JP2007114099A - 回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転速度被検出軸の回転を変速ギア装置で増速した回転計軸の回転をエンコーダで検出する回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置において、変速ギア装置のバックラッシュの影響を除くとともに、高温環境、連続運転等の使用条件に耐え高精度の検出が可能な回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置。
【解決手段】回転速度被検出軸を入力軸とし、回転速度被検出軸の回転を増速して、エンコーダの回転計軸を出力軸として増速回転させる変速ギア装置を備え、回転計軸の回転をエンコーダで検出するとともに、エンコーダのパルス出力に基づき回転速度被検出軸の回転速度を演算する第1演算器を有し、変速ギア装置とエンコーダとの間の回転計軸に渦電流式ダンパを介装してなることを特徴とする回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置。
【選択図】 図1
【解決手段】回転速度被検出軸を入力軸とし、回転速度被検出軸の回転を増速して、エンコーダの回転計軸を出力軸として増速回転させる変速ギア装置を備え、回転計軸の回転をエンコーダで検出するとともに、エンコーダのパルス出力に基づき回転速度被検出軸の回転速度を演算する第1演算器を有し、変速ギア装置とエンコーダとの間の回転計軸に渦電流式ダンパを介装してなることを特徴とする回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置に関する。
図4に基づき、従来の回転速度検出装置およびそれを用いた圧延材搬送速度検出装置を説明する。図4は、製鉄プラントにおける従来の圧延材搬送速度検出装置の構成概要図である。
製鉄プラントにおける圧延工程では、圧延機前後の圧延材1の速度差は圧延状態の刻々の実測データとなるので、圧延機の前後での圧延材1の圧延材搬送速度を高精度に検出することが求められる。
従来、圧延材1の搬送速度の検出は、図4に圧延材1の搬送方向に垂直な断面を示すように、圧延材1の幅方向に軸線を配して設けられ、圧延材1に接して連れ回り回転自在なロール2を用い、そのロール軸2aの回転Rをエンコーダ(回転計)3で、検出されたエンコーダ3のパルス出力(回転信号)aを第1演算器4aに入力し、第1演算器4aで回転速度bを演算し、さらに第2演算器4bで回転速度bとロール2の径等のファクタにより搬送速度cを算出することで行われている。
エンコーダ3は、その回転計軸3aの回転角度に応じてパルス出力(回転信号)aを発するものであり、第1演算器4aでパルスが発生される時間間隔を計測して演算することで回転速度bを得ることができる。
一方、回転速度演算の精度はパルスの時間間隔に依存し、パルスの時間間隔はエンコーダ3の回転計軸3aの時間当たり回転数と回転計軸3aの1回転当たりに発せられるパルス数とに依存するが、市場に一般に供給されるエンコーダを用いる場合は設定される1回転当たりのパルス数はおのずと限度を有し、回転計軸3aの1回転当たりのパルス数の高いエンコーダ3を採用しようとすれば特別仕様となり高級化し高コストのものになる問題があった。
したがって、回転速度被検出軸としてのロール軸2aを通常のエンコーダ3の回転計軸3aに直結した場合、あまり高くないロール2の回転数によって、おのずとパルスが発生する時間間隔が大きくなり、回転速度検出、圧延材搬送速度検出の精度に限界があった。
そこで、ロール2の回転を検出する回転速度検出装置10は、回転速度被検出軸としてのロール軸2aと、エンコーダ3の回転計軸3aとの間に変速ギア装置5を設け、相対的に低速回転のロール軸2aを変速ギア装置5の入力軸とし、回転計軸3aを変速ギア装置5の出力軸として構成し、回転計軸3aは変速ギア装置5内の変速ギア5a、5bにより増速されて相対的に高速回転とされる。その高速回転の回転計軸3aの回転をエンコーダ3で検出し、そのパルス出力aに基づき第1演算器4aで、変速ギア装置5の増速比等のファクタによって回転速度bを演算することで、ロール軸2aの回転速度b検出の精度を向上させることが行われる。
したがって、その回転速度検出装置10を用いた圧延材搬送速度検出装置20は、回転速度被検出軸を圧延機のロール軸2aとしたものにおいて検出精度の高い回転速度bにより第2演算器4bで精度の高い搬送速度cの検出が可能となる。
しかしながら、上記のような変速ギア装置5を介在させて回転計軸3aの回転を増速させる回転速度検出装置10、圧延材搬送速度検出装置20は依然問題を有していた。
