以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の記録装置は、第1に、動画像を第1の方式の第1の画像データに符号化する第1の符号化手段(例えば、図2のDVエンコーダ34−1)と、前記第1の画像データを記録する第1の記録手段(例えば、図2のHDD35)と、記録されている前記第1の画像データをコンポジット信号に変換する変換手段(例えば、図2の変換部39)と、前記コンポジット信号に所定の信号処理を適用する信号処理手段(例えば、図2の信号処理部40)と、前記信号処理が適用された前記コンポジット信号を基に、前記動画像を第2の方式の第2の画像データに符号化する第2の符号化手段(例えば、図2のAVCエンコーダ41)とを備える。
本発明の第1の側面の記録装置は、第2に、前記第2の画像データを記録する第2の記録手段(例えば、図2のHDD42)をさらに備える。
本発明の第1の側面の記録方法またはプログラムは、動画像を第1の方式の第1の画像データに符号化し(例えば、図4のステップS33)、前記第1の画像データの記録を制御し(例えば、図4のステップS34)、記録されている前記第1の画像データをコンポジット信号に変換し(例えば、図5のステップS52)、前記コンポジット信号に所定の信号処理を適用し(例えば、図5のステップS53)、前記信号処理が適用された前記コンポジット信号を基に、前記動画像を第2の方式の第2の画像データに符号化する(例えば、図5のステップS56)ステップを含む。
本発明の第2の側面の記録装置は、第1の動画像を第1の方式の第1の画像データに符号化する第1の符号化手段(例えば、図2のDVエンコーダ34−1)と、第2の動画像を前記第1の方式の第2の画像データに符号化する第2の符号化手段(例えば、図2のDVエンコーダ34−2)と、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを記録する第1の記録手段(例えば、図2のHDD35)と、記録されている前記第1の画像データまたは前記第2の画像データを基に、前記第1の動画像または前記第2の動画像を第2の方式の第3の画像データに符号化する第3の符号化手段(例えば、図2のAVCエンコーダ41)とを備える。
本発明の第2の側面の記録装置は、記録されている前記第1の画像データまたは前記第2の画像データをコンポジット信号に変換する変換手段(例えば、図2の変換部39)と、前記コンポジット信号に所定の信号処理を適用する信号処理手段(例えば、図2の信号処理部40)とをさらに設け、前記第3の符号化手段は、前記信号処理が適用された前記コンポジット信号によって、前記第1の動画像または前記第2の動画像を前記第2の方式の前記第3の画像データに符号化することができる。
本発明の第2の側面の記録装置は、前記第3の画像データを記録する第2の記録手段(例えば、図2のHDD42)をさらに設けることができる。
本発明の第2の側面の記録方法またはプログラムは、第1の動画像を第1の方式の第1の画像データに符号化し(例えば、図4のステップS33)、第2の動画像を前記第1の方式の第2の画像データに符号化し(例えば、図4のステップS37)、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データの記録を制御し(例えば、図4のステップS34およびステップS38)、記録されている前記第1の画像データまたは前記第2の画像データを基に、前記第1の動画像または前記第2の動画像を第2の方式の第3の画像データに符号化する(例えば、図5のステップS56)ステップを含む。
図2は、本発明の一実施の形態の記録装置の構成を示すブロック図である。記録装置は、チューナ31−1およびチューナ31−2、1次元Y/C分離部32−1乃至1次元Y/C分離部32−4、クロマデコーダ33−1乃至クロマデコーダ33−4、DV(Digital Video)エンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4、HDD35、ゴースト基準信号符号化部36−1およびゴースト基準信号符号化部36−2、入力ジャック37−1および入力ジャック37−2、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394インターフェース38、変換部39、信号処理部40、AVCエンコーダ41、HDD42、並びに制御部43から構成される。
なお、音声は、画像と共に処理するようにしても、画像とは別に処理するようにしてもよく、以下の説明において、音声についての説明は省略する。画像データは、音声のデータと多重化したものであっても、音声のデータを含まないものであってもよい。
