JP2007115458A - 面光源装置及びその反射板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、簡単な構成により、小さな設備でも容易に大型表示装置に対応した反射板を成形することができるようにした、直下型の面光源装置及びその反射板を提供することを目的とする。
【解決手段】 一つまたは互いに並んで長手方向に延びるように配置された複数個の線状光源11と、上記線状光源に対応して、その下方に配置された一つの射出成形により成形された例えば酸化チタンを含むポリカーボネイト樹脂等の熱可塑性樹脂からなる反射板13と、各線状光源の上方の面光源出射面に配置された拡散部材14と、を含んでいる面光源装置10であって、上記反射板13が、分割された複数個の反射板部分21,22から成るように、面光源装置10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所謂直下型の面光源装置及びその反射板に関する。
従来、液晶パネル等の透過性の表示物は、明るい画面を得るために、多くの場合、背面から面光源装置によって照明されている。
ところで、背面からバック照明を行なう面光源装置は、その光源の配置により、サイドエッジ型と直下型とがある。そして、例えば液晶テレビ等の液晶表示装置の大型化に伴って、導光板が不要で、内部を中空に構成して、軽量化を図ることができることから、直下型の面光源装置が使用されることが多い。
このような直下型の面光源装置は、例えば図9に示すように構成されている。 図9に示すように、面光源装置1は、互いに並置された複数の線状光源2と、各線状光源2から面光源出射面3以外の方向に出射される光線をほぼ出射面方向に反射するために、上記線状光源2の下側または各線状光源2を下方から包囲するように配置された反射板4と、面光源出射面3に光源側から順に配置された拡散シート5a,プリズムシート5b及び輝度向上シート5cから成る拡散部材5と、から構成されている。
上記線状光源2は、公知の構成の線状光源、例えば冷陰極管から構成されている。
上記反射板4は、例えばポリカーボネイト樹脂等の熱可塑性樹脂により射出成形されており、この熱可塑性樹脂には、表面における可視光の反射効率を高めるために酸化チタン等が混入されている。
さらに、上記反射板4は、その表面形状が、図9に示すように、底部領域で平坦に、また側壁が上方に向かって広がるように傾斜して、形成されている。
尚、上記反射板4の表面4aは、図10及び図11に示すように、長手方向に垂直な断面にて対応する各線状光源2を通る垂線に対して左右対称に、上記断面にて線状光源2を焦点とする放物線状に形成されていてもよい。
これにより、対応する線状光源2から、下方及び側方に出射した光が、上記反射板4の表面4aにより、上方に向かってほぼ平行光として反射されるようになっている。
上記拡散部材5のうち、拡散シート5aは、平坦な板状に形成されており、その表面に入射光を透過させると共に、透過の際に拡散させるための拡散フィルム5dを備えている。
上記プリズムシート5bは、上面に上記線状光源2の長手方向に延びる多数の微小プリズムを備えており、下面は平坦に形成されている。
これにより、上記プリズムシート5bを透過する光は、各微小プリズムによる屈折効果により、拡散されるようになっている。
上記輝度向上シート5cは、例えばグレーティングのような光学制御部材から構成されており、プリズムシート5bを透過した光に対して、特定の角度範囲に集束させることにより、この角度範囲における輝度を向上させるようになっている。
このような構成の面光源装置1によれば、各線状光源2に駆動電圧が印加されると、各線状光源2から出射した光は、直接にまたは反射板4の表面で反射されて、上方に進み、拡散部材5の拡散シート5a及びプリズムシート5bで拡散されると共に、輝度向上シート5cにより指向性を付与されて、面光源出射面3から上方に向かって出射する。
これにより、例えば面光源出射面3の上方に位置する液晶表示装置等の各種表示装置(図示せず)がバック照明されることになる。
ところで、近年の液晶テレビ等の大型化に伴って、上記面光源装置1における反射板4も大型化することになる。このため、反射板4がポリカーボネイト樹脂等の熱可塑性樹脂から構成されていることから、剛性や強度が不足することになってしまう。
これに対して、上記面光源装置1においては、例えば図9から図11に示すように、拡散部材5を保持するためのフレーム6に対して、反射板4の両側縁を支持するための補強用ブラケット7を取り付けるようにしている。
