JP2007100772A - 地上式lngタンク - Google Patents

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Abstract

【解決課題】 強度と靭性と保冷性を備え、かつ、軽量で施工が容易な材料から構成される地上式LNGタンクであって、その二次バリア層に特徴を備えた地上式LNGタンクを提供する。
【解決手段】 少なくとも内槽と外槽とを備え、上記内槽と上記外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、上記内槽と上記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、上記二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、上記二次バリア層の上端部は、上記外槽に設けたアンカー部と接着層を介して接合され、さらに上記接着層は、上記二次バリア層の内側から挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする地上式LNGタンク。
【選択図】 図5

Description

本発明は、地上式LNGタンクに関する。特には、本発明は、軽量、安価で施工が容易な地上式LNGタンクに関する。
近年、地球環境問題から、クリーンなエネルギーとして天然ガスが注目され、その需要は益々高まる傾向にある。液化天然ガス(liquid natural gas:LNG)は、メタンを主成分とする天然ガスを水分、硫黄化合物、二酸化炭素などの不純物を除去した後、超低温に冷却、液化したものである。LNGタンクは、液化天然ガスを−163℃以下に保持して貯蔵するための装置であって、地上式LNGタンクや地下式LNGタンクが知られている。
このうち、特に、主に日本国内向けの地上式のLNGタンクにおいては、従来、内槽と外槽とから構成される二重殻式のLNGタンクが一般に用いられ、LNGに接触する面が冷熱衝撃に耐えるように、内槽として、低温での優れた強度と靭性を有する9%Ni鋼の溶接構造が採用されてきた(非特許文献1参照)。9%Ni鋼は、線膨張係数が低く、LNGを液体状態に保持ことができる−163℃以下の低温においても脆性破壊を起こすことがない部材である。
また、海外では、内槽と外槽と二次バリア層とから構成される三重殻式のLNGタンクが一般に用いられており、LNGの漏洩時の冷熱衝撃に耐えるように、二次バリア層として、9%Ni鋼の溶接構造が採用されてきた。
しかしながら充分な強度と靭性を有する9%Ni鋼は、その製造に特殊な熱処理技術を必要とするので、製造自体が困難であり、さらに高性能の9%Ni鋼が充分に供給される状況にはない。また、レアメタルであるNiを使用するため、9%Ni鋼は価格が高く、上記9%Ni鋼を母材および溶接材料として用いた場合、溶接施工において高度な技量を必要とする。
そこで、9%Ni鋼が有するような強度と靭性と保冷性とを備えつつ、軽量で施工が容易な材料から構成される地上式LNGタンクが要請されていた。
LNG地上式貯槽指針、社団法人 日本ガス協会、平成14年8月
本発明は、強度と靭性と保冷性を備え、かつ、軽量で施工が容易な材料から構成される地上式LNGタンクであって、その二次バリア層に特徴を備えた地上式LNGタンクを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明に係る地上式LNGタンクは、上記目的を達成するために、少なくとも内槽と外槽とを備え、上記内槽と上記外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、上記内槽と上記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、上記二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、上記二次バリア層の上端部は、上記外槽に設けたアンカー部と接着層を介して接合され、さらに上記接着層は、上記二次バリア層の内側から挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする。
本発明に係る地上式LNGタンクは、上記アンカー部が、水平部と垂直部とから成る吊りアンカーで構成され、上記垂直部の内周に沿って上記二次バリア層の上記側板パネルの上端部が位置するようにして成ることが好適である。