チューナ31−1は、アナログの地上波を媒体とする放送を受信するチューナであって、所定のチャンネルの番組を受信して、受信した番組のコンポジット信号を1次元Y/C分離部32−1に供給する。1次元Y/C分離部32−1は、フィルタから構成され、周波数帯域によってコンポジット信号の成分を分離することで、コンポジット信号を輝度信号と色信号とに分離する。例えば、1次元Y/C分離部32−1は、コンポジット信号を、輝度信号と、I信号およびQ信号からなる色信号とに分離する。1次元Y/C分離部32−1は、分離して得られた輝度信号と色信号とをクロマデコーダ33−1に供給する。
なお、1次元Y/C分離部32−1は、分離した輝度信号と色信号とを再合成すると、元のコンポジット信号が得られるように、コンポジット信号を輝度信号と色信号とに分離する相補的(コンプリメンタリ)なフィルタとすることが好ましい。
クロマデコーダ33−1は、1次元Y/C分離部32−1から供給された輝度信号および色信号を基に、色信号を色差信号に復号する。例えば、クロマデコーダ33−1は、色差信号として、Cr信号およびCb信号を復号する。クロマデコーダ33−1は、輝度信号および色差信号をDVエンコーダ34−1に供給する。
DVエンコーダ34−1は、クロマデコーダ33−1から供給された輝度信号および色差信号をDV方式で符号化することで、DV方式の画像データを生成する。DVエンコーダ34−1は、符号化により得られたDV方式の画像データをHDD35に供給する。
HDD35は、DVエンコーダ34−1から供給されたDV方式の画像データを記録する。
ゴースト基準信号符号化部36−1は、チューナ31−1から出力されるコンポジット信号に含まれるゴースト基準信号(ゴーストリファレンス信号)を所定の方式で符号化して、符号化により得られたゴースト基準データをHDD35に供給する。例えば、ゴースト基準信号符号化部36−1は、垂直帰線期間に配置されているゴースト基準信号を所定の周波数で量子化することで、ゴースト基準信号を符号化する。
HDD35は、ゴースト基準信号符号化部36−1から供給されたゴースト基準データを記録する。
また、チューナ31−2は、チューナ31−1と同様に構成され、アナログの地上波を媒体とする放送を受信するチューナであって、所定のチャンネルの番組を受信して、受信した番組のコンポジット信号を1次元Y/C分離部32−2に供給する。なお、チューナ31−2は、チューナ31−1において受信する番組のチャンネルと異なるチャンネルの番組を受信するようにしても、チューナ31−1において受信する番組のチャンネルと同じチャンネルの番組、すなわち、同じ番組を受信するようにしてもよい。
1次元Y/C分離部32−2は、1次元Y/C分離部32−1と同様に構成され、コンポジット信号を輝度信号と色信号とに分離する。1次元Y/C分離部32−2は、分離して得られた輝度信号と色信号とをクロマデコーダ33−2に供給する。
クロマデコーダ33−2は、クロマデコーダ33−1と同様に構成され、1次元Y/C分離部32−2から供給された輝度信号および色信号を基に、色信号を色差信号に復号する。クロマデコーダ33−2は、輝度信号および色差信号をDVエンコーダ34−2に供給する。
DVエンコーダ34−2は、DVエンコーダ34−1と同様に構成され、クロマデコーダ33−2から供給された輝度信号および色差信号をDV方式で符号化することで、DV方式の画像データを生成する。DVエンコーダ34−2は、符号化により得られたDV方式の画像データをHDD35に供給する。
HDD35は、DVエンコーダ34−2から供給されたDV方式の画像データを記録する。
ゴースト基準信号符号化部36−2は、ゴースト基準信号符号化部36−1と同様に構成され、チューナ31−2から出力されるコンポジット信号に含まれるゴースト基準信号を所定の方式で符号化して、符号化により得られたゴースト基準データをHDD35に供給する。
HDD35は、ゴースト基準信号符号化部36−2から供給されたゴースト基準データを記録する。
入力ジャック37−1は、いわゆる、ピンジャックなどからなり、入力ジャック37−1には、一端のプラグが図示せぬ再生装置に接続されているケーブルの他の一端のプラグが接続される。入力ジャック37−1には、再生装置から供給されるコンポジット信号が入力されて、入力ジャック37−1に入力されたコンポジット信号は、1次元Y/C分離部32−3に供給される。
1次元Y/C分離部32−3は、1次元Y/C分離部32−1と同様に構成され、入力ジャック37−1を介して入力されたコンポジット信号を輝度信号と色信号とに分離する。1次元Y/C分離部32−3は、分離して得られた輝度信号と色信号とをクロマデコーダ33−3に供給する。
クロマデコーダ33−3は、クロマデコーダ33−1と同様に構成され、1次元Y/C分離部32−3から供給された輝度信号および色信号を基に、色信号を色差信号に復号する。クロマデコーダ33−3は、輝度信号および色差信号をDVエンコーダ34−3に供給する。
DVエンコーダ34−3は、DVエンコーダ34−1と同様に構成され、クロマデコーダ33−3から供給された輝度信号および色差信号をDV方式で符号化することで、DV方式の画像データを生成する。DVエンコーダ34−3は、符号化により得られたDV方式の画像データをHDD35に供給する。
