JP2007114321A - カラー画像表示装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 見栄えのよいカラー画像を表示できるカラー画像表示装置および電子機器を提供する。
【解決手段】 複数のサブ画素からなる単位画素10を有するカラー画像表示装置101であって、単位画素10の構成要素であって第1の色を表示する第1サブ画素11と、単位画素10の構成要素であって第2の色を表示する第2サブ画素と、単位画素の構成要素であって第3の色を表示する第3サブ画素13と、第2サブ画素12aと同一もしくはピーク波長が比較的近い第4サブ画素12bとを有し、第2サブ画素12aと第4サブ画素12bとは、単位画素10がなす形状における対角に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カラー画像表示装置および電子機器に関するものである。
カラー画像を表現するカラー画像表示装置としては、赤(R:Red),緑(G:Green),青(B:Blue)の三原色を合成してさまざまな色を作り出すものがある。また、従来においては、RGBに無彩色(白色)を加えた4色によってカラー画像を表示するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、従来においては、画素(単位画素)の構成要素となるサブ画素の平面形状が、矩形状における1つの対角線上の2つの角部を切り欠いた形状となっているカラー液晶表示装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−6303号公報 特開平10−78590号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている表示装置では、それぞれ表示色の異なる4つのサブ画素で単位画素を構成しているが、画面の縦方向に隣り合う単位画素同士において各色のサブ画素の配置が画面の横方向に入れ替わっている。そこで、特許文献1記載の表示装置は、例えばRGB3原色のうちの1色で画面縦方向に直線を表示しようとすると、その輪郭が凸凹してしまう。したがって、特許文献1記載の表示装置は、表示画像の見栄えを阻害する要因があるという問題点がある。
また、上記特許文献2記載の表示装置では、画面の右上から左下に向かう対角線上に同一色のサブ画素(画素)が配置され、その対角線上に各サブ画素の切り欠き部が配置されている。そこで、特許文献2記載の表示装置は、同一色のサブ画素配置を見ると方向性が等方的ではなく、画像表示の際に上記サブ画素配置に応じた斜め方向にスジ(縞)が認識されることがある。すなわち、全ての色のサブ画素について、画面の右上から左下に向かう方向性があり、この方向が切り欠き部の存在によっても打ち消されない可能性がある。したがって、特許文献2記載の表示装置でも、表示画像の見栄えを阻害する可能性があるという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、見栄えのよいカラー画像を表示できるカラー画像表示装置および電子機器を提供することを目的とする。
また、本発明は、色再現範囲が広く、且つ、画面の縦方向、横方向及び斜め方向に同一色のサブ画素(画素)が連なるように配置されることを回避でき、高品位なカラー画像を表示できるカラー画像表示装置および電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のカラー画像表示装置は、4つのサブ画素からなる単位画素を有するカラー画像表示装置であって、前記4つのサブ画素は、波長に応じて色相が変化する可視光領域のうち、赤系の色相の着色領域を有する第1サブ画素と、青から黄までの色相の中で選択された色相の着色領域からなる第2サブ画素と、青系の色相の着色領域を有する第3サブ画素と、青から黄までの色相の中で選択された色相の着色領域からなる第4サブ画素と、を有し、前記第2サブ画素と第4サブ画素とは、前記単位画素がなす形状における対角に配置されていることを特徴とする。
もしくは、4つのサブ画素からなる単位画素を有するカラー画像表示装置であって、前記4つのサブ画素は、波長に応じて色相が変化する可視光領域のうち透過した光の波長のピークが、600nm以上にある第1サブ画素と、485−535nmにある第2サブ画素と、500−590nmにある第3サブ画素と、415−500nmにある第4サブ画素と、を有し、前記第2サブ画素と第4サブ画素とは、前記単位画素がなす形状における対角に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、4サブ画素の2つのサブ画素は、他の2つのサブ画素で表している色と他の色との混合比(例えば緑の光と青の光との光量の比、又は及び、緑の光と赤の光との光量の比)の範囲を広げることができ、より広い色表現をすることができる。したがって、本発明のカラー画像表示装置は、3つのサブ画素で3原色を表す場合よりも色空間を広げることができて、色再現性を高めることができる。さらに本発明によれば、同じ色の2個のサブ画素が単位画素のなす形状(例えば矩形状)における対角に配置した場合には、同じ色のサブ画素が画面の縦方向及び横方向に連続することを回避できる。そこで、本発明のカラー画像表示装置は、見栄えの良いカラー画像を表示することができる。
また、本発明のカラー画像表示装置は、前記単位画素が4個のサブ画素で構成されており、前記単位画素をなす4個のサブ画素は、1つの点を囲むように配置され、田の字をなしていることが好ましい。前記単位画素をなす4個のサブ画素のそれぞれは、矩形状であり、相互に同一又はほぼ同一の形状であることが好ましい。
