JP2007105007A - SNPs判別法 - Google Patents

SNPs判別法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007105007A
JP2007105007A JP2005301491A JP2005301491A JP2007105007A JP 2007105007 A JP2007105007 A JP 2007105007A JP 2005301491 A JP2005301491 A JP 2005301491A JP 2005301491 A JP2005301491 A JP 2005301491A JP 2007105007 A JP2007105007 A JP 2007105007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dna
group
snps
adduct
discriminating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005301491A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Iketani
生一郎 池谷
Yoshio Hayashi
美穂 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005301491A priority Critical patent/JP2007105007A/ja
Publication of JP2007105007A publication Critical patent/JP2007105007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

【課題】 DNAを分離分析するDNA解析法において、電気泳動速度を遅延させる対象である目的DNA毎に流路を用意しなくても1つの流路内で複数の部位から抽出したDNA断片のSNPs判別が可能となるSNPs判別法を提供する。
【解決手段】 DNA群を流路内で電気泳動させ、このDNA郡中のDNA断片を分離分析するときに、1つの流路内で複数の部位から抽出したDNA断片を部位によって分離し、さらに、DNAコンジュゲート群によってSNPs分離を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DNAを分離分析するDNA解析法に関し、特に複数のDNAのSNPs判別に好適なSNPs判別法に関する。
近年、分子生物学の急速な進展によって、様々な疾患において遺伝子の関与がかなり正確に理解されるようになり、遺伝子をターゲットにした医療に注目が集まるようになってきている。
DNAに関しては、現在SNPs(single nucleotide polymorphismの略で「1塩基多型」と一般に訳されており、遺伝子における1暗号(1塩基)の違いの総称である。)が注目されている。その理由としては、SNPsの分類により、多くの疾患に対する罹患率や各個人の薬剤に対する効果や感受性を予測でき、さらには、地球上に親子兄弟といえども全く同じSNPsを持つ人間は絶対に存在しないことから個人の完全な特定ができると考えられているからである。
前記SNPsを調べる方法として、アフィニティリガンドキャピラリー電気泳動によってDNAを分離する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
前記アフィニティリガンドキャピラリー電気泳動は、塩基配列を特異的に認識するアフィニティリガンドとして、被検体DNAの塩基配列と相補的関係にある1本鎖をキャピラリー壁面に固定し、該キャピラリーに固定されたアフィニティリガンドと被検体DNAとが相互作用して、該被検体DNAが前記キャピラリーに吸着されることを利用し、前記被検体DNAを検出するものである。しかしこの方法だと、前記アフィニティリガンドと前記被検体DNAとの相互作用がキャピラリー(流路)の壁面近傍に限られてしまうという問題があった。
これを解決するため、前記SNPsを調べる一つの方法として、前記アフィニティリガンドをキャピラリー内で擬似的に固定する方法を開発し、その方法を利用して被検体DNAを分離する遺伝子診断装置と遺伝子診断方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
以下、図10〜図13を用いて従来方法について説明する。図10は、特許文献2に記載のキャピラリー電気泳動装置の構成を示す図であり、図11は、キャピラリー電気泳動装置のキャピラリー内の状態図であり、図12は、従来におけるDNA群とDNAコンジュゲートとの関係を示す図である。
図10に示すように、キャピラリー電気泳動装置100は、それぞれに正電極133,負電極134を配置した第1容器131と第2容器132との間を、リニアポリマーとDNA結合制御剤とを含む緩衝液23を充たしたキャピラリー130で連絡している。そして、図11に示すように、このキャピラリー130の緩衝液23の中に、図12に示す前記DNA群200に含まれ、電気泳動速度を遅延させる対象である目的DNAに対し水素結合可能な塩基配列212(以下、「DNAプローブ」と称す。)と、電気泳動時にほとんど泳動しないリニアポリマーなど電気非泳動物質211とを結合してなるDNAコンジュゲート210を充填した後、続いて被検体であるDNA群200を充填する。
