JP2007104496A - システム切替制御局装置及びシステム切替方法 - Google Patents

システム切替制御局装置及びシステム切替方法 Download PDF

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浩章 奥津
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Abstract

【課題】通信トラヒックが集中している無線通信システムの負荷を軽減させ、負荷を分散すること。
【解決手段】セル半径が違うA無線通信システム、B無線通信システム、及びC無線通信システムから構成されるマルチ無線通信システムにおいて、システム切替制御局装置は、規定時間内に移動通信端末のハンドオーバが発生しない場合、セル半径のより小さい無線通信システムへ、通信トラヒックの増加により移動通信端末が接続している無線通信システムの処理負荷が高くなった場合、通信トラヒックの少ない無線通信システムへ、移動通信端末のハンドオーバが連続して発生する場合、セル半径のより大きい無線通信システムへ、移動通信端末の接続先を切替る。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチ無線通信システムにおけるシステム切替制御局装置及びシステム切替方法に関する。
近年の無線通信システム、特にセルラ移動通信システムにおいては、電子メール、映像、音声など多様かつ大量のデータを伝送する場合が増加しつつ、なお、加入ユーザ数が増加しつつある。このような状況に応じて、無線通信システムは高周波数帯域を使用することで、より広帯域のマルチメディアサービスを提供し、より多くのユーザを収容することができるようになった。一方、低周波数帯域の使用は基地局のカバーエリアが大きいなどの利点がある。このため、マクロセルから構成されるマクロセル型無線通信システムと、マイクロセルから構成されるマイクロセル型無線通信システムと、ピコセルから構成されるピコセル型無線通信システムと、が独立しながらも、ネットワークを介して相互に接続され、高周波と低周波の両方の帯域資源を十分に使用するマルチ無線通信システムの利用が注目されている。いわゆるセルの階層構成で、高いアンテナを有する強力な基地局が半径数百メートル以上のマクロセルを形成し、街路レベルに設置された指向性低電力基地局は半径数百メール程度のマイクロセルを形成し、さらに、屋内の無線LAN(Local Area Network)を設置することで半径数十メートル以下のピコセルを形成する。
上記のマルチ無線通信システムにおいて、負荷の分散は必要不可欠の課題である。つまり、移動通信端末の高速移動を許容しながら各無線通信システムの処理負荷を平均化することで、移動通信端末にとって最適なサービスを受けることができるマルチ無線通信システムを提供することができる。
従来、上記マクロセル型無線通信システムとマイクロセル型無線通信システムとから構成されるマルチ無線通信システムにおいて、マイクロセル内で移動速度が速い移動通信端末に対して、サービスを提供する通信システムをマイクロセル型通信システムから、通信トラヒックが所定値以下のマクロセル型通信システムに切替る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、高速移動に伴ってハンドオーバが頻繁に発生することを抑えることができ、頻繁なハンドオーバにより通話が途切れてしまうことを回避することができる。さらにはシステム全体の負荷を分散することができる。
特表平11−509069号公報(第1−3頁、第3図)
しかしながら、上記の負荷分散技術では、移動通信端末の移動速度を測定する必要があるため、システムの処理負荷を増加させるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、マルチ無線通信システムにおいて、移動通信端末の移動速度を測定せずに通信トラヒックが集中している無線通信システムの負荷を軽減し、マルチ無線通信システムの負荷を分散することができるシステム切替制御局装置及びシステム切替方法を提供することを目的とする。
本発明のシステム切替制御局装置は、第1エリアを管理する第1通信システムと、前記第1エリアを含む第2エリアを管理する第2通信システムと、前記第1エリア及び第2エリアを含む第3エリアを管理する第3通信システムとを有するマルチ無線通信システムにおいて使用されるシステム切替制御局装置であって、前記第1通信システムの負荷状況と、前記第2通信システムとの負荷状況と、前記第3通信システムの負荷状況と、を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果に基づき、前記マルチ無線通信システムの負荷分散を行う負荷分散手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、移動通信端末の移動速度を測定せずに、各無線通信システム間の負荷を分散して平均化することができ、マルチ無線通信システム全体の負荷を軽減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るマルチ無線通信システム100の主要な構成を示すブロック図である。
マルチ無線通信システム100は、広域の無線通信システムであるAシステムネットワーク106、中域の無線通信システムであるBシステムネットワーク107、及び狭域の無線通信システムであるCシステムネットワーク108という3つの無線通信システムから構成され、各無線通信システムはシステム間ネットワーク102を介して相互に接続されている。また、Cシステムネットワーク108の管理エリア(セル)は、Bシステムネットワーク107の管理エリアに含まれ、さらに、Bシステムネットワーク107の管理エリアは、Aシステムネットワーク106の管理エリアに含まれる関係にある。
切替制御局101は、システム間ネットワーク102に接続され、移動通信端末109へサービスを提供するシステムを切替るための制御を行う。
Aシステム統括局103は、Aシステムネットワーク106を統括し、システム間ネットワーク102を介して切替制御局101と接続する。
Bシステム統括局104は、Bシステムネットワーク107を統括し、システム間ネットワーク102を介して切替制御局101と接続する。
Cシステム統括局105は、Cシステムネットワーク108を統括し、システム間ネットワーク102を介して切替制御局101と接続する。
移動通信端末109は、Aシステムネットワーク106、Bシステムネットワーク107及びCシステムネットワーク108の何れとも接続して通信を行うことができる。
図2は、本実施の形態に係る切替制御局101の構成を示すブロック図である。
システム間ネットワーク通信処理部201は、システム間ネットワーク102に接続し、各システム統括局103〜105と通信を行う。
