JP2007105198A - 吸収性物品 - Google Patents

Abstract

【課題】装着時における股下部の湾曲の影響を後方に与えないようにすることで、シワの発生が防止されると共に、股下部で吸収された体液が後方に移動し得る吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明のナプキン１は、液透過性の表面シート２、液不透過性の裏面シート３及び両シート間に介在された液保持性の吸収体４を具備し、実質的に縦長である。吸収体４は、前方吸収体４１と後方吸収体４２とから形成されており、前方吸収体４１は、その後部の両側部４１Ｂ，４１Ｂが、その中央部４１Ａより後方に延びており、後方吸収体４２は、その前部の中央部４２Ａが、その両側部４２Ｂ，４２Ｂより前方に延びており、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａと後方吸収体における前部の中央部４２Ａとが重なっている。
【選択図】図１

Description

本発明は、吸収性物品、特に生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に関する。

従来、使用者の排泄部からヒップ部までに亘って当接する生理用ナプキン等の吸収性物品が知られている。この種の吸収性物品は、排泄される体液の量が多い場合や、夜等の使用時間が長い場合に用いられている。吸収性物品の排泄部からヒップ部に亘る装着状態において、その長手方向の断面形状は、排泄部付近の股下部に当接している部分では比較的平坦であるが、ヒップ部と当接している部分では、ヒップ部に沿って使用者の肌へ向って凹に湾曲しており、このような身体の複雑な形状に、一枚の吸収性物品で密着して沿うことが求められている。また、使用者の股下部における幅方向の断面形状は、使用者の両太ももの付け根内側により左右から内側へ圧縮力を受け、使用者の肌へ向って凸に湾曲した形状を有している。このように、幅方向の断面形状が使用者の肌へ向って凸に湾曲している股下部の部分と、長手方向の断面形状が使用者の肌へ向って凹に湾曲しているヒップ部の部分との間では、吸収性物品が連続的に肌に沿うことが難しく、幅方向に延びるシワが生じ易くなっている。
このようなシワが生じると、吸収性物品の肌当接面と使用者の肌当接面との間に隙間が生じて、横漏れの原因となる場合もある。
また、長手方向において、前方部と後方部とに分離された構成を有する吸収性物品が提案されている。

例えば、特許文献１には、前方部と後方部とからなり、前方部の後端部及び後方部の前端部それぞれは、Ｖ字型の嵌合端を有しており、相補的に接合可能になされている吸収性物品が開示されている。

また、特許文献２には、吸収体の幅方向両側縁部にノッチが形成され、中央部のみが連続しており、ノッチが形成されている部位とノッチがない部位との剛性の違いによる可撓性の屈曲軸を有した吸収性物品が開示されている。

特開昭６３−２９０５６５号公報 特開平７−４４７号公報

特許文献１記載の吸収性物品は、その長手方向において、前方部と後方部とに分離されており、前述したシワは生じ難くなっているものの、前方部と後方部とは、完全に２つに分離した構成であるため、前方部で吸収した体液の後方部への移動が不十分となり、後方部の吸収性能が十分に発揮できないおそれがある。
また、前方部及び後方部それぞれは、非肌当接面側に設けられている接着部により下着等の内側に固定して使用されるようになっているものの、吸収性物品としての一体性は、Ｖ字型の嵌合端同士の接合により与えられるもののみである。そのため、例えば、前方部における非肌当接面側の下着等との接着部が外れた場合には、前方部の装着位置がずれ、排泄された体液が正しく吸収されないおそれも考えられる。

特許文献２記載の吸収性物品は、その製品側縁部にノッチが施され、前述したシワにつついても生じ難くはなっているものの、中央部で連続した吸収体構造のため、ノッチによる隙間が装着時に埋まらず、吸収体での液の拡散を阻害し、充分な吸収性能を発揮できない構造となっている。また、ノッチ部分では液が溜まり易くなるため、吸収性物品の端部から液がモレ易くなってしまう。

従って、本発明の目的は、装着時における股下部の湾曲の影響を後方に与えないようにすることで、シワの発生が防止されると共に、股下部で吸収された体液が後方に移動し得る吸収性物品を提供することにある。

