JP2007116585A - ノイズキャンセル装置およびノイズキャンセル方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理の演算量を抑え、かつノイズを安定して抑圧するノイズキャンセル装置およびノイズキャンセル方法を得ること。
【解決手段】本発明にかかるノイズキャンセル装置は、複数の装置入力部と、複数の装置入力部1−1、1−2、…、1−nのうち一つを選択するスイッチング部3と、複数の装置入力部1−1、1−2、…、1−nに各々対応する複数のノイズパタンを格納する格納部5と、スイッチング部3にて選択された装置入力部1−1、1−2、…、1−nを介して入力した入力信号に対して、格納部5に格納された装置入力部1−1、1−2、…、1−nに対応するノイズパタンを用いてノイズの減算処理を行うとともに、格納部5に格納されたノイズパタンを、減算処理により得られた新ノイズパタンに更新するノイズキャンセル部4と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電話会議システムなど複数系統のマイクロホン(以下、マイクと呼ぶ)入力を持つ音声通信装置に組込まれるノイズキャンセル装置およびノイズキャンセル方法に関するものである。
会議電話システム等によるハンズフリー通話では、一般のハンドセットによる通話と比較してマイクと話者との距離が大きくなるので、相対的に環境雑音が大きく聞こえてしまう問題があった。そこで、この種の音声通信装置には雑音を抑圧するノイズキャンセラが搭載される事が多い。ここで、ノイズキャンセラには多くの種類があり、たとえば、雑音が大きい周波数帯域を予め決めておいて抑圧するだけの単純な方式がある。また、周波数スペクトルの時間的に定常的な成分をノイズパターンとして推定・保持し、入力信号から周波数領域で減算すると同時に、ノイズパターン自体も更新し続ける、スペクトル減算法を用いた方式が、実用性が高く、一般的に用いられている。
また、高性能の電話会議装置では、色々な方向の話者音声を効率よく集音する目的でそれぞれ別々の方向を向いた複数個のマイクを搭載する例が多く、一般的には、一台の筐体に2個から4個程度のマイクが搭載されている。これは、複数のマイクのうち、話者が位置する方向に感度の指向性が向いたマイクに最も信号が大きく入力するので、それぞれマイクからの入力レベルを比較して最大入力のマイクを選択し続ける事により、話者の音声を効率よく集音するという効果がある。
ここで、前述したような複数個のマイクを搭載する音声通信装置にノイズキャンセラを適用する場合、大きく二種類の方法が考えられる。一つは、それぞれのマイクに入力に1対1に対応するノイズキャンセラを、マイク個数分搭載する方法である。もう一つは、マイク選択後の信号を一つのノイズキャンセラで処理する方法である。
図8は、複数マイクを搭載する音声通信装置が備える従来のノイズキャンセル装置の一つ目の構成例を示す図である。図8において、81−1、81−2、…、81−nは、それぞれ別の方向を向いて設置された複数のマイク、82−1、82−2、…、82−nは、マイク入力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、83は、各マイクの入力信号を比較し、その中から一つの信号を選択するマイクスイッチ部、84−1,84−2、…、84−nは入力信号に含まれるノイズを抑圧して出力するノイズキャンセラ部である。以下に、当該ノイズキャンセル装置(以下、第1のノイズキャンセル装置と呼ぶ)がノイズを除去する動作を説明する。
まず、話者の音声および周囲のノイズがマイク81(上記、マイク81−1〜81−nに相当)から入力される。次に、A/Dコンバータ82(上記、A/Dコンバータ82−1〜82−nに相当)は、上記入力信号をデジタル信号に変換する。次に、ノイズキャンセラ部84(上記、ノイズキャンセラ部84−1〜84−nに相当)は、信号に含まれるノイズ成分を推定して減算し、出力する。なお、ノイズキャンセラ部84は、それぞれ個別のノイズパターン(ノイズパターン#1、#2、…、#n)を使用してノイズ成分の減算処理を行う。そして、マイクスイッチ部83は、ノイズキャンセラ部84からの出力信号レベルを比較し、最大入力の系統を選択し、その信号を出力する。これにより、マイクによって異なる種類と大きさのノイズが入力しても、ノイズキャンセラ部は対応するマイクのみの信号を観測してノイズパターンを更新し、減算し続けるので、安定したノイズ抑圧性能を得ることが出来る。