本発明によれば、田の字のように配置された4個のサブ画素で単位画素を構成しているので、各単位画素を簡便にかつ精密に規則的に配置でき、開口率を簡便に向上させることができる。さらに本発明によれば、同じ色の2個のサブ画素が単位画素のなす矩形状における対角に配置されているので、同じ色のサブ画素が画面の縦方向及び横方向に連続することを回避できる。そこで、本発明のカラー画像表示装置は、より見栄えの良い画像を表示することができる。
また、本発明のカラー画像表示装置は、前記第2サブ画素及び第4サブ画素が、矩形状について少なくとも1つの角を切り欠いた切り欠き部を有する形状であり、前記第2サブ画素と第4サブ画素との間の近傍に、前記切り欠き部が存在するように、配置されていることが好ましい。
本発明によれば、単位画素がなす矩形状の対角線上に隣り合うように配置された第2サブ画素と第4サブ画素との間に、前記切り欠き部が存在する。そこで、本発明は、同じ色(又は似ている色)のサブ画素が画面の斜め方向に連続することを、切り欠き部によって回避することができる。そこで、本発明のカラー画像表示装置は、斜め方向、縦方向及び横方向に、縞が生じることを回避でき、より見栄えの良い画像を表示することができる。
また、本発明のカラー画像表示装置は、前記第2サブ画素における切り欠き部の位置と、前記第4サブ画素における切り欠き部の位置とが、異なることが好ましい。
本発明によれば、例えば、画面における左上から右下への斜め方向について、同じ色(又は相関のある別の色)のサブ画素が近接することを、第2サブ画素の切り欠き部によって回避でき、画面における右上から左下への斜め方向について、同じ色(又は相関のある別の色)のサブ画素が近接することを、第4サブ画素の切り欠き部によって回避できる。したがって、本発明は、画面における左上から右下への斜め方向、及び、右上から左下への斜め方向の両方について、同じ色(又は相関のある別の色)のサブ画素が連続することによる画質阻害を、切り欠き部によって回避することができる。そこで、本発明のカラー画像表示装置は、斜め方向、縦方向及び横方向に、縞が生じることを、より高度に回避でき、より見栄えの良い画像を表示することができる。
また、本発明のカラー画像表示装置は、前記第2サブ画素の切り欠き部及び第4サブ画素の切り欠き部が、前記田の字における中央近傍には配置されていないことが好ましい。また、本発明のカラー画像表示装置は、前記第2サブ画素及び第4サブ画素において、前記田の字における中央近傍に配置されている前記切り欠き部が、該田の字における外縁近傍に配置されている前記切り欠き部と比べて、小さい形状の切り欠きであることとしてもよい。
本発明によれば、田の字に配置された4個のサブ画素からなる単位画素の中央近傍には切り欠き部が配置されていないので、その4個のサブ画素の視覚的な結合性を高めることができ、ある単位画素と隣りの単位画素との視覚的な結合性を低減することができる。ここで視覚的な結合性とは、あるサブ画素と隣りのサブ画素(又はある単位画素と隣りの単位画素)とがまとまって1つに見えるか、あるいは1つづつ別個に見えるかの度合いである。そして、別個に見える度合いが高いほど視覚的な結合性が低いとする。そこで、本発明は、単位画素毎の視覚的な結合性を高めて、隣り合う単位画素同士の視覚的な結合性を低減できるので、見栄えの良いカラー画像を表示することができる。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、前記カラー画像表示装置を有してなることを特徴とする。
本発明によれば、見栄えの良いカラー画像を表示できる電子機器を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係るカラー画像表示装置について図面を参照して説明する。(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るカラー画像表示装置における画素を構成するサブ画素の形状及び配列を示す平面図である。本実施形態のカラー画像表示装置101は、4個のサブ画素からなる単位画素10が縦横に碁盤の目のように配置されている。単位画素10は、第1サブ画素11と、第2サブ画素12aと、第3サブ画素13と、第4サブ画素12bとからなる4つのサブ画素が一まとまりの表示単位として構成されたものである。ここで、第2サブ画素12aは、単位画素10がなす矩形における右上の角に配置され、第4サブ画素12bは、その矩形における左下の角に配置されている。換言すれば、第2サブ画素12aと第4サブ画素12bとは、単位画素10がなす矩形における対角に配置されている。
例えば、第1サブ画素11は、第1の色である赤(R)を表示する画素とする。第2サブ画素12aは、緑を表示する画素とする。第3サブ画素13は、第3の色である青(B)を表示する画素とする。第4サブ画素12bは、第2サブ画素12aと同じ緑(G)を表示する画素とする。第1から第4サブ画素11,12a,12b,13の表示色は、上記の色にすることが好ましいが、この色に限定されるものではない。
すなわち、上述した4色のサブ画素は、波長に応じて色相が変化する可視光領域(380−780nm)のうち、第1サブ画素11を赤系の色相の着色領域(R)とし、第3サブ画素12aを青系の色相の着色領域(B)とし、第2及び第4サブ画素を青から黄までの色相の中で選択された色相の着色領域(G)でもよい。ここで系と用いているが、例えば青系であれば純粋の青の色相に限定されるものでなく、青紫や青緑等を含むものである。赤系の色相であれば、赤に限定されるものでなく橙を含む。また、これら着色領域は単一の着色層で構成されても良いし、複数の異なる色相の着色層を重ねて構成されても良い。また、これら着色領域は色相で述べているが、当該色相は、彩度、明度を適宜変更し、色を設定し得るものである。