制御部202は、システム管理部203と切替制御部204とからなる。システム管理部203は、システム間ネットワーク通信処理部201を介して各システム統括局103〜105に情報取得要求メッセージを送る。システム管理部203はまたシステム間ネットワーク通信処理部201を介して、各システム統括局103〜105からシステムネットワーク106〜108各々の通信トラヒック、前回の情報取得以降の移動通信端末のハンドオーバ回数などの情報を含む情報取得応答メッセージを受け取る。切替制御部204は、移動通信端末109へサービスを提供するシステムを切替るための制御を行う。つまり、切替制御部204は、システム管理部203が取得した各システムの負荷情報に基づき、移動通信端末109へサービスを提供するシステムを切り替える場合の切替先を決定する。この決定の手順は後で詳述する。切替制御部204は、切替先を含むシステム切替指示メッセージをシステム間ネットワーク通信処理部201を介して移動通信端末109に送る。
図3は、本実施の形態に係るAシステム統括局103の構成を示すブロック図である。
Aシステム通信処理部301は、Aシステムネットワーク106と通信を行う。
Aシステム管理部302は、システム間ネットワーク通信処理部305を介して切替制御局101からの情報取得要求メッセージを受信すると、移動通信端末109のハンドオーバ発生回数と、Aシステムネットワーク106の負荷状態とを含む情報取得応答メッセージを作成する。Aシステム切替制御部303は、Aシステム通信処理部301を介して移動通信端末109に対し、接続するシステムを切替させる制御を行う。制御部304は、Aシステム管理部302とAシステム切替制御部303とからなる。
システム間ネットワーク通信処理部305は、Aシステム管理部302において生成される情報取得応答メッセージを、システム間ネットワーク102を介して切替制御局101のシステム間ネットワーク通信処理部201に送る。
図4は、本実施の形態に係るBシステム統括局104の構成を示すブロック図である。
Bシステム統括局104は、Bシステム通信処理部401、Bシステム管理部402、Bシステム切替制御部403、及びシステム間ネットワーク通信処理部405から構成される。そのうちのBシステム管理部402とBシステム切替制御部403とは制御部404を構成する。Bシステム統括局104は、基本的にAシステム統括局103と同様な構成を採り、同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係るCシステム統括局105の構成を示すブロック図である。
Cシステム統括局105は、Cシステム通信処理部501、Cシステム管理部502、Cシステム切替制御部503、及びシステム間ネットワーク通信処理部505から構成される。そのうちのCシステム管理部502とBシステム切替制御部503とは制御部504を構成する。Cシステム統括局105は、Aシステム統括局103またはBシステム統括局と同様な構成を採り、同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る移動通信端末109の構成を示すブロック図である。
Aシステム通信処理部601は、Aシステムネットワーク106と通信を行う。Bシステム通信処理部602は、Bシステムネットワーク107と通信を行う。Cシステム通信処理部603は、Cシステムネットワーク108と通信を行う。
制御部604は、移動通信端末109のAシステム通信処理部601、Bシステム通信処理部602、Cシステム通信処理部603、表示部606、入力部607、ROM(Read Only Memory)608及びRAM(Random Access Memory)609を制御する。
通信処理制御部605は、制御部604に含まれ、Aシステム通信処理部601、Bシステム通信処理部602、及びCシステム通信処理部603のいずれかを介して切替制御局101からの切替指示メッセージを受信する。移動通信端末109は切替指示メッセージを受信すると、現在接続中の通信システムから、メッセージに記載された切替先となる通信システムへ接続切替を実施する。例えば、現在A通信システムのAシステムネットワーク106に接続中であり、切替指示メッセージを受信することによりB通信システムのBシステムネットワーク107への切り替えを指示された場合、通信処理制御部605はBシステム通信処理部602をBシステムネットワーク107に接続させ、接続が完了した後、Aシステム通信処理部601の接続をAシステムネットワーク106から切断する。
表示部606は、移動通信端末109の通話中、或いは、メール着信などの情報を表示する。入力部607を用いて、ユーザは電話番号、メール本文などの情報を入力する。ROM608は、移動通信端末109を機能させるために常時実行されるソフトウェアを格納する。RAM609は、移動通信端末109が機能するために、必要に応じて読み込むデータを保持する。
図7は、マルチ無線通信システム100におけるシステム切替の手順を示すフロー図である。図7に示すシステム切替処理は、図2に示した切替制御局101で行われる。
ステップ(ST)701において、システム管理部203は、ユーザが移動通信端末109の電源をONにして、A無線通信システム、B無線通信システムまたはC無線通信システムのいずれかのシステムへ登録要求を行ったか否かを判定する。
ST701において、登録要求がないと判定した場合(ST701:NO)、所定の時間間隔を空けて、ST701における上記の判定を繰り返す。
ST701において、登録要求があると判定した場合(ST701:YES)、ST702においてシステム管理部203は、無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1をスタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化する。
ST703において、システム管理部203は、タイマT1がタイムアウトしているか否かを判定する。
ST703において、タイムアウトしていないと判断した場合(ST703:NO)、ST705において、システム管理部203はシステム間ネットワーク通信処理部201を介して移動通信端末109が接続している無線通信システムの負荷情報を取得し、負荷が大きいか否かを判定する。
ST705において、移動通信端末109が接続している無線通信システムの負荷が高いと判断した場合(ST705:YES)、ST715において、切替制御局101は負荷状態判定処理を行い、ST703へ戻る。ST715における負荷状態判定処理の詳細については後述する。
ST705において、移動通信端末109が接続している無線通信システムの負荷が高くないと判断した場合(ST705:NO)、ST716において、切替制御局101はハンドオーバ回数判定処理を行い、ST703へ戻る。ST716におけるハンドオーバ回数判定処理の詳細については後述する。
ST703において、タイムアウトしていると判断した場合(ST703:YES)、システム管理部203はST704において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがA無線通信システムであるか否かを判定する。
ST704において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがA無線通信システムであると判断した場合(ST704:YES)、ST706において、システム管理部203はシステム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムの負荷状態を確認し、B無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST706において、B無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST706:YES)、ST707において、切替制御部204はシステム間ネットワーク通信処理部201を介して、B無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST706において、B無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST706:NO)、システム管理部203はST708において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムの負荷状態を確認し、C無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST708において、C無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST708:YES)、切替制御部204はST709において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST708において、C無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST708:NO)、切替制御局101はST713以降の処理を行う。
ST704において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがA無線通信システムでないと判断した場合(ST704:NO)、システム管理部203はST710において、移動通信端末109の接続している無線通信システムがB無線通信システムであるか否かを判定する。
ST710において、移動通信端末109の接続している無線通信システムがB無線通信システムでないと判断した場合(ST710:NO)、切替制御局101はST713以降の処理を行う。
ST710において、移動通信端末109の接続している無線通信システムがB無線通信システムであると判断した場合(ST710:YES)、システム管理部203はST711において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムの負荷状態を確認し、C無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST711において、C無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST711:NO)、切替制御局101はST713以降の処理を行う。
ST711において、C無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST711:YES)、切替制御部204はST712において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST713において、システム管理部203は、移動通信端末109からA無線通信システム、B無線通信システムまたはC無線通信システムの何れかのシステムに対しての登録削除要求があるか否かを判定する。
ST713において、登録削除要求がないと判断した場合(ST713:NO)、システム管理部203はST714において、無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、ST703へ戻る。
ST713において、登録削除要求があると判断した場合(ST713:YES)、マルチ無線通信システム100の切替制御局101におけるシステム切替処理を終了する。
図8は、図7に示したシステム切替処理の内、負荷状態判定処理ST715の詳細を説明するフロー図である。
ST801において、システム管理部203は無線通信システムの切替を行う移動通信端末109が通話中であるか否かを判定する。
ST801において、移動通信端末109が通話中であると判断した場合(ST801:YES)、切替制御局101は、負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST801において、移動通信端末109が通話中でないと判断した場合(ST801:NO)、ST802において、システム管理部203は移動通信端末109が接続している無線通信システムがA無線通信システムであるか否かを判定する。
ST802において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがA無線通信システムでないと判断した場合(ST802:NO)、ST803において、システム管理部203は、移動通信端末109が接続している無線通信システムがB無線通信システムであるか否かを判定する。
ST803において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがB無線通信システムであると判断した場合(ST803:YES)、システム管理部203はST804において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムの負荷状態を確認し、移動通信端末109が接続しているセル以外のB無線通信システムのセルへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST804において、B無線通信システムの他のセルへの切替が可能であると判断した場合(ST804:YES)、ST805において、切替制御部204はシステム間ネットワーク通信処理部201を介して、B無線通信システムの外のセルを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST806において、システム管理部203は無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST804において、B無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST804:NO)、システム管理部203はST808において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してA無線通信システムの負荷状態を確認し、A無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST808において、A無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST808:NO)、切替制御局101は負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST808においてA無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST808:YES)、切替制御部204はST809において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してA無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST810において、システム管理部203は無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST803において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがB無線通信システムでないと判断した場合(ST803:NO)、システム管理部203はST807において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムの負荷状態を確認し、C無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST807において、C無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST807:NO)、切替制御局101はST808以降の処理を行う。
