JP2007096826A - 情報処理システム、トンネル通信装置、及びトンネル通信方法 - Google Patents

情報処理システム、トンネル通信装置、及びトンネル通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが複雑な設定を行うことなく、異なるローカルエリアネットワークに属する複数の情報処理装置間での通信を行うことができるようにする。
【解決手段】第1トンネル通信装置2は、通信先の装置とピアー・ツー・ピアー通信を確立する第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部21と、第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部21が確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行う第1トンネル通信部22と、を備え、第1トンネル通信部22は、第1情報処理装置1から送信されたパケットをカプセル化してピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって通信先の装置から送信されたカプセル化されたパケットのカプセル化を解除し、第1情報処理装置1が、そのカプセル化の解除されたパケットを受信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パケットをカプセル化してトンネル通信を行う情報処理システム等に関する。
従来、VPN(Virtual Private Network)の技術を用いることにより、インターネット等の通信回線を介しながら、複数の拠点間を専用線で結んだのと同じように通信を行うことができていた。(例えば、特許文献1参照)。
チャーリー・スコット、マイク・アーウィン、ポール・ウルフ著、歌代和正、須田隆久翻訳、「VPN 第2版」、オライリー・ジャパン、2000年5月
しかしながら、VPNで複数のローカルエリアネットワークを接続するには、ルータなどの接続点となる装置に対して複雑な設定が必要であり、ユーザ自らがそのような設定を行わなければならなかった。したがって、ネットワークの設定等を行うことが難しいユーザにとっては、複数の拠点間での通信を実現することは難しかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ユーザが複雑な設定を行うことなく、異なるローカルエリアネットワークに属する複数の情報処理装置間での通信を行うことができるようにする情報処理システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理システムは、第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信可能な第1トンネル通信装置と、前記第1トンネル通信装置による通信に関する処理を行う第1通信処理装置と、第2情報処理装置と、前記第2情報処理装置と通信可能な第2トンネル通信装置と、前記第2トンネル通信装置による通信に関する処理を行う装置であって、前記第1通信処理装置と通信回線を介して接続されている第2通信処理装置とを備えた情報処理システムであって、前記第1トンネル通信装置は、前記第2トンネル通信装置との間でピアー・ツー・ピアー通信を確立する第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部と、前記第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部が確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行う第1トンネル通信部と、を備え、前記第1トンネル通信部は、前記第1情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって前記第2トンネル通信装置から送信された、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除し、前記第1情報処理装置は、前記第1トンネル通信部がカプセル化を解除したパケットを受信し、前記第2トンネル通信装置は、前記第1トンネル通信装置との間でピアー・ツー・ピアー通信を確立する第2ピアー・ツー・ピアー通信確立部と、前記第2ピアー・ツー・ピアー通信確立部が確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行う第2トンネル通信部と、を備え、前記第2トンネル通信部は、前記第2情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって前記第1トンネル通信装置から送信された、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除し、前記第2情報処理装置は、前記第2トンネル通信部がカプセル化を解除したパケットを受信する、ものである。
このような構成により、ユーザが複雑な設定を行うことなく、第1情報処理装置と第2
情報処理装置とは、あたかも同一のネットワークに属するかのように通信を行うことができる。したがって、第1情報処理装置と第2情報処理装置とは、異なるネットワークに属していたとしても、同一のネットワークに属している場合に実行することができる処理、例えば、ファイル共有等を実行することができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第1情報処理装置から送信されたパケットであって、送信先が前記第2情報処理装置であるパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わず、前記第2トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第2情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信してもよい。
このような構成により、第1情報処理装置と第2情報処理装置とは、第1トンネル通信装置を介してインターネット等の通信回線にアクセスすることができうる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信装置が属するローカルエリアネットワークと同一のローカルエリアネットワークに属する装置であって、装置にアドレスを付与するアドレス付与装置をさらに備え、前記第1情報処理装置のアドレスは、前記アドレス付与装置から付与され、前記第2情報処理装置のアドレスは、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信によって、前記アドレス付与装置から付与されてもよい。
このような構成により、第1情報処理装置との通信で第2情報処理装置の用いる適切なアドレスがアドレス付与装置から付与されることになり、第2情報処理装置は、そのアドレスを用いて第1情報処理装置とのピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信を行うことができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信装置は、前記第1情報処理装置が前記第1トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第1情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第1切替部をさらに備え、前記第2トンネル通信装置は、前記第2情報処理装置が前記第2トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第2情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第2切替部と、前記第2切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記第2情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御するアドレス取得制御部と、をさらに備えてもよい。
このような構成により、切替部により、通常モードとトンネルモードとを切り替えることができ、ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信を行わない場合には、第1情報処理装置、第2情報処理装置は、通常モードとして、通信回線を介した通常の通信を行うことができうる。また、通常モードからトンネルモードに切り替えられた場合に、第2情報処理装置は第1情報処理装置とのトンネル通信で用いる新たなアドレスを取得しなくてはならないが、その処理を、アドレス取得制御部によって第2情報処理装置にさせることができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信装置は、通信に関する処理を行う通信処理部をさらに備えてもよい。
このような構成により、第1トンネル通信装置の内部において通信に関する処理を行うことができ、例えば、第1通信処理装置のローカル側であって、第1トンネル通信装置の広域側に接続されている第3情報処理装置が、発呼側としてトンネル通信中の第1情報処
理装置、第2情報処理装置にアクセスできないようにすることができうる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記通信処理部は、前記第1トンネル通信装置を介して送信されるパケットであって、カプセル化されていないパケットについて、通信に関する処理を行ってもよい。
このような構成により、第1トンネル通信部においてカプセル化の処理、あるいはカプセル化の解除の処理がなされるパケットは、通信処理部による通信に関する処理が行われないようにすることができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記通信処理部は、前記第1トンネル通信装置を介して送信される全てのパケットについて、通信に関する処理を行ってもよい。
このような構成により、第1トンネル通信部によるカプセル化の処理や、カプセル化の解除の処理が行われるかどうかにかかわらず、通信処理部を介してパケットが送受信されるようにすることができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信装置は、前記第1情報処理装置が前記第1トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第1情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第1切替部と、前記第1切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記第1情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御する第1アドレス取得制御部と、をさらに備え、前記第2トンネル通信装置は、前記第2情報処理装置が前記第2トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第2情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第2切替部と、前記第2切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記第2情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御する第2アドレス取得制御部と、をさらに備え、通常モードの場合には、前記通信処理部による通信に関する処理は行われなくてもよい。
このような構成により、切替部により、通常モードとトンネルモードとを切り替えることができ、ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信を行わない場合には、第1情報処理装置、第2情報処理装置は、通常モードとして、通信回線を介した通常の通信を行うことができうる。また、通常モードからトンネルモードに切り替えられた場合に、各情報処理装置はトンネル通信で用いる新たなアドレスを取得しなくてはならないが、その処理を、各アドレス取得制御部によって各情報処理装置にさせることができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第1情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記第2トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第2情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信してもよい。
このような構成により、トンネル通信が行われている場合には、第1情報処理装置、第2情報処理装置は、通信回線に接続されている装置や、通信処理装置のローカル側であって、トンネル通信装置の広域側に接続されている装置との通信を行うことができない。その結果、トンネル通信が行われる場合の第1情報処理装置と第2情報処理装置との間の通信の安全性が高められている。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信装置は、前記第1情報処理装置にアドレスを付与する第1アドレス付与部をさらに備え、前記第2トンネル通信装置は、前記第2情報処理装置にアドレスを付与する第2アドレス付与部をさらに備え