これら着色領域を具体的に述べれば、青系の色相の着色領域(B)は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。赤系の色相の着色領域(R)は、橙から赤である。青から黄までの色相で選択される着色領域(G)は、青から橙であり、より好ましくは青緑から黄緑、もしくは緑である。
なお、色相の範囲が重なる部分があるが、(B)(R)(G)の各着色領域は、同じ色相を用いることはない。例えば、(G)が青緑であれば、(B)は青や藍等を用いる。これにより、従来の赤、緑、青の着色領域を用いたものよりも広範囲の色再現性を実現することができる。
また、着色領域について、色相で述べたが、着色領域を透過した光の波長で規定すれば、以下の範囲でもよい。青系の着色領域(B)は、該領域を透過した光の波長のピークが415−500nmにある着色領域、好ましくは、435−485nmにある着色領域である。赤系の着色領域(R)は、該領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。青から黄までの色相で選択される着色領域(G)は、該領域を透過した光の波長のピークが485−590nmにある着色領域で、好ましくは、495−585nmにある着色領域である。さらに好ましくは、500−555nmである。
また、単位画素10を構成する第1から第4サブ画素11,12a,12b,13は、それぞれ矩形状となっており、相互にほぼ同一形状となっている。この矩形状は、正方形であることが好ましいが、長方形であってもよい。そして、単位画素10を構成する4個のサブ画素(第1から第4サブ画素11,12a,12b,13)は、それぞれ1つの点を囲むように配置され、田の字をなしている。
これらにより、本実施形態のカラー画像表示装置101によれば、単位画素10において、RGBの3原色におけるR及びBについては1個のサブ画素で表示し、Gについては2個のサブ画素で表示することができる。ここで、単位画素10をなす4個のサブ画素(第1から第4サブ画素11,12a,12b,13)のそれぞれについて、光量(又は輝度)を可変できる段階(輝度分解能)が同一であるとする。すると、2個のサブ画素で表示できるGの輝度の可変範囲は、1個のサブ画素で表示されるR又はBの輝度の可変範囲の2倍となる。そこで、本実施形態のカラー画像表示装置101によれば、3個のサブ画素でRGBの3原色を表示する装置と比べて、単位画素10毎に、GとBとの混合比、及びGとRとの混合比の可変範囲を広げることができ、より広い色表現をすることができる。
さらに、本実施形態のカラー画像表示装置101によれば、ともに緑色の第2サブ画素12aと第3サブ画素12bとが単位画素10の対角に配置されている。したがって、本カラー画像表示装置101は、同じ色のサブ画素が画面の縦方向及び横方向に連続することを回避できる。そこで、本カラー画像表示装置101は、見栄えの良いカラー画像を表示することができる。また、カラー画像表示装置101では、ともに緑色の第2サブ画素12a及び第3サブ画素12bが画面の斜め方向に連続するように配置される。しかし、第2サブ画素12a及び第3サブ画素12bのみの輝度を制御することにより、画面の斜め方向に縞模様が生じることを簡便に回避することが可能である。これらにより、本実施形態のカラー画像表示装置101は、簡便な構成としながら、さらに見栄えの良いカラー画像を表示することができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係るカラー画像表示装置におけるサブ画素の形状及び配列を示す平面図である。本実施形態のカラー画像表示装置102は、第1実施形態のカラー画像表示装置101と同様に、4個のサブ画素から単位画素20が縦横に碁盤の目のように配置されている。ただし、単位画素20は、第1実施形態の単位画素10とは異なり、構成要素の4つのサブ画素がそれぞれ異なる色を表示する。
具体的には、第1サブ画素(R)21と、第2サブ画素(G1)22と、第3サブ画素(B)23と、1第4サブ画素(G2)24とからなる4つのサブ画素が一まとまりの表示単位として構成されたものが、単位画素20である。
例えば、第1サブ画素21は、第1の色である赤(R)を表示する画素とする。第2サブ画素22は、第2の色である緑(G)を表示する画素とする。第3サブ画素23は、第3の色である青(B)を表示する画素とする。第4サブ画素24は、第4の色であるシアン(C)を表示する画素とする。第1から第4サブ画素21,22,23,24の表示色は、上記の色にすることが好ましいが、この色に限定されるものではない。
すなわち、上述した4色のサブ画素は、青系の色相の着色領域(B)は、青紫から青緑であり、より好ましくは藍から青である。赤系の色相の着色領域(R)は、橙から赤である。青から黄までの色相で選択される一方の着色領域(C)は、青から緑であり、より好ましくは青緑から緑である。青から黄までの色相で選択される他方の着色領域(G)は、緑から橙であり、より好ましくは緑から黄である。もしくは緑から黄緑である。色相の範囲が重なる部分があるが、各着色領域は、同じ色相を用いることはない。例えば、青から黄までの色相で選択される2つの着色領域で緑系の色相を用いる場合は、他方は一方の緑に対して青系もしくは黄緑系の色相を用いる。これにより、従来の赤、緑、青の着色領域を用いたものよりも広範囲の色再現性を実現することができる。