つづいて、図9は、複数マイクを搭載する音声通信装置が備える従来のノイズキャンセル装置の二つ目の構成例を示す図である。図9に示したノイズキャンセル装置は、前述した第1のノイズキャンセル装置のノイズキャンセル部84に相当するノイズキャンセル部84aをマイクスイッチ部83の後ろに備え、全体として一つのノイズキャンセル部84aを使用する構成となる。以下に、当該ノイズキャンセル装置(以下、第2のノイズキャンセル装置と呼ぶ)がノイズを除去する動作を説明する。
第2のノイズキャンセル装置は、前述した第1のノイズキャンセル装置と同様にマイク1から入力された信号をA/Dコンバータ82がデジタル信号に変換する。つづいてマイクスイッチ部83は、A/Dコンバータ82からの出力信号を比較し、最大入力の系統を選択し、その信号を出力することにより、話者の方向に指向性を持つマイクの選択を行う。ノイズキャンセラ部84は、共通ノイズパターンを使用してマイクスイッチ部83から受け取った信号に含まれるノイズ成分を推定して減算し、出力する。これにより、上述した第1のノイズキャンセル装置と比較してノイズキャンセラ部の演算負荷がノイズキャンセラ部1つ分相当で済むという特徴がある。
また、上述したノイズキャンセル装置を改善するための技術が下記(特許文献1)に記載されている。下記(特許文献1)によれば、ノイズキャンセル装置は、予め様々な種類の雑音パターンを準備しておき、それらと入力信号とを比較し、最も近似するノイズパターンを使用して減算処理を行うことにより、第1のノイズキャンセル装置においてはノイズキャンセラ部の演算量を抑えることができ、また、第2のノイズキャンセル装置においては、よりノイズキャンセル効率を向上させることができる、とされている。
特開2004−206063号公報
しかしながら、予め準備しておくノイズパターンには限りがある。そのため、上記従来のノイズキャンセル装置は、準備したノイズパターンに適合しないノイズが入力された場合には、ノイズ抑圧性能が低下することが避けられない。また、予め準備しておくノイズパターンの数を増やした場合には、かえって演算量が増加してしまい、負荷が増大するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ノイズ除去処理の演算量の増加を抑え、かつ音声が入力されるマイクを切り替えた時に、切り替え後のマイクから入力されるノイズを安定して抑圧することが可能なノイズキャンセル装置およびノイズキャンセル方法を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、複数の装置入力部と、前記複数の装置入力部のうち一つを選択するスイッチング部と、前記複数の装置入力部に各々対応する複数のノイズパターンを格納する格納部と、前記スイッチング部にて選択された前記装置入力部を介して入力した入力信号に対して、前記格納部に格納された前記装置入力部に対応する前記ノイズパターンを用いてノイズの減算処理を行うとともに、前記格納部に格納された前記ノイズパターンを、前記減算処理により得られた新ノイズパターンに更新するノイズキャンセル部と、を有する。
本発明によれば、複数系統のマイクロホン入力を備える音声通信装置において、入力信号のノイズキャンセル処理の演算量を抑え、さらに、使用するマイクロホンを切り替えた場合でも安定してノイズを抑圧できるノイズキャンセル装置およびノイズキャンセル方法を得ることができる。
本発明の第1の発明のノイズキャンセル装置は、複数の装置入力部と、複数の装置入力部のうち一つを選択するスイッチング部と、複数の装置入力部に各々対応する複数のノイズパターンを格納する格納部と、スイッチング部にて選択された装置入力部を介して入力した入力信号に対して、格納部に格納された装置入力部に対応するノイズパターンを用いてノイズの減算処理を行うとともに、格納部に格納されたノイズパターンを、減算処理により得られた新ノイズパターンに更新するノイズキャンセル部と、を有する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第2の発明のノイズキャンセル装置は、第1の発明に記載のノイズキャンセル装置において、格納部は、ノイズパターンに各々対応する複数の減算率をさらに格納し、ノイズキャンセル部は、対応する減算率をノイズパターンに乗じたものを用いて、ノイズの減算処理を行うとともに、新減算率を算出し、格納部に格納された減算率を、新減算率に更新する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ入力信号を切り換えた際の音質劣化を抑えつつ、最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第3の発明のノイズキャンセル装置は、第2の発明に記載のノイズキャンセル装置において、ノイズキャンセル部は、装置入力部が選択された時の信号対雑音比を用いて、ノイズの減算処理後の雑音レベルがそれぞれ等しくなるように新減算率を算出する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ入力信号を切り換えた際の雑音レベル変動量を抑えつつ、最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第4の発明のノイズキャンセル装置は、第2の発明に記載のノイズキャンセル装置において、ノイズキャンセル部は、ノイズの減算処理後の音声の歪み信号が少なくなるように新減算率を算出する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつノイズの減算処理に伴う音声の歪みを最小にしつつ、最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第5の発明のノイズキャンセル装置は、第1〜4の発明のいずれかに記載のノイズキャンセル装置において、複数の装置入力部に、それぞれマイクロホンが接続されている。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第6の発明のノイズキャンセル装置は、第5の発明に記載のノイズキャンセル装置において、複数のマイクロホンは、各々異なる方向を向いている。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第7の発明のノイズキャンセル装置は、第1〜6の発明のいずれかに記載のノイズキャンセル装置において、ノイズキャンセル部は、入力信号を所定の時間間隔のフレーム毎に分析し、当該フレームがノイズ成分のみを含むと判断した場合に、当該フレームの分析結果(スペクトル)に基づいて対応するノイズパターンを更新する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第8の発明のノイズキャンセル方法は、複数の装置入力部に各々対応する複数のノイズパターンを格納部に記憶させる記憶工程と、複数の装置入力部のうち一つの装置入力部を選択する選択工程と、選択した装置入力部に対応するノイズパターンを格納部から読み出し、選択した装置入力部を介して入力した入力信号に対して、読み出したノイズパターンを用いてノイズの減算処理を行うとともに、格納部に記憶させたノイズパターンを、減算処理により得られた新ノイズパターンに更新するノイズキャンセル工程とを有する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第9の発明のノイズキャンセル方法は、第8の発明に記載のノイズキャンセル方法であって、記憶工程では、複数の装置入力部に各々対応する複数の減算率を格納部にさらに記憶させておき、ノイズキャンセル工程では、対応する装置入力部の減算率をノイズパターンに乗じた後、これを用いてノイズの減算処理を行うとともに、新減算率を算出し、格納部に記憶されている減算率を、新減算率に更新する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ入力信号を切り換えた際の音質劣化を抑えつつ、最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第10の発明のノイズキャンセル方法は、第9の発明に記載のノイズキャンセル方法であって、ノイズキャンセル工程では、装置入力部が選択された時の信号対雑音比を用いて、減算処理後の雑音レベルがそれぞれ等しくなるように新減算率を算出する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ入力信号を切り換えた際の雑音レベル変動量を抑えつつ、最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第11の発明のノイズキャンセル方法は、第9の発明に記載のノイズキャンセル方法であって、ノイズキャンセル工程では、ノイズの減算処理後の音声の歪み信号が少なくなるように新減算率を算出する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつノイズの減算処理に伴う音声の歪みを最小にしつつ、最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
