JP2007112453A - Apparatus for locking door panel of box-shaped pallet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、開閉自在な扉パネルを備えた箱型パレット、特にその扉パネルのロック装置に関するものである。 The present invention relates to a box-type pallet having a door panel that can be freely opened and closed, and more particularly to a locking device for the door panel.
扉パネルを備えた箱型パレットとして、特許文献1に記載のように、開閉自在な扉パネルと当該扉パネルを閉じた状態でロックする係止手段とを備え、当該係止手段が、扉パネルに隣接する側パネル側の被係止部に対し係合する進出位置と当該被係止部から離脱する後退位置との間でピン長さ方向に出退移動可能で且つピン軸心の周りの自転とが可能に前記扉パネルに支持されたロックピンと、このロックピンに連設された把手部とから構成され、前記ロックピンが被係止部に係合する進出位置にある状態で前記把手部を扉パネルの外側に沿う垂下姿勢に回転させたとき、扉パネル側の縦材などに当該把手部が隣接してロックピンの後退移動を阻止するように構成された箱型パレットが知られている。 As a box-type pallet provided with a door panel, as disclosed in Patent Document 1, it is provided with a door panel that can be freely opened and closed, and a locking means that locks the door panel in a closed state. Between the advancing position for engaging with the locked portion on the side panel adjacent to and the retracted position for releasing from the locked portion, and is movable in and out in the pin length direction and around the pin axis. The lock pin is supported by the door panel so as to be capable of rotating, and a handle portion connected to the lock pin, and the handle is in the advanced position where the lock pin engages with the locked portion. A box-type pallet is known in which the handle is adjacent to a vertical member on the door panel side to prevent the lock pin from moving backward when the section is rotated in a hanging position along the outside of the door panel. ing.
この種の箱型パレットの使用方法として、内袋をパレット内にセットし、この内袋に穀物などのバラものを収納する使用方法が知られている。このような使用方法でパレットを使用する場合、その内袋の内容物を取り出すときは、フォークリフトが備える反転機により内袋ごとパレットを掬い上げて反転させ、下向きになった内袋の口から内容物を排出させることになるのであるが、パレットが上下逆向きになることで、垂下姿勢にあってロックピンを進出位置(ロック位置)に保持していた把手部が重力で上下逆向きに反転し、ロックピンに対するロックが解除された状態になる。この状態では、パレットを取り扱うときの振動でロックピンがロック解除方向にスライドして、扉パネルのロックが不測に外れてしまう恐れがある。従って、このパレットをフォークリフトで持ち上げて反転させる作業の途中で扉パネルが開いてしまったり、扉パネルのロックが外れた状態でパレットが正立姿勢に戻されたときに扉パネルが開いてしまうような、危険を伴う異常事態が発生することになる。このような問題点を解決する手段として、特許文献2に記載のように、把手部をスプリングでパレットに対する垂下姿勢に付勢保持させ、仮にパレットが上下逆向きになっても把手部をロック解除姿勢に回転しないように構成することが知られている。
上記のような特許文献2に記載の構成を採用した従来の箱型パレットでは、スプリングのような別部品とその取り付け作業が必要であるため、扉パネルのロック装置にかかるコストの大幅アップを免れないばかりでなく、スプリングの劣化や破損に起因する動作不良の恐れもある。又、確実な動作を期待しようとするとスプリングが強力になり、この結果、普段のロック解除時の操作性が悪くなる。
The conventional box-type pallet adopting the configuration described in
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る箱型パレットの扉パネルロック装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、開閉自在な扉パネル5と当該扉パネル5を閉じた状態でロックする係止手段11とを備え、当該係止手段11は、扉パネル5に隣接する側パネル2,3側から突出する被係止部14に対し係合する進出位置と当該被係止部14から離脱する後退位置との間でピン長さ方向に出退移動可能で且つピン軸心の周りの自転可能に前記扉パネルに支持されたロックピン16と、このロックピン16に連設された把手部17とから構成され、この係止手段11には、前記進出位置にロックピン16がある状態で前記把手部17を扉パネル5に沿う垂下姿勢にロックピン16と共に回転させたとき、扉パネル5側の2本の縦材13b,13dと係合してロックピン16を進出位置に位置決めする一対の係合部22,23が設けられ、この一対の係合部22,23の内の少なくとも一方の係合部22と当該係合部22が当接する扉パネル5側の縦材13bの円柱状周面とで、前記垂下姿勢の直前に把手部17の回転抵抗を最大にする把手部垂下姿勢保持手段が構成されている。
The object of the present invention is to provide a door panel lock device for a box-type pallet that can solve the above-mentioned conventional problems, and the means is given the reference numerals of the embodiments described later. As shown, the