本発明に係る地上式LNGタンクは、別の形態で、少なくとも内槽と外槽とを備え、上記内槽と上記外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、上記内槽と上記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、上記二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、上記二次バリア層が、少なくとも底板パネルと側板パネルとコーナーパネルとで構成される隅角部を備え、上記コーナーパネルの下端下面および上記底板パネルの上面、並びに、上記コーナーパネルの上端外面および上記側板パネルの内面は、接着層を介して接合され、さらに上記接着層は、上記コーナーパネルの下端上面及び上記底板パネルの下面の両面、並びに、上記コーナーパネルの上端内面及び上記側板パネルの外面の両面から、それぞれ挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする。
さらに、本発明に係る地上式LNGタンクは、別の形態で、少なくとも内槽と外槽とを備え、上記内槽と上記外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、上記内槽と上記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、上記二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、上記二次バリア層の上端部を上記外槽に設けたアンカー部で支持し、上記二次バリア層が、少なくとも底板パネルと側板パネルとで構成される隅角部を備え、上記隅角部で、上記底板パネルと上記側板パネルとが接合部を有し、上記接合部で炭素鋼によって上記底板パネルと上記側板パネルとを接合してなることを特徴とする。
この形態では、上記ボルトがステンレス製であることが好ましい。また、この形態では、上記接着層が低温用接着剤を用いて形成されたものであることが好ましい。
さらに、本発明に係る地上式LNGタンクは、別の形態で、少なくとも内槽と外槽とを備え、上記内槽と上記外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、上記内槽と上記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、上記二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、上記二次バリア層の上端部は、上記外槽に設けたアンカー部と接着層を介して接合され、さらに上記接着層は、上記二次バリア層の内側から挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼され、上記二次バリア層が、少なくとも底板パネルと側板パネルとコーナーパネルとで構成される隅角部を備え、上記隅角部は、上記コーナーパネルの下端下面及び上記底板パネルの上面、並びに、上記コーナーパネルの上端外面及び上記側板パネルの内面は、接着層を介して接合され、さらに上記コーナーパネルの下端上面及び上記底板パネルの下面、並びに、上記コーナーパネルの上端内面及び上記側板パネルの外面から、それぞれ挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする。
この形態では、上記ボルトがステンレス製であることが好ましい。また、この形態では、上記接着層が低温用接着剤を用いて形成されたものであることが好ましい。
本発明によれば、二次バリア層に、ガラス繊維強化プラスチック材を適用した樹脂系バリア材を用い、上記二次バリア層が、LNG漏洩時の非常用バリアとして機能し、かつ、上記二次バリア層の側板パネルを支持するアンカー部の新規な特徴、および上記二次バリア層の隅角部の新規な特徴によって、LNG漏洩時の冷熱収縮に対応でき、LNG漏洩時における液圧保持強度、液密性に充分に優れた地上式LNGタンクが提供される。さらに、樹脂系バリア材は従来用いられてきた9%Ni鋼と比較して安価、軽量で、施工が容易であるので、コスト的に有利な地上式LNGタンクを得ることができる。
以下に、本発明を、図面を参照して詳細に説明する。同じ部材には同じ符号を付して表した。なお、本発明は以下に説明する形態に制限されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る地上式二重殻LNGタンクを示す概念図である。地上式二重殻LNGタンク1は、内槽2と、外槽3と、二次バリア層4と、粉末保冷材5と、一次保冷材6と、二次保冷材7と、アンカー部9と、支持材10とから構成される。内槽2には、LNG8が収容される。
