JP2007115048A - 自動販売機の硬貨投入口装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】硬貨投入口の周囲を均一に照明することができるとともに、コストの低廉化を図ることができる自動販売機の硬貨投入口装置を提供する。
【解決手段】自動販売機用の硬貨投入口13を有する硬貨投入口本体32と、硬貨投入口13の周囲に配置された導光部材33と、導光部材33に照明光を導入するLEDランプ34とを備えた。これにより、導光部材33にLEDランプ34からの照明光が導かれ、導光部材33を介して硬貨投入口13を照明するため、従来のようには円周方向に輝度むらが発生することはない。また、単一のLEDランプ34によって硬貨投入口13を照明することができるため、部品点数を削減することができる。
【選択図】図5
【解決手段】自動販売機用の硬貨投入口13を有する硬貨投入口本体32と、硬貨投入口13の周囲に配置された導光部材33と、導光部材33に照明光を導入するLEDランプ34とを備えた。これにより、導光部材33にLEDランプ34からの照明光が導かれ、導光部材33を介して硬貨投入口13を照明するため、従来のようには円周方向に輝度むらが発生することはない。また、単一のLEDランプ34によって硬貨投入口13を照明することができるため、部品点数を削減することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、自動販売機用の硬貨投入口を照明する光源を備えた自動販売機の硬貨投入口装置に関する。
例えば、煙草や缶飲料等の物品は、商店の陳列棚等に陳列され、購買者に対して代金と引き換えに販売される。また、これら物品は、自動販売機内に多数個貯蔵され、購買者による代金投入後に1個ずつ販売される。
このような自動販売機は、購買者の目に止まるようにその表面色彩・装飾に工夫が施され、物品を広く宣伝したり、集客性を高めたりすることができるような場所に設置される。
ところで、自動販売機おいては、販売用物品と引き換えに硬貨を投入するための硬貨投入口が利用者(販売用物品の購買者)の視認され易いような位置に配置されている。そして、夜間には光源を点灯して硬貨投入口を照明し、硬貨投入口周辺についても購買者等に視認され易いような工夫が施されている。
従来、この種自動販売機の硬貨投入口装置には、環状の収容用凹部を有する透光性部材と、この透光性部材の収容用凹部内に円周方向に沿って並列する複数の光源と、これら複数の光源からの照明光を受けて自動販売機の前面側に反射するコイン投入口部とを備えたものが提案されている(例えば特許文献1)。
このような自動販売機の硬貨投入口装置においては、複数の光源が点灯すると、これら点灯光が透光性部材を介してコイン投入口部に入射し、この入射光がコイン投入口部で反射して自動販売機の前面側に出射される。
特開2004−157791号公報
しかし、特許文献1によると、複数の光源が環状の収容凹部内で散在して配置されているため、円周方向に輝度むらが生じ、硬貨投入口の周囲を均一に照明することができないという問題があった。また、複数の光源が用いられているため、部品点数が嵩み、コスト高になるという問題もあった。
従って、本発明の目的は、硬貨投入口の周囲を均一に照明することができるとともに、コストの低廉化を図ることができる自動販売機の硬貨投入口装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、自動販売機用の硬貨投入口を有する硬貨投入口本体と、前記硬貨投入口の周囲に配置された導光部材と、前記導光部材に照明光を導入する光源とを備えたことを特徴とする自動販売機の硬貨投入口装置を提供する。
本発明によると、硬貨投入口の周囲を均一に照明することができるとともに、コストの低廉化を図ることができる。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る硬貨投入口装置を備えた自動販売機の全体を示す正面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る硬貨投入口装置を備えた自動販売機の全体を示すブロック図である。図3は、本発明の実施の形態に係る硬貨投入口装置を備えた硬貨投入返却ユニットを説明するために示す正面図である。図4は、本発明の実施の形態に係る自動販売機の硬貨投入口装置を説明するために示す図である。図4(a)は正面図を、図4(b)は背面図をそれぞれ示す。図5は、図4(a)のA−A断面図である。図6は、本発明の実施の形態に係る自動販売機の硬貨投入口装置を説明するために示す分解斜視図である。