JP2007097705A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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So Tozaki
宗 戸崎
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Abstract

【課題】 洗濯物に紫外線をより到達させやすくするドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】 外箱1の前面1aの扉28に設けられた前後2枚の透視部間に形成される
空間部に紫外線照射装置を設け、水槽2に貯水される水位を水位センサ52により検知し
、その水位を「洗い」、「すすぎ」行程時に紫外線照射装置より高く設定することにより
、紫外線照射装置から照射される紫外線が洗濯水の中の洗濯物に照射されやすくなるため
、洗濯物の汚れを除去しやすくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗濯物に紫外線を照射するドラム式洗濯機に関する。
上面が開口する洗濯槽を収納する外箱の上方に洗濯物出入口が形成される縦型洗濯機に
おいて、洗濯物出入口を開閉する蓋に紫外線を照射する紫外光照射装置を設置し、この紫
外線を、紫外光照射装置の下方に位置する洗濯槽内の洗濯物に向けて照射することで洗濯
物および洗濯槽に付着した有機物等を分解、除去できる洗濯機が提供されている。
特開2002−230790号公報(第5頁、図1)
しかしながら、特許文献1に示す洗濯物出入口の上方から下方に向けて紫外線を照射す
る洗濯機においては、紫外光照射装置と洗濯物との距離が離れており、照射する紫外線が
洗濯物に到達しにくいという問題があった。
さらに洗濯槽に貯水した洗濯水の上方から紫外線を照射しているが、洗濯水上面はパル
セータの回転等により波立っているため、紫外線が洗濯水上面で乱反射されやすく、紫外
線が洗濯物まで到達しにくいという問題があった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたもので、紫外線を洗濯物に到達させやすく、より
効率的に洗濯物に付着した有機物等を分解、除去するドラム式洗濯機を提供することを目
的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係わるドラム式洗濯機は、洗濯物出入口を開閉す
る扉を前面に有する外箱と、この外箱の内部に弾性支持され、前面が開口され、洗濯水を
貯水する水槽と、この水槽の内部に設けられ、洗濯物を収容して回転駆動され、前面に洗
濯物投入口を有するドラムと、前記洗濯物出入口と前記水槽を水密につなぐシール部材と
、前記扉に設けられ、前記ドラム内を透視可能とする透視部と、前記水槽内に貯水される
洗濯水の水位を検知する水位検知手段と、を具備し、前記透視部は前記扉の前面に設けら
れた前面透視部と前記扉の後面に設けられた後面透視部とで間に気密された空間部を有し
て構成され、この空間部内に前記ドラム内を手前から奥に向けて紫外線を照射する紫外線
照射装置を設けるとともに、洗い時及びすすぎ時の少なくとも一方において、洗濯水の水
位を前記紫外線照射装置の位置より高くすることを主たる特徴とする。
本発明のドラム式洗濯機によれば、前方に位置する扉の透視部に形成される空間部内に
、ドラム内を手前から奥に向けて紫外線を照射する紫外線照射装置を設け、さらにドラム
内に貯水する洗濯水の水位を紫外線照射装置の設置位置に比べ高く設定して、洗濯物の「
洗い」もしくは「すすぎ」を行うため、洗濯物は、紫外線照射装置の近い位置で紫外線を
受け、さらに洗濯水の波立つ上面を介さないで紫外線を洗濯水内に入光させることができ
るため、より効率的に洗濯物に付着した有機物等を分解、除去することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
本発明によるドラム式洗濯機の第1の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。

まず、図2は、ドラム式洗濯機の正面図を示している。図1は、図2の紫外線照射装置
を含んで断面としたA−A断面図である。
図3は紫外線照射装置の組立図を示している。
図1および図2に示すように、ドラム式洗濯機は全体として矩形箱状を成す外箱1の内
