JP2007102288A - 営業支援システムおよび営業支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 自店の顧客ではない見込顧客へ効率の良い営業活動を実施し、また、見込顧客の情報を含んで営業戦略の分析を支援する営業支援システムおよび営業支援プログラムを提供する。
【解決手段】 地図アプリケーションデータベース143の住所情報から、自店の顧客情報が保存される顧客データベース142の住所情報を差し引いた差分情報を見込顧客として、見込顧客データベース144を生成する。生成した見込顧客データベース144を利用することで、自店の顧客ではない見込顧客へ、効率のよい営業活動を行うことができる。また、自店の顧客データベースと、生成した見込顧客データベース144とを用いることで、顧客率の算出や商圏ごとの分析も可能となり、さらに、地図アプリケーションデータベース143の機能を用いることで、顧客分布情報を地図上に表示させ、視覚的に把握することも可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、営業支援システムおよび営業支援プログラムに関し、特に新規顧客獲得のための営業戦略の検討を支援するシステムおよびプログラムに関する。
近年、PC(Personal Computer)が普及したことによって、各企業や店舗にて自店の顧客情報をデータベースに登録し、顧客管理を行うことが一般的に行われている。データベースの顧客情報は、電話営業やダイレクトメール等、既存顧客への営業を行うにあたり欠かせないものとなっている。
また、この顧客情報は、店舗のPOS(Point Of Sales)レジ等と情報をリンクさせることで、個人の購買履歴を記録し、購入金額に応じたポイントの還元等、収集した顧客情報を利用した、新たな顧客サービスが展開されている。
さらに、市場が縮小しているにもかかわらず、既存店舗の数が変わらない又は増えているような場合等は、自店が生き残る為に、他店の顧客を自店舗の顧客としていくことが必要となる。その為に、自店および競争店の商圏を推定し、そこから各店の顧客属性を把握して営業を行うことが競争政策には重要となる。商圏を分析する際にはGIS(Geographical Information System)地図エンジンが利用されている。
特許文献1は、「一定地域をほぼ網羅する電話番号データから、架電によって予め見込み顧客を抽出し、この見込み顧客の所在地を示す地図データを出力し、顧客データと地図データによって営業担当者が顧客を訪問し商談を行うようにしたので、営業担当者の無駄な労力を省くことができると同時に、高い確率で商談を成功させることができる効果がある。」と記載されており、電話番号のデータベースを用い、架電によって見込顧客を抽出して、営業対象とする顧客を絞り込む方法を開示している。
特許文献2は、「GISを利用して競争関係にある業態における各店舗の商圏を分析する際、特に店舗間において激しい競争がある場合に、既存店の競争関係と商圏空間構造を分析することができるとともに、消費者属性と、消費カテゴリ別可能売上の分析を行うことができる。」と記載され、GISを用いて商圏空間構造の情報から消費者を分析する方法を開示している。
特開2003−58691号公報(段落0012) 特開2004−185539号公報(段落0300)
しかしながら、従来の営業活動は、自社の顧客データベースに記録されている顧客のみを対象とするのが大半であり、それらを対象としてダイレクトメール等の営業活動を行うことで、顧客を自社につなぎとめるという方法が一般的であった。
また、新規顧客の獲得には、様々な広告媒体を利用して宣伝広告を行うほか、時間をかけて1軒1軒のポストにチラシを投函して回る、もしくは1軒1軒架電あるいは訪問しなければならないのが実情であり、そのような手段に対する投資対効果を考えると、効率のよい方法とは言えなかった。