すなわち、変速ギア装置5は複数のギア(図4および後述の図1は2枚のギア5a、5bを例示するが、ギア数はそれに限らない)により回転を伝達し且つ変速(この場合は増速)するが、ギア間にはバックラッシュが避け難く存在し、このバックラッシュのために、ロール軸等、回転速度被検出軸2aの回転速度に変動が生じた場合(特に減速時に顕著に)ギア間に非接触状態と再度接触する状態が生じるため、変速ギア装置5の入力軸である回転速度被検出軸2aの回転と出力軸である回転計軸3aの回転とが一致せずフラツキが生じ、回転速度被検出軸2aの実際の回転に対してエンコーダ3による回転検出に誤差が生じて検出精度が悪化し、また、振動の発生等の問題も生じる。
そこで、変速ギア装置5の出力軸側、すなわち回転計軸3aに、回転に対して抵抗となるトルクを加えて、変速ギア装置5内のギアを常に接した状態にする試みが提示されてはいるが、従来示されるトルク発生手段は、例えば特許文献1(特開2000−176733公報)に示される位置検出器に用いられるような、回転計軸3側をシリコングリスのような粘性体を入れた粘性体室で囲み粘性抵抗を加えるもの、または一般には、ブレーキシューのような機械的ブレーキ装置を回転計軸3側に加えるものであった。
しかし、粘性抵抗は発生抵抗の線形性が悪く、長時間の回転によって抵抗作用を失う恐れもあり、特許文献1のように位置検出器のための短時間の低速度の小回転範囲のものは別として、長時間の連続回転の装置には不適である。特に粘性抵抗は微小振動の減衰作用が小さく入力軸の回転速度振動に対して追随してバックラッシュを防止する機能は低く、動的状態における高精度の計測には適しない。また、圧延装置のように高温環境下での粘性流体は耐久性、挙動安定性の不足から適用は困難であった。
機械的ブレーキ装置は、摺動状態によりトルクの変動があり連続的作動においては損耗が大きく実用上の問題があり、圧延装置のように高温環境下の連続使用には適用困難であった。
本発明は、上記のような回転速度被検出軸の回転を変速ギア装置で増速した回転計軸の回転をエンコーダで検出することで回転速度被検出軸の回転を検出する回転速度検出装置およびそれを用いた圧延材搬送速度検出装置において、変速ギア装置のバックラッシュの影響を除き、高温環境、連続運転等の使用条件に耐え高精度の検出が可能な回転速度検出装置、及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するためになされ、下記の(1)から(4)の手段を提供するものであり、以下、特許請求の範囲に記載の順に説明する。
(1)その第1の手段として、回転速度被検出軸を入力軸とし、同回転速度被検出軸の回転を増速して、エンコーダの回転計軸を出力軸として増速回転させる変速ギア装置を備え、前記回転計軸の回転を前記エンコーダで検出するとともに、同エンコーダのパルス出力に基づき前記回転速度被検出軸の回転速度を演算する第1演算器を有し、前記変速ギア装置と前記エンコーダとの間の前記回転計軸に渦電流式ダンパを介装してなることを特徴とする回転速度検出装置を提供する。
(2)第2の手段としては、第1の手段の回転速度検出装置において、前記渦電流式ダンパは、前記回転計軸と同心で回転する電導体盤を同回転計軸に取り付け、同回転計軸の回転に対して固定側に前記電導体盤の円盤面に対向するように永久磁石を設けてなることを特徴とする回転速度検出装置を提供する。
(3)また、第3の手段として、第1の手段の回転速度検出装置において、前記渦電流式ダンパは、前記回転計軸と同心で回転する電導体盤を同回転計軸に取り付け、同回転計軸の回転に対して固定側に前記電導体盤の円盤面に対向するように電磁石を設けてなることを特徴とする回転速度検出装置を提供する。
(4)第4の手段として、第1の手段ないし第3の手段のいずれかの回転速度検出装置を用い、前記回転速度被検出軸は圧延材の搬送方向に対して直角に軸線を配し同圧延材に接して連れ回り回転自在なロールのロール軸であり、前記第1演算器が演算した前記回転速度に基づき前記圧延材の搬送速度を演算する第2演算器を有してなることを特徴とする圧延材搬送速度検出装置を提供する。
(1)特許請求の範囲に記載の請求項1の発明によれば、回転速度検出装置を上記第1の手段のように構成したので、回転速度被検出軸が回転すると、変速ギア装置によってその回転が増速された高速回転の回転計軸の回転をエンコーダで検出するので、回転計軸3aの1回転当たりのパルス数の低い低コストのエンコーダでも回転速度被検出軸の1回転当たりのパルス数を高く取ることができ、精度の高い回転速度被検出軸の回転速度が検出され、回転計軸には渦電流式ダンパが介装されているため、渦電流の作用にとり回転しようとする回転計軸の回転に抗う方向に、抵抗となるトルクが発生し、変速ギア装置のギアの間にバックラッシュによる現象が生じないため、回転計軸の回転は、回転速度被検出軸の回転に常時正確に追随するものとなり、バックラッシュによる、エンコーダの回転検出の誤差が防止され、検出精度が向上し、また、振動の発生等の問題も防止されほか、渦電流式ダンパにより長時間の運転においても支障が発生せずダンピング作用の信頼性が高く、しかも高温、粉塵等の環境条件に対する適応性が高く安定したダンピング作用が得られるので、信頼性と精度の高い回転速度検出装置となる。