部に、水槽2を配設している。水槽2は前面に開口部2aを有するドラム状を成すもので
、外箱1の底面部に左右一対(一方のみ図示)のサスペンション3を介して横向きに弾性
支持されており、その支持形態は、水槽2の開口部2aから水槽2の底部に向かって下り
の傾斜(図1の側面図では右下がり)を有する形状である。
水槽2の閉塞された後端面部(図1中、右側の端面部)には、補強板4が取付けられて
おり、この補強板4及び水槽2の前記後端面部の中心部に、回転軸の軸受5、6を内装し
た軸受ハウジング7が取付けられている。また、軸受ハウジング7には、水槽2の背部に
位置して、モータ8のステータ9が取付けられている。このモータ8は、ロータ10をス
テータ9の外方に有するアウターロータ形のモータを使用している。
また、水槽2の内部には、回転可能にドラム11が配設されている。このドラム11の
閉塞された背面には、それより厚い例えば金属製のドラム支え12が取付けられている。
このドラム支え12及びドラム11の背面の中心部に取付けられたドラムシャフト13は
、水槽2の背面の中心部に設けられた前記軸受ハウジング7の軸受5,6内に挿通されて
いる。そして、軸受ハウジング7を貫通したドラムシャフト13の後端部には、前記モー
タ8のロータ10が取付けられている。これにより、ドラム11は、水槽2と同じ傾斜を
もって水槽2に回転可能に支持される。
ドラム11には、胴部のほぼ全域に脱水孔14が設けられており(図1では、一部のみ
図示)、また胴部の内周部の数か所にバッフル15が取付けられている(図1では、一部
のみ図示)。更に、水槽2の下側の側面部に対向して洗濯水加熱用のヒータ16が設けら
れており、そのほか、水槽2の側面最低部に設けられている排出口17には、排水弁18
が取付けられていて、この排水弁18を開閉する排水弁用モータ19が水槽2の外側下面
部に取付けられている。また、排水弁18の先には排水ホース20が接続されている。

また水槽2の開口部2aの周縁には水槽カバー21が装着されており、この水槽カバー
21は中央部に開口部23を有するリング状を成している。この水槽カバー21は、下部
21aより上部21bを前方に長く延ばす形状をしている。更に、この水槽カバー21は
、鉄板やステンレス板等の金属、又はガラスなどの耐熱性である剛性材で構成されている
この水槽カバー21に対して、ドラム11のドラム前面11aにはドラムカバー25が
取り付けられている。このドラムカバー25は、ドラム11の開放された前面の周縁部に
装着されたもので、中央部に洗濯物投入口26を有するリング状を成しており、耐熱材で
構成されている。
また、外箱1の前面部1aには円形状の洗濯物出入口27を形成しており、この洗濯物
出入口27には開閉可能な扉28が取り付けられている。
この扉28は、図2に示すように、例えば洗濯物出入口27の形状に合わせた円形の形
状を有しており、この扉28の左側端部に取り付けられたヒンジ29により手前に回動す
ることによって、洗濯物出入口27を開閉するようになっている。
また、この扉28の右側端部には、開閉操作のための取手30と、閉鎖状態保持用のフ
ック31とが設けられている。更に、扉28の中央部は洗濯物出入口27と同程度の大き
さの透視部である透視窓32が設けられている。この透視窓32は、図1に示すように例
えば扉28の前面に前面透視部である前面ガラス33と、扉28の後面にドラム11内方
向に膨出して設けられた後面透視部である後面ガラス34とによる2重構造をなして構成
されており、2重構造の隙間には密閉された空間部である透視窓空間部32aが形成され
る。
そしてこの透視窓空間部32a内には後述する紫外線照射装置24が設けられている。
また、洗濯物出入口27と水槽カバー21との間は、シール部材であるベロー35によ
って水密に連通接続されている。このベロー35は、ドラム11や水槽2からの振動に対
処し得る柔軟性を有すると共に、洗剤溶液等の耐薬品性にも優れた材料(例えば、エチレ
ン・プロピレン系の合成ゴム)にて作られており、全体的に概略筒状をなし、中間部位に
は蛇腹部35aを有して、水槽2外への漏水を防止する構成をしている。
また図1に示すように外箱1内上部の隅部には、水槽2内に給水するための給水弁44
が配設されており、その先のフレキシブル給水ホース45によって水を水槽2内に導き入
れる。
この他、図1に示すように外箱1の底面部の4隅には脚46が設けられている。また、