てもよい。
このような構成により、トンネル通信で用いるアドレスを、アドレス付与部を用いて付与することができる。
また、本発明による情報処理システムでは、前記第1トンネル通信装置は、前記第1情報処理装置が前記第1トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第1情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第1切替部をさらに備え、前記第2トンネル通信装置は、前記第2情報処理装置が前記第2トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第2情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第2切替部をさらに備えてもよい。
このような構成により、切替部により、通常モードとトンネルモードとを切り替えることができ、ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信を行わない場合には、第1情報処理装置、第2情報処理装置は、通常モードとして、通信回線を介した通常の通信を行うことができうる。
本発明による情報処理システム等によれば、ユーザが複雑な設定を行うことなく、異なるローカルエリアネットワークに属する複数の情報処理装置間での通信を行うことができるようにすることができる。
以下、本発明による情報処理システムについて、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による情報処理システムは、第1情報処理装置1と、第1トンネル通信装置2と、第1通信処理装置3と、第2情報処理装置4と、第2トンネル通信装置5と、第2通信処理装置6と、ピアー・ツー・ピアー(以下、「P2P」とする)通信確立サーバ7とを備える。第1通信処理装置3、第2通信処理装置6、P2P通信確立サーバ7は、それぞれ有線または無線の通信回線100を介して接続されている。ここで、通信回線100は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等であってもよい。
第1情報処理装置1は、第1トンネル通信装置2、第1通信処理装置3等を介して、第2情報処理装置4と通信を行う。第1情報処理装置1は、例えば、PC(Personal Computer)であってもよく、映像録画装置やプリンタなどの家電機器であってもよく、ゲーム装置等であってもよく、通信を行う装置であれば限定されない。
第1トンネル通信装置2は、第1情報処理装置1と通信可能であり、第2トンネル通信装置5との間でトンネル通信を行う。図2で示されるように、第1トンネル通信装置2は、第1P2P通信確立部21と、第1トンネル通信部22と、第1広域インターフェース(以下、「I/F」とする)23と、第1ローカルI/F24と、第1切替部25と、を備える。
第1P2P通信確立部21は、第2トンネル通信装置5との間でP2P通信を確立する
。ここで、P2P通信とは、サーバリレー通信のようにサーバを介して通信を行うのではなく、装置どうしが直接通信を行う通信形態である。P2P通信を確立するとは、相手方の装置とP2P通信を行うことができる状態にすることを言う。具体的には、P2P通信を確立するとは、第1トンネル通信装置2から送信したパケットが相手方の装置(ここでは、第2トンネル通信装置5)に到達するための、そのパケットの送信先のアドレス等を知ることである。本実施の形態では、第1P2P通信確立部21は、第2トンネル通信装置5とP2P通信を行うことができる第2通信処理装置6のアドレス、ポート番号を取得するものとする。このP2P通信の確立は、P2P通信確立サーバ7を用いてなされるものとする。なお、第1P2P通信確立部21は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。また、通信処理装置を介したP2P通信を確立する方法については、下記の文献で示されており、従来から知られているため、その詳細な説明を省略する。
(文献1)特開2004−180003号公報
(文献2)国際公開第2005/041500号パンフレット
(文献3)国際公開第2005/046143号パンフレット
(文献4)J.Rosenberg、J.Weinberger、C.Huitema、R.Mahy、「STUN − Simple Traversal of User Datagram Protocol(UDP) Through Network Address Translators(NATs)」、2003年3月、Network Working Group Request for Comments:3489、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc3489.txt>
第1トンネル通信部22は、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路により、トンネル通信を行う。ここで、トンネル通信とは、パケットをカプセル化し、そのカプセル化後のパケットによって通信を行うことを言う。第1トンネル通信部22は、パケットのカプセル化と、カプセル化されたパケットのカプセル化の解除とを行う。ここで、パケットのカプセル化とは、そのパケットをペイロードに含み、新たなヘッダを有する新たなパケットを構成することである。新たなパケットのヘッダ(すなわち、カプセル化後のパケットのヘッダ)は、ペイロードに含まれるパケットのヘッダのレイヤと同じレイヤのヘッダ、あるいは、そのレイヤよりも高次のレイヤのヘッダである。なお、カプセル化の具体例については後述する。カプセル化を行う場合に、ペイロードに含まれるパケットを暗号化してもよく、あるいは暗号化しなくてもよい。また、カプセル化の解除とは、カプセル化後のパケットのペイロードからパケットを取り出すことを言う。そのペイロードに含まれていたパケットがカプセル化のときに暗号化されていた場合には、カプセル化の解除のときに、その復号化を行ってもよい。第1トンネル通信部22は、具体的には、第1情報処理装置1から送信されたパケットをカプセル化して、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路により送信し、そのP2P通信の経路によって第2トンネル通信装置5から送信された、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除する。カプセル化の解除されたパケットは送信され、第1情報処理装置1によって受信される。第1トンネル通信部22は、P2P通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、第1情報処理装置1から送信されたパケットであって、送信先が第2情報処理装置4(すなわち、送信先がP2P通信の経路の先の装置)であるパケットをカプセル化してP2P通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わなくてもよい。すなわち、後者のパケットについては、第1情報処理装置1から送信されたパケットがそのまま第1広域I/F23を介して送信されるようにしてもよい。なお、第1トンネル通信部22は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現され
てもよい。
なお、第1P2P通信確立部21と、第1トンネル通信部22とは、同一のアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレス)を用いて通信を行うものとする。例えば、図2の符号27で示される位置に、IPアドレス、MACアドレス、ポート番号等の設定が行われていると考えることができる。
第1広域I/F23は、第1トンネル通信装置2の広域ネットワーク側のインターフェースである。第1広域I/F23は、広域ネットワークと接続するためのハードウェアであり、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。第1トンネル通信部22は、第1広域I/F23を介してP2P通信の経路によるトンネル通信を行う。
第1ローカルI/F24は、第1トンネル通信装置2のローカルネットワーク側のインターフェースである。第1ローカルI/F24は、ローカルネットワークと接続するためのハードウェアであり、例えば、NIC等である。第1トンネル通信部22は、第1ローカルI/F24を介して第1情報処理装置1との通信を行う。
第1切替部25は、トンネルモードと、通常モードとを切り替える。ここで、トンネルモードとは、第1情報処理装置1が第1トンネル通信部22によるトンネル通信を行うモードである。通常モードとは、第1情報処理装置1がトンネル通信を行わないモードである。第1切替部25は、トンネルモードのときには、第1情報処理装置1から送信されたパケットを第1トンネル通信部22が受信可能なように、第1ローカルI/F24と図2の右側の経路25aとを接続する。一方、第1切替部25は、通常モードのときには、第1情報処理装置1から送信されたパケットを第1トンネル通信部22が受信しないように、第1ローカルI/F24と図2の左側の経路25bとを接続し、図2の右側の経路25aとの接続を遮断する。第1切替部25は、ユーザが手動で接続を切り替えることができる手動スイッチ等であってもよく、第1トンネル通信装置2が有する図示しない制御部による制御によって自動的に切替可能なスイッチ等であってもよい。
なお、第1通信処理装置3のローカル側であって、第1トンネル通信装置2の広域側に接続された装置と、第1情報処理装置1とが通信を行う場合には、第1トンネル通信装置2は、いわゆるブリッジのように振舞ってもよい。
第1通信処理装置3は、第1トンネル通信装置2による通信に関する処理を行う。第1通信処理装置3は、第1トンネル通信装置2と、第2通信処理装置6やP2P通信確立サーバ7との間の通信に関する処理を行う。第1通信処理装置3は、アドレス変換を行うNAT機能を有する装置であってもよく、パケットフィルタリングのファイアウォール(Firewall)の機能を有する装置であってもよく、あるいは、その両者を有する装置であってもよい。ここで、NAT機能には、アドレス変換機能や、ポート割り当て機能等が含まれる。また、パケットフィルタリングとは、例えば、受信フィルタルールに基づいた受信パケットの選択を行うものである。受信フィルタルールには、例えば、そのポートからパケットを送信したアドレスからのみしかパケットを受信しないAddress Sensitiveフィルタ、そのポートからパケットを送信したポートからのみしかパケットを受信しないPort Sensitiveフィルタ、フィルタが存在しないNoフィルタがある。本実施の形態では、図2で示すように、第1通信処理装置3がアドレス付与装置31を備えるものとする。ここで、アドレス付与装置31とは、装置にアドレスを付与する装置であり、例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバである。本実施の形態では、アドレス付与装置31がDHCPサーバであるとする。また、トンネルモードにおける第1情報処理装置1の
アドレスは、アドレス付与装置31から付与され、トンネルモードにおける第2情報処理装置4のアドレスは、P2P通信の経路を介したトンネル通信によって、アドレス付与装置31から付与されるものとする。本実施の形態における第1通信処理装置3は、いわゆる「ルータ」と呼ばれる装置である。なお、本実施の形態では、第1通信処理装置3がアドレス付与装置31を有する場合について説明するが、第1トンネル通信装置2が属するローカルエリアネットワークと同一のローカルエリアネットワークに属するのであれば、アドレス付与装置31は、第1通信処理装置3が有しなくてもよい。例えば、第1通信処理装置3のローカル側のネットワークに独立してアドレス付与装置31が接続されていてもよい。
第2情報処理装置4は、第2トンネル通信装置5、第2通信処理装置6等を介して、第1情報処理装置1と通信を行う。第2情報処理装置4は、例えば、PC(Personal Computer)であってもよく、映像録画装置やプリンタなどの家電機器であってもよく、ゲーム装置等であってもよく、通信を行う装置であれば限定されない。
第2トンネル通信装置5は、第2情報処理装置4と通信可能であり、第1トンネル通信装置2との間でトンネル通信を行う。図3で示されるように、第2トンネル通信装置5は、第2P2P通信確立部51と、第2トンネル通信部52と、第2広域I/F53と、第2ローカルI/F54と、第2切替部55と、第2アドレス取得制御部56と、を備える。
第2P2P通信確立部51は、第1トンネル通信装置2との間でP2P通信を確立する。本実施の形態では、第2P2P通信確立部51は、P2P通信確立サーバ7を介してP2P通信を確立するものであり、第1P2P通信確立部21と同様のものである。なお、第2P2P通信確立部51は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
