JP2007116546A - 画像処理装置、画像形成装置および表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置におけるプレビュー画面による読み取り画像のディフェクトのチェックにおけるユーザの手間を軽減する。
【解決手段】画像形成装置において、読み取り画像の少なくとも一部をプレビュー表示する表示装置300と、読み取り画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出し、読み取り画像のうち画質異常の位置を含む領域を表示装置300に表示させる制御部とを備える。制御部は、読み取り画像のデータから取得される下地情報に基づいて、画質異常位置の検出を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に原稿の画像を光学的に読み取るスキャナの機能を備えた複写機等の装置に関する。
今日、比較的高機能な画像形成装置は、出力しようとする画像を実際に用紙にプリントアウトする前に表示するプレビュー用の表示装置(ディスプレイ)を備えるものが多い。複写機のように、原稿の画像を光学的に読み取るスキャナ機能を備えた装置の場合、読み取った原稿の画像をこの表示装置に表示して、読み取り画像の状態を確認することができる(例えば、特許文献1参照)。
この種の画像形成装置で表示装置の表示画面よりも大きいサイズの原稿を読み取った場合、表示装置には、通常、表示装置の表示画面のサイズに縮小された読み取り画像が表示されるか、または元の原稿のサイズの読み取り画像が部分的に表示されることとなる。読み取り画像を縮小して表示する場合、細かいイメージが見難くなる。そのため、原稿のサイズと表示装置の表示画面のサイズとの差が大きい場合や、読み取り画像の詳細なイメージを確認したい場合には、元の原稿のサイズで読み取り画像を表示するのが好ましい。この場合、表示装置には原稿の読み取り画像の一部のみが表示されるため、ユーザは、スクロール等の手段で表示装置に表示される部分を切り換えて、原稿全体の画像を見ることとなる。
原稿全体の読み取り画像のうち、どの部分を最初に表示するかについては、例えば、原稿の左上隅や右上隅を原点と仮定して、固定的にこの原点を含む部分を最初に表示することが考えられる。また、最初に表示する部分をユーザ指定により予め設定しておき、指定された部分の画像を最初に表示するようにしても良い。
特開平11−168586号公報
上述したように、プレビュー用の表示装置を備える画像形成装置は、スキャナ機能で読み取った原稿の読み取り画像を表示できる。そのため、ユーザがプレビュー画面をチェックして、読み取り画像におけるディフェクト(画質欠陥)の有無を確認し、必要に応じて画像を修正したり、原稿を読み取り直したりすることができる。
読み取り画像におけるディフェクトの有無を調べる場合、正確なチェックを行うためには、画像を縮小して表示することは好ましくない。そこで、表示装置の表示画面のサイズよりも原稿のサイズの方が大きい場合、読み取り画像の一部を表示装置に表示し、表示箇所を適宜切り換えながら、ディフェクトがないか調べる必要があり、煩雑な手間を要することとなる。
上述したように、読み取り画像の一部を表示する場合に、最初に表示する部分をユーザが所望する位置に設定することも考えられる。しかし、ディフェクトが原稿全体の読み取り画像のどこに現れるかは決まっておらず、ディフェクトを検出するために表示箇所を切り換える手間を要することには変わりがない。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、読み取り画像を表示装置に表示する際の表示箇所の選択を制御して、プレビュー画面による読み取り画像のディフェクトのチェックにおけるユーザの手間を軽減することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、原稿画像を読み取る読み取り手段と、原稿画像の少なくとも一部を表示する画像表示手段と、原稿画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出する画質異常位置検出手段とを備えた画像処理装置として実現することができる。この装置において、画像表示手段は、原稿画像のうち、画質異常位置検出手段により検出された画質異常の位置を含む領域を表示する。
また、本発明は、光学的に読み取られた画像を印刷する画像形成装置としても実現される。この装置は、読み取り画像の少なくとも一部をプレビュー表示する表示部と、読み取り画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出し、読み取り画像のうち画質異常の位置を含む領域を表示部に表示させる制御部とを備える。
これらの装置において、画質異常位置の検出は、原稿画像(読み取り画像)のデータから取得される下地情報に基づいて行うことができる。
この下地情報は、例えば下地濃度とすることができる。この場合、上述の画質異常位置検出手段または制御部は、画質異常の位置として下地濃度が最も高い位置を検出する。また、下地濃度を参酌する代わりに、下地部分に孤立点が存在するか否かを調べ、検出された孤立点が黒点であってかつ連続して現れている位置を、画質異常の位置とすることもできる。
