JP2007116543A - 無線通信装置、無線通信装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 無線通信において、同一バンドグループ内に複数のチャネルが混在した場合のデータの消失を低減する。
【解決手段】 無線通信装置において、I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段と、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定手段と、記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定手段により判定されたチャネルの情報とを基に使用するチャネルを決定するチャネル決定手段と、送信データの消失を検出するための消失検出手段と、消失検出手段により検出されたデータ消失の確率に応じて送信回数Kを変更する変更手段とを有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、無線通信システムにおける送信技術に関するものである。特に、データを複数回送信可能なアクセス方式における送信技術に関する。
近年、高速無線通信規格として、UWB(Ultra wide band)を用いたMB−OFDM(Multi band OFDM)方式が提案されている(特許文献1)。図1は、MB−OFDM方式のバンドプランを示した図である。使用周波数帯は3GHzから10GHzと広帯域に渡る。全帯域はバンドグループと呼ばれる5つの周波数帯に分割され、各々のバンドグループは、バンドと呼ばれる帯域幅約500MHzのOFDM信号3つにより構成されている。ただし、バンドグループ#5のみ2つのバンドにより構成される。各々のバンドグループ内は時分割多重と周波数多重とを組み合わせた周波数ホッピング多重により、チャネル多重化が行われている。各々のバンドグループ内において、TFC(Time Frequency code)により規定されるホッピングパターンにより、4つのチャネルが使用可能である。なお、周波数ホッピング動作は各々のバンドグループ内のみで行われ、複数のバンドグループを跨ったホッピング動作は行われない。
また、MB−OFDM方式においては、同一のチャネルが利用する1以上の端末から構成されるピコネットと呼ばれるグループを形成する事ができる。なお、複数のピコネットが隣接して存在する場合には、それぞれのピコネットで異なるチャネルが使用される。ただし、同一バンドグループ内のチャネル数(ここでは4つ)や、各々のチャネルで使用するバンド数(ここでは3つ)は有限である。そのため、複数のピコネットが隣接して存在する場合、信号の送信開始タイミングによっては、信号の衝突(Collision)が発生しデータが消失し得る。そこで、MB−OFDM方式では、信号の衝突によるデータの消失を低減するために、同一データを2回送信する方法(Time Spreading)が規定されている。
特開2004−266832号公報
しかしながら、同一バンドグループ内で複数のピコネットが隣接して存在する場合、ピコネット間のタイミングによっては同一データを2回送信した場合においても、2回共に衝突が発生しデータが消失し得る。その場合、通信断や再送による通信の非効率化を引き起こすことになる。
本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであり、周波数ホッピング型のアクセス方式において、同一バンドグループ内に複数のチャネルが混在した場合のデータの消失を低減する。
無線通信装置において、I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段と、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定手段と、記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定手段により判定されたチャネルの情報とを基に使用するチャネルを決定するチャネル決定手段と、送信データの消失を検出するための消失検出手段と、消失検出手段により検出されたデータ消失の確率に応じて送信回数Kを変更する変更手段とを有する。
無線通信装置において、I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段と、送信データの消失を検出するための消失検出手段と、消失検出手段により検出されたデータ消失の確率に応じて周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定手段と、記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定手段により判定されたチャネルの情報とを基に送信回数Kを変更する変更手段とを有する。
そして、送信回数Kの変更に応じて送信するデータの符号化率を制御する符号化率制御手段をさらに有する。
ここで、符号化率制御手段は、畳み込み符号をパンクチュア処理することにより符号化率を変更する。
また、アクセス方式はMulti band OFDM方式である。