本発明は、本実施の形態の全体構造を明らかにすることによってより鮮明となるので、本実施の形態に係る地上式二重殻LNGタンク1の主だった部分から説明する。
本実施形態にかかる地上式二重殻LNGタンク1において、外槽3は、円形の平底を有する円筒形状である。外槽3の内壁には、間隙を介して、同じく円形の平底を有する円筒形の二次バリア層4が設けられている。二次バリア層4は、その側壁高さが外槽3の側壁高さよりも低く、外槽3の側壁内側にアンカー部9により取り付けられている。間隙は、外槽3底部と二次バリア層4底部との間、外槽3内側壁部と二次バリア層4の外側壁部との間に設けられる。そして、外槽3と二次バリア層4との間隙には二次保冷材7が充填されている。また、外槽3底部と二次バリア層4底部との間隙であって、内槽2の側壁の直下部に位置する箇所には、支持材10が設けられている。支持材10は、外槽の底面下の土中に設置される杭(図示せず)に荷重を伝えるようになっている。
二次バリア層4の底部には二次保冷材7が敷き詰められている。内槽2は、二次保冷材7を介して、二次バリア層4の内側に設置される。内槽2は、平底を有する円筒形の容器である。内槽2はその内部にLNGを収容することができる。内槽2と二次バリア層4の間隙、および内槽2と外槽3との間隙には、粉末状保冷材5が充填される。
さらに、地上式二重殻LNGタンク1には、図示しない蓋と、LNGの搬出手段、搬入手段となる配管等が設けられ、LNG8は内槽2内に密閉された状態で保持されている。
次に、地上式二重殻LNGタンク1を構成する各構成要素について説明する。
本実施形態に係る地上式二重殻LNGタンク1において、外槽3は、プレストレストコンクリート材から形成することができる。プレストレストコンクリート材は、あらかじめ鋼材で圧縮力を与えておき引張力に対する抵抗を高めたものであって、鉄筋コンクリート部材よりも、軽量化ができ、耐久性・水密性に優れた性能を有する。外槽3は、側壁高さが約40m〜50m、円形状の底の直径が約80m〜100mとなるように設計することができる。しかし、外槽3の厚さやサイズは、LNG収容量などにより変化するので、当業者であれば、所望のLNG収容量に適合するように外槽3のサイズを設計することができる。また、外槽3の内壁には、一般構造用鋼からなるモイスチャーバリア層(図示せず)を設けることができる。
二次バリア層4は、外槽3の内壁に設けられ、液密性を有するものである。二次バリア層4は、内槽2が破損して、LNGが漏出した場合の非常用バリアである。二次バリア層4は、樹脂系バリア材により構成することができる。樹脂系バリア材は、材料の一部に樹脂を用いたバリア材である。樹脂系バリア材としては、二次バリア層4の内壁面である、LNG漏出の際にLNGに接触しうる面として、ガラス繊維強化プラスチック材を適用したものが好ましい。
ガラス繊維強化プラスチック材21は、−163℃でもクラックを生じにくく、液バリア機能を有する材料である。本実施形態におけるガラス繊維強化プラスチック材21は、LNG接触面に、ガラス繊維のステッチ材が設けられ、さらに延性と難燃性とを有する樹脂と、少なくとも収縮の等方性を有するガラス繊維クロスとが交互に複数層にわたって積層された積層体であることが好ましい。このような積層体は、真空含浸法で製造することができる。
上記ステッチ材は、ガラス繊維からなるものを用いることが好ましい。ステッチ材とは、複数の縦糸ガラス繊維の上に複数の横糸ガラス繊維を重ね、交差部を適当な接着手段によって留めた材料をいう。ステッチ材は、クロスのように繊維を織って形成されたものとは異なり、うねりがないことを特徴とする。収縮の等方性を有するガラス繊維クロスは、#400〜600(400〜600g/m2)のガラス繊維の平織クロスであることが好ましい。かかるガラス繊維クロスは、比較的目が小さく、−163℃のLNGと接触した場合にもひずみが生じにくい。上記ステッチ材、ガラス繊維クロスの両方について、ガラス繊維としては、一般的なEガラス製でも良い。
上記延性と難燃性とを有する樹脂としては、好ましくは酸素指数が26以上の難燃性と、−163℃におけるひずみが2%以上の延性とを有する難燃化ビニルエステル樹脂であるが、テフロン(登録商標)系の樹脂とすることもできる。かかる樹脂は、自己消火性を有し、−163℃においても延びやすくクラックが生じにくい。