ST807において、C無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST807:YES)、切替制御部204はST813において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST814において、システム管理部203は、無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST802において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがA無線通信システムであると判断した場合(ST802:YES)、システム管理部203はST811において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムの負荷状態を確認し、B無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST811において、B無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST811:YES)、切替制御部204はST815において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST816において、システム管理部203は無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST811において、B無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST811:NO)、システム管理部203はST812において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムの負荷状態を確認し、C無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST812において、C無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST812:NO)、切替制御局101は負荷状態判定処理ST715を終了する。
ST812において、C無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST812:YES)、切替制御部204はST813において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してC無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST814において、システム管理部203は、無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、負荷状態判定処理ST715を終了する。
図9は、図7に示すマルチ無線通信システム100におけるシステム切替処理の内、ハンドオーバ回数判定処理ST716の詳細を説明するフロー図である。
ST901において、システム管理部203は移動通信端末109が接続している無線通信システムにおいてハンドオーバが発生したか否かを判定する。
ST901において、ハンドオーバが発生しなかったと判断した場合(ST901:NO)、切替制御局101はハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST901において、ハンドオーバが発生したと判断した場合(ST901:YES)、システム管理部203はST902において、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOをインクリメントする。
ST903において、システム管理部203はハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOが規定回数Xに到達したか否かを判定する。
ST903において、カウンタHOが規定回数Xに到達していないと判断した場合(ST903:NO)、切替制御局101はハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST903において、カウンタHOが規定回数Xに到達または超えたと判断した場合(ST903:YES)、システム管理部203はST904において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがC無線通信システムであるか否かを判定する。
ST904において、C無線通信システムに接続していると判断した場合(ST904:YES)、システム管理部203はST905において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムの負荷状態を確認し、B無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST905において、B無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST905:YES)、切替制御部204はST906において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST907において、システム管理部203は無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、ハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST905において、B無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST905:NO)、システム管理部203はST908において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してA無線通信システムの負荷状態を確認し、A無線通信システムへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST908において、A無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST908:NO)、切替制御局101はハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST908において、A無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST908:YES)、ST909において、切替制御部204はシステム間ネットワーク通信処理部201を介して、移動通信端末109にA無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを送る。
