JP2007109962A - レーザパルス圧縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成要素の干渉及び蹴られを抑えて且つ透過率を高くできるようにしたレーザパルス圧縮装置及び方法を提供すること。
【解決手段】回折格子対1、3と、回折格子対1、3の一方の回折格子1に回折格子1の法線を含み回折格子1の格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを入射させる入射手段2と、回折格子対1、3内を通過してくる前記レーザパルスを反射して回折格子対1、3内に再び入射せしめるように配置される反射鏡4と、を備えることを特徴とするレーザパルス圧縮装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、レーザパルス圧縮装置に関し、詳しくは、バルク回折素子を用いたパルス圧縮装置に関する。
これまで、高パワー(高エネルギ)でパルス幅がfs〜psオーダの短光パルスを発生させる方法として、CPA(チャープパルス増幅)技術が知られている。このCPA技術は、チャープ光パルスの波長λ(周波数ν=c/λ、cは光速)が時間と共に変化したパルス幅の広い光パルスを、増幅したのち、圧縮器で圧縮して高パワー短光パルスを発生させるものである。高パワー短光パルスを発生させるためには、光損傷や非線形性があるためファイバ圧縮器などを使用することができず、バルク回折素子圧縮器を用いる必要がある。圧縮器に回折格子対を用いた場合、位相分散は、回折格子の格子ピッチ、回折格子対の距離、回折格子対への入射角等を変えることで補償することができる。
これまで、平行配置或いは反平行配置の回折格子対にレーザパルスを入射させて分散を補償してパルスの時間幅を圧縮(短縮)することが行われている。
図11は、平行配置回折格子対を用いた従来の圧縮装置で、回折格子50、51と、回折格子50、51内を通過したレーザパルスを反射して再び回折格子50、51内へ入射させる反射鏡52と、からなる(例えば、特許文献1参照。)。回折格子50、51は、刻まれている格子の延びる方向が紙面と直交する方向であり、レーザパルスL0の入・反射面が紙面になるように配設されているので、レーザパルスが、実線の矢印から点線の矢印のように紙面内を往復する。この圧縮装置は、反射鏡52を用いることで、回折格子50と51の間隔を短くして圧縮装置の小型化を図ったものである。
図12に示す圧縮装置も一般的に知られている。これは、図11の回折格子51の代わりにコーナーミラー61を用いたものである。この圧縮装置も、回折格子60は、刻まれている格子が紙面と直交する方向で、レーザパルスL0の入・反射面が紙面になるように配設されているので、レーザパルスが、実線の矢印から点線の矢印のように紙面内を往復する。コーナーミラー61を用いることにより、回折格子を1枚削減でき小型化と同時に低コスト化を図ることができる。
特開平9−211504号公報
しかし、図11に示す従来の圧縮装置は、小型化するために回折格子対50、51の間隔や、回折格子50と反射鏡52の間隔を狭めると、レーザパルスが、紙面内を往復するため、回折格子50と反射鏡52が干渉したり、回折格子50でレーザパルスL2が蹴られるといった問題を有していた。さらに、回折格子で計4回反射回折されるので、圧縮装置の透過率(圧縮装置からの出射光パワー/圧縮装置への入射光パワー)が低いという問題を有していた。
また、図12に示す圧縮装置でも、小型化するために回折格子60、コーナーミラー61の間隔や、回折格子60と反射鏡62の間隔を狭めると、レーザパルスが、紙面内を往復するため、コーナーミラー61と反射鏡62が干渉したり、反射鏡62でレーザパルスL1が蹴られるといった問題を有していた。さらに、この圧縮器も回折格子60で計4回反射回折されるので、圧縮装置の透過率が低いという問題を有していた。
