JP2007101704A - ホログラフィック記録媒体及びホログラフィック記録装置 - Google Patents

ホログラフィック記録媒体及びホログラフィック記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 記録装置の小型・軽量化・低コスト化が容易なホログラフィック記録媒体及びホログラフィック記録装置を提供する。
【解決手段】 SLM2に記録されるべき1ページ分のディジタル情報が電気信号として入力されると、SLMを通過(又は反射)した光は、入力信号に応じた2次元の明暗パターンから成る信号光として変換され、ホログラム記録媒体4の表面に一体に形成された回折格子3に照射される。これにより回折格子がSLMにより変調された光から複数の次数の回折光を発生させ、複数の次数の回折光により干渉縞を形成してホログラム記録媒体に情報を記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホログラフィー技術を利用したホログラフィック記録媒体及びホログラフィック記録装置に関する。
CDやDVDに代表される現行の光記録では、1bit(ビット)ごとに記録媒体に対してピットなどが平面的に記録される。この方式による記録密度は、光の回折限界、すなわち、光をどれだけ小さく絞れるかによって制限を受ける。これに対しホログラフィー技術を用いた光記録では、複数ビットから成るページデータを立体的な体積ホログラム層に記録する。しかもそれぞれのページデータは、重なり合いながら存在することが可能なため、多重記録が可能である。このため、ホログラムを使用した光記録では、従来の1bitごとの記録方式に対して、飛躍的に高密度、大容量な記録が可能である。また、従来の方式では、一度に1bitしかデータ転送ができないのに対し、ホログラムを使用した方式では、一度に複数ビットから成る1ページ分のデータを読み書きできるため、データ転送速度も大幅に向上する。このため、ホログラムを使用した光記録技術は各所で実用化に向けた研究開発が精力的に行われている。
ホログラフィック記録では、ページデータを有する信号光と、同じ波長を有する参照光とを記録媒体に照射し、両光から形成される干渉縞が信号情報として記録媒体に記録される。干渉縞を記録情報とするため、記録中は信号光と、参照光と記録媒体の位置関係は、振動などの原因によって光の波長のオーダーでずれることは許されず、この不便さがホログラフィック記録の実用化を阻害する大きな要因の1つになっていた。
振動に対する弱さを克服することを目的として、信号光と参照光を同軸に配置することによって、振動に対して位置関係がずれないように工夫した方式が提案されている。この技術を使った記録系の例を図5に示す。図5中、LDは光源としての半導体レーザ、L1、L2、L3は凸レンズ、M1、M2はミラー、PBS1、PBS2は偏光ビームスプリッタ、SLMは空間光変調器、Gは旋光板、Hはホログラム媒体である。
このシステムを用いた場合の記録の方法について説明する。半導体レーザLDから発生した光は、凸レンズL1を通って平行光となり、偏光ビームスプリッタPBS1によって2方向に分けられる。この内、一方の光は空間光変調器SLMを通る。このとき空間光変調器SLMには、記録されるべき1ページ分のディジタル情報が電気信号として入力されており、空間光変調器SLMを通過した光は、入力信号に応じた2次元の明暗パターンから成る信号光として変換される。そしてミラーM1で反射された後、偏光ビームスプリッタPBS2を通過する。
一方、偏光ビームスプリッタPBSlによって分けられた他方の光は、参照光として作用させるもので、ミラーM2で反射されて凸レンズL2を通過した後、偏光ビームスプリッタPBS2で反射され、信号光と合成される。凸レンズL2は信号光と参照光の焦点位置を光の進行方向に対してずらす目的で挿入する。このとき、合成された信号光と参照光とは、偏光ビームスプリッタPBS2の作用によって偏光面が90゜ずれているので互いに干渉しあうことはない。合成された光は、旋光板G及び凸レンズL3を通過してホログラム媒体Hに達し、ホログラム媒体Hの背面に設けられた反射層で反射する。このとき旋光板Gは、例えば上半分と下半分に分割されていて、上半分を通過した光は右45°、下半分を通過した光は左45°に偏光面が回転するようになっている。こうすることによってホログラム媒体Hの内部では、入射した参照光と、ホログラムHの背面で反射した信号光とが選択的に干渉を起こし、ホログラフィック記録がなされるようになっている。