本発明は、自店の顧客ではない見込顧客へ効率のよい営業活動を実施し、また、見込顧客の情報を含んで営業戦略の分析を支援する営業支援システムおよび営業支援プログラムを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の営業支援システムは、自店の顧客の住所情報を少なくとも含む顧客データベースと、各世帯ごとの住所情報を少なくとも含む地図アプリケーションデータベースにおいて所定の住所条件で抽出した住所情報から、顧客データベースにおける顧客の住所情報を差し引いた差分情報を、住所条件における見込顧客の住所情報として、見込顧客データベースへ保存する見込顧客データベース生成手段とを備える構成とした。
かかる構成において、営業支援システムは、自店の顧客の住所情報と地図アプリケーションデータベースの住所情報との差分の情報から、自店の顧客ではない見込顧客の顧客情報を得る。それにより、見込顧客の情報を含んだ営業戦略の分析を支援し、効率のよい営業活動を実施できる。
また、請求項2に記載の営業支援システムは、顧客データベースにおける所定の住所条件で抽出した世帯数を、地図アプリケーションデータベースにおける住所条件で抽出した世帯数で除算することで、所定住所条件における顧客率を算出する顧客率算出手段をさらに備える構成とした。
かかる構成において、営業支援システムは、所定の住所条件における顧客率を算出することで、顧客率によった営業戦略の分析を可能とし、効率のよい営業活動が実施できる。
さらに、請求項3に記載の営業支援システムは、地図アプリケーションデータベースに含まれる地図情報に基づいて地図画像を作成し、地図画像上に、顧客データベースから得た顧客の住所情報、見込顧客データベースから得た見込顧客の住所情報、算出した顧客率のうち、少なくともいずれか1つの情報を添付した地図画像を出力する出力手段をさらに備える構成とした。
かかる構成において、営業支援システムは、顧客、見込顧客、顧客率のうち少なくともいずれか1つの情報を地図上にマッピングして表示することで、営業戦略の分析を支援する。
また、請求項4に記載の営業支援システムは、入力された顧客情報の住所情報と同じ住所情報が、地図アプリケーションデータベースにあり、かつ顧客データベースになかった場合に、顧客情報を顧客データベースに追加保存する顧客情報登録手段をさらに備える構成とした。
かかる構成において、営業支援システムは、顧客情報について正当かつ重複の無いデータを判別して顧客データベースへ追加保存することで、より信頼性の高い顧客データベースを提供できる。
さらに、請求項5に記載の営業支援プログラムは、自店の顧客の住所情報を少なくとも含む顧客データベースを含む端末装置において動作する営業支援プログラムであって、各世帯ごとの住所情報を少なくとも含む地図アプリケーションデータベースにおいて所定の住所条件で抽出した住所情報から、顧客データベースにおける顧客の住所情報を差し引いた差分情報を、住所条件における見込顧客として見込顧客データベースへ保存するステップを含んでコンピュータである端末装置に実行させる構成とした。
かかる構成において、営業支援プログラムは、自店の顧客の住所情報と地図アプリケーションデータベースの住所情報との差分の情報から、自店の顧客ではない見込顧客の顧客情報を得る。
本発明によれば、自店の顧客ではない見込顧客へ効率のよい営業活動を実施し、また、見込顧客の情報を含んで営業戦略の分析を支援する営業支援システムおよび営業支援プログラムを提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」と適宜記載)を詳細に説明する。なお、本実施形態では、営業支援システム(以下「システム」と適宜記載)を利用する店舗としてクリーニング店Aを例に挙げて説明する。
図1は、本システムに利用される端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
端末装置100は一般的なコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)110、メインメモリ120、入出力インタフェース(以下「入出力IF」と記載)130、記憶部140を備える。
また、端末装置100は、端末装置100への各種指示やデータを受け付けるマウスやキーボード等の入力装置160、記憶部140に格納されている情報等を出力する画面やプリンタ等の出力装置170が所定の回路等によって接続されている。