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、一対の前記係合部22,23の内の少なくとも1つの係合部22は、ロックピン16から突設された略半円形の突起21によって構成し、この突起21を前記把手部垂下姿勢保持手段を構成する係合部22とすることができる。
In practicing the present invention with the above-described configuration, specifically, as described in
又、請求項3に記載のように、前記把手部17は、U字形に曲げ加工された棒材の両縦軸部17a,17bをロックピン16に固着して構成し、一対の前記係合部22,23の内の1つ23は前記把手部17の一方の縦軸部17bで構成し、他の1つの係合部22は、ロックピン16から突設された略半円形の突起21によって構成し、この突起21で前記把手部垂下姿勢保持手段を構成する係合部22を構成することができる。
According to a third aspect of the present invention, the
更に、請求項2に記載の構成を採用する場合、請求項4に記載のように、前記ロックピン16は、扉パネル5の外側に付設された左右一対のガイド部材18,19、即ち、棒材を略半円形に曲げ加工して内側をロックピン16が貫通するように突出させたロックピン支持部18a,19aを備えた左右一対のガイド部材18,19で支持し、ロックピン16が進出位置にあるときの前記突起21は、前記一対のガイド部材18,19の内の一方のガイド部材18の外側に位置させ、把手部17が垂下姿勢と真上に起立する姿勢との間の中間一定角度にあるときのみ、前記突起21が前記ガイド部材18のロックピン支持部18aを内側へ通過移動できるように構成することができる。
Further, when adopting the configuration according to
上記構成の本発明に係る扉パネルを備えた箱型パレットの扉パネルロック装置によれば、進出位置にあるロックピンと側パネル側の被係止部との係合により扉パネルが閉じ位置でロックされている状態では、このロックピンと把手部とから成る係止手段側の一対の係合部と扉パネル側の2本の縦材との嵌合により、ロックピンが後退移動(ロック解除方向への移動)するのを垂下姿勢にある把手部を介して阻止されているだけでなく、一対の係合部の内の少なくとも一方の係合部と当該係合部が当接する扉パネル側の縦材の円柱状周面とで構成された把手部垂下姿勢保持手段により、前記垂下姿勢の把手部がロックピンの進出位置での位置決めを解除する方向(起立方向)へ回転することに対して一定以上の抵抗が与えられている。換言すれば、前記把手部垂下姿勢保持手段が与えている抵抗に打ち勝つだけの操作力をもって把手部を起立方向へ回転させなければ、ロックピンの進出位置での位置決めを解除することができないので、単に振動などで把手部がぶらぶらして異音を発するのを防止できるだけでなく、この箱型パレットに内袋をセットしてバラものの搬送保管に使用する場合において、内袋からの内容物の取り出しのためにこのパレットを上下逆向きに反転させたときに把手部が重力で上下逆向きの姿勢(パレット側からみて起立姿勢)に回動することがなくなり、ロックピンによる扉パネルの状態を確実に維持させることができるのである。 According to the door panel locking device of the box-type pallet having the door panel according to the present invention having the above-described configuration, the door panel is locked in the closed position by the engagement between the lock pin in the advanced position and the locked portion on the side panel side. In this state, the lock pin moves backward (in the unlocking direction) by fitting the pair of engaging portions on the locking means side, which is composed of the lock pin and the handle portion, and the two vertical members on the door panel side. Not only through the handle portion in the hanging position, but also at least one of the pair of engaging portions and the vertical position on the door panel side where the engaging portion abuts. The handle portion hanging posture holding means constituted by the cylindrical peripheral surface of the material is constant with respect to the rotation of the handle portion in the hanging posture in a direction (standing direction) for releasing the positioning at the advance position of the lock pin. The above resistance is given. In other words, unless the handle portion is rotated in the standing direction with an operation force sufficient to overcome the resistance provided by the handle portion hanging posture holding means, the positioning at the advanced position of the lock pin cannot be released. In addition to preventing the handle from simply hanging around due to vibration, etc., it is also possible to remove the contents from the inner bag when the inner bag is set on this box-type pallet and used to transport and store roses. Therefore, when the pallet is turned upside down, the handle does not rotate in the upside down position (standing position when viewed from the pallet side) due to gravity. Can be maintained.