第12の発明のノイズキャンセル方法は、第8〜11の発明のいずれかに記載のノイズキャンセル方法であって、ノイズキャンセル工程では、入力信号を所定の時間間隔のフレーム毎に分析し、当該フレームがノイズ成分のみを含むと判断した場合、当該フレームの分析結果(スペクトル)に基づいて対応するノイズパターンを更新する。これにより、入力信号に含まれるノイズの減算処理の演算量を抑え、かつ最適化されたノイズパターンを使用することにより安定してノイズ成分を除去する、という作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置の構成例を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置を搭載した音声通信端末の構成例を示す図である。また、図3は、本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置の回路構成例を示す図であり、図4は、本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置の動作を示すフローチャートである。
図1において、1−1、1−2、…、1−nは、それぞれ別の方向を向いて設置された複数のマイク、2−1、2−2、…、2−nは、マイク入力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、3は、各マイクの入力信号を比較し、その中から一つの信号を選択するスイッチング部であるマイクスイッチ部、4−1,4−2、…、4−nは入力信号に含まれるノイズを抑圧して出力するノイズキャンセル部、5は、複数個のマイク1−1〜1−nにそれぞれ対応したノイズパターンを保持しているノイズパターン格納部(格納部)である。なお、41は、後述するフレーム単位のスペクトルを算出するスペクトル算出部、42は、スペクトル算出部41の算出したスペクトルが雑音データであるか音声データであるかの判定を行う雑音更新可否判定部42、43は、スペクトル算出部41の算出した雑音データに基づいて、後述するノイズパターンを更新する雑音パターン更新部である。
また、図2において、100は本発明のノイズキャンセル装置を搭載する音声通信装置、1−1、…、1−nは指向性マイクロホン、101はスピーカー、102は操作盤である。なお、音声通信装置の周囲には様々な方向に雑音源が存在するので、マイクロホンにはそれぞれ少しずつ異なるノイズが入力する。
また、図3において、100は音声通信装置であり、1−1、…、1−nはn個のマイクロホン、7−1、…、7−nはマイクアンプ、2−1、…、2−nはアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、10はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)であり、その内部の12はDSPコア、11はペリフェラルバス、13はデータバス、15は内部RAMのDARAM、16は内部ROMである。また、20は通信路インターフェース、21は操作インターフェース、30はDSPに接続された外部RAMのSDRAM、40は外部ROM、50はD/Aコンバータ、60はスピーカーアンプである。
ここで、図3に記載されたマイクスイッチ部3とノイズキャンセル部4(図1で示したとおり、雑音パターン更新部43、スペクトル算出部41、雑音更新可否判定部42、を備える)は、DSPコア12が内部ROM16または外部ROM40に記憶されたプログラムをプログラム・データバス13を介してロードし、記憶領域のDARAM5またはSDRAM30にアクセスしながら当該プログラムを実行することによって実現される。また、ノイズパターン格納部5は、記憶領域のDARAM15またはSDRAM30にマイク別のノイズパターンを格納しておき、その中から選択したマイクのノイズパターンをDSPコア12にロードする。そして、DSPコア12にロードしたノイズパターンを随時更新し、その更新されたノイズパターンを再び記憶領域にセーブすることによって実現される。
つづいて、図3を用いて送受話の信号経路について説明する。マイク入力信号は、マイクアンプ7(上記、マイクアンプ7−1〜7−nに相当)で増幅されてA/Dコンバータ2(上記、D/Aコンバータ2−1〜2−nに相当)に入力される。A/Dコンバータ2でデジタル信号に変換された入力信号は、ペリフェラルバス11を介してDSPコア12に渡され、そこで信号処理を施される。そして、信号処理を施された入力信号は、送話デジタル信号としてペリフェラルバス11を介して通信路インターフェース20に送出される。一方、受話デジタル信号は、通信路インターフェース20およびペリフェラルバス11を介してDSPコア12に渡され、そこで信号処理を施される。そして、受信デジタル信号は、SPK出力信号としてペリフェラルバス11を介してD/Aコンバータ50に入力され、アナログ信号に変換された後にアンプ60で増幅されてスピーカー101から再生される。