CPU110は、記憶部140に格納されたプログラム141および各データベースを参照して各種演算処理を行い、顧客情報登録手段111、見込顧客DB生成手段112および顧客率算出手段113の機能を実現する。
メインメモリ120は、CPU110が演算処理等を行う時の記憶領域である。入出力IF130は、入力装置160、出力装置170とCPU110との間のデータ入出力のインタフェースを司る。
記憶部140は、営業支援プログラム(以下「プログラム」と適宜記載)141、予め入力装置160を介して入力された顧客情報を記憶してある顧客データベース(以下「顧客DB」と適宜記載)142および地図アプリケーションデータベース(以下「地図DB」と適宜記載)143、見込顧客データベース(以下「見込顧客DB」と適宜記載)144を所定領域に備える。なお、前記したデータベースは、必ずしも1つの端末装置内に備える必要はなく、それらの一部または全てを別々の装置または回線等で接続された外部媒体に備えてもよい。
本実施形態において、端末装置100はクリーニング店A(自店)に設置される。
顧客DB142は、クリーニング店Aの顧客情報であり、情報の項目としては、例えば顧客ID、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、来店日付等が考えられる。
地図DB143は、GIS等による地図アプリケーションの情報であり、少なくとも住所と地形の情報を持ち、例えば株式会社ゼンリンの「電子地図帳Z[zi:](登録商標)」、財団法人東日本不動産流通機構の「レインズ(Real Estate Information Network System)(登録商標)」等を使用することができる。これらの地図アプリケーションデータベースは事前に入手し、記憶部140に保存されてあるものとする。
見込顧客DB144は、プログラム141が地図DB143を用いて生成するデータベースである。この見込顧客DB144の生成方法と詳細な説明は、図3を用いて後記する。
図2は、本実施形態における商圏を概念的に説明する模式図である。
本実施形態では、自店であるクリーニング店Aと近隣の商圏エリアを持つクリーニング店B(競争店)を想定して説明する。つまり、クリーニング店Aおよびクリーニング店Bそれぞれの店舗の顧客は、ほぼ商圏200(図2の商圏210Aと商圏210B)内に居住していることになる。
商圏200は、商圏210Aおよび商圏210Bで構成される。商圏210A(実線で囲まれた地域)はクリーニング店A(自店)の顧客が主に居住する地域である。商圏210B(破線で囲まれた地域)はクリーニング店B(競争店)の顧客が主に居住する地域である。なお、商圏210Aと商圏210Bとが重なる地域は、商圏210Cとする。
図2では説明の為に商圏を簡略化して表しているが、地形等を考慮して各商圏を分けてもよい。
図3は、本実施形態における顧客情報登録処理と、見込顧客DB生成処理の流れを示す図である。図3に沿って、適宜図1を参照しながら説明する。
(顧客情報登録処理)
まず、顧客情報登録処理を説明する。
端末装置100の入力装置160を介して、クリーニング店Aの店員が住所情報を含んだ顧客情報を入力し(S301)、顧客情報登録手段111は、入力された顧客情報(入力データ)を一時的に、メインメモリ120に記憶する。
続いて、顧客情報登録手段111は、メインメモリ120に記憶された入力データに含まれる住所情報と地図DB143に含まれる住所情報とを照合し(S302)、入力データに含まれる住所情報が地図DB143の住所情報に存在した場合には、入力データの住所情報は正当と判別する。
照合の結果、入力データの住所情報が、地図DB143の住所情報に存在しなかった場合(S302→N)、入力データの住所は存在しない可能性があり、確認が必要なので、ステップS301の処理に戻る。ここで、適宜エラーメッセージ等を端末装置100の画面上に表示させてもよい。
一方、ステップS302の照合の結果、入力データの住所情報と同じ情報が地図DB143に存在した場合(S302→Y)、続いて顧客情報登録手段111は、メインメモリ120に記憶されている入力データの住所情報と、顧客DB142に含まれる住所情報とを照合し(S303)、入力データに含まれる住所情報が顧客DB142の住所情報に存在した場合には、入力データ(住所情報)の重複と判別する。このように重複した場合(S303→Y)、以下の理由が考えられる。 (1)入力された顧客情報は、既に顧客として顧客DB142に登録されている、(2)住所情報の誤入力、(3)引越し等による住居者変更。(1)〜(3)のいずれの場合にしても確認が必要となるので、ステップS301の処理に戻る。ここで、適宜エラーメッセージ等を端末装置100の画面上に表示させてもよい。