その後、両電極133,134間に可変電源部135により電圧を印加して、キャピラリー130内の被検体であるDNA群を電気泳動させ、該DNA群に含まれる前記目的DNAをキャピラリー(流路)内でDNAコンジュゲートと水素結合させることでキャピラリー(流路)内に擬似的に固定し、該DNA群中から目的DNAを分離する。
ここで、図12を用いて、アフィニティリガンドをキャピラリー内で擬似的に固定する方法についてより詳細に説明する。
DNAには、二重鎖を形成するものと一重鎖を形成するものとが存在するが、DNAのもつアデニン(A),チミン(T),シトシン(C),グアニン(G)4つの塩基は互いにAとT、GとCが結合し易くなっており、DNAの二重鎖においてもA−T,G−Cで対をなしている。
従って、一方のDNAが5’−ATCGCGT−3’と配列されている場合、他方のDNAは3’−TAGCGCA−5’という塩基配列をもっている。
DNA群を分離するDNAコンジュゲートは、前述したようなDNAの相補的関係を利用するために、該DNAコンジュゲートのDNA部分に、DNA群に含まれる目的DNAと相補的関係をもつDNA配列を与えている。例えば、目的DNAがミュータントDNAであるとし、該ミュータントDNAのDNA配列が5’−ATCCGT−3’を含み、一方、前記DNA群に含まれるワイルドDNAが5’−ATCCGT−3’を含む場合、下線で示した部分でミュータントDNAとワイルドDNAの塩基が異なっている。
このとき、DNAコンジュゲート210のDNAプローブ212の配列を3’−TAGCGCA−5’とすると、ワイルドDNAは下線部においてDNAコンジュゲート210のDNAプローブ212と相補的ではなくなる。これにより、DNAコンジュゲートと結合したDNA群のうち、ミュータントDNAの方がワイルドDNAより該DNA群との全体の結合力が大きくなり、電気泳動時にミュータントDNAの方がワイルドDNAより遅延して泳動される。
前記DNA群は、血液などから細胞を破砕してDNAを抽出し、PCR(Polymerase Chain Reaction)などによって目的のDNA配列を含む部分を増幅して作製する。このとき、増幅する部分の塩基数と塩基配列パターンに応じて、DNAコンジュゲートの塩基数が決定されるが、PCRなどで増幅する目的のDNAの塩基数は、約30億塩基対あるといわれるヒト・ゲノムDNA中に、同じDNA配列が存在しないと確率的に考えられる個数は50個程度である。
DNAコンジュゲート210の作製は、電気非泳動物質211が例えばアクリルアミドで作られたリニアポリマーの場合、前記目的DNAの配列と相補的配列をもつDNAプローブ212の5’末端をビニル化して、アクリルアミドモノマーに所定の比率で混入し、さらに、重合開始剤である過硫酸アンモニウムと重合剤であるテトラ・エチレン・ジアミンを混ぜて、2時間振動させて作製する。
また、DNAコンジュゲートは、DNA群との相補的な水素結合による結合力によって、分離性能が決定づけられるため、前記DNAコンジュゲートのDNAプローブ212の塩基配列長さ、あるいは配列パターンによって、該DNAプローブとDNA群との結合力が異なる。
具体的に述べると、前述したようにDNAの4つの塩基は、アデニン(A)−チミン(T)、グアニン(G)−シトシン(C)で対となるが、アデニン(A)とチミン(T)の場合は2個の水素結合で結合され(図13(a)参照)、グアニン(G)とシトシン(C)の場合は3個の水素結合で結合されている(図13(b)参照)。
従って、DNAプローブ212の塩基配列の長さが同じであっても、DNA群と前記DNAプローブとの結合力は、被検体であるDNA群の配列パターンによって異なってくる。例えば、相補的な結合部分であるDNAプローブ212の塩基配列が6個の場合、水素結合が最低12個(すべてA−Tの場合)から最高18個(すべてC−Gの場合)まで存在することとなり、相補的な結合部分の塩基配列の長さが同じであっても、その結合力はかなり異なる。
そこで、DNA群に含まれ、電気泳動速度を遅延させる対象である目的DNAと、該目的DNAと相補的な配列をもつDNAプローブとの結合力を適当なものにするため、該目的DNAの塩基配列に応じて、DNAコンジュゲートを作製する際に、緩衝液に含有する結合制御剤の量や、リニアポリマーの粘度を調整しておく。
ここで、前記結合制御剤は量が多いほど、また前記リニアポリマーは粘度が高いほど、DNA群がDNAコンジュゲート内を通過するスピードが遅くなり、DNA群とDNAコンジュゲートとの結合力は増加する。
次に、電気泳動装置のキャピラリーに、緩衝液と作製されたDNAコンジュゲートを充填し、DNA群をキャピラリーの一端に注入して電気泳動で第2容器132から第1容器131へ移動させることにより、DNAコンジュゲートをキャピラリー内に擬似的に固定でき、DNAコンジュゲートと被検体DNAとの相互作用が、キャピラリーの壁面近傍に限らず該キャピラリー内で作用し、該相互作用によりDNAコンジュゲートと結合したDNA群の移動速度差からDNA群を前記ワイルドDNAと前記ミュータントDNAとに分離する。