ところで、図11、12で、入射点での法線N0を含み格子と直交する面内(紙面内)のレーザパルスL0の入射角をθ0、−1次回折角をθとすると、回折格子の−1次回折光の回折効率ηと入射角θ0の間に図10のような関係がある。これは、通常使用される市販の回折格子(Spectrogon社製、格子ピッチ1200本/mmのホログラフィックグレーティング)の特性で、θ0が小さくなると共に回折効率ηが大きくなることがわかる。図10から、例えば、θ0=82°のときη=0.83、θ0=72°のときη=0.95であることがわかる。反射鏡52、62、コーナーミラー61の反射率を0.99とすると、θ0=82°のときの圧縮装置の透過率は、図11の圧縮装置で0.47(=0.83×0.83×0.99×0.83×0.83)、図12の圧縮装置で、0.45(=0.83×0.99×0.99×0.83×0.99×0.83×0.99×0.99×0.83)である。一方、θ0=72°のときの圧縮装置の透過率は、図11の圧縮装置で0.81(=0.95×0.95×0.99×0.95×0.95)、図12の圧縮装置で0.77(=0.95×0.99×0.99×0.95×0.99×0.95×0.99×0.99×0.95)である。
図11において圧縮装置の透過率を高くするために入射角θ0を小さくする(回折格子50、51を紙面と直交する軸の回りに矢印50−1、51−1方向に回転させる)と、レーザパルスL2が矢印A10の方向に移動し、ますます回折格子50と反射鏡52が干渉し、回折格子50での蹴られが大きくなる。圧縮装置の透過率を犠牲にして、入射角θ0を大きくする(回折格子50、51を紙面と直交する軸の回りに矢印50−2、51−2方向に回転させる)と、レーザパルスL2が矢印A20の方向に移動し、回折格子50と反射鏡52の干渉がなくなり、回折格子50での蹴られもなくなる。すなわち、圧縮装置の透過率と、構成要素の干渉及び蹴られはトレードオフの関係にあり、両者を同時に解決することができない。
同様に、図12において圧縮装置の透過率を高くするために入射角θ0を小さくする(回折格子60を紙面と直交する軸の回りに矢印60−1方向に回転させる)と、レーザパルスL1が矢印A30の方向に移動し、レーザパルスL3が矢印B10の方向に移動するので、コーナーミラー61と反射鏡62が干渉し、反射鏡62によるレーザパルスL1の蹴られが図11の圧縮装置より深刻になる。圧縮装置の透過率を犠牲にして、入射角θ0を大きくする(回折格子60を紙面と直交する軸の回りに矢印60−2方向に回転させる)と、レーザパルスL1が矢印A40の方向に移動し、レーザパルスL3が矢印B20の方向に移動するので、コーナーミラー61と反射鏡62が干渉しなくなり、反射鏡62によるレーザパルスL1の蹴られもなくなる。すなわち、圧縮装置の透過率と、構成要素の干渉及び蹴られはトレードオフの関係にあり、両者を同時に解決することができない。
本発明は、上記の従来の圧縮装置の問題に鑑みてなされたものであり、構成要素の干渉や蹴られを抑えて小型化を図るようにしたレーザパルス圧縮装置及び方法を提供することを課題としている。さらに、本発明は、構成要素の干渉及び蹴られを抑えて且つ透過率を高くできるようにしたレーザパルス圧縮装置及び方法を提供することを課題としている。
課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、回折格子対と、前記回折格子対の一方の回折格子に該回折格子の法線を含み格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを入射させる入射手段と、前記回折格子対内を通過してくる前記レーザパルスを反射して該回折格子対内に再び入射するように配置された反射鏡と、を備えることを特徴とするレーザパルス圧縮装置である。
課題を解決するためになされた請求項2に係る発明は、回折格子と、前記回折格子に該回折格子の法線を含み格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを入射させる入射手段と、前記回折格子及び前記再帰反射手段を通過してくる前記レーザパルスを反射して該回折格子及び該再帰反射手段に再び戻すように配置された反射鏡と、を備えることを特徴とするレーザパルス圧縮装置である。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載のレーザパルス圧縮装置であって、前記回折格子と前記再帰反射手段との間で往復する前記レーザパルスのうち前記反射鏡に最も近い前記レーザパルスの往路と復路の光軸を結ぶ方向の前記反射鏡の幅は、前記往路と前記復路の光軸を結ぶ最短距離から前記光軸を結ぶ方向の前記レーザパルスのビーム幅を引いた値より小さいことを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のレーザパルス圧縮装置であって、さらに、前記回折格子に入射される前記レーザパルスの該回折格子の法線を含み該回折格子の格子と直交する面内での入射角を変更する入射角変更手段を備えることを