JP2007096837A - 送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋内無線装置(IDU)と屋外無線装置(ODU)とをケーブルで接続して構成される送受信装置で、ケーブルロスに関する補正を精度良く行う。
【解決手段】 IDU1は、所定のレベルで送信信号を出力し、送信信号のレベルを可変なレベル変化量で変化させ、ODU2へ送信する。ODUは、受信した送信信号のレベルを検出してIDUへ通知する。IDUは、通知されたレベルに基づいてレベル変化量を制御する。ODUは、無線受信した受信信号のレベルを所定のレベルに制御して可変なレベル変化量で変化させ、IDUへ送信する。IDUは、受信した受信信号のレベルを検出してODUへ通知する。ODUは、通知されたレベルに基づいてレベル変化量を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋内無線装置(IDU:In Door Unit)と屋外無線装置(ODU:Out Door Unit)との間をケーブルを介して接続して構成される送受信装置に関し、特に、当該ケーブルにおけるケーブルロスに関する補正を精度良く行う送受信装置に関する。
例えば、FWA(Fixed Wireless Access)などと呼ばれる加入者系無線アクセスシステムでは、基地局装置と複数の加入者の端末局装置との間で無線により信号を通信することが行われる。基地局装置や端末局装置は、例えば、IDU(屋内無線装置)とODU(屋外無線装置)とを同軸ケーブルを介して接続して構成することが可能である。
図4には、IDUとODUから構成された送受信装置を有する無線通信システムの構成例を示してある。
それぞれの送受信装置が、IDU51、54とODU52、55との間を1本の同軸ケーブル53、56で接続して、構成されている。
それぞれの送受信装置では、IDU51、54から送信された信号が同軸ケーブル53、56を通ってODU52、55へ入力されて無線により送信され、ODU52、55で無線受信した信号が同軸ケーブル53、56を通ってIDU51、54へ入力される。
送受信装置を設計する際には、同軸ケーブル53、56での減衰量は一定であるとして、ODU52、55には任意のレベルの信号が入力されるものとしている。
しかしながら、同軸ケーブル53、56の長さはIDU51、54とODU52、55の設置場所によって変動するため、常に一定の長さとはならない。また、同軸ケーブル53、56では、ケーブル長によって、信号の減衰量が変化する。一般的に、同軸ケーブル53、56による信号の減衰量は、ケーブルの長さに比例して大きくなる。このため、ケーブル長が長くなるとODU52、55に入力される信号のレベルが設計値のレベルより小さくなってしまう、若しくは、ケーブル長が短くなるとODU52、55に入力される信号のレベルが設計値のレベルより大きくなってしまうといった現象が生じる。
そこで、同軸ケーブル53、56の長さによらずに、ODU52、55に入力される信号のレベルを一定にするために、同軸ケーブル53、56での減衰量を加味してIDU51、54からの送信信号のレベルを補正する必要がある。
本明細書では、IDUとODUとの間の同軸ケーブルでの減衰量を測定して、IDUからODUへの信号又はODUからIDUへの信号のレベルを補正する処理をケーブルロス補正処理と言う。
ケーブルロス補正処理の一例として、実際に使用する同軸ケーブルの減衰量を測定し、その減衰量分だけIDUからの送信信号のレベルを大きくする方法が考えられる。しかしながら、同軸ケーブルの長さは、送受信装置の設置場所でなければわからず、予め測定することはできない。また、同軸ケーブルの長さを設置場所で測定するにしても、設置状況によっては減衰量の測定が困難な場合もある。
そこで、ケーブルロス補正処理の他の一例として、同軸ケーブルでの減衰量を測定し、IDUの送信部の出力端に挿入したアッテネータの減衰量を調整してIDUから送信する信号の電力を補正する方法が考えられる。
図5には、このようなケーブルロス補正処理を行う送受信装置の構成例を示してある。
本例の送受信装置は、IDU61とODU62とを同軸ケーブル63で接続して、構成されている。
IDU61は、送信部71と、アッテネータ72と、TDDスイッチ73と、ASK変復調部74と、受信部75と、制御部76を備えている。
ODU62は、TDDスイッチ81と、電力検出部82と、送信系83と、TDDスイッチ84と、受信系85と、アッテネータ86と、ASK変復調部87と、アンテナ88を備えている。
なお、図5に示される構成例では、復信方式をTDD(Time Division Duplex)方式としているが、例えば、FDD(Frequency Division Duplex)方式とした場合には、TDDスイッチ73、81、84をデュプレクサに変更して、他の部分は同様となる。
IDU61では、送信部71の出力端にアッテネータ72を挿入してあり、アッテネータ72の減衰量は制御部76から調整できるようになっている。
また、IDU61とODU62との間の通信を行うために、制御情報などをASK(Amplitude Shift Keying)信号へ変換して送信するとともにODU62から受信したASK信号を復調するためのASK変復調部74を実装してある。
ASK信号は、対向側の送受信装置に対して送信する信号若しくは対向側の送受信装置から受信した信号に重畳し、同軸ケーブル63によってIDU61とODU62との間で通信される。ASK信号としては、IDU61とODU62との間での送信或いは受信に使用する周波数とは異なる周波数の信号を用いることにより、対向側の送受信装置との通信信号に干渉などの影響を与えないようにすることができる。
図6には、図5に示される送受信装置により行われるケーブルロス補正処理のフローチャートを示してある。
ケーブルロス補正処理では、初めに電源投入若しくはシステムリセットが行われ(ステップS21)、その後、アッテネータ72に初期値を設定し、TDDスイッチ73を送信側に固定する(ステップS22)。次いで、IDU61の送信部71から任意の周波数の正弦波信号を送信することを開始する(ステップS23)。IDU61から送信された正弦波信号は、同軸ケーブル63を通り、ODU62へ入力される。
ODU62に入力された正弦波信号は電力検出部82に入力され、送信信号のレベルの検出が行われる(ステップS24)。レベルの検出としては、logアンプを用いて包絡線検波で検出する方法が一般的である。検出されたレベルは、ASK変復調部87に通知され、レベル情報としてASK信号を用いてIDU61へ通知される(ステップS25)。
IDU61では、通知されたASK信号を復調し、ODU62で検出されたレベル情報を制御部76へ通知する。制御部76では、通知されたレベルと本来ODU62に入力されるべきレベルとを比較し、これらの差(規定のレベル−検出したレベル)を算出する(ステップS26)。制御部76は、算出した差がプラスであればアッテネータ72の減衰量を小さくし(ステップS27)、算出した差がマイナスであればアッテネータ72の減衰量を大きくする(ステップS28)。
例えば、送信部71の出力レベルを10dBm、ODU62に入力する規定の電力値を−10dBmと設計し、アッテネータ72の減衰量の初期値を20dBとした時に、ODU62の電力検出部82で検出したレベルが−17dBmであったとする。この場合、IDU61の制御部76にはODU62から検出値が−17dBmであることが通知され、これを規定の電力値−10dBmと比較して、差が7dBであることを算出する。差がプラスであるため、アッテネータ72の減衰量を20dBから7dB小さい13dBとする。これにより、IDU61から送信されるレベルは7dB高くなり、ODU62に入力される電力値も7dB高い−10dBmとなり、ODU62の規定の入力レベルとなる。
また、逆に、ODU62の電力検出部82で検出したレベルが−6dBmであるとすると、IDU61の制御部76により、差が−4dBであることが算出される。この場合、差がマイナスであるため、アッテネータ72の減衰量を20dBから4dB大きい24dBとする。
アッテネータ72の減衰量を調整した後、ODU62では、再度電力検出部82でレベルを検出し(ステップS24)、検出値をIDU61へ通知する(ステップS25)。IDU61の制御部76は、検出値と規定値との差を算出し(ステップS26)、差が0でなければアッテネータ72の減衰量を再度調整する(ステップS27、ステップS28)。差が0であれば、IDU61は、アッテネータ72の減衰量をODU62へ通知する(ステップS29)。
ODU62では、通知された減衰量をアッテネータ86に設定する(ステップS30)。
上記の設定が終了した後、IDU71の送信部71では、正弦波の送信を停止し、送信側に固定されたTDDスイッチ73を解除して(ステップS31)、ケーブルロス補正処理を終了する(ステップS32)。そして、送受信装置は、対向側の送受信装置と通信するために、通常の処理へ移行する(ステップS33)。
なお、実際には、送信電力誤差や検出誤差などを加味して、プラスマイナス(±)1dB程度のマージンを設け、検出値と規定値との差がこの範囲内に収まれば、差が0となったと判定して処理を終了する。このようなマージンは、送受信装置によって、任意に決定される。
上記のように、送受信装置では、電源投入若しくはシステムリセットの後に、IDU61の送信部71から任意の周波数の信号をODU62へ送信し、ODU62でこのレベルの検出が行われ、そして、この検出レベルと本来入力されるべき設計値のレベルとを比較して、その差に応じてアッテネータ72による減衰量の大小を決め、比較の差が任意の範囲に収まるまでアッテネータ72の設定を変えることが行われる。このように、送受信装置では、対向側との通信を開始する前に、正弦波を出力して、ケーブルロス補正処理を行うことにより、同軸ケーブル63の長さに関わらず、ODU62の入力レベルが常に一定となる。
特開2002−290263号公報
