JP2007106537A - テーピング用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】側板への外圧によりキャリアテープが変形して電子部品が破損するのを防止できると共に、リール内部に塵埃が侵入して電子部品に付着するのを防止できるテーピング用リールを提供する。
【解決手段】複数の電子部品などを並べた状態で保持できるキャリアテープを巻き付けるためのコア3と、コア3を回転自在に支持すると共にキャリアテープが通り抜けるための開口部を除いてコア3に巻き付けられたキャリアテープ全体を隙間無く覆うカバー(側板1及び側板2)とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】複数の電子部品などを並べた状態で保持できるキャリアテープを巻き付けるためのコア3と、コア3を回転自在に支持すると共にキャリアテープが通り抜けるための開口部を除いてコア3に巻き付けられたキャリアテープ全体を隙間無く覆うカバー(側板1及び側板2)とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、キャリアテープが変形して電子部品が破損するのを防止すると共に、リール内部に塵埃が侵入して電子部品に付着するのを防止するテーピング用リールに関する。
電子部品の搬送用の包装材としてキャリアテープを用いたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。これは、プラスチック製のキャリアテープ上に所定の間隔で電子部品を並べ置き、このテープを2つの側板と、これらに挟まれた円柱状のコアとで一体的にプラスチックで構成したリールに巻き付けることで、電子部品の搬送や保管、あるいは、電子部品を基板に実装する組み立て工程における電子部品の自動供給を効率的に行えるようにしたものである。リールの構造としては、巻き付けたキャリアテープがずれないように、側板がコアの径より大きいサイズに設定され、側板にキャリアテープのガイドとしての機能が持たされている。側板は円形の平板である場合が多い。
特開平8−208124号公報
特開平11−100063号公報
しかしながら、従来例で示したリールは、側板の中央部をコアで支持しているだけなので、側板の外周側(円板の場合は径方向外側の部分)の強度が弱く、側板に外圧が加わった場合、側板の変形に伴ってキャリアテープが変形し、最悪の場合にはテープに収納された電子部品が破損する恐れが生じる。また、側板の外周側が完全に開放されている構造のため、電子部品の実装に悪影響を及ぼすゴミやホコリが侵入してキャリアテープのポケット孔(テープ送り用に等間隔に穿設された孔)を通るなどして電子部品の端子などに付着することで、電子部品実装後の基板の品質に悪影響が生じるという問題点が懸念されている。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、側板への外圧によりキャリアテープが変形して電子部品が破損するのを防止できると共に、リール内部に塵埃が侵入して電子部品に付着するのを防止できるテーピング用リールを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、上述した実情を考慮してなされたもので、側板への外圧によりキャリアテープが変形して電子部品が破損するのを防止できると共に、リール内部に塵埃が侵入して電子部品に付着するのを防止できるテーピング用リールを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の電子部品を保持するキャリアテープを巻き付けるためのコアと、前記コアを回転自在に支持すると共に前記キャリアテープが通り抜けるための開口部を除いて前記コアに巻き付けられた前記キャリアテープ全体を隙間無く覆うカバーとを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記カバーは、前記コアを挟んで対向するように位置する2つの側板と、両側板の中心部に設けられて前記コアを回転自在に支持するリブとで構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、前記コアと前記カバーの素材は導電性を有する樹脂である請求項1又は2に記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項4に記載の発明では、前記キャリアテープの巻き付け又は引き出しのときに前記キャリアテープに接触して転動する送りローラを前記開口部の近傍に設けた請求項1から3のいずれか一項に記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項5に記載の発明では、前記送りローラの素材は導電性を有する樹脂である請求項4記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項6に記載の発明では、エンドテープを前記コアに固定するためのエンドテープストッパを前記コアに備えた請求項1から5のいずれか一項に記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項7に記載の発明では、前記エンドテープストッパの素材は導電性を有する樹脂又はゴムである請求項6記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記カバーは、前記コアを挟んで対向するように位置する2つの側板と、両側板の中心部に設けられて前記コアを回転自在に支持するリブとで構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、前記コアと前記カバーの素材は導電性を有する樹脂である請求項1又は2に記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項4に記載の発明では、前記キャリアテープの巻き付け又は引き出しのときに前記キャリアテープに接触して転動する送りローラを前記開口部の近傍に設けた請求項1から3のいずれか一項に記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項5に記載の発明では、前記送りローラの素材は導電性を有する樹脂である請求項4記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項6に記載の発明では、エンドテープを前記コアに固定するためのエンドテープストッパを前記コアに備えた請求項1から5のいずれか一項に記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
