JP2007109488A - 電磁継電器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両端を接極部とする鉄心6の胴部にコイルボビン5を介して電磁コイル7を巻装した固定子4と、支点形のアーマチュア8と、固定接触子2およびバネ復帰形の可動接触子3を組み付けた上で前記固定子4を載置支持する絶縁基板1と、アーマチュア8の吸着動作に連動して可動接極子3を駆動する絶縁物製の作動片9と、ケースカバーとの組立体からなる電磁継電器において、前記アーマチュア8を短冊形の磁性板として固定子鉄心に対し、絶縁基板1と反対側の上方に配置した上で、固定子鉄心の両端接極部にはアーマチュア8の板面と対向する平坦な接極面を形成するとともに、前記固定接触子2及び可動接触子3の接点と前記電磁コイル7とを絶縁基板1に設けた絶縁隔壁により隔離する。
【選択図】図1
Description
次に、特許文献1に開示されている電磁継電器の組立構造を図6,図7に示す。各図において、1は固定接触子2,バネ復帰形の可動接触子3を組み付けた絶縁基板、4は、鉄心6にコイルボビン5を介して電磁コイル7を巻装した操作用電磁石の固定子、8はアーマチュア(可動鉄心)、9はアーマチュア8に結合して可動接触子3を操作する絶縁物製の作動片、10はケースカバーである。
ここで、前記の可動接触子3は板バネの接触子片に接点を設けたもので、固定接触子2と接点を向かい合わせに対峙させて絶縁基板1に装着し、その端子リード2a,3aを絶縁基板1の裏面側に引き出している。
一方、アーマチュア8は前記鉄心6と上下逆向きの門形磁性板で、その両端から上向きに延在する脚部を固定子鉄心6の接極部6a,6bの側方に対峙させている。また、アーマチュア8は磁性板の一端(右端側)から下方に突き出した突起部8cをヒンジ軸として絶縁基板1に形成したヒンジ軸穴1aに嵌入して回動支点とし、他端側(左側端)から下方に突き出した突起部8bを絶縁基板1に形成した受溝1bに遊嵌してアーマチュアの回動範囲を規制するようにしている。さらに、アーマチュア8の胴部には絶縁物製の作動片9を結合し、該作動片9の端面を絶縁基板1に組み付けた可動接触子3の板バネ接触子片に当接させている。
この状態から外部信号を与えて電磁コイル7を励磁すると、その電磁力でアーマチュア8が固定子鉄心6の接極部6a,6bに吸着され、これによりヒンジ軸8cを支点に回動したアーマチュア8が作動片9を介して可動接触子3の板バネ接触子片を撓ませるように押し込み、接点が閉成してONとなる。なお、電磁コイル7を消磁してアーマチュア8の吸着を解除すると、可動接触子3は板バネ接触子片が弾性復帰して固定接触子2から開極し、同時に作動片9を介してアーマチュア8を待機位置に押し戻す。
すなわち、使用電圧の高い回路に適用する電磁継電器では、安全性確保の面から定格使用電圧以上の高い絶縁耐力が要求される一方で、プリント板に搭載する電磁継電器の占有スペースをできるだけ小さくするためにも小形,コンパクト化が要求される。これに対して、先述した従来技術の組立構造では、操作用電磁石のアーマチュア8が固定子鉄心6の側方に配置され、かつその逆門形磁性板が絶縁基板1の上面近くまで延在し、この位置でアーマチュアの側面に取付けた絶縁物製の作動片9を介して可動接触子2の背面に対峙させている。このために、アーマチュア8と接点部との間、あるいは電磁コイルと接点部との間の絶縁距離が小さくなり、定格使用電圧の高い電磁継電器に対して要求される絶縁電圧を確保することが困難となる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は絶縁性向上と併せて、小形,コンパクト化、並びに操作力の増強化が図れるように改良した電磁継電器の組立構造を提供することを目的とする。
前記アーマチュアを短冊形の磁性板として固定子鉄心に対し、絶縁基板と反対側の上方に配置した上で、固定子鉄心の両端接極部にはアーマチュアの板面と対向する平坦な接極面を形成するとともに、前記固定接触子及び可動接触子の接点部と前記電磁コイルとを絶縁基板に設けた絶縁隔壁により隔離するようにする(請求項1)。