特開平7−311198号公報 特開2002−340859号公報
しかしながら、前記従来の方法では、1つの流路で同時に複数種類のDNAをSNPs判別しようとすると、電気泳動装置の検出部で同時に複数種類のDNA断片が検出され、どの検出波形がどのDNA断片か特定できなかった。
さらに、電気泳動時の電圧、測定温度、緩衝液に含有する結合制御剤の量、リニアポリマーの粘度などのパラメータ(DNAコンジュゲートとDNA断片の結合力に左右するパラメータ。以下分離パラメータと呼ぶ。)をDNAコンジュゲートの種類ごとに調節出来なくなる為、分離パラメータがDNA断片とDNAコンジュゲートの最適な分離条件に合わず、判別できなかった。
そのため、1つの流路で1種類のDNA断片しかSNPs判別することが出来ず、同時に複数種類のDNA断片をSNPs判別する場合はDNA断片の種類だけ流路が必要になっていた。
そのため、検出部が流路の数だけ必要になり、装置の構成上煩雑になっていた。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、複数の部位から抽出したDNA断片を同時にSNPs判別する際に、DNA断片の種類ごとに流路を用意しなくても、1つの流路で複数種類のDNA断片をSNPs判別できるSNPs判別法を提供することを目的とする。
ここで、DNA断片の種類は、DNA断片を抽出した部位の種類のことであり、
例えば、ATGGCとATCGCは共に第A染色体のB遺伝子を持つ部位から抽出したDNA断片で、塩基配列は1つ異なるが、抽出した部位が同じであるので、同一種類であると定義することにする。
前記課題を解決するために、本発明は、同一のプライマーによって少なくとも1生体から抽出したDNAをPCRにかけ増幅したDNA断片を1セットとし、前記DNA断片を2セット以上含むDNA群が流路を泳動するときに、前記DNA群に光を照射して前記DNA断片を判別するSNPs判別法において、
前記DNA群に含まれるDNA断片の分子量を1セットごとに異ならせる第1工程と、
前記第1工程において分子量を異ならせたDNA断片の1セットごとに対応するDNAプローブを有するDNAコンジュゲート群を含む緩衝液を前記流路に充填する第2工程と、
前記第1工程において分子量を異ならせたDNA断片を含むDNA群を前記第2工程において緩衝液が充填された流路において電気泳動させる第3工程と、を有してなる。
さらに、本発明は、前記DNAコンジュゲート群に含まれるDNAプローブが、6個以上12個以下の塩基で構成されてなる。
さらに、本発明は、前記第1工程において、前記DNA群に含まれるDNA断片の塩基長を変化させて前記DNA断片の分子量を異ならせてなる。
さらに、本発明は、前記第1工程において、前記DNA群に含まれるDNA断片に付加物を付加させて前記DNA断片の分子量を異ならせてなる。
さらに、本発明は、前記付加物が、ガラス、磁気ビーズ、蛍光物質の多量体、リニアポリマーのいずれかである。
さらに、本発明は、前記リニアポリマーが、アクリルアミドまたはポリエチレングリコールのいずれかである。
さらに、本発明は、前記付加物がマイナスの電荷を帯びており、該付加物の電荷量を該付加物の分子量で除算したものが、該付加物の結合先であるDNA断片の電荷量を該DNA断片の分子量で除算したものより大きい。
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、複数種類のDNA断片を1つの流路でSNPs判別することができ、従来にくらべ流路の数と検出部の数を節約することができるので、装置の構成を簡単にすることが可能になる。
また、従来までは、分子量によるふるいわけの技術、塩基配列によるふるいわけの技術が単独で行われていたが、請求項1に記載の発明によれば、二つの技術を足し合わせることにより、分子量によってDNA断片の種類ごとにDNA断片がふるいわけされ、さらに塩基配列(SNPs)によって同一の分子量のDNA断片がふるいわけされる。これにより、複数種類のDNA断片が検出部で重なることなくSNPs分離される。
また、請求項1に記載の発明によれば、マイナスに帯電した付加物を電気泳動させるDNA断片に結合させることによって、各DNA断片の電気泳動速度を調節することが出来る。
これにより、電荷量によってDNA断片の種類ごとにふるいわけされ、さらに塩基配列(SNPs)によって同一の分子量のDNA断片がふるいわけされる。これにより、複数種類のDNA断片が検出部で重なることなくSNPs分離される。
さらに、1流路内で同じ分離パラメータであっても、前記DNAコンジュゲート群のDNAプローブの種類ごとに6個の塩基から12個の塩基の範囲内で塩基長を調節することで、複数種類のDNA断片と複数種類のDNAプローブの結合力が最適なものとなる。
以下に、本発明のSNPs判別法の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