つづいて、上述したように構成されたノイズキャンセル装置の動作について、図1および図4を用いて詳細に説明する。
まず、複数のマイクからなるマイク1(上記、マイク1−1〜1−nに相当)を介して話者の音声および周囲のノイズが混在する信号が入力される。ここで、これら入力信号に含まれる音声信号の大きさ(レベル)およびノイズの種類・大きさは、それぞれのマイクの指向性の方向、話者およびノイズ源の位置関係、などに依存し、差が生じる。つぎに、入力された信号は、A/Dコンバータ2(上記、A/Dコンバータ2−1〜2−nに相当)によってデジタル信号に変換され、マイクスイッチ部3に渡される。そして、マイクスイッチ部3は、各マイクの出力信号レベルを比較し、最大入力となる系統の信号を出力することにより、話者の方向に指向性を持つマイクの選択を行う(ステップS1)。また、マイクスイッチ部3は、選択したマイクから入力した信号をノイズキャンセル部4に渡す。なお、上述したように各マイクの指向性の方向は異なる。そして、各マイクに入力するノイズの成分も異なるため、マイクスイッチ部3がどのマイクを選択したかによって、ノイズキャンセル部が抽出するノイズのスペクトルパターンも異なる。
つぎに、ノイズキャンセル部4は、マイクスイッチ部3が選択したマイクと前回選択したマイクとを比較し(ステップS2)、前回と異なるマイクを選択した場合(ステップS2,Yes)、それまで選択していたマイクの入力信号から抽出したノイズパターンを、マイク個別のラベルを付けてノイズパターン格納部5にセーブする(ステップS3)。そして、今回選択されたマイクに対応するノイズパターンをノイズパターン格納部5からロードする(ステップS4)。一方、前回と同じマイクが選択された場合(ステップS2,No)、引き続き同じノイズパターンを使用する。
つぎに、ノイズキャンセル部4は、スペクトルサブトラクション法を使用して上記マイクスイッチ部3が選択した信号のノイズレベルを低減させる。すなわち、入力信号をFFT(Fast Fourier Transform)分析し、当該分析結果のスペクトルについて非発声区間(音声入力の無い区間)においてレベル変動が規定の範囲内となる成分をノイズのスペクトルパターンとして抽出し、周波数領域において入力信号からノイズのスペクトルを減算し(ステップS5)、逆FFT処理によって時間波形に復元する。以上の処理を経てノイズが抑圧された音声信号が出力される(ステップS6)。それと同時に、ノイズキャンセル部4は、使用中のノイズパターンを更新し、ノイズパターンを最適化する(ステップS7)。
つづいて、上記ステップS7での処理であるノイズキャンセル部4がノイズパターンを更新する動作について、図5および図6を用いて説明する。図5は、ノイズパターンの更新処理を示すフローチャートである。また、図6は、入力信号とノイズパターン更新のための処理区間(規定時間単位で区切ったフレーム)との関係の一例を示す図である。
まず、ノイズキャンセル部4(スペクトル算出部41)は、入力信号のスペクトルをフレーム単位で算出する(ステップS71)。ここで、フレームとは図8に示すように入力信号を一定の時間長の間隔で切り取った単位の事であり、たとえば、t1〜t3の区間である。周波数変換を伴う音声信号処理ではこのように信号をフレーム単位に区切って扱う事が一般的であり、フレームには図8のように一定の重複時間が設けられる。たとえば、t2〜t3の区間である。つぎに、ノイズキャンセル部4(雑音更新可否判定部42)は、現在処理中のフレームが音声区間であるか雑音区間かを判定する(ステップS72)。
音声区間であるかどうかの判定方法は、たとえば、現フレームのスペクトルとノイズのスペクトルパターンとの距離を算出し、その距離がしきい値よりも大きければ音声区間、小さければ雑音区間と判定する方法がある。これは、音声区間はスペクトルの時間変動が大きく、雑音区間は変動が少ないため、これを利用した判定方法である。そして、本実施の形態では、雑音区間と判断されたフレームの時間平均値をノイズパターンとして利用する。ここで、雑音区間でもノイズのスペクトルは周囲環境によって少しずつ変化する。したがって、ノイズキャンセル部4(雑音パターン更新部43)は、上記フレームを雑音区間と判定した場合(ステップS73,Yes)、使用しているノイズパターン(スペクトル)を現フレーム(雑音区間)のスペクトルの状態に基づいて補正(更新)する。たとえば、上記フレームを雑音区間と判定した場合、現在のノイズパターンと現フレームのスペクトルとの距離(パワーの差分)を帯域毎に算出し、当該算出結果に規定の係数(一例として4%)を乗じた値をノイズパターンに加算することによりノイズパターンを更新する(ステップS75)。