(2)請求項2の発明によれば、回転速度検出装置を上記第2の手段のように構成したので、請求項1の発明の作用効果に加え、渦電流式ダンパが永久磁石を用いているため、設備コストが低減し且つメンテナンスコストが低減する。
(3)請求項3の発明によれば、回転速度検出装置を上記第3の手段のように構成したので、請求項1の発明の作用効果に加え、渦電流式ダンパが電磁石を用いているため、電磁石の励磁電力を調整することで渦電流によるトルク負荷量を調整でき、適量のトルクによって徒に回転計軸に回転抵抗をかけることを避けることができるものとなる。
(4)請求項4の発明によれば、圧延材搬送速度検出装置を上記第4の手段のように構成したので、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明の回転速度検出装置の作用効果を有し、その結果、高温、粉塵等や、連続使用等の製鉄プラント等の厳しい使用条件にも適応可能な信頼性および精度の高い圧延材搬送速度検出装置となる。
本発明を実施するための最良の形態として、以下に一実施例を説明する。
図1、図2に基づき本発明の一実施例に係る回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置を説明する。図1は、製鉄プラントにおける本実施例の圧延材搬送速度検出装置の全体構成概要図であり、図2は本実施例の要部である渦電流式ダンパ7の縦断面概要図である。なお、図1、2において前述の図4に示す部位と同じ部位で同様のものには同じ番号を付して説明を省略し、異なる点を主に以下説明する。
本実施例の圧延材搬送速度検出装置200は、図1に圧延材1の搬送方向に垂直な断面を示すように、圧延材1の幅方向(圧延材1の搬送方向に直角の方向)に軸線を配し圧延材1に接して連れ回り回転自在なロール2と、ロール2のロール軸2aを入力軸とし、ロール軸2aの回転Rを増速して、エンコーダ3の回転計軸3aを出力軸として増速回転R′させる変速ギア装置5を備えるとともに、変速ギア装置5とエンコーダ3との間の回転計軸3aにトルク発生手段としての渦電流式ダンパ7を介装している。
なお、回転速度被検出軸としてのロール軸2aはロール2と変速ギア装置5との間の箇所で、回転計軸3aは変速ギア装置5と渦電流式ダンパ7との間または渦電流式ダンパ7とエンコーダ3との間の箇所で、装置組み立て上必要な箇所において回転を固定的に直接伝達する固定軸継手等で分離可能に各軸が構成されてもよく、本明細書、および特許請求の範囲においては、そのように分離可能な軸の構造の場合も含めて軸全体を単に「ロール軸2a」または「回転速度被検出軸2a」、「回転計軸3a」と呼ぶ。
回転計軸3aの回転R′を検出したエンコーダ3のパルス出力(回転信号)aを第1演算器4aに入力し、第1演算器4aはパルスaが発生される時間間隔を計測し、増速ギア装置5の増速比等のファクタにもとづきロール軸2aの回転速度bを演算する。第2演算器4bは、第1演算器4aで演算された回転速度bとロール2の径等のファクタにより圧延材搬送速度cを算出するように構成されている。
したがって、少なくとも回転速度被検出軸としてのロール軸2aから第1演算機4aまでを備えてロール軸を回転速度被検出軸2aとした回転速度検出装置100が構成される。また、圧延材1に接して連れ回るロール2から第2演算器4bまでを備えて前記回転速度検出装置100を用いた圧延材搬送速度検出装置200が構成され、その場合は第1演算器4aと第2演算器4bは両者の機能を併せ持つ演算器4にまとめて構成されてもよい。
渦電流式ダンパ7は、回転計軸3aの回転Rに対して固定側に設置されたケーシング7aを有し、回転計軸3aを軸受7bを介して挿通するとともに、ケーシング7a内において回転計軸3aと同心で回転する銅円盤8を回転計軸3aに取り付け、ケーシング7aに銅円盤8の円盤面に対向するように永久磁石9を取り付けている。