図7は、図6のB部分を拡大して示す斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る硬貨投入口装置を備えた自動販売機の全体を示す正面図である。図2は、本発明の実施の形態に係る硬貨投入口装置を備えた自動販売機の全体を示すブロック図である。図3は、本発明の実施の形態に係る硬貨投入口装置を備えた硬貨投入返却ユニットを説明するために示す正面図である。図4は、本発明の実施の形態に係る自動販売機の硬貨投入口装置を説明するために示す図である。図4(a)は正面図を、図4(b)は背面図をそれぞれ示す。図5は、図4(a)のA−A断面図である。図6は、本発明の実施の形態に係る自動販売機の硬貨投入口装置を説明するために示す分解斜視図である。図7は、図6のB部分を拡大して示す斜視図である。
〔自動販売機の全体構成〕
図1において、符号1で示す自動販売機は、展示用物品Bに対応する缶飲料の販売用物品を販売するための販売機本体2と、販売用物品(図示せず)との引き換えに硬貨を挿入するための硬貨投入口装置3(図2に示す)とから大略構成されている。
図1において、符号1で示す自動販売機は、展示用物品Bに対応する缶飲料の販売用物品を販売するための販売機本体2と、販売用物品(図示せず)との引き換えに硬貨を挿入するための硬貨投入口装置3(図2に示す)とから大略構成されている。
展示用物品Bは、図1に示すように、複数(8群)の展示用物品群(実施形態では展示用物品群が4個の展示用物品からなる)に区分して配置され、背面パネル22の物品視認者側に保持されている。そして、一方(背面側)に開口し、販売用物品を示す情報が表面に印刷表示されたプラスチック製の光透過性部材からなる半円筒によって形成されている。なお、展示用物品Bとしては、半円筒の表面に印刷表示する代わりに、その印刷表示内容と同一の情報が表示されたシールを貼付したものでもよい。また、販売用物品には、缶飲料の他に煙草やカップ麺等が用いられる。
(販売機本体2の構成)
販売機本体2は、図2に示すように、外装体としての筐体4と、この筐体4内(貯蔵部)に貯蔵する販売用物品を代金と引き換えに外部に払い出すための物品払出ユニット(物品払出機構)5と、この物品払出ユニット5及び硬貨投入口装置3を駆動制御する制御ユニット6とを備えている。
販売機本体2は、図2に示すように、外装体としての筐体4と、この筐体4内(貯蔵部)に貯蔵する販売用物品を代金と引き換えに外部に払い出すための物品払出ユニット(物品払出機構)5と、この物品払出ユニット5及び硬貨投入口装置3を駆動制御する制御ユニット6とを備えている。
<筐体4の構成>
筐体4は、図1に示すように、前方に開口する箱体4A及び箱体4Aの前方開口部を開閉する扉体4Bを有し、全体が略矩形箱によって形成されている。
筐体4は、図1に示すように、前方に開口する箱体4A及び箱体4Aの前方開口部を開閉する扉体4Bを有し、全体が略矩形箱によって形成されている。
箱体4A内には、硬貨投入口装置3,物品払出ユニット5及び制御ユニット6等を収容するための収容空間(図示せず)が形成されている。扉体4Bは、箱体4Aに回動自在に枢支されている。
扉体4Bの前面上部には、前面上部カバーとしての光透過性部材からなる前面パネル7(電照板)が配設されている。前面パネル7の前面部には、外部に露出する光透過性部材からなる物品選択用の押釦8が複数の展示用物品Bに対応して複数個配設されている。前面パネル7の背面部と筐体4の前面部との間には、展示用物品Bを展示するための展示スペース(内部空間)9が形成されている。
扉体4Bの前面下部には、購買者が販売用物品の代金としての紙幣・硬貨をそれぞれ挿入・投入するための紙幣挿入口12・硬貨投入口13と、釣銭を返却するための釣銭返却口14と、購買者が販売用物品を取り出すためのフラッパ付きの物品取出口15(フラッパは図示せず)とが配設されている。また、扉体4Bの前面下部には、紙幣挿入口12・硬貨投入口13に挿入・投入された紙幣・硬貨を購買者の操作によって返却するための返却レバー16と、釣銭切れや挿入紙幣・投入硬貨に関する情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示器17と、扉体4Bの開動作をロック状態とするためのドアロック18とが取り付けられている。なお、符号100は、販売物品等の情報を宣伝するための広告スペースである。
<物品払出ユニット5の構成>
物品払出ユニット5は、図2に示すように、販売用物品を貯蔵する物品貯蔵部(図示せず)を有し、箱体4Aの収容空間に複数個収容され、かつ制御ユニット6に接続されている。そして、紙幣挿入口12・硬貨投入口13に対する紙幣・硬貨の挿入・投入による代金と引き換えに販売用物品を払い出すように構成されている。