しかしながら、上述のような送受信装置では、電源投入若しくはシステムリセットの後、通信開始前に、一度だけアッテネータ72の減衰量を調整するだけであるため、例えば、外気温による温度変化や使用している部品の経年変化によって送信レベルに変動があった場合や、同軸ケーブル63の減衰量に変動があった場合などには、送受信装置のレベルが変動した状態のまま処理が行われてしまうといった問題があった。また、再度ケーブルロス補正処理を行うためには、運用中の通信システムを停止させなければならないといった問題があった。また、送信信号でレベル検出した結果を受信側のアッテネータ86に適用しているため、経年変化などにより送受信でレベルの差異が生じた場合には、正確に補正することができないといった問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、屋内無線装置(IDU)と屋外無線装置(ODU)との間を接続するケーブルにおけるケーブルロスに関する補正を精度良く行うことができる送受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る送受信装置では、屋内無線装置と屋外無線装置とをケーブルで接続して構成され、次のような処理を行う。
すなわち、前記屋内無線装置では、出力手段が所定のレベルで送信信号を出力し、第1のレベル変化手段が前記出力手段により出力された送信信号のレベルを可変なレベル変化量で変化させる。そして、前記第1のレベル変化手段によりレベルが変化させられた送信信号を前記ケーブルを介して前記屋外無線装置へ送信する。
前記屋外無線装置では、無線送信手段が前記屋内無線装置から前記ケーブルを介して受信された送信信号を無線により送信し、第1のレベル検出手段が前記屋内無線装置から前記ケーブルを介して受信された送信信号のレベルを検出し、第1の通知手段が前記第1のレベル検出手段により検出されたレベルを前記ケーブルを介して前記屋内無線装置へ通知する。
前記屋内無線装置では、第1の制御手段が、前記屋外無線装置から前記ケーブルを介して通知されたレベルに基づいて、前記第1のレベル変化手段におけるレベル変化量を制御する。
また、前記屋外無線装置では、無線受信手段が無線により信号を受信し、レベル制御手段が前記無線受信手段による受信信号のレベルを所定のレベルに制御し、第2のレベル変化手段が前記レベル制御手段によりレベルが制御された受信信号のレベルを可変なレベル変化量で変化させる。そして、前記第2のレベル変化手段によりレベルが変化させられた受信信号を前記ケーブルを介して前記屋内無線装置へ送信する。
前記屋内無線装置では、受信処理手段が前記屋外無線装置から前記ケーブルを介して受信された受信信号を受信処理し、第2のレベル検出手段が前記屋外無線装置から前記ケーブルを介して受信された受信信号のレベルを検出し、第2の通知手段が前記第2のレベル検出手段により検出されたレベルを前記ケーブルを介して前記屋外無線装置へ通知する。
前記屋外無線装置では、第2の制御手段が、前記屋内無線装置から前記ケーブルを介して通知されたレベルに基づいて、前記第2のレベル変化手段におけるレベル変化量を制御する。
従って、屋内無線装置から屋外無線装置へ送信される送信信号のレベルが屋外無線装置で検出されて屋内無線装置へ通知され、当該通知内容に基づいて屋内無線装置からの送信信号のレベルが制御され、また、屋外無線装置から屋内無線装置へ送信される受信信号のレベルが屋内無線装置で検出されて屋外無線装置へ通知され、当該通知内容に基づいて屋外無線装置からの受信信号のレベルが制御されるため、例えば、温度変化や経年変化があるような場合においても、屋内無線装置と屋外無線装置との間を接続するケーブルにおけるケーブルロスに関する補正を精度良く行うことができる。
ここで、屋内無線装置や、屋外無線装置や、ケーブルとしては、それぞれ、種々なものが用いられてもよい。
また、屋内無線装置の出力手段は、例えば、一定のレベルで送信信号を出力する。
また、レベルとしては、例えば、電力のレベルや、振幅のレベルなど、種々なものが用いられてもよい。
また、第1のレベル変化手段や第2のレベル変化手段としては、例えば、信号のレベルを可変な減衰量で減衰させる可変減衰器などから構成されてもよく、或いは、信号のレベルを可変な利得(増幅率)で増幅する可変増幅器などから構成されてもよい。
また、第1の制御手段や第2の制御手段が通知されたレベルに基づいてレベル変化量を制御する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、通知されるレベル(或いは、検出されるレベル)が所定の一定のレベルに保持されるように制御する態様を用いることができる。
また、屋外無線装置のレベル制御手段は、例えば、受信信号のレベルを一定のレベルに制御する。
また、送信信号としては送受信装置から他の装置へ送信する対象となる信号が用いられ、受信信号としては他の装置から送信されて送受信装置により受信された信号が用いられる。