このようにして、上記反射板4は、その長手方向の両側縁にて、上記補強用ブラケット7により支持されることにより、剛性及び強度が増強されている。
また、特許文献1には、表面に反射層が形成された反射板の基体を異型押し出し成形することにより構成された反射板が開示されている。
このような構成の反射板によれば、変形による局部的な輝度ムラの発生が防止されると共に、適宜に側方に複数個繋ぎ合わせることにより、任意の大きさの反射板が容易に且つ低コストで得られることになる。
これにより、大型の表示装置のための反射板が容易に構成され得るようになっている。
また、特許文献2には、基板上にフィルムを積層した反射板を、光源に合わせて適宜に折曲げ加工するようにした反射板が開示されている。
このような構成の反射板によれば、基板として金属板が使用されており、その表面にポリオレフィン樹脂フィルムを接着することにより構成されている。従って、大型の表示装置のための反射板であっても、容易に構成され得ることになる。
特開2002−156512号 特開2005−049573号
しかしながら、上述した構成の面光源装置1においては、反射板4が射出成形により形成されていることから、バック照明すべき液晶表示装置等の表示装置の大型化に伴って、反射板4自体も大型化することになる。
このため、反射板4を成形する際に、図12に示すように、ゲート8からの流動距離Lを設定した場合に、ゲート数が例えば8個必要となる。従って、反射板4を成形するための成形機や金型、そして周辺設備である金型温調機や成形品を取り出すための取出し機械等、多様な設備や機械等も成形品の大型化に対応する必要がある。
これにより、反射板4を成形するための設備費用が多大なものになってしまい、成形品である反射板4のコストが大幅に上昇してしまうことになる。
これに対して、特許文献1による反射板においては、側方に複数個繋ぎ合わせることにより、容易に大型の反射板を構成することができるが、繋ぎ目において、隣接する反射板と重なり合う領域が生ずることから、小さな段差が生ずることになり、僅かながら輝度ムラが発生することになってしまう。
また、特許文献2による反射板においては、長尺の反射板を折曲げ加工することにより、容易に大型の反射板を構成することができるが、基板が金属板であることから、光源から発生する電磁波により金属板に誘導電気が発生し、光源の明るさが低下してしまうことがある。
本発明は、以上の点から、簡単な構成により、小さな設備でも容易に大型表示装置に対応した反射板を成形することができるようにした、直下型の面光源装置及びその反射板を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明の第一の構成によれば、一つまたは互いに並んで長手方向に延びるように配置された複数個の線状光源と、上記線状光源に対応して、その下方に配置された一つの射出成形により成形された酸化チタンを含有するポリカーボネイト樹脂を含む熱可塑性樹脂からなる反射板と、各線状光源の上方の面光源出射面に配置された拡散部材と、を含んでいる面光源装置であって、上記反射板が、分割された複数個の反射板部分から構成されていることを特徴とする、面光源装置により、達成される。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射板部分が、線状光源の長手方向に対して横向きに分割されている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記各反射板部分が、隣接する反射板部分との接合領域に、位置決め及び固定のための嵌合部を備えている。
本発明による面光源装置は、好ましくは、各反射板部分の嵌合部が、互い違いに形成されることにより、互いに同一形状を有している。
本発明による面光源装置は、好ましくは、上記反射板が、上記反射板部分の分割線に直交する方向に延びる両側縁にて、ブラケットにより補強されていることを特徴とする、請求項1から4の何れかに記載の面光源装置。
また、上記目的は、本発明の第二の構成によれば、一つまたは互いに並んで長手方向に延びるように配置された複数個の線状光源と、上記線状光源に対応して、その下方に配置された一つの射出成形により成形された酸化チタンを含有するポリカーボネイト樹脂を含む熱可塑性樹脂から成る反射板と、各線状光源の上方の面光源出射面に配置された拡散部材と、を含んでいる面光源装置の反射板であって、互いに分割された複数個の反射板部分から構成されていることを特徴とする、面光源装置の反射板により、達成される。