I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段を有する無線通信装置の制御方法であって、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程と、記憶手段により記憶された情報とチャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に使用するチャネルを決定するチャネル決定工程と、送信データの消失を検出するための消失検出工程と、消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて送信回数Kを変更する変更工程とを有する。
I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段を有する無線通信装置の制御方法であって、送信データの消失を検出するための消失検出工程と、消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程と、記憶手段により記憶された情報とチャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に送信回数Kを変更する変更工程とを有する。
I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段を有する無線通信装置の制御プログラムであって、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程を実行するためのプログラムコードと、記憶手段により記憶された情報とチャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に使用するチャネルを決定するチャネル決定工程を実行するためのプログラムコードと、送信データの消失を検出するための消失検出工程を実行するためのプログラムコードと、消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて送信回数Kを変更する変更工程を実行するためのプログラムコードとを有する。
I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段を有する無線通信装置の制御プログラムであって、送信データの消失を検出するための消失検出工程を実行するためのプログラムコードと、消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程を実行するためのプログラムコードと、記憶手段により記憶された情報とチャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に送信回数Kを変更する変更工程を実行するためのプログラムコードとを有する。
本発明によれば、同一バンドグループ内に複数のチャネルが混在した場合のデータの消失を低減する事ができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
<概要>
第1実施形態では、既存のピコネットに隣接してPNC端末が新たにピコネットを形成する場合を想定する。PNC端末は、隣接ピコネットの使用チャネルを識別し、自身の管理するピコネットの使用チャネルを決定する。さらに、隣接する既存のピコネットとの信号の衝突確率に応じてTime Spreadingによるデータの送信回数を変更することによりデータの消失を低減する。また、送信回数変更する際、併せてデータの符号化率を変更し、単位時間あたりに送信可能な実質的なデータ量をほぼ一定に保持する。
<システム構成>
図2は、既存のピコネットに隣接して新たにピコネットを形成する状況を示す図である。ここでは、制御権を有する端末をPNC端末、制御権を有さない端末をDEV端末と表記する。
既存のピコネット110は、PNC端末111、DEV端末112およびDEV端末113から構成されている。一方、新たに形成されるピコネット100はPNC端末101およびDEV端末102から構成されている。また、ピコネット100とピコネット110とは、同一チャネルを用いた場合に信号の衝突が発生する程度に隣接して動作している。
<端末の内部構成>
図3は、第1実施形態に係るPNC端末の内部ブロック図である。
301は通信機能を提供する通信部である。302は通信部301のタイミングの基準となるクロックを生成するクロック生成部である。303は制御プログラムを実行し端末の動作を制御するCPUである。304はプログラム実行のための領域、および、後述するPNIDなどの動作ラメータなどの一時記憶領域として利用されるRAMである。なお、端末がPNC端末である場合、RAM304には自身が管理するピコネットに関する情報が一時記憶される。305は、CPU303により実行される各種制御プログラム、および、各種パラメータが記憶されているROMである。306は端末の各部を動作させるための電源部である。
<Time Spreading(2回送信)によるデータ送信>
図4は、Time Spreadingによりデータを2回送信する際の各チャネルのホッピングパターンを示す図である。図面において、横軸は時間経過を示しており、縦軸は3つのバンド(F1〜F3)を示している。なお、Tはデータ送信に使用されるタイムスロット1つあたりの時間である。また、矩形で示した送信信号内の符号はデータを示しており、同一の符号に対しては同一のデータが格納されている。