従って本発明による扉パネルロック装置を備えた箱型パレットは、内袋をセットしてバラものの搬送保管に使用する場合においても、内袋からの内容物の取り出しのためにこのパレットを上下逆向きに反転させたことに起因して扉パネルが不測に開いてしまうような危険な異常事態が発生することが無くなり、安全に活用することができる。しかもスプリングやこれに代わるゴムベルトなどの付勢手段を必要とせず、比較的安価に実施することができる。 Therefore, the box-type pallet equipped with the door panel lock device according to the present invention has the pallet turned upside down in order to take out the contents from the inner bag even when the inner bag is set and used for transporting and storing roses. Therefore, it is possible to use the door panel safely without causing a dangerous abnormal situation in which the door panel is unexpectedly opened due to the reverse. In addition, biasing means such as a spring and a rubber belt instead of the spring are not required, and it can be carried out at a relatively low cost.
尚、請求項2に記載の構成によれば、前記把手部垂下姿勢保持手段を構成する係合部を簡単な構成で実現することができ、請求項3に記載の構成によれば、前記把手部垂下姿勢保持手段を構成するために実質的にはロックピンに1つの略半円形の突起を突設させるだけで済み、非常に簡単容易に本発明を実施することができる。
In addition, according to the structure of
又、請求項4に記載の構成によれば、長期間の使用により、仮に前記把手部垂下姿勢保持手段を構成する係合部などの磨耗や変形により把手部を垂下姿勢で保持する力が弱まって、パレットが上下逆向きに反転されたときに把手部が起立方向に回転したとしても、当該把手部が垂下姿勢と起立姿勢との間の中間一定角度になければ、ロックピンが後退方向(ロック解除方向)に移動することができないので、ロックピンがロック解除方向に移動して扉パネルが不測にロック解除される危険な事態を一層確実に回避でき、安全性を一層高めることができる。 Further, according to the configuration of claim 4, the force for holding the handle portion in the suspended posture is weakened due to wear or deformation of the engaging portion or the like constituting the handle portion hanging posture holding means after long-term use. Even if the handle portion is rotated in the upright direction when the pallet is inverted upside down, the lock pin is moved in the backward direction (if the handle portion is not at an intermediate fixed angle between the hanging posture and the standing posture). Since it cannot move in the unlocking direction), it is possible to more reliably avoid a dangerous situation in which the lock pin moves in the unlocking direction and the door panel is unexpectedly unlocked, and safety can be further improved.