ST910において、システム管理部203は無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、ハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST904において、移動通信端末109の接続しているシステムがC無線通信システムではないと判断した場合(ST904:NO)、システム管理部203はST911において、移動通信端末109が接続している無線通信システムがB無線通信システムであるか否かを判定する。
ST911において、B無線通信システムに接続していないと判断した場合(ST911:NO)、切替制御局101はハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST911において、B無線通信システムに接続していると判断した場合(ST911:YES)、システム管理部203はST912において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムの負荷状態を確認し、移動通信端末109が接続しているセル以外のB無線通信システムのセルへの切替が可能であるか否かを判定する。
ST912において、B無線通信システムへの切替が可能でないと判断した場合(ST912:NO)、切替制御局101はハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
ST912において、B無線通信システムへの切替が可能であると判断した場合(ST912:YES)、切替制御部204はST913において、システム間ネットワーク通信処理部201を介してB無線通信システムを切替先とする切替指示メッセージを移動通信端末109に送る。
ST914において、システム管理部203は無線通信システムと通信を行う移動通信端末109の移動状況を監視するためのタイマT1を再スタートし、ハンドオーバの回数をカウントするためのカウンタHOを0に初期化し、ハンドオーバ回数判定処理ST716を終了する。
このように、本実施の形態によれば、移動通信端末のハンドオーバの発生状況、無線通信システムの負荷状態に基づき、移動通信端末に対しサービスを提供する無線通信システムを切替ることができるため、マルチ無線通信システムの負荷分散を実現することができる。例えば、規定時間内にハンドオーバが発生しない移動通信端末は無線通信システムを高速で移動していないと推測されるため、移動通信端末の接続先をよりセル半径の小さい無線通信システムへ切替させることで、セル半径の大きい無線通信システムの負荷を軽減させることができる。よって、セル半径の大きいシステムは、高速移動を行うより多くの移動通信端末と通信を行うことができる。また、通信トラヒックの増加により無線通信システムの処理負荷が高くなった場合、通信トラヒックの少ない無線通信システムへ移動通信端末を切替ることで、無線通信システム側の処理負荷を分散して平均化することができる。また、ハンドオーバが連続して発生する移動通信端末が無線通信システムに存在する場合、よりハンドオーバが少なくなる無線通信システムへ移動通信端末の接続先を切替ることにより、無線通信システム側の処理負荷を軽減させることができる。
なお、本実施の形態において、切替制御局101が移動通信端末109のハンドオーバ状況と各無線通信システムの負荷状態に関する情報を取得するタイミングとして、図7〜図9の手順に従って、上記情報を参照する必要が生じた時点にしている。つまり、必要が生じた時点で、切替制御局101は各システム統括局103〜105に情報取得要求メッセージを送って、各システム統括局103〜105は情報取得応答メッセージを返しているが、上記情報の取得を定期的に行っても良い。切替制御局101は定期的に受信した情報取得応答メッセージに含まれている情報データをシステム管理部203の中の記憶領域に保存する。
また、切替制御局101が情報取得要求メッセージを送らず、各システム統括局103〜105が定期的に上記の情報取得応答メッセージと同等のデータ内容を含む状態通知メッセージを、自発的に切替制御局101に送信しても良い。切替制御局101のシステム管理部203はこの状態通知メッセージ受信し、状態通知メッセージに含まれている情報データを用いて、記憶領域に保存されている情報データを更新する。
また、各システム統括局103〜105が切替制御局101に自発的に状態通知メッセージを送信するタイミングとして、各無線通信システムの負荷状況の変化具合が所定の閾値を超えた場合だけにしても良い。これにより、メッセージの送信回数を削減して、システムの負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態において、切替制御局101は各システム統括局103〜105から各無線通信システムの負荷状態、移動通信端末109のハンドオーバ状況などの情報を取得するが、情報の入手先として、移動通信端末109から上記の情報を取得しても良い。また、情報取得の方法として、切替制御局101が要求を出して、移動通信端末が応答する方法でも良いし、移動通信端末が自発的に切替制御局に情報通知メッセージを送信する方法でも良い。また、上記の情報取得は定期的に行われても良いし、負荷状況の変化具合が所定の閾値を超えた場合だけに行われても良い。これによって、移動通信端末109から各無線通信システムの負荷情報を取得すれば、個別に各システム統括局に問い合わせる場合に比べて、少ない通信回数で必要とする情報を取得することができる。
また、本実施の形態において、切替制御局101は、移動通信端末109が接続している通信システム内で行ったハンドオーバの回数を各システム統括局103〜105または移動通信端末109から取得するが、切替制御局101は、ハンドオーバが発生する度にその旨を通知され、ハンドオーバの回数をカウントしても良い。
また、本実施の形態において、切替制御局101は、移動通信端末109にシステム切替指示メッセージを送信するが、接続指示メッセージと切断指示メッセージとを前後2回に分けて送信しても良い。つまり、切替制御局101は、先に新規接続先となる通信システムへの接続を指示する接続指示メッセージを移動通信端末109に送信し、接続が完了したことを確認した後にこれまで接続していた通信システムからの切断を指示する切断指示メッセージを移動通信端末109に送信する。これにより、移動通信端末109が異なるシステム間を切替する機能を有していない場合でも、効果的な切替を実施することができる。
また、本実施の形態では、マルチ無線通信システム100が3つの無線通信システムで構成される場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、マルチ無線通信システム100が4個以上の無線通信システムから構成されていても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態に係るマルチ無線通信システム100、各システム統括局103〜105、及び移動通信端末109の構成及び動作は、実施の形態1に係るそれぞれと基本的に同様であるため、ここでは、実施の形態1の説明に用いた図面を再度用いて本実施の形態を説明する。
