JP2007104272A - データ変換装置、データ変換方法、及びプログラム - Google Patents

データ変換装置、データ変換方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予測符号化方式で圧縮されたデータをさらに圧縮することができるデータ変換装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置2は、RGB色空間の符号データのうち、予測外れの画像領域に対応する符号(予測誤差値)をエントロピー復号化し、復号化されたRGB色空間の予測誤差値をYCbCr色空間の予測誤差値に変更し、YCbCr色空間の予測誤差値をエントロピー符号化する。YCbCr空間では、予測誤差値のダイナミックレンジが小さくなるため、エントロピー符号化の符号化効率が向上する。また、画像処理装置2は、予測誤差のCb成分及びCr成分を間引いてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、予測符号化方式で圧縮されたデータを処理するデータ変換装置に関する。
例えば、特許文献1は、第1のパラメータQ1で画像を符号化し、この符号化結果を、第2のパラメータQ2で再符号化する画像符号化装置を開示する。
特開2003−283845号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、予測符号化方式で圧縮されたデータをさらに圧縮することができるデータ変換装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、予測符号化方式で符号化されたデータの色空間を変換するデータ変換処理を提供することを目的とする。
[データ変換装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかるデータ変換装置は、予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データを、階調変化の範囲が小さくなるように変換する再圧縮手段とを有する。予測が外れた画像領域とは、画像データと、この画像データに対する予測データとが一致しなかった領域を意味する。
好適には、前記再圧縮手段は、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データに対して、色空間を変化させる色変換処理を行う色変換手段を含む。
好適には、前記色変換手段は、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データを、輝度色差空間の圧縮データに変換する。
好適には、予測符号化方式で符号かされた符号データをエントロピー復号化処理により被符号化シンボルに変換するエントロピー復号化手段をさらに有し、前記データ抽出手段は、前記エントロピー復号化手段により変換された被符号化シンボルの中から、予測が外れた画像領域に相当する被符号化シンボルを抽出し、前記再圧縮手段は、抽出された被符号化シンボルに対して、階調変化の範囲が小さくなるような圧縮処理を行う。
好適には、前記再圧縮手段は、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データのうち、一部の色成分の圧縮データに対して解像度変換処理を施す解像度変換手段をさらに有する。
好適には、前記再圧縮手段は、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データを、輝度色差空間の圧縮データに変換する色変換手段をさらに含み、前記解像度変換手段は、前記色変換手段により変換された輝度色差空間の圧縮データのうち、色差成分の圧縮データに対して解像度変換処理を施す。
また、本発明にかかるデータ変換装置は、予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出するデータ抽出手段と、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データに対して、色空間を変化させる色変換処理を行う色変換手段とを有する。
[データ変換方法]
また、本発明にかかるデータ変換方法は、予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出し、抽出された圧縮データを、階調変化の範囲が小さくするように圧縮する。
[プログラム]
また、本発明にかかるプログラムは、予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出するステップと、抽出された圧縮データを、階調変化の範囲が小さくするように圧縮するステップとをコンピュータに実行させる。
