JP2007097357A - 静電モータおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一円周上に複数の電極を有する固定子と、固定子上に回転可能に配置され、一面に抵抗体層を有する回転子とを備えた静電モータにおいて、ファインピッチ化を図る。
【解決手段】 固定子1の基板2の上面(回転子側の面)には複数の電極4が基板2の中心を中心として放射状に設けられている。電極4は3相配線されている。この場合、基板2の上面のみで3相配線しようとすると、配線が交差してしまう。そこで、カバー基板41の下面(固定子側の面)外周部に設けられた第3相用接続パッド44(配線)を基板2の所定の電極4に異方性導電接着剤31を介して接続すると、その電気的接続関係をカバー基板41の配線で調整することができ、ひいては基板2にスルーホール導通部を有する多層配線構造とする場合と比較して、ファインピッチ化を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は静電モータおよびその製造方法に関する。
従来の静電モータには、ガラス等の非導電性材料からなる固定子基板上に複数の電極が、固定子基板の中心部に設けられた軸を中心にして放射状に設けられ、軸にガラス等の誘電材料からなる円板状の回転子が回転可能に取り付けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記のような構造の静電モータにおいて、回転子として、円形状のベースフィルムの一面に抵抗体層を設けたものが考えられている。この場合、固定子の電極を3相配線とし、固定子の電極と回転子の抵抗体層との間に発生するクーロン引力およびクーロン反発力により、回転子を回転させることになる。
ところで、固定子の電極を3相配線とする場合、同一平面では給電用配線が交差してしまう。そこで、例えば、第1工程において、第1相〜第3相の電極を形成し、且つ、電極の一方側に第1相の給電用配線を第1相の電極に接続させて形成するとともに、電極の他方側に第2相の給電用配線を第2相の電極に接続させて形成し、第2工程において、第2相の給電用配線を絶縁膜で覆い、第3工程において、絶縁膜の外側に第3相の給電用配線を第3相の電極に接続させて形成する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭63−136981号公報(第4図) 特開2001−251871号公報
しかしながら、このような静電モータの場合には、固定子基板上に複数の電極を固定子基板の中心を中心にして放射状に設けるため、例えば、電極の配置領域の内側に第1相の給電用配線をリング状に配置し、電極配置領域の外側に第2相および第3相の給電用配線をリング状に配置すると、第1相および第2相の給電用配線を固定子基板上において第3相の給電用配線の外側に引き回すことができない。そこで、固定子基板を多層配線構造とすることが考えられるが、スルーホール導通部を形成するため、ファインピッチ化に限界があるという問題がある。
このような構造の静電モータにおいて、(同じ駆動力を得られるならば、駆動電圧を下げることが、電力的に有利であるが、)駆動電圧を下げるためには、(逆に、同じ駆動電圧ならば、駆動力を上げるためには、)固定子の電極間隔を狭めるファインピッチ化が、有効であることが知られている。また、固定子電極のファインピッチ化は、位置決め分解能が上がるため、なめらかな回転や精密な位置決め移動を実現できるという観点からも望ましい。
そこで、この発明は、ファインピッチ化を図ることができる静電モータおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の静電モータは、一側面側に、少なくとも3つ以上の電極群を構成する各電極が順番に且つ繰り返し同一円周上に配列された固定子と、前記固定子の前記一側面に回転可能に設けられ、前記各電極に対向する抵抗体層を有する回転子と、を備えた静電モータであって、前記固定子の一側面に対向する面に前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の各電極に対向する複数の接続パッドおよび前記各接続パッドを接続する接続配線を有するカバー基板を、前記固定子に対向して配置し、前記カバー基板の前記各接続パッドを、対応する前記固定子の前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の前記各電極に導通手段を介して電気的に接続したことを特徴とするものである。