以下、図1〜図6を用いて、本実施例1のSNPs判別法について説明する。
本実施例のSNPs判別法は、種類の異なる2種類のDNAの塩基長を種類ごとに異ならせることで各種類のDNA断片の泳動速度を調節し、さらに同一種類のDNA断片をDNAコンジュゲートでSNPsによって分離するものである。
図1は本実施例1を行う手順を示す。図1の手順に従って、本実施例1の実施方法を説明する。
DNA群を作製するステップ1では、DNA群の作製を行う。ここで、本実施例1のDNA群16の作製手順を図2に示す。本願における被検体のDNA断片は、従来と同様、血液などから細胞を破砕してDNAを抽出し、PCRなどによってDNA断片の塩基配列を含む部分を増幅して作製される。また、前記PCR時に、前記被検体のDNA断片には、蛍光色素や別の標識となりうるタグが付加される。ただし、本実施例1は、モデル実験として行ったもので、被検体DNA断片は合成オリゴ品を用いている。
本実施例1では、DNAプローブ9との結合型DNA(図5中、DNA12)として、FITC−5’−CGGCTGGGGGCTGA−3’(14塩基)を、DNAプローブ9との非結合型DNA(図5中、DNA14)として、FITC−5’−CGGTTGGGGACTGA−3’(14塩基)を、DNAプローブ10との結合型DNA(図5中DNA13)として、FITC−5’−ACTGAATATAAACTTGTGGTAGTTGGAGCTGGTGGCGTAGGCAAGAGTGCCTTGACGATA−3’(60塩基)を、DNAプローブ10との非結合型DNA(図5中、DNA15)として、FITC−5’−ACTGAATATAAACTTGTGGTAGTTGGAGCTTGTGGCGTAGGCAAGAGTGCCTTGACGATA−3’(60塩基)を用いた。
ここで、本明細書のDNA断片の種類の定義においては、DNA12とDNA14はSNPs部分の塩基が異なる同一種類のDNA断片であり、DNA13とDNA15はSNPs部分の塩基が異なる同一種類のDNA断片となる。
DNAコンジュゲート群を作製するステップ2では、DNAコンジュゲート群の作製を行う。本実施例1におけるDNAコンジュゲート群10の作成手順は図3に、構成は図4に示す。図4において、本実施例1のDNAコンジュゲート群11は、電気非泳動物質7と、DNAプローブ9、電気非泳動物質8とDNAプローブ10からなり、該DNAプローブ9は、図5中のDNA12に含まれる特定の塩基配列と相補的な配列を有するものであり、該DNAプローブ10は、図5中のDNA13に含まれる特定の塩基配列と相補的な配列を有するものである。本実施例1においては、DNAプローブ9としてpolyAAm−5’−CCAGCC−3’を、DNAプローブ10としてpolyAAm−5’−ACCAGC−3’を用いた。
ここで、前記電気非泳動物質7、電気非泳動物質8は、電気泳動時のDNA群の電気泳動速度に対して無視できるほど遅い速度で電気泳動する物質で構成されている。本願でいう「DNA群の電気泳動速度に対して無視できるほど遅い速度で電気泳動する」とは、例えば内径が75μm、距離38センチメートルのキャピラリー内を電気泳動する場合、DNA群が8分で移動するのに対して、前記DNAコンジュゲート群11は60分以上で移動するというレベルを意味し、電気泳動時にほとんど泳動しないといえるものである。
前記電気非泳動物質は、電気泳動時にほとんど泳動しない物質であればよく、例えば、ポリマーやガラス、磁気ビーズなどが例として挙げられる。本実施例1では、前記電気非泳動物質7、電気非泳動物質8が、一般的に使用されるリニアポリマーである、アクリルアミドである場合を例に挙げて説明する。
前記DNAプローブ9とDNAプローブ10の塩基配列は、6塩基以上12塩基以下が良い。これは、これまでの実験から6塩基より少ないDNAプローブでは、被検体であるDNA断片の意図する箇所以外にも結合してしまうことが確認され、12塩基より多いDANプローブでは、被検体であるDNA断片との結合が強すぎて、DNAプローブと被検体であるDNA断片が結合したままになるということが確認されているからである。
次に、通常の測定温度、及び印加電圧の条件では、DNA群とDNAコンジュゲート群11とは緩衝液中で電気泳動しており、該緩衝液中には結合制御剤である塩化マグネシウムの陽イオンが含まれているため、DNA群16に含まれるDNA12、DNA13、DNA14、DNA15とDNAコンジュゲート群11のDNAプローブ9、DNAプローブ10は、前記塩化マグネシウム陽イオンに近づいて、相補的な関係の場合に結合するという性質を持っている。
従って、DNA群16に含まれるDNA断片の塩基配列に応じて、DNAプローブ9とDNAプローブ10の塩基配列の長さをそれぞれ制御することで、DNA12とDNAプローブ9、DNA13とDNAプローブ10の結合力をコントロールすることが可能となる。この結果、結合制御剤の量、リニアポリマーの粘度の量が流路内で一定であっても、DNA12をDNA14より、DNA13をDNA15より、SNPsによって遅延させることが可能となる。