また、着色領域について、色相で述べたが、着色領域を透過した光の波長で規定すれば、以下の範囲でもよい。青系の着色領域(B)は、該領域を透過した光の波長のピークが415−500nmにある着色領域、好ましくは、435−485nmにある着色領域である。赤系の着色領域(R)は、該領域を透過した光の波長のピークが600nm以上にある着色領域で、好ましくは、605nm以上にある着色領域である。青から黄までの色相で選択される一方の着色領域(C)は、該領域を透過した光の波長のピークが485−535nmにある着色領域で、好ましくは、495−520nmにある着色領域である。青から黄までの色相で選択される他方の着色領域(G)は、該領域を透過した光の波長のピークが500−590nmにある着色領域、好ましくは510−585nmにある着色領域、もしくは530−565nmにある着色領域である。
また、着色領域について、x、y色度図で規定すれば、青系の着色領域(B)は、x≦0.151、y≦0.056にある着色領域であり、好ましくは、0.134≦x≦0.151、0.034≦y≦0.056にある着色領域である。赤系の着色領域(R)は、0.643≦x、y≦0.333にある着色領域であり、好ましくは、0.643≦x≦0.690、0.299≦y≦0.333にある着色領域である。青から黄までの色相で選択される一方の着色領域(C)は、x≦0.164、0.453≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.098≦x≦0.164、0.453≦y≦0.759にある着色領域である。青から黄までの色相で選択される他方の着色領域(G)は、0.257≦x、0.606≦yにある着色領域であり、好ましくは、0.257≦x≦0.357、0.606≦y≦0.670にある着色領域である。
また、4色の着色領域の構成の例としては、色相が、赤、青、緑、シアン(青緑)の着色領域の他に、色相が、赤、青、緑、黄の着色領域や、色相が、赤、青、深緑、黄の着色領域、色相が、赤、青、エメラルド、黄の着色領域、色相が、赤、青、深緑、黄緑の着色領域、色相が、赤、青緑、深緑、黄緑の着色領域等の組み合わせがある。 さらに具体的には、例えば、光の波長特性を分光感度曲線として表したときに、第1サブ画素(赤)21のピーク波長を640nm、第2サブ画素(緑)22のピーク波長を550nm、第3サブ画素(青)23のピーク波長を470nm、第4サブ画素(シアン)のピーク波長を500nmとしてもよい。すると、第2サブ画素22と第4サブ画素24とのピーク波長の間隔は、50nmとなる。一方、第2サブ画素と第1サブ画素とのピーク波長の間隔である90nmとなり、第2サブ画素と第3サブ画素とのピーク波長の間隔である80nmとなる。このように、第2サブ画素22(G1)と第4サブ画素24(G2)とは、ピーク波長が近く、互いに相関のある別の色を表示する。また、第2サブ画素22と第4サブ画素24とは、単位画素20がなす矩形状における対角に配置されている。
また、単位画素20を構成する第1から第4サブ画素21,22,23,24は、それぞれ矩形状となっており、相互にほぼ同一形状となっている。この矩形状は、例えば正方形であることが好ましいが、長方形であってもよい。そして、単位画素20を構成する4個のサブ画素(第1から第4サブ画素21,22,23,24)は、それぞれ1つの点を囲むように配置され、田の字をなしている。
これらにより、本実施形態のカラー画像表示装置102によれば、RGBCの4色のサブ画素で単位画素20を構成するので、3色のサブ画素で単位画素を構成する場合よりも、色空間を広げることができる。そこで、本実施形態によれば、色再現範囲を広げることができ、第1実施形態よりもさらに高画質なカラー画像表示装置を提供することができる。
さらに本実施形態のカラー画像表示装置102によれば、単位画素20における対角に配置された第2サブ画素22と第4サブ画素24とが相関のある色であって異なる色を表示するので、画面の縦方向及び横方向について同じように認識される色のサブ画素が連続しない。したがって、カラー画像表示装置102は、画面の縦方向及び横方向に縞模様が生じることを高度に回避できる。さらに、カラー画像表示装置102は、斜め方向についても、同じ色のサブ画素が連続しなので、画面の斜め方向についても、縞模様が生じることを低減でき、色再現範囲が広く見栄えの良い画像を表示することができる。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係るカラー画像表示装置におけるサブ画素の形状及び配列を示す平面図である。本実施形態と第1実施形態との相違点は、本実施形態の単位画素30を構成する4個のサブ画素における第2サブ画素32aと第4サブ画素32bがそれぞれ切り欠き部K1a,K1b,K2a,K2bを有した形状となっている点である。その他の構成については、図3に示す本実施形態のカラー画像表示装置103は図1に示す第1実施形態のカラー画像表示装置101と同一である。換言すれば、本実施形態のカラー画像表示装置103は、第1実施形態のカラー画像表示装置101における第2サブ画素12a及び第4サブ画素12bの形状について、切り欠き部K1a,K1b,K2a,K2bを設けたものである。
次に、より具体的に本実施形態について説明する。本実施形態のカラー画像表示装置103は、4個のサブ画素からなる単位画素30が縦横に碁盤の目のように配置されている。単位画素30は、第1サブ画素31と、第2サブ画素32aと、第3サブ画素33と、第4サブ画素32bとからなる4つのサブ画素が一まとまりの表示単位として構成されたものである。ここで、第2サブ画素32aは、単位画素30がなす矩形における右上の角に配置され、第4サブ画素32bは、画素の矩形における左下の角に配置されている。換言すれば、第2サブ画素32aと第4サブ画素32bとは、単位画素30がなす矩形における対角に配置されている。
