JP2007098319A - ガス供給装置、ガス供給装置を備える加圧ろ過装置、及び減圧ろ過装置 - Google Patents

ガス供給装置、ガス供給装置を備える加圧ろ過装置、及び減圧ろ過装置 Download PDF

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Abstract

【課題】他の試料の影響を受けることなく一度に2個以上の試料を迅速にろ過可能なろ過装置を提供する。
【解決手段】液体試料を少なくとも2個以上同時にろ過可能な加圧ろ過装置20であって、液体試料を加圧するガスを供給する請求項1に記載のガス供給装置50と、該ガス供給装置50の下方に位置し、基材31に穿設された互いに独立する該ガス供給装置50の小孔59と同数の貫通孔32及び該貫通孔32の底部を塞ぐように固着されたフィルタ33を有する本体と、該ガス供給装置50と該本体30との間をシールするシール部材70と、該本体30の下流側に位置し、各フィルタ33から排出されるろ液を各々貯留する凹部42を有する受器40と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液から赤血球等を分離する生化学検査等で使用される一度に多くのサンプルをろ過するろ過装置、及びろ過装置にガスを供給するガス供給装置に関する。
各種疾患の診断において行われる生化学検査においては、血液から赤血球等を分離する必要があり、従来から赤血球等の分離には種々の方法が用いられている。分離方法の一つに遠心分離法がある。この方法は、血液を凝固させた後、遠心分離を行い固相と液相とを分離するものであるが、この方法は時間がかかる問題があった。また血液から赤血球等を分離する他の方法としては、フィルタを用いたろ過法が行われている。
フィルタを用いたろ過法には、大気圧下で行われる常圧ろ過法、二次側を減圧する減圧ろ過法などがある(例えば特許文献1参照)。大気圧下で行われる常圧ろ過法は、操作が簡単で、特別な装置、機器を必要としないものの、ろ過速度が遅い。これに対して減圧ろ過法は、真空装置等を必要とするものの、ろ過速度が速い利点がある。フィルタにも種々の工夫がなされ、安価に製造可能な血漿又は血清用フィルタの製造方法も開示されている(例えば特許文献2参照)。
フィルタを用いたろ過装置は、多くの種類のものが市販されており、その中には減圧ろ過(真空ろ過)可能な装置もある(非特許文献1参照)。フィルタを用いたろ過装置の一例を図4に示す。このろ過装置1は、一度に多数のサンプル(例えば96個)をろ過可能なろ過装置である。ろ過装置1は、フィルタ2を備える本体3とろ液を受ける受器4、及び本体3、受器4を支持し、図示を省略した真空装置を介して受器4を減圧にする減圧容器5を備える。本体2は、板状の基材6に縦に8列、横に12列の計96個の貫通孔7が穿設され、基材6の底部には貫通孔7を塞ぐように数ミクロンの孔径を有するガラスフィルタ2が固着され、貫通孔7とガラスフィルタ2とで、サンプル投入部8が形成されている。さらにガラスフィルタ2の底部には、ろ液を受器4に導くための円錐状のガイド9が設けられている。
一方受器4は、厚板状の基材10に、ろ液を受けるための凹部11が、縦に8列、横に12列の計96個のサンプル投入部8に対応する位置に設けられている。このろ過装置1を使用して減圧ろ過を行う場合は、本体3と受器4とを連結し、これらを減圧容器5内にセットする。減圧容器5と本体3との間には、外部からの空気が流入することを防止するためのガスケット12が取り付けられている。サンプル投入部8にサンプルを投入し、減圧容器5に設けられた吸引ノズル13に図示を省略した減圧装置を接続し、減圧容器5内を減圧にすると、受器4と本体3との隙間14を通じてガスが吸引され、凹部11、ガラスフィルタ2の二次側が減圧となる。
特表2005−525114号公報 特開2005−172601号公報 http://www.sanwatsusho.com/captiva_details.htm