本実施の形態は、切替制御局101から送信される情報取得要求メッセージを受信する装置は移動通信端末109ではなく、各システム統括局103〜105の何れかであるという点で、実施の形態1と相違する。
次に、切替制御局101が図7〜図9の処理によって、移動通信端末109の接続先をC通信システムからA通信システムに切替えることを決定し、Aシステム統括局103に接続指示メッセージを、Cシステム統括局105に切断指示メッセージを送信して、システム切替を実施する場合を例にとって説明する。
切替制御局101は図7〜図9のの手順に従って、移動通信端末109の接続先をC通信システムからA通信システムに切替えることを決定すると、移動通信端末109をAシステムネットワーク106に接続するように、Aシステム統括局103に接続指示メッセージを送信する。Aシステム統括局103は、システム間ネットワーク通信処理部305を介して接続指示メッセージを受信すると、移動通信端末109に対して接続処理を開始させる。そして、移動通信端末109のAシステム通信処理部601はAシステム統括局103から送られる接続制御に従って、Aシステムネットワーク106に接続する。
移動通信端末109とA通信システムとの接続が正常に完了すると、Aシステム統括局103は切替制御局101に接続完了メッセージを送信する。接続完了メッセージを受信すると、切替制御局101は移動通信端末109をCシステムネットワーク108から切断するように、Cシステム統括局105に切断指示メッセージを送信する。Cシステム統括局105は、システム間ネットワーク通信処理部505を介して切断指示メッセージを受信すると、移動通信端末109に対して切断処理を開始する。そして、移動通信端末109のCシステム通信処理部603はCシステム統括局105から送られる切断制御に従って、Cシステムネットワーク108から切断される。
このように、本実施の形態によれば、切替制御局101は接続指示メッセージと切断指示メッセージからなる切替指示メッセージを各システム統括局103〜105に送信することにより、移動通信端末109と切替制御局101との間の直接な通信量を軽減することができる。従って、例えば移動通信端末109が無線LANリンクを介して切替制御局101と通信する際の、バッテリ消費量を抑えることができる。
また、切替制御局101は移動通信端末109を新規接続先となる通信システムへ正常に接続させた後に、これまで接続していた通信システムから移動通信端末109の接続を切断させることができる。従って、移動通信端末109が通信中であってもパケットロスやセッションが切れることなく移動通信端末109の接続先を切替させることができる。
なお、切替制御局101は各通信システムの状況に応じて、切替指示メッセージを各システム統括局103〜105に送信するか移動通信端末109に送信するかを選択しても良い。切替制御局101は各システム統括局103〜105から各無線通信システムの負荷状況に関する情報を取得する時に、各システム統括局103〜105の切替関連メッセージ(接続指示メッセージ、接続完了メッセージ、切断指示メッセージ、切替指示メッセージ等)への対応状況に関する情報を併せて取得する。例えば、移動通信端末109の接続先をC通信システムからA通信システムに切替させる場合、Cシステム統括局105が切替関連メッセージを処理できない(すなわち、対応していない)とすると、制御局101は、接続指示メッセージをAシステム統括局に、切断指示メッセージを移動通信端末に送信して、システムの切替を行うことができる。
(実施の形態3)
図10は本実施の形態に係るマルチ無線通信システム1000の構成を示すブロック図である。マルチ無線通信システム1000の構成及び動作は、実施の形態1または実施の形態2に係るマルチ無線通信システム100と基本的に同様であるため、同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。本実施の形態は、切替制御局1001、Aシステム統括局1003、Bシステム統括局1004、Cシステム統括局1005、及び移動通信端末1009がそれぞれ接続管理部をさらに有する点で、実施の形態1または実施の形態2と相違する。
図11は本実施の形態に係る切替制御局1001の構成を示すブロック図である。切替制御局1001は接続管理部1105をさらに有する点で実施の形態1または実施の形態2に係る切替制御局101と相違する。
接続管理部1105は、システム管理部203から情報取得要求コマンドを受け取ると、情報取得要求メッセージを作成し、システム間ネットワーク通信部201を介して各通信システムに送信する。そして、接続管理部1105はシステム間ネットワーク通信部201を介して各通信システムから情報取得応答メッセージを受信すると、情報取得応答メッセージに含まれている情報を情報取得応答コマンドのパラメータに載せて、システム管理部203に送る。
また、接続管理部1105は、切替制御部204から切替指示コマンドを受け取ると、切替指示メッセージを作成し、システム間ネットワーク通信部201を介して各通信システムに送信する。
図12は本実施の形態に係るAシステム統括局1003の構成を示すブロック図である。Aシステム統括局1003は接続管理部1206をさらに有する点で実施の形態1または実施の形態2に係るAシステム統括局103と相違する。
接続管理部1206は、システム間ネットワーク通信部305を介して情報取得要求メッセージを受信すると、情報取得要求メッセージに含まれる情報を情報取得要求コマンドのパラメータに載せてAシステム管理部302に送る。そして、Aシステム管理部302から受け取る情報取得応答コマンドに含まれる情報データに基づき、情報取得応答メッセージを作成し、システム間ネットワーク通信部305を介して切替制御局1001に送信する。
また、接続管理部1206はシステム間ネットワーク通信部305を介して受信した切替指示メッセージに基づき、切替指示コマンドを作成してAシステム切替制御部303に送る。
図13は、本実施の形態に係るBシステム統括局1004の構成を示すブロック図である。Bシステム統括局1004は、接続管理部1306をさらに有する点で実施の形態1または実施の形態2に係るBシステム統括局104と相違する。
Bシステム統括局1004は、Aシステム統括局1003と同様な構成を採り、同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明を省略する。
図14は、本実施の形態に係るCシステム統括局1005の構成を示すブロック図である。Cシステム統括局1005は、接続管理部1406をさらに有する点で実施の形態1または実施の形態2に係るBシステム統括局105と相違する。
Cシステム統括局1005は、Aシステム統括局1003と同様な構成を採り、同様な処理を行うため、ここでは詳細な説明を省略する。
図15は、本実施の形態に移動通信端末1009の構成を示すブロック図である。移動通信端末1009は接続管理部1510をさらに有する点で、実施の形態1または実施の形態2に係る移動通信端末109と相違する。