本発明による面光源装置の反射板は、好ましくは、上記反射板部分が、線状光源の長手方向に対して横向きに分割されている。
本発明による面光源装置の反射板は、好ましくは、上記各反射板部分が、隣接する反射板部分との接合領域に、位置決め及び固定のための嵌合部を備えている。
本発明による面光源装置の反射板は、好ましくは、各反射板部分の嵌合部が、互い違いに形成されることにより、互いに同一形状を有している。
本発明による面光源装置の反射板は、好ましくは、上記反射板部分の分割線に直交する方向に延びる両側縁にて、ブラケットにより補強されている。
上記第一の構成によれば、各線状光源から出射した光のうち、一部の光が面光源出射面に直接に入射すると共に、面光源出射面以外に向かって出射する光が、反射面の表面で反射されて面光源出射面に導かれる。
そして、面光源出射面に入射した光は、この面光源入射面上に配置された拡散部材によって、所定の角度範囲で拡散され、上方に出射することになる。
この場合、そして上記第二の構成によれば、上記反射板が複数個の反射板部分に分割されていることから、各反射板部分が比較的小型に構成されることになる。
従って、バック照明すべき液晶テレビを含む液晶表示装置や他の各種表示装置が大型化しても、複数個の反射板部分を互いに組み合わせることによって、容易に大型表示装置のバック照明のための反射板を構成することができる。
このため、反射板を成形するための成形機や金型、そして周辺設備である金型温調機や成形品を取り出すための取出し機械等の各種設備が、比較的小さな反射板部分の大きさに対応すればよいので、設備費用が節減されることになり、反射板の製造コストが低く抑制され得ることになる。
上記反射板部分が、線状光源の長手方向に対して横向きに分割されている場合には、反射板部分の繋ぎ目により発生する輝度ムラが効果的に抑制され得ることになる。
上記各反射板部分が、隣接する反射板部分との接合領域に、位置決め及び固定のための嵌合部を備えている場合には、この嵌合部により隣接する二つの反射板部分が互いに容易に位置決めされ、固定保持され得ることになる。
各反射板部分の嵌合部が、互い違いに形成されることにより、互いに同一形状を有している場合には、二つの反射板部分の繋ぎ目にて嵌合部が点対称に形成されることになり、互いに同じ形状を有しているので、各反射板部分が同じ金型を使用して成形され得ることになる。従って、金型の設計,製作の時間及びコストが大幅に低減され得ることになる。
上記反射板が、上記反射板部分の分割線に直交する方向に延びる両側縁にて、ブラケットにより補強されている場合には、各反射板部分の繋ぎ目における強度不足が、上記ブラケットによって補強されることになり、反射板全体の剛性及び強度が高められることになる。
このようにして、本発明によれば、大型の表示装置をバック照明するための面光源装置で使用する反射板を複数の反射板部分に分割して構成することによって、簡単な構成により、小さな設備でも容易に大型表示装置に対応した反射板を成形することができる。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図8を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。[実施例1]
図1は、本発明による直下型の面光源装置の一実施形態の構成を示している。 図1において、面光源装置10は、互いに並置された複数の、図示の場合には10個の線状光源11と、各線状光源11から上方の面光源出射面12以外の方向に出射される光線をほぼ出射面方向に反射させるために、上記線状光源11の下方に配置された反射板13と、上記面光源出射面12上に光源側から順に配置された拡散シート14a,プリズムシート14b及び輝度向上シート14cから成る拡散部材14と、拡散部材14を保持するためのフレーム15と、反射板13のための補強用ブラケット16と、から構成されている。
上記線状光源11は、公知の構成の線状光源、例えば冷陰極管から構成されている。
上記反射板13は、例えばポリカーボネイト樹脂等の熱可塑性樹脂により射出成形されており、この熱可塑性樹脂には、表面における可視光の反射効率を高めるために酸化チタン等が混入されている。
また、上記反射板13は、その平面形状が、図1に示すように、底部領域で平坦に、また側壁が上方に向かって広がるように傾斜して、形成されていると共に、長手方向の端縁に、線状光源11のための配線用穴13aを備えている。