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のレーザパルス圧縮装置であって、前記反射鏡は、前記入射されるレーザパルスの断面形状と略等しい大きさであることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、入射手段で回折格子の法線を含み該回折格子の格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを回折格子に入射させるので、回折格子対内を通過してくるレーザパルスは、回折格子の法線を含み回折格子に刻まれている格子と直交する面内から離れ、構成要素間の干渉及び構成要素でのレーザパルスの蹴られがなくなる。また、そのことにより、回折格子に入射されるレーザパルスの回折格子の法線を含み格子と直交する面内での入射角を変更することができるようになり、回折格子の回折効率を高くして圧縮装置の透過率を高くすることができる。
請求項2の発明によれば、入射手段で回折格子の法線を含み該回折格子の格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを回折格子に入射させるので、回折格子及び再帰反射手段を通過してくるレーザパルスは、回折格子の法線を含み回折格子に刻まれている格子と直交する面内から離れ、構成要素でのレーザパルスの蹴られがなくなる。また、そのことにより、回折格子に入射されるレーザパルスの回折格子の法線を含み格子と直交する面内での入射角を変更することができるようになり、回折格子の回折効率を高くして圧縮装置の透過率を高くすることができる。
請求項3の発明によれば、反射鏡の大きさを反射鏡の近くを往復するレーザパルスの光軸を結ぶ最短距離から光軸を結ぶ方向のレーザパルスのビーム幅を引いた値より小さくしたので、他の構成要素との干渉及び反射鏡による蹴られをさらに抑制することができる。
請求項4の発明によれば、入射角変更手段で回折格子に入射されるレーザパルスの回折格子の法線を含み格子と直交する面内での入射角を変更することにより、回折格子の回折効率を高くして圧縮装置の透過率を高くすることができる。
請求項5の発明によれば、反射鏡の大きさが、必要最小限の大きさであるので、他の構成要素との干渉及び反射鏡による蹴られをさらに抑制することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るレーザパルス圧縮装置の構成図である。図2は、図1の回折格子に様々な方向から入射するレーザパルスがどの方向に反射回折されるかを説明する3次元表示の図である。図3は、図1のD1−D1線断面図である。
先ず、装置の構成を説明する。図示するように、本実施形態のレーザパルス圧縮装置は、回折格子1と、回折格子1に入射するレーザパルスL1の回折格子1の法線N1を含む入射面を法線N1の回りに回転させる入射面回転手段(入射手段)2と、回折格子1に平行配置された回折格子3と、回折格子1、3内を通過したレーザパルスL3を反射して再び回折格子1、3内へ入射させる反射鏡4と、を有している。
回折格子1と3は、反射型平面回折格子で、例えば、平面ガラス上に蒸着されたアルミニウム膜に、ダイヤモンドで規則的に線を引いて作られている。線と線の間が入射した光を反射し回折する。線すなわち格子11と31は、法線N1、N3をz軸とする座標系のy、y’軸(紙面であるx−z面或いはx’−z’面に直交する)方向に引かれている。また、回折格子1と、3とは、紙面と直交する軸12、32の回りに回転可能に図示しない光学定盤に設置されている。
なお、回折格子1と3にホログラム技術を使って作製されるホログラフィックグレーティングを用いることもできる。
入射面回転手段2は、x軸方向と平行で両端がホルダ22に両端が固定された軸23に反射鏡21が軸支された構造で、反射鏡21の入反射面が軸23の回りに時計回り(矢印2−1)或いは反時計回り(矢印2−2)方向に所定の角度(以後、’あおり角度’と呼ぶ)回転させ(あお)られてねじ24で保持されている。したがって、反射鏡21のあおり角度がねじ24によって設定される構造になっている。
反射鏡4の反射面は、紙面に垂直な面である。