例えば、第1サブ画素31は、第1の色である赤(R)を表示する画素とする。第2サブ画素32aは、第2の色である緑(G)を表示する画素とする。第3サブ画素33は、第3の色である青(B)を表示する画素とする。第4サブ画素32bは、第2サブ画素31aと同じ第2の色である緑(G)を表示する画素とする。第1から第4サブ画素31,32a,32b,33の表示色は、上記の色にすることが好ましいが、この色に限定されるものではない。
次に、本実施形態の特徴である各サブ画素の形状について説明する。第1サブ画素31及び第3サブ画素33は、それぞれ矩形状となっており、相互にほぼ同一形状となっている。この矩形状は、正方形であることが好ましいが、長方形であってもよい。
第2サブ画素32aは、矩形状について、左上の角と右下の角(対角の角)を切り欠いた形状となっている。すなわち、第2サブ画素32aは、矩形状についての左上部位に切り欠き部K1aを有し、その対角である右下部位に切り欠き部K1bを有している。第4サブ画素32bは、矩形状について、右上の角と左下の角(対角の角)を切り欠いた形状となっている。すなわち、第4サブ画素32bは、矩形状についての右上部位に切り欠き部K2aを有し、その対角である左下部位に切り欠き部K2bを有している。
このように、第2サブ画素32aの切り欠き部K1a,K1bと、第2サブ画素32bの切り欠き部K2a,K2bとは、そのサブ画素形状の中心を通る水平線を基準として、対象となる位置(逆の位置)に配置されている。そして、同一色の副第1サブ画素32aと副第2サブ画素32bとの間に、切り欠き部K2b(又は切り欠き部K1a,K1b,K2a)が存在する配置となっている。また、単位画素30を構成する4個のサブ画素(第1から第4サブ画素31,32a,32b,33)は、それぞれ1つの点を囲むように配置され、田の字をなしている。
これらにより、本実施形態のカラー画像表示装置103によれば、単位画素30がなす矩形状の対角線上に隣り合うように配置された第2サブ画素32aと第4サブ画素32bとの間に、1つの切り欠き部K1a,K1b,K1b,K2aが配置されている。そこで本実施形態のカラー画像表示装置103は、同じ色のサブ画素(第2サブ画素32aと第4サブ画素32b)が画面の左上から右下方向に連続することを、切り欠き部K1a,K1bで防ぐことができ、また同じ色のサブ画素が画面の右上から左下方向に連続することを、切り欠き部K2a,K2bによって防ぐことができる。そこで、本実施形態のカラー画像表示装置103は、斜め方向、縦方向及び横方向に、縞が生じることを回避でき、より見栄えの良い画像を表示することができる。
図4は、本発明の第3実施形態における他の例を示す平面図である。本例に係るカラー画像表示装置104は、図3に示す第2サブ画素32a及び第4サブ画素32bの形状を図2に示す第2実施形態のカラー画像表示装置104の第2サブ画素G1及び第4サブ画素G2に適用したものである。
すなわち、カラー画像表示装置104における単位画素40は、図3における単位画素30に対応する。単位画素40は、例えば赤(R)を表示する第1サブ画素41、緑(G1)を表示する第2サブ画素42、青(B)を表示する第3サブ画素43及びシアン(G2)を表示する第4サブ画素44で構成されている。ここで、第1サブ画素41の形状は図3の第1サブ画素31と同じである。第2サブ画素42の形状は、図3の第2サブ画素32aと同じであり、切り欠き部K1a,K1bを有している。第3サブ画素43の形状は、図3の第3サブ画素33と同じである。第4サブ画素44の形状は、図3の第4サブ画素32bと同じであり、切り欠き部K2a,K2bを有している。
これらにより、本実施形態のカラー画像表示装置104によれば、単位画素40がなす矩形状の対角線上に隣り合うように配置されて互いに相関のある別の色を表示する第2サブ画素42と第4サブ画素44との間に、1つの切り欠き部K1a,K1b,K1b,K2aが配置されている。そこで、本実施形態のカラー画像表示装置104は、分光感度曲線においてピーク波長が比較的近い2つの色のサブ画素(第2サブ画素G1と第4サブ画素G2)が画面の左上から右下方向に連続することを、切り欠き部K1a,K1bで防ぐことができ、また上記ピーク波長が比較的近い2つの色のサブ画素が画面の右上から左下方向に連続することを、切り欠き部K2a,K2bによって防ぐことができる。そこで、本実施形態のカラー画像表示装置104は、色再現範囲を広げることができ、且つ、斜め方向、縦方向及び横方向に縞が生じることを高度に回避でき、より見栄えの良い画像を表示することができる。
図5は、本実施形態における切り欠き部の他の形状を示す平面図である。図5(a)に示すサブ画素51及び図5(b)に示すサブ画素52は、図3における第4サブ画素32b又は図4における第4サブ画素44に対応するものである。すなわち、サブ画素51,52は、第4サブ画素32b及び第4サブ画素44における切り欠き部の形状についての変形例である。
サブ画素51は、切り欠き部の第1変形例である。そして、サブ画素51は、矩形状における対角の角部に、切り欠き部K3a,K3bを有した形状となっている。この切り欠き部K3a,K3bは、その輪郭が曲線で構成されている。この曲線は、サブ画素51の中心から外側に凸形状となっている。
サブ画素52は、切り欠き部の第2変形例である。そして、サブ画素52は、矩形状における対角の角部に、切り欠き部K4a,K4bを有した形状となっている。切り欠き部K4a,K4bはその輪郭が直線で構成されているが、切り欠き部K4aの方が切り欠き部K4bよりも大きく切り欠かれた形状となっている。ここで、切り欠き部K4bの方が切り欠き部K4aよりも大きく切り欠かれた形状としてもよい。