接続管理部1510は、システム通信処理部601〜603の何れかを介して切替制御局1001から情報取得要求メッセージを受信する場合、コマンドによって通信処理制御部605に通知する。通知を受けた通信処理制御部605は、接続している通信システムの負荷情報を取得するために情報取得要求メッセージを作成し、接続中の通信システムのシステム統括局に送信するようにコマンドを用いて接続管理部1510に通知する。接続管理部1510は、情報取得要求メッセージを作成して、接続している通信システムに送信し、情報取得応答メッセージを受信することにより負荷情報を取得して、通信処理制御部605に転送する。通信処理制御部605は、先に切替制御局1001から受信した情報取得要求メッセージに応答するために、上記転送された結果(あるいは、事前に取得しておいた情報)にもとづいて、情報取得応答メッセージを作成して切替制御局1001に送信するようにコマンドを用いて接続管理部1510に通知する。接続管理部1510は、情報取得応答メッセージを作成して、システム通信処理部を介して切替制御局1001に送る。
また、接続管理部1510は、システム通信処理部601〜603の内、接続している何れかを介して切替指示メッセージを受信する場合、その旨をコマンドによって通信処理制御部605に通知する。
このように、本実施の形態によれば、切替制御局1001、各システム統括局1003〜1005、移動通信端末1009などの各装置に、情報取得メッセージ及び切替指示メッセージに対する処理を行う統合された統合インタフェースとして接続管理部1105、1206、1306、1406、1510を搭載することにより、切替制御局1001は個々の通信システムに対して制御を行う必要がないため、処理負荷を低減することができる。また、この構成を採ることにより、通信システムを新規に追加することが簡単になり、システムの拡張性を向上させることができる。
なお、接続管理部を有する装置と接続管理部を有しない装置とが混在する場合は、接続管理部を搭載している装置においては接続管理部によって統合された統合インタフェースを用いて、接続管理部を搭載していない装置においては各通信システム専用の専用インタフェースを用いて、情報取得メッセージと切替指示メッセージに対する処理を行えば良い。この場合、切替制御局1001の起動時や、管理者の指示したタイミングで、各装置に接続管理部搭載確認メッセージを送って、戻ってくる接続管理部搭載応答メッセージにより、各装置の接続管理部搭載状況を取得する。
また、本実施の形態において、切替制御局1001は、移動通信端末1009にシステム切替指示メッセージを送信するが、接続指示メッセージと切断指示メッセージとを前後2回に分けて送信しても良い。つまり、切替制御局1001は、先に新規接続先となる通信システムへの接続を指示する接続指示メッセージを移動通信端末1009に送信し、接続が完了したことを確認した後にこれまで接続していた通信システムからの切断を指示する切断指示メッセージを移動通信端末1009に送信し、いずれのメッセージも接続管理部1510において処理される。これにより、移動通信端末1009が異なるシステム間を切替する機能を有していない場合でも、効果的な切替を実施することができる。なお、移動通信端末1009においては、接続指示メッセージの受信を通知するための接続指示コマンドを接続管理部1510が通信処理制御部605に発行して、通信処理制御部605に対して接続に関する指示を仰いだり、同様に切断指示メッセージの受信を通知するための切断指示コマンドを発行して、通信処理制御部605に対して切断に関する指示を仰いだりすることができる。これにより、個々の移動通信端末1009に設定され、通信処理制御部605が管理する切替ポリシに基づいた切替を行うことができ、システムの汎用性を確保するとともに、信頼性の高い切替処理を実現することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
本発明に係るマルチ無線通信システムにおけるシステム切替方法は、上記各実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、各実施の形態は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
なお、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明をソフトウェアで実現することも可能である。例えば、本発明に係るマルチ無線通信システムにおけるシステム切替方法のアルゴリズムをプログラミング言語によって記述し、このプログラムをメモリに記憶しておいて情報処理手段によって実行させることにより、同様の機能を実現することができる。
本発明に係るマルチ無線通信システムにおけるシステム切替方法は、システムの切替等の用途に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係るマルチ無線通信システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る切替制御局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るAシステム統括局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るBシステム統括局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るCシステム統括局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る移動通信端末の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るマルチ無線通信システムにおけるシステム切替の手順を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る負荷状態判定処理を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係るハンドオーバ回数判定処理を示すフロー図 本発明の実施の形態3に係るマルチ無線通信システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る切替制御局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るAシステム統括局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るBシステム統括局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係るCシステム統括局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る移動通信端末の構成を示すブロック図
符号の説明
100 マルチ無線通信システム
101 切替制御局
102 システム間ネットワーク
103 Aシステム統括局
104 Bシステム統括局
105 Cシステム統括局
106 Aシステムネットワーク
107 Bシステムネットワーク
108 Cシステムネットワーク
109 移動通信端末

Claims (15)

  1. 第1エリアを管理する第1通信システムと、前記第1エリアを含む第2エリアを管理する第2通信システムと、前記第1エリア及び第2エリアを含む第3エリアを管理する第3通信システムとを有するマルチ無線通信システムにおいて使用されるシステム切替制御局装置であって、