あるいは、この下地情報は、下地色とすることもできる。この場合、上述の画質異常位置検出手段または制御部は、画質異常の位置として下地色が予め設定された特定の色、具体的にはプラテンバックの色に近似する色である位置を検出する。さらに具体的には、下地の色情報のうち、彩度により、下地の色がプラテンバックの色と近似するか否かを判断し、その位置を検出する。
また、上記の目的を達成する他の本発明は、領域特定手段と表示手段とを備え、光学的に読み取られた画像を印刷する画像形成装置としても実現される。この装置において、領域特定手段は、読み取り画像のデータから下地情報を取得し、この下地情報に基づいて、読み取り画像の一部の領域を特定する。そして、表示手段は、読み取り画像における領域特定手段により特定された領域をプレビュー表示する。
さらに本発明は、印刷対象の画像を表示する表示手段を備えた画像形成装置の表示制御方法としても把握される。この方法は、光学的に読み取られた画像を入力するステップと、入力画像のデータから下地情報を取得し、この下地情報に基づき、入力画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出するステップと、入力画像のうち画質異常の位置を含む領域を前記表示手段に表示させるステップとを含む。
以上のように構成された本発明は、読み取り画像の特定の領域を機械的に検出して表示装置に表示させるので、画像形成装置のプレビュー画面による読み取り画像のディフェクトのチェックにおけるユーザの手間を軽減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置を正面から見た概略図である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、本体100と、原稿の画像を光学的に読み取る読み取り装置200と、読み取り装置200で読み取った読み取り画像を表示する表示装置300とを備える。
本体100は、特に図示しないが、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像形成手段としての画像プロセス系、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系、読み取り装置200で読み取られた画像のデータを受信して画像処理を施す画像処理系などを備えている。また、本体100には、プログラム制御されたプロセッサおよびメモリにより実現される制御部110が設けられている。制御部110は、上記の画像プロセス系やシート搬送系を制御すると共に、画像処理系として機能し、各種の画像処理を実行する。
読み取り装置200は、プラテンや読み取り光学系が収容される基部210と、基部210の上部に開閉自在に取り付けられて基部210上に載置された原稿を押さえる原稿板220とを備える。
表示装置300は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)で実現され、読み取り装置200で読み取られた画像や本体100の画像処理系で画像処理された画像等、本体100の画像プロセス系で形成される画像をプレビュー表示する。また、表示装置300をタッチパネル式のディスプレイとして構成し、プレビュー画像の他に操作メニューを表示して、ユーザからの入力を受け付けるようにしても良い。
図2は、本実施形態の画像形成装置における制御部110の機能構成を示す図である。
図2を参照すると、本実施形態の制御部110は、原稿の読み取り画像のデータを入力する画像入力部10と、読み取り画像のディフェクトを検出するディフェクト検出部20と、表示装置300への読み取り画像の表示制御を行う表示制御部30とを備える。なお、図2には本実施形態における特徴的な機能構成のみを記載している。実際には、画像の拡縮や各種の補正等の画像処理を行う機能、上述した画像プロセス系やシート搬送系の制御機能等を備えることは言うまでもない。
画像入力部10は、原稿の読み取り画像を読み取り装置200から入力し、ディフェクト検出部20に渡す。
ディフェクト検出部20は、画像入力部10により入力された読み取り画像を処理してディフェクトの有無を調べる。検出すべきディフェクトとしては、任意のものを選択することができるが、本実施形態では、画像を読み取る過程で生じ易いかぶりとスキューを検出することとする。図2において、かぶり検出手段21は、読み取り画像のかぶりを検出する。また、スキュー検出手段22は、読み取り画像のスキューを検出する。
ここで、本実施形態によるディフェクトの検出方法を説明する準備として、下地の濃度検知について説明する。
読み取り装置200の読み取り対象である原稿の用紙は、白地の用紙ばかりではなく、再生紙や下地に色の付いた用紙等が用いられている場合も多い。このような用紙が用いられた原稿は下地の濃度が高いため、単純に読み取って出力すると、出力された画像は下地が印刷されて汚いものになってしまう。そこで、原稿を読み取った際に用紙の下地の濃度を検知して、画像形成の際に濃度を調整することが行われている。下地の濃度の検知および調整は、例えば特開平6−311359号公報に記載されるような既存技術を用いることができる。