なお、図5に示す切り欠き部の変形例は、サブ画素51,52において切り欠き部の位置を変更することで、図3における第2サブ画素32a及び図4における第2サブ画素42に適用することもできる。また、従来においてもカラーフィルタなどの画素の形状を矩形状でなく角部を切り欠いた形状にした発明が提案されているが、従来の技術はエッチングなどのプロセスによる形状のばらつき等を防止するためのものである。そこで、従来の切り欠いた形状は、特定の色のサブ画素における角部を切り欠くなどした本実施形態の切り欠き部と同一の作用・効果を奏するものではない。
また、図3及び図4において、各サブ画素間の隙間がなすものであって画面の横方向に連なる隙間のそれぞれには、例えば走査線を配置してもよい。この走査線は、各サブ画素ごとに設けられた駆動素子(例えばTFT:Thin Film Transistor)のうち同一行のTFTのゲート電極に接続されているものとしてもよい。また、図3及び図4において、各サブ画素間の隙間がなすものであって画面の縦方向に連なる隙間のそれぞれには、例えば信号線を配置してもよい。この信号線は、各サブ画素ごとに設けられたTFTのうちで同一列のTFTのソース(もしくはドレイン)が接続されているものとしてもよい。
また、図3及び図4において、切り欠き部K1a,K1b,K2a,K2bの輪郭に対向する部位(切り欠きを設けた角部の領域)には、各サブ画素を駆動するTFT、又は保持容量の電極などを配置してもよい。これによって、切り欠きを設けた角部の領域を含む画面の全ての領域を有効活用することができ、例えば画素電極の形状とカラーフィルタの画素の形状とを近似させることもでき、全体としての開口率を高めることができる。
なお、上記の場合、切り欠きを設けた角部の領域に設けられるTFTや保持容量を構成する電極は、当該切り欠き部に対応するサブ画素の画素電極のためのTFTや保持容量電極に限定されず、当該サブ画素に隣接するサブ画素の画素電極のためのTFTや保持容量電極であってもよい。例えば、図4において、第2サブ画素42の切り欠き部K1aの領域に形成されたTFT及び保持容量電極は、第1サブ画素41を駆動するためのTFT及び保持容量電極として、第2サブ画素42の切り欠き部K1bの領域に形成されたTFT及び保持容量電極は、第2サブ画素42を駆動するためのTFT及び保持容量電極としてもよい。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態に係るカラー画像表示装置におけるサブ画素形状及びサブ画素配列を示す平面図である。図6(a)は、本実施形態の第1例に係るカラー画像表示装置の単位画素60を示している。本実施形態の単位画素60と図3又は図4の単位画素30,40との相違点は、単位画素60を構成する4つのサブ画素61,62,63,64がなす田の字形状における中央近傍には切り欠き部が配置されていない点である。
具体的には単位画素60において、サブ画素61は、図3における第1サブ画素31及び図4における第1サブ画素41に対応するものであり、第1サブ画素31及び第1サブ画素41と形状が同一である。サブ画素62は、図3における第2サブ画素32a及び図4における第2サブ画素42に対応するものであり、第2サブ画素32a及び第2サブ画素42と形状が同一である。したがって、サブ画素62は、対角に配置された2つの切り欠き部K5a,K5bを有している。サブ画素63は、図3における第3サブ画素33及び図4における第3サブ画素43に対応するものであり、第3サブ画素33及び第3サブ画素43と形状が同一である。
サブ画素64は、図3における第4サブ画素32b及び図4における第4サブ画素44に対応するものであるが、第4サブ画素32b及び第4サブ画素44とは形状が異なる。すなわち、第4サブ画素32b及び第4サブ画素44は2つの切り欠き部K2a,K2bを有するが、本実施形態のサブ画素64は1つの切り欠き部K6のみを有する。換言すれば、本実施形態の単位画素60は、第3実施形態の単位画素30,40において切り欠き部K2bを設けない構成となっている。また、第2サブ画素62と第4サブ画素64とは、表示色が同一(例えば緑)でもよいし、表示色が相関ある異なる色(例えば緑とシアン)でもよい。
これらにより、本実施形態によれば、田の字に配置された4個のサブ画素61,62,63,64からなる単位画素60の中央近傍には切り欠き部が配置されていないので、その4個のサブ画素の視覚的な結合性を高めることができ、ある単位画素60と隣りの単位画素60との視覚的な結合性を低減することができる。換言すれば、単位画素60において1つのまとまりとして表示したいときは各サブ画素61,62,63,64の視覚的な結合性を高めることができ、ある単位画素60と隣りの単位画素60との視覚的な結合性は小さくすることができる。したがって本実施形態のカラー画像表示装置は、見栄えの良いカラー画像を表示することができる。
また、図6(a)では、サブ画素64において切り欠き部K6の対角には全く切り欠き部を設けない構成としたが、サブ画素64において切り欠き部K6の対角に、切り欠き部K6よりも小さい切り欠き部を設ける構成としてもよい。このような構成としても、単位画素60において1つのまとまりとして表示したいときは各サブ画素61,62,63,64の視覚的な結合性を高めることができ、ある単位画素60と隣りの単位画素60との視覚的な結合性は小さくすることができる。
図6(b)は、本実施形態の第2例に係るカラー画像表示装置の単位画素70を示している。本実施形態の単位画素70と図3又は図4の単位画素30,40との相違点は、単位画素70を構成する4つのサブ画素71,72,73,74のそれぞれが切り欠き部を有している点である。