尚、上記反射板13の表面は、従来の面光源装置1に関して図10及び図11に示したように、長手方向に垂直な断面にて対応する各線状光源11を通る垂線に対して左右対称に、上記断面にてそれぞれ各線状光源11を焦点とする放物線状や楕円状に形成されていてもよい。
これにより、対応する線状光源11から、下方及び側方に出射した光が、上記反射板13の表面13により、上方に向かってほぼ平行光として反射されるようになっている。
さらに、上記反射板13は、後述する拡散部材14を保持するためのフレーム15に対して、その長手方向の両側縁に補強用ブラケット16が取り付けられ、支持されることにより、長手方向に関して剛性・強度が高められている。
ここで、この補強用ブラケット16は、フレーム15を反射板13及び拡散部材14の両側縁に対して固定するためのネジ15aにより、所謂共締めされるようになっている。
上記拡散部材14のうち、拡散シート14aは、平坦な板状に形成されており、その表面に入射光を透過させると共に、透過の際に拡散させるための拡散フィルム14dを備えている。
上記プリズムシート14bは、上面に上記線状光源11の長手方向に延びる多数の微小プリズムを備えており、下面は平坦に形成されている。
これにより、上記プリズムシート14bを透過する光は、各微小プリズムによる屈折効果により、拡散されるようになっている。
上記輝度向上シート14cは、例えばグレーティングのような光学制御部材から構成されており、プリズムシート14bを透過した光に対して、特定の角度範囲に集束させることにより、この角度範囲における輝度を向上させるようになっている。
以上の構成は、図9に示した面光源装置1と同様の構成であるが、本発明実施形態による面光源装置10においては、さらに上記反射板13が以下のように構成されている点で異なる構成になっている。
即ち、上記反射板13は、図2に示すように、長手方向に関して二分割された反射板部分21及び22から構成されている。
上記反射板部分21及び22は、反射板13の長手方向中心を通る分割線により、分割されており、それぞれ図3及び図4に示すように、形成されている。
図3において、反射板部分21は、その反射板部分22に対向する接合領域21aにおいて、厚さ方向の下半分が切り欠かれていると共に、位置決めのための嵌合穴21bを備えている。
また、図4において、反射板部分22は、その反射板部分21に対向する接合領域22aにおいて、厚さ方向の上半分が切り欠かれていると共に、位置決めのための嵌合ボス22bを備えている。
このように構成された反射板部分21及び22は、それぞれ接合領域21a及び22aが互いに突き合わされ、嵌合穴21bに対して嵌合ボス22bが嵌入されることにより、位置決めされると共に、図5に示すように、互いに接合され、一体化されるようになっている。
ここで、上記反射板部分21及び22は、図6に示すように、射出成形機30により成形される。
即ち、図6において、射出成形機30により、固定盤31に支持された固定側の金型32と、可動盤33に支持された可動側の金型34とを、所定圧力で型締めした状態にて、成形機シリンダ35により、金型32及び金型34により画成されるキャビティ内に、金型32に設けられたゲート32aを介して樹脂材料を注入することにより、成形品としての反射板部分21,22が成形される。
その際、上記ゲート32aは、図7に示すように、ゲート32aからの流動距離Lを設定した場合に、例えばゲート数が4個となり、従来の面光源装置1における反射板4の場合のゲート数8個に対して、半減されることになる。
また、例えば樹脂材料として酸化チタンを含むポリカーボネイト樹脂を使用する場合、成形離型時に静電気を帯びやすいことから、図8に示すように、離型時に、可動側の金型34にて取り出し機械としてのエジェクタピン36により押し出された反射板部分21,22に対して、隣接して配置された塗布装置37により、帯電防止剤を塗布して、成形品である反射板部分21,22への静電気による塵埃の付着を防止するようになっている。
尚、帯電防止剤としては、主として界面活性剤が使用され、非イオン性,陽イオン性,陰イオン性あるいは両性のものが使用可能である。
本発明実施形態による面光源装置10は、以上のように構成されており、各線状光源11に駆動電圧が印加されると、各線状光源11から出射した光は、その一部が直接に面光源出射面12に進み、また他の一部が反射板13の表面で反射されて上方に進み、面光源出射面12に達する。