また、前記電磁継電器において、前記作動片の上半部に二股状の支持脚を形成するとともに、該作動片の下部先端に可動接触子を保持するスリットを設けるようにする(請求項2)、あるいは、前記電磁継電器において、前記可動接触子と固定接触子の端子リードを絶縁基板の底面から突出させるとともに、該絶縁基板の底面から突出した各端子リードを接着剤により絶縁基板に固定するようにする(請求項3)。
また、電磁石の磁路長についても、従来構造と比べて大幅に磁路を短縮することができ、これにより操作力の増強とともに動作時間を短縮して動作特性の改善が図れる。
図示実施例の組立構造において、操作用電磁石のアーマチュア8は短冊状の磁性板からなり、固定子4に対して絶縁基板1と反対側の上方位置に配置した上で、コイルボビン5の端部上面に立設したアーマチュア8の開離を防止する爪部を先端に有する2本のヒンジアーム5aの間にヒンジ側端(右端)を嵌入して該ヒンジ側端を支点としてアーマチュア8を固定子4に対して回動可能に係止保持し、この位置で固定子鉄心6の両端接極部6a,6bに対峙させている。
ここで、前記アーマチュア8の磁性体の左右側縁に形成したヒンジ側の係合溝8aと反ヒンジ側の係合溝8aは、アーマチュア8の長手方向に対して対称な位置に同じ凹形状として形成されており、アーマチュア8の長手方向の左右と板厚方向の上下が対称形状となっている。
上記のようなアーマチュアの形状とすることにより、従来の電磁継電器においては、組立時に常にアーマチュアの方向の識別が必要となるため、組立作業が面倒であるとともに組立設備が煩雑になっていたのに対して、本実施例では、アーマチュアの上下左右の向きを気にすることなく固定子鉄心4に組み込むことができるので、アーマチュアの組立が容易となる。
一方、絶縁基板1は上下面を絶縁物で覆った箱形構造になり、その上面には、可動接触子3及び固定接触子2の接点部と電磁コイル7とを隔離する絶縁隔壁1dを設けて、該絶縁隔壁1dにより接点部と電磁コイルを隔離するようにしている。前記絶縁基板1の底壁上には固定接触子2,および可動接触子3を側方から挿入し、該固定接触子2と可動接触子3を絶縁基板1に設けたスリットにそれぞれ圧入保持して上下向かい合わせに配置するとともに、その端子リード2a,3aを基板の下方に引き出しており、この絶縁基板1の上に前記した操作用電磁石の固定子組立体を積み重ねている。なお、可動接触子3は板バネの接触子片に接点を設け、固定接触子2の上側に配して固定接触子2から離間した位置に保持している。
なお、電磁継電器の組立作業は、前記アーマチュア8、固定子鉄心4、作動片9を前記絶縁基板1に対して一方向から組み付ければよく、電磁継電器の組立作業が容易に行える。
ここで、図1の組立構造から判るように、絶縁基板1に配した固定接触子2,可動接触子3の接点部に対して操作用電磁石の固定子4およびアーマチュア8は絶縁基板1の上面の絶縁隔壁を隔てて上方側に隔離されており、特にアーマチュア8は固定子4の上部側に配置した上で、二股形状の作動片(絶縁物製)9を介して可動接触子3との間を連繋するようにしている。これにより、図4に示した従来の組立構造と比べて接点部と電磁石組立体との間に大きな絶縁距離が確保され、それだけ電磁継電器の使用電圧に対する安全性が高くなる。また、操作用電磁石の鉄心磁路についても、固定子鉄心6と短冊状のアーマチュア8を経由する磁路長が短縮されて電磁石の磁気操作力が向上する。加えて継電器全体の外形サイズも従来構造と比べて薄形,コンパクトとなり、プリント板に搭載して使用する際の占有スペースが少なくて済む。
なお、作動片のその他の構成は、図2に示す作動片と同じであるため、同一符号を付してその説明を省略する。
図4における作動片9に可動接触子3を取り付けるには、図2に示す絶縁基板1に固定接触子2と可動接触子3を挿入して圧入保持した後、絶縁基板1の側面から、可動接触子3の板幅方向の両端に設けた凹部3bに合わせて作動片9のスリット9b-1を挿入して挟み込み、その後、作動片9を可動接触子3の端子リード3a側へスライドさせて固定する。
図5は、カバー10を被せた電磁継電器を絶縁基板1の底面側から見た斜視図である。図において、絶縁基板1の底面には固定接触子及び可動接触子の端子リード2a,3a、電磁コイルの端子リード7a,7bが突出している部分に接着剤21が塗布されている。各端子リードの突出部を接着剤21で封止することにより、各端子リードを絶縁基板への圧入による固定に加えて強固に固定できると共に、各端子リード側から電磁継電器内部への半田付け時のフラックスの浸入を確実に防止することができる。