外箱1の背面部には作業口47が形成されていて、この作業口47には裏板48が着脱可
能に取り付けられている。更に、外箱1の前面部1aの最上部には、図2に示すように、
操作パネル49と、洗剤投入ケース50とが設けられている。なお、この操作パネル49
には、各種の操作スイッチが設けられており、洗濯の各種コースを洗濯することができ、
後述する紫外線照射コースを選択できるようになっている。
ここで、前述した紫外線照射装置24について図3を参照して説明する。
この紫外線照射装置24は、透視窓空間部32a内に透視窓空間部32aの後面ガラス
34の中央に設けられていて、後面ガラス34に接着剤等により固定され不透明な紫外線
を透過しない本体24bと、紫外線ランプ24aが設けられている基盤24a1とで構成
されている。
そしてこの基盤24a1は、本体24bに形成されている後面ガラス34に対して傾斜
した凹状の収納部24b1に係合されて設置されており、基盤24a1の表面には紫外線
ランプ24aがドラム11内の斜め下方に向けて設けられ、ドラム11内を斜め下向きの
指向方向にて照射するように位置される構成をしている。
なお、紫外線ランプ24aは、基盤24a1に設けられ、後面ガラス34とは薄い空気
層を介した距離だけ離れて位置している。
そしてこの紫外線ランプ24aは、通常の紫外線(100〜400nm)より波長が短
い短波長域のUV−C(C領域紫外線/100〜280nm)を照射するランプであって
、この280nm以下の波長の紫外線は通常の地上に届く太陽光線に含まれる紫外線より
もさらに高いエネルギーを持っている。
また基盤24a1には、紫外線ランプ24aを点灯させるための回路(図示せず)が設
けられるものであり、紫外線ランプ24aに電源を与えるための電源コード24cが引き
出されている。この電源コード24cは基盤24a1から透視窓空間部32a内側をヒン
ジ29方向に延びており、ヒンジ29から外箱1内にある電源部(図示せず)に繋がって
おり、ここから電源が供給されるようになっている。
次にドラム式洗濯機の電気的構成を図4を参照して説明する。
ドラム式洗濯機の運転全般を制御する制御装置51には、操作パネル49から各種操作
信号が入力されるようになっている。
このほか、制御装置51には、水位検知手段である水位センサ52から水位検知信号が
入力されるようになっており、この水位センサ52は、詳しくは図示しないが、ドラム1
1に設置され、円筒状をなすコイルの内周部に導電性のポールを軸方向へスライド可能に
挿入し、ドラム11内の水位に応じてポールをスライドさせることに基づいてポールのコ
イルに対する軸方向のラップ量を変化させるものであり、両者のラップ量に応じた周波数
の水位信号を出力する。
また、さらに制御装置51には、これら操作信号、水位信号に基づいて、制御装置51
からモータ8、給水弁44、排水弁用モータ19に命令が出力されるように設けられてい
る。
次に、上記構成を有するドラム式洗濯機の作用及び効果について説明する。
本実施例のドラム式洗濯機では、本来の洗濯機能としての「洗濯」・「すすぎ」・「脱
水」行程を自動的に実行する通常コースに加えて、紫外線照射コースを設けている。
以下、紫外線照射コースにつき図5、図6のフローチャートを参照して説明する。
図5は「洗い」行程のフロー図である。図6は「すすぎ」行程のフロー図である。
まず、扉28を開放して洗濯物出入口27から洗濯物(図示せず)をドラム11内に投
入して、操作パネル49で紫外線照射コースを選択して操作すると、その操作信号が制御
装置51に入力され、制御装置は予め記憶されている紫外線照射コースのプログラムに応
じて制御する。この紫外線照射コースは全体の行程は「洗い」「すすぎ」「脱水」を経て
完了するものである。
「洗い」時には、図5に示すように排水弁18が閉じた状態で、給水弁44が開いてド
ラム11内に洗濯水が給水される(s1)。
ドラム11内に給水された洗濯水は徐々に水位が高くなって貯水されていく。その際、
水位センサ52により測定している洗濯水の水位が、紫外線照射装置24の設置高さより
高い所定の位置H(例えば後面ガラス34の中心の高さ)に到達すると(s2のY)給水
弁44を閉塞し、給水を停止する(s3)。
そして紫外線照射装置24を駆動し、紫外線ランプ24aをドラム11内に向けて照射
する(s4)。紫外線ランプ24aは、洗濯水の水面高さより低い位置にあり、ドラム1