第2トンネル通信部52は、第2P2P通信確立部51が確立したP2P通信の経路により、トンネル通信を行う。第2トンネル通信部52は、第1トンネル通信部22と同様のものである。第2トンネル通信部52は、具体的には、第2情報処理装置4から送信されたパケットをカプセル化してP2P通信の経路により送信し、そのP2P通信の経路によって第1トンネル通信装置2から送信された、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除する。カプセル化の解除されたパケットは送信され、第2情報処理装置4によって受信される。第2トンネル通信部52は、P2P通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、第2情報処理装置4から送信された全てのパケットをカプセル化してP2P通信の経路により送信してもよい。なお、第2トンネル通信部52は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、第2P2P通信確立部51と、第2トンネル通信部52とは、同一のアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレス)を用いて通信を行うものとする。例えば、図3の符号57で示される位置に、IPアドレス、MACアドレス、ポート番号等の設定が行われていることになる。
第2広域I/F53は、第2トンネル通信装置5の広域ネットワーク側のインターフェースである。第2広域I/F53は、広域ネットワークと接続するためのハードウェアであり、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。第2トンネル通信部52は、第2広域I/F53を介してP2P通信の経路によるトンネル通信を行う。
第2ローカルI/F54は、第2トンネル通信装置5のローカルネットワーク側のインターフェースである。第2ローカルI/F54は、ローカルネットワークと接続するためのハードウェアであり、例えば、NIC等である。第2トンネル通信部52は、第2ローカルI/F54を介して第2情報処理装置4との通信を行う。
第2切替部55は、トンネルモードと、通常モードとを切り替えるものであり、第1切替部25と同様のものである。第2切替部55は、トンネルモードのときには、第2情報処理装置4から送信されたパケットを第2トンネル通信部52が受信可能なように、第2ローカルI/F54と図3の右側の経路とを接続する。一方、第2切替部55は、通常モードのときには、第2情報処理装置4から送信されたパケットを第2トンネル通信部52が受信しないように、第2ローカルI/F54と図3の左側の経路とを接続し、図3の右側の経路を遮断する。第2切替部55は、ユーザが手動で接続を切り替えることができる手動スイッチ等であってもよく、第2トンネル通信装置5が有する図示しない制御部による制御によって自動的に切替可能なスイッチ等であってもよい。なお、第1トンネル通信装置2の場合には、第1切替部25がトンネルモードであったとしても、第1ローカルI/F24を介して入力されたパケットが、カプセル化されずに第1広域I/F23から送信される場合もあるが、第2トンネル通信装置5の場合には、第2切替部55がトンネルモードである場合には、第2ローカルI/F54を介して入力されたパケットは、全て第2トンネル通信部52でカプセル化されて第2広域I/F53から送信されることになる。
第2アドレス取得制御部56は、第2切替部55が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、第2情報処理装置4がアドレスを取得する処理を行うように制御する。第2情報処理装置4は、この第2アドレス取得制御部56による制御の以前に、第2情報処理装置4のアドレスを保持していてもよく、あるいは、保持していなくてもよい。本実施の形態では、この制御を行うことによって、第2情報処理装置4は、第1通信処理装置3の有するアドレス付与装置31から新たなアドレスが付与されることになる。この処理シーケンスについては、後述する。なお、第2アドレス取得制御部56は、例えば、第2情報処理装置4と第2トンネル通信装置5との接続を一時的に遮断する(リンクダウンさせる)ことによって、第2情報処理装置4がアドレスを取得する処理を行うようにしてもよく、アドレスを取得する指示を第2情報処理装置4に渡すことによって、第2情報処理装置4がアドレスを取得する処理を行うようにしてもよい。後者の具体例としては、第2情報処理装置4がDHCPサーバからアドレスを取得している場合に、第2情報処理装置4が有するアドレスのリース時間を0にする指示を第2アドレス取得制御部56が第2情報処理装置4に渡す場合がある。
第2通信処理装置6は、通信回線100を介して第1通信処理装置3と接続されており、第2トンネル通信装置5による通信に関する処理を行う。第2通信処理装置6は、第2トンネル通信装置5と、第1通信処理装置3やP2P通信確立サーバ7との間の通信に関する処理を行う。第2通信処理装置6は、第1通信処理装置3と同様のものであり、その説明を省略する。
P2P通信確立サーバ7は、P2P通信を確立するための処理を行う。P2P通信確立サーバ7は、例えば、前述の(文献1)〜(文献4)等に記載されている、P2P通信を確立するために必要な処理を行う。なお、P2P通信確立サーバ7が1個である場合について示しているが、P2P通信確立サーバ7は、2以上のサーバから構成されるものであってもよい。
なお、図1では、説明の便宜上、第1通信処理装置3、第2通信処理装置6のローカル
ネットワーク側に1個のトンネル通信装置のみがそれぞれ接続されている場合について示しているが、第1通信処理装置3、第2通信処理装置6のローカルネットワーク側には、第1トンネル通信装置2、第2トンネル通信装置5以外の装置が接続されていてもよい。
また、図1では、説明の便宜上、第1トンネル通信装置2、第2トンネル通信装置5のローカルネットワーク側に1個の装置のみがそれぞれ接続されている場合について示しているが、第1トンネル通信装置2、第2トンネル通信装置5のローカルネットワーク側には、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4以外の装置が接続されていてもよい。
次に、本実施の形態による第1トンネル通信装置2の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートでは、第1トンネル通信装置2がトンネル通信を開始してから、そのトンネル通信を終了するまでの処理を示している。
(ステップS101)第1P2P通信確立部21は、第2トンネル通信装置5との間で、P2P通信を確立する。この具体的な処理は、例えば、前述の(文献1)〜(文献4)等に記載されているものであり、詳細な説明を省略する。
(ステップS102)第1トンネル通信部22は、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路により、トンネル通信を行う。このトンネル通信の詳細については、後述する。なお、このP2P通信の経路によりトンネル通信が行われている場合に、第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4とは、同一セグメントとなる。したがって、第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4とは、同一のローカルエリアネットワークに属するかのように通信を行うことができる。
(ステップS103)第1トンネル通信部22は、トンネル通信を終了するかどうか判断する。トンネル通信を終了する場合とは、例えば、第1情報処理装置1等からトンネル通信を終了する旨の指示を受信した場合や、一定の期間以上、P2P通信の経路によるトンネル通信が行われなかった場合などである。そして、トンネル通信を終了しない場合には、ステップS102に戻り、トンネル通信を終了する場合には、一連の処理は終了となる。なお、トンネル通信を終了する場合に、通信を終了する何からの処理を行ってもよい。
なお、図4では、トンネル通信を行う場合の処理について説明したが、トンネル通信を行わない通常モードのときには、第1切替部25によって第1広域I/F23と、第1ローカルI/F24とが接続されることになるため、第1トンネル通信装置2では、パケットに対する処理は行われないことになる。
次に、図5のフローチャートを用いて、図4のフローチャートのステップS102の処理の詳細について説明する。このフローチャートでは、第1トンネル通信部22に関する処理について記載している。
(ステップS201)第1トンネル通信部22は、パケットを受信したかどうか判断する。そして、パケットを受信した場合には、ステップS202に進み、そうでない場合には、終了となる。ここで、第1トンネル通信部22によるパケットの受信について説明する。第1トンネル通信部22は、前述のように、第1P2P通信確立部21と同一のアドレスを用いて通信を行うが、そのアドレスに送信されたパケットを第1トンネル通信部22は受信する。また、第1トンネル通信部22は、不特定多数の宛先に送信されたパケット(例えば、ブロードキャスト通信方式、マルチキャスト通信方式で送信されたパケット)も受信する。また、第1トンネル通信部22は、第2情報処理装置4に送信されたパケット、すなわち、送信先のアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレスなど)が第
2情報処理装置4であるパケットも受信する。
(ステップS202)第1トンネル通信部22は、受信したパケットがカプセル化されているパケットか、あるいは、カプセル化されていないパケットかを判断する。そして、カプセル化されているパケットを受信した場合には、ステップS203に進み、カプセル化されていないパケットを受信した場合には、ステップS205に進む。ここで、第1トンネル通信部22は、パケットがカプセル化されているかどうかをパケットのフォーマットに基づいて判断してもよく、パケットの送信経路に基づいて判断してもよい。後者の場合として、例えば、所定のポートに送信されたパケットをカプセル化されている、あるいはカプセル化されていない、と判断してもよい。また、後者の場合として、例えば、第1広域I/F23から第1トンネル通信装置2がパケットを受信した場合には、カプセル化されていると判断し、第1ローカルI/F24からパケットを受信した場合には、カプセル化されていないと判断してもよい。
(ステップS203)第1トンネル通信部22は、受信したパケットのカプセル化を解除する。
(ステップS204)第1トンネル通信部22は、カプセル化を解除したパケットを送信する。その結果、カプセル化の解除されたパケットは、そのパケットの送信先として設定されている装置に送信されることになる。そして、一連の処理は終了となる。
(ステップS205)第1トンネル通信部22は、受信したパケットをカプセル化する。カプセル化した後のパケットのヘッダにおける送信先アドレスは、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路の宛先のアドレスである。例えば、第2通信処理装置6の広域側のアドレス、及びポート番号がカプセル化された後のパケットのヘッダにおける送信先のアドレスに設定される。また、カプセル化した後のパケットのヘッダにおける送信元のアドレスは、第1トンネル通信部22のアドレスである。ただし、第1通信処理装置3がNAT機能を有する場合には、送信途中において、その送信元のアドレスは変換されることになる。
(ステップS206)第1トンネル通信部22は、カプセル化した後のパケットを送信する。そのパケットは、第1広域I/F23を介して、第1通信処理装置3に送信される。そして、一連の処理は終了となる。
なお、図5のフローチャートでは、第1トンネル通信部22がパケットを受信し、そのパケットに対してカプセル化、あるいはカプセル化の解除を行って送信する場合について説明したが、第1トンネル通信部22が受信したパケットが第1トンネル通信部22に対する所定の制御のパケット等である場合には、第1トンネル通信部22は、そのパケットを送信しなくてもよい。また、前述のように、図5のフローチャートは、第1トンネル通信部22に関する処理を示すものであるため、トンネルモードにおいて、第1通信処理装置3のローカル側であって、第1トンネル通信装置2の広域側に接続されている装置等と、第1情報処理装置1との通信は、別途行われるものとする。他のフローチャートについても同様であるとする。
次に、本実施の形態による第2トンネル通信装置5の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図6のフローチャートでは、第2トンネル通信装置5がトンネル通信を開始してから、そのトンネル通信を終了するまでの処理を示している。
(ステップS301)第2P2P通信確立部51は、第1トンネル通信装置2との間で、P2P通信を確立する。この具体的な処理は、例えば、前述の(文献1)〜(文献4)等に記載されているものであり、詳細な説明を省略する。
(ステップS302)第2アドレス取得制御部56は、第2情報処理装置4がアドレスを取得する処理を行うように制御する。
(ステップS303)第2トンネル通信部52は、第2P2P通信確立部51が確立したP2P通信の経路により、トンネル通信を行う。このトンネル通信の詳細については、後述する。
(ステップS304)第2トンネル通信部52は、トンネル通信を終了するかどうか判断する。そして、トンネル通信を終了しない場合には、ステップS303に戻り、トンネル通信を終了する場合には、一連の処理は終了となる。なお、トンネル通信を終了する場合に、通信を終了する何らかの処理を行ってもよい。
なお、図6では、トンネル通信を行う場合の処理について説明したが、トンネル通信を行わない通常モードのときには、第2切替部55によって第2広域I/F53と、第2ローカルI/F54とが接続されることになるため、第2トンネル通信装置5では、パケットに対する処理は行われないことになる。