例えば、CH1においてデータ列a1、a2、a3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F2→F3→F1→F2→F3→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してa1→a1→a2→a2→a3→a3→a4・・・の順番で格納している。
同様に、CH2においてデータ列b1、b2、b3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F3→F2→F1→F3→F2→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してb1→b1→b2→b2→b3→b3→b4・・・の順番で格納する。CH3においてデータ列c1、c2、c3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F1→F2→F2→F3→F3→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してc1→c2→c3→c1→c2→c3→c4・・・の順番で格納する。CH4においてデータ列d1、d2、d3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F1→F3→F3→F2→F2→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してd1→d2→d3→d1→d2→d3→d4・・・の順番で格納する。
図に示す通り、CH1からCH4は、TFC(Time Frequency code)に応じてそれぞれ異なるホッピングパターンを有している。隣接するピコネットはそれぞれ異なるチャネルを利用する。
一般に、異なるホッピングパターンが混在した場合、無線区間においては送信した信号の衝突が生じる。
図5は、2つのピコネットが隣接する際の無線区間における信号の状況を示す図である。なお、横軸はピコネットをCH1を利用しているピコネットを基準として表示している。
図5(a)では、CH1を使用するピコネットとCH2を使用するピコネットが隣接している場合の無線区間の状態を示している。また、図4に示したタイミングを基準にして、CH2のピコネットはCH1のピコネットのタイミングより1/2Tだけシフトした状態で動作している場合を示している。
図5(b)では、CH3を使用するピコネットとCH4を使用するピコネットが隣接している場合の無線区間の状態を示している。また、図4に示したタイミングを基準にして、CH4のピコネットはCH3のピコネットのタイミングより1/2Tだけシフトした状態で動作している場合を示している。
ここで、同一バンドで重なり(衝突)がある信号は受信側で正しく受信できない。そのため、当該信号に格納されていたデータは消失する。
具体的には、図5(a)では、F1およびF3のバンドで送信された信号に格納されていたデータは全て消失する。その結果、図5(a)では、F2のバンドで送信された信号に格納されていたデータのみが受信側で正しく受信可能となる。つまり、Time Spreadingによりデータを2回送信しているにもかかわらず、送信されたデータのうちc2,c5およびd1,d4のデータは消失してしまうことになる。
同様に、図5(b)では、F1のバンドで送信された信号に格納されていたデータは全て消失し、F3のバンドで送信された信号に格納されていたc2,d1およびc5,d4のデータは消失する。その結果、図5(b)では、F2のバンドで送信された信号に格納されていたデータ、および、F3のバンドで送信されたc3,d3およびc6,d6のデータのみが受信側で正しく受信可能となる。つまり、Time Spreadingによりデータを2回送信しているにもかかわらず、送信されたデータのうちc2,c5およびd1,d4のデータは消失してしまうことになる。
図6は、Time Spreadingによりデータを2回送信する場合の、2つのピコネットが隣接する際のデータ消失状況を示す図である。
なお、図の横軸は2つのピコネット間のタイミングのシフト量(Δt)に対応した以下の6種類のパターンを列挙している。
パターン1: 0<Δt<T の場合
パターン2: T<Δt<2T の場合
パターン3: 2T<Δt<3T の場合
パターン4: 3T<Δt<4T の場合
パターン5: 4T<Δt<5T の場合
パターン6: 5T<Δt<6T の場合
つまり、異なるピコネット間は非同期であるが、それぞれのホッピングパターンは、6つのタイムスロット分の時間での周期性を有しているため、2つのピコネットのタイミングのシフト量(Δt)応じて以下の6種類のパターンが存在するのである。なお、前述の通り非同期であることからΔT=n×T(n=0、1、2、3、4、5)の場合はここでは無視する。
また、図の縦軸には、注目ピコネットのチャネルに対応する干渉チャネルのパターンを列挙している。
図中の”消失有”は、信号の衝突が発生し1以上のデータの消失が発生することを示している。つまり、Time Spreadingによってもデータの消失を防ぐことが出来ないチャネルとシフト量との組み合わせである。一方、図中の”消失無”は、信号の衝突は発生したとしてもTime Spreadingによりデータは消失しないことを示している。つまり、Time Spreadingによってデータの消失を防ぐことが出来るチャネルとシフト量との組み合わせである。