本発明のデータ変換装置によれば、予測符号化方式で圧縮されたデータをさらに圧縮することができる。
また、本発明のデータ変換装置によれば、比較的軽い処理負荷で、予測符号化方式の符号データに対して色変換を行うことができる。
[背景と概略]
まず、本発明の理解を助けるために、その背景及び概略を説明する。
いわゆる量子化処理を含む符号化方式では、量子化間隔の大きさを変更することにより、符号量の制御を行うことができる。例えば、JPEG方式などでは、量子化間隔を2のべき乗で増加させることにより、圧縮率を制御することができる。
しかしながら、予測符号化方式では、明確な量子化処理が設けられていないため、上記のような符号量制御を行うことができない。
ここで、予測符号化方式とは、少なくとも1つの既出の画素値に基づいて注目画素値の予測値を算出し、注目画素値と予測値との誤差(以下、予測誤差)、及び、注目画素値と予測値とが一致したことを示す一致情報の少なくとも一方を用いた表現に置き換える符号化方式を意味する。例えば、ランレングス符号化、LZ符号化、国際標準JPEG−Spatial方式、及び、国際標準JPEG−LS方式などが予測符号化方式に含まれる。
図1(A)は、予測符号化方式における符号化処理の概要を説明する図であり、図1(B)は、本実施形態における再符号化処理の概要を説明する図である。
図1(A)に例示するように、予測誤差及び一致情報を用いた表現に置き換える予測符号化方式では、符号化処理の対象である画像データは、まず、一致情報と、予測誤差とに変換される。一致情報及び予測誤差は、符号化されるシンボルであるため、被符号化シンボルと呼ばれる。なお、被符号化シンボルは、画像データと比較して情報量が少ないため、圧縮されたデータということができ、本発明にかかる圧縮データの一例である。
一致情報には、予測が連続して一致する回数(連続一致数)に加えて、予測方法が複数ある場合には、予測方法を識別する情報なども含まれる。ランレングス符号化方式では、直前画素の画素値が予測値であり、予測方法が1つであるため、連続一致数(ラン)が一致情報であり、LZ符号化方式では、連続一致列の長さ(連続一致数)と、連続一致列の先頭画素までの距離(すなわち、予測方法の識別情報)とが予測情報となる。
また、予測誤差は、注目画素値と予測値とが一致しなかった画像領域(すなわち、予測が外れた画像領域)に相当するシンボル(圧縮データ)である。なお、ランレングス符号化方式及びLZ符号化方式では、予測が外れた場合(ランが途切れた場合、及び、一致する画素値列が存在しない場合)に、画素値そのものを、予測が外れた画像領域のシンボル(圧縮データ)となる。
次に、予測符号化方式では、図1(A)に例示するように、被符号化シンボル(予測誤差及び一致情報)が、エントロピー符号化されて、符号となる。本図では、説明の便宜上、予測誤差の符号を符号Bと表し、一致情報の符号を符号Aと表す。
符号Bの情報量は、予測誤差値の出現頻度分布に依存する。エントロピー符号化処理では、被符号化シンボルの出現頻度分布が偏っているほど符号化効率がよくなるため、符号Bの情報量(符号量)は、予測誤差値の出現頻度分布が偏っているほど小さくなる。
そこで、本実施形態における画像処理装置2は、予測符号化方式で符号化された符号データをエントロピー復号化し、復号化された被符号化シンボル(圧縮データ)のうち、予測誤差値(ランレングス符号化方式又はLZ符号化方式を用いる場合には、画素値)の出現頻度分布の偏りが大きくなるように、予測誤差値(又は画素値)を変更し、変更された予測誤差値(又は画素値)を再びエントロピー符号化する。
より具体的には、画像処理装置2は、復号化された被符号化シンボルのうち、予測誤差値(又は画素値)の色空間を変更する。
色空間によって画素値(階調値)の範囲(ダイナミックレンジ)が変化することがある。例えば、RGB色空間の画像データがYCbCr色空間の画像データに色変換すると、画素値のダイナミックレンジが狭くなる。
そこで、本実施形態における画像処理装置2は、図1(B)に例示するように、RGB色空間の符号データのうち、予測外れの画像領域に対応する符号B(すなわち、予測誤差値又は画素値)をエントロピー復号化し、復号化されたRGB色空間の予測誤差値(又は画素値)をYCbCr色空間の予測誤差値(又は画素値)に変更し、YCbCr色空間の予測誤差値(又は画素値)をエントロピー符号化する。
このように、色空間を変えることにより、予測誤差値(又は画素値)の出現頻度分布をより偏らせて、エントロピー符号化の符号化効率を向上させる。
また、予測外れとなった画像領域(予測誤差値又は画素値)のみを色変換することにより、符号データ全体の色変換が実現される。
次に、予測誤差値(又は画素値)の色変換を説明する。