本発明は、表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、実質的に縦長の吸収性物品であって、前記吸収体は、前方吸収体と後方吸収体とから形成されており、該前方吸収体は、その後部の両側部が、その中央部より後方に延びており、前記後方吸収体は、その前部の中央部が、その両側部より前方に延びており、前記前方吸収体における後部の中央部と前記後方吸収体における前部の中央部とが重なっている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。

本発明の吸収性物品によれば、装着時における股下部の湾曲の影響を後方に与えないようにすることで、シワの発生が防止されると共に、股下部で吸収された体液が後方に移動し得る。

以下、本発明の吸収性物品の好ましい本実施形態について、図１〜図５を参照しながら説明する。

本実施形態の吸収性物品１は生理用ナプキンであって、図１〜図３に示すように、液透過性の表面シート２、液不透過性の裏面シート３及び両シート間に介在された液保持性の吸収体４を具備し、実質的に縦長である。
また、本実施形態のナプキン１における吸収体４は、図１に示すように、前方吸収体４１と後方吸収体４２とから形成されており、前方吸収体４１は、その後部の両側部４１Ｂ，４１Ｂが、その中央部４１Ａより後方に延びており、後方吸収体４２は、その前部の中央部４２Ａが、その両側部４２Ｂ，４２Ｂより前方に延びており、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａと後方吸収体４２における前部の中央部４２Ａとが重なっている。

本実施形態のナプキン１における吸収体４について、更に説明すると、前方吸収体４１は、図１に示すように、ナプキン１を長手方向に前方部Ａ、該長手方向中央領域である排泄部対向部Ｂ（使用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向領域を幅方向中央に有する部分）及び後方部Ｃ（使用者のヒップ部に対向配置される部分）に区分した際の前方部Ａから排泄部対向部Ｂにかけて配されており、後方吸収体４２は、排泄部対向部Ｂから後方部Ｃに配されている。
前方吸収体４１における後部の両側部４１Ｂ，４１Ｂと、後方吸収体４２における前部の両側部４２Ｂ，４２Ｂとの境は、使用者のヒップ部の前側付近に当接する。

前方吸収体４１の幅は、その長手方向において略一定である。前方吸収体４１の後部及び前部の平面形状は、図１に示すように、前方に凸に湾曲している。
後方吸収体４２の前部の平面形状は、図１に示すように、その中央部４２Ａが前方に凸に大きく延出しており、凸部４３が形成されている。凸部４３は、前方に向け漸次幅が狭くなり、先細りとなっている。後方吸収体４２において、凸部４３を除いた部分は、ナプキン1の後方部Ｃに位置しており、その幅は、前方吸収体４１の幅と略同じである。後方吸収体４２の後部の平面形状は、後方に凸に湾曲している。

吸収体４を平面視した場合、前方吸収体４１と後方吸収体４２との間には、凸部４３の両側それぞれに、図１に示すように、空隙部４４が設けられている。
ナプキン１の装着時には、吸収体４が、使用者の肌に沿って長手方向に湾曲する。この時、前方吸収体４１の後端と後方吸収体４２の前端とが接するように接触し、一対の空隙部４４，４４がほぼ消失するように、一対の空隙部４４，４４それぞれの大きさ及び形状で設けられていることが、吸収体４にシワが生じさせない上で好ましい。また、ナプキン１の装着時には、一対の空隙部４４，４４がほぼ消失するので、ナプキン1の吸収性が損なわれないようになされている。
さらに、ナプキン１を個包装する場合においても、空隙部４４の位置でナプキン１を長手方向に折畳むと加工性が良好であり、装着時に表面シート２のシワの発生が抑えられるようになり、後方側部のモレを防ぐことができる。

後方吸収体４２における前部の中央部４２Ａにおける凸部４３は、図２及び図３に示すように、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａの下側に重なっており、吸収体４には、中高部が形成されている。本実施形態において、ナプキン１の排泄部対向部Ｂの略全長に亘って、後方吸収体４２の凸部４３が前方吸収体４１と重なっている。
本実施形態のナプキン１は、２つの分離した前方吸収体４１と後方吸収体４２とから形成されているが、前方吸収体４１が排泄部対抗部Ｂにおいて吸収した体液は、凸部４３を通って、後方吸収体４２へ移動するので、後方吸収体４２の吸収性能が十分に活用されるようになされている。