上記のような回転速度検出装置100においては、回転速度被検出軸2aが回転Rすると、変速ギア装置5によってその回転Rが増速されて高速回転R′として回転計軸3aに伝達される。従って、回転計軸3aの1回転当たりのパルス数の低い低コストのエンコーダ3でも回転速度被検出軸の1回転当たりのパルス数を高く取ることができ、高速回転の回転計軸3aの回転R′をエンコーダ3で検出し、そのパルス出力aに基づき第1演算器4aで、変速ギア装置5の増速比等のファクタによって回転速度bを演算することで、精度の高い回転速度被検出軸2aの回転速度bが検出される。
そしてそのとき、回転計軸3aには渦電流式ダンパ7が介装されているため、回転計軸3aの回転R′に伴う銅円盤8の回転R′に対してケーシング7に取り付けられた永久磁石9の磁力線が作用し、銅円盤8に渦電流(Eddy−Current)を生起する。その結果、回転しようとする回転計軸3aの回転R′に抗う方向に、抵抗となるトルクTが発生し、変速ギア装置の従動(出力軸:回転計軸3a)側のギア5bは、駆動(入力軸:回転速度被検出軸2a)側のギア5aに常に抗って押し付けられる挙動を示す。
したがって、駆動側の回転Rに増減、脈動が生じても変速ギア装置5における従動側のギア5bと駆動側のギア5aは常に接し、それらの間にバックラッシュによる現象が生じないため、回転計軸3aの回転R′は、回転速度被検出軸(ロータ軸)2aの回転Rに常時正確に追随するものとなる。
よって、図4に示した従来例の場合に問題となった、バックラッシュによる、回転速度被検出軸2aの実際の回転Rに対するエンコーダ3の回転検出の誤差が防止され、検出精度が向上し、また、振動の発生等の問題も防止される。
しかもトルクT発生手段として渦電流式ダンパ7を用いたので、発生するトルクTの線形性が良好でダンピング作用が安定しており、特に永久磁石9による構成であるため設備コストが低減し且つメンテナンスコストが低減する。また、渦電流式ダンパ7は長時間の運転においても支障が発生せずダンピング作用の信頼性が高く、しかも高温、粉塵等の環境条件に対する適応性が高く、製鉄プラント等の厳しい使用条件にも適応可能な回転速度検出装置100となる。
したがって、本実施例の回転速度検出装置100を用いて、圧延材1にその幅方向(圧延材1の搬送方向に対し直角方向)に軸方向を配して接して連れ回るローラ2のローラ軸2aを回転速度被検出軸とし、第1演算器で検出したローラ軸2aの回転速度bに基づきローラ2径等のファクタにより圧延材1の搬送速度cを演算して検出するように構成された圧延材搬送速度検出装置200は、上述の本実施例の回転速度検出装置の作用効果を有し、その結果、高温、粉塵等や、連続使用等の製鉄プラント等の厳しい使用条件にも適応可能な信頼性および精度の高い圧延材搬送速度検出装置200となる。
図3に基づき本発明の一実施例に係る回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置の変形例を説明する。図3は本実施例の変形例の要部である渦電流式ダンパの縦断面概要図である。なお、図3において前述の図2に示す部位と同じ部位で同様のものには同じ番号を付して説明を省略し、異なる点を主に以下説明する。
本変形例が図2に示すものと異なるのは、渦電流式ダンパ7′が、永久磁石9に代えて電磁石9′を用いている点である。そしてそれ以外においては、図1、図2に示す実施例と構成は同じである。
本変形例は、電磁石9′を渦電流式ダンパ7′に用いているために、電磁石9′の励磁電力を調整することで渦電流によるトルクT負荷量を調整でき、適量のトルクTによって徒に回転計軸3aに回転抵抗をかけることを避けることができるものとなるものであり、その他の点において、回転速度検出装置100、圧延材搬送速度検出装置200としては図1、2で説明したものと同じ作用効果を奏するものである。
以上、本発明を図示の実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の範囲内でその具体的構造、構成に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、渦電流式ダンパ7、7′の銅円盤8は、電導体ならば銅に限定されず、一般的に電導体盤であってもよく、渦電流式ダンパ7、7′の軸受7bと回転計軸3aの支持関係は図2、3に図示のものに限定されず、回転計軸3aを他の位置の軸受で回転支持しケーシング7aに取り付けられた軸受7bを省いた構造としてもよい。
なお、圧延材搬送速度検出装置200において、ローラ2及びローラ軸2aは固定支持されたものに限られるものではなく、圧延材1の幅方向(圧延材1の搬送方向に対し直角方向)に軸を配して圧延材1に接して連れ回る状態で速度検出を行うものであれば、可搬型(ポータブルタイプ)であってもよい。
1 圧延材
2 ロール
2a ロール軸(回転速度被検出軸)
3 エンコーダ
3a 回転計軸
4 演算器
4a 第1演算器
4b 第2演算器
5 変速ギア装置
7、7′ 渦電流式ダンパ