なお、ガラス繊維強化プラスチック材のLNG接触面に上記ステッチ材が存在していれば、上記延性と難燃性とを有する樹脂と上記ガラス繊維クロス層との繰り返し積層回数は、必要なガラス繊維強化プラスチック材の厚さに応じて適宜決定することができる。このようにして得られたガラス繊維強化プラスチック材は、気泡が少なく繊維含有率が約50%以上となっているので、液密性が高いものである。また、うねりの少ないステッチ材をLNG接触面に用いることで、延性と難燃性とを有する樹脂の割れを防止することができる。
本実施形態において、LNG接触面に適用するガラス繊維強化プラスチック材21は、成型され、完全に硬化されたパネルであってもよく、プリプレグシートであってもよい。プリプレグシートとする場合は、樹脂に、例えば、UV硬化剤を含んだ熱硬化性樹脂成分等を含有させ、目的箇所に貼り付けた後に完全に硬化させることができる。図3に示すようにガラス繊維強化プラスチック材21のプリプレグシート21aは、パネル形状のガラス繊維強化プラスチック材接合部などに貼り付けた後で硬化させることにより、接合部を完全に覆うことができる点で特に有用である。
また別の態様によれば、本実施形態に用いるガラス繊維強化プラスチック材は、シート状の部材であって、少なくとも2層の上記ガラス繊維強化プラスチック材のシートで、接着性樹脂層を挟んだ、3層式のシート材であってよい。かかるシート材は、前述のガラス繊維のステッチ材と、延性と難燃性とを有する樹脂と、少なくとも収縮の等方性を有するガラス繊維クロスとを真空含浸法によりNSテープ(ノンサンディングテープ)上に積層して第一のガラス繊維強化プラスチック層を成形し、第一のガラス繊維強化プラスチック層のNSテープ側に、ガラス繊維強化プラスチック層が硬化する前に樹脂を吹きつけ、樹脂上部に、別途、予め成形・硬化させた第二のガラス繊維強化プラスチック層を貼り合わせることで製造することができる。上記接着性樹脂層は、低温延性に優れるビニルエステル樹脂で構成することが好ましい。
かかるガラス繊維強化プラスチックの3層式のシート材は、曲面などの自由な形状に成形することができ、接着施工が容易な点で特に有利である。さらに、第一のガラス繊維強化プラスチック層と第二のガラス繊維強化プラスチック層とが冷熱緩和材として上記接着性樹脂層を保護し、上記接着性樹脂層が冷熱衝撃によって発生するガラス繊維強化プラスチックのマイクロクラックの進展を阻止するので、液密性が保持される。また、ガラス繊維強化プラスチック層と上記接着性樹脂層との界面は、樹脂同士であるのでぬれ性がよく、界面剥離に強いという利点もある。
このようなガラス繊維強化プラスチック材は、樹脂系バリア材を構成する部材としてのみならず、単独で液密性を確保するためのバリア材用途に用いることもできる。具体的には、LNGタンクの内槽の接合箇所の被覆保護用等に用いることができる。
なお、本実施形態において、樹脂系バリア材を構成する部材として用いる場合、ガラス繊維強化プラスチック材21は、層厚さが2mm〜10mmであることが好ましい。液バリア機能を確保するためである。
ここで、二次バリア層4の側板パネルを支持するアンカー部9、および二次バリア層の隅角部の構造について、図5、6を参照して説明する。
二次バリア層4は、図5に示すように、側板パネル51の上端部を外槽3に設けた吊りアンカー53で支持されている。側板パネル51は、外槽3の側壁と同じく、円筒状をなしている。
吊りアンカー53は、アンカー部9の主要部を構成し、外槽3の内壁に沿って周回し、側板パネル51と一体になっている。また、吊りアンカー53の右端は、外槽3の壁面に埋め込まれ、断面的には片持ち梁的に支持されている。
吊りアンカー53は、図示のように、水平部53aと垂直部53bとを備えている。そして、垂直部53bの内周に沿って側板パネル51の上端部52が位置している。
吊りアンカー53の形状としては、例えば、図示のように断面T字形のもののほか、断面L字型で水平部53aの肉厚を厚くしたものを採用することができる。
吊りアンカー53は、9%Ni鋼で構成されている。強度および靭性の観点から係る材質で構成することが好ましい。なお、吊りアンカー53の部分のみを9%Ni鋼で構成しても、全体としての大幅なコスト増とはならない。
吊りアンカー53は、このような構成を有することによって、LNG漏洩時における液密性を保つことができる。
側板パネル51と吊りアンカー53とは、接合部において、低温用接着剤の接着層54を介して接着されている。低温用接着剤は、極低温下における熱応力作用時に接着部の破壊が樹脂系バリア材料の界面で生じない接着剤である。
低温用接着剤としては、特に限定されず、ウレタン系接着剤やエポキシ系接着剤等が挙げられ、なかでも、せん断力に強く液密性に優れるビニルエステル系接着剤が好適である。ビニルエステル系接着剤は、極低温下においても接着部の界面剥離を起こさず、低温延性が高い接着剤である。