一方、ステップS303の照合において、入力データの住所情報が顧客DB142の住所情報に存在しなかった場合(S303→N)、顧客情報登録手段111はメインメモリ120に記憶されている、入力された顧客情報(入力データ)を顧客DB142へ追加保存する(S304)。
以上の説明では、入力された顧客情報の確認処理(ステップS302,S303)は、顧客情報の入力時に行うこととしたが、例えば入力時には確認処理を行わずにそのまま顧客DB142へ保存しておき、所定のタイミングで顧客DB142に登録されている顧客情報の確認処理を行うようにしてもよい。その場合は、誤入力と思われる入力データを顧客DB142から抽出して適宜エラーデータベース等に移動させてもよいし、当該データにエラーフラグ等を付与することによって、正しい住所情報を持つ顧客情報と判別できるようにしてもよい。
以上の処理で顧客情報が登録された顧客DB142は、確認処理時点での信頼できる住所情報を持つ自店の顧客情報となる。
(見込顧客DB生成処理)
続いて、見込顧客DBの生成処理を説明する。この処理は、図3のS305以降の処理となる。
見込顧客DB生成手段112は、地図DB143の住所情報を1件(1世帯)読込み(読込データ)、メインメモリ120に記憶する(S305)。
続いて見込顧客DB生成手段112は、メインメモリ120に記憶された読込データに含まれる住所情報と顧客DB142に保存されている全ての住所情報とを照合し、読込データに含まれる住所情報が顧客DB142の住所情報に存在した場合には、自店の顧客として登録されていると判別する(S306)。
照合の結果、読込データの住所情報が、顧客DB142の住所情報に存在しなかった場合(S306→N)、読込データは自店の顧客として登録されていない情報なので、見込顧客DB144にメインメモリ120の読込データを追加保存する(S307)。
一方、ステップS306の照合の結果、読込データの住所情報と同じ情報が顧客DB142に存在した場合(S306→Y)、読込データの住所は既に自店の顧客情報として登録されていることになるので、見込顧客DB生成手段112はステップS308の処理へ進む。
続いてステップS308で、見込顧客DB生成手段112は読込データについて、地図DB143全ての住所情報の照合処理(ステップS306に相当)が完了したか否かを判別し、全ての住所情報の照合が完了しない間は(S308→N)、ステップS306で読込む情報を地図DB143内の次(世帯)の住所情報に移し、ステップS305〜S307の処理を繰り返す。
ステップS308の判別処理において、全ての住所情報の照合が完了したら(S308→Y)、見込顧客DB生成手段112はここでの処理を終了する。
なお、ステップS305の処理の前に、地図DB143の住所情報について、予め所定の住所条件で抽出しておき、抽出された住所情報について見込顧客DB144を生成してもよい。
以上のステップS305〜S308の処理で、自店の顧客情報以外の住所情報を持つ、見込顧客DB144が生成される。なお、ここでの説明では、新規に見込顧客DB144を生成することとしたが、地図DB143に顧客フラグの項目を設けて、顧客情報として登録されていたデータにはフラグ情報を付与する等の方法により、顧客と見込顧客とを区別できるようにしてもよい。
見込顧客DB144を用いることによって、自店の顧客以外を対象とした以下のような営業活動を行うことが可能となる。
例えば、見込顧客DB144に登録された住所情報に対して、ダイレクトメール(以下「DM」と適宜記載)の送付や訪問等の実施が考えられる。なお、本実施形態のDM送付手段は、民間の宅配業者が行うメール便サービスを利用する。このサービスは、郵便のように氏名情報を必須とせず、宅配便のような氏名による配達確認もとらずに、送信したDMが家庭等のポストに投函されるサービスである。そのため、住所情報のみでDMを送付することが可能となり、かつ送料も通常の郵送と比べて安価に抑えることができる。