本発明に係る送受信装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記屋内無線装置は、ASK方式により制御信号を前記ケーブルを介して通信する第1のASK通信手段を備えた。また、前記屋外無線装置は、ASK方式により制御信号を前記ケーブルを介して通信する第2のASK通信手段を備えた。
そして、前記屋内無線装置の前記第1のASK通信手段と前記屋外無線装置の前記第2のASK通信手段との間で行われる制御信号の通信を用いて、前記屋外無線装置の前記第1の通知手段による通知及び前記屋内無線装置の前記第2の通知手段による通知を実行する。
従って、屋内無線装置と屋外無線装置との間で通信される送信信号や受信信号とは独立して、ASK方式により制御信号を通信することにより、送信信号や受信信号の通信中においても、検出したレベルの通知を行うことができ、送信信号や受信信号に基づいてレベルの制御を行うことができる。
ここで、例えば、制御信号は送信信号や受信信号と重畳されてケーブルを伝送し、この場合、制御信号と送信信号や受信信号とが干渉しないように、制御信号の周波数と送信信号或いは受信信号の周波数とを異ならせることなどが行われる。また、例えば、屋内無線装置から屋外無線装置へ伝送される制御信号の周波数と、屋外無線装置から屋内無線装置へ伝送される制御信号の周波数とを異ならせることなどにより、これら両方向の制御信号が同時に伝送されるときにおける干渉を防止することができる。
以上説明したように、本発明に係る送受信装置によると、屋内無線装置と屋外無線装置とをケーブルで接続して構成され、屋外無線装置が屋内無線装置からケーブルを介して入力した送信信号のレベルを検出して当該検出レベルを屋内無線装置へ通知して、屋内無線装置が当該通知レベルに基づいて送信信号に対するレベル変化量を制御し、また、屋内無線装置が屋外無線装置からケーブルを介して入力した受信信号のレベルを検出して当該検出レベルを屋外無線装置へ通知して、屋外無線装置が当該通知レベルに基づいて受信信号に対するレベル変化量を制御するようにしたため、例えば、温度変化や経年変化があるような場合においても、屋内無線装置と屋外無線装置との間を接続するケーブルにおけるケーブルロスに関する補正を精度良く行うことができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本発明の第1実施例を説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る送受信装置の構成例を示してある。
本例の送受信装置は、復信をTDD方式とした場合のものであり、IDU(屋内無線装置)1とODU(屋外無線装置)2とを同軸ケーブル3で接続して、構成されている。
IDU1は、送信部11と、ASK変復調部12と、制御部13と、アッテネータ14と、TDDスイッチ15と、電力検出部16と、受信部17を備えている。
ODU2は、TDDスイッチ21と、電力検出部22と、送信系23と、TDDスイッチ24と、受信系25と、AGC(Automatic Gain Control)部26と、アッテネータ27と、制御部28と、ASK変復調部29と、アンテナ30を備えている。
IDU1において行われる動作について説明する。
送信部11は、送信信号をアッテネータ14へ出力する。
アッテネータ14は、可変な減衰量で、送信部11から入力される送信信号のレベルを調整して、レベル調整後の送信信号をTDDスイッチ15を介してODU2へ出力する。
TDDスイッチ15は、同軸ケーブル3と接続されており、アッテネータ14から同軸ケーブル3への送信信号と、同軸ケーブル3から電力検出部16及び受信部17への受信信号とを時分割で切り替える。なお、TDDスイッチ15は、例えば、制御部13などから出力されるTDD切替信号により制御される。
受信部17は、ODU2から同軸ケーブル3及びTDDスイッチ15を介して入力された受信信号を受信処理して復号する。
電力検出部16は、ODU2から同軸ケーブル3及びTDDスイッチ15を介して入力された受信信号のレベルを検出し、当該検出結果を制御部13へ出力する。
制御部13は、電力検出部16から通知されるレベルを情報データとしてASK変復調部12へ出力する。
ASK変復調部12は、TDDスイッチ15と同軸ケーブル3との間に接続されており、制御部13から入力される情報データをASK変調して同軸ケーブル3へ出力する。これにより、IDU1で検出された受信信号のレベルが、制御情報としてASK変調されて、ODU2へ通知される。
また、ASK変復調部12は、ODU2から送信されたASK信号を同軸ケーブル3を介して入力し、入力したASK信号を復調して、当該復調結果を制御部13へ出力する。この復調結果には、ODU2で検出された送信信号のレベルの情報が含まれる。
制御部13は、ASK変復調部12から入力される復調結果に基づいて、ODU2から通知された当該ODU2で検出されたレベルを検出し、当該レベルに基づいてアッテネータ14の減衰量を調整する。
ODU2において行われる動作について説明する。