そして、面光源出射面12に入射した光は、拡散部材14の拡散シート14a及びプリズムシート14bにより拡散されると共に、輝度向上シート14cにより指向性を付与されて、面光源出射面12から上方に向かって出射する。
これにより、例えば面光源出射面12の上方に位置する液晶表示装置等の各種表示装置(図示せず)がバック照明されることになる。
その際、反射板13の分割線が線状光源11の長手方向に対して横向きであることから、この反射板13の繋ぎ目としての分割線により輝度ムラが発生するようなことはない。
また、反射板13が、その両側縁にて全長に亘ってブラケットにより補強されることにより、剛性及び強度が高められているので、反射板部分21,22に分割したことによる強度低下が補完され得ることになる。
この場合、反射板13は、互いに接合され一体化され得る二つの反射板部分21,22に分割されているので、各反射板部分21,22が反射板13全体に対して小型に構成されることになる。
さらに、反射板部分21,22を成形する場合に、前述したようにゲート数が少なくて済むこともあって、射出成形機の型締め力が小さくもよいので、小型の射出成形機によって容易に且つ低コストで成形され得ることになる。
このようにして、反射板13が複数個の反射板部分21,22に分割されていることにより、反射板13を構成する各反射板部分21,22が小型に構成され得るので、各反射板部分21,22を成形するための射出成形機,金型や金型温調機,成形品を取り出すための取出し機械等の各種設備が小型で且つ低コストとなり、設備費用が大幅に低減され得ることになる。
また、各反射板部分21,22は、互いに接合領域21a,22aに設けられた嵌合穴21b及び嵌合ボス22bの嵌合によって、正確に位置決めされると共に、確実に固定保持され得る。
具体例として、例えば反射板13が640mm×1060mmの大きさである場合、一枚の反射板13を成形する場合には、型締め力は型内平均圧力×成形品の投影面積に比例することから、2000tクラスの型締め力を備えた射出成形機が必要になるが、反射板13がそれぞれ640mm×535mm〜540mm程度の反射板部分21,22に分割されている場合には、1000tクラスの型締め力の射出成形機が使用され得ると共に、金型も小さく、且つ流動距離Lを230mmと設定した場合には、ゲート数が4個と少なくす済み、金型コストが大幅に低減され得ることになる。
また、上記反射板部分21,22の射出成形機の成形後の離型時に、塗布装置により帯電防止剤が塗布されることにより、静電気が除去されるので、成形された上記反射板部分21,22に静電気が発生して、塵埃等が付着するようなことはない。
尚、帯電防止剤を樹脂材料に練り込んだり、マスターバッチで帯電防止剤を混入する方法も考えられるが、射出成形機の成形機シリンダ34内における樹脂材料は、可塑化温度である260〜320℃と高温になることから、帯電防止剤が劣化してしまうので、帯電防止効果が損なわれてしまうことになる。
このようにして、本発明実施形態による面光源装置10によれば、反射板13が二つの反射板部分21,22に分割されているので、個々の反射板部分21,22が反射板13と比較して小型に構成され得る。
従って、大型の表示装置をバック照明するための面光源装置における反射板13であっても、個々の反射板部分21,22を樹脂材料から射出成形するための射出成形機,金型や金型温調機そして成形品取出し装置が比較的小さな成形品に対応したもので済み、設備コストが大幅に低減され得ることになる。
上述した実施形態においては、反射板13は、二つの反射板部分21,22に分割されているが、これに限らず、三つ以上の反射板部分に分割されていてもよい。
また、上述した実施形態においては、反射板部分21,22は、それぞれ接合領域21a,22aに、嵌合穴21b,嵌合ボス22bを備えるように構成されているが、各反射板部分21,22が、その接合領域に関して、嵌合穴21bを有する接合領域21a,嵌合ボス22bを有する接合領域22aを、互い違いに、即ち分割線の中心に関して点対称に備えることによって、互いに同一形状に構成されるようにしてもよい。
この場合、反射板部分21,22は、互いに同じ形状であることから、同一の金型によって射出成形され得るので、金型が一つで済み、金型コストがより一層削減され得ることになる。
本発明による面光源装置は、例えば液晶パネルバックライトや、透明フィルム等に印刷された看板等を背面から照明するための照明装置、あるいは卓上スポット照明,看板照明等の照明装置として利用することができる。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、高い光出射効率を達成するようにした直下型の面光源装置が提供され得る。