次に、図7のフローチャートを用いて、図6のフローチャートのステップS303の処理の詳細について説明する。
(ステップS401)第2トンネル通信部52は、パケットを受信したかどうか判断する。そして、パケットを受信した場合には、ステップS402に進み、そうでない場合には、終了となる。ここで、第2トンネル通信部52によるパケットの受信について説明する。第2トンネル通信部52は、前述のように、第2P2P通信確立部51と同一のアドレスを用いて通信を行うが、そのアドレスに送信されたパケットを第2トンネル通信部52は受信する。また、第2トンネル通信部52は、不特定多数の宛先に送信されたパケット(例えば、ブロードキャスト通信方式、マルチキャスト通信方式で送信されたパケット)も受信する。また、第2トンネル通信部52は、トンネルモードにおいて、第2情報処理装置4から送信されたパケットを全て受信する。
(ステップS402)第2トンネル通信部52は、受信したパケットがカプセル化されているパケットか、あるいは、カプセル化されていないパケットかを判断する。そして、カプセル化されているパケットを受信した場合には、ステップS403に進み、カプセル化されていないパケットを受信した場合には、ステップS405に進む。
(ステップS403)第2トンネル通信部52は、受信したパケットのカプセル化を解除する。
(ステップS404)第2トンネル通信部52は、カプセル化を解除したパケットを第2ローカルI/F54側に送信する。その結果、カプセル化の解除されたパケットは、そのパケットの送信先として設定されている装置に送信されることになる。そして、一連の処理は終了となる。
(ステップS405)第2ローカルI/F54は、受信したパケットをカプセル化する。カプセル化した後のパケットのヘッダにおける送信先アドレスは、第2P2P通信確立部51が確立したP2P通信の経路の宛先のアドレスである。例えば、第1通信処理装置3の広域側のアドレス、及びポート番号がカプセル化された後のパケットのヘッダにおける送信先のアドレスに設定される。また、カプセル化した後のパケットのヘッダにおける送信元のアドレスは、第2トンネル通信部52のアドレスである。ただし、第2通信処理装置6がNAT機能を有する場合には、送信途中において、その送信元のアドレスは変換されることになる。
(ステップS406)第2トンネル通信部52は、カプセル化した後のパケットを第2広域I/F53側に送信する。そのパケットは、第2広域I/F53を介して、第2通信処理装置6に送信される。そして、一連の処理は終了となる。
なお、図7のフローチャートでは、第2トンネル通信部52がパケットを受信し、そのパケットに対してカプセル化、あるいはカプセル化の解除を行って送信する場合について説明したが、第2トンネル通信部52が受信したパケットが第2トンネル通信部52に対する所定の制御のパケット等である場合には、第2トンネル通信部52は、そのパケットを送信しなくてもよい。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。第1通信処理装置3、第2通信処理装置6は、共にアドレス付与装置を有しているものとする。そのアドレス付与装置は、DHCPサーバであるとする。また、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4は、共にPCであるとする。また、第1情報処理装置1、第1トンネル通信装置2、第1通信処理装置3は、イーサネット(登録商標)ケーブルによって接続されているものとする。また、第2情報処理装置4、第2トンネル通信装置5、第2通信処理装置6も、イーサネット(登録商標)ケーブルによって接続されているものとする。すなわち、第1広域I/F23、第1ローカルI/F24、第2広域I/F53、第2ローカルI/F54は、それぞれイーサネット(登録商標)ポートを有するものとする。
まず、第1トンネル通信装置2、第2トンネル通信装置5は、共に通常モードであるとする。このとき、第1情報処理装置1は、第1通信処理装置3のアドレス付与装置31からIPアドレスを付与されている。第2情報処理装置4は、第2通信処理装置6のアドレス付与装置(図示せず)からIPアドレスを付与されている。また、第1トンネル通信装置2の第1P2P通信確立部21及び第1トンネル通信部22、並びに第2トンネル通信装置5の第2P2P通信確立部51及び第2トンネル通信部52も、それぞれ、第1通信処理装置3のアドレス付与装置31、第2通信処理装置6のアドレス付与装置からアドレスを付与されている。第1情報処理装置1、第1トンネル通信装置2の第1P2P通信確立部21等、第1通信処理装置3等のIPアドレスは、以下のようであるとする。
第1情報処理装置1:192.168.0.10
第1P2P通信確立部21、第1トンネル通信部22:192.168.0.2
第1通信処理装置3のローカル側:192.168.0.1
第1通信処理装置3の広域側:202.224.135.10
第2情報処理装置4:192.168.1.10
第2P2P通信確立部51、第2トンネル通信部52:192.168.1.2
第2通信処理装置6のローカル側:192.168.1.1
第2通信処理装置6の広域側:155.32.10.10
次に、第1トンネル通信装置2のユーザが、第1切替部25を操作することによって、通常モードからトンネルモードに切り替えたとする。第2トンネル通信装置5のユーザも、同様に、第2切替部55を操作することによって、通常モードからトンネルモードに切り替えたとする。なお、この切り替えは、例えば、第1切替部25等のスイッチやボタン等をユーザが操作することによって物理的に行われてもよく、あるいは、ユーザが第1情報処理装置1等から指示を出すことによって電気的に行われてもよい。
第1P2P通信確立部21、及び第2P2P通信確立部51は、第1切替部25、第2切替部55が切り替えられて、トンネルモードになったことを検知すると、第1トンネル通信装置2と、第2トンネル通信装置5との間でP2P通信を確立する処理を実行する。第1P2P通信確立部21、及び第2P2P通信確立部51は、P2P通信確立サーバ7
のアドレスをあらかじめ保持しており、そのアドレスを用いて、P2P通信確立サーバ7にアクセスすることによって、P2P通信を確立する。
なお、第1P2P通信確立部21、及び第2P2P通信確立部51は、それぞれ、相手方のトンネル通信装置を識別する装置識別情報を保持しており、その装置識別情報を用いて、相手方のトンネル通信装置を識別し、P2P通信を確立するものとする。そのトンネル通信装置の装置識別情報が第1トンネル通信装置2、及び第2トンネル通信装置5で記憶されるようになる過程は問わない。例えば、ユーザが入力デバイスや記録媒体等を介して、その装置識別情報を第1トンネル通信装置2等に蓄積してもよく、あるいは、工場出荷の時点で第1トンネル通信装置2と第2トンネル通信装置5とが一組にされており、互いに相手方の装置識別情報があらかじめ蓄積されていてもよい。
第1トンネル通信装置2の第1P2P通信確立部21と、第2トンネル通信装置5の第2P2P通信確立部51とがP2P通信を確立する処理については、従来から知られており、その詳細な説明を省略する。なお、P2P通信を確立する処理において、第1P2P通信確立部21は、そのP2P通信で用いる第2通信処理装置6の広域側のIPアドレス「155.32.10.10」と、ポート番号「22222」とを取得し、それらを第1トンネル通信部22に渡したとする。また同様に、第2P2P通信確立部51は、そのP2P通信で用いる第1通信処理装置3の広域側のIPアドレス「202.224.135.10」と、ポート番号「11111」とを取得し、それらを第2トンネル通信部52に渡したとする(ステップS101,S301)。
次に、図8〜図10を用いて、第1トンネル通信部22、及び第2トンネル通信部52によるパケットのカプセル化、カプセル化の解除について説明する。まず、カプセル化される前のパケット(ここでは、「オリジナルパケット」とする)が、図8で示されるものであったとする。第1トンネル通信部22等は、図9で示されるように、そのオリジナルパケットにXXヘッダと、XXトレーラを付加し、さらにUDPヘッダ、IPヘッダを付加することによって、オリジナルパケットのカプセル化を行う。ここで、XXヘッダ、XXトレーラは、例えば、ESP(Encapslating Security Payload)ヘッダ、AH(Authentication Header)ヘッダ、ESPトレーラであり、それらは図8で示されるオリジナルパケットを暗号化する目的等で付加されるものである。なお、XXヘッダ、XXトレーラはなくてもよい。また、XXヘッダとXXトレーラのいずれか一方のみであってもよい。また、XXヘッダ、XXトレーラは、2個以上付いていてもよい。カプセル化された後のIPヘッダ、UDPヘッダには、P2P通信の相手方の通信処理装置のアドレス、ポート番号が設定されることになる。例えば、第1トンネル通信部22がカプセル化を行う場合には、カプセル化後のパケットのIPヘッダに含まれる送信先のIPアドレスは、第2通信処理装置6のIPアドレス「155.32.10.10」であり、カプセル化後のパケットのUDPヘッダに含まれる送信先のポート番号は、第2通信処理装置6のポート番号「22222」である。第2トンネル通信部52も、同様にカプセル化を行う。なお、オリジナルパケットがイーサヘッダを有するパケット(通常は「フレーム」と呼ばれるが、本明細書では「パケット」と呼ぶことにする)であってもよい。その場合には、カプセル化後のパケットは、図10で示されるようになる。この場合のイーサヘッダに含まれるMACアドレスは、ARP(Address Resolution Protocol)によって取得されたMACアドレスとなる。ARPによるMACアドレスの取得については、後述する。
なお、図9,図10では、UDPヘッダによりカプセル化を行う場合について説明したが、P2P通信の経路の確立を、UDPパケットでなく、TCPパケットを用いて行う場合には、TCPヘッダによりカプセル化を行ってもよい。
次に、図11を用いて、第2情報処理装置4がアドレス付与装置31を用いて、アドレスを取得する処理について説明する。上述のように、(1)第1トンネル通信装置2と、第2トンネル通信装置5との間でP2P通信が確立されると、(2)第2アドレス取得制御部56は、第2情報処理装置4との通信をリンクダウンさせることにより、第2情報処理装置4にアドレスを取得させる制御を行う(ステップS302)。すると、(3)第2情報処理装置4は、IPアドレスを要求するブロードキャスト通信方式のパケットを送信する。このパケットの送信先のIPアドレスは、「192.168.1.255」であり、MACアドレスは、「FF−FF−FF−FF−FF−FF」である。ただし、第2通信処理装置6のローカル側のネットワークアドレスは「192.168.1」であるとする。
(4)第2トンネル通信部52は、そのブロードキャスト通信方式で送信されたパケットを受信し(ステップS401)、そのパケットはカプセル化されていないため(ステップS402)、第2P2P通信確立部51から受け取った第1通信処理装置3の広域側のIPアドレス、ポート番号を送信先のアドレス、ポート番号として、図9で示されるように、そのパケットをカプセル化する(ステップS405)。そして、(5)第2トンネル通信部52は、カプセル化後のパケットを送信する(ステップS406)。そのパケットは、第2通信処理装置6でアドレス変換され、第1通信処理装置3に送信される。そして、第1通信処理装置3でアドレス変換され、第1トンネル通信装置2に渡される。(6)第1トンネル通信装置2の第1トンネル通信部22は、P2P通信の経路を介して第2トンネル通信装置5から送信されたカプセル化されたパケットを受信すると(ステップS201)、そのパケットはカプセル化されているため(ステップS202)、そのパケットのペイロードに含まれているパケットを取り出し、カプセル化を解除する(ステップS203)。そして、(7)第1トンネル通信部22は、カプセル化を解除したパケットをローカルネットワークに送信する(ステップS204)。この送信されたパケットは、(3)で第2情報処理装置4から送信されたパケットと同じパケットであり、ブロードキャスト通信方式のパケットである。
そのパケットは、第1情報処理装置1や第1通信処理装置3に送信される。(8)第1通信処理装置3のアドレス付与装置31は、そのパケットを受信し、第2情報処理装置4に割り当てるIPアドレス「192.168.0.11」を決定する。そして、(9)そのIPアドレスをペイロードに含むブロードキャスト通信方式のパケットを構成して、第1通信処理装置3のローカル側のネットワークに送信する。
(10)第1トンネル通信部22は、そのブロードキャスト通信方式で送信されたパケットを受信し(ステップS201)、そのパケットはカプセル化されていないため(ステップS202)、第1P2P通信確立部21から受け取った第2通信処理装置6の広域側のIPアドレス、ポート番号を送信先のアドレス、ポート番号として、図9で示されるように、そのパケットをカプセル化する(ステップS205)。そして、(11)第1トンネル通信部22は、カプセル化後のパケットを送信する(ステップS206)。そのパケットは、第1通信処理装置3でアドレス変換され、第2通信処理装置6に送信される。そして、第2通信処理装置6でアドレス変換され、第2トンネル通信装置5に渡される。(12)第2トンネル通信装置5の第2トンネル通信部52は、P2P通信の経路を介して第1トンネル通信装置2から送信されたカプセル化されたパケットを受信すると(ステップS401)、そのパケットはカプセル化されているため(ステップS402)、そのパケットのペイロードに含まれているパケットを取り出し、カプセル化を解除する(ステップS403)。そして、(13)第2トンネル通信部52は、カプセル化を解除したパケットをローカルネットワークに送信する(ステップS404)。すなわち、そのカプセル化の解除されたパケットは、第2情報処理装置4に送信される。その送信されたパケットは、(9)でアドレス付与装置31から送信されたパケットと同じパケットであり、ブロ