TDDスイッチ21は、同軸ケーブル3と接続されており、アッテネータ27から同軸ケーブル3への受信信号と、同軸ケーブル3から電力検出部22及び送信系23への送信信号とを時分割で切り替える。なお、TDDスイッチ21は、例えば、制御部28などから出力されるTDD切替信号により制御される。
送信系23は、IDU1から同軸ケーブル3及びTDDスイッチ21を介して入力された送信信号を増幅や周波数変換して規定のレベルの無線周波数信号へ変換し、当該無線周波数信号をTDDスイッチ24へ出力する。
電力検出部22は、IDU1から同軸ケーブル3及びTDDスイッチ21を介して入力された送信信号のレベルを検出し、当該検出結果を制御部28へ出力する。
TDDスイッチ24は、アンテナ30と接続されており、送信系23からアンテナ30への送信信号と、アンテナ30から受信系25への受信信号とを時分割で切り替える。なお、TDDスイッチ24は、例えば、制御部28などから出力されるTDD切替信号により制御される。
アンテナ30は、送信系23からTDDスイッチ24を介して入力された送信信号を無線により送信し、また、無線により受信した信号(受信信号)をTDDスイッチ24を介して受信系25へ出力する。なお、本例の送受信装置は、対向側となる同様な送受信装置などの任意の無線通信装置との間で無線通信する。
受信系25は、対向側から無線送信されてきてアンテナ30により受信された無線周波数信号(受信信号)を受信処理により周波数変換や帯域制限して、AGC部26へ出力する。
AGC部26は、受信信号について自動利得制御を行う機能を有しており、受信系25から入力された受信信号を所定の一定のレベルに制御して、アッテネータ27へ出力する。これにより、AGC部26に入力されるまでの受信信号のレベル変動を抑制して一定レベルにすることができる。
アッテネータ27は、可変な減衰量で、AGC部26から入力される受信信号のレベルを調整して、レベル調整後の受信信号をTDDスイッチ21を介してIDU1へ出力する。
制御部28は、電力検出部22から通知されるレベルを情報データとしてASK変復調部29へ出力する。
ASK変復調部29は、TDDスイッチ21と同軸ケーブル3との間に接続されており、制御部28から入力される情報データをASK変調して同軸ケーブル3へ出力する。これにより、ODU2で検出された送信信号のレベルが、制御情報としてASK変調されて、IDU1へ通知される。
また、ASK変復調部29は、IDU1から送信されたASK信号を同軸ケーブル3を介して入力し、入力したASK信号を復調して、当該復調結果を制御部28へ出力する。この復調結果には、IDU1で検出された受信信号のレベルの情報が含まれる。
制御部28は、ASK変復調部29から入力される復調結果に基づいて、IDU1から通知された当該IDU1で検出されたレベルを検出し、当該レベルに基づいてアッテネータ27の減衰量を調整する。
図2には、本例の送受信装置により行われるケーブルロス補正処理のフローチャートを示してある。
電源が投入された後に若しくは送受信装置がリセットされた時に(ステップS1)、IDU1及びODU2において制御部13、28によりアッテネータ14、27に対して初期値として任意の減衰量が設定される(ステップS2)。初期値設定後、送受信装置は、対向側の送受信装置などとの間で通信を開始する(ステップS3)。
まず、送信信号のケーブルロス補正処理について説明する。
IDU1の送信部11は、常に一定のレベルで送信信号を出力する。送信部11から出力された送信信号は、アッテネータ14で減衰され、TDDスイッチ15を通ってIDU1から送信される。送信された信号は、同軸ケーブル3を通ってODU2へ入力される。
ODU2に入力された送信信号は、TDDスイッチ21を通って電力検出部22と送信系23に入力される。電力検出部22では、ODU2に入力された送信信号からレベル(以下で、ODU入力レベルと言う)を検出する(ステップS4)。ODU入力レベルの検出方法としては、例えば、logアンプを用いた包絡線検波による一般的な方法を用いる。
電力検出部22で検出したODU入力レベルは、制御部28へ通知される。制御部28は、通知されたODU入力レベルを制御情報としてIDU1へ通知するためにASK変復調部29へデータとして出力する。ASK変復調部29は、通知されたデータをASK変調してIDU1へ送信する(ステップS5)。
IDU1のASK変復調部12は、ODU2から送信されたASK信号を復調し、復調したデータを制御部13へ通知する。制御部13は、ODU入力レベルと、ODU2に入力されるべき規定のレベル(以下で、ODU規定入力レベルと言う)との比較判定を行う。ODU規定入力レベルは、例えば、設計時に決定される値であり、制御部13を構成するメモリなどに保持しておく。
本例では、比較判定処理として、ODU規定入力レベルからODU入力レベルを減じた差を算出する(ステップS6)。算出した結果がプラスの数値であればIDU1のアッテネータ14の減衰量をその数値分小さくし(ステップS7)、算出した結果がマイナスであればIDU1のアッテネータ14の減衰量をその数値分大きくする(ステップS8)。また、算出した結果が0であれば、現状のアッテネータ14の減衰量を保持する(ステップS9)。