例えば、クリーニング店Aのキャンペーンとして、「無料サービス券」を同封したDMを、見込顧客DB144の住所に送付する。このDMを受け取った人が、クリーニング店Aを知らない、あるいは来店したことがない場合、クリーニング店Aに来れば安い金額でサービスが受けられることを知り、多少距離があってもクリーニング店Aへ来店し、新たに顧客になる可能性が生まれる。さらに、既に自店の顧客となっている人に対しては、無料サービス券が送付されないため、無料サービス実施に伴うコストを新規顧客獲得の為に用いることが出来るので、自店の利益の減少を最小限に抑えることが可能である。
この方法により、従来のように無作為に1軒1軒のポストにチラシを投函、もしくはDMを郵送する方法と比較して、見込顧客DB144を用いることで自店の顧客以外を対象とした、より効率的かつ有意義な営業活動を行うことができる。
さらに、クリーニング店Aでキャンペーンを行う場合に、図2における商圏200内全てに均一なサービスではなく、見込顧客DB144の住所情報を利用して、商圏毎の特徴に沿ったサービスを実施することも新規顧客の獲得には有効である。
具体的には、競争店であるクリーニング店Bの含まれる商圏210Bには、他の地域よりも高い割引率を設定したサービス券を提供したり、商圏210Aと商圏210Bとが重なり合う商圏210Cには、駅への出勤途中にクリーニングを出すと帰宅途中に受け取れるサービスを安く提供したり等、各商圏の特徴に即したサービスの情報を顧客以外の人々に提供できる。それにより、見込顧客を積極的に競争店から奪う戦略をとることが可能となり、さらに、見込顧客数や顧客率の算出から、営業に係る経費等の収支も的確に見極めることができるので、営業戦略を検討するための分析に有効である。
また、顧客DB142に登録されている自店の顧客へも、「お得意様限定サービス」として、年齢層や商圏毎による様々な割引等、他の顧客とは差別化されたサービスを提供することで、顧客の囲い込みが可能となる。また顧客側も、一般客では得られない、よりニーズに沿ったサービスを得られるとともに、常連客扱いを受けることで大きな満足感が得られる。
ここで、顧客率の算出方法について説明する。この処理は、端末装置100のCPU110が実行する処理であり、顧客率算出手段113の機能として実現される。
顧客率算出手段113は、地図DB143の住所情報を所定の住所条件で抽出し、その世帯数を算出する。また、顧客DB142も同様の住所条件で抽出し、その世帯数を算出する。この顧客DB142から算出した世帯数を、地図DB143から算出した世帯数で割った値が、所定エリアにおける顧客率となる。ここで、顧客率算出手段113が地図DB143および顧客DB142から住所情報を抽出するときの住所条件を、「各商圏(商圏210A,210B,210C)に含まれる住所」としてもよい。
また、見込顧客数の算出は、所定の住所条件における地図DB143の世帯数から、同様に所定の住所条件における顧客DB142の世帯数を引いて算出してもよいし、所定の住所条件における見込顧客DB144の世帯数をそのまま使用してもよい。
本実施形態では、地図DB143の住所情報を用いて見込顧客データベース144を生成し、分析および営業活動を行う例を説明したが、地図DB143に住所情報以外の情報(例えば、個人名、生年月日、年齢、電話番号、所得、家族構成、加入生命保険、勤務先、通学学校名等)が含まれる場合には、それらの情報を用いた分析および営業活動を行ってもよいことは言うまでもない。
図4〜図7は、端末装置100の記憶部140に保存される各データベースを使用して、営業戦略を検討する場合の端末装置100の出力装置170に表示される画面例である。図4〜図7に沿って、適宜図1を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態での図3のステップS301において、端末装置100の入力装置160を介して顧客DB142に顧客情報を入力する際に、CPU110がプログラム141を実行することによって出力装置170に表示される顧客情報入力画面例である。