次に、ホログラム媒体Hに記録した信号を再生する方法について説明する。再生するには、記録したときに用いた参照光のみを記録したときと同じ条件でホログラム媒体Hに照射する。ホログラム媒体Hには記録信号に応じた干渉縞が記録されているので、参照光を照射することによって記録光と同じ回折光が得られる。これを、記録するときと同様の方法で旋光板Gを作用させ、参照光と得られた回折光とが干渉し合わないように干渉光を検出器に導く。検出器は図には示していないが、CCDアレイや撮像素子などを用い、電気信号に変換することで、記録信号と同じ信号が再現される。
ところで、ディジタルホログラフィック記録においては、「1」と「0」から成るページデータは、空間光変調素子(SLM)などによって、「1」と「0」に応じて光の通る部分と通らない部分とから成る信号光として変換され、ホログラム媒体Hに照射される。一方、参照光の方は、信号に応じた分布を持たない均一な光としてホログラム媒体Hに照射される。このときホログラム媒体H内には、信号光の光の通った部分のみに干渉縞が形成され、それ以外の部分には参照光のみが照射され、参照光によってホログラム媒体Hが感光してしまう危険性があり、再生時におけるS/Nを劣化させる原因になる。これを防ぐためには、参照光だけでは感光しないような媒体特性及び記録再生光学系が要求され、システム設計におけるマージンが小さくなる。
また従来のディジタルホログラフィック記録においては、同一光源から発射した光をビームスプリッタやミラーなどの光学部品を配置して信号光用と参照光用とに分離する必要がある。このため、記録のための有効な光量の損失が大きい。またこのような多数の光学部品を導入することは、記録再生光学系を複雑化、大型化することにつながる。
そこで、このような問題点を解決するため、下記の特許文献1には、図6に示すように光源1の光を空間光変調器(SLM)2により記録信号に応じて変調し、この変調された光から、回折格子3により次数が異なる複数の回折光を発生させて1つの次数の回折光を信号光として、他の次数の回折光を参照光として作用させ、ホログラム記録媒体4に記録する方法が提案されている。また、回折格子3はホログラム記録媒体4との位置決めのために不図示の浮上ブロックに形成され、浮上ブロックは不図示の浮上スライダによりホログラム記録媒体4に対して位置決めされる。
特開2005−128473号(要約書、図3、段落0019)
しかしながら、上記従来例では、回折格子3を浮上スライダに設けているため、適度な浮上量を持つ浮上スライダの製作が困難である。また、ホログラム記録媒体4の表面と、浮上スライダとの浮上量を一定に保つ必要があるため、ホログラム記録媒体4の表面のディフェクト、突起などの管理を厳密にしなければならない。また、ホログラム記録媒体4と浮上スライダの吸着の問題にも注意を喚起しなければならず、記録装置の小型・軽量化・低コスト化が困難となるといった欠点がある。
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、記録装置の小型・軽量化・低コスト化が容易なホログラフィック記録媒体及びホログラフィック記録装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、光源から出射される光を空間光変調器により記録信号に応じて変調し、前記空間光変調器により変調された光による干渉縞をホログラフィック記録するホログラフィック記録媒体であって、
前記ホログラフィック記録媒体の表面に一体に形成されており、前記空間光変調器により変調された光から複数の次数の回折光を発生させ、前記複数の次数の回折光により前記干渉縞を形成して前記ホログラフィック記録媒体に記録する回折格子を備えたことを特徴とする。
また、本発明は上記目的を達成するために、ホログラフィック記録媒体の表面に一体に形成された回折格子により入射光から複数の次数の回折光を発生させ、前記複数の次数の回折光により干渉縞を形成して前記ホログラフィック記録媒体に情報を記録するホログラフィック記録装置であって、