物品払出ユニット5は、図2に示すように、販売用物品を貯蔵する物品貯蔵部(図示せず)を有し、箱体4Aの収容空間に複数個収容され、かつ制御ユニット6に接続されている。そして、紙幣挿入口12・硬貨投入口13に対する紙幣・硬貨の挿入・投入による代金と引き換えに販売用物品を払い出すように構成されている。
<制御ユニット6の構成>
制御ユニット6は、挿入紙幣及び投入硬貨を処理して貨幣処理信号及び釣銭処理信号を発生する貨幣・釣銭処理装置(図示せず)を有し、物品払出ユニット5と同様に箱体4Aの収容空間に収容されている。
制御ユニット6は、挿入紙幣及び投入硬貨を処理して貨幣処理信号及び釣銭処理信号を発生する貨幣・釣銭処理装置(図示せず)を有し、物品払出ユニット5と同様に箱体4Aの収容空間に収容されている。
(硬貨投入口装置3の構成)
硬貨投入口装置3は、図3〜図6に示すように、円環状のベース31(図5〜図7に示す)と、硬貨投入口13を有する硬貨投入口本体32と、硬貨投入口13の周囲に沿うような平面形状をもつ導光部材33(図5及び図6に示す)と、この導光部材33を介して硬貨投入口13を照明する単一のLEDランプ34(図7に示す)と、このLEDランプ34からの照明光を透過するレンズ35とを備え、取付用パネル36を用いて返却レバー16と共にユニット化され、かつ扉体4Bの裏面側に取り付けられている。
硬貨投入口装置3は、図3〜図6に示すように、円環状のベース31(図5〜図7に示す)と、硬貨投入口13を有する硬貨投入口本体32と、硬貨投入口13の周囲に沿うような平面形状をもつ導光部材33(図5及び図6に示す)と、この導光部材33を介して硬貨投入口13を照明する単一のLEDランプ34(図7に示す)と、このLEDランプ34からの照明光を透過するレンズ35とを備え、取付用パネル36を用いて返却レバー16と共にユニット化され、かつ扉体4Bの裏面側に取り付けられている。
<ベース31の構成>
ベース31は、パッキンとしての機能を有し、図5に示すように硬貨投入口本体32とレンズ35との間に配設されている。ベース31には、ベース軸線方向に突出し、電源供給用の2つのリード線38をそれぞれ接続する回路パターン37A(一方のみ図示)を有する略矩形状のランプ搭載基板37が取り付けられている。ベース31の外周縁には、ベース径方向に突出し、両リード線38をそれぞれ挿通させて案内する2つのガイド孔39Aを有するガイド片39が一体に設けられている。また、ベース31の外周縁には、円周方向に所定の間隔をもって並列する2つの取付片40及びこれら2つの取付片40間に位置する位置決め片41が一体に設けられている。各取付片40には、後述する取付ピンを挿通させて固着するための貫通孔40Aが設けられている。ベース31の背面には、図4(b)に示すように、円周方向に所定の間隔をもって並列し、かつ後方に突出する3つの凸部31Aが設けられている。
ベース31は、パッキンとしての機能を有し、図5に示すように硬貨投入口本体32とレンズ35との間に配設されている。ベース31には、ベース軸線方向に突出し、電源供給用の2つのリード線38をそれぞれ接続する回路パターン37A(一方のみ図示)を有する略矩形状のランプ搭載基板37が取り付けられている。ベース31の外周縁には、ベース径方向に突出し、両リード線38をそれぞれ挿通させて案内する2つのガイド孔39Aを有するガイド片39が一体に設けられている。また、ベース31の外周縁には、円周方向に所定の間隔をもって並列する2つの取付片40及びこれら2つの取付片40間に位置する位置決め片41が一体に設けられている。各取付片40には、後述する取付ピンを挿通させて固着するための貫通孔40Aが設けられている。ベース31の背面には、図4(b)に示すように、円周方向に所定の間隔をもって並列し、かつ後方に突出する3つの凸部31Aが設けられている。
<硬貨投入口本体32の構成>
硬貨投入口本体32は、図5に示すように、ベース31の後方に配設され、かつ扉体4Bの裏面に係止爪(図示せず)によって係止され、全体がフランジ32A及び凹状体32Bからなるキャップ部材によって形成されている。フランジ32Aには、円周方向に所定の間隔をもって並列し、かつベース31の各凸部31Aに嵌合する位置決め用の切り欠き42が設けられている。凹状体32Bには、前述した硬貨投入口13が設けられている。
硬貨投入口本体32は、図5に示すように、ベース31の後方に配設され、かつ扉体4Bの裏面に係止爪(図示せず)によって係止され、全体がフランジ32A及び凹状体32Bからなるキャップ部材によって形成されている。フランジ32Aには、円周方向に所定の間隔をもって並列し、かつベース31の各凸部31Aに嵌合する位置決め用の切り欠き42が設けられている。凹状体32Bには、前述した硬貨投入口13が設けられている。
