JP2007102480A - 通信制御プログラム、通信制御方法および通信制御装置 - Google Patents

通信制御プログラム、通信制御方法および通信制御装置 Download PDF

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    • G06F9/54Interprogram communication
    • G06F9/547Remote procedure calls [RPC]; Web services

Abstract

【課題】サーバプログラムにおけるセション管理を不要とすること。
【解決手段】クライアントAPとサーバAPとの間にゲートウェイ部を設け、このゲートウェイ部が、クライアントAPからのRPC要求を受け付けるクライアント連携部と、サーバAPからの応答を受け付けるサーバ連携部と、複数セションからなる業務処理をおこなうサーバAPを起動するサーバAP起動部とを備え、クライアント連携部およびサーバ連携部が記憶部のセション管理情報を更新/参照することによってセション管理をおこなうよう構成する。また、サーバ連携部が、サーバAPからの応答をサーバ連携部への要求として受け付けるよう構成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御プログラム、通信制御方法および通信制御装置に関し、特に、RPC応答をおこなう際のサーバプログラム終了を不要とするとともに、サーバプログラムにセション管理に関するロジックを埋め込む必要のない通信制御プログラム、通信制御方法および通信制御装置に関するものである。
従来、分散OS(Distributed Operating System)環境を実現する技術として遠隔手続き呼び出し(RPC;Remote Procedure Call)システム(以下、「RPC」と記載する)が広く用いられている。
たとえば、クライアント装置に搭載されるクライアントプログラムは、サーバ装置に搭載されるサーバプログラムが提供する「遠隔手続き」を、ネットワークを介して呼び出す。この際、クライアントプログラムは通常の「ローカル手続き」を呼び出す手順と同様の手順で「遠隔手続き」を呼び出すことができる。
このRPCに関する技術として、特許文献1には、クライアントプログラムが発行したRPC要求をサーバプログラムに中継する中継サーバを設け、この中継サーバがサーバプログラムからの応答を蓄積する技術が開示されている。また、特許文献2には、分散OS環境に対応していないセション制御信号を分散OS環境に対応したセション制御信号に変換するゲートウェイ装置に関する技術が開示されている。
ところで、上記したクライアントプログラムがサーバプログラムに対してRPC要求を発行し、このRPC要求に対してサーバプログラムが応答する手順(以下、「セション」と記載する)は、複数回のセションの繰り返しで一つの業務処理が構成されることが多い。このため、従来のサーバプログラムは複数のセションを管理するセション管理機能を備える必要があった。
オブジェクト指向言語でクライアント/サーバ型のシステムを構築する場合には、上記したセション管理機能を実現するオブジェクトを用意することで、サーバプログラム自体にセション管理機能を設ける必要はない。しかし、従来の非オブジェクト指向言語で構築されたクライアント/サーバ型システムの資産を引継ぎつつシステム開発をおこなう場合には、上記したセション管理機能を含んだサーバプログラムを作成する必要がある。また、非オブジェクト指向言語で作成されたサーバプログラムは、クライアントプログラムに対するRPC応答を発行する際に終了しなければならないという制約がある。
このため、非オブジェクト指向言語で作成されたサーバプログラムは、セション管理に用いるデータをDB(Data Base)に格納するなどして次回のセションへのデータ引継ぎをおこなう必要があった。
特開2002−197007号公報 特開平11−65861号公報
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献2の技術は、サーバプログラムがRPC応答の際に終了しなければならないという制約を解決する技術ではない。したがって、特許文献1あるいは特許文献2の技術を用いた場合であっても、サーバプログラムがRPC応答をおこなう際には終了せざるをえないという制約を解消することはできなかった。
また、上記したサーバプログラム終了の制約に伴い、サーバプログラムにはセション管理に関するロジック(たとえば、次回のセションへのデータ引継ぎ)を埋め込む必要があり、サーバプログラムの複雑化を招くという問題もあった。
これらのことから、RPC応答をおこなう際のサーバプログラム終了を不要とするとともに、サーバプログラムにセション管理に関するロジックを埋め込む必要のない通信制御手法をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、RPC応答をおこなう際のサーバプログラム終了を不要とするとともに、サーバプログラムにセション管理に関するロジックを埋め込む必要のない通信制御プログラム、通信制御方法および通信制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため請求項1に係る発明は、クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御プログラムであって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