以下、本発明の具体的実施形態を添付の例示図に基づいて説明すると、図1において、1は矩形の荷積載用ベースであって、その周囲三側辺に左右両側パネル2,3と背パネル4とが立設され、残る一側辺に扉パネル5が立設されている。具体的には、背パネル4は、その水平下側辺が荷積載用ベース1の後側辺にコイルヒンジを介して荷積載用ベース1の上に重ねるように折り畳み可能に取り付けられ、左右両側パネル2,3は、その垂直後側辺が背パネル4の垂直左右両側辺にコイルヒンジ6,7を介して背パネル4の外側に重ねるように折り畳み可能に取り付けられ、扉パネル5は、内側に折曲された水平下側辺が荷積載用ベース1の前側辺に近い位置にコイルヒンジ8を介して前後開閉可能に取り付けられた下半部5Aと、この扉パネル下半部5Aの水平上側辺にコイルヒンジ9を介して前後開閉可能に取り付けられた上半部5Bとから構成されている。従って、左右両側パネル2,3を背パネル4の外側に重ねるように折り畳んだ状態で当該背パネル4を荷積載用ベース1の上に重ねるように折り畳み、その上に重ねるように扉パネル5を折り畳むことができる。
Hereinafter, a specific embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying exemplary drawings. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a rectangular loading base, and three right and
荷積載用ベース1の四隅下側には、フォークリフトのフォーク差し込み空間を形成すると共に同一パレットの段積みの際に上側パレットの左右両側パネル2,3の前後両端部を支持する脚体10が突設されている。尚、各パネル2〜5を荷積載用ベース1の上に重ねるように折り畳んだ状態のパレットを段積みできるように、各脚体10に上段折り畳みパレットの脚体10を支持する上段折り畳みパレット支持部が突設されているパレットにおいては、左右両側パネル2,3を背パネル4の内側に重ねるように折り畳んだ状態で背パネル4を荷積載用ベース1の上に重ねるように折り畳み、その上に扉パネル5を重ねるように折り畳むことができるように、荷積載用ベース1に対し背パネル4と扉パネル5とがコイルヒンジを介して取り付けられる。
Under the four corners of the loading base 1, there are formed fork insertion spaces for forklifts and
扉パネル5の下半部5Aの垂直左右両側辺の上端寄り2箇所と扉パネル5の上半部5Bの垂直左右両側辺の上端寄り2箇所には、係止手段11が配設されている。これら4つの係止手段11の内、上下関係にある2つの係止手段11は同一であり、左右関係にある2つの係止手段11は左右対称形に構成されており、基本構造は全て同一である。図2〜図9は、扉パネル5の上半部5Bの左側の係止手段11を例示している。
Locking means 11 are disposed at two locations near the upper ends of both the left and right vertical sides of the lower half 5A of the
図2〜図4に示すように、各パネル2〜5は、内側に配置された鋼製丸棒材から成る横材12と外側に配置された鋼製丸棒材から成る縦材13,13a〜13eとを碁盤目状に配列し、各横材12と縦材13,13a〜13eとを両者の交叉部で溶接により互いに固着して構成されたメッシュ構造の従来周知のものであり、各パネル2〜5の上端のみ、縦材13,13a〜13eの上端を挟むように2本の横材12が内外2列に配置固着されている。又、扉パネル5の左右両側辺の縦材13aとその内側の縦材13bとの間の間隔は、他の箇所の縦材間の間隔よりも狭められ、図1に示すように扉パネル5で左右両側パネル2,3の前側辺間を閉じたとき、図2〜図4に示すように、各係止手段11に対応する高さで左右両側パネル2,3の垂直前側辺から突設されている被係止部14が、扉パネル5の左右両側辺の間隔が狭められた縦材13a,13b間を前方へ通過突出するように構成され、これにより左右両側パネル2,3を略垂直姿勢に保持できるように構成している。被係止部14は、U字形に曲げ加工した鋼製丸棒材15の平行軸部を水平向きで左右両側パネル2,3の縦材13の内側に溶接により固着し、左右両側パネル2,3の垂直前縁から突出するU字形部分15aにより構成している。
As shown in FIGS. 2 to 4, each of the