顧客情報入力画面は、ここでは、顧客情報表示エリア401と地図表示エリア402から構成されている。顧客情報表示エリア401では、NO(顧客ID)、氏名、住所1、住所2、住所3、電話番号、生年月日、メールアドレス、memo等の情報が入力できる。この他に、注文履歴等を入力できるようにしてもよい。なお、NO(顧客ID)については、キー項目として固有のIDであることが望ましいため、重複を防ぐためにプログラム141によって自動的に付与される。
地図表示エリア402は、端末装置100のCPU110が地図DB143を用いることで、自店の近隣の地図を表示したものである。この画面上で所定の地点(例えば図4の領域410)を選択することで、選択した住所の情報が自動的に、顧客情報表示エリア401の住所1、住所2、住所3の入力欄に入力される。それにより簡易に住所を入力することができ、入力支援の向上が図られる。なお、地図表示エリア402は常時表示されなくともよく、利用者の操作によって適宜表示されるようにしてもよい。
図5は、地図DB143を用いて、プログラム141によって出力装置170に表示される地図の画面例である。
ここでは地図表示エリアは2つに分けられており、地図表示エリア501において所定の範囲選択した部分(例えば図5の領域510)が、地図表示エリア502に拡大された状態で表示されている。縮尺は適宜設定可能である。
これにより、簡易な操作で希望の住所を表示させることが可能となる。
図6は、地図表示状態から各データベースを表示させるための画面の一例である。
画面に表示されている台帳ボタン601を選択することで、選択できる台帳の一覧を表す台帳選択ウィンドウ602が表示される。この台帳選択ウィンドウ602において例えば「顧客情報」を選択した場合には、地図表示状態に加えて、図4の画面構成のように顧客情報を表示させることで必要に応じて顧客情報を修正可能としてもよい。
図7は、CPU110がプログラム141を実行することで、顧客DB142と地図DB143とを用いて、自店を中心に、地図上に顧客の住所情報をプロットした画面例である。
ここでは、クリーニング店A(自店)を中心とした地図701が表示されており、自店の顧客として顧客DB142に登録されている住所に該当する地点を点で表示してある。この機能により、どの区域に自店の顧客がどの程度分布しているか、その状況を視覚的に把握することが可能となる。それによって、地形情報等を加味した営業戦略を検討することが出来る。
ここで、詳細な縮尺表示の場合には、点で表示するのではなく、住居自体を色分けしてもよいし、CPU110が顧客DB142の情報を用いて算出した顧客毎の来店回数や顧客毎の売上高等によって、プロットされる色を変えてもよい。また、地図上から所定のエリアを選択することで、その商圏に在住する顧客の一覧を表形式等にして画面上に表示させる機能を持たせてもよい。
なお、この説明では顧客DB142を表示することとしたが、顧客DB142の代わりに見込顧客DB144を用いて、見込顧客の住所情報をプロットしてもよい。
図8は本実施形態に係る営業戦略の検討例を示す模式図である。
端末装置100が、見込顧客DB144または顧客DB142のデータを、ラベル印字ソフト等へエクスポートすることで、DMの宛名を印刷することができる。また、表計算ソフト等にエクスポートすることで、訪問先リストを作成することができる。
また、顧客率や見込み顧客数等のデータを、顧客分布810,811のように、商圏毎にグラフで分析することにより、商圏毎の潜在的な営業活動の検討が可能となる。
さらに地図DB143を用いることで、画面820のように選択された商圏を色分け表示したり、画面821、画面822のように商圏毎の顧客率や売上高等の分析結果を地図上にグラフ表示したりすることも出来る。
なお、前記以外にも、各データベースのデータのエクスポートや他のシステムとの連動等、データの2次利用を可能とすることは言うまでもない。
本システムは、各顧客の購入商品の種類、来店頻度、購入商品属性等の情報を、顧客DB142または他のデータベースで保管することによって、顧客のニーズを含んだ情報として分析することもできる。その結果、商圏だけでなく、年齢、趣向、流行等に応じたサービスを検討することができるので、無駄な労力を省き、効率のよい営業活動ができると同時に、高い確率で顧客を増やすことができる。