しかしながら、図6から分かるように、シフト量のパターン1〜6の全てに対して”消失無”となる2つのチャネルの組み合わせは存在しないことが分かる。つまり、図2に示したように、ピコネット100とピコネット110との間で何れのチャネルの組み合わせを利用したとしても、データ消失が確率的に発生することとなる。
例えば、CH1とCH4とを組み合わせて使用した場合においても、2つのピコネットのタイミングのシフト量(Δt)応じて、データの消失が確率的(ここでは1/3)に発生する。
<Time Spreading(3回送信)によるデータ送信>
そこで、本実施形態では、Time Spreadingによる送信回数を3回にした場合について、同様に2つのピコネットが隣接する際のデータ消失状況を考える。
図7は、Time Spreadingによりデータを3回送信する際の各チャネルのホッピングパターンを示す図である。図面において、横軸は時間経過を示しており、縦軸は3つのバンド(F1〜F3)を示している。なお、Tはデータ送信に使用されるタイムスロット1つあたりの時間である。また、矩形で示した送信信号内の符号はデータを示しており、同一の符号に対しては同一のデータが格納されている。
例えば、CH1においてデータ列a1、a2、a3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F2→F3→F1→F2→F3→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してa1→a1→a1→a2→a2→a2→a3・・・の順番で格納している。つまり、Time Spreadingによりデータを2回送信する場合(図4)に対し、バンドのホッピングパターンは変更せずに、データの送信回数のみを変更している。
同様に、CH2においてデータ列b1、b2、b3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F3→F2→F1→F3→F2→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してb1→b1→b1→b2→b2→b2→b3・・・の順番で格納する。CH3においてデータ列c1、c2、c3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F1→F2→F2→F3→F3→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してc1→c2→c1→c2→c1→c2→c3・・・の順番で格納する。CH4においてデータ列d1、d2、d3・・・を送信する場合は、1回のデータ送信毎にバンドをF1→F1→F3→F3→F2→F2→F1・・・の順番でホッピングする。また、データを1回の送信毎に数に対応してd1→d2→d1→d2→d1→d2→d3・・・の順番で格納する。
図8は、2つのピコネットが隣接する際の無線区間における信号の状況を示す図である。なお、横軸はピコネットをCH1を利用しているピコネットを基準として表示している。
図8(a)では、CH1を使用するピコネットとCH2を使用するピコネットが隣接している場合の無線区間の状態を示している。また、図7に示したタイミングを基準にして、CH2のピコネットはCH1のピコネットのタイミングより1/2Tだけシフトした状態で動作している場合を示している。
図8(b)では、CH3を使用するピコネットとCH4を使用するピコネットが隣接している場合の無線区間の状態を示している。また、図7に示したタイミングを基準にして、CH4のピコネットはCH3のピコネットのタイミングより1/2Tだけシフトした状態で動作している場合を示している。
ここで、同一バンドで重なり(衝突)がある信号は受信側で正しく受信できない。そのため、当該信号に格納されていたデータは消失する。
具体的には、図8(a)では、F1およびF3のバンドで送信された信号に格納されていたデータは全て消失する。その結果、図8(a)では、F2のバンドで送信された信号に格納されていたデータのみが受信側で正しく受信可能となる。しかしながら、Time Spreadingによりデータを3回送信している結果、F2のバンドで全てのデータが送信されているため、送信した全てのデータを受信側で受信することが可能となっている。
同様に、図8(b)では、F1のバンドで送信された信号に格納されていたデータは全て消失し、F3のバンドで送信された信号に格納されていたc1,d2およびc3,d4のデータは消失する。その結果、図8(b)では、F2のバンドで送信された信号に格納されていたデータ、および、F3のバンドで送信されたc2,d1およびc4,d3のデータのみが受信側で正しく受信可能となる。しかしながら、Time Spreadingによりデータを3回送信している結果、F2のバンドで全てのデータが送信されているため、送信した全てのデータを受信側で受信することが可能となっている。
図9は、Time Spreadingによりデータを3回送信する場合の、2つのピコネットが隣接する際のデータ消失状況を示す図である。
なお、図の横軸は図6の場合と同様に、2つのピコネット間のタイミングのシフト量(Δt)に対応した6種類のパターンを列挙している。
また、図の縦軸は図6の場合と同様に、注目ピコネットのチャネルに対応する干渉チャネルのパターンを列挙している。
