JP5359744B2 - 音処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明による音処理装置及びプログラムを音声処理に適用した第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第1の実施形態の音処理装置(音声処理装置)は、例えば、電話端末のマイクロフォンが捕捉し、デジタル信号に変換された近端音声信号を処理する位置に介在され、又は、スピーカに与えるデジタル信号でなる遠端音声信号を処理する位置に介在される。
図1は、第1の実施形態の音声処理装置100の機能的構成を示すブロック図である。例えば、ソフトフォンは、コンピュータにソフトフォン用アプリケーションをインストールして構築されるものであるが、そのソフトフォン用アプリケーションの部分的プログラムとして第1の実施形態の音処理プログラム(音声処理プログラム)を適用し、第1の実施形態の音声処理装置100を構築しても良い。この場合であっても、機能的構成を図1で表すことができる。
snm=10×log10(smp/smnp) …(2)
SN閾値供給部201は、SN比snmと比較されるSN閾値を音声/雑音判定部202に供給するものである。SN閾値供給部201は、無音時(V=0)の帯域分割信号sm(n)のパワの平均値を算出し、このパワ平均値に所定のオフセットを足し込んだものをSN閾値として音声/雑音判定部202に供給するようにしても良い。また、多くの人の音声信号を処理し、当該利得変更回路103−mが担当する帯域が音声帯域か雑音帯域かを切り分けることができるSN比の境界値を予め算出しておき、SN閾値供給部201にSN閾値として予め設定しておき、SN閾値供給部201は、予め設定されたSN閾値として音声/雑音判定部202に供給するようにしても良い。
次に、第1の実施形態の音声処理装置100の動作を、図3に示す周波数特性図をも参照しながら説明する。
第1の実施形態によれば、人間の聴覚特性に基づく音声強調上限値、雑音抑圧下限値を設け、音声強調の上限、雑音抑圧の下限を設定して、音声強調又は雑音抑圧を行うようにしたので、自然な聴感を保ちつつ音声対雑音比を向上させ、音声の明瞭度を向上させることができる。
次に、本発明による音処理装置及びプログラムを音声処理に適用した第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
第2の実施形態によっても、人間の聴覚特性に基づく音声強調上限値、雑音抑圧下限値を設け、音声強調の上限、雑音抑圧の下限を設定して、音声強調及び雑音抑圧を行うようにしたので、自然な聴感を保ちつつ音声対雑音比を向上させ、音声の明瞭度を向上させることができる。
上記各実施形態では、雑音成分の抑圧と音声成分の強調とを併用して音声対雑音比(SN比)を向上させる音声処理装置を示したが、雑音成分の抑圧によって音声対雑音比を向上させる音声処理装置に本発明を適用することができ、また、音声成分の強調によって音声対雑音比を向上させる音声処理装置に本発明を適用することができる。
Claims (9)
- 入力された音信号に含まれている雑音成分の抑圧により信号対雑音比を向上させて音信号の明瞭度を向上させる音処理装置において、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の雑音抑圧下限値を保持している抑圧下限保持手段と、
入力された上記音信号を帯域分割する帯域分割手段と、
上記各帯域分割信号の信号対雑音比を、周波数帯域によって定まる閾値と比較することにより、周波数帯域毎に、雑音成分の帯域か否かを判別する信号/雑音判定手段と、
雑音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが雑音抑圧下限値を上回っているか否かを判別し、上回っていると帯域分割信号の大きさを雑音抑圧下限値に一致するように変更し、上回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させる制御手段と、
上記制御手段を介した全ての帯域分割信号を合成する帯域合成手段と
を有することを特徴とする音処理装置。 - 上記抑圧下限保持手段は、各周波数帯域の雑音抑圧下限値として、人間の聴覚の年齢変化特性に合わせた複数の値を保持し、複数の値から適用する値を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の音処理装置。 - 入力された音信号に含まれている音成分の強調により信号対雑音比を向上させて音信号の明瞭度を向上させる音処理装置において、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の音強調上限値を保持している強調上限保持手段と、
入力された上記音信号を帯域分割する帯域分割手段と、
上記各帯域分割信号の信号対雑音比を、周波数帯域によって定まる閾値と比較することにより、周波数帯域毎に、音成分の帯域か否かを判別する信号/雑音判定手段と、
音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが音強調上限値を下回っているか否かを判別し、下回っていると帯域分割信号の大きさを音強調上限値に一致するように変更し、下回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させる制御手段と、
上記制御手段を介した全ての帯域分割信号を合成する帯域合成手段と
を有することを特徴とする音処理装置。 - 上記強調上限保持手段は、各周波数帯域の音強調上限値として、人間の聴覚の年齢変化特性に合わせた複数の値を保持し、複数の値から適用する値を選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の音処理装置。 - 入力された音信号に含まれている雑音成分の抑圧及び入力された音信号に含まれている音成分の強調により信号対雑音比を向上させて音信号の明瞭度を向上させる音処理装置において、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の雑音抑圧下限値を保持している抑圧下限保持手段と、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の音強調上限値を保持している強調上限保持手段と、
入力された上記音信号を帯域分割する帯域分割手段と、
上記各帯域分割信号の信号対雑音比を、周波数帯域によって定まる閾値と比較することにより、周波数帯域毎に、音成分の帯域か雑音成分の帯域を判別する信号/雑音判定手段と、