このようにアッテネータ14の減衰量を調整することにより、IDU1からODU2に入力される送信信号のレベルがODU規定入力レベルへと近付いていき、最終的にはODU規定入力レベルへと達する。
上記の処理の後に、送受信装置の電源オフやシステムリセットがなければ(ステップS10)、ODU2により送信信号のレベルを検出して通知する処理(ステップS4、ステップS5)からIDU1のアッテネータ14の減衰量を調整する処理(ステップS6〜ステップS9)を繰り返して行う。これにより、温度変化などによって同軸ケーブル3の減衰量が変動した場合や、IDU1の送信部11の送信レベルが変動した場合などにおいても、常にODU入力レベルを一定に保持するように追従することができる。
なお、電源オフやシステムリセットがあった場合には(ステップS10)、ケーブルロス補正処理を終了する(ステップS11)。
次に、受信信号のケーブルロス補正処理について説明する。
ODU2のアンテナ30で受信した対向側の送受信装置などからの受信信号は、TDDスイッチ24を通って受信系25に入力される。受信系25は受信信号の周波数変換などを行い、その後、受信信号が一定のレベルとなるようにAGC部26により増幅される。なお、本例では、ODU2から常に一定のレベルで受信信号をIDU1へ出力するために、ODU2にAGC部26を実装している。
AGC部26で一定のレベルとされた受信信号は、アッテネータ27を通ってIDU1へ出力される。
受信信号は同軸ケーブル3を通ってIDU1へ入力される。
IDU1に入力された受信信号は、TDDスイッチ15を通って、受信部17と電力検出部16へ入力される。受信部17は、同期確立などの処理を行って、受信信号からデータを復号する。電力検出部16は、IDU1に入力された受信信号のレベル(以下で、IDU入力レベルと言う)を検出する(ステップS12)。IDU入力レベルの情報は制御部13へ通知され、制御部13は通知されたIDU入力レベルを制御情報としてODU2へ通知するためにASK変復調部12へデータとして出力する。ASK変復調部12は、入力されたデータをASK変調してODU2へ送信する(ステップS13)。
IDU1から送信されたASK信号はODU2のASK変復調部29で復調され、復調結果が制御部28へ出力される。制御部28は、復調されたデータつまりIDU入力レベルと、IDU1に入力されるべき規定のレベル(以下で、IDU規定入力レベルと言う)との比較判定を行う。IDU規定入力レベルは、例えば、設計時に決定される値であり、制御部28を構成するメモリなどに保持しておく。
本例では、比較判定処理として、IDU規定入力レベルからIDU入力レベルを減じた差を算出する(ステップS14)。算出した結果がプラスの数値であればODU2のアッテネータ27の減衰量をその数値分小さくし(ステップS15)、算出した結果がマイナスであればODU2のアッテネータ27の減衰量をその数値分大きくする(ステップS16)。また、算出した結果が0であれば、現状のアッテネータ27の減衰量を保持する(ステップS17)。
このようにアッテネータ27の減衰量を調整することにより、ODU2からIDU1に入力される受信信号のレベルがIDU規定入力レベルへと近付いていき、最終的にはIDU規定入力レベルへと達する。
上記の処理の後に、送受信装置の電源オフやシステムリセットがなければ(ステップS18)、IDU1により受信信号のレベルを検出して通知する処理(ステップS12、ステップS13)からODU2のアッテネータ27の減衰量を調整する処理(ステップS14〜ステップS17)を繰り返して行う。これにより、温度変化などによって同軸ケーブル3の減衰量が変動した場合や、ODU2におけるレベルが変動した場合などにおいても、常にIDU入力レベルを一定に保持するように追従することができる。
なお、電源オフやシステムリセットがあった場合には(ステップS18)、ケーブルロス補正処理を終了する(ステップS19)。
本例では、IDU1或いはODU2において、それぞれ、ODU入力レベル或いはIDU入力レベルの変動を監視して、アッテネータ14、27を調整するため、例えば、送受信でレベルの差異が生じたような場合においても、それぞれ個別に調整することにより、より正確にレベルを調整することができる。
なお、本例では、送信信号に基づいてIDU1のアッテネータ14の減衰量を調整するケーブルロス補正処理はIDU1からODU2へ送信信号が通信されるときに行われ、受信信号に基づいてODU2のアッテネータ27の減衰量を調整するケーブルロス補正処理はODU2からIDU1へ受信信号が通信されるときに行われる。
以上のように、本例では、IDU(屋内無線装置)1とODU(屋外無線装置)2と同軸ケーブル3から構成される送受信装置が、対向側の送受信装置などとの間で1対1で無線通信を確立するシステムにおいて、送受信装置では次のような処理を行う。