<導光部材33の構成>
導光部材33は、図5に示すように、硬貨投入口13周囲の略全体にわたって配置され、かつレンズ35とベース31との間に介装され、全体が平面略環状及び断面円形状のエラストマーチューブによって形成されている。そして、LEDランプ34からの照明光を一端面(導光部材33の円形断面)で受け円周方向(導光部材33の鉛直平面における中心軸線回り)に沿って他端面に導きながら、導光部材33の円形断面における中心軸線の放射方向に出射して硬貨投入口本体32の前面及び前方を照明するように構成されている。導光部材33の平面円周方向領域には、図7に示すように、LEDランプ34を配置するための空隙Gが設けられている。なお、導光部材33は、硬貨投入口13周囲の略全体にわたって配置されている場合について説明したが、硬貨投入口13周囲の一部にわたって配置されてもよい。
導光部材33は、図5に示すように、硬貨投入口13周囲の略全体にわたって配置され、かつレンズ35とベース31との間に介装され、全体が平面略環状及び断面円形状のエラストマーチューブによって形成されている。そして、LEDランプ34からの照明光を一端面(導光部材33の円形断面)で受け円周方向(導光部材33の鉛直平面における中心軸線回り)に沿って他端面に導きながら、導光部材33の円形断面における中心軸線の放射方向に出射して硬貨投入口本体32の前面及び前方を照明するように構成されている。導光部材33の平面円周方向領域には、図7に示すように、LEDランプ34を配置するための空隙Gが設けられている。なお、導光部材33は、硬貨投入口13周囲の略全体にわたって配置されている場合について説明したが、硬貨投入口13周囲の一部にわたって配置されてもよい。
<LEDランプ34の構成>
LEDランプ34は、それぞれ互いに異なる色光を発する3種類のLED素子(実施の形態では赤色LED素子,緑色LED素子及び青色LED素子)を有するLEDランプからなり、図7に示すように光軸方向を自動販売機1の正面と略平行な方向に一致させて導光部材33の空隙Gに配設され、かつ制御ユニット6にランプ搭載基板37を介して接続されている。そして、赤色光,緑色光あるいは青色光のいずれかの単色光を、これら2種の単色光を混合してなる組み合わせの色光を、また3種の単色光を混合してなる白色光をそれぞれ発光して導光部材33に導入可能に構成されている。これにより、LEDランプ34を用い、例えば販売用物品の「販売中」を表示器17(図1に示す)で表示する場合に緑色光を、「販売中止」を表示する場合には赤色光をそれぞれ点灯し、また「釣銭切れ」を表示する場合には緑色光を点滅することが可能となる。
LEDランプ34は、それぞれ互いに異なる色光を発する3種類のLED素子(実施の形態では赤色LED素子,緑色LED素子及び青色LED素子)を有するLEDランプからなり、図7に示すように光軸方向を自動販売機1の正面と略平行な方向に一致させて導光部材33の空隙Gに配設され、かつ制御ユニット6にランプ搭載基板37を介して接続されている。そして、赤色光,緑色光あるいは青色光のいずれかの単色光を、これら2種の単色光を混合してなる組み合わせの色光を、また3種の単色光を混合してなる白色光をそれぞれ発光して導光部材33に導入可能に構成されている。これにより、LEDランプ34を用い、例えば販売用物品の「販売中」を表示器17(図1に示す)で表示する場合に緑色光を、「販売中止」を表示する場合には赤色光をそれぞれ点灯し、また「釣銭切れ」を表示する場合には緑色光を点滅することが可能となる。
<レンズ35の構成>
レンズ35は、図5に示すように、ベース31の前面に取り付けられ、全体が例えばLEDランプ34による色光と同色に着色された光透過性樹脂からなる環状部材によって形成されている。そして、昼間には外光を受けてレンズ色を、夜間にはLEDランプ34による色光をそれぞれ視認し得るように構成されている。レンズ35の背面部には、図4(b)に示すように、各取付片40の貫通孔40Aに対応する2つの取付ピン35Aが設けられている。レンズ35の外周縁には、取付用パネル36に対する位置決め用凹部35Bと位置決め用凸部35Cが設けられている。また、レンズ35の背面部には、図5に示すように、導光部材33を収容する環状の凹溝35Dが設けられている。凹溝35Dの内面には、LEDランプ34からの照明光を拡散するための拡散処理が施されている。これにより、LEDランプ34からの照明光がレンズ35内で拡散されて自動販売機1の前方に出射され、LEDランプ34が点光源として視認されることはない。