1内を斜め下向きの指向方向を有するように設けられているため、このときの紫外線ラン
プ24aの照射範囲は、図1に示すように後面ガラス34を介して、洗濯水中のほぼ全域
を照射する態様となる(斜線部U)。
次に洗濯水の貯水が完了して、紫外線を照射した状態で、ドラム11をモータ8により
、例えば50〜60〔rpm〕の低速度で正逆両方向に交互に回転させる(s5)。これ
により、洗濯物を洗濯水と共に撹拌して洗い行程を行う(s6)。この際、洗濯物と洗濯
水をバッフル15が順次かき上げ、洗濯物及び洗濯水の撹拌を促進するため、洗濯物が洗
濯水内を流動して動くと共に、洗濯水内に気泡(酸素)が発生する。また紫外線ランプ2
4aの高さの位置であって後面ガラス34に面している洗濯水の水面は、ドラム11の回
転中であっても、波打って水面が後面ガラス34から離れることが少なく、後面ガラス3
4のドラム11側の面に接していることが多い。
そして紫外線ランプ24aから照射された紫外線は、紫外線ランプ24aと後面ガラス
との間の薄い空気層を介して、後面ガラス34に入光する。後面ガラス34に入光した紫
外線は後面ガラス34のドラム11側の面から、後面ガラス34に接して波打っていない
洗濯水の後面ガラス34との境界面から洗濯水内に入光して、その後、洗濯水内の洗濯物
近傍に発生した気泡と反応し、その気泡はオゾンに変化する。
そしてこのオゾンが、洗濯物に付着した有機物等を酸化分解して洗濯物の汚れを落とす
。有機物等を酸化分解したオゾンはその後、酸素に戻り洗濯水外に出て行く。
そして「洗い」開始後、所定時間が経過したときモータ8を停止し(s7)、同時に紫
外線照射装置24も停止する(s8)。そして、排水弁用モータ19を駆動し、排水弁1
8を開放し、水槽2内の洗濯水を排水ホース20から外箱1外に排水する(s9)。
つづいて、「洗い」行程後に、「すすぎ」行程が開始される。
この「すすぎ」行程では、図6に示すように、まず、排水弁用モータ19を駆動し、排
水弁18を閉塞し(s10)、給水弁44を開放して洗濯水を水槽2内に給水する(s1
1)。
そして、「洗い」行程と同じように、水位センサ52により測定している洗濯水の水槽
内における水位が、紫外線照射装置24の設置高さより高い所定の位置Hに到達すると(
s12のY)給水弁44を閉塞し、給水を停止する(s13)。
そして、水槽2内の貯水が完了すると、紫外線照射装置24を駆動し(s14)、紫外
線ランプ24aをドラム内に図1の斜線部Uのように照射する。
つづいて紫外線を照射した状態で、ドラム11をモータ8により、例えば50〜60〔
rpm〕の低速度で正逆両方向に交互に回転させ(s15)、洗濯物を洗濯水と共に撹拌
して洗濯物に付着した汚れ(有機物)をすすぐとともに、洗濯水内に発生した気泡(酸素
)が照射した紫外線によりオゾンに変化し、そのオゾンが洗濯物にまだ付着している有機
物を酸化分解して除去する(s16)。
また「すすぎ」開始から所定時間が経過すると、モータ8を停止し(s18)、再び排
水弁18を開放し、水槽2内の洗濯水を、排水ホース20を通じて機外に排出する(s1
9)。
その後、「脱水」行程に移行し、ドラム11をモータ8で800〜900〔rpm〕の
高速度で回転させ、洗濯物が含む水分を遠心脱水する。
これにより、紫外線照射コースである「洗い」「すすぎ」「脱水」の各行程が終了し、
洗濯が完了する。
しかるに、「洗い」「すすぎ」行程時においては紫外線照射装置24から照射した紫外
線は、ほとんど洗濯水が接していて水面が波立たず変動しない後面ガラス34の位置から
洗濯水に入光するため、水面で乱反射することなく照射した紫外線の大部分が洗濯水内の
洗濯物に到達する。
以上のような本発明の実施形態によれば、次のような効果がある。
特許文献1のように、「洗い」「すすぎ」時において、紫外線照射装置24を上方に設
けず、前面部1aの扉28の透視空間部32a内に設けて、さらに水槽に貯水される洗濯
水の水位を紫外線照射装置24より高く設定したため、紫外線の照射位置と洗濯水内の洗
濯物の距離が近くなり、紫外線が洗濯物に到達しやすい。そのため、洗濯水の攪拌により
洗濯物の近傍に発生した気泡(酸素)がオゾンに変換されやすくなり、洗濯物に付着した
汚れ(有機物)を分解させやすくできる。
また特許文献1のように、「洗い」「すすぎ」時において、紫外線照射装置24を上方
に設けて紫外線を照射した場合は、「洗い」「すすぎ」時の洗濯水の攪拌により洗濯水の