図中の”消失有”は、信号の衝突が発生し1以上のデータの消失が発生することを示している。つまり、Time Spreadingによってもデータの消失を防ぐことが出来ないチャネルとシフト量との組み合わせである。一方、図中の”消失無”は、信号の衝突は発生したとしてもTime Spreadingによりデータは消失しないことを示している。つまり、Time Spreadingによってデータの消失を防ぐことが出来るチャネルとシフト量との組み合わせである。
図9から分かるように、Time Spreadingによりデータを3回送信する場合においては、2回送信する場合(図6)とはことなり、シフト量のパターン1〜6の全てに対して”消失無”となる2つのチャネルの組み合わせが存在することが分かる。つまり、ピコネット100とピコネット110との間で、所定のチャネルの組み合わせを利用することにより、データ消失を防ぐことが可能となる。
例えば、CH1とCH2とを組み合わせて使用した場合、2つのピコネットのタイミングのシフト量(Δt)によらず、データの消失を防ぐことが可能となる。
<符号化率の制御>
Time Spreadingによる送信回数を3回にした場合、送信回数が2回の場合に比較し、所定の時間内(タイムスロット数)に送信可能なデータ量が減少してしまう。例えば、図4と図7は何れも12個のタイムスロットを示しているが、送信回数が2回の場合(図4)はa1〜a6の6つのデータを送信しているのに対し、送信回数が3回の場合(図7)はa1〜a4の4つのデータに留まっている。つまり、実質的な送信データ量は2/3に低下してしまうことになる。そこで、データを送信する際の誤り訂正の符号化率を制御することにより実質的なデータ伝送速度を向上させ、送信回数変更時にもほぼ一定の送信レートを維持することを考える。
図10は、通信部の送信機能部に配備される畳み込み符号化器の構成例を示す図である。
畳み込み符号化器は受信側でのエラー訂正のため、送信すべきデータに対し所望の符号化率で符号化し、符号化データを出力する。なお、図9では1ビットの実データに対し3ビットの符号化データを出力(符号化率1/3)している例を示している。
図10の符号化器からの出力をそのまま送信した場合の符号化率は前述の通り1/3となるが、畳み込み符号ではパンクチュア処理により符号化率を変化させることが可能である。例えば、1/3、11/32、1/2、5/8などに変化させることが可能である。
図11は、パンクチュア動作を模式的に示す図である。
データ送信側の通信部の送信機能部においては、符号化器において3ビットに符号化されたデータ(符号化率1/3)から、所定の規則に基づき1ビット間引いた(パンクチュア)したデータ(符号化率1/2)の送信が行われる。一方、データ受信側の通信部の受信機能部においては、復号化器においてビタビ復号などにより間引かれた1ビットが再生され復号が行われる。なお、パンクチュア動作そのものについては既知の技術であるため詳細な説明は省略する。
ところで、符号化率を1/3から1/2に変更した場合、送信される実質的なデータ量は3/2倍に増加する。そこで、例えば、Time Spreadingによる送信回数が2回の場合の符号化率が1/3であった場合、送信回数を3回の場合の符号化率を1/2に変更する。そうすることにより、全体として送信される実質的なデータ量はほぼ一定に保持されることになる。
ここでは、畳み込み符号でのパンクチュア処理により符号化率を制御する例を示した。しかし、ブロック符号(リードソロモン符号など)において短縮化の制御を行っても良い。
<PNC端末の動作フロー>
図12は、第1実施形態に係るPNC端末のピコネット形成時の動作フローチャートである。本動作フローは、PNC端末101がピコネット110に隣接して新規のピコネット100を形成する際に実行する。なお、以下の動作は、CPU303がROM305に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、ROM305には、パラメータとして、図4および図7に示されるような各チャネルのホッピングパターンやデータ送出順序を記憶している。また、図9によりあらかじめ導出される、データ消失の発生しないチャネル番号の組み合わせパターンを記憶しているものとする。
ステップS1201では、PNC端末101は、自身の通信範囲内にある既存のピコネットのチャネル番号を検出する。ここでは、ピコネット110の使用しているチャネル番号を検出し、ここではCH1であるとする。なお、既存のピコネットが存在しない場合は、PNC端末101は、任意のチャネル番号を利用してピコネットを形成するが、フローチャートでは図示しない。
ステップS1202では、PNC端末101は、ステップS1201で検出したチャネル(CH1)との間でデータ消失が発生しないチャネル番号を自身が利用するチャネル番号として設定する。ここでは、CH2もしくはCH3から任意に選択可能であり、例えばCH2を選択する。
ステップS1203では、PNC端末101は、ステップS1202で選択したチャネル(CH2)を用いてビーコンの送信を開始しピコネットを形成する。なお、ピコネット形成直後においては、通常のMB−OFDMの動作に従い、Time Spreadingによる送信回数は2回であるとする。
以上のステップにより、PNC端末101は、使用するチャネル番号を確定し、ピコネット100の動作を開始する。