HDD35は、DVエンコーダ34−3から供給されたDV方式の画像データを記録する。
また、入力ジャック37−2は、入力ジャック37−1と同様に構成され、入力ジャック37−2には、一端のプラグが図示せぬ再生装置に接続されているケーブルの他の一端のプラグが接続される。入力ジャック37−2には、再生装置から供給されるコンポジット信号が入力されて、入力ジャック37−2に入力されたコンポジット信号は、1次元Y/C分離部32−4に供給される。
1次元Y/C分離部32−4は、1次元Y/C分離部32−1と同様に構成され、入力ジャック37−2を介して入力されたコンポジット信号を輝度信号と色信号とに分離する。1次元Y/C分離部32−4は、分離して得られた輝度信号と色信号とをクロマデコーダ33−4に供給する。
クロマデコーダ33−4は、クロマデコーダ33−1と同様に構成され、1次元Y/C分離部32−4から供給された輝度信号および色信号を基に、色信号を色差信号に復号する。クロマデコーダ33−4は、輝度信号および色差信号をDVエンコーダ34−4に供給する。
DVエンコーダ34−4は、DVエンコーダ34−1と同様に構成され、クロマデコーダ33−4から供給された輝度信号および色差信号をDV方式で符号化することで、DV方式の画像データを生成する。DVエンコーダ34−4は、符号化により得られたDV方式の画像データをHDD35に供給する。
HDD35は、DVエンコーダ34−4から供給されたDV方式の画像データを記録する。
このように、DVエンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4のそれぞれは、動画像を、例えばDV方式である第1の方式の第1の画像データに符号化する。
なお、入力ジャック37−1または入力ジャック37−2に、通常の速度の画像を表示するコンポジット信号だけでなく、通常の速度より速い速度の画像を表示するためのコンポジット信号(例えば、毎秒60フィードの画像を2倍の速度で毎秒120フィールドの画像として表示するためのコンポジット信号)を入力するようにしてもよい。
この場合、例えば、通常の速度より速い速度の画像を表示するためのコンポジット信号のキャリアの周波数は、画像の速度に応じて高い周波数とされる。1次元Y/C分離部32−3および1次元Y/C分離部32−4並びにクロマデコーダ33−3およびクロマデコーダ33−4は、キャリアがより高い周波数とされたコンポジット信号を処理できるように構成される。さらに、DVエンコーダ34−3およびDVエンコーダ34−4は、通常の速度より速い速度の画像に応じた輝度信号および色差信号をDV方式で符号化できるように構成される。
IEEE1394インターフェース38は、IEEE1394の規格に準拠するように構成され、例えば、DV方式の画像データを記録するデジタルビデオに接続される。IEEE1394インターフェース38は、接続されているDV方式の画像データを記録するデジタルビデオから供給されてくるDV方式の画像データを取得して、取得したDV方式の画像データをHDD35に供給する。
HDD35は、IEEE1394インターフェース38から供給されたDV方式の画像データを記録する。
このように、HDD35には、DV方式の画像データが記録される。
チューナ31−1乃至DVエンコーダ34−1と、チューナ31−2乃至DVエンコーダ34−2とが独立して並列にHDD35にDV方式の画像データを供給するので、HDD35は、同時に放送されている2つの番組のDV方式の画像データをそれぞれ記録することができる。
また、入力ジャック37−1に入力されたコンポジット信号と、入力ジャック37−2に入力されたコンポジット信号とが、独立して並列にDV方式の画像データに変換されるので、HDD35は、同時に入力されたコンポジット信号から得られた画像データをそれぞれ記録することができる。
さらにまた、番組のDV方式の画像データと、外部から入力されたコンポジット信号から得られた画像データと、IEEE1394インターフェース38から供給されたDV方式の画像データとは、同時に、またそれぞれ独立にHDD35に記録されることになる。
以上のように、HDD35は、例えば、DV方式である第1の方式の第1の画像データを記録する。
なお、第1の画像データの符号化の第1の方式の一例として、DV方式をあげたが、これに限らず、第1の画像データの符号化の第1の方式は、処理量の小さい方式であればよい。例えば、MPEGイントラ符号化またはモーションJPEG(Joint Photographic Experts Group)などフレームで閉じた符号化方式を採用することができる。
HDD35は、記録されている画像データのいずれかを変換部39に供給する。
変換部39は、HDD35に記録されている、例えば、DV方式である第1の方式の第1の画像データをコンポジット信号に変換する。変換部39は、変換により得られたコンポジット信号を信号処理部40に供給する。
変換部39は、DVデコーダ51、Y/C複合部52、およびゴースト基準信号復号部53から構成される。