係止手段11は、ロックピン16とこのロックピン16に付設された把手部17とから構成されている。ロックピン16は鋼製丸棒材から成るもので、扉パネル5の外側に取り付けられた左右一対のガイド部材18,19により、ピン軸心方向の水平移動とピン軸心の周りの回転とが可能なように左右水平横向きに支持されている。左右一対のガイド部材18,19は、扉パネル5の縦材13b,13c間及び縦材13d,13e間で上下2本の横材12の外側に溶接により縦向きに固着され、上端部には略半円形に突出するロックピン支持部18a,19aを備え、これら両ロックピン支持部18a,19aと扉パネル5の縦材13a〜13eとの間でロックピン16が左右水平横向きに支持されている。尚、両ガイド部材18,19は、その上端間をつなぐ横材部20と共に1本の鋼製丸棒材を曲げ加工して一体に形成されたものである。
The locking means 11 includes a
把手部17は、1本の鋼製丸棒材をU字形に曲げ加工して構成したもので、その左右両縦軸部17a,17bの遊端部が、左右一対のガイド部材18,19の中間位置でロックピン16の内側に重なる状態で溶接により固着されている。従って、この把手部17が左右一対のガイド部材18,19間で左右水平方向に移動し得る範囲内に限って、当該把手部17を把持してロックピン16をピン軸心方向に出退移動させることができる。一方、ロックピン16には、被係止部14に対し係脱自在な先端部16aの近傍位置で、図2、図3、及び図7に示すようにこのロックピン16の周面から略半円形に突出する突起21がプレス成形により一体に形成されている。
The
上記の把手部17と左右一対のガイド部材18,19及び扉パネル5側の縦材13c,13dとの位置関係や、把手部垂下姿勢保持手段を構成する一対の係合部22,23と扉パネル5側の縦材13b,13dとの位置関係などは、以下に説明する機能が期待できるように設定されている。
The positional relationship between the
即ち、ロックピン16は、把手部17を手前上方にロックピン16を軸にして回転させ、その両縦軸部17a,17bの遊端部が扉パネル5側の縦材13c,13dと干渉しない状態にすれば、当該把手部17を把持してロックピン16をそのピン軸心方向に先に説明した範囲内で出退移動させることができる。従って、図1に示すように扉パネル5で左右両側パネル2,3の前端間を閉じ、図2〜図4に示すように左右両側パネル2,3側の被係止部14を扉パネル5の左右両側辺の縦材13a,13b間で前方へ通過突出させた状態で、把手部17を介してロックピン16を、当該把手部17の外側縦軸部17aが外側ガイド部材18のロックピン支持部18aの内側に隣接する進出位置まで進出移動させることにより、その先端部16aを被係止部14内(U字形部分15a内)に挿通させ、扉パネル5を閉じ位置にロックすることができる。この状態で把手部17をロックピン16と共に図示の垂下姿勢に回転させると、突起21が扉パネル5側の縦材13bの内側へ摺接して入り込むと共に、把手部17の内側縦軸部17b(その遊端部)が扉パネル5側の縦材13dの外側に摺接して入り込むことになる。即ち、垂下姿勢になった把手部17、延いては進出位置(ロック位置)に達したロックピン16は、突起21と把手部17の内側縦軸部17b(その遊端部)とが扉パネル5側の2本の縦材13b,13dの間に入り込んで、左右何れにも移動できない状態に位置決めされることになる。従ってこの実施形態では、突起21と把手部17の内側縦軸部17b(その遊端部)とが、ロックピン16を進出位置に位置決めする2つの係合部22,23を構成している。
That is, the
図3に示すように縦材13b,13dは円柱状周面を有する丸棒材であるため、両縦材13b,13d間の間隔は、横断平面視において両者の軸心を結ぶ線上での間隔が最も狭く、これより内外何れの方向に離れても漸増する。そして図7及び図8に示すように、前記突起21(係合部22)は、ロックピン16の軸心方向に沿った板状で且つ板面形状が略半円形であり、この突起21のロックピン16からの突出量は、図示のように当該突起21がロックピン16から扉パネル5側へ水平に突出する向きにあるとき、当該突起21が扉パネル5側の2本の縦材13b,13d間の最も間隔の狭まった箇所付近で縦材13bに圧接するが、図2、図3、及び図9Aに示すように、把手部17が垂下姿勢になって当該突起21(係合部22)がロックピン16から扉パネル5側で斜め上向きに傾斜する状態になったときには、当該突起21が扉パネル5側の2本の縦材13b,13d間の最も間隔の狭まった箇所より外側の間隔が若干広まった箇所で縦材13bに圧接することになるように設定されている。
As shown in FIG. 3, since the