LNG漏洩時には、二次バリア層の円周方向の冷熱収縮が起こる。それによるせん断力に、低温用接着剤の接着層54が対抗する。これにより、密着性が向上し、液密性の向上が図れる。
上記低温用接着剤に加え、冷熱収縮により吊りアンカー53から剥離しようとする力に対抗するため、弾性接着剤を用いてもよい。上記弾性接着剤としては、シリコン系接着剤が好適である。
上記接着層54は、二次バリア層の内側から挟扼用金属板52を介してボルトにより挟扼されている。本発明において上記「挟扼する」とは、挟み抑え付ける、または、挟み締め付けるという意味である(特許技術用語集、日刊工業新聞社)。
上記挟扼用金属板52を介して挟扼することにより、ボルト55の接合力を面圧として均等に伝達することができ、接合部の剥離破壊を防止することができることに加え、上記低温用接着剤または上記弾性接着剤が硬化する前に接合部54に圧力を保持しておくことができる。
上記挟扼用金属板52は、図6に示すように帯状であって、少なくとも側板パネル51の内周に相当する長さを有しており、側板パネル51に密着している。
上記挟扼用金属板の材質としては、炭素鋼等の一般構造用鋼を用いることができるが、ステンレス鋼を用いてもよい。
上記挟扼用金属板の帯幅は、接合部分の剥離破壊を防止することができ、かつ接着層全体に均一な面圧を与えるのに充分な長さを有していればよいが、少なくともアンカー部と二次バリア層との接合部分の幅を有していることが好ましく、通常の地上式LNGタンクにおいては、0.1m〜0.5mであることがより好ましい。
上記ボルト55の材質としては、熱応力がかかる低温においても靭性が高いステンレスを用いることが好適である。特に、極低温においても靭性が低下しない点でSUS304がより好適である。
上記吊りアンカー53の垂直部53b、接着層54、および、側板バネル51の上端面は、樹脂系2次バリアパネル端部からのLNG浸透を防止する観点で、それぞれシーリング56により保護することが好ましい。
シーリングの材料としては、接着層54に用いた低温用接着剤を用いることができる。
さらに、二次バリア層4は、図6に示すように、底板パネル61と側板パネル62とコーナーパネル63とで構成される隅角部を備える。
上記隅角部において、上記コーナーパネルの下端下面と上記底板パネルの上面とが接着層64を介して接合され、さらに上記コーナーパネルの上端外面と上記側板パネルの内面とが接着層65を介して接合されている。そして、上記接着層は、上記コーナーパネルの下端上面および上記底板パネルの下面から上記挟扼用金属板66を介してボルト60により挟扼されており、また、上記コーナーパネルの上端内面および上記側板パネルの外面からも挟扼用金属板66を介してボルト60により挟扼されている。
上記隅角部に用いる挟扼用金属板としては、二次バリア層のアンカー部9に用いる挟扼用金属板と同じものを用いることができる。特に上記隅角部においてコーナーパネルは曲率をつけて設置されるので、挟扼用金属板を用いない場合、ボルト接合部近傍にしか締め付け力が伝わらず、圧力保持が充分でなくなる。
上記隅角部における側板パネルの下端円周部67は、冷熱収縮によるひずみを考慮して、底板パネルの円周部68と化学的に接着していない。すなわち、側板パネルと底板パネルとは、コーナーパネルを介して間接的に接合している。
上記隅角部における側板パネル、底板パネルおよびコーナーパネルによって仕切られる空間69は、冷熱衝撃に対する自由な収縮変形を許容するように空洞であることが好ましい。
ここで、図1の構成に戻って、内槽2は、深さが約30m〜約40m、直径が約60m〜約100mであり、約10〜20万klのLNGを収容できることが好ましい。そして、LNGを−163℃の液状で保存しうる保冷機能と、LNG及びガス化したLNGを外部に漏らさないための液密性及び気密性、上記容量のLNGの荷重に耐えられるだけの強度を備える。本実施形態においては、内槽2の材質としては、従来用いられている9%Ni鋼を用いることができるが、9%Ni鋼の代わりに一般構造用鋼を用い、LNG接触面に上述したガラス繊維強化プラスチックを適用した樹脂鋼複合バリア材を用いてもよい。
本実施形態における有底円筒形状の内槽2が、上記樹脂鋼複合バリア材で構成されるとき、内槽2の底部、側壁部ともに、最外部に一般構造用鋼26の層があり、一般構造用鋼26の内壁にプライマー25層が位置し、プライマー層25の内壁にポリウレタンフォーム層24が位置し、ポリウレタンフォーム層24の内壁に樹脂層23が位置し、樹脂層23の内壁にフォームグラス22が位置し、フォームグラス22の内壁にガラス繊維強化プラスチック21が位置する。そして、内槽2のLNG接触面は、ガラス繊維強化プラスチック21で覆われた状態となっている。