手順と、前記セション情報管理手順が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記中継手順は、前記遠隔手続き呼び出し要求に対する前記サーバプログラムからの応答を、前記クライアントプログラムが発行する遠隔手続き呼び出し要求に対する遠隔手続き応答としてではなく、該中継手順に対する遠隔手続き呼び出し要求として受け付けることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記中継手順は、前記サーバプログラムに向けた要求データの中継処理と前記クライアントプログラムへの応答処理とをおこなうクライアント連携実行体を前記遠隔手続き呼び出し要求ごとに生成するクライアント連携手順と、前記サーバプログラムの応答を前記クライアント連携実行体に中継するサーバ連携実行体を該応答ごとに生成するサーバ連携手順とをさらにコンピュータ実行させることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御方法であって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理工程と、前記セション情報管理工程が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継工程とを含んだことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御装置であって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手段と、前記セション情報管理手段が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手順と、セション情報管理手順が管理するセション情報に基づいてクライアントプログラムとサーバプログラムとの間で遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手順とをコンピュータに実行させるよう構成したので、サーバプログラムにセション管理に関するロジックを埋め込むことなくセション管理を実現することによって、サーバプログラムの開発効率および保守効率を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、中継手順は、遠隔手続き呼び出し要求に対するサーバプログラムからの応答を、クライアントプログラムが発行する遠隔手続き呼び出し要求に対する遠隔手続き応答としてではなく、中継手順に対する遠隔手続き呼び出し要求として受け付けるよう構成したので、サーバプログラムが遠隔手続き呼び出し応答をおこなう際に終了する必要がなく、複数セションに渡る業務処理において引継ぎデータをデータベースに保存したり読み出したりといった本来の業務処理には不要な処理を省略することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、中継手順は、サーバプログラムに向けた要求データの中継処理とクライアントプログラムへの応答処理とをおこなうクライアント連携実行体を遠隔手続き呼び出し要求ごとに生成するクライアント連携手順と、サーバプログラムの応答をクライアント連携実行体に中継するサーバ連携実行体を応答ごとに生成するサーバ連携手順とをさらにコンピュータ実行させるよう構成したので、セション管理を容易におこなうことができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理工程と、セション情報管理工程が管理するセション情報に基づいてクライアントプログラムとサーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継工程とを含むよう構成したので、サーバプログラムにセション管理に関するロジックを埋め込むことなくセション管理を実現することによって、サーバプログラムの開発効率および保守効率を向上させることができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手段と、セション情報管理手段が管理するセション情報に基づいてクライアントプログラムとサーバプログラムとの間で遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手段とを備えるよう構成したので、サーバプログラムにセション管理に関するロジックを埋め込むことなくセション管理を実現することによって、サーバプログラムの開発効率および保守効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る通信制御手法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下では、この通信制御手法をサーバ装置に適用した場合について説明することとする。
まず、本発明に係る通信制御手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る通信制御手法の概要を示す図である。なお、同図では、クライアント装置に搭載されたクライアントAP(クライアントアプリケーションプログラム)が、サーバ装置に搭載されたサーバAP(サーバアプリケーションプログラム)に対してRPC要求をおこなう場面について示している。また、同図の1aに示したのは従来の通信制御手法の概要であり、同図の1bに示したのは本発明に係る通信制御手法の概要である。