ードキャスト通信方式のパケットである。
そのパケットは、第2情報処理装置4で受信される。そして、(14)第2情報処理装置4は、第2情報処理装置4のIPアドレスを、受信したパケットのペイロードに含まれるアドレス「192.168.0.11」に設定する。このようにして、第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4とは、同一セグメントの装置として通信を行うことができるようになる。
次に、図12を用いて、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレスを取得する方法について説明する。ここでは、UPnP−AV規格のSSDP(Simple
Service Discover Protocol)を用いる場合について説明する。したがって、第1情報処理装置1、及び第2情報処理装置4は、UPnPに対応した機器であるとする。まず、(1)第1情報処理装置1は、機器を問い合わせるパケットを不特定多数の宛先に送信する。このパケットは、UPnP−AV規格のSSDPの問い合わせパケットである。このパケットは、IPマルチキャスト通信方式によって送信される。(2)そのパケットは、第1トンネル通信部22において受信され、図11でのブロードキャスト通信方式に関する説明と同様に、カプセル化される。そして、(3)第1トンネル通信部22は、P2P通信の経路によってそのカプセル化されたパケットを第2トンネル通信装置5に送信する。(4)第2トンネル通信装置5の第2トンネル通信部52は、そのパケットを受信し、カプセル化を解除する。そして、(5)第2トンネル通信部52は、そのカプセル化の解除された、機器を問い合わせるパケットを送信する。(6)そのパケットは、第2情報処理装置4で受信され、第2情報処理装置4は、機器の問い合わせに対する返信パケットを構成して送信する。このパケットは、ユニキャスト通信方式によって送信される。その返信パケットには、第2情報処理装置4のIPアドレスと、ホスト名とが含まれている。(7)そのパケットは、第2トンネル通信部52で受信され、カプセル化される。そして、(8)トンネル通信部52は、P2P通信の経路によってそのカプセル化されたパケットを第1トンネル通信装置2に送信する。(9)第1トンネル通信装置2の第1トンネル通信部22は、そのパケットを受信し、カプセル化を解除する。そして、(10)第1トンネル通信部22は、そのカプセル化の解除されたパケットを送信する。そのパケットは、第1情報処理装置1で受信され、第1情報処理装置1は、同一セグメントの機器のホスト名及びIPアドレスを知ることができる。なお、図12では、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレス及びホスト名を知る場合について説明したが、第1情報処理装置1と同一セグメントに他の機器が存在する場合には、その機器からの返信も第1情報処理装置1が受信するものとする。
なお、図12では、情報処理装置がSSDPの問い合わせパケットに対する返答を行う場合について説明したが、SSDPの問い合わせパケットをトンネル通信で通信せずに、他の装置が代理応答するようにしてもよい。例えば、第2情報処理装置4が第1通信処理装置3に対してアドレスの登録を行っておき、第1通信処理装置3が第1情報処理装置1からの問い合わせに対して、第2情報処理装置4に代わって代理応答するようにしてもよい。
また、ここでは、UPnP−AV規格のSSDPを用いてIPアドレスの問い合わせを行う場合について説明したが、他の方法によって機器のIPアドレスの問い合わせを行ってもよい。例えば、NetBEUIによるセッションの確立を行い、その後、NetBEUIのデータ通信によって、第1情報処理装置1は、第2情報処理装置4のIPアドレス等を取得してもよい。それ以外の方法により、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレスを取得するようにしてもよい。一般に、第1情報処理装置1は、第1情報処理装置1と同種の機器である第2情報処理装置4と通信を望むことが多いと考えられる。例えば、第1情報処理装置1がPCであれば、第1情報処理装置1は、PCである第2
情報処理装置4との通信を望むと考えられ、また、第1情報処理装置1がゲーム装置であれば、第1情報処理装置1は、同種のゲーム装置である第2情報処理装置4との通信を望むと考えられる。したがって、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とにおいて、両者が同一セグメントであれば相手の機器を発見して相手のアドレスを取得することができる機能が備えられている場合には、トンネル通信を介しても、同様にして、相手のアドレスを取得することができると考えられ、そのような機能を用いて、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とにおいてIPアドレス等の通知が行いうることになる。また、例えば、第2情報処理装置4のユーザから第1情報処理装置1のユーザに第2情報処理装置4のIPアドレスが電子メールやサーバリレー等の通信方法によって送信され、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレスを知ることができるようにしてもよい。
なお、ここでは、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のアドレスを取得する処理について説明したが、第2情報処理装置4も同様にして、第1情報処理装置1のアドレスを取得することができる。
第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4との間での通信について説明する前に、ARPを用いてMACアドレスを取得する処理について説明する。ここでは、(A)ARPリクエストパケット、ARPレスポンスパケットがカプセル化される場合、(B)ARPリクエストパケット、ARPレスポンスパケットがカプセル化されず、トンネル通信部が代理応答する場合の2パターンについて説明する。
(A)ARPのパケットがカプセル化される場合
第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレスについてARPリクエストパケットをブロードキャスト通信方式によって送信すると、第1トンネル通信部22は、そのARPリクエストパケットをカプセル化し、第2トンネル通信装置5に送信する。この場合には、第2トンネル通信装置5においてカプセル化が解除され、第2情報処理装置4が、そのARPリクエストパケットに返答することになる。第2情報処理装置4から送信されたARPレスポンスパケットは、第2トンネル通信装置5でカプセル化され、第1トンネル通信装置2に送信される。第1トンネル通信装置2は、カプセル化を解除し、ARPレスポンスパケットを第1情報処理装置1に送信する。このようにして、第1情報処理装置1は、第2情報処理装置4のMACアドレスを知ることができ、第2情報処理装置4にパケットを送信するときには、そのMACアドレスを送信先のMACアドレスとして用いることができる。
このように、ARPのパケットがカプセル化される場合には、第1トンネル通信部22は、第2情報処理装置4のMACアドレスを保持しておき、その保持している第2情報処理装置4のMACアドレスが送信先のアドレスとして設定されているパケットが送信されると、そのパケットを受信してもよい(ステップS201)。なお、この場合でも、第1トンネル通信部22は、パケットの送信先のIPアドレスに基づいて、送信先が第2情報処理装置4かどうかを判断してもよい。
また、第1トンネル通信部22は、受信したパケットをイーサヘッダごとカプセル化してもよく(図10参照)、あるいは、イーサヘッダを除去してカプセル化してもよい(図9参照)。前者の場合に、第2トンネル通信部52は、カプセル化を解除して送信することにより、そのパケットは第2情報処理装置4で受信されることになる。一方、後者の場合には、第2トンネル通信部52は、カプセル化を解除した後に、ARPを用いて送信先のIPアドレス(すなわち、第2情報処理装置4のIPアドレス)に対応するMACアドレスを取得し、その取得したMACアドレスを有するイーサヘッダをつけたパケットを送信することにより、そのパケットは第2情報処理装置4で受信されることになる。
なお、ARPのパケットがカプセル化される場合には、第1トンネル通信部22は、ARPレスポンスパケットに含まれるMACアドレスやIPアドレスを取得することによって、第2トンネル通信装置5に接続されている第2情報処理装置4のMACアドレスやIPアドレスを取得することができ、その取得したアドレスを保持しておくことにより、第1情報処理装置1から送信されたパケットの送信先が第2情報処理装置4であるかどうかを判断することができ、第1情報処理装置1から送信されたパケットを受信するかどうか判断することができうる。
(B)トンネル通信部による代理応答
(B−1)まず、第1トンネル通信部22が第2情報処理装置4のMACアドレスとIPアドレスとの対応を知っている場合について説明する。その場合には、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレスについてARPリクエストパケットをブロードキャスト通信方式によって送信すると、第1トンネル通信部22は、そのARPリクエストパケットで問い合わせているIPアドレスが第2情報処理装置4のアドレスであることがわかるので、そのARPリクエストパケットを受信し、ARPリクエストパケットに含まれるIPアドレスに対応するMACアドレスを有するARPレスポンスパケットを第1情報処理装置1に送信する。その結果、第1情報処理装置1は、第2情報処理装置4の実際のMACアドレスを知ることができる。その後、第1情報処理装置1から第2情報処理装置4に送信されたパケットを第1トンネル通信部22が受信し、イーサヘッダごとカプセル化してもよく、イーサヘッダを除去してカプセル化してもよい点は、上記(A)の説明と同様である。
(B−2)次に、第1トンネル通信部22が第2情報処理装置4のMACアドレスとして、第2情報処理装置4の実際のMACアドレスでないアドレスを返答する場合について説明する。ここで、第1トンネル通信部22は、第2情報処理装置4のIPアドレスを知っているものとする。第1情報処理装置1が第2情報処理装置4のIPアドレスについてARPリクエストパケットをブロードキャスト通信方式によって送信すると、第1トンネル通信部22は、そのARPリクエストパケットで問い合わせているIPアドレスが第2情報処理装置4のアドレスであることがわかるので、そのARPリクエストパケットを受信し、ARPレスポンスパケットを第1情報処理装置1に送信する。なお、ARPレスポンスパケットに含まれるMACアドレスは、例えば、第1トンネル通信部22が用いるMACアドレスであってもよく、あるいは、その他のMACアドレス(ただし、第1情報処理装置1がARPを用いて取得できるMACアドレスではないことが好ましい)であってもよい。
この場合には、第1トンネル通信部22は、第1トンネル通信部22がARPレスポンスパケットに含めて送信したMACアドレスを保持しておき、その保持しているMACアドレスが送信先のアドレスとして設定されているパケットが送信されると、そのパケットを、送信先のアドレスが第2情報処理装置4であるパケットとして受信してもよい(ステップS201)。なお、この場合でも、第1トンネル通信部22は、パケットの送信先のIPアドレスに基づいて、送信先が第2情報処理装置4かどうかを判断してもよい。
また、第1トンネル通信部22は、受信したパケットをイーサヘッダごとカプセル化してもよく(図10参照)、あるいは、イーサヘッダを除去してカプセル化してもよい(図9参照)。前者の場合に、第1トンネル通信部22が第2情報処理装置4の実際のMACアドレスを知っているときには、イーサヘッダに含まれる送信先のMACアドレスが、第2情報処理装置4の実際のMACアドレスに変換されてもよく、あるいは、第2トンネル通信部52において、イーサヘッダに含まれる送信先のMACアドレスが、第2情報処理装置4の実際のMACアドレスに変換されてもよい。一方、後者の場合には、第2トンネル通信部52は、カプセル化を解除した後に、ARPを用いて送信先のIPアドレス(す
なわち、第2情報処理装置4のIPアドレス)に対応するMACアドレスを取得し、その取得したMACアドレスを有するイーサヘッダをつけたパケットを送信することにより、そのパケットは第2情報処理装置4で受信されることになる。
ここで、第1トンネル通信部22が第2情報処理装置4のMACアドレスとIPアドレスとの対応を知る方法、第1トンネル通信部22が第2情報処理装置4のIPアドレスを知る方法について説明する。ここでは、(1)第2トンネル通信装置5においてそれらの情報を取得し、それらの情報をP2P通信の経路やサーバリレーなどによって第1トンネル通信装置2に送信する方法と、(2)第1トンネル通信部22が所定のパケットを第2トンネル通信装置5に送信することによって、それらの情報を取得する方法の2パターンについて説明する。