図2(A)は、色変換処理の変換式を例示し、図2(B)は、予測誤差の変換式を例示する図である。
RGB色空間からYCrCb色空間への変換は、例えば、図2(A)に例示する変換式で実現される。
画像処理装置2は、画素値を色変換する場合には、図2(A)に例示する変換式を用いて、RGB色空間の画素値をYCbCr色空間の画素値に変換することができる。
ここで、図2(A)の式から分かるように、RGB色空間の画素値は、原理的には、YCbCr色空間の画素値と一対一で対応しているため、RGB色空間で画素値が一致する場合には、これらの画素値をYCbCr色空間に変換した後も一致する。換言すると、RGB色空間で注目画素値と予測値とを比較して生成された一致情報は、YCbCr色空間で生成されるものと一致する。
したがって、本画像処理装置2は、RGB色空間で生成された一致情報(又はその符号A)をそのまま、YCbCr色空間の符号として用いることができる。
また、図2(A)に例示する変換式を見ても分かるように、色変換処理は、線形変換である。
線形変換では、変換後の差分は変換前の差分を変換した結果に等しい。すなわち、図2(A)に例示する変換式を用いて、YCbCr色空間の差分値(例えば予測誤差)を算出する場合には、図2(B)に例示する変換式を適用することができる。
なお、図2(B)に示す変換式において、「YCbCr1」及び「YCbCr0」はYCbCr色空間の画素値(又は予測値)を示し、「RGB1」及び「RGB0」はRGB色空間の画素値(又は予測値)を示す。したがって、「YCbCr1−YCbCr0」は、YCbCr色空間の差分値(予測誤差など)を示し、「RGB1−RGB0」は、RGB色空間の差分値(予測誤差など)を示す。
[ハードウェア構成]
次に、本実施形態における画像処理装置2のハードウェア構成を説明する。
図3は、本発明にかかるデータ変換方法が適応される画像処理装置2(データ変換装置)のハードウェア構成を、制御装置21を中心に例示する図である。
図3に例示するように、画像処理装置2は、CPU212及びメモリ214などを含む制御装置21、通信装置22、HDD・CD装置などの記録装置24、並びに、LCD表示装置あるいはCRT表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含むユーザインターフェース装置(UI装置)25から構成される。
画像処理装置2は、例えば、本発明にかかるデータ変換プログラム5(後述)がプリンタドライバの一部としてインストールされた汎用コンピュータであり、通信装置22又は記録装置24などを介して画像データを取得し、取得された画像データを符号化してプリンタ装置3に送信する。
なお、以下の説明では、一致情報及び予測誤差を被符号化シンボルとして生成された符号データ(RGB)が処理対象として入力される場合を具体例として説明する。
[データ変換プログラム]
図4は、制御装置21(図3)により実行され、本発明にかかるデータ変換方法を実現する第1のデータ変換プログラム5の機能構成を例示する図である。
図4に例示するように、第1のデータ変換プログラム5は、エントロピー復号部500、予測誤差抽出部510、色変換部520、及びエントロピー符号化部530を有する。
符号化プログラム5において、エントロピー復号部500は、既定の符号表を参照して、入力された符号データを被符号化シンボルに変換する。
本例のエントロピー復号部500は、入力された予測符号化方式の符号データを復号化して、被符号化シンボル(予測誤差及び一致情報)を予測誤差抽出部510に出力する。
なお、エントロピー復号部500は、入力された符号データのうち、予測外れの画像領域に相当する符号(すなわち、予測誤差又は画素値)のみを復号化するようにしてもよい。
予測誤差抽出部510は、エントロピー復号部500により復号化された被符号化シンボル(本例では、予測誤差及び一致情報)の中から、予測が外れた画像領域に相当するシンボル(予測誤差又は画素値)を抽出し、抽出されたシンボルを色変換部520に出力し、予測が的中した画像領域に相当するシンボル(一致情報)をエントロピー符号化部530に出力する。
本例の予測誤差抽出部510は、エントロピー復号部500により復号化された被符号化シンボル(予測誤差及び一致情報)の中から、予測誤差を抽出し、抽出された予測誤差を色変換部520に出力し、一致情報をエントロピー符号化部530に出力する。
色変換部520は、予測誤差抽出部520から入力されたシンボルに対して、色変換処理を施し、色変換が施されたシンボルをエントロピー符号化部530に出力する。
より具体的には、色変換部520は、入力されたシンボルを、輝度色差空間の値に変換する。
本例の色変換部520は、図2(B)に例示する変換式を用いて、予測誤差抽出部520から入力された予測誤差(RGB)を、YCbCr空間の予測誤差に変換し、変換された予測誤差(YCbCr)をエントロピー符号化部530に出力する。