以下では、セションAおよびセションBを含んだ処理をクライアントが要求する場合について説明する。図1の1aに示すように、従来の通信制御手法ではセションAに対応するサーバAPは、サーバ要求A(RPC要求)に対応する応答をRPC応答として返していたのでこの応答を返す際にサーバAP自体を終了させる必要があった。
このため、サーバAPが終了する際には、次のセション(セションB)で用いるデータを引継ぎデータとしてDBなどに記録していた。なぜならば、サーバAPが終了する際には、サーバAPが使用している記憶領域は解放されてしまうからである。そして、セションBに対応するサーバAPは、かかるDBから引継ぎデータを読み出して業務処理をおこない、セションBに関する応答(RPC応答)を返すことになる。
このように、従来の通信制御手法では、サーバAPに、引継ぎデータの保存処理や読み出し処理といった本来の業務処理以外の処理を組み込む必要があった。このため、サーバAPの開発工数や、保守工数が増加してしまうという問題があった。
そこで、本発明に係る通信制御手法では、図1の1bに示すように、クライアントAPとサーバAPとの間にゲートウェイ部を設け、このゲートウェイ部がセション管理をおこなうこととした。したがって、サーバAPにセション管理に関連するロジックを組み込むことなく複数セションからなる処理を実現することが可能となる。
具体的には、上記したゲートウェイ部は、クライアントAPからのRPC要求を受け付けるとともに、受け付けたRPC要求に対する応答(RPC応答)を返すクライアント連携部と、サーバAPからの応答をRPC要求として受け付けてクライアント連携部に通知するサーバ連携部とを備えている。そして、クライアント連携部およびサーバ連携部は、記憶部に記憶されたセション管理情報を更新/参照することによって複数セションのセション管理をおこなうこととした。
また、上記したように、サーバ連携部はサーバAPからの応答をサーバ連携部に対する要求として受け付けるので、サーバAPはクライアントAPに対する応答をRPC応答ではなく、サーバ連携部への要求として実行することができる。つまり、サーバAPは、RPC応答を実行する際の制約である終了処理をおこなう必要がない。したがって、サーバAPは、複数の業務処理(図1の1bに示す「業務処理A」および「業務処理B」)間で共通して用いるデータを、サーバAPが使用している記憶領域を介して引き継ぐことができる。
このように、本発明に係る通信制御手法によれば、クライアントAPとサーバAPとの間に設けられたゲートウェイ部がセション管理をおこなうので、サーバAPにセション管理用のロジックを組み込む必要がない。また、サーバAPは、クライアントAPの要求に対する応答をRPC応答ではなく、サーバ連携部に対する要求として発行することができるので、クライアントAPへの応答をおこなう際に終了する必要はない。このため、複数セションにまたがって使用される引継ぎデータの保存処理や読み出し処理のロジックをサーバAPに組み込むことは不要となる。
したがって、本発明に係る通信制御手法を用いることによって、サーバAPがおこなう処理を本来の業務処理に振り分けることができるので、サーバAPの開発工数や保守工数を効果的に削減することが可能となる。特に、非オブジェクト指向言語で開発されるサーバAPでは、オブジェクト指向言語で開発されるサーバAPとは異なりセション管理用のオブジェクト(たとえば、EJB(Enterprise Java(登録商標)Beans)などのフレームワークを利用)にセション管理を任せるといった構成をとりにくいので、本発明に係る通信制御手法を適用することで大きな効果を得ることができる。
なお、図1の1bには、かかるゲートウェイ部をサーバ装置上に配置した場合について示しているが、本発明に係る通信制御手法では、これに限らず、ゲートウェイ部をネットワーク上の独立した装置上に構成したり、各クライアント装置に配置したりすることとしてもよい。
次に、本発明に係る通信制御手法を適用したサーバ装置について図2を用いて説明する。図2は、サーバ装置10の構成を示すブロック図である。なお、同図に示すクライアント装置100、サーバ装置10に含まれるサーバ部50および各通信制御部400a〜400dは、従来の通信制御手法における装置あるいは処理部をそのまま用いることができる。また、図2では、サーバ装置10にゲートウェイ部40を設けているが、上記したように、このゲートウェイ部40を独立した装置上に設けたり、クライアント装置100上に設けたりすることとしてもよい。
クライアント装置100は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータであり、サーバアクセス機能を有するクライアントAP200と、ネットワークを介してサーバ装置10とのデータ通信をおこなう通信制御部400aとを備えている。
クライアントAP200は、通信制御部400aを介することによってサーバ装置に対してRPC要求をおこなう処理を含んだプログラムである。このクライアントAP200は、一つの業務処理中において複数回のRPC要求をおこない、各RPC要求の応答データを用いて業務処理をおこなうものとする。
また、通信制御部400aは、LAN(Local Area Network)ボードなどの通信デバイスを含んだ処理部である。そして、この通信制御部400aは、クライアント装置100とサーバ装置10との間で双方向のデータ通信をおこなう処理をおこなう。たとえば、この通信制御部400aは、上記したRPC要求/応答をSocket通信におけるsend関数やreceive関数の発行に置き換えることによってデータの送受信をおこなう。