すなわち、IDU1からODU2へ入力される対向側の送受信装置などへ送信するための送信信号のレベルを随時検出し、当該検出したレベルとODU2へ入力されるべき規定のレベルとを随時比較判定し、当該比較判定の結果に基づいてIDU1における送信信号の減衰量を随時調整して、ODU2へ入力する送信信号のレベルをODU2へ入力されるべき規定のレベルに随時一致させる。これとともに、対向側の送受信装置などからの受信信号をODU2のAGC部26で一定のレベルとしてIDU1へ出力し、ODU2からIDU1へ入力した受信信号のレベルを随時検出し、当該検出したレベルとIDU1へ入力されるべき規定のレベルとを随時比較判定し、当該比較判定の結果に基づいてODU2からIDU1へ送信される受信信号の減衰量を随時調整して、IDU1へ入力される受信信号のレベルをIDU1へ入力されるべき規定のレベルに随時一致させる。
具体的な構成例として、本例の送受信装置では、IDU1からODU2へ入力される送信信号のレベルを検出するODU2の電力検出部22と、ODU2の電力検出部22で検出されたレベルとODU2へ入力されるべき規定のレベルとを比較判定した結果に基づいてIDU1のアッテネータ14の減衰量を制御するIDU1の制御部13と、IDU1の送信部11からの送信信号のレベルを調整するIDU1のアッテネータ14を備え、また、無線受信した信号を一定のレベルでIDU1へ出力するためのODU2のAGC部26と、ODU2からIDU1へ入力される受信信号のレベルを検出するIDU1の電力検出部16と、IDU1の電力検出部16で検出されたレベルとIDU1へ入力されるべき規定のレベルとを比較判定した結果に基づいてODU2のアッテネータ27の減衰量を制御するODU2の制御部28と、ODU2からIDU1へ出力する受信信号の減衰量を調整するODU2のアッテネータ27を備えた。また、IDU1とODU2との間で行われる制御情報の通信に用いるIDU1のASK変復調部12及びODU2のASK変復調部29を備えた。
このように、本例では、送信信号のODU入力レベル或いは受信信号のIDU入力レベルを常に監視するとともに、ODU2或いはIDU1に入力されるべき規定の入力レベルをメモリに記憶させておき、検出レベルと規定レベルとの差に応じてアッテネータ14、27の減衰量を調整することを規定の入力レベルになるまで繰り返して行う。このような調整処理は、例えば、送受信装置の電源オフやシステムリセットが行われるまで繰り返して行われる。
従って、本例の送受信装置では、対向側との通信に用いている送信信号や受信信号を使用して、常にODU入力レベルやIDU入力レベルを監視することにより、温度変化や経年変化などによる時間的な信号レベルの変動に追従することができ、これにより、同軸ケーブル3のケーブルロスや温度変化や装置の経年変化などを含む様々な要因に対して、信号レベルを自動的に補正することが可能である。
このため、本例の送受信装置では、無線通信の運用中にシステムを停止することなく、ODU2の入力レベルとIDU1の入力レベルをそれぞれ一定のレベルに維持することができる。また、例えば、送受信でのレベルのばらつきが発生した場合においても正確に調整することができ、送受信のレベルをそれぞれ一定とすることができる。
このように、本例では、通常の通信信号である送信信号や受信信号を利用することにより、送受信装置の電源を遮断することなく、装置の状態の変化が生じた時に素早くアッテネータ14、27の減衰量を調整することが可能である。
なお、本例の送受信装置のIDU(屋内無線装置)1では、送信部11の機能により出力手段が構成されており、アッテネータ14の機能により第1のレベル変化手段が構成されており、ASK変復調部12の機能や制御部13の機能により第1の制御手段が構成されており、受信部17の機能により受信処理手段が構成されており、電力検出部16の機能により第2のレベル検出手段が構成されており、制御部13の機能やASK変復調部12の機能により第2の通知手段が構成されており、ASK変復調部12の機能により第1のASK通信手段が構成されている。
また、本例の送受信装置のODU(屋外無線装置)2では、送信系23の機能やアンテナ30の機能により無線送信手段が構成されており、電力検出部22の機能により第1のレベル検出手段が構成されており、制御部28の機能やASK変復調部29の機能により第1の通知手段が構成されており、アンテナ30の機能や受信系25の機能により無線受信手段が構成されており、AGC部26の機能によりレベル制御手段が構成されており、アッテネータ27の機能により第2のレベル変化手段が構成されており、ASK変復調部29の機能や制御部28の機能により第2の制御手段が構成されており、ASK変復調部29の機能により第2のASK通信手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
図3には、本発明の一実施例に係る送受信装置の構成例を示してある。
本例の送受信装置は、復信をFDD方式とした場合のものであり、IDU(屋内無線装置)1aとODU(屋外無線装置)2aとを同軸ケーブル3で接続して、構成されている。