内槽2の製造においては、最初に、一般構造用鋼26で、内槽2の側壁および底部を溶接により製造する。一般構造用鋼は、溶接により容易に施工することができ、溶接施工によれば充分な液密性を確保することができる。この一般構造用鋼26の側壁および底部の内側に、プライマー層25、ポリウレタンフォーム層24、樹脂層23、フォームグラス22層、ガラス繊維強化プラスチック層21を順次形成することができる。
フォームグラス層22は、第一の保冷層であって、ガラス繊維強化プラスチック材21のLNG接触面と逆側に位置する。フォームグラスは、保冷性を有し、かつ、LNG気化ガスの浸入による冷熱衝撃に耐えうる材料である。フォームグラス22層は、20〜60cmの厚さとすることが好ましい。保冷機能を確保するためである。なお、本実施形態では、ガラス繊維強化プラスチック材21と接する第一の保冷層としてフォームグラスを用いたが、保冷機能及びLNGの冷熱衝撃に耐えうる特性を有するほかの保冷材料を用いることもできる。
樹脂層23は、フォームグラス層22のガラス繊維強化プラスチック材と逆側に位置する。樹脂層23は、フォームグラス層22と、樹脂層23の外側に設けられるポリウレタンフォーム24層とを接着する機能と、LNG気化ガスのポリウレタンフォーム層24への浸入を防止するガスバリア機能を有する。樹脂としては、ビニルエステル樹脂を含んでなる接着剤を用いることが好ましい。あるいは、接着機能を有するビニルエステルシート材を、樹脂層とすることもできる。樹脂層23の厚さは、1〜3mmであることが好ましい。
ポリウレタンフォーム層24は、第二の保冷層であって、保冷機能を有し、その外側に位置する一般構造用鋼26を冷熱から保護するものである。ポリウレタンフォーム層24の厚さは、一般構造用鋼26を充分に保冷できる程度とすることが好ましく、例えば、25cm〜40cmとすることができる。なお、本実施形態では、第二の保冷層としてポリウレタンフォーム層を用いたが、空気層を多量に含んだ層(発泡層など)を有し、低熱伝導率性で、安価なほかの材料を用いることもできる。第二の保冷層は、さらに、発泡させやすく、燃えても有害ガスが出てこないといった施工性が容易なものであることが好ましい。
プライマー層25は、ポリウレタンフォーム層24と、その外側に位置する一般構造用鋼とを接着する機能と、ガスバリア機能を有するものである。特に、プライマー材としては、保冷層であるポリウレタンフォーム24層と、鋼材である一般構造用鋼26とのせん断剥離を防止しうる、低温延性の大きいものを用いることが好ましい。具体的には、ビニルエステル系プライマーを使用することができる。プライマー層25の厚さは、0.5mm〜3mm程度であってよく、通常、1mm〜3mm程度とすることができる。
一般構造用鋼26は、内槽2に収容するLNGの液圧を保持し、ガスバリア機能を有するものである。一般構造用鋼26はコストの面から好ましく用いられるが、他の炭素鋼も使用可能である。一般構造用鋼26の層厚さは、内槽2の側壁を構成する樹脂系バリア材においては、頂部が薄く、底部が厚くなるように勾配をもって形成されていることが好ましい。40m以上の深さになるように収容されるLNGの液圧に適応するためである。具体的には、側壁の頂部の径方向厚さが10mm〜20mm程度であり、側壁の底部付近の径方向厚さが60mm〜80mm程度であることが好ましい。また、内槽2の底部を構成する一般構造用鋼26は、厚さが5mm〜10mm程度であることが好ましい。
プライマー層25は、液状のプライマー材を一般構造用鋼26に直接塗布することができる。ポリウレタンフォーム層24は、その場で発泡させて、所望の厚さとすることができる。樹脂層2は、液状の樹脂接着剤をポリウレタンフォーム層24表面に直接塗布することができる。あるいは、接着機能を有するビニルエステルシート材をポリウレタンフォーム層24表面に張ることもできる。
ガラス繊維強化プラスチック材21は、フォームグラス層22の表面に、ガラス繊維強化プラスチック材のプリプレグシートまたはガラス繊維強化プラスチック材のパネルを張り付けることにより形成することができる。図3に、ガラス繊維強化プラスチック材21のパネルを複数使用する場合の概略的な断面図を示す。このとき、複数のパネル材間の接合部を覆うように、ガラス繊維強化プラスチック材21のプリプレグシート21aを張ることができる。プリプレグシート21aを、接合部を覆うように貼り付けることにより、接着面が強固となる。そして、接合部にLNGが進入して、接合部からの液漏れが生じる現象を防ぐことができる。