レンズ35は、図5に示すように、ベース31の前面に取り付けられ、全体が例えばLEDランプ34による色光と同色に着色された光透過性樹脂からなる環状部材によって形成されている。そして、昼間には外光を受けてレンズ色を、夜間にはLEDランプ34による色光をそれぞれ視認し得るように構成されている。レンズ35の背面部には、図4(b)に示すように、各取付片40の貫通孔40Aに対応する2つの取付ピン35Aが設けられている。レンズ35の外周縁には、取付用パネル36に対する位置決め用凹部35Bと位置決め用凸部35Cが設けられている。また、レンズ35の背面部には、図5に示すように、導光部材33を収容する環状の凹溝35Dが設けられている。凹溝35Dの内面には、LEDランプ34からの照明光を拡散するための拡散処理が施されている。これにより、LEDランプ34からの照明光がレンズ35内で拡散されて自動販売機1の前方に出射され、LEDランプ34が点光源として視認されることはない。
〔照明装置3の動作〕
LEDランプ34に電源から電圧が印加されると、LEDランプ34が点灯し、LEDランプ34から照明光(例えば白色光)が放射される。次に、導光部材33の一端面に白色光が入射し、その円周方向(導光部材33の鉛直平面における中心軸線回り)に沿って他端面に導かれながら、導光部材33における円形断面の中心軸線の放射方向に出射される。この場合、導光部材33から出射される白色光は、硬貨投入口本体32の前方及び後方に向かう光と様々である。また、レンズ35を透過する光及び硬貨投入口本体32の前面に到達してこの前面で反射される光も存在する。そして、導光部材33から出射された白色光によって硬貨投入口13及びその周辺が照明される。
LEDランプ34に電源から電圧が印加されると、LEDランプ34が点灯し、LEDランプ34から照明光(例えば白色光)が放射される。次に、導光部材33の一端面に白色光が入射し、その円周方向(導光部材33の鉛直平面における中心軸線回り)に沿って他端面に導かれながら、導光部材33における円形断面の中心軸線の放射方向に出射される。この場合、導光部材33から出射される白色光は、硬貨投入口本体32の前方及び後方に向かう光と様々である。また、レンズ35を透過する光及び硬貨投入口本体32の前面に到達してこの前面で反射される光も存在する。そして、導光部材33から出射された白色光によって硬貨投入口13及びその周辺が照明される。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
(1)硬貨投入口13の周囲に沿うような平面形状をもつ導光部材33にLEDランプ34からの照明光が導かれ、導光部材33を介して硬貨投入口13を照明するため、従来のようには円周方向に輝度むらが発生せず、硬貨投入口13の周囲を均一に照明することができる。
(2)単一のLEDランプ34によって硬貨投入口13を照明することができるため、部品点数を削減することができ、コストの低廉化を図ることができる。
(3)取付用パネル36を用いて返却レバー16と共に硬貨投入口装置3がユニット化されているため、メンテナンスを簡単に行うことができる。
(4)LEDランプ34の光軸方向を自動販売機1の正面と平行な方向に一致させている(光軸方向が硬貨投入口面の法線方向に一致しない)ため、LEDランプ34が点光源として視認されず、硬貨投入口13に対する均一な照明を一層効果的に行うことができる。
(5)LEDランプ34が導光部材33の両端面間における空隙Gに配置されているため、導光部材33の配設(組付)位置をその軸線方向に変更し得る許容範囲を広げることができ、導光部材33の組付精度を緩和することができる。
以上、本発明の自動販売機の硬貨投入口装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)実施の形態では、LEDランプ21から照明光として白色光を放射するために、赤色光,緑色光及び青色光をそれぞれ発する3種のLED素子を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、青色光を発する青色LED素子及び黄色光を発する黄色LED素子を用いてもよい。また、白色光を得るために、青色光を発するLED素子及びこのLED素子からの発光光(青色光)を受けて励起されることにより黄色の波長変換光を発する蛍光体層を有するLEDランプであってもよい。また、LED素子から発する発光光(紫色光:波長370〜390nm)を受けて励起されることにより白色の波長変換光を放射する蛍光体層を有するLEDランプであってもよい。