上記構成の圧縮装置において、構成要素間の干渉を抑え、透過率を上げることができることを説明する前に、図2を説明する。図2において、回折格子1の回折面がx−y平面に平行で、入反射点での法線N1がz軸方向である。13−1は、法線N1を含み格子11と直交する(x−z面に平行な)入反射面、13−2は、入反射面13−1を法線N1の回りにαだけ時計回りに回転させた入反射面、13−3は、入反射面13−1を法線N1の回りにα’だけ反時計回りに回転させた入反射面である。すると、入反射面13−1内に入射するレーザパルスをL1(θ0,0)、入反射面13−2内に入射するレーザパルスをL1(θ0,α)、入反射面13−3内に入射するレーザパルスをL1(θ0,α’)と表すことができる。また、入反射面13−1内から出射するレーザパルスはL2(θ,0)、入反射面13−2内から出射するレーザパルスはL2(θ,α)、入反射面13−3内から出射するレーザパルスはL2(θ,α’)と表すことができる。ここで、θ0、θは、それぞれ、x−z面に平行な入反射面13−1内の入射角、回折角である。
次に本圧縮装置において、構成要素間の干渉を抑え、透過率を上げることができることを説明する。入射面回転手段2に入射するレーザパルスL0は、反射鏡21が軸23の回りに所定のあおり角度α或いはα’あおられることで、L1(θ0,α)、或いはL1(θ0,α’)のように回折格子1に入射する(図2参照)。例えば、入射面回転手段2の反射鏡21を反時計回り(矢印2−2)方向にあおり角αだけあおると、回折格子1に入射するレーザパルスL1は、図2において、L1(θ0,α)で表されるように、A0”→O1(斜め上から入射点O1に、図1では、紙面から−y’方向に)、O1→B0”(入射点O1から斜め下に、図1では、紙面から−y’方向に)と進む。回折格子3に入射するレーザパルスL2は、同様に、斜め上から入射点O3に(図1では、紙面から−y’方向に)、入射点O3から斜め下に(図1では、紙面から−y’方向に)、と進む。その結果、反射鏡4でのレーザパルスL3は、図3に示すように、x’−y’平面では、x’軸(図1の紙面)からS1(以後、段差と呼ぶ)下がった位置にある。したがって、回折格子1と反射鏡4の干渉、及び回折格子1でのレーザパルスL3の蹴られが抑制される。
回折格子1と3との間の光路長をR1、回折格子3と反射鏡4との間の光路長をR2とすると、段差S1は、
1≒α(R1+R2) (1)
と表される。ここで、光路長は、レーザパルスの中心光路長で測られる。回折格子1のy或いはy’方向の幅(高さ)を2h、反射鏡4のy’方向の幅(高さ)を2h’とすると、
1>(h+h’) (2)
を満たすようにすれば、干渉をなくすことができる。
レーザパルスL1は、回折格子1によって波長に応じて回折されx’−z’平面(図1の紙面)で発散するレーザパルスL2になり、回折格子3によってx’−z’平面(図1の紙面)でコリメートされたレーザパルスL3になる。すなわち、図3に示すようにレーザパルスL3の断面形状は、x’方向に広く、y’方向に狭い。したがって、例えば、反射鏡4の2h’をレーザパルスL3のy’方向の幅より少し大きくすることで、(2)式を容易に満たすようにすることができる。
上記のように、レーザパルスL3に段差S1をつけた状態で、回折格子1と3を軸12、32の回りに反時計方向に回転させ(上記のように、回折格子1と、3とは、紙面と直交する軸12、32の回りに回転可能に図示しない光学定盤に設置されているので、回折格子1と3は、入射角変更手段を兼ねている。)、入射角θ0を回折効率が最大になる例えば、72°にする。すると、レーザパルスL3は、A1方向に移動するが、図3に示すように、x’軸(図1の紙面)から段差S1があるので、回折格子1と反射鏡4とが干渉することもないし、回折格子1でレーザパルスL3が蹴られることもない。
なお、本実施形態の圧縮装置では、回折格子1の上流に入射面回転手段2を用いているが、2の入射面回転手段を省いて、回折格子1、3を軸12、32と直交し格子の刻まれた回折面と平行な軸の回りに、それぞれあおることができる機構をつけてもよい。また、入射面回転手段2の回転機構を省いて、所定角度に予め設定しておいてもよい。
(実施形態2)
図4は、本発明の実施形態2に係るレーザパルス圧縮装置の構成図である。図5は、図4のD2−D2線断面図である。
先ず、装置の構成を説明する。図示するように、本実施形態のレーザパルス圧縮装置は、図1に示す実施形態1の圧縮装置で回折格子3を再帰反射手段3’に変更した以外は、構成要素が同じである。すなわち、本実施形態のレーザパルス圧縮装置は、回折格子1と、回折格子1に入射するレーザパルスL1の回折格子1の法線N1-1を含む入射面を法線N1-1の回りに回転させる入射面回転手段2と、回折格子1に対向配置され、回折格子1から出射されるレーザパルスL2を回折格子1に再帰反射させる再帰反射手段3’と、回折格子1及び再帰反射手段3’を通過してくるレーザパルスL3を反射して回折格子1及び再帰反射手段3’に再び戻してやるように配置された反射鏡4と、を有している。実施形態1の圧縮装置(図1)と同じ構成要素には同じ符号を付し説明を省略する。
