27と、キャップ部595の先端に設けられた外周挿嵌部26とを有している。一方、図7(b)に示すように、カバー20は、上板21及び上板21の周囲に沿って上板21から下方に延びて形成された外周壁22を有する。さらに、外周壁22が上板21の上面よりも上方に張り出して外周上壁部22tが形成されると共に、上板21の上面中央には円形の突起部23が形成されている。そして、外周挿嵌部26が外周上壁部22tの内面に当接すると共に、内周挿嵌部27が突起部23の外周面に当接することにより、筆記具590がカバー20(ひいては、光記録媒体収容用ケース)に装着されている。
より具体的には、図7(b)に示すように、筆記具590は、外周上壁部22tの内面と突起部23の外周面との間に挿嵌される。この際、外周挿嵌部26が外周上壁部22tの内面に当接すると共に、内周挿嵌部27が突起部23の外周面に当接する。この結果、筆記具590は、カバー20(光記録媒体収容用ケース)に脱着が可能となる。
なお、本実施形態においては、筆記具590として、円筒形状の筆記具590を用いたが、筆記具590の形状はこれに限られないことはいうまでもない。例えば、筆記具本体の形状を扁平な直方体としてもよい。また、外周挿嵌部26、内周挿嵌部27の形状も種々変形できることはいうまでもない。さらに、キャップ部595と外周挿嵌部26とを一体的に形成してもよいし、筆記具本体591と内周挿嵌部27とを一体的に形成してもよい。
なお、本実施形態においては、筆記具590として、円筒形状の筆記具590を用いたが、筆記具590の形状はこれに限られないことはいうまでもない。例えば、筆記具本体の形状を扁平な直方体としてもよい。また、外周挿嵌部26、内周挿嵌部27の形状も種々変形できることはいうまでもない。さらに、キャップ部595と外周挿嵌部26とを一体的に形成してもよいし、筆記具本体591と内周挿嵌部27とを一体的に形成してもよい。
(第5の実施形態)
図8は、筆記具の第5の実施形態を説明するための図である。具体的には、図8は、カバー20に装着する筆記具600を説明するための図である。図8(a)は、筆記具600を装着したカバー20の平面図であり、図8(b)は、筆記具600をカバー20に装着する様子を示している。
尚、上記実施形態は、筆記具の形状を工夫することにより、筆記具を光記録媒体収容用ケースに脱着可能とする例であった。これに対し、本実施形態は、光記録媒体収容用ケースの形状を工夫して筆記具を脱着可能とする場合の一例である。
図8は、筆記具の第5の実施形態を説明するための図である。具体的には、図8は、カバー20に装着する筆記具600を説明するための図である。図8(a)は、筆記具600を装着したカバー20の平面図であり、図8(b)は、筆記具600をカバー20に装着する様子を示している。
尚、上記実施形態は、筆記具の形状を工夫することにより、筆記具を光記録媒体収容用ケースに脱着可能とする例であった。これに対し、本実施形態は、光記録媒体収容用ケースの形状を工夫して筆記具を脱着可能とする場合の一例である。
図8(a)に示すように、筆記具600は、縦長の筆記具本体601と、筆記具本体601の一端側に設けられたペン部(不図示)に被せて使用するキャップ部605とを有している。筆記具600は、ホルダー10(図8(b))に被せて光記録媒体30を収納するカバー20に、上板21中央の突起部23の横脇に設けた取り付け具28により、着脱可能に装着されている。尚、カバー20は、上板21と外周壁22とにより、積み重ねた複数の光記録媒体30を収容する収容空間を形成する。
図8(b)に示すように、筆記具600は、筆記具本体601の湾曲した形状に応じた所定の曲面を有するように形成された取り付け具28により、カバー20の上板21上に水平に装着される。
図8(b)に示すように、筆記具600は、筆記具本体601の湾曲した形状に応じた所定の曲面を有するように形成された取り付け具28により、カバー20の上板21上に水平に装着される。
10…ホルダー、11…底部、11’…外周縁部、12…支持柱、20…カバー、21…上板、22…外周壁、22b…下端部、22t…外周上壁部、23…突起部、24…吸盤部、25…リング部、26…外周挿嵌部、27…内周挿嵌部、28…取り付け具、30…光記録媒体、31…中心孔、32…クランピングエリア、100…ディスク収納ケース(光記録媒体収容用ケース)、500,510,520,530,540,550,560,570,580,590,600…筆記具、501,511,521,531,541,551,561,571,572,581,591,601…筆記具本体、502,512,522,532,542,552…挿通部、503,513,523,533,543a,543b,553a,553b,573a,573b…ペン部、504,574a,574b…ペン受け部、505,565,585,595,605…キャップ部
Claims (11)
- 円盤形状の光記録媒体の中心孔に挿通可能な支持柱が立設された底部を有するホルダーと、上板及び前記上板の周囲に沿って前記上板から下方に延びて形成された外周壁を有するカバーと、を有する光記録媒体収容用ケースに用いる筆記具であって、
前記光記録媒体収容用ケースに脱着可能に形成されたことを特徴とする筆記具。 - 短冊状の筆記具本体と、前記筆記具本体に形成され、前記支持柱が挿通可能な所定の形状を有する挿通部と、前記筆記具本体の少なくとも一端側に設けられたペン部と、を有することを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記挿通部は、前記中心孔より大きな径を有する形状の挿通孔が形成されることを特徴とする請求項2記載の筆記具。
- 前記挿通部は、当該挿通部の一部が欠けた切り欠きが形成されることを特徴とする請求項2記載の筆記具。
- 筆記具本体と、前記筆記具本体の少なくとも一端側に設けられたペン部と、前記筆記具本体に取り付けられた吸盤部と、を有することを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記上板の上面に突起部が形成されており、前記突起部に嵌合可能に形成することを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記外周壁が前記上板の上面よりも上方に張り出して形成されると共に、前記上板の上面に突起部が形成されており、上方に張り出して形成された前記外周壁の内面と前記突起部の外周面との間に挿嵌することを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記筆記具が、油性ペンまたは水性ペンであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の筆記具。
- 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の筆記具と、
円盤形状の光記録媒体の中心孔に挿通可能な支持柱が立設された底部を有するホルダーと、
上板及び前記上板の周囲に沿って前記上板から下方に延びて形成された外周壁を有するカバーと、
を有する光記録媒体収容用ケース。 - 前記上板と前記外周壁とが形成する空間内に前記支持柱を収容するように前記カバーを前記ホルダーに被せた場合に、前記外周壁の下端部が前記底部に嵌合するように形成されることを特徴とする請求項9記載の光記録媒体収容用ケース。
- 前記筆記具を脱着可能とする取り付け具が前記カバーに設けられていることを特徴とする請求項9又は10に記載の光記録媒体収容用ケース。
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JP2005313188A JP2007118375A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | 光記録媒体収容用ケースに脱着可能な筆記具 |
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Cited By (1)
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JP2011074193A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Pilot Ink Co Ltd | 記録媒体表記面用筆記、消去具セット |
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2005
- 2005-10-27 JP JP2005313188A patent/JP2007118375A/ja active Pending
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