前方吸収体４１及び後方吸収体４２それぞれは、裏面シート３と部分的に接合されている。具体的には、図４に示すように、前方吸収体４１と裏面シート３とは、該前方吸収体４１における長手方向の両側部でスパイラル塗工したホットメルト接着剤７，７により接着されている。尚、前方吸収体４１と裏面シート３とは、前方吸収体４１の前後端部では接着されていない。
後方吸収体４２と裏面シート３とは、該後方吸収体４２における幅方向の中央部で同様に接着されている。凸部４３は裏面シート３と接着されており、後方吸収体４２の後端部は、裏面シート３と接着されていない

このように前方吸収体４１は、その長手方向の両側部が裏面シート３と接着されていて且つ中央部は裏面シート３と接着されていないので、ナプキン１の装着時に、使用者の股下部において、前方吸収体４１の幅方向の断面形状が、使用者の肌側へ向って、凸に湾曲し易くなされており、肌との密着性が高められている。
また、後方吸収体４２は、その幅方向の中央部が裏面シート３と接着されていて且つその長手方向の両側部は裏面シート３と接着されていないので、ナプキン１の装着時に、使用者のヒップ部に沿って、後方吸収体４２の長手方向の断面形状が、使用者の肌側へ向って、凹に湾曲し易くなされており、肌との密着性が高められている。
吸収体４は、その前方吸収体４１と後方吸収体４２とが、裏面シート３を介して接着されており且つ両吸収体４１，４２の重なり部分を有しているので、部材としての一体性を有している。

また、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａと後方吸収体４２における前部の中央部４２Ａにおける凸部４３とは接合されていないので、ナプキン１の装着時に、使用者の股下部において、前方吸収体４１の幅方向の断面形状が、使用者の肌側へ向って、凸に湾曲した形状に更になり易くなされている。
後方吸収体４２が、使用者の肌側へ向って凹に湾曲する際には、その凸部４３と前方吸収体４１との間に、すべりが若干生じるが、前方吸収体４１と凸部４３とは接合されていないことは、該すべりが妨げられない上で好ましい。その結果、吸収体４にシワが生じないようになされている。

前方吸収体４１及び後方吸収体４２それぞれと表面シート２とは、図１及び図２に示すように、ヒートシールによるエンボス溝５で部分的に接合されており、エンボス溝５は、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａと後方吸収体４２における前部の中央部４２Ａとの重なっている部分を囲むように設けられている。エンボス溝５は、全体形状が閉じた略長楕円形の環状であり、ナプキン１の長手方向に、前方部Ａから後方部Ｃに亘って設けられている。エンボス溝５における長手方向の両側部は、ナプキン１の幅方向外側に凸に湾曲している部分が３つ連なった形状を有している。
前方吸収体４１及び後方吸収体４２それぞれは、表面シート２とエンボス溝５により接合されているので、幅方向にずれないようになされている。また、前方吸収体４１と後方吸収体４２とは、表面シート２を介して接合されており、吸収体４としての一体性が更に高められている。

本実施形態のナプキン１について、更にまた説明すると、表面シート２及び裏面シート３それぞれは、図１に示すように、平面視において略楕円形状である。表面シート２の長手方向の両側部それぞれは、図３に示すように、吸収体４の両側縁から延出し、裏面シート３との間に巻き下げられ、裏面シート３と接合されている。
表面シート２及び裏面シート３の長手方向の両端部それぞれは、図１及び図２に示すように、吸収体４の長手方向の両端縁から延出し、ヒートシール等の公知の接合法により接合されている。
一対のウイング部６、６は、図１に示すように、裏面シート３が、表面シート２の両側縁から延出して形成されている。また、裏面シート３及び一対のウイング部６、６の外面には、ナプキン１を使用者のショーツ等に固定するためのズレ止め材が塗布されている。該ズレ止め材は、剥離紙によって被覆されており、使用時まで保護されている。