再帰反射手段3’は、例えば、図4に示すような反射鏡2枚を反射面が直交するように配置したコーナーミラー、或いは、直角プリズムなどである。
次に本圧縮装置において、構成要素間の干渉を抑え、透過率を上げることができることを説明する。例えば、入射面回転手段2の反射鏡21を反時計回り(矢印2−2)方向にあおり角αだけあおると、回折格子1に入射するレーザパルスL1は、図2において、L1(θ0,α)で表されるように、A0”→O1-1(斜め上から入射点O1-1に、図4では、紙面から−y’方向に)、O1-1→B0”(入射点O1-1から斜め下に、図4では、紙面から−y’方向に)と進む。コーナーミラー3’に入射するレーザパルスL2は、同様に、斜め上から入射点O’3-1に(図4では、紙面から−y’方向に)、入射点O’3-1から斜め下に(図4では、紙面から−y’方向に)、と進む。その後も順次斜め上から入射点O’3-2、O1-2と進み、その結果、反射鏡4の反射面に平行な断面線D2−D2で切った断面でのレーザパルスL2とL3は、図5に示すようになる。すなわち、図5に示すように、x’−y’平面では、x’軸(図4の紙面)から往路のレーザパルスL2(実線)は、S2(以後、段差と呼ぶ)下がった位置に、レーザパルスL3は、さらにS3(以後、段差と呼ぶ)下がった位置に、復路のレーザパルスL2(点線)は、さらにS4(以後、段差と呼ぶ)下がった位置に位置する。したがって、コーナーミラー3’と反射鏡4の干渉、及び反射鏡4でのレーザパルスL2の蹴られが抑制される。
回折格子1のO1-1からD2−D2線までの光路長をR3、D2−D2線→O’3-1→O’3-2→O1-2→反射鏡4までの光路長をR4とすると、段差S2、S3、S4は、
2≒αR3 (3)
3=S4≒αR4 (4)
と表される。すなわち、レーザパルスL2が往路と復路でy’方向(図4の紙面と直交する方向)に2αR4隔てて(スプリットして)位置し、その中間にレーザパルスL3が位置する。
反射鏡4のy或いはy’方向の幅(高さ)を2h”とすると、
3+S4=2αR4>2h” (5)
を満たすようにすれば、蹴られをなくすことができる。
上記のように、レーザパルスL2、L3に段差S2、S3、S4をつけた状態で、回折格子1を軸12の回りに時計(矢印1−1)方向に回転させ(回折格子1は、入射角変更手段を兼ねている)、入射角θ0を回折効率が最大になる例えば、72°にする。すると、レーザパルスL2は、矢印A2方向に移動し、レーザパルスL3は、矢印B1方向に移動し、図5Aに示すように、反射鏡4によるレーザパルスL2の蹴られが始まる。しかし、レーザパルスL2が往路と復路で2αR4隔ててスプリットし、レーザパルスL3がその中間に位置するので、反射鏡4の高さ2h”を(5)式を満たすようにすることで、図5Bに示すように、蹴られをなくすことができる。
なお、本実施形態の圧縮装置では、回折格子1の上流に入射面回転手段2を用いているが、2の入射面回転手段を省いて、回折格子1を軸12と直交し格子の刻まれた回折面と平行な軸の回りに、あおることができる機構をつけてもよい。
(実施例1)
図6は、本実施例のレーザパルス圧縮装置を用いた超短パルスレーザ装置の構成図である。20は、チャープ短光パルス光源で、モードロックファイバーレーザー201と、ファイバー伸張器202からなる。30は、パルスを間引くための光変調器、31は前置増幅器、32は主増幅器、であり、それぞれがファイバーで連結されている。33は、ファイバーの端部に連結されたコリメータで、ファイバーからの出射光をコリメートする。34は、コリメータから出射されるレーザパルスを圧縮する本実施例の圧縮装置である。
図7と図8は、図6の圧縮装置34及び圧縮装置34の入出力光学系の平面図と斜視図である。本実施例の圧縮装置34は、実施形態2の圧縮装置(図4)の入射面回転手段2を入射面回転手段2’にした以外は、実施形態2と同じである。
入射面回転手段2’は、定盤面330から垂直に立ち上がるL字状プレート25’と、反射鏡21’が固定されたプレート26’を備え、プレート26’は、L字状プレート25’に図示しないスプリングで付勢され、3点支持されている。3点のうち1点は固定点で、残り2点はねじ24’の先端である。2本のねじ24’を出し入れすることで、反射鏡21’をy軸に平行な軸2’−1、z軸と平行な軸2’−2の回りにあおることができる。