DVデコーダ51は、HDD35に記録されているDV方式の画像データを復号して、復号により得られた輝度信号および色差信号をY/C複合部52に供給する。ゴースト基準信号復号部53は、HDD35に記録されているゴースト基準データであって、DVデコーダ51において復号されている画像データに符号化されたコンポジット信号に含まれるゴースト基準信号を符号化したゴースト基準データを復号する。ゴースト基準信号復号部53は、復号により得られたゴースト基準信号をY/C複合部52に供給する。
Y/C複合部52は、DVデコーダ51から供給された輝度信号および色差信号、並びにゴースト基準信号復号部53から供給されたゴースト基準信号を複合することで、コンポジット信号を生成する。例えば、まず、Y/C複合部52は、DVデコーダ51から供給された輝度信号および色差信号から、色信号を生成する。Y/C複合部52は、生成した色信号でサブキャリアを変調することで色信号と輝度信号とを複合する。Y/C複合部52は、複合の結果得られた信号に、さらに、ゴースト基準信号を複合することで、コンポジット信号を生成する。
なお、DVデコーダ51が、輝度信号および色差信号から、色信号を生成し、輝度信号と色信号とをY/C複合部52に供給するようにしてもよい。
Y/C複合部52は、生成したコンポジット信号を信号処理部40に供給する。
このように、信号処理部40には、ゴースト基準信号を含むコンポジット信号が供給される。
信号処理部40は、コンポジット信号に所定の信号処理を適用する。信号処理部40は、信号処理の結果、コンポジット信号から得られた輝度信号および色差信号をAVCエンコーダ41に供給する。
信号処理部40は、ゴーストリデューサ54、3次元Y/C分離部55、およびクロマデコーダ56から構成される。
ゴーストリデューサ54は、変換部39から供給されたコンポジット信号に、ゴーストの成分を減衰させる信号処理を適用する。例えば、ゴーストリデューサ54は、コンポジット信号に含まれているゴースト基準信号を基準とした、ゴーストの成分を減衰させる信号処理をコンポジット信号に適用する。なお、ゴーストリデューサ54は、コンポジット信号にゴースト基準信号が含まれていない場合、輝度信号または色信号を基にした、ゴーストの成分を減衰させる信号処理をコンポジット信号に適用する。
ゴーストリデューサ54は、ゴーストの成分を減衰させたコンポジット信号を3次元Y/C分離部55に供給する。
3次元Y/C分離部55は、ゴーストリデューサ54から供給されたコンポジット信号について、画像の画面方向と時間方向とで差分を取ることにより、コンポジット信号を輝度信号と色信号とに分離する。例えば、3次元Y/C分離部55は、コンポジット信号を輝度信号と、I信号およびQ信号からなる色信号とに分離する。3次元Y/C分離部55は、分離して得られた輝度信号と色信号とをクロマデコーダ56に供給する。
クロマデコーダ56は、3次元Y/C分離部55から供給された輝度信号および色信号を基に、色信号を色差信号に復号する。例えば、クロマデコーダ56は、I信号およびQ信号からなる色信号を、Cr信号およびCb信号である色差信号に復号する。クロマデコーダ56は、輝度信号および色差信号をAVCエンコーダ41に供給する。
AVCエンコーダ41は、信号処理部40から供給された輝度信号および色差信号を、H.264/AVC(ITU-T Rec. H.264/ISO/IEC 14496-10 MPEG-4 Part10 Advanced Video Coding)方式で符号化して、H.264/AVC方式の画像データを生成する。すなわち、AVCエンコーダ41は、例えば、DV方式である第1の方式における符号化の処理量に比較して、符号化の処理量の大きい第2の方式で動画像を第2の動画像データに符号化する。AVCエンコーダ41は、生成したH.264/AVC方式の画像データをHDD42に供給する。
なお、H.264/AVC方式に限らず、MPEG2方式またはMPEG4方式など、他の方式で、信号処理部40から供給された輝度信号および色差信号を符号化するようにしてもよい。
HDD42は、AVCエンコーダ41から供給されたH.264/AVC方式の画像データを記録する。
制御部43は、記録装置全体を制御する。
このように、HDD35に画像データを供給する系統が複数設けられるのに対して、HDD35に記録された画像データを処理する系統は、1系統とされる。
図2の記録装置において、HDD35に記録された画像データを処理する系統は、1系統とされ、AVCエンコーダ41および3次元Y/C分離部55は、DVエンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4の数と無関係に、それぞれ1つだけ設けられる。
同様に、図2の記録装置において、比較的回路規模が大きいか、比較的処理量が大きいゴーストリデューサ54は、DVエンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4の数と無関係に、1つだけ設けられる。
DVエンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4のそれぞれの回路規模は、AVCエンコーダ41の回路規模に比較して、小さい。また、DVエンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4のそれぞれにおける処理量(演算量)は、AVCエンコーダ41における処理量に比較して、小さい。
1次元Y/C分離部32−1乃至1次元Y/C分離部32−4のそれぞれの回路規模は、3次元Y/C分離部55の回路規模に比較して、小さい。また、1次元Y/C分離部32−1乃至1次元Y/C分離部32−4のそれぞれにおける処理量(演算量)は、3次元Y/C分離部55における処理量に比較して、小さい。
このように、HDD35に画像データを供給する系統には、処理量が小さい(回路規模が小さい)処理が採用される。また、HDD35に記録された画像データを処理する系統には、処理量が大きい(回路規模が大きい)がより高性能な処理が採用される。
このようにすることで、HDD35に画像データを供給する系統の数を増やして、同時に記録できる画像データの数を増やしても、装置全体の処理量(回路規模)はそれほど大きくならない。HDD35に画像データを供給する系統の数に関わらず、HDD35に記録された画像データを処理する系統は、1系統とされるので、ここに処理量が大きい(回路規模が大きい)処理が採用されても、装置全体の処理量(回路規模)はそれほど大きくならない。
また、リアルタイムで放送される番組の画像データは一旦HDD35に記録され、さらに、HDD35に記録された画像データが処理されるので、例えば、リアルタイムで画像の処理を完結できないような(例えば、30分の画像に1時間の処理時間が必要とされるような)処理量の大きい信号処理または符号化の処理であっても、HDD35に記録された画像データを処理する系統に採用することができる。
例えば、HDD35に記録された画像データの符号化に、MPEGに比較して処理量の大きいH.264/AVC方式を採用することができる。
また、HDD35に記録された画像データの符号化において、処理時間の制約を考慮する必要がなくなるので、例えば、AVCエンコーダ41は、より高画質でより圧縮率の高い画像データを生成することができる。
以上のように、回路規模または処理量をそれほど大きくすることなく、同時に複数の画像を記録することができる。
また、図2の記録装置において、画素数またはピクチャなどが間引かれることはないので、画質が劣化することがない。
なお、HDD35が、AVCエンコーダ41から供給されたH.264/AVC方式の画像データを記録するようにしてもよい
また、HDD35またはHDD42に代えて、光ディスクおよびそのドライブなど、他の方式の記録媒体に画像データを記録するようにしてもよい。
なお、チューナ31−1またはチューナ31−2は、デジタルの地上波を媒体とする放送を受信するか、またはデジタルの衛星放送または衛星通信の電波を媒体とする放送を受信するか、ケーブルテレビなどのいわゆる有線放送を受信するようにしてもよい。
また、変換部39、信号処理部40、およびAVCエンコーダ41は、HDD35に記録されている画像データのうち、長期的に保存する画像データだけを処理するようにしてもよい。
なお、ゴースト基準信号符号化部36−1、ゴースト基準信号符号化部36−2、およびゴースト基準信号復号部53を省略するようにしてもよい。この場合、Y/C複合部52は、輝度信号および色信号のみを複合してコンポジット信号を生成し、ゴーストリデューサ54は、輝度信号または色信号を基にした、ゴーストの成分を減衰させる信号処理をこのコンポジット信号に適用する。
次に、図3のフローチャートを参照して、記録の処理を説明する。ステップS11において、チューナ31−1およびチューナ31−2、1次元Y/C分離部32−1乃至1次元Y/C分離部32−4、クロマデコーダ33−1乃至クロマデコーダ33−4、DVエンコーダ34−1乃至DVエンコーダ34−4、HDD35、並びにゴースト基準信号符号化部36−1およびゴースト基準信号符号化部36−2は、第1段階の記録の処理を実行する。第1段階の記録の処理の詳細は、後述する。
ステップS12において、制御部43は、HDD35の指定された領域に記録されている番組のデータ量、すなわち、画像データのデータ量が、予め決められた記録容量を超えたか否かを判定する。例えば、ステップS12において、制御部43は、HDD35の領域であって、1時間分、1日分、または1週間分の画像データをループ状(リングバッファ状)に記録する領域に記録された画像データのデータ量が、予め決められた記録容量を超えたか否かを判定する。
ステップS12において、HDD35の指定された領域に記録されている画像データのデータ量が、予め決められた記録容量を超えていないと判定された場合、ステップS11に戻り、第1段階の記録の処理が繰り返される。