読み取り画像のかぶりは、読み取り時に原稿がプラテンから浮いて光が入射することによって、本来白抜けとなるべき下地部分の濃度が高くなって生じるディフェクトである。したがって、上述した下地の濃度検知の技術を用いて、読み取り画像のかぶりを検出することが可能である。
図3は、本実施形態によるかぶり検出方法を説明する図である。
図3に示すように、下地の濃度検知は、主走査方向の走査線を分割したブロックごとに行われる。図3において、読み取り画像の下地の濃度は、AE(下地)検知量で表されている(数字が大きいほど濃度が高い)。図示の例では、読み取り画像の後端(下端)の走査線における最終ブロック(右端のブロック)において、下地の濃度が最も高い(AE検知量=13)。したがって、本実施形態のディフェクト検出部20のかぶり検出手段21は、この後端最終ブロックの部分でかぶりが発生していると判断する。
なお、読み取り画像の下地部分にノイズである孤立点が存在する場合、この孤立点が黒点であってかつ連続して現れているならば、その部分をかぶりが発生している部分と判断することができる。したがって、ディフェクト検出部20のかぶり検出手段21は、読み取り画像におけるそのような部分でかぶりが発生していると判断しても良い。
一方、読み取り画像のスキューは、読み取り時に走査方向に対して原稿が傾いていたために、読み取り画像にプラテンバック(原稿を押さえる原稿板220の押さえ面)が映り込んでしまうディフェクトである。このプラテンバックには、通常、読み取りにおいて原稿と区別できるように色が付されている。したがって、上述した下地の濃度検知の技術を用いてプラテンバックの色を検知することにより、読み取り画像のスキューを検出することが可能である。
図4は、本実施形態によるスキュー検出方法を説明する図である。
図4に示す例では、原稿が、走査方向に対して右へ傾いており、右下がりになっている。そのため、読み取り画像の先端(上端)付近の走査線における右方の多くのブロックにおいて、プラテンバックが映り込んでいる。したがって、本実施形態のディフェクト検出部20のスキュー検出手段22は、各走査線のブロックごとに、読み取り画像の下地の色味を調べ、プラテンバックの色に近似しているか否かを判断する。例えば、下地の色味をLab空間(色空間)で表す場合、彩度を表すa*b*値の閾値を予め設定しておき、下地のa*b*値とプラテンバックの色のa*b*値との差が閾値以内であれば近似していると判断する。そして、この判断結果に基づき、読み取り画像におけるスキューの状態を判断する。
表示制御部30は、表示装置300の表示画面のサイズよりも原稿のサイズの方が大きい等の理由で読み取り画像の一部を表示装置300に表示する場合に、読み取り画像の切り出しを行う。特に本実施形態では、ディフェクト検出部20によるディフェクトの検出結果に基づき、これらのディフェクトが生じている箇所(以下、ディフェクト部分と称す)が表示装置300に表示されるように、表示制御を行う。したがって、本実施形態では、ディフェクト検出部20と表示制御部30とが、読み取り画像のうち表示装置300に表示させるディフェクト部分を含む領域を特定する領域特定手段として機能する。
具体的には、読み取り画像にかぶりが発生している場合、図3を参照して説明したように、読み取り画像のかぶりが発生している場所がわかるので、この部分が含まれるように読み取り画像の切り出しを行う。また、読み取り画像にスキューが発生している場合は、図4を参照して説明したように、読み取り画像におけるスキューの状態がわかるので、スキューによってプラテンバックが多く映り込んでいる部分が含まれるように読み取り画像の切り出しを行う。
読み取り画像の切り出し方法について、さらに詳細に説明する。
読み取り画像から所望の部分画像を切り出す場合、部分画像を切り出すためのフレーム(表示装置300の表示画面と同じサイズのフレーム)に上述したディフェクト部分が含まれるように、読み取り画像上におけるフレームの位置を決定する。
図5は、通常の画像切り出しの様子を示す図である。
図5において、読み取り画像のサイズ(すなわち、原稿のサイズ)はA3であり、走査単位の画素数で表すと、7016画素×9920画素(走査線)である。また、黒塗りの三角形で位置を示した左上隅を原点(0,0)として、1画素を単位とし、主走査方向をX方向、副走査方向をY方向とするX−Y座標を設定すると、右下隅の座標値は(7015,9919)である。一方、画像切り出し用のフレームは、400画素×400画素のサイズで、左上隅を原点として、フレームの位置決めを行うものとする。
通常は、画像切り出し用のフレームの原点が、読み取り画像のディフェクト部分の座標に一致するようにフレームの位置を決めれば良い。例えば、読み取り画像の左上隅(原点付近)にディフェクトが生じている場合、図5に破線で示したように、画像切り出し用のフレームの原点を、読み取り画像の座標値(0,0)の位置に一致させるように位置決めすれば良い。しかし、読み取り画像の右下隅にディフェクトが生じている場合、同じように位置決めを行うと、画像切り出し用のフレームがカバーする領域が読み取り画像の範囲を越えてしまう。そこで、このような場合は、画像切り出し用のフレームのクリッピングを行って、読み取り画像からはみ出さないようにする必要がある。