(2)実施の形態では、LEDランプ21が赤色,緑色及び青色3種のLED素子を有するLEDランプである場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、単一種のLED素子を有するLEDランプであっても勿論よい。
(3)実施の形態では、導光部材33が平面略環状である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばU字状であってもよく、他の形状であってもよい。すなわち要するに、本発明は導光部材33の平面形状が硬貨投入口13の周囲に沿うような形状であればよい。
(4)実施の形態では、LEDランプ35からの照明光を拡散するために、レンズ35の背面(凹溝35Dの内面)に拡散処理が施されている場合について説明したが、凹溝35Dの内面に拡散シートを貼付しても実施形態と同様の効果を奏する。
1…自動販売機、2…販売機本体、3…硬貨投入口装置、3A…照明ユニット、4…筐体、4A…箱体、4B…扉体、5…物品払出ユニット、6…制御ユニット、7…前面パネル、8…押釦、9…展示スペース、12…紙幣挿入口、13…硬貨投入口、14…釣銭返却口、15…物品払出口、16…返却レバー、17…表示器、18…ドアロック、31…ベース、31A…凸部、32…硬貨投入口本体、32A…フランジ、32B…凹状体、33…導光部材、34…LEDランプ、35…レンズ、35A…取付ピン、35B…位置決め凹部、35C…位置決め凸部、35D…凹溝、36…取付用パネル、37…ランプ搭載基板、37A…回路パターン、38…リード線、39…ガイド片、40…取付片、40A…貫通孔、41…位置決め片、42…切り欠き、100…広告スペース、B…展示用物品、G空隙
Claims (9)
- 自動販売機用の硬貨投入口を有する硬貨投入口本体と、
前記硬貨投入口の周囲に配置された導光部材と、
前記導光部材に照明光を導入する光源とを備えたことを特徴とする自動販売機の硬貨投入口装置。 - 前記導光部材は前記硬貨投入口の周囲全体にわたって配置されている請求項1に記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記導光部材は前記硬貨投入口の周囲一部にわたって配置されている請求項1に記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記導光部材の周方向領域には、前記光源を配置するための空隙が設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記光源は発光ダイオードランプからなる請求項1〜4のいずれかに記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記光源を駆動制御するコントローラを備えた請求項1〜5のいずれかに記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記光源の光軸方向は、前記自動販売機の正面と直角な方向を除く方向である請求項1〜6のいずれかに記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記導光部材を前記硬貨投入口本体の前方で覆うようなレンズを備えた請求項1〜7のいずれかに記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
- 前記光源からの照明光を拡散するための拡散部材を備えた請求項1〜8のいずれかに記載の自動販売機の硬貨投入口装置。
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---|---|---|---|
JP2005306189A JP2007115048A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 自動販売機の硬貨投入口装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-10-20 JP JP2005306189A patent/JP2007115048A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012212205A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-01 | Sanden Corp | 発光装置及びこれを用いた自動販売機 |
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