光源と、
前記光源から出射される光を記録信号で変調して、前記ホログラフィック記録媒体の表面に形成された回折格子に出射する空間光変調器とを備えたことを特徴とする。
この構成により、ホログラフィック記録媒体の表面に一体に形成された回折格子により、ホログラム記録媒体には記録信号に応じた光が到達した部分にのみ複数の次数の回折光が照射されて干渉縞として記録される。
本発明によれば、記録光軸に対して、回折格子が特定の角度を持たないと参照光が発生しないので、参照光によってホログラフィック記録媒体が感光してしまう危険性がなくなり、再生時におけるS/Nを高くすることができる。言い方を変えれば、従来のホログラフィック記録と同等のS/Nを得ようとした場合、従来のホログラフイック記録に対して単純計算で約2倍の記録多重化ができることになり、記録容量も約2倍にすることができる。また、参照光だけでは感光しないような媒体特性及び記録再生光学系が要求されることがなく、記録再生システム設計、特に記録パワー、多重度、記録時間といった記録におけるスケジューリングの設計マージンを大きく取れる。さらに、従来のホログラフィック記録のように、同一光源から発射した光を、ビームスプリッタやミラーなどの光学部品を配置して信号光用と参照光用とに分離する必要がなくなるので、記録のための光量の損失が少なく、効率がよい。
また、特許文献1のように回折格子を記録媒体と別個に配置しなくてもよく、また、再生時にこの回折格子を再生光内より取り除かなくてもよい。このように、従来必要であった多数の光学部品が不要となることによって、記録再生装置を簡素化、単純化、小型化できることになる。
すなわち、
(1)光学系がシンプルで、装置を構成する部品点数を大幅に削減できる。
(2)光源から発生する光の損失が少ない。
(3)記録再生時の振動に対して強い。
(4)記録再生システム設計、特に記録におけるスケジューリングの設計マージンを大きく取れる。
(5)浮上スライダを設計製作しなくてよいので、装置を小型・軽量・低コスト化できる。
(6)記録媒体表面形状の管理に多大な工数を割かなくてもよい。
(7)浮上スライダと記録媒体の間にあるギャップがなくなるため、干渉縞の領域が大きくなり、記録感度が向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るホログラフィック記録装置10の基本構成を示したものであり、図2は、これを用いて実際に記録を行う場合の模式図である。以下に、各部の詳細について説明する。
図1に示す光源1は記録再生に必要な光を発生させるもので、特定の波長の光を発生させることのできるレーザ光源であることが好ましい。レーザの種類としては半導体レーザ(LD:レーザダイオード)、ガスレーザ、若しくはYAGレーザやTiサファイア・レーザに代表されるパルス発振レーザを用いることもできるが、装置の小型化の観点から、図2に示すようにLD1aを用いるのが望ましい。
空間光変調器(SLM)2は、電気信号として入力された記録信号で光を変調するために用いる。SLM2に記録されるべき1ページ分のディジタル情報が電気信号として入力されると、SLM2を通過(又は反射)した光は、入力信号に応じた2次元の明暗パターンから成る信号光として変換され、ホログラム記録媒体4の表面に一体に形成された回折格子3に照射される。なおSLM2は大別して液晶素子などを用いた透過型と、マイクロミラーなどを用いた反射型(DMD)とがあるが、本装置にはどちらも使用可能である。ホログラム記録媒体4上に回折格子3を一体に形成する方法としては、例えばインジェクションによる方法、プレスによる方法、切削工具による方法などがある。
回折格子3は光が入力されると、異なる次数の複数の回折光を発生させるもので、大別して、周期的にスリットが設けられた振幅型と、透明材料を鋸歯状に加工した位相型(ブレーズ型)とがあり、本装置にはどちらも使用可能である。ただし、振幅型の回折格子を用いると、所望の回折光以外の回折光が同時に発生して迷光ノイズの原因となる。これに対して、ブレーズ型の回折格子を用いると、0次回折光と+1次回折光とを効率良く取り出せて、本装置には特に有効である。