ここで、本例の送受信装置の構成は、図1に示される送受信装置の構成と比べて、IDU1のTDDスイッチ15及びODU2のTDDスイッチ21、24がそれぞれデュプレクサ41、42、43へ置き換えられている点を除いては、同様な構成を有している。
なお、説明の便宜上から、図3に示される本例の送受信装置では、図1に示されるのと同様な構成部分については、同一の符号を付してある。
本例で使用するFDD方式では、送信の周波数と受信の周波数とが異なるため、デュプレクサ41、42、43により送信信号と受信信号を同時に通過させることが可能である。
本例の送受信装置においても、例えば、図2に示されるのと同様なケーブルロス補正処理を行うことにより、ODU入力レベルとIDU入力レベルのそれぞれを一定に維持することが可能である。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係るTDD方式の送受信装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係るケーブルロス補正処理の手順の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係るFDD方式の送受信装置の構成例を示す図である。 無線通信システムの構成例を示す図である。 送受信装置の構成例を示す図である。 ケーブルロス補正処理の手順の一例を示す図である。
符号の説明
1、1a、51、54、61・・屋内無線装置(IDU)、 2、2a、52、55、62・・屋外無線装置(ODU)、 3、53、56、63・・同軸ケーブル、 11、71・・送信部、 12、29、74、87・・ASK変復調部、 13、28、76・・制御部、 14、72・・アッテネータ、 15、21、24、73、81、84・・TDDスイッチ、 16、22、82・・電力検出部、 17、75・・受信部、 23・・送信系、 25、83、85・・受信系、 26・・AGC部、 27、86・・アッテネータ、 30、88・・アンテナ、 41〜43・・デュプレクサ、

Claims (2)

  1. 屋内無線装置と屋外無線装置とをケーブルで接続して構成される送受信装置において、
    前記屋内無線装置は、所定のレベルで送信信号を出力する出力手段と、前記出力手段により出力された送信信号のレベルを可変なレベル変化量で変化させる第1のレベル変化手段を備え、前記第1のレベル変化手段によりレベルが変化させられた送信信号を前記ケーブルを介して前記屋外無線装置へ送信し、
    前記屋外無線装置は、前記屋内無線装置から前記ケーブルを介して受信された送信信号を無線により送信する無線送信手段と、前記屋内無線装置から前記ケーブルを介して受信された送信信号のレベルを検出する第1のレベル検出手段と、前記第1のレベル検出手段により検出されたレベルを前記ケーブルを介して前記屋内無線装置へ通知する第1の通知手段を備え、
    前記屋内無線装置は、前記屋外無線装置から前記ケーブルを介して通知されたレベルに基づいて前記第1のレベル変化手段におけるレベル変化量を制御する第1の制御手段を備え、
    前記屋外無線装置は、無線により信号を受信する無線受信手段と、前記無線受信手段による受信信号のレベルを所定のレベルに制御するレベル制御手段と、前記レベル制御手段によりレベルが制御された受信信号のレベルを可変なレベル変化量で変化させる第2のレベル変化手段を備え、前記第2のレベル変化手段によりレベルが変化させられた受信信号を前記ケーブルを介して前記屋内無線装置へ送信し、
    前記屋内無線装置は、前記屋外無線装置から前記ケーブルを介して受信された受信信号を受信処理する受信処理手段と、前記屋外無線装置から前記ケーブルを介して受信された受信信号のレベルを検出する第2のレベル検出手段と、前記第2のレベル検出手段により検出されたレベルを前記ケーブルを介して前記屋外無線装置へ通知する第2の通知手段を備え、
    前記屋外無線装置は、前記屋内無線装置から前記ケーブルを介して通知されたレベルに基づいて前記第2のレベル変化手段におけるレベル変化量を制御する第2の制御手段を備えた、
    ことを特徴とする送受信装置。
  2. 請求項1に記載の送受信装置において、
    前記屋内無線装置は、ASK方式により制御信号を前記ケーブルを介して通信する第1のASK通信手段を備え、
    前記屋外無線装置は、ASK方式により制御信号を前記ケーブルを介して通信する第2のASK通信手段を備え、
    前記屋内無線装置の前記第1のASK通信手段と前記屋外無線装置の前記第2のASK通信手段との間で行われる制御信号の通信を用いて、前記屋外無線装置の前記第1の通知手段による通知及び前記屋内無線装置の前記第2の通知手段による通知を実行する、
    ことを特徴とする送受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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