サーバ装置10は、サーバコンピュータなどのコンピュータであり、クライアント装置100からの要求に応答してデータ提供などのサービスをおこなう装置である。このサーバ装置10は、記憶部20と、制御部30とを備えており、記憶部20は、複数のセションを管理する情報であるセション管理情報21を記憶している。
また、制御部30は、ゲートウェイ部40とサーバ部50とをさらに備えている。そして、ゲートウェイ部40は、クライアント連携部41と、サーバAP起動部42と、サーバ連携部43と、通信制御部400bと、通信制御部400cとをさらに備えており、サーバ部50は、サーバAP300と、通信制御部400dとをさらに備えている。
記憶部20は、RAM(Random Access Memory)などの記憶デバイスによって構成された記憶部であり、複数のセションを管理する情報であるセション管理情報21を記憶している。ここで、このセション管理情報21について図3を用いてさらに詳細に説明しておく。図3は、セション管理情報21の一例を示す図である。
図3に示すように、セション管理情報21は、「クライアントID」と、「セションID」と、「クライアント連携部セマフォID」と、「サーバ連携部セマフォID」とを要素とする情報であり、これらの要素を含んだレコードをセションごとに用意する。なお、本実施例においては、テーブル型のセション管理情報21について説明するが、各要素をそれぞれ関連付けたリンクリストなどを用いることによってセション管理情報21を構成することとしてもよい。
クライアントIDは、RPC要求を発行したクライアントプログラムを識別する識別子であり、セションIDは、RPC要求が属するセションを識別する識別子である。また、クライアント連携部セマフォIDは、後述するクライアント連携部41の各実行体が使用するセマフォを識別する識別子であり、サーバ連携部セマフォIDは、後述するサーバ連携部43の各実行体が使用するセマフォを識別する識別子である。
たとえば、図3において、クライアントIDが「CLIENT01」であるレコードは、セションIDが「SES01」および「SES02」である2つのレコードである。すなわち、CLIENT01に対応するクライアントAP200は、2つのセションからなる業務処理をサーバAPに対して要求していることを示している。また、セションIDが「SES01」であるセションに対応するクライアント連携部41の実行体は、セマフォIDが「C−SMF01」のセマフォを用いており、同じくサーバ連携部43の実行体は、セマフォIDが「S−SMF01」のセマフォを用いていることを示している。
なお、本実施例においては、クライアント連携部41およびサーバ連携部43は、セマフォを用いてデータの受け渡しおよび処理の中止/再開をおこなうこととしているが、セマフォ以外のシステムコールを用いて同様の処理をおこなうよう構成してもよい。
図2の説明に戻り、制御部30について説明する。制御部30は、ゲートウェイ部40およびサーバ部50を備えているが、本実施例の特徴部分はゲートウェイ部40である。同図に示すように、ゲートウェイ部40は、クライアント装置100のクライアントAP200とサーバ部50のサーバAP300との間に位置してセション管理をおこなう処理部である。
クライアント連携部41は、通信制御部400bを介してクライアントAP200のRPC要求を受け取り、受け取ったRPC要求に含まれる要求データをサーバAP起動部42に通知するとともに、サーバ連携部43を介して受け取ったサーバAP300の応答をRPC応答としてクライアントAP200に返す処理をおこなう処理部である。また、このクライアント連携部41は、自身が使用するセマフォを取得し、取得したセマフォのセマフォIDと、クライアントAP200から受け取ったRPC要求に関するクライアントIDおよびセションID(図3参照)とを記憶部20のセション管理情報21に登録する処理をおこなう処理部でもある。
なお、クライアント連携部41の実行体はクライアントAP200のRPC要求ごとにプロセスあるいはスレッドとして生成される。そして、サーバAP起動部42に要求データを通知すると取得したセマフォを用いて待ち合わせ処理(以下、「WAIT」と記載する)をおこない、サーバ連携部43からの応答受信をトリガーとしてWAITを解除し、クライアントAP200に対してRPC応答を送信する。また、RPC応答を送信したならば、かかる実行体は終了することになる。
サーバAP起動部42は、クライアント連携部41からの指示によってRPC要求に対応するサーバAP300を起動するとともに、このサーバAP300に対して最初のRPC要求に含まれる要求データを通知する処理をおこなう処理部である。なお、特定のサーバAP300に対して複数のセションからなる要求がなされた場合には、このサーバAP起動部42の実行体は、複数のセションからなるセショングループごとに生成され、最初のセションにおいてサーバAP300を起動し、最後のセションの終了に伴い終了する。
サーバ連携部43は、サーバAP300からの応答データをRPC要求として受け取り、受け取ったRPC要求に含まれる応答データをクライアント連携部41に通知する処理をおこなう処理部である。また、このサーバ連携部43は、自身が使用するセマフォを取得し、取得したセマフォのセマフォIDを記憶部20のセション管理情報21の該当するレコードに登録する処理をおこなう処理部でもある。