回折格子1は、格子ピッチ1200本/mmのホログラフィックグレーティングで、図10に示す回折効率特性を有している。
反射鏡21’、コーナーミラー3’、反射鏡4’、光路折り曲げミラー27、及び出力取り出しミラー28は、全て誘電体多層膜ミラーで、反射率99%であり、図7においては反射面が紙面に垂直な面である。
回折格子1とコーナーミラー3’の間隔が180mm、回折格子1と反射鏡4’の間隔が120mmであり、回折格子1のO1-1からD’−D’線までの光路長R3=120mmである。D’−D’線からO’3-1までの光路長が40mm、O’3-1からO’3-2までの光路長が25mmであるので、D’−D’線→O’3-1→O’3-2→O1-2→反射鏡4’までの光路長R4=365mmである。
回折格子1に入射するレーザパルスL1の上向きのあおり角αを0.78°にすると、(4)式から
αR4=(0.78/180)π×365mm=5mm
であることがわかる。したがって、レーザパルスL2の往路と復路の断面パターンが10mm隔ててスプリットすることが予想される。また、D’−D’線断面でのレーザパルスL2、L3の断面パターンが、事前の観測から上下(y’)方向に短軸をもち、左右(x’)方向に長軸をもつ楕円状であり、短軸が約2mm、長軸が約15mmであった。そこで、回折格子1へのレーザパルスL1の入射角θ0を小さくしても反射鏡4’によるレーザパルスL2の蹴られがないようにするためには、反射鏡4’の上下(y’)方向の幅を、レーザパルスL3の断面パターンより大きく、スプリットするレーザパターンL2の間隔より小さくする必要があり、反射鏡4’の上下方向の大きさ(2h”)を5mmとした。
次に、本実施例の圧縮装置の動作及び動作結果を説明する。まず、入射面回転手段2’のねじ24’を調節して、上向きのあおり角αを0.78°にし、回折格子1に上向きに0.78°あおられた(あおり角α=0.78°の)レーザパルスL1が入射されるようにする。次に、回折格子1を軸12の回りに回転させ、レーザパルスL1の入射角θ0を72°に調節する。次に、コリメータホルダ331に図6のコリメータ33をマウントしてコリメートされたレーザパルスを光路折り曲げミラー27を介して圧縮装置34に入射させることで、出力取り出しミラー28から圧縮されたレーザパルスが出射される。
光路折り曲げ曲げミラー27に入射されるレーザパルスは、伸張器202で伸張され、光変調器30でパルスが間引かれ、増幅器31、32で増幅され、コリメータ33でコリメートされ、次のような特性を持っていた。すなわち、中心波長:1558.0nm、スペクトルバンド幅:9.8nm、パルス幅:250ps、繰り返し周波数:153kHz、平均パワー:712mW、ビーム径:2mmのレーザパルスを光路折り曲げミラー27に入射させたところ、次のような結果が得られた。
図9は、図7のD’−D’線断面図で、これは、D’−D’線断面にIR可視化プレートを置いてレーザパルスL2、L3の断面パターンを可視化してスケッチしたものである。レーザパルスL2の往路と復路の断面パターンは、約10mmの間隔を隔てて上下方向にスプリットし、レーザパルスL3が丁度その中間に位置することが確認された。さらに、レーザパルスL2とL3の左右方向の間隔が約10mmしかないが、反射鏡4’の高さ方向の幅が5mmであるため、反射鏡4’によるレーザパルスL2の蹴られがなかった。
本実施例では、反射鏡4’の高さ方向の幅が5mmであり、レーザパルスL2の往路と復路の光軸を結ぶ方向のレーザパルスのビーム幅(2mm)を基準にすると、その2.5倍になっていることがわかる。この反射鏡4’の高さ方向の幅は、前記ビーム幅の1倍まですることができる。1倍にするとレーザパルスL2の干渉や蹴られはなくなるが、反射すべきレーザパルスL3をすべて反射させるためには調整に長時間を要する。一方、反射鏡4’の高さ方向の幅を大きくすると、調整は簡単になるが蹴られや干渉が避けられなくなる。したがって、反射鏡4’の高さ方向の幅は、レーザパルスL2の往路と復路の光軸を結ぶ方向のレーザパルスのビーム幅を基準にすると、3倍以下、好ましくは2.5倍以下である。
出力取り出しミラー28から取り出されるレーザパルスをパワーメータ、スペアナ、オッシロスコープ等で測定解析した結果、中心波長:1558.0nm、スペクトルバンド幅:8.8nm、パルス幅:905fs、繰り返し周波数:153kHz、平均パワー:535mW、であった。