図1に示した減圧ろ過装置1は、多くのサンプル投入部8を有するので、一度に多くのサンプルを処理することができる。しかしこの減圧ろ過装置1は、次のような課題を有する。多くのサンプル投入部8に投入したサンプルが全て同じ時間でろ過されず、各サンプルのろ過時間が異なると、早くろ過が終了したサンプル投入部8を通じて空気が吸引される。この結果、減圧容器5内の圧力が上昇し、まだろ過が終了していないサンプルのろ過速度が著しく低下する。また、受器4と本体3との隙間14が狭い場合にあっては、受器4内の背圧が大きくなり、その結果まだろ過が終了していないサンプルのろ過速度が著しく低下する。
多くのサンプルを一度に処理する場合、サンプル、フィルタ抵抗等のばらつきを考えれば、全てのサンプルのろ過速度を同一とすることは容易ではない。上記では減圧ろ過装置1について説明したけれども、加圧ろ過装置でも同一である。サンプルのろ過速度に違いが生じても、他のサンプルの影響を受けることなく、各サンプル毎に所定の圧力差が確保されていれば、他のサンプルの影響を受けてろ過速度が著しく遅くなることはない。
本発明の目的は、他の試料の影響を受けることなく一度に2個以上の試料を迅速にろ過可能なろ過装置を提供することにある。また一度に2個以上の試料をろ過可能な既存のろ過装置に適用可能なガス供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、加圧ガスを受入れる加圧ガス室と、
該加圧ガス室の一面に互いに独立して穿設された少なくとも2個以上の小孔と、
を含むことを特徴とするガス供給装置である。
また本発明は、液体試料を少なくとも2個以上同時にろ過可能な加圧ろ過装置であって、
液体試料を加圧するガスを供給する請求項1に記載のガス供給装置と、
該ガス供給装置の下方に位置し、基材に穿設された互いに独立する該ガス供給装置の小孔と同数の貫通孔及び該貫通孔の底部を塞ぐように固着されたフィルタを有する本体と、
該ガス供給装置と該本体との間をシールするシール部材と、
該本体の下流側に位置し、各フィルタから排出されるろ液を各々貯留する凹部を有する受器と、
を含むことを特徴とする加圧ろ過装置である。
また本発明は、液体試料を少なくとも2個以上同時にろ過可能な減圧ろ過装置であって、
基材に穿設された互いに独立する少なくとも2個以上の貫通孔及び該貫通孔の底部を塞ぐように固着されたフィルタを有する本体と、
該本体の下流側に位置し、各フィルタから排出されるろ液を各々貯留する凹部を有する受器と、
該本体と該受器との間をシールするシール部材と、
該受器を収納し、減圧装置と接続し該受器の該凹部を減圧可能ならしめる減圧容器と、を含み、
該受器の各凹部は、該受器の基材を貫通する小孔を備えることを特徴とする減圧ろ過装置である。
本発明のガス供給装置は、加圧ガスを受入れ貯留する加圧ガス室と、加圧ガス室の一面に穿設された互いに独立した少なくとも2個以上の小孔と、を含むので、他の小孔の影響を受けることなく小孔から均等にガスを供給することが可能となり、一度に2個以上の液体試料をろ過する既存の加圧ろ過装置のガス供給装置として使用することができる。
また本発明の加圧ろ過装置は、他の小孔の影響を受けることなく小孔から均等にガスを供給可能なガス供給装置と、ガス供給装置の下方には、シール部材を介して、フィルタを底部に有する互いに独立した少なくとも2個以上の貫通孔を備える本体が位置し、本体の下流には、各フィルタから排出されるろ液を各々貯留する凹部を有する受器と、を含むので、本加圧ろ過装置を用いて、一度に2個以上の液体試料をろ過することができる。特にガス供給装置が、他の小孔の影響を受けることなく小孔から均等にガスを本体の貫通孔に供給するので、貫通孔内の液体試料は、他の液体試料のろ過速度の影響を受けることがなく、各液体試料毎に所定の圧力差が確保され、多くの液体試料を迅速にろ過することができる。
また本発明の減圧ろ過装置は、互いに独立する少なくとも2個以上の貫通孔、及び貫通孔の底部を塞ぐように固着されたフィルタを有する本体と、本体の下流側に位置し、各フィルタから排出されるろ液を各々貯留する凹部を有する受器と、本体と受器との間をシールするシール部材と、受器を収納し、減圧装置と接続し受器の凹部を減圧可能ならしめる減圧容器と、を含み、受器の各凹部は、受器の基材を貫通する小孔を備えるので、本減圧ろ過装置を用いて、一度に2個以上の液体試料をろ過することができる。特に凹部を形成する壁面には外部と連通する小孔が穿設されているので、凹部内の圧力は、他の凹部の圧力の影響を受けることがなく、各液体試料毎に所定の圧力差が確保され、多くの液体試料を迅速にろ過することができる。