(1)第2トンネル通信装置5において取得する方法
(1−1)同報パケットを用いる
第2トンネル通信装置5は、接続されているローカル側の機器に対して、ブロードキャスト通信方式やマルチキャスト通信方式などのパケットを送信し、その送信したパケットに対する返信パケットを受信することによって、接続されている機器のIPアドレスや、MACアドレス等を知ることができる。例えば、ブロードキャストアドレス宛のPingを送信してもよく、前述のSSDPの問い合わせパケットを送信してもよく、ARPリクエストパケット(ブロードキャスト通信方式のパケット)を送信してもよく、他の方法を用いてもよい。ARPリクエストパケットを送信する場合には、例えば、ネットワークアドレスが「192.168.1」であれば、第2トンネル通信装置5は、アドレスが「192.168.1.1」から「192.168.1.254」までのARPリクエストパケットを送信し、どのアドレスからの返信を受信するかに応じて、接続されている機器のIPアドレスやMACアドレスを知ることができる。
(1−2)ユニキャスト通信方式のパケットを用いる
第2トンネル通信装置5は、ローカル側のネットワークに対して、ユニキャスト通信方式のパケットを送信し、その送信したパケットに対する返信パケットを受信することによって、接続されている機器のIPアドレスや、MACアドレス等を知ることができうる。例えば、第2トンネル通信装置5のローカル側のネットワークアドレスが「192.168.1」であれば、第2トンネル通信装置5は、そのローカル側に送信先のアドレスが「192.168.1.1」から「192.168.1.254」までのPingのパケットを送信し、どのアドレスからの返信を受信するかに応じて、第2トンネル通信装置5に接続されている機器のIPアドレスやMACアドレスを知ることができうる。なお、Pingのパケットではなく、他のパケットを用いて、そのパケットに対する返信パケットの有無に応じてIPアドレス等を知るようにしてもよく、あるいは、他の方法を用いてもよい。
(1−3)パケットを監視する
第2トンネル通信装置5は、ローカル側の機器から送信されるパケットのヘッダからアドレスを取得することにより、接続されている機器のIPアドレスやMACアドレスを知ることができる。一般に、第2トンネル通信装置5は、各ポートに接続されている機器のMACアドレスを保持しているため、ローカル側の機器のMACアドレスを知ることができる。したがって、第2トンネル通信装置5は、そのMACアドレスに対応するIPアドレスをパケットの監視によって取得することで、第2トンネル通信装置5のローカル側に接続されている機器のIPアドレス、あるいは、IPアドレスとMACアドレスとの対応を知ることができる。なお、第2トンネル通信装置5は、ARPテーブルを用いてそれらの情報を知ってもよく、DHCPサーバへのリクエストパケットや、DHCPからの返信パケットを監視してそれらの情報を知ってもよく、あるいは、他の方法を用いてもよい。
以上のようにして取得された情報は、前述のように、P2P通信の経路や、サーバリレー等によって、第1トンネル通信装置5に送信され、その情報が第1トンネル通信部22において用いられるようになる。
(2)第1トンネル通信部22が取得する方法
上記(1−1)、(1−2)において、第2トンネル通信装置5が送信したのと同様のパケットを、第1トンネル通信部22が構成し、カプセル化してP2P通信の経路で送信し、そのパケットに対する返信パケットをP2P通信の経路を介して第1トンネル通信部22が受信することによって、第1トンネル通信部22は、第2トンネル通信装置5のローカル側に接続されている機器のIPアドレス等を知ることができる。この場合には、第1トンネル通信部22がそれらのパケットをカプセル化して送信するだけであるため、第1トンネル通信部22が、第1トンネル通信装置2に接続されている機器の情報を取得しないようにすることができる。
また、第1トンネル通信部22は、第2トンネル通信装置5を介してカプセル化されて送信されたDHCPのリクエストパケットと、その返信パケットを監視することによって、どのアドレスが第2トンネル通信装置5のローカル側に接続されている機器に対して付与されたのかを知ることができる。したがって、第1トンネル通信部22は、DHCP等のパケットを監視することによって、第2トンネル通信装置5に接続されている情報処理装置のアドレスを取得してもよい。
なお、ここでは、第1情報処理装置1がARPの処理を実行する場合について説明したが、第2情報処理装置4がARPの処理を実行した場合も同様であるとする。
次に、第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4との間での通信について、図13を用いて説明する。なお、ARPによる送信先のMACアドレスの取得等の処理については、詳細な説明を省略する。
まず、(1)第1情報処理装置1は、第2情報処理装置4のIPアドレスを送信先のアドレスとして、パケットを構成し、そのパケットを送信する。なお、そのパケットの送信先のMACアドレスは、上記説明のように、実際の第2情報処理装置4のMACアドレスであってもよく、あるいは、その他のMACアドレスであってもよい。第1トンネル通信部22は、第1情報処理装置1から送信されたパケットのアドレス(IPアドレスでもよく、MACアドレスでもよい)に基づいて、そのパケットの送信先が第2情報処理装置4であるかどうか判断する。そして、パケットの送信先が第2情報処理装置4である場合には、そのパケットを受信する(ステップS201)。そして、(2)第1トンネル通信部22は、そのパケットをカプセル化する。(3)カプセル化されたパケットは、P2P通信の経路を介して第2トンネル通信装置5に送信される。(4)第2トンネル通信装置5の第2トンネル通信部52は、そのパケットを受信すると、カプセル化を解除する。そして、(5)第2トンネル通信部52は、カプセル化の解除されたパケットを第2情報処理装置4に送信する。
次に、第2情報処理装置4から第1情報処理装置1へのパケットの送信について説明する。(6)第2情報処理装置4は、第1情報処理装置1のIPアドレスを送信先のアドレスとしてパケットを構成し、そのパケットを送信する。送信先のMACアドレスは、第1情報処理装置1から第2情報処理装置4へのパケットの送信の場合と同様に、実際の第1情報処理装置1のMACアドレスであってもよく、あるいは、その他のMACアドレスであってもよい。その送信されたパケットは、第2トンネル通信部52で受信される(ステップS401)。そして、(7)第2トンネル通信部52は、そのパケットをカプセル化
する。(8)カプセル化されたパケットは、P2P通信の経路を介して第1トンネル通信装置2に送信される。(9)第1トンネル通信装置2の第1トンネル通信部22は、そのパケットを受信すると、カプセル化を解除する。そして、(10)第1トンネル通信部22は、カプセル化の解除されたパケットを第1情報処理装置1に送信する。
なお、第1情報処理装置1が通信回線100に接続されているサーバ等にパケットを送信する場合には、そのパケットを第1トンネル通信部22が受信せず、第1通信処理装置3が受信して通信回線100に送信するため、第1情報処理装置1は、例えば、インターネット等にもアクセスすることができうる。また、第2情報処理装置4が通信回線100に接続されているサーバ等にパケットを送信する場合には、そのパケットはトンネル通信によって第1トンネル通信装置2に送信され、第1トンネル通信装置2から第1通信処理装置3を介して通信回線100に送信されるため、第2情報処理装置4も、例えば、インターネット等にアクセスすることができうる。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムでは、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とは、両者が同一セグメントであるかのように通信を行うことができ、両者の間でファイル共有等を行うことができる。また、両者間の通信は、インターネット等の通信回線100を介して行われるが、その通信回線100を経由するパケットは、カプセル化されているため、そのカプセル化によって暗号化を行っている場合には、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4との間での通信内容が通信回線100において漏洩することはなく、安全性が高められている。
また、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とを同一セグメントにする処理を第1トンネル通信装置2と第2トンネル通信装置5とが行うため、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とは、両者を同一セグメントにする処理を行わなくてもよい。したがって、第1情報処理装置1等は、トンネル通信やP2P通信の確立等の特別な処理を行う装置でなくてもよく、例えば、従来からのPCや、ネットワークを介して通信を行うゲーム装置等であってもよい。その結果、従来からのPC等を第1トンネル通信装置2等を介して第1通信処理装置3(例えば、いわゆるルータなど)に接続することによって、ユーザが複雑な設定等を行うことなく、実際には同一セグメントでない複数の装置を同一セグメントとすることができ、ユーザの利便性が向上されている。
なお、本実施の形態では、第1トンネル通信装置2が広域側とローカル側の2個のI/Fを有する場合について説明したが、第1トンネル通信装置2は、ローカル側のI/Fを有しなくてもよい。具体的には、本実施の形態による情報処理システムは、図14で示されるように構成されてもよい。図14で示される第1トンネル通信装置8は、図15で示されるように構成される。図15において、第1トンネル通信装置8は、第1P2P通信確立部21と、第1トンネル通信部22と、第1広域I/F23とを備える。各構成は、上記説明と同様であり、その説明を省略する。なお、通信回線200は、第1通信処理装置3のローカル側のネットワークである。第1情報処理装置1から第2情報処理装置4にパケットが送信される場合には、第1情報処理装置1から第1トンネル通信装置8にパケットが送信され、第1トンネル通信装置8においてパケットがカプセル化されて、P2P通信の経路により、第2トンネル通信装置5まで送信され、第2トンネル通信装置5においてカプセル化が解除されて第2情報処理装置4に送信されることになる。第2情報処理装置4から第1情報処理装置1にパケットが送信される場合にも、同様にして第2情報処理装置4から送信されたパケットは、第2トンネル通信装置、第1トンネル通信装置8を介して第1情報処理装置1に送信される。
また、本実施の形態において、第1トンネル通信装置2がレイヤ2スイッチ、あるいはレイヤ3スイッチを備え、不要なパケットが第1トンネル通信部22に送信されないよう
にしてもよい。例えば、図2において、符号26で示される位置にレイヤ2スイッチ等を備えるようにしてもよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムでは、第1トンネル通信装置が内部に通信処理部を有する。
本実施の形態による情報処理システムの構成は、第1トンネル通信装置2が図16で示される第1トンネル通信装置9となった以外、実施の形態1の図1と同様であり、その説明を省略する。
図16は、本実施の形態による第1トンネル通信装置9の構成を示すブロック図である。図16において、第1トンネル通信装置9は、第1P2P通信確立部21と、第1広域I/F23と、第1ローカルI/F24と、第1切替部25と、第1トンネル通信部91と、通信処理部92と、第1アドレス取得制御部94と、を備える。なお、第1トンネル通信部91、通信処理部92、第1アドレス取得制御部94以外の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
第1トンネル通信部91は、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路により、トンネル通信を行うものであり、第1トンネル通信部22と同様のものである。ただし、第1トンネル通信部91は、ローカル側から受信したパケットをカプセル化して、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路により送信する。ここで、第1トンネル通信部91がローカル側から受信するパケットには、第1情報処理装置1から送信されたパケットと、通信処理部92がローカル側(すなわち、第1切替部25側)に送信したパケットとがある。また、第1トンネル通信部91は、広域側から受信した、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除してローカル側に送信する。なお、実施の形態1と同様に、第1トンネル通信部91は、P2P通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、第1情報処理装置1から送信されたパケットや、通信処理部92のローカル側から送信されたパケットであって、送信先が第2情報処理装置4であるパケットをカプセル化してP2P通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わなくてもよい。なお、第1トンネル通信部91は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、実施の形態1と同様に、第1P2P通信確立部21と、第1トンネル通信部91とは、同一のアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレス)を用いて通信を行うものとする。例えば、図16の符号97で示される位置に、IPアドレス、MACアドレス、ポート番号等の設定が行われていることになる。