なお、サーバ連携部43の実行体はサーバAP300の応答ごとにプロセスあるいはスレッドとして生成される。そして、セショングループの最終セションではないセションに対応する実行体である場合には、クライアント連携部41に応答データを通知すると取得したセマフォを用いてWAITし、クライアント連携部41から次のセションに属する要求データ受信をトリガーとしてWAITを解除したうえでサーバAP300に要求データを通知して終了する。また、セショングループの最終セションに対応する実行体である場合には、クライアント連携部41に応答データを通知したならば終了する。
通信制御部400bは、上記したクライアント装置100の通信制御部400aと同様の通信制御部であり、クライアントAP200が通信制御部400aを介して発行したRPC要求を受信してクライアント連携部41に渡すとともに、クライアント連携部41が発行したRPC応答を受信し、通信制御部400aを介してクライアントAP200に送信する処理をおこなう処理部である。
また、通信制御部400cは、上記したクライアント装置100の通信制御部400aと同様の通信制御部であり、サーバAP起動部42あるいはサーバ連携部43から受信したデータを、サーバ部50の通信制御部400dを介してサーバAP300に通知するとともに、サーバAP300が通信制御部400dを介して送信したデータを、サーバAP起動部42あるいはサーバ連携部43に渡す処理をおこなう処理部である。
サーバ部50は、サーバAP300および通信制御部400dを含んでおり、図1の1aに示したサーバ装置に相当する処理部である。サーバAP300は、クライアントAP200からのRPC要求をゲートウェイ部40を介して受け取り、要求に対する応答を返す処理をおこなう。ただし、サーバAP300がゲートウェイ部40に応答を返す際には、RPC応答(RPC要求に対する応答)ではなく、応答データを含んだRPC要求を返すことになる。したがって、サーバAP300は、複数セションにわたる業務処理をおこなう場合であっても、一連のセションが完了するまで終了する必要がないので、データ引継ぎに関する処理(ロジック)を必要としない。
通信制御部400dは、上記したクライアント装置100の通信制御部400aと同様の通信制御部であり、ゲートウェイ部40の通信制御部400cとの間で双方向のデータ通信をおこなう処理部である。
次に、本実施例に係る各処理部(図2参照)間の関係について図4を用いて説明する。図4は、各処理部の連携を時系列に示すシーケンス図である。なお、同図においては、クライアントAP200が2回のセション(RPC要求/応答)を含んだサーバ要求をおこなう場合について示している。また、図2に示したクライアント連携部41の実行体を41aおよび41bとして、サーバ連携部43の実行体を43aおよび43bとしてそれぞれ示している。
図4に示すように、クライアントAP200が1回目のサーバ呼び出し(RPC要求)をおこなうと(ステップS101)、この要求を受けたクライアント連携部41aは、RPC要求に含まれる要求データをサーバAP起動部41bに向けて通知し(ステップS102)、自身は図3に示したクライアント連携部セマフォIDに対応するセマフォを用いてWAITする(ステップS103)。そして、かかる通知を受けたサーバAP起動部42は、要求データを含んだサーバAP起動指示をサーバAP300に対して通知することによって(ステップS104)対応するサーバAP300を起動する。
つづいて、サーバAP300は、起動指示に含まれる要求データを受信し(ステップS105)、所定の業務処理をおこなったうえで応答データを作成し、作成した応答データでサーバ連携部43aを起動する(ステップS106)。なお、サーバAP300は、応答データを通知した後も終了することなく次のデータ受信を待ち合わせる。
そして、サーバAP300によって起動され、サーバAP300が作成した応答データを受け取ったサーバ連携部43aは、クライアント連携部41aにかかる応答データを通知し(ステップS107)、自身は図3に示したサーバ連携部セマフォIDに対応するセマフォを用いてWAITする(ステップS108)。
この応答データの通知を受けたクライアント連携部41aは、セマフォによるWAITを解除し(ステップS109)、かかる応答データをRPC応答としてクライアントAP200に通知する(ステップS110)。RPC応答を受け取った(ステップS111)クライアントAP200は、応答データを用いた業務処理をおこなったうえで、2回目のサーバ呼び出し(RPC要求)をおこなう(ステップS112)。
かかるサーバ呼び出し(RPC要求)を受け付けたクライアント連携部41bは、RPC要求に含まれる要求データをサーバ連携部43aに向けて通知し(ステップS113)、自身は図3に示したクライアント連携部セマフォIDに対応するセマフォを用いてWAITする(ステップS114)。そして、クライアント連携部41bから要求データを受け取ったサーバ連携部43aは、セマフォによるWAITを解除するとともに(ステップS115)、かかる要求データをサーバAP300に通知する。
つづいて、サーバAP300は、サーバ連携部43aからの要求データを受信し(ステップS116)、所定の業務処理をおこなったうえで応答データを作成し、作成した応答データを通知することによって(ステップS117)サーバ連携部43bを起動する。なお、サーバAPは、要求データに含まれるセション情報などに基づき、最終セションであると判定したうえでサーバAP起動部42に終了通知(ステップS118)を送信し、終了する。