具体的な制御としては、DNAプローブ9の塩基配列のGC含量やTM値(melting temperature)から、DNA12とDNAプローブ9との結合が強すぎると判断される場合は、DNAプローブ9の塩基配列を短くし、DNAプローブ10の塩基配列のGC含量やTM値から、DNA13とDNAプローブ10との結合力が強すぎると判断される場合は、DNAプローブ10の塩基配列を短くしたDNAコンジュゲート群11を作製する。
逆に、DNAプローブ9の塩基配列のGC含量やTM値からDNA12とDNAプローブ9との結合が弱すぎると判断される場合は、DNAプローブ9の塩基配列を長くし、DNAプローブ10の塩基配列のGC含量やTM値からDNA13とDNAプローブ10との結合力が弱すぎると判断される場合は、DNAプローブ10の塩基配列を長くしたDNAコンジュゲート群11を作製する。
電気非泳動物質7とDNAプローブ9、電気非泳動物質7とDNAプローブ10の結合は、例えば、前記電気非泳動物質がアクリルアミドで作られたリニアポリマーの場合は、DNAプローブ9、DNAプローブ10の5’末端をビニル化した後、該ビニル化したDNAプローブ9、DNAプローブ10を、アクリルアミドモノマーに所定の比率で混入し、前記DNAプローブ9、DNAプローブ10が混入されたアクリルアミドモノマーに、重合開始剤である過硫酸アンモニウムと、重合剤であるテトラ・エチレン・ジアミンとを混ぜて2時間振動させて結合させる。
以上のようにしてDNAコンジュゲート群11の作製を行う
次に、緩衝液作製後、緩衝液を密閉流路内に充填するステップ3では緩衝液23を作製し、作製した緩衝液23をキャピラリー電気泳動装置の密閉流路内に充填する。本実施例1で用いるキャピラリー電気泳動装置としては、図10を用いて既に説明した一般的なキャピラリー電気泳動装置100を用いる。
キャピラリー電気泳動装置100は、DNA群を分離するためのカラムであるキャピラリー130と、pHを特定の値に調整し、且つ緩衝作用を有し、さらに支持電解質も有している緩衝液23を保持する第1,第2の容器131,132と、前記キャピラリー130の両端に電圧を印加する陽電極133,陰電極134と、その両電極133,134に電圧を印加する可変電源部135と、DNA群に含まれる被検体のDNA断片を検出する検出部150と、前記可変電源部135の電圧印加、あるいは前記検出部150を制御する制御部140とで構成される。
そして、前記検出部150は、キャピラリー130内のDNA群に含まれる被検体のDNA断片に付加されている蛍光色素への励起光を発生するレーザー151と、前記蛍光色素の発光をみるために、光の量を制御するスリット152と、該スリット152を通過してきた光のうち励起光をカットするフィルター153と、該フィルター153を通過してきた光を検出するフォトマルチプライヤー154と、前記フォトマルチプライヤー154で検出された検出信号を電気的に増幅するプリアンプ155と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ156とを備える。
緩衝液23の作製は、図4に示すようにDNAプローブ9、DNAプローブ10が6塩基であるDNAコンジュゲート群11を、DNA濃度50μM、TB(トリスボーレート)バッファ50mM、塩化マグネシウム0.5μMを混合して調製する。そして、作製した緩衝液は、図11に示すような内径100μMの全長40センチメートルのキャピラリー130中に充填する。
DNA群を密閉流路の一端に注入するステップ4ではDNA群4を第2の容器132側の密閉流路の一端に注入する。詳しくは、図5に示すDNA12、DNA13、DNA14、DNA15をそれぞれDNA濃度1μMで混合して、前記キャピラリー130の端部に圧力0.5psiで10秒間注入する。
密閉流路の両極端に電圧を印加するステップ5では密閉流路の両極端に電圧を印加する。詳しくは、TB(トリスボーレート)バッファ50mM、塩化マグネシウム0.5μMに調整した緩衝液23に前記キャピラリー130の両端部を浸し、更に陽電極133,陰電極134を緩衝液23に浸す。
次に、可変電源部135より、印加電圧5kVを陽電極133と陰電極134間に印加して、測定温度25℃で、DNA群4を電気泳動させる。
DNA断片の移動度を検出するステップ6ではDNA断片の移動度を検出する。ここで、図5中のDNA12、DNA13、DNA14、DNA15には、FITCの蛍光色素が付加されているため、レーザー151より488nmの励起光を出力して、該DNA群に光を照射すると、520nmの蛍光を発する。
従って、スリット152で光量制御を行い、フィルター153で前記488nmの励起光をカットして、DNA12、DNA13、DNA14、DNA15から発生した520nmの蛍光をフォトマルチプライヤー154で検出し、プリアンプ155で増幅して、A/Dコンバータ156で信号をデジタル変換して制御部140に取り込めば、図6のような検出波形を得ることができる。
以上のように、本実施例1においては、DNA12、DNA14に対して、DNA13、DNA15の塩基長を長くすることでDNA13、DNA15の泳動速度をDNA12、DNA14より遅延させ、検出部で2種類のDNA断片が重なることなく検出される。