    前記第1通信システムの負荷状況と、前記第2通信システムとの負荷状況と、前記第3通信システムの負荷状況と、を測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定結果に基づき、前記マルチ無線通信システムの負荷分散を行う負荷分散手段と、
    を具備するシステム切替制御局装置。
  2. 前記測定手段は、
    前記第1通信システム、前記第2通信システム、または前記第3通信システムと通信を行う移動通信端末のハンドオーバの発生状況、前記第1通信システムの通信トラヒック、前記第2通信システムの通信トラヒック、及び前記第3通信システムの通信トラヒックを測定し、
    前記負荷分散手段は、
    前記測定手段の測定結果に基づき、前記移動通信端末の接続先通信システムを切替える、
    請求項1記載のシステム切替制御局装置。
  3. 前記測定手段が、
    前記第2通信システムに、所定時間内にハンドオーバが発生しない前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第1通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第2通信システムから前記第1通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  4. 前記測定手段が、
    前記第3通信システムに、所定時間内にハンドオーバが発生しない前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第2通信システムまたは前記第1通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第3通信システムから前記第2通信システムまたは前記第1通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  5. 前記測定手段が、
    前記第3通信システムに、所定時間内にハンドオーバが発生しない前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第2通信システム及び前記第1通信システムが存在しないと測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を維持する、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  6. 前記測定手段が、
    通信トラヒックが所定値以上である前記第2通信システムが存在し、なお、通信トラヒックが所定値以下である第1通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第2通信システムから前記第1通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  7. 前記測定手段が、
    通信トラヒックが所定値以上である前記第2通信システムが存在し、なお、通信トラヒックが所定値以下である第3通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第2通信システムから前記第3通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  8. 前記測定手段が、
    通信トラヒックが所定値以上である前記第1通信システムが存在し、なお、通信トラヒックが所定値以下である第2通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第1通信システムから前記第2通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  9. 前記測定手段が、
    通信トラヒックが所定値以上である前記第3通信システムが存在し、なお、通信トラヒックが所定値以下である第2通信システムまたは前記第1通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第3通信システムから前記第2通信システムまたは前記第1通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  10. 前記測定手段が、
    前記第1通信システムに、所定時間内のハンドオーバの回数が所定回数を超える前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第2通信システムまたは前記第3通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第1通信システムから前記第2通信システムまたは前記第3通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  11. 前記測定手段が、
    前記第1通信システムに、所定時間内のハンドオーバの回数が所定回数を超える前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第2通信システム及び前記第3通信システムが存在しないと測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を維持する、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  12. 前記測定手段が、
    前記第2通信システムに、所定時間内のハンドオーバの回数が所定回数を超える前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第3通信システムが存在すると測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を、前記第2通信システムから前記第3通信システムに切替える、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  13. 前記測定手段が、
    前記第2通信システムに、所定時間内のハンドオーバの回数が所定回数を超える前記移動通信端末が存在し、通信トラヒックが所定値以下である前記第3通信システムが存在しないと測定した場合、
    前記負荷分散手段は、
    前記移動通信端末の接続先を維持する、
    請求項2記載のシステム切替制御局装置。
  14. 前記測定手段の処理と前記負荷分散手段の処理とを統合した統合インタフェースを具備する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項13の何れか1項に記載のシステム切替制御局装置。
  15. 第1エリアを管理する第1通信システムと、前記第1エリアを含む第2エリアを管理する第2通信システムと、前記第1エリア及び第2エリアを含む第3エリアを管理する第3通信システムとを有するマルチ無線通信システムにおいて、
    前記第1通信システムの負荷状況と、前記第2通信システムの負荷状況と、前記第3通信システムの負荷状況と、を測定する測定ステップと、
    前記測定ステップの測定結果に基づき、前記マルチ無線通信システムの負荷分散を行う負荷分散ステップと、
    を具備するシステム切替方法。
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