ステップS12において、HDD35の指定された領域に記録されている画像データのデータ量が、予め決められた記録容量を超えたと判定された場合、ステップS13に進み、制御部43は、HDD35に画像データが記録されている番組の中から1つの番組を選択する。
ステップS14において、制御部43は、選択した番組は、保存が指定されている番組であるか否かを判定し、保存が指定されている番組であると判定された場合、ステップS15に進み、変換部39、信号処理部40、AVCエンコーダ41、およびHDD42は、第2段階の記録の処理を実行する。第2段階の記録の処理の詳細は、後述する。
例えば、ステップS14において、制御部43は、選択した番組についてのメタデータを参照して、選択した番組が、使用者の操作によって番組表から予約された番組である場合、使用者はその番組を重要視していると考えられるので、選択した番組は、保存が指定されている番組であると判定する。
一方、ステップS14において、保存が指定されている番組でないと判定された場合、ステップS16に進み、制御部43は、選択した番組をDVDに記録するか否かを判定し、DVDに記録すると判定された場合、ステップS15に進み、変換部39、信号処理部40、AVCエンコーダ41、およびHDD42は、第2段階の記録の処理を実行する。
なお、DVDに記録すると判定された番組の画像データは、第2段階の記録の処理において、MPEG2方式で符号化するのが好ましい。すなわち、所望の記録媒体に記録すると判定された場合には、第2段階の記録の処理において、その記録媒体に応じた方式で画像データを予め符号化するようにすれば、迅速に記録媒体に画像データを記録することができるようになる。
ステップS15の後、手続きは、ステップS18に進む。
ステップS16において、DVDに記録しないと判定された場合、ステップS17に進み、制御部43は、HDD35に、選択した番組の画像データを消去させて、ステップS18に進む。
ステップS18において、制御部43は、HDD35の指定された領域に記録されている総ての番組を処理したか否かを判定し、総ての番組を処理していないと判定された場合、ステップS13に戻り、次の番組を選択して、ステップS14乃至ステップS17の処理を繰り返す。
ステップS18において、総ての番組を処理したと判定された場合、ステップS11に戻り、第1段階の記録の処理が繰り返される。
なお、フローチャートで処理を説明する都合上、第1段階の記録の処理と第2段階の記録の処理とがあたかも直列に実行されるように説明したが、実際には、第1段階の記録の処理と第2段階の記録の処理とは並列に実行される。すなわち、ステップS11における第1段階の記録の処理の実行中に、ステップS12乃至ステップS18の処理が実行される。
図4は、図3のステップS11に対応する第1段階の記録の処理の詳細を説明するフローチャートである。ステップS31において、1次元Y/C分離部32−1は、チューナ31−1から供給された第1のコンポジット信号を輝度信号と色信号とに1次元で分離する。例えば、ステップS31において、1次元Y/C分離部32−1は、チューナ31−1から供給された第1のコンポジット信号を、周波数帯域によってコンポジット信号の成分に分離することで、輝度信号と、I信号およびQ信号からなる色信号とに分離する。1次元Y/C分離部32−1は、第1のコンポジット信号から分離した輝度信号と色信号とをクロマデコーダ33−1に供給する。
ステップS32において、クロマデコーダ33−1は、第1のコンポジット信号から分離された輝度信号と色信号とを基に、第1のコンポジット信号から分離された色信号を色差信号に復号する。例えば、ステップS32において、クロマデコーダ33−1は、復号により、色差信号として、Cr信号およびCb信号を得る。クロマデコーダ33−1は、第1のコンポジット信号から得られた輝度信号と色差信号とをDVエンコーダ34−1に供給する。
ステップS33において、DVエンコーダ34−1は、第1のコンポジット信号から得られた輝度信号と色差信号とをDV方式で符号化し、DV方式の画像データを生成する。DVエンコーダ34−1は、第1のコンポジット信号から生成された画像データをHDD35に供給する。
ステップS34において、HDD35は、第1のコンポジット信号から得られたDV方式の画像データを記録する。
なお、ステップS31乃至ステップS34の処理と並列して、ゴースト基準信号符号化部36−1において、チューナ31−1から出力される第1のコンポジット信号に含まれるゴースト基準信号が所定の方式で符号化され、符号化により得られたゴースト基準データがHDD35に記録される。
さらに、ステップS31乃至ステップS34に並列して、ステップS35乃至ステップS38が実行される。
ステップS35において、1次元Y/C分離部32−2は、ステップS31の処理と同様に、チューナ31−2から供給された第2のコンポジット信号を輝度信号と色信号とに1次元で分離する。1次元Y/C分離部32−2は、第2のコンポジット信号から分離した輝度信号と色信号とをクロマデコーダ33−2に供給する。