本実施形態の説明において、システムを利用する店舗はクリーニング店を例として説明したが、例えば美容院やその他小売店でもよく、その業種を制限するものではない。
また、複数の店舗を所有するチェーン店等で本システムを使用してもよい。その場合には、各店舗と本部とをネットワーク等で接続して他店の情報を共有できるようにし、本部のサーバ側に本システムを設けても、本部および各店舗の両方にこの機能を設けて双方にて実行されても、実行にあたり本部から各店舗へダウンロードされてもよい。その他についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形可能である。
本発明に利用される端末装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施形態の商圏を概念的に説明するための模式図である。 本実施形態における処理フロー図である。 本実施形態における顧客情報登録の画面例である。 本実施形態における地図の縮尺を変更する画面例である。 本実施形態における顧客情報を表示させる画面例である。 本実施形態における顧客分布を地図上に表示させる画面例である。 本実施形態に係る営業戦略の検討例を示す模式図である。
符号の説明
100 端末装置
110 CPU
111 顧客情報登録手段
112 見込顧客DB生成手段
113 顧客率算出手段
140 記憶部
141 営業支援プログラム(プログラム)
142 顧客データベース(顧客DB)
143 地図アプリケーションデータベース(地図DB)
144 見込顧客データベース(見込顧客DB)
160 入力装置
170 出力装置
200 商圏
210A,210B,210C 商圏
401 顧客情報表示エリア
402 地図表示エリア
A クリーニング店(自店)
B クリーニング店(競争店)

Claims (5)

  1. 自店の顧客の住所情報を少なくとも含む顧客データベースと、
    各世帯ごとの住所情報を少なくとも含む地図アプリケーションデータベースにおいて所定の住所条件で抽出した住所情報から、前記顧客データベースにおける顧客の住所情報を差し引いた差分情報を、前記住所条件における見込顧客の住所情報として、見込顧客データベースへ保存する見込顧客データベース生成手段と
    を備えたことを特徴とする営業支援システム。
  2. 前記顧客データベースから所定の住所条件で抽出した世帯数を、前記地図アプリケーションデータベースから前記住所条件で抽出した世帯数で除算することで、前記住所条件における顧客率を算出する顧客率算出手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の営業支援システム。
  3. 前記地図アプリケーションデータベースに含まれる地図情報に基づいて地図画像を作成し、前記地図画像上に、前記顧客データベースから得た顧客の住所情報、前記見込顧客データベースから得た見込顧客の住所情報、前記算出した顧客率のうち、少なくともいずれか1つの情報を添付した地図画像を出力する出力手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の営業支援システム。
  4. 入力された顧客情報の住所情報と同じ住所情報が、前記地図アプリケーションデータベースにあり、かつ前記顧客データベースになかった場合に、前記顧客情報を前記顧客データベースに追加保存する顧客情報登録手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の営業支援システム。
  5. 自店の顧客の住所情報を少なくとも含む顧客データベースを含む端末装置において動作する営業支援プログラムであって、
    各世帯ごとの住所情報を少なくとも含む地図アプリケーションデータベースにおいて所定の住所条件で抽出した住所情報から、前記顧客データベースにおける顧客の住所情報を差し引いた差分情報を、前記住所条件における見込顧客として見込顧客データベースへ保存するステップ
    を含んでコンピュータである前記端末装置に実行させることを特徴とする営業支援プログラム。
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