上記動作結果から、本実施例の圧縮装置の透過率は75%(535/712=0.75)であることがわかる。この高透過率は、以下のようにすることで回折格子1へのレーザパルスの入射角を回折効率が最大になる入射角にすることができ、達成されたものである。すなわち、回折格子1へ入射するレーザパルスに入射面回転手段2’であおりをつけることで、反射鏡4’の近傍を通過するレーザパルスL2を上下方向にスプリットさせ、反射鏡4’の上下方向の幅をスプリット間隔以下にすることで、反射鏡4’によるレーザパルスL2の蹴られをなくすることで、達成された。なお、透過率75%は、本実施例の場合、反射率99%の誘電体多層膜ミラーを9回反射し、回折効率95%の回折格子で4回回折されるので、
(0.99)9×(0.95)4=0.75
であり、計算と一致した。
回折格子1へあおり角をつけて入射させることの圧縮性能への影響を調べた。すなわち、あおり角度が、上記のように0.8°の場合と、0°(あおりなし)の場合で、圧縮後のパルス幅に違いがあるかを調べたところ、違いが見られなかった。なお、この結果は、回折格子への入射角θ0が72°では、あおり角度が0°のとき駆られが発生するので、入射角θ0を蹴られの発生しない、85°にして行われたものである。
本発明のレーザパルス圧縮装置及び方法は、加工用レーザ光源、通信用レーザ光源、計測・制御用レーザ光源等に適用され、産業上の利用可能性が極めて高いものである。
本発明の実施形態1に係るレーザパルス圧縮装置の構成図である。 図1の回折格子に様々な方向から入射するレーザパルスがどの方向に反射回折されるかを説明する3次元表示の図である。 図1のD1−D1線断面図である。 本発明の実施形態2に係るレーザパルス圧縮装置の構成図である。 図4のD2−D2線断面図である。 実施例1のレーザパルス圧縮装置を用いた超短パルスレーザ装置の構成図である。 実施例1の圧縮装置及びその入出力光学系の平面図である。 実施例1の圧縮装置及びその入出力光学系の斜視図である。 図7のD’−D’線断面図である。 回折格子の回折効率と入射角の関係を示すグラフである。 従来のレーザパルス圧縮装置の構成図である。 別の従来のレーザパルス圧縮装置の構成図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・回折格子(入射角変更手段)
1、3・・・・・・・・・・回折格子対
2、2’・・・・・・・・・入射面回転手段(入射手段)
4、4’・・・・・・・・・反射鏡
3’・・・・・・・・・・・再帰反射手段

Claims (5)

  1. 回折格子対と、
    前記回折格子対の一方の回折格子に該回折格子の法線を含み該回折格子の格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを入射させる入射手段と、
    前記回折格子対内を通過してくる前記レーザパルスを反射して該回折格子対内に再び入射するように配置された反射鏡と、
    を備えることを特徴とするレーザパルス圧縮装置。
  2. 回折格子と、
    前記回折格子に該回折格子の法線を含み該回折格子の格子と直交する入射面と所定の角度をなす入射面もつレーザパルスを入射させる入射手段と、
    前記回折格子及び前記再帰反射手段を通過してくる前記レーザパルスを反射して該回折格子及び該再帰反射手段に再び戻すように配置された反射鏡と、
    を備えることを特徴とするレーザパルス圧縮装置。
  3. 前記回折格子と前記再帰反射手段との間で往復する前記レーザパルスのうち前記反射鏡に最も近い前記レーザパルスの往路と復路の光軸を結ぶ方向の前記反射鏡の幅は、前記往路と前記復路の光軸を結ぶ最短距離から前記光軸を結ぶ方向の前記レーザパルスのビーム幅を引いた値より小さいことを特徴とする請求項2に記載のレーザパルス圧縮装置。
  4. さらに、前記回折格子に入射される前記レーザパルスの該回折格子の法線を含み該回折格子の格子と直交する面内での入射角を変更する入射角変更手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレーザパルス圧縮装置。
  5. 前記反射鏡は、前記入射されるレーザパルスの断面形状と略等しい大きさであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレーザパルス圧縮装置。
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