図13は、第1実施形態に係るPNC端末の動作フローチャートである。本動作フローは、PNC端末101がピコネット100を形成した後、任意のタイミングで実行する。なお、以下の動作は、CPU303がROM305に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
ステップS1301では、PNC端末101は、自身の管理するピコネット100と隣接ピコネット110との信号の衝突の頻度を検出する。なお、衝突の頻度の替わりにデータの消失頻度や消失有無を検出しても良い。また、ステップS1201で検出したチャネル番号と自身の利用しているチャネル番号との情報を用い信号の衝突頻度を推定しても良い。
ステップS1302では、PNC端末101は、ステップS1204で検出した衝突の頻度が所定値(例えば30%)以上であるか否かを判定する。所定値以上であると判定した場合は、ステップS1303に進む。所定値以下であると判定した場合はフローを終了する。
ステップS1303では、PNC端末101は、Time Spreadingによる送信回数が変更可能であるか否かを判定する。つまり、ここでは送信回数を2回から3回に変更可能であるか否かを判定する。変更可能である場合は、ステップS1304に進む。何らかの理由により、変更不可能である場合には、一定時間待機し再び変更可能であるか否かを判定する。
ステップS1304では、PNC端末101は、Time Spreadingによる送信回数を変更する。ここでは、送信回数を2回から3回に変更する。
ステップS1305では、PNC端末101は、符号化器による符号化率が変更可能であるか否かを判定する。つまり、ここでは符号化率を1/3から1/2に変更可能であるか否かを判定する。変更可能である場合は、ステップS1306に進む。何らかの理由により、変更不可能である場合には、一定時間待機し再び変更可能であるか否かを判定する。
ステップS1306では、PNC端末101は、符号化器による符号化率を変更する。ここでは、符号化率を1/3から1/2に変更する。
以上のステップにより、PNC端末101は、Time Spreadingによる送信回数、および、符号化率を確定する。
以上説明したとおり、第1実施形態によれば、信号の衝突確率に応じてTime Spreadingによるデータの送信回数を変更することによりデータの消失を低減する。また、送信回数を変更する際、併せてデータの符号化率を変更することにより、単位時間あたりに送信可能な実質的なデータ量をほぼ一定に保持することが可能となる。
なお、ホッピングパターンやデータ送出順序は図4あるいは図7で説明したものに限定するものではない。ただし、ホッピングパターンやデータ送出順序の変化によって、図6あるいは図9に相当するデータ消失パターンは変化する。そのため、使用するホッピングパターンやデータ送出順序、および、データ消失パターンの情報はあらかじめROM305に記憶しておくものとする。
(第2実施形態)
<概要>
第2実施形態では、PNC端末がピコネットを運用している状況において、新規に隣接ピコネットが形成される場合を想定する。PNC端末は、隣接ピコネットとの信号の衝突を検出した際、隣接ピコネットの使用チャネルを識別する。隣接ピコネットの使用チャネルと自身の管理するピコネットの使用チャネルとの情報に基づき、Time Spreadingによるデータの送信回数を変更するか否かを決定する。また、送信回数変更する際、併せてデータの符号化率を変更し、単位時間あたりに送信可能な実質的なデータ量をほぼ一定に保持する。なお、端末の内部構成は第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
<システム構成>
図14は、PNC端末がピコネットを運用中に、新規に隣接ピコネットが形成される状況を示す図である。
PNC端末1401の管理するピコネット1400は、PNC端末1401、DEV端末1402およびDEV端末1403から構成されている。一方、新たに形成されるピコネット1410はPNC端末1411およびDEV端末1412から構成されている。また、ピコネット1400とピコネット1410とは、同一チャネルを用いた場合に信号の衝突が発生する程度に隣接して動作している。
<PNC端末の動作フロー>
図15は、第2実施形態に係る、PNC端末の動作フローチャートである。本動作フローは、PNC端末1401が、隣接ピコネット1410との信号の衝突検出などをトリガとして実行する。なお、以下の動作は、CPU303がROM305に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、ROM305には、パラメータとして、図4および図7に示されるような各チャネルのホッピングパターンやデータ送出順序を記憶している。また、図6および図9によりあらかじめ導出される、データ消失状況のパターンを記憶しているものとする。なお、本動作フローが実施される前においては、ピコネット1400はCH1を利用しており、通常のMB−OFDMの動作に従い、Time Spreadingによる送信回数は2回であるとする。
ステップS1501では、PNC端末1401は、自身の管理するピコネット1400と隣接ピコネット1410との信号の衝突の頻度を検出する。なお、衝突の頻度の替わりにデータの消失頻度や消失有無を検出しても良い。
