JP2007097373A - 電力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力系統の電力状態量を連系して制御する複数の電力機器の出力を合理的に制御する。
【解決手段】 電力系統1の電力状態量を制御する前記電力系統に連系された複数の電力機器を制御するにあたって、各電力機器の現時点における出力可能な余力wを求め、電力状態量の制御指令値の増減を余力に応じて配分して各電力機器の出力を制御することにより、各電力機器の出力可能な範囲をオーバーする出力指令値が出力される不都合を防止でき、各電力機器の出力を合理的に制御できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力制御装置に係り、具体的には、電力系統の電力状態量を連系して制御する複数の電力機器の出力を制御する電力制御装置に関する。
電力系統の電力状態量を制御する電気機器としては、有効電力及び無効電力の双方を制御することができるインバータを備えた電力貯蔵装置、燃料電池、可変速発電機などがある。また、インバータを備える電気機器においては出力電流を直接制御するものもある。一方、無効電力だけを制御できる電気機器としては他励式SVC(Static Var Compensator)、自励式SVC、ロータリーコンデンサーなどがある。以下、本明細書では、それらの電気機器を総称して電力機器という。
従来、電力系統に並列接続された複数の電力機器を連系して、電力系統全体の有効電力や無効電力、出力電流を制御する電力制御装置が知られている。
しかしながら、従来、複数の電力機器の出力を連系させて制御する方式について考慮されていないという問題がある。
例えば、電力系統の電力状態量を変更する場合、その変更に係る制御指令値を複数の電力機器の台数で割って各電力機器の出力を制御することが考えられる。ところが、通常の電力機器は、その機器容量やその時々の運転状態によって、出力可能な有効電力及び無効電力、出力できる電流が異なるから、その状態に応じて出力を制御する必要がある。
例えば、容量100kVAの電力貯蔵装置が2台連系され、各電力貯蔵装置は、有効電力と無効電力をそれぞれ同時に制御することが可能であるとする。この場合において、1台目の電力貯蔵装置が90kWの有効電力を出力し、2台目の電力貯蔵装置が80kWの有効電力を出力していたとする。この運転状態で無効電力を出力制御する場合、1台目の電力貯蔵装置の出力可能な無効電力は√(100−90)=43.59kvar、2台目の電力貯蔵装置の出力可能な無効電力は√(100−80)=60kvarである。したがって、2台の電力貯蔵装置における出力可能な無効電力の合計は、103.59kvarである。この状態で2台の電力貯蔵装置から合計で100kvarの無効電力を出力させるとき、単に電力貯蔵装置の台数2で割った値を各電力貯蔵装置の出力指令値として与えると、1台目は与えられた出力指令値が出力可能範囲をオーバーし、2台目は余力を残してしまうことになる。
本発明では、電力系統の電力状態量を連系して制御する複数の電力機器の出力を合理的に制御することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、電力系統の電力状態量を制御する前記電力系統に連系された複数の電力機器を制御する電力制御装置であって、前記各電力機器の現時点における出力可能な余力を求め、前記電力状態量の制御指令値の増減を前記余力に応じて配分して前記各電力機器の出力を制御することを特徴とする。
このようにすることにより、制御指令値の増減があったとき、各電力機器の余力に応じて配分された出力指令値が各電力機器に出力されるので、各電力機器の出力可能な範囲をオーバーする出力指令値が出力される不都合を防止でき、各電力機器の出力を合理的に制御することができる。
具体的には、電力系統の電力状態量を制御する複数の電力機器と、前記各電力機器の現時点における出力可能な余力を求める余力算出手段と、前記余力算出手段で求めた前記各電力機器の前記余力の合計を求め、該合計に対する前記各電力機器の余力率を求める余力率算出手段と、前記電力状態量の制御指令値の増減を前記余力率に応じて配分して前記各電力機器の出力指令値を求めて前記各電力機器を制御する出力制御手段を備えて構成できる。
また、電力状態量が無効電力と有効電力の場合、制御指令値の極性を無効電力と有効電力に対応させて設定するようにする。この場合、制御指令値の極性の判定を行い、判定された極性に対応して各電力機器の余力を求めるようにすることができる。これにより、無効電力と有効電力によって電力機器の出力の最大値が異なる場合に対応することができる。
さらに、各電力機器の余力の合計に応じて、出力制御手段に入力する制御指令値を制限する制限手段を備えることが好ましい。これによれば、各電力機器の許容量以上の出力を要求するという不都合は生じなくなる。
本発明によれば、電力系統の電力状態量を連系して制御する複数の電力機器の出力を合理的に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1に本発明の一実施形態の電力制御装置の全体構成図を示す。本実施形態は、電力系統の有効電力、無効電力を制御する電力制御装置に本発明を適用した例である。
同図に示すように、電力系統1に複数(図示例では、n台)の電力機器3(3−1、3−2、・・・、3−n)が並列に接続されている。各電力機器3は、同じ機能を有するもので、有効電力と無効電力を出力して電力系統1の有効電力と無効電力を所望の状態に制御できるようになっている。また、各電力機器3には、図示していないが、現時点における出力可能な余力w(w、w、・・・、w)を算出する余力算出手段が備えられている。ここで、余力wは、各電力機器3の出力可能な最大値と現時点における出力との差である。余力算出手段は、算出した余力wを余力率算出手段7に出力するようになっている。