ブレーズ型回折格子を用いた例として、ホログラフィック記録における記録部の詳細な記録過程、再生過程をそれぞれ図3(a)、図3(b)に示す。ホログラム記録媒体4への干渉縞の形成は、図3(a)に示すように、記録光束の「明」の部分にのみ、回折格子3を通って得られる0次回折光と+1次回折光との間で得られる。「暗」の部分は光は遮断されているのでホログラム記録媒体4が感光することはない。
以上が本装置を構成するための必要最小限のパーツであるが、必要に応じて光源1の光をコリメートする。コリメータ(図2では凸レンズLl)を、光源1とSLM2との間に挿入する。また必要に応じて、集光器(図2では凸レンズL2)をSLM2と回折格子3との間に挿入する。集光器L2は、記録光束がホログラム記録媒体4の位置で所望のビーム径になるように集光させる機能を有するものであればよく、凸レンズ、フレネルレンズ、ホログラムレンズ、あるいは反射型の凹面鏡などを用いることができる。ただし、集光するビーム径が、集光前の明暗部分が分布した状態をホログラム記録媒体4の位置で保てる大きさになるように集光器L2を配置することが必要である。ビーム径を小さくし過ぎると、記録光束はフーリエ変換されてしまい、元の明暗の状態がくずれてしまうので好ましくない。
ビーム径をどこまで小さくできるかは、集光器L2に入射する直前の記録光における明暗パターンの最小幅dと、集光器L2の焦点位置からホログラム記録媒体4の記録層の一部までの距離aとの関係で決まる。この状況を、図4を用いて示すと、
a>f・λ/d …(1)
の関係を満たすようなaの位置に、ホログラム記録媒体4の記録層の厚み方向に対してその一部がかかるように配置すればよい。ここで、fは集光器L2から焦点までの距離、λは記録光の波長である。式(1)を書き直すと、
d>λ・f/a …(2)
となり、これは記録光が回折される影響を少なくする条件も含んでいる。例えばf=100mm、λ=500nm、d=10μmとした場合、a>5mmとすればよい。aは、焦点から集光器L2側と集光器L2の反対側の2ヶ所に存在するが、どちらであってもよい。
集光器L2はまた、多重記録を行う場合にも重要な役割を果たす。すなわち集光器L2を用いることによって、ホログラム記録媒体4の位置での記録光束が非平行光となり、記録の多重化が可能となる。これが平行光であると多重記録が行えない。すなわち、あるページデータを記録した後、スポット径以下の範囲内でホログラム記録媒体4の位置をずらして次のページデータを記録する場合、平行光だと前ページと重なりあった部分が同じ干渉条件となってしまい、再生時にページの分離ができなくなる。これが非平行光であると重なりあった部分の干渉条件が異なるため、それぞれ個別の干渉縞が形成され、再生時に分離が可能になる。
また装置内の光路を調整する目的で、適宜レンズ、ミラー類を挿入し、また、光をオン、オフする目的でシャッタを挿入してもよい。また、以上は記録に必要な構成を示してあるが、再生するための必要な要素、例えばCCDアレイやC−MOSセンサといったイメージセンサを備えた記録、再生両方の機能を備えたものでもよい。
また本装置を使った記録再生に用いられるホログラム記録媒体4は、同一波長の光を2方向から照射して干渉させると、干渉縞として記録されうる材料が少なくとも設けられたものである。具体的な材料として、フォトポリマー系、フォトリフラクティブ結晶系、カルコゲナイトガラス系などの材料がある。干渉縞の種類として、明暗の分布から成る振幅変調型、屈折率の変化から成る位相変調型がある。
次に、本装置を用いてホログラム記録媒体4に記録する手順の例を図2、図3(a)に基づいて説明する。
過程1:ホログラム記録媒体4と記録光のビームとの相対位置を記録すべき所定の位置に移動させる。移動させる手段は、ホログラム記録媒体4をXYステージ上に装着して所定の(x、y)座標に移動させる方法や、ホログラム記録媒体4をモータと同軸の回転部分に装着して回転させる方法や、記録光のビームをホログラム記録媒体4の所定の場所に移動させる方法、及びこれらを組み合わせて移動させる方法を用いる。
過程2:SLM2に記録すべき1ページ分の電気信号を入力する。なお、過程1と過程2は同時、あるいは順序が逆であっても構わない。