ステップS1502では、PNC端末1401は、ステップS1501で検出した衝突の頻度が所定値(例えば30%)以上であるか否かを判定する。所定値以上であると判定した場合は、ステップS1503に進む。所定値以下であると判定した場合はフローを終了する。
ステップS1503では、PNC端末1401は、自身の通信範囲内にある隣接ピコネットのチャネル番号を検出する。ここでは、ピコネット1410の使用しているチャネル番号を検出し、ここではCH2であるとする。
ステップS1504では、PNC端末1401は、ステップS1503で検出したチャネル(CH2)と自身の管理するピコネット1400のチャネル(CH1)との情報を利用して、Time Spreadingによる送信回数を変更するか否かを判断する。例えば、ROM305に記憶されている図6および図9に対応する情報を基に判断するのである。
ここでは、ピコネット1400がCH1、ピコネット1410がCH2を利用しているため、図6および図9から、送信回数3回の場合の方がよりデータの消失が少ないと判断され、”Time Spreadingによる送信回数を変更する”と判断する。一方、ピコネット1400がCH1、ピコネット1410がCH4を利用している場合等においては、送信回数3回の場合の方がよりデータの消失が多いと判断され、”Time Spreadingによる送信回数を変更しない”と判断するのである。
ステップS1505では、PNC端末1401は、Time Spreadingによる送信回数が変更可能であるか否かを判定する。つまり、ここでは送信回数を2回から3回に変更可能であるか否かを判定する。変更可能である場合は、ステップS1506に進む。何らかの理由により、変更不可能である場合には、一定時間待機し再び変更可能であるか否かを判定する。
ステップS1506では、PNC端末1401は、Time Spreadingによる送信回数を変更する。ここでは、送信回数を2回から3回に変更する。
ステップS1507では、PNC端末1401は、符号化器による符号化率が変更可能であるか否かを判定する。つまり、ここでは符号化率を1/3から1/2に変更可能であるか否かを判定する。変更可能である場合は、ステップS1508に進む。何らかの理由により、変更不可能である場合には、一定時間待機し再び変更可能であるか否かを判定する。
ステップS1508では、PNC端末1401は、符号化器による符号化率を変更する。ここでは、符号化率を1/3から1/2に変更する。
以上のステップにより、PNC端末1401は、Time Spreadingによる送信回数、および、符号化率を確定する。
以上説明したとおり、第2実施形態によれば、隣接ピコネットのチャネル番号の情報を利用して、Time Spreadingによるデータの送信回数を変更するか否かを決定し、データの消失を低減する。また、送信回数を変更する際、併せてデータの符号化率を変更することにより、単位時間あたりに送信可能な実質的なデータ量をほぼ一定に保持することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどがある。
また、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
MB−OFDM方式のバンドプランを示した図である。 既存のピコネットに隣接して、PNC端末が新たにピコネットを形成する状況を示す図である。 第1実施形態に係るPNC端末の内部ブロック図である。 Time Spreadingによりデータを2回送信する際の各チャネルのホッピングパターンを示す図である。 2つのピコネットが隣接する際の無線区間における信号の状況を示す図である(2回送信)。 2つのピコネットが隣接する際のデータ消失状況を示す図である(2回送信)。 Time Spreadingによりデータを3回送信する際の各チャネルのホッピングパターンを示す図である。 2つのピコネットが隣接する際の無線区間における信号の状況を示す図である(3回送信)。 2つのピコネットが隣接する際のデータ消失状況を示す図である(3回送信)。 通信部の送信機能部に配備される畳み込み符号化器の構成例を示す図である。 パンクチュア動作を模式的に示す図である。 第1実施形態に係るPNC端末のピコネット形成時の動作フローチャートである。 第1実施形態に係るPNC端末の動作フローチャートである。 PNC端末がピコネットを運用中に、新規に隣接ピコネットが形成される状況を示す図である。 第2実施形態に係るPNC端末の動作フローチャートである。

Claims (9)

  1. 無線通信装置において、
    I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に、同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段と、
    周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定手段と、
    前記記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定手段により判定されたチャネルの情報とを基に、使用するチャネルを決定するチャネル決定手段と、
    送信データの消失を検出するための消失検出手段と、
    前記消失検出手段により検出されたデータ消失の確率に応じて、送信回数Kを変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 無線通信装置において、