図6は、画像切り出し用のフレームに対するクリッピング処理の様子を示す図、図7は、このクリッピング処理を含む画像切り出し用のフレームの位置決め処理の手順を示すフローチャートである。図6において、読み取り画像を実線、画像切り出し用のフレームを破線で示している。また、黒塗りの三角形で原点の位置を、黒塗りの四角形でディフェクトが生じている位置を、それぞれ示している。なお、以下では、ディフェクトとして読み取り画像にかぶりが生じている場合を例として説明する。
ここで、読み取り画像(原稿)のX方向サイズをCSZFS(図5に示した例では7016)、Y方向サイズをCSZSS(図5に示した例では9920)とする。また、AE検知量が最大である位置(すなわち、かぶりが生じている場所)のX方向の座標値をAEFS、Y方向の座標値をAESSとする。一方、画像切り出し用のフレームのX方向サイズをPSZFS(図5に示した例では400)、Y方向サイズをPSZSS(図5に示した例では400)とする。また、画像切り出し用のフレームの位置をその原点の位置で表し、X方向の座標値をPFS、Y方向の座標値をPSSとする。
図6に示すように、AEFS=7015、AESS=9919である場合を考える。この場合、画像切り出し用のフレームの位置決めは、次のように行われる。
まず、表示制御部30は、画像切り出し用のフレームの原点を、AE検知量が最大である位置に合わせ、

PFS=AEFS、PSS=AESS

とする(図7、ステップ701)。
次に、表示制御部30は、ステップ701で設定したPFSがCSZFS−PSZFSを越えていないかを調べる(ステップ702)。ここでは、PFS=AEFS=7015であって、

PFS(=7015)>CSZFS(=7016)−PSZFS(=400)

である。したがって、次に表示制御部30は、X方向に対するクリッピング処理を行う。すなわち、PFSの値をCSZFS−PSZFSに書き替える(ステップ703)。PFSがCSZFS−PSZFSを越えていない場合は、ステップ703のクリッピング処理は行わない。
また、表示制御部30は、ステップ701で設定したPSSがCSZSS−PSZSSを越えていないかを調べる(ステップ704)。ここでは、PSS=AESS=9919であって、

PSS(=9919)>CSZSS(=9920)−PSZSS(=400)

である。したがって、次に表示制御部30は、Y方向に対するクリッピング処理を行う。すなわち、PSSの値をCSZSS−PSZSSに書き替える(ステップ705)。PSSがCSZSS−PSZSSを越えていない場合は、ステップ705のクリッピング処理は行わない。
以上のようにして、画像切り出し用のフレームの位置決めが完了する。なお、上記の動作例では、クリッピング処理の要不要の判断および処理の実行を、主走査方向について行った後に副走査方向について行ったが、この順番に限定するものではなく、副走査方向についての処理を先に行っても良いことは言うまでもない。また、上記の動作例では、画像切り出し用のフレームの位置決めを、このフレームの左上隅に設定した原点を基準として行ったが、位置決めの基準点は、これに限るものではない。さらに、クリッピング処理や画像切り出し用のフレームの位置決め処理全体についても、上記の動作に限定するものではなく、既存の種々の手法を用いることが可能である。
次に、表示制御部30の制御によって表示装置300に表示されるプレビュー画面について説明する。
図8は、プレビュー前に表示装置300に表示される選択画面を示す図である。
図8に示す選択画面では、読み取り画像のサムネイル画像と、各種の命令を入力するためのボタンオブジェクトとが表示されている。サムネイル画像やボタンオブジェクトの選択は、表示装置300の表示画面とは別個に設けられたキーボードから行うようにしても良いし、表示装置300の表示画面がタッチパネルであるならば、表示画面に表示されているオブジェクトをタッチして選択するようにしても良い。
ユーザが、表示装置300に表示された選択画面を参照し、プレビューを見ようとする画像をサムネイル画像から選択し、ディフェクト確認のボタンオブジェクトを選択すると、選択された画像のプレビュー画面が表示装置300に表示される。
図9は、プレビュー画面の表示例を示す図である。
図9に示すように、プレビュー画面には、プレビュー画像310とプレビュー画像310に対する操作命令を入力するためのボタンオブジェクトとが表示される。プレビュー画像310には、選択画面で選択された画像が表示されるが、図示の例では、この画像のサイズが表示装置300のプレビュー画像310の表示サイズよりも大きいので、画像の一部のみが表示されている。
本実施形態では、上述したように、読み取り画像にかぶりやスキュー等のディフェクトがあった場合、そのディフェクト部分を特定し、その部分が最初にプレビュー画像として表示されるように表示制御される。したがって、図9に示す例では、ディフェクトが生じている読み取り画像の右下隅の部分がプレビュー画像310として表示されている。
このように、本実施形態では、読み取り画像をプレビューする際に、読み取り画像に読み取りによって生じたディフェクトがある場合は、そのディフェクトが生じている部分を機械的に検出しプレビュー画像として表示する。そのため、プレビュー画像が表示されてから、ユーザが画面の表示箇所を切り替えてディフェクトが生じている箇所を探す必要がなく、ディフェクトの有無を確認する作業に要する手間を大幅に削減することができる。