従って、上記のようにロックピン16を進出位置まで移動させて側パネル2,3側の被係止部14に係合させた状態で把手部17を垂下姿勢まで回転させて、ロックピン16を進出位置で位置決めした状態から把手部17を上方に回転させたとき、その上方への回転に伴って、突起21が扉パネル5側の2本の縦材13b,13d間の最も間隔の狭まった箇所に入り込むことになり、このとき、図8Bに示す突起21と縦材13bとの間の平面視における仮想重なり代aの分だけ、突起21(係合部22)と把手部17の内側縦軸部17b(係合部23)とが扉パネル5側の2本の縦材13b,13dを押し広げることになる。このときの押し広げ量(抵抗力)は、図7及び図8Aに示すように突起21が縦材13bに対して直交する水平向きになったとき最大になり、更に把手部17が上方に回転して突起21が斜め下向きになるにつれて前記押し広げ量(抵抗力)は小さくなり、突起21が縦材13bから外側へ離れると、把手部17はフリーの状態になる。
Accordingly, the
上記の説明から明らかなように、ロックピン16を進出位置まで移動させて側パネル2,3側の被係止部14に係合させた状態で把手部17を垂下姿勢に向けて回転させると、突起21(係合部22)が扉パネル5側の縦材13bの内側に入り込むまでは殆ど抵抗なく把手部17を回転させることができ、突起21(係合部22)が扉パネル5側の縦材13bの内側に入り込むに従って把手部17にかかる回転抵抗が漸増し、その回転抵抗は、図7及び図8に示すように突起21が縦材13bに対して直交する水平向きになったとき最大になり、この点を中立点(デッドポイント)としてその後は把手部17の回転に伴って回転抵抗が漸減し、図2〜図4、及び図9Aに示す垂下姿勢に達したとき回転抵抗が最小になる。換言すれば、垂下姿勢にある把手部17が上方に回転するときには、回転抵抗が漸増するので、この回転抵抗に打ち勝つだけの操作力を把手部17にかけない限り、把手部17が振動や、このパレットが上下反転させられたときに把手部17に作用する重力で起立方向に回転することは無く、把手部17は、ロックピン16を進出位置(ロック位置)で位置決めした垂下姿勢に自動的に保持される。従ってこの実施形態では、当該突起21(係合部22)と扉パネル5側の縦材13bとで、垂下姿勢の直前に把手部17の回転抵抗を最大にする把手部垂下姿勢保持手段が構成されているのである。
As is clear from the above description, when the
係止手段11による扉パネル5の閉じ位置でのロックを解除するときは、垂下姿勢にある把手部17を、上記の中立点まで漸増する回転抵抗に抗して上方に強制的に回転させ、当該把手部17をロックピン16の軸心方向に後退移動させても両縦軸部17a,17bの遊端部が扉パネル5側の縦材13c,13dと干渉しない角度まで起立させる。これにより、把手部17の両縦軸部17a,17bが扉パネル5側の外側ガイド部材18と縦材13dとの間に入り込むことによるロックピン16に対する進出位置での位置決めが解除されるので、係る状態で把手部17と共にロックピン16を後退移動させ、図5及び図6に示すように、ロックピン16の先端部16aを側パネル2,3側の被係止部14から離脱させ、扉パネル5の閉じ位置でのロックを解除することができる。即ち、扉パネル5を自由に開閉操作することができる。
When releasing the lock at the closed position of the
尚、図5及び図6に示すように、ロックピン16の後退移動は、把手部17の内側縦軸部17bが扉パネル5側の内側ガイド部材19のロックピン支持部19aとの当接により制限され、この状態で把手部17をロックピン16と共に下方へ垂下姿勢まで回転させることにより、把手部17の両縦軸部17a,17bが扉パネル5側の内側ガイド部材19と縦材13cとの間に入り込み、ロックピン16が後退位置(ロック解除位置)で位置決めされる。この状態では、ロックピン16側の突起21(係合部22)は機能していない。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
係合部22としての突起21を、上記実施形態で説明した位置においてロックピン16に突設するときは、当該突起21と扉パネル5側の外側ガイド部材18におけるロックピン支持部18aとが以下の機能を発揮するように構成することができる。即ち、突起21を備えたロックピン16は、扉パネル5側のガイド部材18,19のロックピン支持部18a,19aの内側で扉パネル5側の縦材13a〜13eとの間に形成される通路内で遊動できるが、図9に示すように当該通路は、ロックピン支持部18a,19aが鋼製丸棒材を略半円形に突曲させることにより形成されているので、縦断側面視において縦材13a〜13eに隣接する垂直辺の上下両角部が上下方向に角状に突出した略半円形になる。従って把手部17が、図9Aに示す垂下姿勢と図9Cに示す真上に起立した姿勢との間の中間一定角度θであって、その両縦軸部18,19の遊端部が扉パネル5側の縦材13c,13dと干渉する領域から外側に外れた直後の一定角度θにあるときのみ、図9Bに示すように、把手部17でロックピン16を後退移動させたときに突起21が扉パネル5側の外側ガイド部材18のロックピン支持部18aの内側通路における垂直辺の下側角状突出空間部を経由して当該外側ガイド部材18のロックピン支持部18aを内側ガイド部材19の方へ通過移動できるように構成することができる。