    I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に、同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段と、
    送信データの消失を検出するための消失検出手段と、
    前記消失検出手段により検出されたデータ消失の確率に応じて、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定手段と、
    前記記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定手段により判定されたチャネルの情報とを基に、送信回数Kを変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記送信回数Kの変更に応じて、送信するデータの符号化率を制御する符号化率制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 前記符号化率制御手段は、畳み込み符号をパンクチュア処理することにより符号化率を変更することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記アクセス方式はMulti band OFDM方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項に記載の無線通信装置。
  6. I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に、同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段
    を有する無線通信装置の制御方法であって、
    周囲の装置で利用されているチャネルを、判定するチャネル判定工程と、
    前記記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に、使用するチャネルを決定するチャネル決定工程と、
    送信データの消失を検出するための消失検出工程と、
    前記消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて、送信回数Kを変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  7. I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に、同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段を有する無線通信装置の制御方法であって、
    送信データの消失を検出するための消失検出工程と、
    前記消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程と、
    前記記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に、送信回数Kを変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  8. I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に、同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段を有する無線通信装置の制御プログラムであって、
    周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程を実行するためのプログラムコードと、
    前記記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に、使用するチャネルを決定するチャネル決定工程を実行するためのプログラムコードと、
    送信データの消失を検出するための消失検出工程を実行するためのプログラムコードと、
    前記消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて、送信回数Kを変更する変更工程を実行するためのプログラムコードと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  9. I個のフレームによりJ個のデータをK回(I=J×K、Kは2以上)送信する際に、同一データが少なくとも1つ受信可能となるチャネルの組み合わせを示す情報を記憶する記憶手段と、
    を有する無線通信装置の制御プログラムであって、
    送信データの消失を検出するための消失検出工程を実行するためのプログラムコードと、
    前記消失検出工程により検出されたデータ消失の確率に応じて、周囲の装置で利用されているチャネルを判定するチャネル判定工程を実行するためのプログラムコードと、
    前記記憶手段により記憶された情報と前記チャネル判定工程により判定されたチャネルの情報とを基に、送信回数Kを変更する変更工程を実行するためのプログラムコードと、
    を有することを特徴とするプログラム。
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