なお、接着剤は、固定接触子及び可動接触子の端子リード2a,3aのみあるいは電磁コイルの端子リード7a,7bのみに塗布してもよいが、全ての端子リードに塗布することが望ましい。また、接着剤は、液状ではなく、各端子リードを除いて絶縁基板の底面に接するような固定形状のものを使用するようにしてもよい。
2 固定接触子
3 可動接触子
4 操作用電磁石の固定子
5 コイルボビン
5a ヒンジアーム
6 固定子鉄心
6-1,6-2 磁性板
6a,6b 接極部
7 電磁コイル
8 アーマチュア
8a 係合溝
9 作動片
9a 二股状の支持脚
10 ケースカバー
Claims (3)
- 両端を接極部とする鉄心の胴部にコイルボビンを介して電磁コイルを巻装した固定子と、前記鉄心の接極部に対峙して配置した支点形のアーマチュアと、固定接触子およびバネ復帰形の可動接触子を組み付け、かつその上に前記固定子を載置支持する絶縁基板と、アーマチュアの吸着動作に連動して可動接極子を駆動する絶縁物製の作動片と、ケースカバーとの組立体からなる電磁継電器において、
前記アーマチュアを短冊形の磁性板として固定子鉄心に対し絶縁基板と反対側の上方に配置した上で、固定子鉄心の両端接極部にはアーマチュアの板面と対向する平坦な接極面を形成するとともに、前記固定接触子及び可動接触子の接点と前記電磁コイルとを絶縁基板に設けた絶縁隔壁により隔離したことを特徴とする電磁継電器。 - 請求項1記載の電磁継電器において、前記作動片の上半部に二股状の支持脚を形成するとともに、該作動片の下部先端に可動接触子を保持するスリットを設けたことを特徴とする電磁継電器。
- 請求項1記載の電磁継電器において、前記可動接触子と固定接触子の端子リードを絶縁基板の底面から突出させるとともに、該絶縁基板の底面から突出した各端子リードを接着剤により絶縁基板に固定したことを特徴とする電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298296A JP2007109488A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005298296A JP2007109488A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007109488A true JP2007109488A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38035206
Family Applications (1)
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JP2005298296A Withdrawn JP2007109488A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 電磁継電器 |
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JP (1) | JP2007109488A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106298370A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-01-04 | 四川宏发电声有限公司 | 一种继电器推动卡结构及包含该推动卡的继电器 |
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2005
- 2005-10-13 JP JP2005298296A patent/JP2007109488A/ja not_active Withdrawn
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CN106298370A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-01-04 | 四川宏发电声有限公司 | 一种继电器推动卡结构及包含该推动卡的继电器 |
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