When the
換言すれば、係止手段11のロックピン16による扉パネル5の閉じ位置でのロックを解除するとき、垂下姿勢にある把手部17を図9Bに示す一定角度θまで上方に回転させたときのみ、当該把手部17でロックピン16を進出位置から後退位置まで移動させてロックを解除することができ、把手部17が上記一定角度θを超えて真上に起立した姿勢までの範囲内にあるときは、図9Cに示すように、突起21が外側ガイド部材18のロックピン支持部18aと干渉して、ロックピン16が進出位置から後退移動するのを阻止することになる。尚、この図示の実施形態では、図9Bに示すように垂下姿勢にある把手部17を図9Bに示す一定角度θまで上方に回転させたとき、更に把手部17でロックピン16をロックピン支持部18a,19aの内側空間の遊びの範囲内で上方に引き上げるようにして初めて、突起21をしてロックピン支持部18a内を通過移動させることができるように構成している。又、図9Cは、真上に起立する姿勢まで回転した把手部17でロックピン16をロックピン支持部18a,19aの内側空間の遊びの範囲内で更に上方に引き上げても、突起21がロックピン支持部18aと干渉してロックピン16の後退移動を阻止し得ることを示している。
In other words, when the
図9Cに示すところから明らかなように、上記のように構成することにより、この箱型パレットに内袋をセットしてバラものの搬送保管に使用する場合において、内袋からの内容物の取り出しのためにこのパレットを上下逆向きに反転させたとき、仮に他物との接触や強い振動などで垂下姿勢での把手部17に対する保持が不測に解除され、重力で把手部17がパレット側から見て垂下姿勢から真上に起立する姿勢に回動して、対地的にロックピン16から垂れ下がる状態になっても、突起21と外側ガイド部材18のロックピン支持部18aとの干渉によりロックピン16が把手部17と共に後退移動して扉パネル5のロックが解除されてしまうのを阻止することができるのである。
As is apparent from FIG. 9C, when the inner bag is set on this box-type pallet and used for transporting and storing roses, the contents can be taken out from the inner bag. Therefore, when the pallet is turned upside down, the holding of the
尚、扉パネル5側の2本の縦材と係合してロックピン16を進出位置に位置決めする一対の係合部として、把手部17を利用しないで、ロックピン16の軸心方向に離れた2箇所から2つの突起を突設し、これら2つの突起が扉パネル5側の縦材13b〜13eの内の任意の2本の内側又は外側に摺接して入り込むように構成することができる。この場合、ロックピン16から突設された2つの突起(係合部)の両方を上記実施形態の突起21と同一に構成し、これら2つの突起(係合部)とこれら両突起が係合する扉パネル5側の縦材13b〜13eの内の2本とで、垂下姿勢の直前に把手部17の回転抵抗を最大にする把手部垂下姿勢保持手段を構成することができる。
As a pair of engaging portions that engage with the two vertical members on the
図10に示す扉パネル5では、その側辺の縦材13aの内側にガイド部材18を配置し、このガイド部材18と前記縦材13aとの間に側パネル2,3側の被係止部14が嵌入する空隙を形成している。このような扉パネル5の構成では、ロックピン16側の係合部22(突起21)は、当該ロックピン16が進出位置(ロック位置)にあるときに扉パネル5の側辺から2番目の縦材13bの内側に隣接する位置に設けることができる。この構成では、把手部17が垂下姿勢に達する直前に、前記突起21が縦材13bを外側へ押圧することにより把手部17に働く回転抵抗が最大になる。尚、この構成では、ロックピン16を進出位置(ロック位置)から後退移動させるとき、突起21がガイド部材18のロックピン支持部18a内を通過移動しないため、先に説明したように、把手部17が垂下姿勢と真上に起立する姿勢との中間一定角度にあるときのみ、ロックピン16を進出位置(ロック位置)から後退移動させることができるようにするときは、図10に点線で示すように、前記突起21とは別に、ロックピン16が進出位置(ロック位置)にあるときに内側ガイド部材19のロックピン支持部19aの外側に隣接するように第二の突起21’をロックピン16に突設し、把手部17が垂下姿勢と真上に起立する姿勢との中間一定角度にあるときのみ、ロックピン16を進出位置(ロック位置)から後退移動させるときに第二の突起21’が内側ガイド部材19のロックピン支持部19a内を内側へ通過移動するように構成すれば良い。