図1は、本発明の第一実施形態としての加圧ろ過装置20の概略的構成を示す図である。また図2は、本発明の第一実施形態としての加圧ろ過装置20の一部を模式的に示す加圧ろ過装置100の断面図である。加圧ろ過装置20は、固体を含む液体サンプルを受入れろ過する本体30と、本体30の下方に設置されたろ液を貯留する受器40と、本体30内の液体サンプルを加圧するためのガス供給装置50とを有し、ガス供給装置50と本体30との間にはガスケット70を備える。
本体30は、矩形板状の基材31に液体サンプルを受入れるための貫通孔32が、縦8列×横12列、合計96個穿設されている。貫通孔32は互いに独立して設けられており、基材31の底部には貫通孔32を塞ぐように数ミクロンの孔径を有するガラスフィルタ33が固着され、貫通孔32とガラスフィルタ33とで、サンプル投入部34が形成されている。さらにガラスフィルタ33の底部には、ろ液を受器40に導くための円錐状のガイド35が設けられている。受器40は、厚板状の基材41に、ろ液を貯留するための凹部42が、縦に8列、横に12列、本体30のサンプル投入部34に対応する位置に設けられている。これら本体30、及び受器40は、市販の本体30、及び受器40と類似の形状、構造を有する。
ガス供給装置50は、矩形形状の上蓋51と矩形形状の底板52を有し、上蓋51と底板52との間にガス室53が形成されている。上蓋51には、ガス室53にガスを供給するためのノズル54が設けられている。また上蓋51の裏面55には、ノズル54を通じて供給されるガスを衝突させる衝突板56が設けられている。底板52には、縦8列×横12列、合計96個の貫通孔57が穿設されおり、貫通孔57の底部はテーパ状58に狭められており、テーパ状部58の先端に小孔59が穿設されている。底板52の周囲には、本体30を嵌入するためのガイド60が設けられている。
ガス供給装置50と本体30との間に配設されるガスケット70は、弾力性を有し、ガス供給装置50の小孔59に対応する数の貫通孔71を有し、ガス供給装置50を通じて供給されるガスを外部に漏洩させることなく、本体30のサンプル投入部34にガスを導く。
上記の構成を有する加圧ろ過装置20の使用方法を説明する。本体30のサンプル投入部34に液体サンプルを入れ、本体30を受器40の上に載せる。本体30の上にガスケット70を介して、ガス供給装置50を載置し、加圧ろ過装置1をセットする。ろ過操作を行うときは、ガス供給装置50のノズル54を、図示を省略した加圧ガス供給源と接続し、ガス室53に加圧ガスを供給する。供給された加圧ガスは、ガス供給装置50の小孔59を通じて本体30内のサンプル投入部34に送られ、液体サンプルを加圧する。液体サンプルは、ガラスフィルタ33で液体サンプル中の固体が除去され、ろ液が受器40の凹部42に貯留される。本体30と受器40の間には、ガスが流通可能な隙間を有するので、ろ過操作中、受器40の凹部42は大気圧に保持されている。
基本的な操作は、従来から行われている加圧ろ過操作と同一であるが、本発明の加圧ろ過装置20は、従来の加圧ろ過装置と異なり、一度に多数の液体サンプルをろ過しても、
一の液体サンプルのろ過が他の液体サンプルのろ過の影響を受けない点に特徴がある。図2を用いて本発明の加圧ろ過装置の特徴を説明する。サンプル投入部34(34a、34b)内には、小孔59(59a、59b)を介してガス室53内の加圧ガスが供給される。サンプル投入部34(34a、34b)の底部には、ガラスフィルタ33(33a、33b)が設けられているので、液体サンプルが存在する間は、圧力損失が大きく貫通孔32(32a、32b)内は加圧状態にある。