本実施形態のナプキン１における前方吸収体４１の長さは、160〜250ｍｍであることが好ましく、195〜215ｍｍであることが特に好ましい。また、後方吸収体４２の長さは、130〜270ｍｍであることが好ましく、235〜255ｍｍであることが特に好ましい。
前方吸収体４１の後部において、前方の凸に湾曲している部分の前端と後端との間の長さＬ１（図１参照）を、ナプキン１の長手方向に沿って測った距離は、30〜70ｍｍであることが好ましく、40〜60ｍｍであることが特に好ましい。
また、後方吸収体４２において、その凸部４３の長さＬ２（図１参照）について、該凸部４３の基部から先端までをナプキン１の長手方向に沿って測った距離は、70〜140ｍｍであることが好ましく、110〜130ｍｍであることが特に好ましい。本実施形態において、凸部４３の基部は、後方吸収体４２における前部の中央部４２Ａにおいて、エンボス溝５の内側の部分である。また、凸部４３の基部の幅Ｗ（図１参照）を、ナプキン１の幅方向に沿って測った距離は、10〜40ｍｍであることが好ましく、20〜30ｍｍであることが特に好ましい。
更に、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａと後方吸収体４２の凸部４３との重なっている部分の長さＬ３（図１参照）を、ナプキン１の長手方向に沿って測った距離は、40〜100ｍｍであることが好ましく、80〜100ｍｍであることが特に好ましい。尚、後方吸収体の重なり部分においては、ピンエンボス処理のような部分的な圧密化処理を施した方が、吸収体の毛管力と剛性を高めることができ、ナプキン１の吸収性と身体との密着性が高まる観点から好ましい。

本実施形態のナプキン１を構成する部材について説明すると、吸収体４を形成している前方吸収体４１及び後方吸収体４２それぞれの形成材料としては、従来の吸収性物品等において用いられている各種のパルプ材料を用いることができるが、特に針葉樹パルプ、化学処理された合成パルプ、セルローストウのような長繊維が好ましい。また、吸収体４の形成材料として、パルプ材料の他に、高分子吸収ポリマー、ポリエステルやポリプロピレン製の合成繊維、熱融着性繊維、レーヨンを用いることもできる。吸収体４の形成材料として、パルプ材料及びその他の前記材料を混合して用いることも好ましい。
前方吸収体４１を形成しているパルプ材料と、後方吸収体４２を形成しているパルプ材料とは異なっていても良い。例えば、前方吸収体４１がパルプ系繊維から形成されており、後方吸収体４２が合成繊維から形成されていることは、吸収体４の前方では吸収性を重視し且つ後方ではフィット性を重視する上で好ましい。
また、前方吸収体４１及び後方吸収体４２それぞれは、台紙等でくるまれて一体的になっているか又は合成繊維を混合して一体性が高められていることが好ましい。

本実施形態のナプキン１の装着状態において、吸収体４の長手方向の形状は、図５に示すように、排泄部対向部Ｂの前端部から前方部Ａにかけては、使用者の肌へ向って凹に湾曲し、排泄部対向部Ｂの中央部は比較的平坦であり、排泄部対向部Ｂの後端部から後方部Ｃにかけては、使用者の肌へ向って大きく凹に湾曲している。
吸収体４は、排泄部対向部Ｂ付近の使用者の股下部において、使用者の両太ももの付け根内側により左右から幅方向内側へ圧縮力を受け、その幅方向の断面形状は、使用者の肌へ向って凸に湾曲した形状を有している。仮に、吸収体が１つの部材から形成されていると、股下部における前記凸に湾曲した形状が、ヒップ部における前記凹に湾曲した形状が形成されることを阻害し、股下部に当接している部分とヒップ部に当接している部分との間に幅方向に延びるシワが生じる。
このように、吸収体が１つの部材から形成されていると、該吸収体を使用者の肌の３次元的な形状に密着して沿わすには限界があり、シワが生ずる。そこで、本実施形態では、吸収体４を前後に２分割し、前方吸収体４１の前記凸に湾曲した影響を後方吸収体４２へ伝えなくさせると共に、分割部分を軸として、吸収体４に優れた可撓性が与えられている。また、前方吸収体４１及び後方吸収体４２それぞれは、吸収体のしなりを利用して、身体の曲率にフィットし、肌に密着して当接できるようになされている。