また、ノイズキャンセル部4は、上記フレームを音声区間と判定した時は、ノイズパターンを更新しない(ステップS74)。以上のように更新されたノイズパターンを、ノイズキャンセル部4は、前回と異なるマイクが選択された時にノイズパターン格納部5にセーブする(ステップS76)。
なお、上記ステップS74においてノイズキャンセル部4は、現フレームのスペクトルの状態に基づいてノイズパターンをごく僅かに更新(たとえば、現在のノイズパターンと現フレームのスペクトルとの距離を帯域毎に算出した結果に上記規定の係数よりもごく小さな値(一例として0.5%)を乗じた値をノイズパターンに加算することによりノイズパターンを更新する。)してもよい。また、本実施の形態のマイク1は、音声通信装置に直接接続された構成となっているが、これに限らず装置入力部(マイク接続部)などを介して接続することとし、着脱可能な構成としてもよい。
このように、本実施の形態では、ノイズキャンセルを行う際に使用するノイズパターンを、マイク毎に個別に用意し、使用するマイクを切り替える毎に使用するノイズパターンも切り替えることとした。さらに、ノイズキャンセル動作中は、実際の入力信号から得たノイズ状況に基づいて、使用しているノイズパターンを更新することとした。これにより、ノイズキャンセル処理の演算量を抑え、さらに、使用するマイクを切り替えた場合でも安定してノイズを抑圧できるノイズキャンセル装置を実現することができる。
(実施の形態2)
つづいて、実施の形態2のノイズキャンセル装置について説明する。図7は、本発明の実施の形態2によるノイズキャンセル装置の構成例を示す図である。本実施の形態のノイズキャンセル装置は、前述した実施の形態1のノイズキャンセル装置のノイズキャンセル部4およびノイズパターン格納部5に代えて、ノイズキャンセル部4aおよびノイズパターン・減算率格納部(格納部)5aを備える。また、ノイズキャンセル部4aは、減算率調整部46を含み、ノイズパターン・減算率格納部5aは、マイク毎のノイズパターンおよび減算率の情報を含む。なお、実施の形態1のノイズキャンセル装置と同じ部分については、同一の符号を付与し、説明を省略する。
ノイズキャンセル部4aは、後述するノイズパターン・減算率格納部5aからロードした減算率およびノイズパターンを用い、入力信号に対してノイズキャンセル処理を行う。具体的には、ノイズキャンセル部4aは、マイクスイッチ部3が選択した入力信号(マイク)に対応するノイズパターンおよび減算率をノイズパターン・減算率格納部5aからロードし、当該減算率を減算率調整部46においてノイズパターンに乗じて得た結果(以下、最適ノイズパターンと呼ぶ)を用いて周波数領域の減算処理を行うことにより入力信号からノイズ成分を除去する。なお、ノイズキャンセル部4aは、上記最適ノイズパターンを用いてノイズキャンセルの処理を行う点を除いて、上述した実施の形態1のノイズキャンセル部4と同じ動作を行う。また、図7では図示していないが、ノイズキャンセル部4aは、上記ノイズキャンセル部4と同様に雑音パターン更新部、スペクトル算出部、雑音更新可否判定部を備える。
ノイズパターン・減算率格納部5aは、複数個のマイク1それぞれに対応したノイズパターンと、それらノイズパターンを入力信号の周波数領域から減算する際の減算率とを一対として格納している。そして、ノイズパターンは、上述した実施の形態1と同様に、ノイズキャンセル部4aにおいて随時更新される。また、減算率は、ノイズキャンセル部4aにおいて、後述する手順により随時更新される。
つづいて、上記減算率の算出方法について説明する。ここで減算率は、(1)マイクスイッチ(入力信号の切り替え)を行った際に、入力信号のレベルの違いによりノイズレベルが大きく変動し、受話側で感じる違和感を抑制する目的、(2)ノイズ抑圧動作に伴う音声の歪みを最小にする目的、などを考慮して決定する。
ここでは、まず、マイクスイッチを行った際の違和感を抑制する場合、すなわち、マイクスイッチが行われた際にノイズレベルが大きく変動することを防ぐ目的で、どのマイクが選択されても同程度のノイズレベルが出力されるような減算率を、ノイズキャンセル部4aが、入力信号およびそれに含まれるノイズのレベル(信号対雑音比)に基づいて算出する方法について説明する。
たとえば、マイク個別の入力信号のレベルをS(n)、入力信号から推定されたノイズレベルをN(n)とする(n:マイクの番号)と、入力信号の全てのマイクの入力信号レベルの平均値Smeanは、下記(式1)を満たす。
Smean=(S(1)+S(2)+ … +S(n))/n (式1)
次に、全てのマイクのノイズレベルの平均値Nmeanは、下記(式2)を満たす。