ステップS36において、クロマデコーダ33−2は、ステップS32の処理と同様に、第2のコンポジット信号から分離された輝度信号と色信号とを基に、第2のコンポジット信号から分離された色信号を色差信号に復号する。クロマデコーダ33−2は、第2のコンポジット信号から得られた輝度信号と色差信号とをDVエンコーダ34−2に供給する。
ステップS37において、DVエンコーダ34−2は、ステップS33の処理と同様に、第2のコンポジット信号から得られた輝度信号と色差信号とをDV方式で符号化し、DV方式の画像データを生成する。DVエンコーダ34−2は、第2のコンポジット信号から生成された画像データをHDD35に供給する。
ステップS38において、ステップS34の処理と同様に、HDD35は、第2のコンポジット信号から得られたDV方式の画像データを記録して、処理は終了する。
なお、ステップS35乃至ステップS38の処理と並列して、ゴースト基準信号符号化部36−2において、チューナ31−2から出力される第2のコンポジット信号に含まれるゴースト基準信号が所定の方式で符号化され、符号化により得られたゴースト基準データがHDD35に記録される。
このように、同時に放送されている2つの番組のDV方式の画像データがHDD35にそれぞれ記録される。
また、入力ジャック37−1または入力ジャック37−2からコンポジット信号が入力された場合、ステップS31乃至ステップS34の処理、またはステップS35乃至ステップS38の処理と同様の処理で、入力ジャック37−1または入力ジャック37−2に入力されたコンポジット信号からDV方式の画像データが生成されて、DV方式の画像データがHDD35に記録される。この処理も、ステップS31乃至ステップS38の処理と並列に実行される。
さらに、IEEE1394インターフェース38から供給されたDV方式の画像データがHDD35に記録される処理も、これらの処理と並列に実行される。
このように、複数のDV方式の画像データが並列に生成され、それぞれの画像データがHDD35に記録される。処理量の小さい処理でそれぞれの画像データが生成されるので、並列に生成される画像データの数を増やしても、全体としての処理量はそれほど大きくならない。
次に、第2段階の記録の処理について説明する。
図5は、図3のステップS15に対応する第2段階の記録の処理の詳細を説明するフローチャートである。ステップS51において、変換部39のDVデコーダ51は、ステップS13の処理で選択された番組のDV方式の画像データをHDD35から読み出して、読み出したDV方式の画像データを復号し、復号により得られた輝度信号および色差信号をY/C複合部52に供給する。
ステップS52において、変換部39のY/C複合部52は、ステップS51における復号により得られた輝度信号および色差信号を複合してコンポジット信号を生成する。なお、ステップS51において復号の対象となる画像データに符号化されたコンポジット信号に含まれるゴースト基準信号を符号化したゴースト基準データがHDD35に記録されている場合、ゴースト基準信号復号部53によって、ゴースト基準データが復号されて、ステップS52において、Y/C複合部52は、輝度信号および色差信号を複合すると共に、さらに復号により得られたゴースト基準信号を複合してコンポジット信号を生成する。Y/C複合部52は、生成したコンポジット信号を信号処理部40に供給する。
ステップS53において、信号処理部40のゴーストリデューサ54は、コンポジット信号のゴーストの成分を減衰させて、ゴーストの成分を減衰したコンポジット信号を3次元Y/C分離部55に供給する。
ステップS54において、信号処理部40の3次元Y/C分離部55は、コンポジット信号を輝度信号と色信号とに3次元で分離する。例えば、3次元Y/C分離部55は、ゴーストの成分が減衰させられたコンポジット信号について、画像の画面方向と時間方向とで差分を取ることにより、コンポジット信号を輝度信号と、I信号およびQ信号からなる色信号とに分離する。3次元Y/C分離部55は、分離して得られた輝度信号と色信号とをクロマデコーダ56に供給する。
ステップS55において、クロマデコーダ56は、コンポジット信号から分離された輝度信号および色信号を基に、色信号を色差信号に復号する。例えば、ステップS55において、クロマデコーダ56は、I信号およびQ信号からなる色信号を、Cr信号およびCb信号である色差信号に復号する。クロマデコーダ56は、輝度信号および色差信号をAVCエンコーダ41に供給する。
ステップS56において、AVCエンコーダ41は、復号により得られた輝度信号および色差信号を、H.264/AVC方式で符号化して、H.264/AVC方式の画像データを生成する。AVCエンコーダ41は、生成したH.264/AVC方式の画像データをHDD42に供給する。
ステップS57において、HDD42は、ステップS56で生成されたH.264/AVC方式の画像データを記録して、処理は終了する。