通信処理部92は、通信に関する処理を行う。通信処理部92は、アドレス変換を行うNAT機能を有するものであってもよく、パケットフィルタリングの機能を有するものであってもよく、あるいは、その両者を有するものであってもよい。本実施の形態では、通信処理部92は、両者の機能を有するものであるとする。また、通信処理部92は、アドレス付与装置93を備える。アドレス付与装置93は、実施の形態1のアドレス付与装置31と同様のものである。本実施の形態では、通信処理部92は、第1トンネル通信装置9を介して送信されるパケットであって、カプセル化されていないパケットについて、通信に関する処理を行う。すなわち、カプセル化されたパケットは、通信処理部92を通過せず、通信処理部92による通信に関する処理は行われない。また、図16から明らかなように、通常モードの場合には、第1広域I/F23と、第1ローカルI/F24との間
でやりとりされるパケットは通信処理部92を通過せず、通信処理部92による通信に関する処理は行われない。
本実施の形態では、通信処理部92がアドレス付与装置93を備えているため、トンネルモードでは、第1情報処理装置1のアドレスは、アドレス付与装置93によって付与される。一方、第1トンネル通信部91、及び第1P2P通信確立部21が用いるアドレス、及び通信処理部92の広域側のアドレスは、第1通信処理装置3のアドレス付与装置31によって付与されることになる。また、通常モードでは、第1情報処理装置1のアドレスは、アドレス付与装置31によって付与される。
ここで、トンネルモードでのアドレスの具体例について説明する。例えば、第1通信処理装置3のローカル側のアドレスが「192.168.2.1」となり、第1トンネル通信部91及び第1P2P通信確立部21のアドレスが「192.168.2.2」となり、通信処理部92の広域側のアドレスが「192.168.2.3」となる。また、通信処理部92のローカル側のアドレスが「192.168.0.1」となり、第1情報処理装置1のアドレスが「192.168.0.10」となる。このように、本実施の形態による第1トンネル通信装置9では、装置内で2個のネットワークアドレス「192.168.2」と、「192.168.0」とが使用されることになる。
第1アドレス取得制御部94は、第1切替部25が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、第1情報処理装置1がアドレスを取得する処理を行うように制御する。第1アドレス取得制御部94は、実施の形態1の第2アドレス取得制御部56と同様のものであり、その説明を省略する。
次に、本実施の形態による第1トンネル通信装置9の動作について、図17のフローチャートを用いて説明する。なお、図17のフローチャートにおいて、ステップS501以外の処理は、実施の形態1の図4のフローチャートと同様であり、その説明を省略する。
(ステップS501)第1アドレス取得制御部94は、第1情報処理装置1がアドレスを取得する処理を行うように制御する。
なお、これ以外の動作、例えば、第2トンネル通信装置5等の動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。ただし、通信処理部92は、ローカル側から通信処理部92に送信されたパケットについて、例えば、アドレス変換等の所定の処理を行って広域側に送信し、広域側から通信処理部92に送信されたパケットについて、例えば、アドレス変換等の所定の処理を行ってローカル側に送信する。
次に、第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4との間のトンネル通信について、また、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4が通信回線100を介して行う他の機器との通信について、簡単に説明する。なお、第2情報処理装置4がアドレスを取得する処理は、アドレス付与装置93がアドレスを付与する以外、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
第1情報処理装置1から第2情報処理装置4にパケットを送信する場合には、そのパケットの送信先を第2情報処理装置4のアドレスにしてパケットを送信する。すると、実施の形態1の場合と同様に、第1トンネル通信部91がそのパケットを受信し、カプセル化して、第1P2P通信確立部21から受け取った第2通信処理装置6の広域側のアドレス、ポート番号を送信先として、カプセル化後のパケットを送信する。そのパケットは、第2通信処理装置6で受信され、第2トンネル通信装置5に送信され、第2トンネル通信部52で受信される。そして、第2トンネル通信部52は、受信したパケットのカプセル化の解除を行い、そのカプセル化の解除されたパケットが第2情報処理装置4に送信される
。第2情報処理装置4から第1情報処理装置1にパケットが送信される場合も、同様である。
なお、第1情報処理装置1から第2情報処理装置4に送信されたパケットの送信先アドレスは、第2情報処理装置4のアドレスであるので、通信処理部92はそのパケットを受信しない。また、第2情報処理装置4から送信され、第2トンネル通信装置5でカプセル化されてP2P通信の経路を介して第1トンネル通信装置9に送信されたパケットの送信先のアドレスは、第1トンネル通信部91のアドレスであるため、通信処理部92は、そのパケットを受信しない。
次に、第1情報処理装置1が通信回線100を介して他の機器と通信を行う場合について説明する。例えば、第1情報処理装置1が通信回線100に接続されている所定のサーバを送信先としてパケットを送信すると、そのパケットは、通信処理部92で受信され、例えば、アドレス変換等の所定の処理が行われて、第1通信処理装置3を介して通信回線100に送信される。また、そのパケットの送信に対応する所定のサーバ装置からの返信パケットも、第1通信処理装置3を介して通信処理部92で受信され、例えば、アドレス変換等の所定の処理が行われて、第1情報処理装置1に送信される。
次に、第2情報処理装置4が通信回線100を介して他の機器と通信を行う場合について説明する。例えば、第2情報処理装置4が通信回線100に接続されている所定のサーバを送信先としてパケットを送信すると、そのパケットは第2トンネル通信装置5でカプセル化され、第1トンネル通信装置9に送信される。そして、第1トンネル通信装置9の第1トンネル通信部91がそのパケットを受信し、カプセル化を解除してローカル側に送信する。第1トンネル通信部91がローカル側に送信したパケットは、第2情報処理装置4が送信したパケットと同じパケットである。したがって、そのパケットは、あたかも第1トンネル通信装置9のローカル側に接続された情報処理装置から送信された通信回線100の装置宛のパケットと同様に扱われ、通信処理部92において、例えば、アドレス変換等の所定の処理が行われて、第1通信処理装置3を介して通信回線100に送信される。また、そのパケットの送信に対応する所定のサーバ装置からの返信パケットも、第1通信処理装置3を介して通信処理部92で受信され、例えば、アドレス変換等の所定の処理が行われて、通信処理部92のローカル側に送信される。そして、第1トンネル通信部91は、そのパケットを受信し、カプセル化してP2P通信の経路を介して第2トンネル通信装置5に送信する。第2トンネル通信装置5は、そのパケットのカプセル化を解除して、第2情報処理装置4に送信する。このようにして、第2情報処理装置4は、例えば、インターネット等の通信回線100にもアクセスすることが可能である。
一方、第1通信処理装置3のローカル側であって、第1トンネル通信装置9の広域側に、第3情報処理装置(図示せず)が接続されていたとする。その第3情報処理装置は、通常モード時に第1情報処理装置1と通信することができるが、トンネルモード時には、第1情報処理装置1と通信することはできない。また、
その第3情報処理装置は、通信処理部92があるため、第1トンネル通信部91のローカル側に対して、第3情報処理装置が発呼側としてパケットを送信することができない。したがって、同一セグメントとなっている第1情報処理装置1、第2情報処理装置4の通信に、予期しない第3の装置が加わることを阻止することができ、安全性が高められている。一方、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4は、通信回線100にアクセスすることができるため、同一セグメント間での通信を行いながらも、各情報処理装置1,4がインターネット等の通信回線100にもアクセスする必要がある場合などにも、そのアクセスを実行することができる。例えば、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4との間で対戦型のゲームを行いながら、インターネット上の所定のサーバにアクセスすることもできうる。また、トンネルモード時であっても、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4
が発呼側として第3情報処理装置にアクセスすることは可能である。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムでは、実施の形態1と同様に、異なるローカルエリアネットワークに属する第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とを、同一セグメントにすることができる。また、第1情報処理装置1が通信処理部92を備えたことで、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4との間でP2P通信の経路を介したトンネル通信が行われている場合に、その通信に、第1通信処理装置3のローカル側であって、第1トンネル通信装置9の広域側に接続されている装置が発呼側として加わることはできず、通信の安全性が高められている。
なお、第1トンネル通信装置9の構成は、図16に限定されず、図18で示すものであってもよい。図18では、第1トンネル通信装置9は、第1P2P通信確立部21と、第1トンネル通信部22と、第1広域I/F23と、第1ローカルI/F24と、第1切替部25と、第1アドレス取得制御部94と、通信処理部95とを備える。通信処理部95以外の構成及び動作は、実施の形態1及び本実施の形態での説明と同様である。通信処理部95は、通信処理部92と同様のものであり、通信処理部95が有するアドレス付与装置96も、アドレス付与装置93と同様のものである。ただし、通信処理部95は、第1トンネル通信装置9を介して送信される全てのパケット(すなわち、ローカル側から送信されたパケット、広域側から送信されたパケットの両方を含む)について、通信に関する処理を行う。図18で示される構成では、第1トンネル通信部22も通信処理部95のローカル側に存在するため、第1P2P通信確立部21及び第1トンネル通信部22が用いるアドレスも、通信処理部95のアドレス付与装置96から付与されることになる。また、第1P2P通信確立部21がP2P通信を確立する場合には、2個の通信処理部95、第1通信処理装置3を介してP2P通信を確立することになるが、P2P通信を確立する実質的な処理は変わらない。また、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4との間での通信、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とが通信回線100にアクセスできる点、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とがトンネルを介して通信を行っている場合に、第1通信処理装置3のローカル側であって、第1トンネル通信装置9の広域側に接続されている装置が第1情報処理装置1、第2情報処理装置4に対して発呼側としてアクセスすることができない点は、本実施の形態の説明と同様である。なお、図18では、例えば、符号98で示される位置に、第1P2P通信確立部21、第1トンネル通信部22のIPアドレス、MACアドレス、ポート番号等の設定が行われていることになる。
また、本実施の形態では、通信処理部92がアドレス付与装置93を備えた構成の場合について説明したが、通信処理部92と、アドレス付与装置93とは、第1トンネル通信装置9において別々に構成されてもよい。また、通信処理部92がパケットフィルタリングの機能のみを有する装置である場合には、第1トンネル通信装置9がアドレス付与装置93を備えなくてもよい。通信処理部92がアドレス付与装置93を備えない場合には、第1情報処理装置1は、第1通信処理装置3の備えるアドレス付与装置31等から付与されたアドレスを用いることになり、第1トンネル通信装置9は、第1アドレス取得制御部94を備えなくてもよい。図18で示される構成の場合も、同様である。
なお、本実施の形態では、通常モードの場合には、パケットが通信処理部92を通過しない構成としたが、通常モードであっても、パケットが通信処理部92を通過するようにしてもよい。ただし、その場合であっても、通信処理部92は、通常モードの場合には、通信に関する処理を行わないものとする。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムでは、トンネル通信を行う場合に、第1情報処理