2つの液体サンプルのろ過速度が異なり、サンプル投入部34a内の液体サンプルのろ過が終了すると、加圧ガスはガラスフィルタ33a、受器40の凹部42aを通過し、本体30と受器40の隙間43aから大気中に出る。ガスがガラスフィルタ33を通過するときの圧力損失は、液体の場合に比べ小さいので、貫通孔32a内の圧力は、大気圧に近い圧力となる。従来の加圧ろ過装置のような構造では、液体サンプルのろ過が終了すると、多量のガスが貫通孔32aを流れ、ガス室53の圧力が低下し、結果的にサンプル投入部34b内の圧力が低下した。
これに対して本発明の加圧ろ過装置20、100では、サンプル投入部34に供給される加圧ガス流量が小孔59で制限されるため、サンプル投入部34aの液体サンプルのろ過が終了したとしても、貫通孔32aを通じて多量のガスが大気放出されることはない。このためガス室53、及びサンプル投入部34b内の圧力は、ほぼ一定に保たれる。このようにサンプル投入部34b内の圧力は、サンプル投入部34aのろ過の終了有無にかかわらずほぼ一定に保たれるので、サンプル投入部34bのろ過速度は、サンプル投入部34aの影響を受けることがない。ここではサンプル投入部34の数が2個の場合を例として説明したけれども、サンプル投入部34が多数あっても同じである。
ガス供給装置50の小孔59の大きさは、液体サンプルのろ過速度に応じて決定すればよく、サンプル投入部34の圧力を一定に保持可能な最少のガス量を供給可能な径とすることが望ましい。これにより、仮に一の液体サンプルのろ過が終了したとしても、貫通孔32から排出されるガスの量が少なく経済的である。
図3は、本発明の第二実施形態としての減圧ろ過装置200を模式的に示す断面図である。図1又は図2と同一の部分には同一の符号を付して重複する説明は省略する。減圧ろ過装置200は、固体を含む液体サンプルを受入れろ過する本体30と、本体30の下方に設置されたろ液を貯留する受器40と、受器40内を減圧にするための減圧容器210とを有し、本体30と受器40、及び減圧容器210と本体30の間にはガスケット220、230を備える。
本体30は、矩形板状の基材31に液体サンプルを受入れるための貫通孔32(32a、32b)が2個穿設されている。貫通孔32(32a、32b)は互いに独立して設けられており、基材31の底部には貫通孔32(32a、32b)を塞ぐように数ミクロンの孔径を有するガラスフィルタ33(33a、33b)が固着され、貫通孔32(32a、32b)とガラスフィルタ33(33a、33b)とで、サンプル投入部34(34a、34b)が形成されている。さらにガラスフィルタ33(33a、33b)の底部には、ろ液を受器40に導くための円錐状のガイド35(35a、35b)が、設けられている。受器40は、厚板状の基材41に、ろ液を貯留するための凹部42(42a、42b)が2個、本体30のサンプル投入部34(34a、34b)に対応する位置に設けられている。また基材41の上部には、凹部42(42a、42b)と外部とを連結する小孔44(44a、44b)が穿設されている。
本体30と受器40との間は、弾力性を有するガスケット220が取り付けられており、本体30と受器40とはガスケット220でシールされている。減圧容器210は、受器40を収納可能な大きさを有し、ガスを排気するための吸引ノズル211が側面に設けられている。また減圧容器210と本体30との間に配設されるガスケット230は、弾力性を有し、外部からの空気の侵入を防止する。
上記の構成を有する減圧ろ過装置200の使用方法を説明する。本体30のサンプル投入部34に液体サンプルを入れ、本体30と受器40とをガスケット220を介して接続する。さらに本体30と減圧容器210とをガスケット230を介して接続する。ろ過操作を行うときは、減圧容器210の吸引ノズル211に、図示を省略した減圧装置を接続し、減圧容器210内を減圧にする。減圧容器210内と受器40の凹部42とは、小孔44を介して連通するので、凹部42内も減圧となる。その結果ガラスフィルタ33の二次側が減圧され、液体サンプルは、ガラスフィルタ33で液体サンプル中の固体が除去され、ろ液が受器40の凹部42に貯留される。