また、この発明の静電モータの製造方法は、一側面側に、少なくとも3つ以上の電極群を構成する各電極が順番に且つ繰り返し同一円周上に配列された固定子と、前記固定子の前記一側面に回転可能に設けられ、前記各電極に対向する抵抗体層を有する回転子と、を備えた静電モータの製造方法であって、前記固定子の一側面に対向する面に前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の各電極に対向する複数の接続パッドおよび前記各接続パッドを接続する接続配線を有するカバー基板を準備する工程と、前記固定子に対向して配置し、前記カバー基板の前記各接続パッドを、対応する前記固定子の前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の前記各電極に導通手段を介して電気的に接続させる接続工程と、を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、カバー基板の回転子側の面の外周部に設けられた配線を固定子の電極に異方性導電接着剤中の導電性粒子を介して電気的に接続させているので、固定子の同一平面に電極および必要な給電用配線を設けても、その電気的接続関係をカバー基板の配線で調整することができ、ひいては固定子にスルーホール導通部を形成する必要がなく、ファインピッチ化を図ることができる静電モータおよびその製造方法を提供することができる。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての静電モータの要部の断面図を示す。この静電モータは、固定子1、回転子11、軸21、異方性導電接着剤31、カバー基板41等を備えている。そして、固定子1とカバー基板41との間に挟まれ、異方性導電接着剤31とで囲まれる空間の回転子室61内に回転子11が回転可能に配置されている。ここで、カバー基板41は後述するように給電用配線の仲介する役割の他、固定子、回転子を保護する役割も果たす。
次に、図2は固定子1の平面図を示す。固定子1は、ガラス、セラミック、硬質樹脂等からなる円形状の基板2を備えている。基板2の上面中心部には円形状の軸支凹部3が設けられている。基板2の上面外周部(同一円周上)にはITO、アルミニウム、銅等からなる複数の電極4が基板2の中心を中心として放射状に設けられている。
この場合、電極4の形状は、内側から外側に向かうに従って漸次幅広となるくさび形状である。電極4の径方向の長さは同じである。ここで、図2では、電極4およびその間の隙間の角度を5°として図示しているが、それよりも小さく、例えば3°としてもよい。
基板2の上面において、電極4の配置領域の外側には給電用配線5がほぼC字状に設けられ、電極4の配置領域の内側には給電用配線6がリング状に設けられている。ここで、電極4は3相配線されている。すなわち、第1相、第2相の電極4は第1相給用電配線5、第2相給電用配線6に接続され、第3相の電極4は所定の1つを除いて基板2上においてどことも電気的に接続されていない。
第1相給電用配線5の切断された部分の近傍における基板2の上面外周部には3つの第1相〜第3相の外部接続端子7、8、9が設けられている。第1相の外部接続端子7は、第1相給電用配線5の一端部に接続され、且つ、第1相給電用配線5を介して第1相の電極4の全てに接続されている。第2相の外部接続端子8は、第2相の電極4の所定の1つに接続され、且つ、第2相給電用配線6を介して第2相の電極4の残りの全てに接続されている。第3相の外部接続端子9は第3相の電極4の所定の1つに接続されている。
次に、図3は回転子11の平面図を示す。回転子11は、ポリイミド、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等からなる円形状のベースフィルム12を備えている。ベースフィルム12の中心部には円形状の軸取付孔13が設けられている。ベースフィルム12の上面外周部には、例えば、カーボンを含むウレタン樹脂の塗布により、リング状の抵抗体層14が設けられている。
ここで、ベースフィルム12の直径は、図2に示す固定子1の電極4配置領域の外径よりもある程度小さくなっている(図1参照)。抵抗体層14の内径は、図2に示す固定子1の電極4配置領域の内径と同じとなっている(図1参照)。軸取付孔13の直径は、図1に示す軸21の直径よりもやや小さくなっている。
そして、図1に示すように、回転子11の軸取付孔13には軸21が圧入挿通されて取り付けられている。この場合、軸21の外周面において回転子11の軸取付孔13に取り付けられる部分には断面円弧形状のリング状の溝22が設けられている。軸21の下端部は、固定子1の軸支凹部3内に回転可能に軸支されている。これにより、回転子11は軸21と共に固定子1上に回転可能に配置されている。
次に、図4はカバー基板41の平面(透過)図を示す。カバー基板41は、固定子1の基板2と同一の材料によって基板2よりもある程度小さい円形状に形成されている。カバー基板41の中心部には円形状の軸挿通孔42が設けられている。カバー基板41の下面外周部には第3相用接続配線43がリング状に設けられている。カバー基板41の下面の第3相用接続配線43の内側において、図2に示す固定子1の第3相の電極4の外端部に対応する部分には、第3相用接続パッド44が第3相用接続配線43に接続されて設けられている。