具体的には単位画素70において、サブ画素71は、図3における第1サブ画素31及び図4における第1サブ画素41に対応するものであるが、第1サブ画素31及び第1サブ画素41とは形状が異なる。すなわち、第1サブ画素31及び第1サブ画素41は切り欠き部を持たないが、サブ画素71は2つの切り欠き部K9a,K9bを有する。サブ画素72は、図3における第2サブ画素32a及び図4における第2サブ画素42に対応するものであり、第2サブ画素32a及び第2サブ画素42と形状が同一である。そしてサブ画素72は、2つの切り欠き部K7a,K7bを有する。サブ画素73は、図3における第3サブ画素33及び図4における第3サブ画素43に対応するものであるが、第3サブ画素33及び第3サブ画素43とは形状が異なる。すなわち、第3サブ画素33及び第3サブ画素43は切り欠き部を持たないが、サブ画素73は2つの切り欠き部K10a,K10bを有する。サブ画素74は、図3における第4サブ画素32b及び図4における第4サブ画素44に対応するものであり、第4サブ画素32b及び第4サブ画素44と形状が同一である。そしてサブ画素74は、2つの切り欠き部K8a,K8bを有する。
さらに、サブ画素71における2つの切り欠き部K9a,K9bは、サブ画素71の対角線上に配置されている。ただし、その切り欠き部K9a,K9bが配置されている対角線は、サブ画素73において切り欠き部K10a,K10bが配置されている対角線とは180度異なる向きとなっている。また、第2サブ画素72と第4サブ画素74とは、表示色が同一(例えば緑)でもよいし、表示色が相関ある異なる色(例えば緑とシアン)でもよい。
これらのように、本実施形態では、単位画素70において田の字に配置された4個のサブ画素71,72,73,74がそれぞれ2つづつ切り欠き部を有する。ただし、単位画素70において対角に配置されたサブ画素71とサブ画素73、及びサブ画素72とサブ画素74とを比較すると、各サブ画素において切り欠き部が設けられた位置が異なる。すなわち、サブ画素71,74ではそのサブ画素の右上の角部と左下の角部とに切り欠きが設けられているが、サブ画素72,73ではそのサブ画素の左上の角部と右下の角部とに切り欠きが設けられている。換言すれば、図6(b)に示すように、画面の横方向に連続するサブ画素71,72を見ると、切り欠き部が存在する(又はない)角部が連続するのは最大2つ(K9b,K7a)であり、画面の縦方向に連続するサブ画素71,74(又はサブ画素72,73)を見ると、切り欠き部が存在する角部が連続せず、画面の斜め方向に連続するサブ画素71,73(又はサブ画素72,74)を見ると、切り欠き部が存在する角部が連続しない。これらにより、本実施形態のカラー画像表示装置によれば、画面の縦、横及び斜め方向に縞が生じることなどを回避でき、見栄えの良いカラー画像を表示することができる。
以上説明した、各実施形態の4つのサブ画素の着色領域は、液晶表示装置の場合、サブ画素に透過領域と反射領域を備えた場合、透過領域及び反射領域も適用することができるものである。透過領域及び反射領域の各4つのサブ画素の着色領域は、各実施形態で述べた色と同様に適用される。
また、液晶装置のバックライトとして、赤、緑、青の光源としてLED、蛍光管、有機ELを用いても良い。または白色光源を用いても良い。なお、白色光源は青の発光体とYAG蛍光体により生成される白色光源でもよい。赤、緑、青光源としては、青は発光する光の波長のピークが435nm−485nmにあるもの、緑は、発光する光の波長のピークが520nm−545nmにあるもの、赤は発光する光の波長のピークが610nm−650nmにあるものが好ましい。そして、赤、緑、青の光源の波長によって、上記表示画素を適切に選定すれば、白色ならびにより広範囲の色再現性を得ることができる。
また、赤、緑、青の光源の他に、発光する光の波長が例えば、450nmと565nmにピークがくるような、複数のピークを持つ光源を用いても良い。
(本実施形態の効果について)
図7は、従来のカラー画像表示装置におけるストライプ型のサブ画素形状及びサブ画素配列を示す平面図である。図8は、従来のカラー画像表示装置におけるデルタ型のサブ画素形状及びサブ画素配列を示す平面図である。ストライプ型では、同一色のサブ画素が縦方向(又は横方向)に連続している。デルタ型では、同一色のサブ画素が斜め方向に連続している。そこで、ストライプ型及びデルタ型のカラー画像表示装置では、同一色のサブ画素が並んでいる方向に沿って縞模様が見えてしまうという不都合があった。
上記第1から第4実施形態に係るカラー画像表示装置によれば、同一色のサブ画素が連続することを回避できるので、上記縞模様の出現を回避でき、見栄えの良いカラー画像を表示することができる。また、第3及び第4実施形態に係るカラー画像表示装置によれば、切り欠き部を不規則的に設けているので、例えば遮光部をなすブラックマトリックスの形状を不規則にすることができ、縞模様などが見えてしまうことを、さらに高度に回避することができる。
(電子機器)
次に上記実施形態のカラー画像表示装置を構成要素とする電子機器について説明する。
図9(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図9(a)において、符号600は携帯電話本体を示し、符号601は上記実施形態のカラー画像表示装置からなる表示部を示している。図9(b)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図9(b)において、符号700は情報処理装置、符号701はキーボードなどの入力部、符号702は上記実施形態のカラー画像表示装置からなる表示部、符号703は情報処理装置本体を示している。図9(c)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図9(c)において、符号800は時計本体を示し、符号801は上記実施形態のカラー画像表示装置からなる表示部を示している。