内槽2が円形の平面底を有する円筒形状の場合、底部と側壁部とが交わる箇所に隅角が形成される。図4は、本実施形態によるLNGタンク内槽2の隅角部の概略的な拡大断面図である。隅角部において、底部に貼り付けられたガラス繊維強化プラスチック材21と側壁部に貼り付けられたガラス繊維強化プラスチック材21とのあいだには接合部が生ずる。本実施形態においては、内槽2は、その隅角部の接合部を保護する隅角構造を備えている。
隅角構造において、隅角部のガラス繊維強化プラスチック材21の接合部は、ポリウレタンフォーム層27で覆われている。そして、ポリウレタンフォーム層27の上から、ポリウレタンフォーム層27、ポリウレタンフォーム層27と底部に貼り付けられたガラス繊維強化プラスチック材21との接合部、およびポリウレタンフォーム層27と側壁に貼り付けられたガラス繊維強化プラスチック材21との接合部を覆うように、ガラス繊維強化プラスチックのプリプレグシート21aが貼り付けられている。ポリウレタンフォーム層27が被覆する面積は特に限定されないが、LNGの隅角部からの液漏れを防止することができる程度であれば良い。なお、ポリウレタンフォーム層27は、他の同等の機能を有する保冷層で代替することもできる。
このように、内槽2が、隅角部の接合部をポリウレタンフォーム27とガラス繊維強化プラスチックのプリプレグシート21aとで被覆された隅角構造を備えることで、最も液漏れの危険性が高い隅角部を補強することができる。
本実施形態における粉末保冷材5としては、断熱性を有し、二次バリア層4と内槽2との間隙に充填しやすい粉末状の保冷材であって、LNGと反応しないものを用いることができる。内槽2に収容されたLNG8を−163℃に保冷し、かつ、LNGが内槽2から漏出した場合に危険な反応が生ずるのを防ぐためである。具体的には、粉末保冷材5として、パーライトを用いることができる。
本実施形態における一次保冷材6は、内槽2底部と二次バリア層4底部の間隙に充填される。一次保冷材6としては、安価で堅固な保冷材を用いることが好ましい。内槽2底部から大きな面圧を受けるためである。具体的には、グラスウールを使用することができる。二次保冷材7としては、面圧保持機能を有するものを用いることが好ましい。内槽2底部から大きな面圧を受けるためである。具体的には、硬質ポリウレタンフォームを用いることができる。
本実施形態における支持材10としては、保冷機能と内槽の外壁の荷重保持機能を有するものを用いることができる。特には、パーライトコンクリートが好ましい。
本実施の形態にかかる地上式二重殻LNGタンクは、上述のように、安価、軽量で、機能性に優れる樹脂系バリア材により二次バリア層が構成されているので、全体として充分な液密性および保冷性を備え、コスト的に有利なものとなっている。
なお、本実施形態においては、地上式の二重殻LNGタンクについて記載したが、本発明は、二重殻型のLNGタンクに限定されるものではない。当業者であれば、必要に応じて、多重殻型のLNGタンクを製造することができる。
本発明の活用例として、天然ガス液化基地におけるLNG製造と船積みまでの間、及びLNG受入基地における荷揚げから再ガス化・出荷までの間の調節・貯蔵の役割を果たす、地上式のLNGタンクとして用いることができる。
本発明に係る地上式二重殻LNGタンクの断面を示す概略図である。 本発明に係る地上式二重殻LNGタンクの内槽材の断面を示す概略図である。 図3は、本発明に係る地上式二重殻LNGタンクの二次バリア層の樹脂バリア材を構成するガラス繊維強化プラスチックの適用の具体例を示す図である。 図4は、本発明に係る地上式二重殻LNGタンクの内槽の隅角部の構造を示す概略図である。 図5は、本発明に係る地上式二重殻LNGタンクのアンカー部の構造を示す断面図である。 図6は、本発明に係る地上式二重殻LNGタンクに採用される二次バリア層の、隅角部の構造を示す断面図および斜視図である。
符号の説明
1 地上式二重殻LNGタンク
1a 地上式二重殻LNGタンク
2 内槽
3 外槽
4 樹脂系二次バリア層
5 粉末保冷材
6 一次保冷材
7 二次保冷材
8 LNG
9 アンカー部
20 LNG接触面
21 ガラス繊維強化プラスチック層
21a ガラス繊維強化プラスチックプリプレグシート
22 フォームグラス層
23 樹脂層
24 ポリウレタンフォーム層
25 プライマー層
26 一般構造用鋼
27 ポリウレタンフォーム
51 側板パネル
52 挟扼用金属板
53 吊りアンカー
53a 水平部
53b 垂直部
54 低温用接着剤の接着層
56 シーリング