そして、図1に示すように、カバー基板41の下面外周部は、固定子1の上面外周部にリング状の異方性導電接着剤31を介して接着されている。この状態では、軸21は、カバー基板41の軸挿通孔42を回転可能に挿通されてカバー基板41の上側に突出されている。また、図5に示すように、異方性導電接着剤31は、熱硬化性樹脂からなる絶縁性接着剤32中に導電性粒子33を混入したものからなっている。そして、カバー基板41の第3相用接続パッド44は固定子1の第3相の電極4の外端部に異方性導電接着剤31中の導電性粒子33を介して電気的に接続されている。
ここで、図2に示すように、第3相の外部接続端子9は第3相の電極4の所定の1つに接続されている。そして、この所定の1つの第3相の電極4は、その真上の図4に示す第3相用接続パッド44に異方性導電接着剤31中の導電性粒子33を介して接続され、且つ、第3相用接続配線43を介して残りの第3相用接続パッド44に接続されている。残りの第3相用接続パッド44は、図2に示す残りの第3相の電極4に異方性導電接着剤31中の導電性粒子33を介して接続されている。これにより、第3相の外部接続端子9は第3相の電極4の全てに電気的に接続されている。
以上のように、この静電モータでは、固定子1の第3相の電極4をカバー基板41の下面外周部に設けられた第3相用接続パッド44(配線)に異方性導電接着剤31中の導電性粒子33を介して電気的に接続させているので、固定子1の基板2の同一平面に電極4および必要な給電用配線5、6を設けても、その電気的接続関係をカバー基板41の第3相用接続配線43および第3相用接続パッド44(配線)で調整することができ、ひいては固定子1の基板2にスルーホール導通部を形成する必要がなく、ファインピッチ化を図ることができる。また、異方性導電接着剤31は、回転子室61の壁としても機能する。
次に、この静電モータの製造方法の一例について説明する。まず、固定子1の上面外周部に、異方性導電接着剤31を形成するためのリング状シートを配置する。また、回転子11の軸21の下端部を固定子1の軸支凹部3内に配置する。次に、リング状シートの上面にカバー基板41をその軸挿通孔42に軸21を相対的に挿通させながら且つ位置合わせして配置する。
次に、軸21と干渉しない形状のボンディングヘッドを用いてカバー基板41の上から熱圧着すると、カバー基板41の第3相用接続パッド44が固定子1の第3相の電極4に異方性導電接着剤31中の導電性粒子33を介して接続され、且つ、カバー基板41の下面外周部が固定子1の上面外周部に異方性導電接着剤31中の絶縁性接着剤32を介して接着される。かくして、図1に示す静電モータが得られる。そして、異方性導電接着剤31は、回転子室61の壁としても機能する。
ここで、軸21と干渉しない形状のボンディングヘッドとしては、例えば、軸21に対応する部分に挿通孔が形成されているものであってもよく、また第2のリング状シートに対応する形状のリング状のものであってもよい。なお、リング状シートを用いる代わりに、固定子1の上面外周部にシリンジを用いて、導電性粒子を含む液状の絶縁性接着剤を塗布するようにしてもよい。
次に、この静電モータの駆動方法の一例について説明する。ここで、固定子1上の3相配線された電極4への印加電圧が例えば正電圧、負電圧、0Vである場合には、以下の説明において、固定子1の電極4に電圧(+、−、0)を印加するという。また、その電圧印加状態は、図6(A)の下図のように示すこととする。ここで、図6(A)の下図に示す固定子1においては、実線で区切られた各枡目は各電極4に対応するものである(以下同じ)。なお、図6では固定子側6極分、回転子側3極分のみを示す。
さて、充電工程において、図6(A)の下図に示すように、固定子1の電極4(左側から3つずつの電極、以下同じ)に電圧(+、−、0)を印加すると、回転子11の抵抗体層14の電極4と対向する領域に当該電極4の電荷と逆極性の電荷が充電(誘導)される(初期充電)。ここで、図6(A)の上図に示す回転子11の抵抗体層14においては、点線で区切られた各枡目は各電極4に対応する領域である(以下同じ)。
次に、移動工程において、図6(B)の下図に示すように、固定子1の電極4に印加する電圧を(−、+、−)に切り替えると、電極の電荷は瞬時に入れ替わるが、回転子側の電荷配置が新たな平衡状態に変化するには、ある程度の時間を要するので、切り替え直後は回転子側の電荷は保持されており、図6(B)の上図のような電荷配置となっている。このとき、回転子11の抵抗体層14の電荷領域の電荷とその真下の固定子1の電極4の電荷とが同符号となる領域が現れ、その間にクーロン反発力が発生し、このクーロン反発力により、矢印で示すように、回転子11を浮き上がらせようとする力が働く。