図9に示す電子機器は、上記実施形態のカラー画像表示装置を備えているので、色再現範囲が広く、色の不要な連結を防ぐことができ、見栄えのよい高画質なカラー画像を表示することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
本発明に係るカラー画像表示装置は、液晶表示装置、有機EL表示装置、プラズマ表示装置、プロジェクタなどに適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るカラー画像表示装置の主要部の平面図である。 本発明の第2実施形態に係るカラー画像表示装置の主要部の平面図である。 本発明の第3実施形態に係るカラー画像表示装置の主要部の平面図である。 本発明の第3実施形態に係るカラー画像表示装置の他の例の平面図である。 同上の実施形態における切り欠き部の他の例を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係るカラー画像表示装置の主要部の平面図である。 ストライプ型のカラー画像表示装置を示す平面図である。 デルタ型のカラー画像表示装置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。
符号の説明
10,20,30,40,60,70…単位画素、11,21,31,41…第1サブ画素、12a,32a…第2サブ画素、12b,32b…第4サブ画素、13,23,33,43…第3サブ画素、21,42…第2サブ画素、24,44…第4サブ画素、51,52,61,62,63,64,71,72,73,74…サブ画素、101,102,103,104…カラー画像表示装置、K1a,K1b,K2a,K2b,K3a,K3b,K4a,K4b,K5a,K5b,K6,K7a,K7b,K8a,K8b,K9a,K9b,K10a,K10b…切り欠き部

Claims (11)

  1. 4つのサブ画素からなる単位画素を有するカラー画像表示装置であって、
    前記4つのサブ画素は、波長に応じて色相が変化する可視光領域のうち、赤系の色相の着色領域を有する第1サブ画素と、青から黄までの色相の中で選択された色相の着色領域からなる第2サブ画素と、青系の色相の着色領域を有する第3サブ画素と、青から黄までの色相の中で選択された色相の着色領域からなる第4サブ画素と、を有し、
    前記第2サブ画素と第4サブ画素とは、前記単位画素がなす形状における対角に配置されていることを特徴とするカラー画像表示装置。
  2. 4つのサブ画素からなる単位画素を有するカラー画像表示装置であって、
    前記4つのサブ画素は、波長に応じて色相が変化する可視光領域のうち透過した光の波長のピークが、600nm以上にある第1サブ画素と、485−535nmにある第2サブ画素と、500−590nmにある第3サブ画素と、415−500nmにある第4サブ画素と、を有し、
    前記第2サブ画素と第4サブ画素とは、前記単位画素がなす形状における対角に配置されていることを特徴とするカラー画像表示装置。
  3. 前記第2サブ画素及び第4サブ画素は、同一の色を表示するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像表示装置。
  4. 前記第2サブ画素と第4サブ画素とは、異なる色で表示するものであることを特徴とする請求項1または2に記載のカラー画像表示装置。
  5. 前記単位画素をなす4個のサブ画素は、1つの点を囲むように配置され、田の字をなしていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカラー画像表示装置。
  6. 前記単位画素をなす4個のサブ画素のそれぞれは、矩形状であり、相互に同一又はほぼ同一の形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカラー画像表示装置。
  7. 前記第2サブ画素及び第4サブ画素は、矩形状について少なくとも1つの角を切り欠いた切り欠き部を有する形状であり、
    前記第2サブ画素と第4サブ画素との間の近傍に、前記切り欠き部が存在するように、配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のカラー画像表示装置。
  8. 前記第2サブ画素における切り欠き部の位置と、前記第4サブ画素における切り欠き部の位置とは、異なることを特徴とする請求項7に記載のカラー画像表示装置。
  9. 前記第2サブ画素の切り欠き部及び第4サブ画素の切り欠き部は、前記田の字における中央近傍には配置されていないことを特徴とする請求項7または8に記載のカラー画像表示装置。
  10. 前記第2サブ画素及び第4サブ画素において、前記田の字における中央近傍に配置されている前記切り欠き部は、該田の字における外縁近傍に配置されている前記切り欠き部と比べて、小さい形状の切り欠きであることを特徴とする請求項7または8に記載のカラー画像表示装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のカラー画像表示装置を有してなることを特徴とする電子機器。



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