エントロピー符号化部530は、色変換部520から入力されたシンボル(本例では、YCC色空間に変換された予測誤差)と、予測誤差抽出部510から入力されたシンボル(一致情報)とを統合し、統合されたシンボルを符号化する。
図5は、データ変換プログラム5(図4)によるデータ変換処理(S10)のフローチャートである。
図5に示すように、ステップ100(S100)において、エントロピー復号化部100は、入力された符号データ(RGB)をエントロピー復号化して、復号化されたシンボル(一致情報及び予測誤差(RGB))を予測誤差抽出部510に出力する。
ステップ105(S105)において、データ変換プログラム5は、復号化されたシンボルの中から順に注目シンボルを設定する。
ステップ110(S110)において、予測誤差抽出部510は、設定された注目シンボルが予測誤差であるか一致情報であるかを判断し、注目シンボルが予測誤差である場合には、この注目シンボル(すなわち、RGB空間の予測誤差)を色変換部520に出力する。
データ変換プログラム5は、注目シンボルが予測誤差である場合に、S115の処理に移行し、注目シンボルが一致情報である場合に、S120の処理に移行する。
ステップ115(S115)において、色変換部520は、図2(B)に示された変換式を用いて、予測誤差抽出部510から入力された注目シンボル(RGB空間の予測誤差)を、YCbCr空間の予測誤差に変換し、変換された予測誤差(YCbCr)を被符号化シンボルとしてエントロピー符号化部530に出力する。
ステップ120(S120)において、予測誤差抽出部510は、注目シンボルが一致情報である場合に、この一致情報をそのまま被符号化シンボルとしてエントロピー符号化部530に出力する。
ステップ125(S125)において、データ変換プログラム5は、復号化された全てのシンボルについて処理を行ったか否かを判断し、未処理のシンボルが存在する場合には、S105の処理に戻って、次のシンボルを注目シンボルとして処理し、全てのシンボルについて処理が完了した場合には、S130の処理に移行する。
ステップ130(S130)において、エントロピー符号化部530は、色変換部520から入力される予測誤差(YCbCr)、及び、予測誤差抽出部510から入力される一致情報を入力順に配列し、これらの予測誤差(YCbCr)及び一致情報を被符号化シンボルとしてエントロピー符号化する。
エントロピー符号化部530は、生成された符号データ(YCbCr)を記録装置24又は通信装置22(図3)などに出力し、データ変換処理(S10)を終了する。
以上説明したように、本実施形態における画像処理装置2は、復号化されたシンボルのうち、予測誤差(RGB)をYCbCr値に変換することによって、より圧縮率の高い符号データを生成する。このとき、エントロピー復号した段階の中間的なコード表現(シンボル)上で色変換処理を行うことにより、復号処理および再符号化処理の一部を省略できるため、高速かつ省メモリで符号量制御を行うことができる。
[変形例1]
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
上記実施形態では、予測誤差と一致情報とを被符号化シンボルとする予測符号化方式について説明したが、画素値と一致情報とを被符号化シンボルとする予測符号化方式についても本発明を適用できる。
そこで、変形例1では、ランレングス符号化方式について説明する。
図6は、ランレングス符号化方式を適用する場合におけるデータ変換処理(S14)のフローチャートである。なお、本図に示された各処理のうち、図5に示された処理と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図6に示すように、S100において、エントロピー復号化部100は、入力された符号データ(RGB)をエントロピー復号化して、復号化されたシンボル(ラン及び画素値(RGB))を予測誤差抽出部510に出力する。
S105において、データ変換プログラム5は、復号化されたシンボルの中から順に注目シンボルを設定する。
ステップ140(S140)において、予測誤差抽出部510は、設定された注目シンボルが画素値(RGB)であるかランであるかを判断し、注目シンボルが画素値(RGB)である場合には、この注目シンボル(RGB空間の画素値)を色変換部520に出力する。
データ変換プログラム5は、注目シンボルが画素値である場合に、S145の処理に移行し、注目シンボルがランである場合に、S150の処理に移行する。
ステップ145(S145)において、色変換部520は、図2(A)に示された変換式を用いて、予測誤差抽出部510から入力された注目シンボル(RGB空間の画素値)を、YCbCr空間の画素値に変換し、変換された画素値(YCbCr)を被符号化シンボルとしてエントロピー符号化部530に出力する。