7a ケーシング
8 銅円盤
9 永久磁石
9′ 電磁石
100 回転速度検出装置
200 圧延材搬送速度検出装置
2 ロール
2a ロール軸(回転速度被検出軸)
3 エンコーダ
3a 回転計軸
4 演算器
4a 第1演算器
4b 第2演算器
5 変速ギア装置
7、7′ 渦電流式ダンパ
7a ケーシング
8 銅円盤
9 永久磁石
9′ 電磁石
100 回転速度検出装置
200 圧延材搬送速度検出装置
Claims (4)
- 回転速度被検出軸を入力軸とし、同回転速度被検出軸の回転を増速して、エンコーダの回転計軸を出力軸として増速回転させる変速ギア装置を備え、前記回転計軸の回転を前記エンコーダで検出するとともに、同エンコーダのパルス出力に基づき前記回転速度被検出軸の回転速度を演算する第1演算器を有し、前記変速ギア装置と前記エンコーダとの間の前記回転計軸に渦電流式ダンパを介装してなることを特徴とする回転速度検出装置。
- 請求項1に記載の回転速度検出装置において、前記渦電流式ダンパは、前記回転計軸と同心で回転する電導体盤を同回転計軸に取り付け、同回転計軸の回転に対して固定側に前記電導体盤の円盤面に対向するように永久磁石を設けてなることを特徴とする回転速度検出装置。
- 請求項1に記載の回転速度検出装置において、前記渦電流式ダンパは、前記回転計軸と同心で回転する電導体盤を同回転計軸に取り付け、同回転計軸の回転に対して固定側に前記電導体盤の円盤面に対向するように電磁石を設けてなることを特徴とする回転速度検出装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の回転速度検出装置を用い、前記回転速度被検出軸は圧延材の搬送方向に対して直角に軸線を配し同圧延材に接して連れ回り回転自在なロールのロール軸であり、前記第1演算器が演算した前記回転速度に基づき前記圧延材の搬送速度を演算する第2演算器を有してなることを特徴とする圧延材搬送速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005307078A JP2007114099A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | 回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置 |
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JP2005307078A JP2007114099A (ja) | 2005-10-21 | 2005-10-21 | 回転速度検出装置及びそれを用いた圧延材搬送速度検出装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109295608A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-01 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 一种多轴向经编机编码器增速装置 |
CN109358205A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-02-19 | 力博重工科技股份有限公司 | 高精度输送机测速装置 |
-
2005
- 2005-10-21 JP JP2005307078A patent/JP2007114099A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109295608A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-02-01 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 一种多轴向经编机编码器增速装置 |
CN109295608B (zh) * | 2018-10-30 | 2024-04-19 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 一种多轴向经编机编码器增速装置 |
CN109358205A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-02-19 | 力博重工科技股份有限公司 | 高精度输送机测速装置 |
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---|---|---|---|
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