そして、図6(B)においては、固定子1と回転子11との横方向のクーロン引力およびクーロン反発力の釣り合いが崩れることにより、右方向の回転駆動力が発生し、図6(C)に示すように、回転子11が固定子1上を右方向に1ピッチ(1電極分)移動し、停止する。
次に、移動中に回転子の電荷は一部失われるので、クーロン力(回転駆動力)が減少する。そこで、この力を維持して連続して駆動するために、図6(C)の状態で次の充電工程において、図6(D)の下図に示すように、固定子1の電極4に図6(A)の下図から右方向に1ピッチ(1電極分)ずらした電圧(0、+、−)を印加する。すると、図6(D)の上図に示すように、回転子11の抵抗体層14の電極4と対向する領域に当該電極4の電荷と逆極性の電荷が再充電される。(上記失われる電荷は全体の一部なので、再充電の時間は初期充電の時間よりも短くてよい。)以下、上記と同様の工程が繰り返され、回転子11が軸21と共に1ピッチずつ回転される。
ところで、上記第1実施形態では、固定子1とカバー基板41との間に回転子11を配置しているため、回転子11のベースフィルム12の厚さを例えば15μm程度と比較的薄くしても、固定子1の基板2とカバー基板41との間隔がそれよりもある程度大きくなってしまう。なお、固定子1の電極4およびカバー基板41の第3相用接続パッド44の厚さは例えば0.15μm程度とかなり薄く、無視することとする。
一方、図5に示すように、カバー基板41の第3相用接続パッド44と固定子1の第3相の電極4との間には導電性粒子33が介在されている。したがって、導電性粒子33の直径は、回転子11のベースフィルム12の厚さよりもある程度大きくなってしまう。導電性粒子33の直径が大きくなると、それに応じて、例えば第3相用接続パッド44のサイズおよびピッチも大きくする必要があり、ファインピッチ化には限界がある。そこで、次に、導電性粒子33の直径を小さくすることができるこの発明の第2実施形態について説明する。
(第2実施形態)
図7はこの発明の第2実施形態としての図5同様の静電モータの一部の断面図を示す。この静電モータにおいて、図5に示す静電モータと異なる点は、固定子1の第3相の電極4の外端部上面に金、銅等からなる突起電極51を設け、この突起電極51とカバー基板41の第3相用接続パッド44とをその間に介在された導電性粒子33を介して接続した点である。
このようにした場合には、固定子1の基板2とカバー基板41との間隔がある程度大きくても、突起電極51と第3相用接続パッド44との間に介在される導電性粒子33の直径を突起電極51の高さの分だけ小さくすることができ、それに応じて、例えば第3相用接続パッド44のサイズおよびピッチを小さくすることができるので、ファインピッチ化を図ることができる。なお、第3相用接続パッド44の下面にも突起電極を設けるようにしてもよく、また第3相用接続パッド44の下面のみに突起電極を設けるようにしてもよい。
(第3実施形態)
第1実施形態では、第1相給電用配線5を電極4の配置領域の外側に設け、第2相給電用配線6を電極4の配置領域の内側に設ける例を示したが、第1相や第2相の給電も第3相接続用配線と同様に、カバー基板の接続配線と異方性導電接着剤中の導電性粒子を介して接続するようにしてもよい。その場合、カバー基板の配線および異方性導電接着剤を形成するためのリング状シートは相毎に半径を変えて設けるようにすればよい。
第2相の給電もカバー基板の第2相用接続配線および異方性導電接着剤中の導電性粒子を介して行うようにした場合の例を図8、図9に示す。(第1実施形態の図2に対応する図が図8に、第1実施形態の図4に対応する図が図9である。)ここで、図8に示すように、固定子1aには、第2相用の異方性導電接着剤を形成するためのリング状シート31aを設け、図9に示すように、カバー基板41aには、第2相用接続配線43aと、第2相用接続パッド44aが等間隔に設けられている(接続パッド44aの位置はリング状シート31aに対応する位置にある)。そして、第2相の外部接続端子8は、第2相用接続パッド44a、第2相用接続配線43a、異方性導電接着剤31a中の導電性粒子を介して、第2相の電極4の全てに接続されている。
(その他の実施形態)
例えば、図1に示す場合において、軸21を固定子1の下面側にも回転可能に突出させるようにしてもよく、また軸21を固定子1の下面側のみに回転可能に突出させるようにしてもよい。
この発明の第1実施形態としての静電モータの要部の断面図。 図1に示す固定子の平面図。 図1に示す回転子の平面図。 図1に示すカバー基板の平面(透過)図。 図1に示す静電モータの一部の断面図。 図1に示す静電モータの駆動方法の一例を説明するために示す図。 この発明の第2実施形態としての図5同様の静電モータの一部の断面図。 この発明の第3実施形態としての静電モータの図2に対応する図。 この発明の第3実施形態としての静電モータの図4に対応する図。