このように、HDD35に記録された画像データが、一旦、コンポジット信号の変換されて、コンポジット信号に信号処理が適用されて、信号処理されたコンポジット信号から画像が符号化されて画像データが生成される。この場合、コンポジット信号への信号処理および符号化の処理には、処理量が大きいがより高性能な処理が採用される。
HDD35に記録された画像データに対する処理は、画像データに対して順に実行されるので、処理量が大きい処理が採用されても、全体の処理量はそれほど大きくならない。
以上のように、画質を劣化させることなく、また、回路規模または処理量をそれほど大きくすることなく、同時に複数の画像を記録することができるようになる。
特に、HDD35に記録する画像データを生成する系統の数が多くなるほど、従来に比較して、全体としての、回路規模または処理量を小さくすることができ、よって、より安価に記録装置を実現することができる。
このように、画像を符号化し、符号化により得られた画像データを記録するようにした場合には、画像を記録することができる。また、動画像を第1の方式の第1の画像データに符号化し、第1の画像データを記録し、記録されている第1の画像データをコンポジット信号に変換し、コンポジット信号に所定の信号処理を適用し、信号処理が適用されたコンポジット信号を基に、動画像を第2の方式の第2の画像データに符号化するようにした場合には、画質を劣化させることなく、また、回路規模または処理量をそれほど大きくすることなく、同時に複数の画像を記録することができる。
第1の動画像を第1の方式の第1の画像データに符号化し、第2の動画像を第1の方式の第2の画像データに符号化し、第1の画像データおよび第2の画像データを記録し、記録されている第1の画像データまたは第2の画像データを基に、第1の動画像または第2の動画像を第2の方式の第3の画像データに符号化するようにした場合には、画質を劣化させることなく、また、回路規模または処理量をそれほど大きくすることなく、同時に複数の画像を記録することができる。
図6は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102、または記憶部108に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)103には、CPU101が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104により相互に接続されている。
なお、CPU101として、”Cell誕生”、日経エレクトロニクス、日経BP社、2005年2月28日、89頁乃至117頁に記載されているCellを採用することができる。
CPU101にはまた、バス104を介して入出力インターフェース105が接続されている。入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107が接続されている。CPU101は、入力部106から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU101は、処理の結果を出力部107に出力する。
入出力インターフェース105に接続されている記憶部108は、例えばハードディスクからなり、CPU101が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部109は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部109を介してプログラムを取得し、記憶部108に記憶してもよい。
入出力インターフェース105に接続されているドライブ110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部108に転送され、記憶される。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図6に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM102や、記憶部108を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部109を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
31−1および31−2 チューナ, 32−1乃至32−4 1次元Y/C分離部, 33−1乃至33−4 クロマデコーダ, 34−1乃至34−4 DVエンコーダ, 35 HDD, 36−1および36−2 ゴースト基準信号符号化部, 39 変換部, 40 信号処理部, 41 AVCエンコーダ, 42 HDD, 51 DVデコーダ, 52 Y/C複合部, 53 ゴースト基準信号復号部, 54 ゴーストリデューサ, 55 3次元Y/C分離部, 56 クロマデコーダ, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 108 記憶部, 111 リムーバブルメディア