Nmean=(N(1)+N(2)+ … +N(n))/n (式2)
次に、SmeanからNmeanを減算した、ノイズキャンセル後の出力レベルの平均値に相当する値S'meanは、下記(式3)となる。
S'mean=Smean−Nmean (式3)
ここで、目的とするマイク個別の減算率R(n)は、下記(式4)を満たせばよい。
S(n)−N(n)×R(n)=S'mean (式4)
以上から、減算率R(n)は下記(式5)を満たす。
R(n)=(S(n)−S'mean)/N(n)
=(S(n)−Smean+Nmean)/N(n) (式5)
なお、このマイク個別の減算率R(n)は、最新の信号レベルを参照して随時更新され、同じく随時更新されるノイズパターンと一組にして、異なるマイクが選択される毎にノイズパターン・減算率格納部5aに格納されたデータと入れ替えられる(更新される)。
つぎに、ノイズ抑圧動作に伴う音声の歪みを最小にする目的で使用する減算率の算出方法について説明する。
たとえば、ノイズ抑圧の前後の信号をそれぞれS(n)、S'(n)とし、これらを比較してS(n)に含まれないがS'(n)に含まれる歪み信号(高調波成分)の大きさをD(n)とする。
また、マイク個別のノイズの減算率R(n)は、そのマイクにおいてR(n)を変化させたときにD(n)とS'(n)の比率が最小となるR(n)として定義すると、これらは、下記(式6)を満たす。
min[D(n)/S'(n)]
= min[D(n)/(S(n)−R(n)×N(n))] (式6)
このマイク個別の減算率R(n)は最新の信号レベルを参照して随時更新され、同じく随時更新されるノイズパターンと一組にして、異なるマイクが選択される毎にノイズパターン・減算率格納部5aに格納されたデータと入れ替えられる(更新される)。
このように、本実施の形態では、選択した信号のノイズキャンセル処理を行うにあたり、選択したマイクからの入力信号に対応するノイズパターンおよび減算率を用いて当該選択信号のノイズキャンセル処理を行うこととし、減算率は、目的に応じて複数から選択することとした。また、ノイズキャンセル動作中は、実際の入力信号に含まれるノイズ成分の状況に基づいて、使用しているノイズパターンおよび減算率を更新することとした。これにより、(1)マイクスイッチによってノイズレベルが変動する違和感を抑制するノイズキャンセル装置、(2)マイクスイッチによって選択されるマイクが変わっても、ノイズ抑圧後の音声の歪みが比較的少ない状態を保つノイズキャンセル装置、を得ることができる。
以上のように、本発明にかかるノイズキャンセル装置およびノイズキャンセル方法は、音声通信装置に有用であり、特に、複数系統のマイクロホン入力を備え、入力信号のノイズ成分を除去する機能を持つ音声通信装置に適している。
本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置の構成例を示す図 本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置を搭載した音声通信端末の構成例を示す図 本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置の回路構成例を示す図 本発明の実施の形態1によるノイズキャンセル装置の動作を示すフローチャート ノイズパターンの更新処理を示すフローチャート 入力信号と規定時間単位で区切られたフレームとの関係の一例を示す図 本発明の実施の形態2によるノイズキャンセル装置の構成例を示す図 従来のノイズキャンセル装置の構成例を示す図 従来のノイズキャンセル装置の構成例を示す図
符号の説明
1−1,1−2,1−3,1−4,1−n,81−1,81−2,81−n マイクロホン
2−1,2−2,2−n,82−1,82−2,82−n A/Dコンバータ
3,83 マイクスイッチ部(スイッチング部)
4,4a,84−1,84−2,84−n,84a ノイズキャンセル部
5 ノイズパターン格納部(格納部)
5a ノイズパターン・減算率格納部(格納部)
7−1,7−2,7−n マイクアンプ
10 DSP
11 ペリフェラルバス
12 DSPコア
13 プログラム・データバス
15 DARAM
16 内部ROM
20 通信路インターフェース
21 操作インターフェース
30 SDRAM
40 外部ROM
50 D/Aコンバータ
60 スピーカーアンプ
100 音声通信装置
101 スピーカー
102 操作盤

Claims (12)

  1. 複数の装置入力部と、
    前記複数の装置入力部のうち一つを選択するスイッチング部と、
    前記複数の装置入力部に各々対応する複数のノイズパターンを格納する格納部と、