本発明による面光源装置の一実施形態の構成を示す概略断面図である。 図1の面光源装置におけるフレーム及びブラケットを取り付けた反射板を示す概略平面図である。 図1の面光源装置で使用される反射板を構成する一方の反射板部分を示す(A)概略平面図及び(B)部分断面図である。 図1の面光源装置で使用される反射板を構成する他方の反射板部分を示す(A)概略平面図及び(B)部分断面図である。 図3及び図4の反射板部分を互いに接合した状態を示す概略平面図である。 図3及び図4の反射板部分の射出成形機による成形状態を示す断面図である。 図3及び図4の反射板部分の射出成形機による成形のためのゲート位置を示す概略平面図である。 図3及び図4の反射板部分の射出成形機による離型時の帯電防止剤塗布状態を示す断面図である。 従来の面光源装置の一例の構成を示す概略断面図である。 従来の面光源装置の他の例の構成を示す概略断面図である。 図10の面光源装置におけるフレーム及びブラケットを取り付けた反射板を示す概略平面図である。 図10の面光源装置における反射板の射出成形機による成形のためのゲート位置を示す概略平面図である。
符号の説明
10 面光源装置
11 線状光源
12 面光源出射面
13 反射板
14 拡散部材
14a 拡散シート
14b プリズムシート
14c 輝度向上シート
14d 拡散フィルム
15 フレーム
16 ブラケット
21,22 反射板部分
21a,22a 接合領域
21b 嵌合穴
22b 嵌合ボス
30 射出成形機
31 固定盤
32,34 金型
32a ゲート
33 可動盤
35 成形機シリンダ
36 エジェクタピン
37 塗布装置

Claims (10)

  1. 一つまたは互いに並んで長手方向に延びるように配置された複数個の線状光源と、上記線状光源に対応して、その下方に配置された一つの射出成形により成形された酸化チタンを含有するポリカーボネイトを含む熱可塑性樹脂から成る反射板と、各線状光源の上方の面光源出射面に配置された拡散部材と、を含んでいる面光源装置であって、
    上記反射板が、分割された複数個の反射板部分から構成されていることを特徴とする、面光源装置。
  2. 上記反射板部分が、線状光源の長手方向に対して横向きに分割されていることを特徴とする、請求項1に記載の面光源装置。
  3. 上記各反射板部分が、隣接する反射板部分との接合領域に、位置決め及び固定のための嵌合部を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の面光源装置。
  4. 各反射板部分の嵌合部が、互い違いに形成されることにより、互いに同一形状を有していることを特徴とする、請求項3に記載の面光源装置。
  5. 上記反射板が、上記反射板部分の分割線に直交する方向に延びる両側縁にて、ブラケットにより補強されていることを特徴とする、請求項1から4の何れかに記載の面光源装置。
  6. 一つまたは互いに並んで長手方向に延びるように配置された複数個の線状光源と、上記線状光源に対応して、その下方に配置された一つの射出成形により成形された酸化チタンを含有するポリカーボネイト樹脂を含む熱可塑性樹脂から成る反射板と、各線状光源の上方の面光源出射面に配置された拡散部材と、を含んでいる面光源装置の反射板であって、
    互いに分割された複数個の反射板部分から構成されていることを特徴とする、面光源装置の反射板。
  7. 上記反射板部分が、線状光源の長手方向に対して横向きに分割されていることを特徴とする、請求項6に記載の面光源装置の反射板。
  8. 上記各反射板部分が、隣接する反射板部分との接合領域に、位置決め及び固定のための嵌合部を備えていることを特徴とする、請求項6または7に記載の面光源装置の反射板。
  9. 各反射板部分の嵌合部が、互い違いに形成されることにより、互いに同一形状を有していることを特徴とする、請求項8に記載の面光源装置の反射板。
  10. 上記反射板部分の分割線に直交する方向に延びる両側縁にて、ブラケットにより補強されていることを特徴とする、請求項6から9の何れかに記載の面光源装置の反射板。
JP2005303927A 2005-10-19 2005-10-19 面光源装置及びその反射板 Pending JP2007115458A (ja)

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