請求項7に記載の発明では、前記エンドテープストッパの素材は導電性を有する樹脂又はゴムである請求項6記載のテーピング用リールを主要な特徴とする。
本発明によれば、キャリアテープが通り抜けるための開口部を除いてコアに巻き付けられたキャリアテープ全体を隙間無くカバーで覆う構造を採用しているので、外圧が加わってもカバーが変形するのを抑え、キャリアテープが変形して電子部品が破損するのを防止できると共に、カバー内部に塵埃が侵入するのを防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。図1(a)及び(b)は本発明を実施するための最良の形態であるテーピング用リールを両面側から見た場合の斜視図である。このテーピング用リールは円形の側板1と、円板の外周部に環状のリブ2dを一体形成した側板2と、小径且つ略円柱状のコア3とを有し、側板1と側板2とで構成される筐体(カバー)内にコア3を同心円状に配設した構造となっている。これらの部材はこの例ではPS、PET等の樹脂材料を高温に加熱して、射出、真空、押し型整形にて製造したものである。また、樹脂にはカーボン素材を練り込み、導電性を高めることで電子部品に対して静電気による悪影響が生じないようにしている。
図1のように、コア3の両側面には円形の凹部3aが形成されている。一方、側板1、側板2の中央付近には円形のリブ1a、リブ2aが夫々突出形成されている。リブ1a、リブ2aの径はコアの凹部3aの径よりも若干小さく設定されており、凹部3aにリブ1a、リブ2aを嵌めるようにして側板2と側板1を合わせることで、コア3が筐体内で回転自在に保持されるようになっている。また、側板1、側板2の外周縁に沿った面上には夫々ピン状の突起部1b、2bが設けられており、これらに中空の送りローラ4の一端と他端を嵌め込むことで送りローラ4が回転自在に保持されている。送りローラ4の素材は静電気の影響を考慮して導電性を高めた樹脂素材を用いている。側板1と側板2のリブ2dとの間に隙間は無く、側板2は4本のねじ5によって側板1に固定されている。また、側板1、側板2にはその中央に円形の孔1A、2Aが穿設されているが、これはコア3の回転を制御するための部材が通るためのものである。
コア3の外周面には樹脂製のキャリアテープ6が巻き付けられる(図2参照)。キャリアテープ6は電子部品7の搬送用の包装材であり、図2のように、複数の電子部品7を長手方向に並べて保持できるように断面を所定の形状(凹所6aを有した形状)に形成したものである。これを用いることにより、電子部品の搬送や保管、あるいは、電子部品を基板に実装する組み立て工程における電子部品の自動供給を効率的に行うことができる。キャリアテープ6は送りローラ4に掛けられており、キャリアテープ6の動きに伴って送りローラ4が回転することでキャリアテープ6の巻き取りや引き出しが滑らかに行えるようになっている。また、図3に示すように、リブ2dの送りローラ4の近傍には矩形の開口部2cが形成されており、キャリアテープ6の通り抜けが可能になっている。キャリアテープの終端部はエンドテープによりコア3の外周面に固定されている。
図1のように、コア3の両側面には円形の凹部3aが形成されている。一方、側板1、側板2の中央付近には円形のリブ1a、リブ2aが夫々突出形成されている。リブ1a、リブ2aの径はコアの凹部3aの径よりも若干小さく設定されており、凹部3aにリブ1a、リブ2aを嵌めるようにして側板2と側板1を合わせることで、コア3が筐体内で回転自在に保持されるようになっている。また、側板1、側板2の外周縁に沿った面上には夫々ピン状の突起部1b、2bが設けられており、これらに中空の送りローラ4の一端と他端を嵌め込むことで送りローラ4が回転自在に保持されている。送りローラ4の素材は静電気の影響を考慮して導電性を高めた樹脂素材を用いている。側板1と側板2のリブ2dとの間に隙間は無く、側板2は4本のねじ5によって側板1に固定されている。また、側板1、側板2にはその中央に円形の孔1A、2Aが穿設されているが、これはコア3の回転を制御するための部材が通るためのものである。
コア3の外周面には樹脂製のキャリアテープ6が巻き付けられる(図2参照)。キャリアテープ6は電子部品7の搬送用の包装材であり、図2のように、複数の電子部品7を長手方向に並べて保持できるように断面を所定の形状(凹所6aを有した形状)に形成したものである。これを用いることにより、電子部品の搬送や保管、あるいは、電子部品を基板に実装する組み立て工程における電子部品の自動供給を効率的に行うことができる。キャリアテープ6は送りローラ4に掛けられており、キャリアテープ6の動きに伴って送りローラ4が回転することでキャリアテープ6の巻き取りや引き出しが滑らかに行えるようになっている。また、図3に示すように、リブ2dの送りローラ4の近傍には矩形の開口部2cが形成されており、キャリアテープ6の通り抜けが可能になっている。キャリアテープの終端部はエンドテープによりコア3の外周面に固定されている。