60 ボルト
61 底板パネル
62 側板パネル
63 コーナーパネル
64、65 低温用接着剤の接着層
66 挟扼用金属板
67 側板パネルの下端円周部
68 底板パネルの円周部
69 側板パネル、底板パネルおよびコーナーパネルによって仕切られる空間

Claims (6)

  1. 少なくとも内槽と外槽とを備え、該内槽と該外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、
    前記内槽と前記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、該二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、
    前記二次バリア層の上端部は、前記外槽に設けたアンカー部と接着層を介して接合され、さらに
    該接着層は、前記二次バリア層の内側から挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする地上式LNGタンク。
  2. 前記アンカー部が、水平部と垂直部とから成る吊りアンカーで構成され、前記垂直部の内周に沿って前記二次バリア層の前記側板パネルの上端部が位置するようにして成ることを特徴とする請求項1に記載の地上式LNGタンク。
  3. 少なくとも内槽と外槽とを備え、該内槽と該外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、
    前記内槽と前記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、該二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、
    前記二次バリア層が、少なくとも底板パネルと側板パネルとコーナーパネルとで構成される隅角部を備え、
    該隅角部で、前記コーナーパネルの下端下面および前記底板パネルの上面、並びに、前記コーナーパネルの上端外面および前記側板パネルの内面は、接着層を介して接合され、さらに
    該接着層は、前記コーナーパネルの下端上面及び前記底板パネルの下面、並びに、前記コーナーパネルの上端内面及び前記側板パネルの外面から、それぞれ挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする地上式LNGタンク。
  4. 少なくとも内槽と外槽とを備え、該内槽と該外槽との間隙に断熱材を充填してなる地上式LNGタンクであって、
    前記内槽と前記外槽との間に、二次バリア層をさらに備え、該二次バリア層が、樹脂系バリア材から構成され、
    前記二次バリア層の上端部は、前記外槽に設けたアンカー部と接着層を介して接合され、さらに
    該接着層は、前記二次バリア層の内側から挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼され、
    前記二次バリア層が、少なくとも底板パネルと側板パネルとコーナーパネルとで構成される隅角部を備え、
    該隅角部は、前記コーナーパネルの下端下面及び前記底板パネルの上面、並びに、前記コーナーパネルの上端外面及び前記側板パネルの内面は、接着層を介して接合され、さらに
    前記コーナーパネルの下端上面及び前記底板パネルの下面、並びに、前記コーナーパネルの上端内面及び前記側板パネルの外面から、それぞれ挟扼用金属板を介してボルトにより挟扼されていることを特徴とする地上式LNGタンク。
  5. 前記ボルトがステンレス製であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の地上式LNGタンク。
  6. 前記接着層が低温用接着剤を用いて形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の地上式LNGタンク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017206306A (ja) * 2016-05-17 2017-11-24 ハングク カーボン カンパニー リミテッド 補強材の材質変更により疲労抵抗性能が改善された可とう性を有する液化ガス貯蔵タンク用2次ガスバリア
CN113412389A (zh) * 2019-12-31 2021-09-17 浙江振申绝热科技股份有限公司 一种低温存储装置及其安装方法

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