また、サーバAP300から応答データを受信したサーバ連携部43bは、かかる応答データをクライアント連携部41bに通知する(ステップS119)。そして、サーバ連携部43bから応答データを受信したクライアント連携部41bは、セマフォによるWAITを解除し(ステップS120)、かかる応答データをRPC応答としてクライアントAP200に通知する(ステップS121)。RPC応答を受信した(ステップS122)クライアントAP200は、所定の業務処理をおこなうことになる。
次に、上述したクライアント連携部41、サーバAP起動部42およびサーバ連携部43が実行する処理手順について図5〜図7を用いて説明する。なお、図5〜図7においては、クライアントIDを「CL−ID」と、セションIDを「SES−ID」と、クライアント連携部セマフォIDを「CLセマフォID」と、サーバ連携部セマフォIDを「SVセマフォID」と、それぞれ略記している。
まず、クライアント連携部41の処理手順について図5を用いて説明する。図5は、クライアント連携部41の処理手順を示すフローチャートである。なお、同図に示す処理手順は、クライアント連携部41によって生成される各実行体がおこなう処理手順である。
図5に示すように、クライアント連携部41はクライアント(クライアントAP200)からの要求待ちをおこない(ステップS201)、要求を受信すると(ステップS202)、かかる要求がセション開始要求であるか否かを判定する(ステップS203)。なお、ステップS202において受信する要求は、CL−ID、SES−IDおよび要求データを含んだ情報である。
そして、ステップS203においてセション開始要求であると判定された場合には(ステップS203,Yes)、サーバAP起動部42を生成し(ステップS204)、CLセマフォIDを取得する(ステップS207)。一方、ステップS203においてセション開始要求ではないと判定された場合(セショングループに属する2回目以降のセションであると判定された場合)には(ステップS203,No)、セション管理情報21を検索してSVセマフォIDを取得したうえで(ステップS205)該当するサーバ連携部43に対して要求データを通知し(ステップS206)、CLセマフォIDを取得する(ステップS207)。
つづいて、クライアント連携部41は、ステップS207において取得したCLセマフォIDをセション管理情報21に登録し(ステップS208)、ステップS207において取得したCLセマフォIDに対応するセマフォを用いてWAITする(ステップS209)。そして、サーバ連携部43(サーバ連携部43が生成した実行体)から応答データを受信したならば(ステップS210)、WAITを解除したうえで自身は終了するとともに応答データをRPC応答としてクライアントへ通知する(ステップS211)。
次に、サーバAP起動部42の処理手順について図6を用いて説明する。図6は、サーバAP起動部42の処理手順を示すフローチャートである。なお、同図に示す処理手順は、サーバAP起動部42によって生成される各実行体がおこなう処理手順である。
図6に示すように、サーバAP起動部42は、クライアント連携部41から要求データを受信すると、サーバAP300を呼び出す(ステップS301)。そして、サーバAP300からの応答を待ち合わせ(ステップS302)、サーバAP300から応答を受信すると(ステップS303)処理を終了する。
次に、サーバ連携部43の処理手順について図7を用いて説明する。図7は、サーバ連携部43の処理手順を示すフローチャートである。なお、同図に示す処理手順は、サーバ連携部43によって生成される各実行体がおこなう処理手順である。
図7に示すように、サーバ連携部43がサーバAP300によって起動されると(ステップS401)、セション管理情報21を検索してCLセマフォIDを取得する(ステップS402)。なお、サーバ連携部43がステップS401において起動される際には、CL−ID、SES−IDおよび応答データを受け取る。
つづいて、サーバ連携部43は応答データをクライアント連携部41(ステップS401において取得したCLセマフォIDに対応する実行体)へ通知し(ステップS403)、かかる応答データがセション終了の応答データであるか否かを判定する(ステップS404)。そしてセション終了の応答データではない場合には(ステップS404,No)、SVセマフォIDを取得する処理をおこなう(ステップS405)。一方、セション終了の応答データである場合には(ステップS404,Yes)、プログラムを終了する(ステップS410)。
ステップS405の処理につづき、サーバ連携部43は、取得したSVセマフォIDをセション管理情報21に登録し(ステップS406)、取得したSVセマフォIDに対応するセマフォを用いてWAITする(ステップS407)。そして、クライアント連携部41から次の要求データを受信したならば(ステップS408)、WAITを解除したうえで要求データをサーバAPに通知し(ステップS409)、処理を終了する。
次に、本実施例に係るゲートウェイ部40の配置バリエーションについて図8を用いて説明する。図8は、ゲートウェイ部40の配置バリエーションを示す図である。図8の8aに示すのは、図3に示したブロック図に対応した配置パターンである。このように、ゲートウェイ部40をサーバ装置上に設けることとすれば、サーバ装置の処理容量が一般的に高い点、従来のクライアント/サーバシステムにそのまま適用できる点からコストパフォーマンスの面からみて好ましいシステム構成となる。しかしながら、ゲートウェイ部40を他の装置上に配置することとしても構わない。