符号の説明
1、1a 固定子
2 基板
3 軸支凹部
4 電極
5 (第1相)給電用配線
6 (第2相)給電用配線
7、8、9 外部接続端子
11 回転子
12 ベースフィルム
13 軸取付孔
14 抵抗体層
21 軸
22 溝
31、31a 異方性導電接着剤
32 絶縁性接着剤
33 導電性粒子
41、41a カバー基板
42 軸挿通孔
43 第3相用接続配線
43a 第2相用接続配線
44 第3相用接続パッド(配線)
44a 第2相用接続パッド(配線)
51 突起電極
61 回転子室

Claims (12)

  1. 一側面側に、少なくとも3つ以上の電極群を構成する各電極が順番に且つ繰り返し同一円周上に配列された固定子と、前記固定子の前記一側面に回転可能に設けられ、前記各電極に対向する抵抗体層を有する回転子と、を備えた静電モータであって、
    前記固定子の一側面に対向する面に前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の各電極に対向する複数の接続パッドおよび前記各接続パッドを接続する接続配線を有するカバー基板を、前記固定子に対向して配置し、前記カバー基板の前記各接続パッドを、対応する前記固定子の前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の前記各電極に導通手段を介して電気的に接続したことを特徴とする静電モータ。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記少なくとも3つ以上の電極群は3つであり、前記各電極群のうち1つの電極群が前記導通手段を介して前記カバー基板の接続配線により接続されていることを特徴とする静電モータ。
  3. 請求項1に記載の発明において、前記少なくとも3つ以上の電極群は3つであり、前記各電極群のうち2つの電極群が前記導通手段を介して前記カバー基板の接続配線により接続されていることを特徴とする静電モータ。
  4. 請求項1に記載の発明において、前記電極群のうち、前記導通手段を介して前記カバー基板の接続配線に電気的に接続された電極群を除いた残りの電極群の前記各電極が前記固定子上の給電用配線により接続されていることを特徴とする静電モータ。
  5. 請求項4に記載の発明において、前記固定子上の前記各給電用配線には外部接続端子が設けられていることを特徴とする静電モータ。
  6. 請求項1に記載の発明において、前記複数の電極は前記固定子の中心を中心として放射状に配置されていることを特徴とする静電モータ。
  7. 請求項1に記載の発明において、前記導通手段は、前記固定子の電極上と前記カバー基板の前記回転子側の接続パッド上とのうちの少なくとも一方に設けられた突起電極を含むことを特徴とする静電モータ。
  8. 請求項1に記載の発明において、前記導通手段は、導電性粒子が混入された異方性導電接着剤であることを特徴とする静電モータ。
  9. 請求項1に記載の発明において、前記回転子の中心部に軸が取り付けられ、前記軸は前記カバー基板と前記固定子とのうちの少なくとも一方の中心部を回転可能に挿通されてその外側に突出されていることを特徴とする静電モータ。
  10. 一側面側に、少なくとも3つ以上の電極群を構成する各電極が順番に且つ繰り返し同一円周上に配列された固定子と、前記固定子の前記一側面に回転可能に設けられ、前記各電極に対向する抵抗体層を有する回転子と、を備えた静電モータの製造方法であって、
    前記固定子の一側面に対向する面に前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の各電極に対向する複数の接続パッドおよび前記各接続パッドを接続する接続配線を有するカバー基板を準備する工程と、前記固定子に対向して配置し、前記カバー基板の前記各接続パッドを、対応する前記固定子の前記各電極群のうち少なくとも1つ電極群の前記各電極に導通手段を介して電気的に接続させる接続工程と、を有することを特徴とする静電モータの製造方法。
  11. 請求項10に記載の発明において、前記導通手段は前記固定子の電極上と前記カバー基板の前記回転子側の接続パッド上とのうちの少なくとも一方に設けられた突起電極を含むことを特徴とする静電モータの製造方法。
  12. 請求項10に記載の発明において、前記導通手段は、導電性粒子が混入された異方性導電接着剤であることを特徴とする静電モータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018098837A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 シチズン時計株式会社 電気機械変換器

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