さらに、本実施例1において、DNAコンジュゲート群11に含まれるDNAプローブ9によってDNA12をDNA14より遅延させ、DNAコンジュゲート群11に含まれるDNAプローブ10によって、DNA13をDNA15より遅延させ、図6の検出波形を得ることが出来る。
本発明の実施例2においても、本発明の実施例1と同様に図1の手順で実施を行う。ここで、本発明の実施例1と異なるところは、DNA群を作製するステップ1のDNA群の作製である。図7に本発明の実施例2のDNA群16の作製手順を、図8に本発明の実施例2のDNA群の構成を示す。図8において、11、12、13、14は実施例1で用いたDNA12、DNA13、DNA14、DNA15であり、付加物21はDNA13に付加する付加物であり、付加物22はDNA15に付加する付加物で、分子量が同一のものである。
このように実施例1とはDNA13に付加物21、DNA15に付加物22を付加したところが異なる。前記付加物21、付加物22は、ガラス、磁気ビーズ、ポリエチレングリコール、アクリルアミド、蛍光物質の多量体、オリゴペプチドなど、DNA断片に付加することによって該DNA断片の移動度を変えるものであればよく、本実施例2では、前記付加物が蛍光物質の多量体である場合の例を示す。
ここで、DNA断片と結合させる一般的な傾向標識にはFITC,CY3,CY5などがあるが、本発明の実施例2においては、FITCを用いる。FITCの多量体を作製し、PCRでDNA13、DNA15を増幅させるために設計したプライマーへ前記FITCの多量体を結合させる手順は次のようになる。
三量体リジンを蒸留水に溶解させて0.36mMに調製し、これを220μL(79.2nmol)採取し、アルミホイルで遮光した容器に入れ、さらに、0.39Mトリエチルアミン水溶液を1μL(396nmol)添加し、穏やかに撹拌させる。
次に、FITCの末端をアミノ基で修飾したもの(以降、FITC−OSuと省略する)をDMSOに溶解させ、1.59mMに調製した溶液250μL(396nmol)、蒸留水で調製した0.1MのWSCを4μL(0.4μmol),蒸留水で調製した1MのN−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)を2μL(2μmol)添加し、3日間、室温で穏やかに撹拌させる。
反応後、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で精製し、FITC−OSuが4個結合したフラクションのみを採取し、移動相の溶液を留去して化合物Aを得る(収率53.6%)。
次に、化合物A97.6μg(39.6nmol)をDMSO:蒸留水=2:1の溶液300μLに溶解させ、蒸留水に溶解した1mMのSulfo−NHSを200μL(0.2μmol)、蒸留水で調製した0.1MのWSCを40μL(4μmol)それぞれ添加する。この溶液を、5´末端をアミノ基で修飾したPCRでDNA13、DNA15を増幅させるために設計したプライマー(20.8nmol)に滴下し、さらに0.39Mのトリエチルアミン水溶液を0.1μL(30.9nmol)添加し、3日間室温で撹拌させる。
反応後、HPLCで蛍光剤が結合したプローブを採取し、移動相の溶液を留去して目的物を得る(収率38.5%)。
DNAコンジュゲート群を作製するステップ2以下の手順は本発明の実施例1と同じになるので省略する。
以上のように本実施例2においては、DNA群に付加物を形成させることで、DNA断片の種類ごとに電気泳動速度を異ならせ、検出部で2つの種類のDNA断片の波形が重ならないようにすることが出来る。
さらに、本実施例2において、6塩基長のDNAプローブ9、DNAプローブ10を含むDNAコンジュゲート群11を1流路内に充填することにより、DNA12をDNA14より遅延させ、DNA13をDNA15より遅延させて、SNPs判別するのに最適な検出波形を得ることが出来る。
本発明の実施例3は、本発明の実施例2の別の実施例である。本発明の実施例3においては、付加物にマイナスの電荷を帯びたものを用いる。ここで、図9に本発明の実施例3のDNA群16の作製手順を、図8に本発明の実施例3のDNA群の構成を示す。図8において、11、12、13、14は実施例1で用いたDNA12、DNA13、DNA14、DNA15であり、20はDNA13に付加する付加物22はDNA15に付加する付加物で、電荷量が同一のものである。
前記付加物21、付加物22は、マイナスの電荷を持っており、電荷量を分子量で除算したものが、結合先であるDNAの電荷量を該DNAの分子量で除算したものより大きいものであればよく、本発明の実施例3においては付加物がオリゴペプチドである場合の例を示す。PCRでDNA13とDNA15を増幅させるためのプライマーと蛍光物質とオリゴペプチドの合成手順は次のようになる。
ポリ−L−セリン(1〜5kD)1mgをDMSO:蒸留水=1:1の溶液500μLに溶解させ、FITC−OSuを1mg(1.6μmol)、1MのNHS水溶液を8μL(8μmol)、WSC30mg(0.16mmol)を添加し、3日間、室温で穏やかに撹拌させる。反応後、GPCカラムで目的物のフラクションを採取し、移動相を濃縮させる。