本実施形態の画像形成装置を正面から見た概略図である。 本実施形態の画像形成装置における制御部の機能構成を示す図である。 本実施形態によるかぶり検出方法を説明する図である。 本実施形態によるスキュー検出方法を説明する図である。 本実施形態における通常の画像切り出しの様子を示す図である。 本実施形態における画像切り出し用のフレームに対するクリッピング処理の様子を示す図である。 本実施形態におけるクリッピング処理を含む画像切り出し用のフレームの位置決め処理の手順を示すフローチャートである。 本実施形態によるプレビュー前に表示装置に表示される選択画面を示す図である。 本実施形態によるプレビュー画面の表示例を示す図である。
符号の説明
10…画像入力部、20…ディフェクト検出部、21…かぶり検出手段、22…スキュー検出手段、30…表示制御部、100…本体、110…制御部、200…読み取り装置、210…基部、220…原稿板、300…表示装置、310…プレビュー画像

Claims (12)

  1. 原稿画像を読み取る読み取り手段と、
    前記原稿画像の少なくとも一部を表示する画像表示手段と、
    前記原稿画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出する画質異常位置検出手段とを備え、
    前記画像表示手段は、前記原稿画像のうち、前記画質異常位置検出手段により検出された前記画質異常の位置を含む領域を表示することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画質異常位置検出手段は、前記原稿画像の読み取りデータから下地情報を取得し、当該下地情報に基づいて前記画質異常の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記下地情報が下地濃度であって、前記画質異常位置検出手段は、前記画質異常の位置として下地濃度が最も高い位置を検出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記下地情報が下地色であって、前記画質異常位置検出手段は、前記画質異常の位置として下地色が予め設定された特定の色である位置を検出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 光学的に読み取られた画像を印刷する画像形成装置において、
    読み取り画像の少なくとも一部をプレビュー表示する表示部と、
    前記読み取り画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出し、当該読み取り画像のうち当該画質異常の位置を含む領域を前記表示部に表示させる制御部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記読み取り画像のデータから下地情報を取得し、当該下地情報に基づいて前記画質異常の位置を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 光学的に読み取られた画像を印刷する画像形成装置において、
    読み取り画像のデータから下地情報を取得し、当該下地情報に基づいて、当該読み取り画像の一部の領域を特定する領域特定手段と、
    前記読み取り画像における前記領域特定手段により特定された領域をプレビュー表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記領域特定手段は、前記下地情報に基づき、前記読み取り画像における下地濃度が最も高い部分を含む領域を特定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記領域特定手段は、前記下地情報に基づき、前記読み取り画像における下地色が予め設定された特定の色である領域を特定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 印刷対象の画像を表示する表示手段を備えた画像形成装置の表示制御方法であって、
    光学的に読み取られた画像を入力するステップと、
    入力画像のデータから下地情報を取得し、当該下地情報に基づき、当該入力画像中の読み取りによって生じた画質異常の位置を検出するステップと、
    前記入力画像のうち前記画質異常の位置を含む領域を前記表示手段に表示させるステップと
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  11. 前記画質異常の位置を検出するステップでは、前記入力画像の下地情報として下地濃度の情報を取得し、前記画質異常の位置として下地濃度が最も高い位置を検出することを特徴とする請求項10に記載の表示制御方法。
  12. 前記画質異常の位置を検出するステップでは、前記入力画像の下地情報として下地色の情報を取得し、前記画質異常の位置として下地色が予め設定された特定の色である位置を検出することを特徴とする請求項10に記載の表示制御方法。
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