たとえば、図8の8bに示すように、ゲートウェイ部40を含んだゲートウェイ装置を設けてネットワークに接続する構成としてもよいし、図8の8cに示すように、各クライアント装置上にゲートウェイ部40を配置することとしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、クライアントAPとサーバAPとの間にゲートウェイ部を設け、このゲートウェイ部が、クライアントAPからのRPC要求を受け付けるクライアント連携部と、サーバAPからの応答を受け付けるサーバ連携部と、複数セションからなる業務処理をおこなうサーバAPを起動するサーバAP起動部とを備え、クライアント連携部およびサーバ連携部が記憶部のセション管理情報を更新/参照することによってセション管理をおこなうよう構成したので、サーバAPからセション管理に関するロジックを排除することができる。また、サーバ連携部が、サーバAPからの応答をサーバ連携部への要求として受け付けるよう構成したので、サーバAPは応答を返すたびに終了することを要しないことから、セションにまたがったデータ引継ぎに関する処理が不要となる。したがって、サーバAPの開発効率や保守効率を高めることができる。
(付記1)クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御プログラムであって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手順と、前記セション情報管理手順が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
(付記2)前記中継手順は、前記遠隔手続き呼び出し要求に対する前記サーバプログラムからの応答を、前記クライアントプログラムが発行する遠隔手続き呼び出し要求に対する遠隔手続き応答としてではなく、該中継手順に対する遠隔手続き呼び出し要求として受け付けることを特徴とする付記1に記載の通信制御プログラム。
(付記3)前記中継手順は、前記サーバプログラムに向けた要求データの中継処理と前記クライアントプログラムへの応答処理とをおこなうクライアント連携実行体を前記遠隔手続き呼び出し要求ごとに生成するクライアント連携手順と、前記サーバプログラムの応答を前記クライアント連携実行体に中継するサーバ連携実行体を該応答ごとに生成するサーバ連携手順とをさらにコンピュータ実行させることを特徴とする付記1または2に記載の通信制御プログラム。
(付記4)前記クライアント連携手順が生成するクライアント連携実行体は、前記クライアントプログラムから受け付けた前記遠隔手続き呼び出し要求に基づいて当該要求に対応する前記セションと他のセションとの関連および自らを識別する識別子を前記セション情報管理手順に通知し、前記サーバ連携手順が生成するサーバ連携実行体は、前記サーバプログラムから受け付けた応答を、前記セション情報管理手順が管理するセション情報から取得した前記識別子に対応する当該クライアント連携実行体に通知することを特徴とする付記3に記載の通信制御プログラム。
(付記5)前記サーバ連携手順が生成するサーバ連携実行体は、自らを識別する識別子を前記セション情報管理手順に通知し、前記クライアント連携手順があらたに生成したクライアント連携実行体は、前記セション情報管理手順が管理するセション情報に前記サーバ連携実行体に関する識別子が登録されている場合には、当該識別子に対応するサーバ連携実行体に対して要求データを通知することを特徴とする付記4に記載の通信制御プログラム。
(付記6)前記クライアント連携手順が生成するクライアント連携実行体および前記サーバ連携手順が生成するサーバ連携実行体が前記セション情報管理手順に対して通知する識別子は、自身が待ち合わせをおこなうためのセマフォの識別子であり、前記クライアント連携実行体および前記サーバ連携実行体は、前記セマフォを用いて前記クライアント連携実行体あるいは前記サーバ連携実行体からの応答待ちをおこなうことを特徴とする付記5に記載の通信制御プログラム。
(付記7)クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御方法であって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理工程と、前記セション情報管理工程が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継工程とを含んだことを特徴とする通信制御方法。
(付記8)前記中継工程は、前記遠隔手続き呼び出し要求に対する前記サーバプログラムからの応答を、前記クライアントプログラムが発行する遠隔手続き呼び出し要求に対する遠隔手続き応答としてではなく、該中継工程に対する遠隔手続き呼び出し要求として受け付けることを特徴とする付記7に記載の通信制御方法。
(付記9)前記中継工程は、前記サーバプログラムに向けた要求データの中継処理と前記クライアントプログラムへの応答処理とをおこなうクライアント連携実行体を前記遠隔手続き呼び出し要求ごとに生成するクライアント連携工程と、前記サーバプログラムの応答を前記クライアント連携実行体に中継するサーバ連携実行体を該応答ごとに生成するサーバ連携工程とをさらに含んだことを特徴とする付記7または8に記載の通信制御方法。
(付記10)クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御装置であって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手段と、前記セション情報管理手段が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置。