水面(上面)は波立っているため、紫外線が洗濯水に入光するときに、紫外線がその洗濯
水の水面で乱反射しやすく紫外線が洗濯水内に入光されないことがあるが、本実施例のよ
うに紫外線照射装置24を透視空間部32a内に設けて、水槽に貯水される洗濯水の水位
を紫外線照射装置24より高く設定した場合は、紫外線照射装置24と同じ高さにある洗
濯水は、後面ガラス34にほとんど接しており、その部分の水面は波立つことが少ない。
したがって、当該高さの洗濯水に入光される紫外線は、乱反射されることがすくなく、照
射された大部分の紫外線が洗濯水に入光し、洗濯物に到達させることができる。
また、透視窓32を前面ガラス33と後面ガラス34とで構成し、後面ガラス34をド
ラム11内の方向に膨出して形成し、その後面ガラス34にドラム11内に向けて紫外線
照射装置24を設置したため、さらに紫外線照射装置24が洗濯物に近くなり、紫外線が
洗濯物に到達しやすくなる。さらに紫外線は、後面ガラス34と洗濯水の境界面で直接洗
濯水に入光されるため、後面ガラス34で紫外線が反射することを抑制することができる
。さらには紫外線が洗濯物に到達する間には空気層が薄く存在しているだけなので、空気
中を通過することによる紫外線のエネルギー減少を回避することができる。
また、紫外線は280nm以下である短波長域の紫外線を照射したため、酸素をオゾン
に変換する力が強く、より多くのオゾンを発生させることができるため、より効率的に洗
濯物の汚れを落とすことができる。
ドラム式洗濯機の断面図。 本発明に係る実施形態のドラム式洗濯機の正面を示す図。 紫外線照射装置24の取り付け図。 電気的構成図。 「洗い」行程のフロー図。 「すすぎ」行程のフロー図。
符号の説明
1 外箱、1a 前面部、2 水槽、2a 開口部、3 サスペンション、4 補強板、
5、6 軸受、7 軸受ハウジング、8 モータ、9 ステータ、10 ロータ、11
ドラム、11a ドラム前面、12 ドラム支え、13 ドラムシャフト、14 脱水孔
、15 バッフル、16 ヒータ、17 排出口、18 排水弁、19 排水弁用モータ
、20 排水ホース、21 水槽カバー、21a 下部、21b 上部、24 紫外線照
射装置、24a 紫外線ランプ,24a1 基盤、24b 本体、24b1 収納部、2
4c 電源コード、25 ドラムカバー、26 洗濯物投入口、27 洗濯物出入口、2
8 扉、29 ヒンジ、30 取手、31 フック、32 透視窓、32a 透視窓空間
部、33 前面ガラス、34 後面ガラス、35 ベロー、35a 蛇腹部、44 給水
弁、45 給水ホース、46 脚、47 作業口、48 裏板、49 操作パネル、50
洗剤投入ケース、51 制御装置、52 水位センサ

Claims (3)

  1. 洗濯物出入口を開閉する扉を前面に有する外箱と、
    この外箱の内部に弾性支持され、前面が開口され、洗濯水を貯水する水槽と、
    この水槽の内部に設けられ、洗濯物を収容して回転駆動され、前面に洗濯物投入口を有
    するドラムと、
    前記洗濯物出入口と前記水槽を水密につなぐシール部材と、
    前記扉に設けられ、前記ドラム内を透視可能とする透視部と、
    前記水槽内に貯水される洗濯水の水位を検知する水位検知手段と、
    を具備し、
    前記透視部は前記扉の前面に設けられた前面透視部と前記扉の後面に設けられた後面透
    視部とで間に気密された空間部を有して構成され、この空間部内に前記ドラム内を手前か
    ら奥に向けて紫外線を照射する紫外線照射装置を設けるとともに、
    洗い時及びすすぎ時の少なくとも一方において、
    洗濯水の水位を前記紫外線照射装置の位置より高くすることを特徴とするドラム式洗濯
    機。
  2. 後面透視部は扉からドラム内方向に膨出して形成され、
    紫外線照射装置を後面透視部に設けることにより、後面透視部と洗濯水との境界面で紫
    外線を照射するようにしたことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 紫外線照射装置は、280nm以下の波長の紫外線を照射することを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のドラム式洗濯機。
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