ステップ150(S150)において、予測誤差抽出部510は、注目シンボルがラン(一致情報)である場合に、このランをそのまま被符号化シンボルとしてエントロピー符号化部530に出力する。
ステップ155(S155)において、データ変換部プログラム5は、復号化された全てのシンボルについて処理を行ったか否かを判断し、未処理のシンボルが存在する場合には、S105の処理に戻って、次のシンボルを注目シンボルとして処理し、全てのシンボルについて処理が完了した場合には、S160の処理に移行する。
ステップ160(S160)において、エントロピー符号化部530は、色変換部520から入力される画素値(YCbCr)、及び、予測誤差抽出部510から入力されるランを入力順に配列し、これらの画素値(YCbCr)及びランを被符号化シンボルとしてエントロピー符号化し、記録装置24又は通信装置22(図3)などに出力する。
このように、本発明はランレングス符号化方式にも適用できる。
[変形例2]
上記のように、色変換を行っても十分に符号量を小さくできない場合には、画素値(又は予測誤差)を間引いてもよい。
そこで、変形例2では、予測誤差のうち、一部の色成分(Cb成分及びCr成分)を間引いて再符号化する場合を説明する。Cb成分及びCr成分における画素値の変動は、Y成分におけるものよりも顕在化しにくいため、Cb成分及びCr成分を間引いたとしても、比較的、画質劣化が顕在化しにくい。
図7は、第2のデータ変換プログラム52の機能構成を例示する図である。なお、本図に示された各構成のうち、図4に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図7に例示するように、第2のデータ変換プログラム52は、図4に示されたデータ変換プログラム5に、解像度変換部540を追加した構成をとる。
符号化プログラム52において、解像度変換部540は、予測外れの画像領域における一部の色成分に対して、解像度変換を行う。
より具体的には、解像度変換部540は、色変換部520から入力された予測誤差又は画素値のうち、一部の色成分に対して、解像度を低減させる解像度変換を行い、一部の色成分について解像度変換が行われた予測誤差又は画素値をエントロピー符号化部530に出力する。
本例の解像度変換部540は、色変換部520から入力された予測誤差(YCbCr)のうち、主走査方向に隣接する予測誤差をブロックとして抽出し、抽出されたブロックのCb成分及びCr成分に対して、主走査方向に解像度を半分にする解像度変換処理を行う。
図8は、解像度変換部540(図7)の処理を説明する図であり、図8(A)は、2×1サイズのブロックを例示し、図8(B)は、2×1サイズのブロックに含まれる画素値を例示し、図8(C)は、解像度変換後のブロックを例示し、図8(D)は、解像度変換後のブロックに含まれる予測誤差の算出方法を例示する。
図8(A)に例示するように、2×1サイズのブロックには、2つの画素が含まれており、それぞれの画素には、YCbCr色空間のY成分、Cb成分、及びCr成分が含まれている。
本例では、説明の便宜上、ブロック0に含まれる一方の画素を「画素0」とし、他方の画素を「画素1」と表し、ブロック1に含まれる画素をそれぞれ「画素3」及び「画素4」と表す。また、画素0に含まれるY成分、Cb成分及びCr成分を、それぞれY0、Cb0及びCr0と表し、画素1に含まれるY成分、Cb成分及びCr成分を、それぞれY1、Cb1及びCr1と表す。画素3及び画素4について同様とする。
解像度変換部540は、図8(B)に例示するブロック0及びブロック1それぞれのCb成分及びCr成分を、ブロック毎に間引いて、図8(C)に例示するブロック0及びブロック1のデータセットを作成する。各ブロックのデータセット(2つのY成分、1つのCb成分、及び、1つのCr成分)は、Cb成分及びCr成分が間引かれたことにより、データ量が小さくなっている。
この場合に、間引かれた後のCb成分及びCr成分それぞれは、各ブロックに含まれる平均画素値などであってもよいが、本例では、図8(D)に例示するように、主走査方向上流にある画素のCb値及びCr値がそのまま適用される。
また、本例では、Cb成分及びCr成分は、「+3」、「−2」などのように予測誤差として表現されているため、本図のように複数のブロックが連続する場合には、後段のブロックの予測誤差は、直前のブロックの画素値に対する予測誤差であることが必要になる。
したがって、本例の解像度変換部540は、ブロック1のCb成分を算出する場合に、2画素前の画素0に対する予測誤差を算出する。具体的には、解像度変換部540は、直前画素に対する予測誤差(−1)と、この直前画素の2画素前の画素に対する予測誤差(−2)とを加算することにより、ブロック1のCb値(−3)を算出する。