    前記スイッチング部にて選択された前記装置入力部を介して入力した入力信号に対して、前記格納部に格納された前記装置入力部に対応する前記ノイズパターンを用いてノイズの減算処理を行うとともに、前記格納部に格納された前記ノイズパターンを、前記減算処理により得られた新ノイズパターンに更新するノイズキャンセル部と、
    を有することを特徴とするノイズキャンセル装置。
  2. 前記格納部は、前記ノイズパターンに各々対応する複数の減算率をさらに格納し、
    前記ノイズキャンセル部は、前記対応する減算率を前記ノイズパターンに乗じたものを用いて、前記ノイズの減算処理を行うとともに、新減算率を算出し、前記格納部に格納された減算率を、前記新減算率に更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のノイズキャンセル装置。
  3. 前記ノイズキャンセル部は、前記装置入力部が選択された時の信号対雑音比を用いて、前記ノイズの減算処理後の雑音レベルがそれぞれ等しくなるように前記新減算率を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のノイズキャンセル装置。
  4. 前記ノイズキャンセル部は、前記ノイズの減算処理後の音声の歪み信号が少なくなるように前記新減算率を算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のノイズキャンセル装置。
  5. 前記複数の装置入力部に、それぞれマイクロホンが接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のノイズキャンセル装置。
  6. 前記複数のマイクロホンは、各々異なる方向を向いている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のノイズキャンセル装置。
  7. 前記ノイズキャンセル部は、前記入力信号を所定の時間間隔のフレーム毎に分析し、当該フレームがノイズ成分のみを含むと判断した場合に、当該フレームの分析結果(スペクトル)に基づいて対応する前記ノイズパターンを更新する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のノイズキャンセル装置。
  8. 複数の装置入力部に各々対応する複数のノイズパターンを格納部に記憶させる記憶工程と、
    前記複数の装置入力部のうち一つの装置入力部を選択する選択工程と、
    選択した前記装置入力部に対応する前記ノイズパターンを前記格納部から読み出し、選択した前記装置入力部を介して入力した入力信号に対して、前記読み出したノイズパターンを用いてノイズの減算処理を行うとともに、前記格納部に記憶させたノイズパターンを、前記減算処理により得られた新ノイズパターンに更新するノイズキャンセル工程と、
    を有することを特徴とするノイズキャンセル方法。
  9. 前記記憶工程では、複数の装置入力部に各々対応する複数の減算率を格納部にさらに記憶させておき、
    前記ノイズキャンセル工程では、対応する前記装置入力部の減算率を前記ノイズパターンに乗じた後、これを用いて前記ノイズの減算処理を行うとともに、新減算率を算出し、前記格納部に記憶されている減算率を、前記新減算率に更新する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のノイズキャンセル方法。
  10. 前記ノイズキャンセル工程では、前記装置入力部が選択された時の信号対雑音比を用いて、前記減算処理後の雑音レベルがそれぞれ等しくなるように前記新減算率を算出する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のノイズキャンセル方法。
  11. 前記ノイズキャンセル工程では、前記ノイズの減算処理後の音声の歪み信号が少なくなるように前記新減算率を算出する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のノイズキャンセル方法。
  12. 前記ノイズキャンセル工程では、前記入力信号を所定の時間間隔のフレーム毎に分析し、当該フレームがノイズ成分のみを含むと判断した場合、当該フレームの分析結果(スペクトル)に基づいて対応する前記ノイズパターンを更新する、
    ことを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のノイズキャンセル方法。
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