過程3:LD1aから出射した散乱光を凸レンズL1に入射させてコリメートし、SLM2に入射させ、凸レンズL2、回折格子3を通して、ホログラム記録媒体4に照射させる。照射させる時間は、ホログラム記録媒体4の感度、ダイナミックレンジ、記録光のパワー、記録の多重度を考慮して定める。本過程3によって、SLM2からの出力光は、記録信号に応じて明るい部分と暗い部分とが分布した(例えば明るい部分が「1」、暗い部分が「0」)記録光束に変換され、凸レンズL2、回折格子3を通して、ホログラム記録媒体4に達する。そして、ホログラム記録媒体4の内部には、図3(a)の記録過程に示すように、「1」の部分にのみ、2つの異なる次数(例えば0次と+1次)の回折光による干渉光が照射され、干渉縞としてホログラム記録媒体4に記録される。このとき、「0」の部分には全く光が照射されないので、従来のホログラフィック記録のように参照光によって媒体が感光してしまう危険性がなく、前述したように再生時おけるS/Nを高く、また記録多重度も多くすることができ、記録容量を増大させることができる。
以上、過程1から過程3を繰り返して、ホログラム記録媒体4に記録していく。このとき集光器L2の作用によってホログラム記録媒体4の位置での記録光束が非平行光であれば、過程1において次の記録位置に移動する場合、段落0025で述べた理由によって記録スポットをオーバーラップさせることが可能である。これによって多重記録が可能となる。
次に、上記の手順で記録した信号を再生する手順の例を説明する。
過程11:ホログラム記録媒体4と記録光のビームとの相対位置を、記録したときと同じ位置に移動させる。移動させる手段は、ホログラム記録媒体4をXYステージ上に装着し、所定の(x、y)座標に移動させる方法や、記録光のビームをホログラム記録媒体4の所定の場所に移動させる方法、及びこれらを組み合わせて移動させる方法を用いる。
過程12:LD1aから出射した散乱光を、記録したときと同じ条件でホログラム記録媒体4に照射させる。ただしこのとき、図3(a)に示す記録過程で使用したSLM2は使用しない。このとき、照射させる光のパワーは、再生に都合がよい値を選ぶことができる。図3(b)に示す再生過程に示すとおり、ホログラム記録媒体4には既に、記録光に応じた干渉縞が形成されているので、本過程12によってホログラム記録媒体4を通過した光は、干渉縞が形成された部分でのみ回折光が発生する。すなわちここで得られた回折光は、図3(a)に示す記録過程における記録光と同じパターンとして再生された光である。これをCCDやC−MOSセンサといったイメージセンサで検出することによって、記録信号と同じ電気信号として再生される。
以上、過程11、12を繰り返して、記録された信号を順次再生していく。
本発明に係るホログラフィック記録装置の基本構成を示す図である。 本発明に係るホログラフィック記録装置の一実施の形態を示す構成図である。 図1、図2の回折格子を用いた記録過程、再生過程を示す説明図である。 図2における集光器とホログラム記録媒体との位置関係の説明図である。 従来のホログラフィック記録装置を示す構成図である。 他の従来のホログラフィック記録装置を示す構成図である。
符号の説明
1 光源
2 空間光変調器(SLM)
3 回折格子
4 ホログラム記録媒体
10 ホログラフィック記録装置
L1 凸レンズ(コリメータ)
L2 凸レンズ(集光器)

Claims (2)

  1. 光源から出射される光を空間光変調器により記録信号に応じて変調し、前記空間光変調器により変調された光による干渉縞をホログラフィック記録するホログラフィック記録媒体であって、
    前記ホログラフィック記録媒体の表面に一体に形成されており、前記空間光変調器により変調された光から複数の次数の回折光を発生させ、前記複数の次数の回折光により前記干渉縞を形成して前記ホログラフィック記録媒体に記録する回折格子を備えたホログラフィック記録媒体。
  2. ホログラフィック記録媒体の表面に一体に形成された回折格子により入射光から複数の次数の回折光を発生させ、前記複数の次数の回折光により干渉縞を形成して前記ホログラフィック記録媒体に情報を記録するホログラフィック記録装置であって、
    光源と、
    前記光源から出射される光を記録信号で変調して、前記ホログラフィック記録媒体の表面に形成された回折格子に出射する空間光変調器とを、
    備えたホログラフィック記録装置。
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