本発明の減圧ろ過装置200は、従来の減圧ろ過装置と異なり、一度に多数の液体サンプルをろ過しても、一の液体サンプルのろ過が他の液体サンプルのろ過の影響を受けない点に特徴がある。液体サンプルのろ過速度が異なり、サンプル投入部34a内の液体サンプルのろ過が終了すると、ガスがガラスフィルタ33a、受器40の凹部42a、小孔44aを通じて図示を省略した減圧装置に吸引される。ガスがガラスフィルタ33を通過するときの圧力損失は、液体の場合に比べ小さいので、凹部42a内の圧力は、大気圧に近い圧力となる。従来の減圧ろ過装置のような構造では、液体サンプルのろ過が終了すると、多量のガスが貫通孔32aから吸引され、減圧容器210の圧力が上昇し、結果的に凹部42b内の圧力が上昇した。
これに対して本発明の減圧ろ過装置200では、凹部42から吸引されるガス流量が小孔44で制限されるため、サンプル投入部34aのろ過が終了したとしても、貫通孔32aを通じて多量のガスが吸引されることはない。このため減圧容器210、及び凹部42b内の圧力は、ほぼ一定に保たれる。このように凹部42b内の圧力は、サンプル投入部34aの液体サンプルのろ過の終了有無にかかわらずほぼ一定に保たれるので、サンプル投入部34bのろ過速度はサンプル投入部34aの影響を受けることがない。ここではサンプル投入部34の数が2個の場合を例として説明したけれども、サンプル投入部34が多数あっても同じである。
受器40の凹部42に設けられた小孔44の大きさは、液体サンプルのろ過速度に応じて決定すればよく、凹部42の圧力を一定に保持可能な最少のガス量を吸引可能な径とすることが望ましい。これにより、仮に一の液体サンプルのろ過が終了したとしても、貫通孔32から吸引されるガスの量が少なく、図示を省略した減圧装置の吸引能力を抑えることが可能となり経済的である。
本発明の第一実施形態としての加圧ろ過装置20の概略的構成を示す図である。 本発明の第一実施形態としての加圧ろ過装置20の一部を模式的に示す加圧ろ過装置100の断面図である。 本発明の第二実施形態としての減圧ろ過装置200を模式的に示す断面図である。 従来のフィルタを用いた減圧ろ過装置1の概略的構成を示す図である。
符号の説明
20 加圧ろ過装置
30 本体
31 基材
32 貫通孔
33 フィルタ
40 受器
42 凹部
44 小孔
50 ガス供給装置
53 ガス室
59 小孔
70 ガスケット
100 加圧ろ過装置
200 減圧ろ過装置
210 減圧容器
220 ガスケット
230 ガスケット

Claims (3)

  1. 加圧ガスを受入れる加圧ガス室と、
    該加圧ガス室の一面に互いに独立して穿設された少なくとも2個以上の小孔と、
    を含むことを特徴とするガス供給装置。
  2. 液体試料を少なくとも2個以上同時にろ過可能な加圧ろ過装置であって、
    液体試料を加圧するガスを供給する請求項1に記載のガス供給装置と、
    該ガス供給装置の下方に位置し、基材に穿設された互いに独立する該ガス供給装置の小孔と同数の貫通孔及び該貫通孔の底部を塞ぐように固着されたフィルタを有する本体と、
    該ガス供給装置と該本体との間をシールするシール部材と、
    該本体の下流側に位置し、各フィルタから排出されるろ液を各々貯留する凹部を有する受器と、
    を含むことを特徴とする加圧ろ過装置。
  3. 液体試料を少なくとも2個以上同時にろ過可能な減圧ろ過装置であって、
    基材に穿設された互いに独立する少なくとも2個以上の貫通孔及び該貫通孔の底部を塞ぐように固着されたフィルタを有する本体と、
    該本体の下流側に位置し、各フィルタから排出されるろ液を各々貯留する凹部を有する受器と、
    該本体と該受器との間をシールするシール部材と、
    該受器を収納し、減圧装置と接続し該受器の該凹部を減圧可能ならしめる減圧容器と、を含み、
    該受器の各凹部は、該受器の基材を貫通する小孔を備えることを特徴とする減圧ろ過装置。
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WO2021054899A1 (en) * 2019-09-18 2021-03-25 Nitto Denko Corporation Biofluid dispensing and assay apparatuses

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