なお、ブロックが連続しない場合には、解像度変換部540は、上流側の画素のCb値及びCr値をブロックのCb値及びCr値として選択する。
このように、変形例2の符号化プログラム52は、予測誤差のうち、Cb成分及びCr成分に対して解像度変換処理を行うことにより、より高い圧縮率を実現することができる。
(A)は、予測符号化方式における符号化処理の概要を説明する図であり、(B)は、本実施形態における再符号化処理の概要を説明する図である。 (A)は、色変換処理の変換式を例示し、(B)は、予測誤差の変換式を例示する図である。 本発明にかかるデータ変換方法が適応される画像処理装置2のハードウェア構成を、制御装置21を中心に例示する図である。 制御装置21(図3)により実行され、本発明にかかるデータ変換方法を実現する第1のデータ変換プログラム5の機能構成を例示する図である。 データ変換プログラム5(図4)によるデータ変換処理(S10)のフローチャートである。 ランレングス符号化方式を適用する場合におけるデータ変換処理(S14)のフローチャートである。 第2のデータ変換プログラム52の機能構成を例示する図である。 解像度変換部540(図7)の処理を説明する図であり、(A)は、2×1サイズのブロックを例示し、(B)は、2×1サイズのブロックに含まれる画素値を例示し、(C)は、解像度変換後のブロックを例示し、(D)は、解像度変換後のブロックに含まれる予測誤差の算出方法を例示する。
符号の説明
2・・・画像処理装置
5,52・・・データ変換プログラム
500・・・エントロピー復号部
510・・・予測誤差抽出部
520・・・色変換部
530・・・エントロピー符号化部
540・・・解像度変換部

Claims (9)

  1. 予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出するデータ抽出手段と、
    前記データ抽出手段により抽出された圧縮データを、階調変化の範囲が小さくなるように変換する再圧縮手段と
    を有するデータ変換装置。
  2. 前記再圧縮手段は、
    前記データ抽出手段により抽出された圧縮データに対して、色空間を変化させる色変換処理を行う色変換手段
    を含む
    請求項1に記載のデータ変換装置。
  3. 前記色変換手段は、前記データ抽出手段により抽出された圧縮データを、輝度色差空間の圧縮データに変換する
    請求項2に記載のデータ変換装置。
  4. 予測符号化方式で符号かされた符号データをエントロピー復号化処理により被符号化シンボルに変換するエントロピー復号化手段
    をさらに有し、
    前記データ抽出手段は、前記エントロピー復号化手段により変換された被符号化シンボルの中から、予測が外れた画像領域に相当する被符号化シンボルを抽出し、
    前記再圧縮手段は、抽出された被符号化シンボルに対して、階調変化の範囲が小さくなるような圧縮処理を行う
    請求項1に記載のデータ変換装置。
  5. 前記再圧縮手段は、
    前記データ抽出手段により抽出された圧縮データのうち、一部の色成分の圧縮データに対して解像度変換処理を施す解像度変換手段
    をさらに有する請求項1に記載のデータ変換装置。
  6. 前記再圧縮手段は、
    前記データ抽出手段により抽出された圧縮データを、輝度色差空間の圧縮データに変換する色変換手段
    をさらに含み、
    前記解像度変換手段は、前記色変換手段により変換された輝度色差空間の圧縮データのうち、色差成分の圧縮データに対して解像度変換処理を施す
    請求項5に記載のデータ変換装置。
  7. 予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出するデータ抽出手段と、
    前記データ抽出手段により抽出された圧縮データに対して、色空間を変化させる色変換処理を行う色変換手段と
    を有するデータ変換装置。
  8. 予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出し、
    抽出された圧縮データを、階調変化の範囲が小さくするように圧縮する
    データ変換方法。
  9. 予測符号化方式で圧縮された圧縮データのうち、予測が外れた画像領域に相当する圧縮データを抽出するステップと、
    抽出された圧縮データを、階調変化の範囲が小さくするように圧縮するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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