図4は、エンドテープの着脱ができるようにコア3を構成した場合の斜視図である。同図に示すように、コア3の外周部にエンドテープストッパ8を嵌め込むための嵌め込み部3bが形成されている。エンドテープストッパ8の素材には静電気の影響を考慮して導電性ゴム素材あるいは導電性樹脂を用いている。エンドテープはPETやPVCシートを適当なサイズにカットして用いている。エンドテープの端部をエンドテープストッパ8と共に嵌め込み部3bに押し入れることで、図5のように、エンドテープをコア3に固定することができる。なお、図4のような嵌め込み部3bを構成した場合には、コア3の中心から嵌め込み部3bまでの距離を凹部3aの内径とし、この大きさに応じてリブ1a、リブ2aの外径を設定する必要がある。これに関する他の構成例として、コア3の中心から嵌め込み部3bまでの距離を内径とする円環状の新たなリブを凹部3a内に形成してもよい。
以上説明したように、本発明によるテーピング用リールでは、キャリアテープ6が通り抜けるための開口部2cを除いてコア3に巻き付けられたキャリアテープ6全体を隙間無くカバー(側板1及び側板2)で覆う構造を採用しているので、外圧が加わってもカバーが変形するのを抑え、キャリアテープ6が変形して電子部品7が破損するのを防止できると共に、カバー内部に塵埃が侵入するのを防止することができる。
以上説明したように、本発明によるテーピング用リールでは、キャリアテープ6が通り抜けるための開口部2cを除いてコア3に巻き付けられたキャリアテープ6全体を隙間無くカバー(側板1及び側板2)で覆う構造を採用しているので、外圧が加わってもカバーが変形するのを抑え、キャリアテープ6が変形して電子部品7が破損するのを防止できると共に、カバー内部に塵埃が侵入するのを防止することができる。
1、2 側板
1a、2a、2d リブ
1b、2b 突起部
2c 開口部
3 コア
3a 凹部
3b 嵌め込み部
4 送りローラ
5 ねじ
6 キャリアテープ
7 電子部品
8 エンドテープストッパ
1a、2a、2d リブ
1b、2b 突起部
2c 開口部
3 コア
3a 凹部
3b 嵌め込み部
4 送りローラ
5 ねじ
6 キャリアテープ
7 電子部品
8 エンドテープストッパ
Claims (7)
- 複数の電子部品を保持するキャリアテープを巻き付けるためのコアと、
前記コアを回転自在に支持すると共に前記キャリアテープが通り抜けるための開口部を除いて前記コアに巻き付けられた前記キャリアテープ全体を隙間無く覆うカバーとを備えたことを特徴とするテーピング用リール。 - 前記カバーは、前記コアを挟んで対向するように位置する2つの側板と、両側板の中心部に設けられて前記コアを回転自在に支持するリブとで構成されていることを特徴とする請求項1記載のテーピング用リール。
- 前記コアと前記カバーの素材は導電性を有する樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載のテーピング用リール。
- 前記キャリアテープの巻き付け又は引き出しのときに前記キャリアテープに接触して転動する送りローラを前記開口部の近傍に設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のテーピング用リール。
- 前記送りローラの素材は導電性を有する樹脂であることを特徴とする請求項4記載のテーピング用リール。
- 前記キャリアテープの終端部を支持するエンドテープを前記コアに固定するためのエンドテープストッパを前記コアに備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のテーピング用リール。
- 前記エンドテープストッパの素材は導電性を有する樹脂又はゴムであることを特徴とする請求項6記載のテーピング用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005298053A JP2007106537A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | テーピング用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005298053A JP2007106537A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | テーピング用リール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007106537A true JP2007106537A (ja) | 2007-04-26 |
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ID=38032706
Family Applications (1)
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JP2005298053A Pending JP2007106537A (ja) | 2005-10-12 | 2005-10-12 | テーピング用リール |
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JP (1) | JP2007106537A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022635A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd | テープフィーダ及び電子部品装着装置 |
-
2005
- 2005-10-12 JP JP2005298053A patent/JP2007106537A/ja active Pending
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