(付記11)前記中継手段は、前記遠隔手続き呼び出し要求に対する前記サーバプログラムからの応答を、前記クライアントプログラムが発行する遠隔手続き呼び出し要求に対する遠隔手続き応答としてではなく、該中継手段に対する遠隔手続き呼び出し要求として受け付けることを特徴とする付記10に記載の通信制御装置。
(付記12)前記中継手段は、前記サーバプログラムに向けた要求データの中継処理と前記クライアントプログラムへの応答処理とをおこなうクライアント連携実行体を前記遠隔手続き呼び出し要求ごとに生成するクライアント連携手段と、前記サーバプログラムの応答を前記クライアント連携実行体に中継するサーバ連携実行体を該応答ごとに生成するサーバ連携手段とをさらに備えたことを特徴とする付記10または11に記載の通信制御装置。
(付記13)前記通信制御装置は、前記サーバプログラムが搭載された前記サーバ装置であることを特徴とする付記10、11または12に記載の通信制御装置。
(付記14)クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなうプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手順と、前記セション情報管理手順が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手順とを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上のように、本発明に係る通信制御プログラム、通信制御方法および通信制御装置は、セション管理を効率的におこないたい場合に有用であり、特に、サーバプログラムからセション管理に関するロジックを排除したい場合に適している。
本発明に係る通信制御手法の概要を示す図である。 サーバ装置の構成を示すブロック図である。 セション管理情報の一例を示す図である。 各処理部の連携を時系列に示すシーケンス図である。 クライアント連携部の処理手順を示すフローチャートである。 サーバAP起動部の処理手順を示すフローチャートである。 サーバ連携部の処理手順を示すフローチャートである。 ゲートウェイ部の配置バリエーションを示す図である。
10 サーバ装置
20 記憶部
21 セション管理情報
30 制御部
40 ゲートウェイ部
41 クライアント連携部
41a、41b クライアント連携部の実行体
42 サーバAP起動部
43 サーバ連携部
43a、43b サーバ連携部の実行体
50 サーバ部
200 クライアントAP
300 サーバAP
400a〜d 通信制御部

Claims (5)

  1. クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御プログラムであって、
    前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手順と、
    前記セション情報管理手順が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  2. 前記中継手順は、
    前記遠隔手続き呼び出し要求に対する前記サーバプログラムからの応答を、前記クライアントプログラムが発行する遠隔手続き呼び出し要求に対する遠隔手続き応答としてではなく、該中継手順に対する遠隔手続き呼び出し要求として受け付けることを特徴とする請求項1に記載の通信制御プログラム。
  3. 前記中継手順は、
    前記サーバプログラムに向けた要求データの中継処理と前記クライアントプログラムへの応答処理とをおこなうクライアント連携実行体を前記遠隔手続き呼び出し要求ごとに生成するクライアント連携手順と、
    前記サーバプログラムの応答を前記クライアント連携実行体に中継するサーバ連携実行体を該応答ごとに生成するサーバ連携手順と
    をさらにコンピュータ実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御プログラム。
  4. クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御方法であって、
    前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理工程と、
    前記セション情報管理工程が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継工程と
    を含んだことを特徴とする通信制御方法。
  5. クライアント装置に搭載されたクライアントプログラムとサーバ装置に搭載されたサーバプログラムとの間でおこなわれる遠隔手続き呼び出し型データ通信の通信制御をおこなう通信制御装置であって、
    前記クライアントプログラムが発行する各遠隔手続き呼び出し要求に対応するセションの関連をあらわすセション情報を管理するセション情報管理手段と、
    前記セション情報管理手段が管理するセション情報に基づいて前記クライアントプログラムと前記サーバプログラムとの間で前記遠隔手続き呼び出し型データ通信の中継をおこなう中継手段と
    を備えたことを特徴とする通信制御装置。
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