蛍光剤を標識したオリゴペプチドは、再度蒸留水300μLで溶解させる。この溶液に1MのNHS水溶液を8μL(8μmol)、WSC30mg(0.16mmol)を添加し、5´末端をアミノ基で修飾したPCRでDNA13とDNA15を増幅させるためのプライマー(24.8nmol)へ加え、さらに0.39Mのトリエチルアミン水溶液を0.2μL(61.8nmol)添加し、5日間室温で穏やかに撹拌させる。反応後、GPCカラムで蛍光剤が結合したプローブを採取し、移動相の溶液を留去して目的物を得る。
DNAコンジュゲート群を作製するステップ2以下の手順は本発明の実施例1と同じになるので省略する。
以上のように本実施例3においては、DNA群にマイナスの電荷を持つ付加物を形成させることで、DNA断片の種類ごとに電気泳動速度を異ならせ、検出部で2つの種類のDNA断片の波形が重ならないようにすることが出来る。
さらに、本実施例3において、6塩基長のDNAプローブ9、DNAプローブ10を含むDNAコンジュゲート群11を1流路内に充填することにより、DNA12をDNA14より遅延させ、DNA13をDNA15より遅延させて、SNPs判別するのに最適な検出波形を得ることが出来る。
本発明SNPs判別法は、生体物質の状態を電気泳動で調査する際に、複数種類のDNA断片を1流路内で同時にSNPs判別することができ、SNPs判別の効率化、使用流路の節約を図るものとして有用である。
本発明の実施例1、実施例2、実施例3における処理手順を示すフローチャート 本発明の実施例1におけるDNA群16の作製手順を示すフローチャート 本発明の実施例1、実施例2、実施例3におけるDNAコンジュゲート群11の作製手順を示すフローチャート 本発明の実施例1、実施例2、実施例3におけるDNAコンジュゲート群11の構成を示す図 本発明の実施例1におけるDNAコンジュゲート群11とDNA群16との相関図 本発明の実施例1における検出波形を示す図 本発明の実施例2におけるDNA群16の作製手順を示すフローチャート 本発明の実施例2、実施例3におけるDNA群の構成を示す図 本発明の実施例3におけるDNA群16の作製手順を示すフローチャート 特許文献2に記載のキャピラリー電気泳動装置の構成を示す図 キャピラリー電気泳動装置のキャピラリー内の状態図 従来のDNAコンジュゲートにより、DNA群が分離される状態を示す図 チミンTとアデニンA(図(a))、シトシンCとグアニンG(図(b))の水素結合の状態を示す図
符号の説明
1 DNA群を作製するステップ
2 DNAコンジュゲート群を作製するステップ
3 緩衝液作製後、緩衝液を密閉流路内に充填するステップ
4 DNA群を密閉流路の一端に注入するステップ
5 密閉流路の両極端に電圧を印加するステップ
6 DNAの移動度を検出するステップ
7、8 電気非泳動物質
9、10 DNAプローブ
11 DNAコンジュゲート群
12、13、14、15 DNA
16 DNA群
17 14塩基非結合型DNA
18 14塩基結合型DNA
19 60塩基非結合型DNA
20 60塩基結合型DNA
21、22 付加物
23 緩衝液
100 キャピラリー電気泳動装置
130 キャピラリー
131 第1の容器
132 第2の容器
133 陽電極
134 陰電極
135 可変電源部
140 制御部
150 検出部
151 レーザー
152 スリット
153 フィルター
154 フォトマルチプライヤー
155 プリアンプ
156 A/Dコンバータ
200 DNA群
210 DNAコンジュゲート
211 電気非泳動物質
212 DNAプローブ

Claims (7)

  1. 同一のプライマーによって少なくとも1生体から抽出したDNAをPCRにかけ増幅したDNA断片を1セットとし、前記DNA断片を2セット以上含むDNA群が流路を泳動するときに、前記DNA群に光を照射して前記DNA断片を判別するSNPs判別法において、
    前記DNA群に含まれるDNA断片の分子量を1セットごとに異ならせる第1工程と、
    前記第1工程において分子量を異ならせたDNA断片の1セットごとに対応するDNAプローブを有するDNAコンジュゲート群を含む緩衝液を前記流路に充填する第2工程と、
    前記第1工程において分子量を異ならせたDNA断片を含むDNA群を、前記第2工程において緩衝液が充填された流路において電気泳動させる第3工程と、を有してなる、SNPs判別法。
  2. 前記DNAコンジュゲート群に含まれるDNAプローブが、6個以上12個以下の塩基で構成されてなる、請求項1に記載のSNPs判別法。
  3. 前記第1工程において、前記DNA群に含まれるDNA断片の塩基長を変化させて前記DNA断片の分子量を異ならせてなる、請求項1に記載のSNPs判別法。
  4. 前記第1工程において、前記DNA群に含まれるDNA断片に付加物を付加させて前記DNA断片の分子量を異ならせてなる、請求項1に記載のSNPs判別法。
  5. 前記付加物が、ガラス、磁気ビーズ、蛍光物質の多量体、リニアポリマーのいずれかである、請求項4に記載のSNPs判別法。