In the
1 荷積載用ベース
2,3 左右両側パネル
4 背パネル
5 扉パネル
5A 扉パネル下半部
5B 扉パネル上半部
6〜9 コイルヒンジ
11 係止手段
12 パネルを構成する横材
13,13a〜13e パネルを構成する縦材
14 被係止部
15 U字形鋼製丸棒材
16 ロックピン
17 把手部
18,19 ガイド部材
18a,19a ロックピン支持部
21 突起
22,23 係合部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (4)
The lock pin is supported by a pair of left and right guide members attached to the outside of the door panel, and the pair of guide members protrudes so that the lock pin penetrates the inner side of the bar by bending the bar into a substantially semicircular shape. The protrusion when the lock pin is in the advanced position is positioned outside one of the pair of guide members, and the handle portion stands upright from the hanging position. 3. The box-type pallet door panel according to claim 2, wherein the projection is configured to be able to pass through and move inwardly through the lock pin support portion of the guide member only when the angle is at an intermediate constant angle with respect to the posture. Locking device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005302511A JP2007112453A (en) | 2005-10-18 | 2005-10-18 | Apparatus for locking door panel of box-shaped pallet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005302511A JP2007112453A (en) | 2005-10-18 | 2005-10-18 | Apparatus for locking door panel of box-shaped pallet |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007112453A true JP2007112453A (en) | 2007-05-10 |
Family
ID=38094993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005302511A Pending JP2007112453A (en) | 2005-10-18 | 2005-10-18 | Apparatus for locking door panel of box-shaped pallet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007112453A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009220821A (en) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Daifuku Co Ltd | Loading and unloading pallet with opening and closing panel |
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-
2005
- 2005-10-18 JP JP2005302511A patent/JP2007112453A/en active Pending
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