余力率算出手段7は、合計算出部11と複数の割り算部13(13−1、13−2、・・・13−n)を有して構成されている。合計算出部19は、各電力機器3から入力される余力wの合計wを求めるようになっている。各割り算部13は、各電力機器3の余力wを余力の合計wで割って、各電力機器3の余力率α(α、α、・・・、α)を算出するようになっている。各割り算部13により求められた各電力機器3の余力率α(α、α、・・・α)は、出力制御手段17に出力されるようになっている。
出力制御手段17は、複数の掛け算部37(37−1、37−2、・・・37−n)を備えて構成されている。各掛け算部37は、有効電力又は無効電力の制御指令値Wを取り込み、余力率算出手段7から入力される各電力機器3の余力率αに制御指令値Wを乗じて、各電力機器3に出力指令値WLα(WLα1、WLα2、・・・WLαn)を出力するようになっている。
一方、図示していない中央制御指令装置から、電力系統1の無効電力又は有効電力の制御指令値Wが符号判定器21に入力されるようになっている。ここで、制御指令値Wは制御量の増減値である。符号判定器21に入力された制御指令値Wは、符号判定器21、掛け算部25、リミッタ29、掛け算部33を介して、出力制御手段17に制御指令値Wとして入力されるようになっている。
次に、このように構成される本実施形態の電力制御装置の動作について説明する。符合判定器21は、入力される制御指令値Wの極性を判別し、正値なら+1、負値なら−1の信号hを各電力機器3と掛け算部25に出力する。ここで、正値は有効電力に対応し、負値は無効電力に対応するものとする。各電力機器3の余力算出手段は、符号判定器21から出力される信号hに対応して、有効電力、無効電力の極性に合った余力wを出力するようになっている。
掛け算部25は、符号判定器21から出力される信号hを、制御指令値Wに乗算して、符号にかかわらず制御指令値Wを正値の制御指令値Wに変換する。掛け算部25から出力される制御指令値Wは、リミッタ29に入力されて上下限値が制限されるようになっている。ここで、上限値は、合計算出部11で求められた余力の合計wに設定され、下限値は0に設定されている。これにより、各電力機器3の余力の合計w以下に、制御指令値WhLを抑えることができる。
掛け算部33は、リミッタ29から出力される制御指令値WhLに再度、符号判定器21から出力される信号hを掛けて、元の符号に戻した制御指令値Wを出力制御手段17に出力する。
出力制御手段17は、入力される制御指令値Wに余力率算出手段7から入力される余力率αを掛けて、各電力機器3の出力指令値WLαを算出して、各電力機器3に出力する。
各電力機器3は、入力される出力指令値WLαに従って、有効電力又は無効電力の出力を制御して、電力系統1の有効電力又は無効電力の状態量を、制御指令値Wに応じた状態に制御する。
以上説明したように、本実施形態によれば、有効電力又は無効電力の制御指令値Wを、各電力機器3の余力wに応じて配分した出力指令値WLαが、各電力機器3に出力される。これにより、各電力機器3の出力可能な範囲をオーバーする出力指令値が出力される不都合を防止でき、各電力機器3の出力を合理的に制御することができる。
また、上記実施形態において、各電力機器3から出力される余力wを、各電力機器3の出力可能な最大値と現時点における出力との差として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。要は、各電力機器3の特性と運転状態の少なくとも一方によって規定される出力の許容量と、現時点における出力との差である。例えば、現時点における出力を基準とした許容可変量でもよい。
さらに、本実施形態では、電力状態量の例として、有効電力、無効電力について説明したが本発明はこれに限られない。例えば、電力系統1の電流制御にも適用できる。
本発明の一実施形態の電力制御装置の全体構成図を示す。
符号の説明
1 電力系統
3、(3−1、3−2、・・・、3−n) 電力機器
7 余力率算出手段
17 出力制御手段
21 符号判定器
29 リミッタ

Claims (6)

  1. 電力系統の電力状態量を制御する前記電力系統に連系された複数の電力機器を制御する電力制御装置であって、前記各電力機器の現時点における出力可能な余力を求め、前記電力状態量の制御指令値の増減を前記余力に応じて配分して前記各電力機器の出力を制御する電力制御装置。
  2. 前記余力は、前記各電力機器の特性と運転状態の少なくとも一方によって規定される出力の許容量と現時点における出力との差であることを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  3. 前記電力状態量は、有効電力、無効電力又は電流のいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。
  4. 電力系統の電力状態量を制御する複数の電力機器と、前記各電力機器の現時点における出力可能な余力を求める余力算出手段と、前記余力算出手段で求めた前記各電力機器の前記余力の合計を求め、該合計に対する前記各電力機器の余力率を求める余力率算出手段と、前記電力状態量の制御指令値の増減を前記余力率に応じて配分して前記各電力機器を制御する出力制御手段を備えた電力制御装置。
  5. 前記電力状態量が無効電力と有効電力であり、前記制御指令値の極性が無効電力と有効電力に対応している場合、前記制御指令値の極性を判定して、判定結果を前記各電力機器に出力する極性判定手段を備え、前記余力算出手段は、前記判定結果の極性に対応して前記各電力機器の余力を求めることを特徴とする請求項4に記載の電力制御装置。
  6. 前記各電力機器の前記余力の前記合計に応じて、前記出力制御手段に入力する前記制御指令値を制限する制限手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の電力制御装置。
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