  6. 前記リニアポリマーが、アクリルアミドまたはポリエチレングリコールのいずれかである、請求項5に記載のSNPs判別法。
  7. 前記付加物がマイナスの電荷を帯びており、該付加物の電荷量を該付加物の分子量で除算したものが、該付加物の結合先であるDNA断片の電荷量を該DNA断片の分子量で除算したものより大きい、請求項4に記載のSNPs判別法。
JP2005301491A 2005-10-17 2005-10-17 SNPs判別法 Pending JP2007105007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005301491A JP2007105007A (ja) 2005-10-17 2005-10-17 SNPs判別法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005301491A JP2007105007A (ja) 2005-10-17 2005-10-17 SNPs判別法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007105007A true JP2007105007A (ja) 2007-04-26

Family

ID=38031364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005301491A Pending JP2007105007A (ja) 2005-10-17 2005-10-17 SNPs判別法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007105007A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219455A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Panasonic Corp 核酸解析方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009219455A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Panasonic Corp 核酸解析方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230014008A1 (en) Methods for improving spatial performance
Fan et al. Fluorescent analysis of bioactive molecules in single cells based on microfluidic chips
CN111372574A (zh) 单分散乳液的制备方法
ES2221841T3 (es) Dispositivos de purificacion bioquimica con sondas de captacion inmovilizadas y su utilizacion.
US10294516B2 (en) Enhanced probe binding
JP4230430B2 (ja) 被検体評価装置および被検体評価方法
KR20220097404A (ko) 미세유체 스크리닝을 위한 방법 및 시스템
JP4824386B2 (ja) Dna分離装置、dna分離方法、及びリガンドdna
JP3781687B2 (ja) 遺伝子診断装置及び遺伝子診断方法
US7517441B2 (en) Electrophoretic buffer
JP4659748B2 (ja) 複合体混合物中に溶解されたいくつかの分子ターゲットを分離し、および、または解析する装置
JP2007105007A (ja) SNPs判別法
JP2004191368A (ja) ターゲット分子の検出方法
JP3781689B2 (ja) 遺伝子診断装置及び遺伝子診断方法
Watanabe et al. Selective miR-21 detection technology based on photocrosslinkable artificial nucleic acid-modified magnetic particles and hybridization chain reaction
JP3781688B2 (ja) 遺伝子診断装置及び遺伝子診断方法
JP3781686B2 (ja) 遺伝子診断装置及び遺伝子診断方法
JP3783617B2 (ja) 遺伝子診断装置及び遺伝子診断方法
JP2009219455A (ja) 核酸解析方法
JP3926178B2 (ja) 蛋白質検出デバイス
JP2006158276A (ja) Dnaコンジュゲート、dnaコンジュゲートの作製方法、及びdna検出方法
JP4265256B2 (ja) 変異遺伝子分離用電気泳動装置
JP4090821B2 (ja) 遺伝子診断装置及び遺伝子診断方法
JP6158030B2 (ja) 分析装置
JP2006158275A (ja) Dnaコンジュゲート、及びdna検出方法