前述した本実施形態のナプキン１によれば、吸収体４が前方吸収体４１と後方吸収体４２とから形成されていることにより、ナプキン１の装着時に、吸収体４にシワが生じないようになされており、防漏性が高められている。
また、前方吸収体４１で吸収した体液は、該前方吸収体４１と後方吸収体４２の凸部４３との重なっている部分と通して、該後方吸収体４２に移動するので、優れた吸収保持性を有している。

次に第２実施形態のナプキン１を、図６を参照しながら説明する。第２実施形態について、特に説明しない点については、第１実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図６において、図１〜図５と同じ部材に同じ符号を付してある。

本発明の好ましい第２実施形態のナプキン１において、前方吸収体４１における後部の中央部４１Ａと後方吸収体４２における前部の中央部４２Ａとの重なっている部分は、図６に示すように、前実施形態よりも少なくなっている。その他の構成については、前実施形態と同様である。
本実施形態のナプキン１において、後方吸収体４２の前部における凸部４３の長さは、前実施形態よりも短くなっており、使用者の身体への密着性の上で好ましい。
本実施形態のナプキン１は、例えば、排泄される体液の量が比較的多くない場合等に好ましく用いられる。

前述した本実施形態のナプキン１によれば、前述した実施形態と同様な効果が得られる。また、前方吸収体４１と後方吸収体４２との重なっている部分が少ないため、装着時における股下部の湾曲の影響を後方に与えにくいことで、シワの発生が抑制されるという効果がある。
尚、前述した本発明の吸収性物品には、おむつは含まれない。

本発明の吸収性物品であるナプキンは、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンであっても良いが、女性用の失禁パッド等であっても良い。
前述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。

図１は、本発明の吸収性物品の第１実施形態を示す一部破断平面図である。 図２は、図１のＸ−Ｘ線断面図である。 図３は、図１のＹ−Ｙ線断面図である。 図４は、第１実施形態の吸収性物品における吸収体と裏面シートとの接着部を示す一部破断平面図である。 図５は、第１実施形態の吸収性物品の装着時における吸収体の湾曲状態を示す斜視図である。 図６は、本発明の吸収性物品の第２実施形態を示す一部破断平面図である。

符号の説明

１ 生理用ナプキン（吸収性物品）
２ 表面シート
３ 裏面シート
４ 吸収体
４１ 前方吸収体
４１Ａ 後端部における幅方向の中央部
４１Ｂ 後端部における幅方向の両端部
４２ 後方吸収体
４２Ａ 前端部における幅方向の中央部
４２Ｂ 前端部における幅方向の両端部
４４ 空隙部
４３ 凸部
５ エンボス溝
６ ウイング部
７ ホットメルト接着剤
Ａ 前方部
Ｂ 排泄部対向部
Ｃ 後方部

Claims (6)

1. 表面シート、裏面シート及び両シート間に介在された吸収体を具備し、実質的に縦長の吸収性物品であって、
   前記吸収体は、前方吸収体と後方吸収体とから形成されており、
   前記前方吸収体は、その後部の両側部が、その中央部より後方に延びており、
   前記後方吸収体は、その前部の中央部が、その両側部より前方に延びており、
   前記前方吸収体における後部の中央部と前記後方吸収体における前部の中央部とが重なっている吸収性物品。
2. 前記後方吸収体における前部の中央部は、前記前方吸収体における後部の中央部の下側に重なっている請求項１記載の吸収性物品。
3. 前記前方吸収体及び前記後方吸収体それぞれは、前記裏面シートと部分的に接合されている請求項１又は２記載の吸収性物品。
4. 前記前方吸収体と前記裏面シートとは、該前方吸収体における長手方向の両側部で接合されており、
   前記後方吸収体と前記裏面シートとは、該後方吸収体における幅方向の中央部で接合されている請求項３記載の吸収性物品。
5. 前記前方吸収体における後部の中央部と前記後方吸収体における前部の中央部とは接合されていない請求項３又は４記載の吸収性物品。
6. 前記前方吸収体及び前記後方吸収体それぞれと前記表面シートとは、エンボス溝で部分的に接合されており、
   前記エンボス溝は、前記前方吸収体における後部の中央部と前記後方吸収体における前部の中央部との重なっている部分を囲むように設けられている請求項１〜５の何れかに記載の吸収性物品。
   
   

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