雑音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが雑音抑圧下限値を上回っているか否かを判別し、上回っていると帯域分割信号の大きさを雑音抑圧下限値に一致するように変更し、上回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させると共に、音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが音強調上限値を下回っているか否かを判別し、下回っていると帯域分割信号の大きさを音強調上限値に一致するように変更し、下回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させる制御手段と、
上記制御手段を介した全ての帯域分割信号を合成する帯域合成手段と
を有することを特徴とする音処理装置。 - 上記抑圧下限保持手段は、各周波数帯域の雑音抑圧下限値として、人間の聴覚の年齢変化特性に合わせた複数の値を保持し、複数の値から適用する値を選択し、
上記強調上限保持手段は、各周波数帯域の音強調上限値として、人間の聴覚の年齢変化特性に合わせた複数の値を保持し、複数の値から適用する値を選択する
ことを特徴とする請求項5に記載の音処理装置。 - コンピュータを、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の雑音抑圧下限値を保持している抑圧下限保持手段と、
入力された音信号を帯域分割する帯域分割手段と、
上記各帯域分割信号の信号対雑音比を、周波数帯域によって定まる閾値と比較することにより、周波数帯域毎に、雑音成分の帯域か否かを判別する信号/雑音判定手段と、
雑音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが雑音抑圧下限値を上回っているか否かを判別し、上回っていると帯域分割信号の大きさを雑音抑圧下限値に一致するように変更し、上回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させる制御手段と、
上記制御手段を介した全ての帯域分割信号を合成する帯域合成手段と
して機能させ、入力された音信号に含まれている雑音成分の抑圧により信号対雑音比を向上させて音信号の明瞭度を向上させることを特徴とする音処理プログラム。 - コンピュータを、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の音強調上限値を保持している強調上限保持手段と、
入力された音信号を帯域分割する帯域分割手段と、
上記各帯域分割信号の信号対雑音比を、周波数帯域によって定まる閾値と比較することにより、周波数帯域毎に、音成分の帯域か否かを判別する信号/雑音判定手段と、
音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが音強調上限値を下回っているか否かを判別し、下回っていると帯域分割信号の大きさを音強調上限値に一致するように変更し、下回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させる制御手段と、
上記制御手段を介した全ての帯域分割信号を合成する帯域合成手段と
して機能させ、入力された音信号に含まれている音成分の強調により信号対雑音比を向上させて音信号の明瞭度を向上させることを特徴とする音処理プログラム。 - コンピュータを、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の雑音抑圧下限値を保持している抑圧下限保持手段と、
人間の聴覚特性に基づいて決定された周波数帯域毎の音強調上限値を保持している強調上限保持手段と、
入力された音信号を帯域分割する帯域分割手段と、
上記各帯域分割信号の信号対雑音比を、周波数帯域によって定まる閾値と比較することにより、周波数帯域毎に、音成分の帯域か雑音成分の帯域を判別する信号/雑音判定手段と、
雑音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが雑音抑圧下限値を上回っているか否かを判別し、上回っていると帯域分割信号の大きさを雑音抑圧下限値に一致するように変更し、上回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させると共に、音成分と判定された周波数帯域に対して、その周波数帯域の帯域分割信号の大きさが音強調上限値を下回っているか否かを判別し、下回っていると帯域分割信号の大きさを音強調上限値に一致するように変更し、下回っていないと帯域分割信号の大きさを維持させる制御手段と、
上記制御手段を介した全ての帯域分割信号を合成する帯域合成手段と
して機能させ、入力された音信号に含まれている雑音成分の抑圧及び入力された音信号に含まれている音成分の強調により信号対雑音比を向上させて音信号の明瞭度を向上させることを特徴とする音処理プログラム。
Priority Applications (1)
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JP2009225287A JP5359744B2 (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 音処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009225287A JP5359744B2 (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 音処理装置及びプログラム |
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JP2011075694A JP2011075694A (ja) | 2011-04-14 |
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Family
ID=44019769
Family Applications (1)
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JP2009225287A Active JP5359744B2 (ja) | 2009-09-29 | 2009-09-29 | 音処理装置及びプログラム |
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-
2009
- 2009-09-29 JP JP2009225287A patent/JP5359744B2/ja active Active
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