装置から送信された全てのパケットをカプセル化して送信する。
本実施の形態による情報処理システムの構成は、第1トンネル通信装置2が図19で示される第1トンネル通信装置10となった以外、実施の形態1の図1と同様であり、その説明を省略する。
図19は、本実施の形態による第1トンネル通信装置10の構成を示すブロック図である。図19において、第1トンネル通信装置10は、第1P2P通信確立部21と、第1広域I/F23と、第1ローカルI/F24と、第1切替部25と、第1トンネル通信部101と、第1アドレス付与部102とを備える。なお、第1トンネル通信部101、第1アドレス付与部102以外の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
第1トンネル通信部101は、第1P2P通信確立部21が確立したP2P通信の経路により、トンネル通信を行うものであり、第1トンネル通信部22と同様のものである。ただし、第1トンネル通信部101は、P2P通信の経路を介した通信が行われる場合に、第1情報処理装置1から送信された全てのパケットをカプセル化してP2P通信の経路により送信する。また、第1トンネル通信部101は、広域側から受信した、カプセル化されたパケットのカプセルを解除してローカル側に送信する。なお、第1トンネル通信部101は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは通信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、実施の形態1と同様に、第1P2P通信確立部21と、第1トンネル通信部101とは、同一のアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレス)を用いて通信を行うものとする。例えば、図19の符号103で示される位置に、IPアドレス、MACアドレス、ポート番号等の設定が行われていることになる。
第1アドレス付与部102は、第1情報処理装置1にアドレスを付与する。このアドレスは、第1情報処理装置1が第2情報処理装置4との通信で用いるアドレスである。上記各実施の形態と同様に、第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4とがP2P通信の経路を介したトンネル通信を行う場合に、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とが同一セグメントとなるように、第1アドレス付与部102は、第1情報処理装置1にアドレスを付与するものとする。アドレスを付与する処理には、上記実施の形態1,2におけるアドレス取得制御部によってなされる、情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うようにする制御を含んでもよく、含まなくてもよい。すなわち、前者の場合には、第1アドレス付与部102は、第1情報処理装置1に対して、アドレスを取得する処理を行うように制御し、第1情報処理装置1がアドレスの取得要求を送信した場合に、その取得要求への返答としてアドレスを付与してもよい。このアドレスの付与の処理の詳細については後述する。
図20は、本実施の形態による第2トンネル通信装置20の構成を示すブロック図である。図20において、第2トンネル通信装置20は、第2P2P通信確立部51と、第2トンネル通信部52と、第2広域I/F53と、第2ローカルI/F54と、第2切替部55と、第2アドレス付与部201とを備える。なお、第2アドレス付与部201以外の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。ここで、例えば、図20の符号202で示される位置に、第2P2P通信確立部52、第2トンネル通信部52のIPアドレス、MACアドレス、ポート番号等の設定が行われていることになる。
第2アドレス付与部201は、第2情報処理装置4にアドレスを付与する。このアドレ
スは、第2情報処理装置4が第1情報処理装置1との通信で用いるアドレスである。
ここで、第1アドレス付与部102、及び第2アドレス付与部201によるアドレスの付与について説明する。第1アドレス付与部102、及び第2アドレス付与部201は、前述のように、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とが同一セグメントとなり、互いに通信を行うことができるようにアドレスを付与する。例えば、各アドレス付与部102,201は2個のアドレス(例えば、「192.168.100.1」と、「192.168.100.2」など)を保持しておき、第1トンネル通信装置10の機器識別情報と、第2トンネル通信装置20の機器識別情報とを参照し、機器識別情報の大きいトンネル通信装置に接続している情報処理装置に、保持しているアドレスの一方のアドレス(例えば、「192.168.100.1」)を付与し、機器識別情報の小さいトンネル通信装置に接続している情報処理装置に、保持しているアドレスの他方のアドレス(例えば、「192.168.100.2」)を付与するようにしてもよい。情報処理装置が発呼側であるのか、着呼側であるのかに応じて、付与するアドレスを決定してもよい。また、第1アドレス付与部102と、第2アドレス付与部201とが、P2P通信の経路を介して通信を行い、第1情報処理装置1のアドレスと、第2情報処理装置4のアドレスとが同じにならないように、DHCPや、Auto IP等の方法によって第1情報処理装置1、第2情報処理装置4にアドレスを付与してもよい。この場合に、情報処理装置のアドレスを決定するのは、一方のアドレス付与部であり、他方のアドレス付与部は、一方のアドレス付与部によって決定されたアドレスを情報処理装置に付与するだけのものであってもよい。さらに、他の方法によってアドレスを付与してもよい。
次に、本実施の形態による第1トンネル通信装置10の動作について、図21のフローチャートを用いて説明する。なお、図21のフローチャートにおいて、ステップS601以外の処理は、実施の形態1の図4のフローチャートと同様であり、その説明を省略する。
(ステップS601)第1アドレス付与部102は、第1情報処理装置1にアドレスを付与する。なお、前述のように、第1アドレス付与部102は、第2アドレス付与部201との通信を行った後に、このアドレスの付与を行ってもよく、あるいは、第2アドレス付与部201との通信を行わないで、このアドレスの付与を行ってもよい。
次に、本実施の形態による第2トンネル通信装置20の動作について、図22のフローチャートを用いて説明する。なお、図22のフローチャートにおいて、ステップS701以外の処理は、実施の形態1の図6のフローチャートと同様であり、その説明を省略する。
(ステップS701)第2アドレス付与部201は、第2情報処理装置4にアドレスを付与する。なお、前述のように、第1アドレス付与部102は、第2アドレス付与部201との通信を行った後に、このアドレスの付与を行ってもよく、あるいは、第2アドレス付与部201との通信を行わないで、このアドレスの付与を行ってもよい。
なお、本実施の形態による第1情報処理装置1と、第2情報処理装置4との間のP2P通信の経路を介したトンネル通信については、上記各実施の形態と同様であり、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態による情報処理システムでは、第1トンネル通信装置10と、第2トンネル通信装置20とを備えることにより、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とを同一セグメントとすることができ、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とは、同一のローカルエリアネットワークに存在するように互いに通信を行うことがで
きる。また、本実施の形態の場合には、トンネルモードでは、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4に新たなアドレスが付与され、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4から送信されたパケットは、各トンネル通信装置10,20において全てカプセル化されるため、第1情報処理装置1、第2情報処理装置4は、通信回線100に接続されている装置や、第1通信処理装置3のローカル側であって、第1トンネル通信装置9の広域側に接続されている装置と通信を行うことはできない。その結果、トンネルモードでは、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4との間の通信の安全性は高められている。
また、上記各実施の形態において、前述の第1P2P通信確立部21、第2P2P通信確立部51がパケットの送信、受信等を行うことによって通信処理装置を介したP2P通信を確立する場合について説明したが、第1P2P通信確立部21等は、UPnP機能を用いて、P2P通信の経路を確立してもよい。具体的には、第1P2P通信確立部21、第2P2P通信確立部51はそれぞれ、UPnP機能を用いて第1通信処理装置3、第2通信処理装置6にポート割り当ての設定を行い、通信処理装置の広域側の所定のポートに送信されたパケットを、第1トンネル通信装置2や第2トンネル通信装置5等が受信できるようにする。そして、その割り当てたポートの番号や、通信処理装置のアドレスを、P2P通信確立サーバ7を介して、第1P2P通信確立部21と、第2P2P通信確立部51との間で送受信し、両者の間でP2P通信を行えるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、情報処理システムがP2P通信確立サーバ7を備える場合について説明したが、情報処理システムは、P2P通信確立サーバ7を備えなくてもよい。例えば、ユーザが第2通信処理装置6の広域側のアドレス、ポート番号を第1トンネル通信装置2に入力することにより、第1P2P通信確立部21は第2通信処理装置6の広域側のアドレス、ポート番号を知り、第2トンネル通信装置5とのP2P通信を確立できてもよい。
また、上記各実施の形態では、アドレス付与装置がDHCPサーバである場合について説明したが、アドレス付与装置は、DHCPとは異なる方法によってアドレスを付与してもよい。例えば、Auto IPや、IPCP、APIPA等を用いてアドレスの付与を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、第1情報処理装置と、第1トンネル通信装置とは、一の装置として構成されてもよい。すなわち、第1トンネル通信装置が第1情報処理装置を備えてもよい。同様に、第2情報処理装置と、第2トンネル通信装置とは、一の装置として構成されてもよい。すなわち、第2トンネル通信装置が第2情報処理装置を備えてもよい。
また、上記各実施の形態において、第1トンネル通信部22、91では、送信先が第2情報処理装置4であるパケットや、宛先が不特定多数のパケットを受信してカプセル化すると説明したが、送信先等にかかわらず、送信された全てのパケットを受信し、カプセル化してP2P通信の経路を介して送信してもよい。第2トンネル通信装置側において、その宛先に対応した機器が存在すれば、そのパケットが受信されることになるが、そうでない場合には、そのパケットは受信されないことになる。
また、上記各実施の形態において、第1トンネル通信部101、第2トンネル通信部52では、ローカル側から送信された全てのパケットをカプセル化して送信すると説明したが、送信先が第1情報処理装置1であるパケットや、宛先が不特定多数のパケットのみを受信してカプセル化し、それ以外のパケットについてはカプセル化しなくてもよい。
また、上記各実施の形態において、トンネル通信装置が切替部を備える場合について説
明したが、切替部が通常モードに切り替えた場合には、広域側から送信されたパケットがトンネル通信部に到達しないように、広域I/F側と、ローカルI/F側の2か所でパケットの経路を切り替えるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、トンネル通信装置が切替部を備える場合について説明したが、トンネル通信装置は、切替部を備えなくてもよい。その場合には、トンネル通信装置は、トンネルモードのみで動作する場合と同様のものとなる。
また、上記各実施の形態において、第1トンネル通信装置の機能と、第2トンネル通信装置の機能との両方を各トンネル通信装置が備えてもよい。そして、例えば、発呼側・着呼側に応じて、あるいは、トンネル通信装置の機器識別情報の大小に応じて、上記各実施の形態で説明した第1トンネル通信装置として振る舞うのか、あるいは、第2トンネル通信装置として振る舞うのかを決定するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、情報処理装置に対してアドレスを取得する処理を行うように制御するアドレス取得制御部や、アドレスを付与するアドレス付与部を備える場合について説明したが、トンネルモードから通常モードに切り替えた場合にも、アドレス取得制御部によって情報処理装置に対してアドレスを取得する処理を行うように制御してもよい。例えば、実施の形態1の第2情報処理装置4の場合には、トンネルモードから通常モードとなっても、トンネルモードで使用していたアドレスによって通常モードで通信を行うことはできない。したがって、再度、第2通信処理装置6等からのアドレスの付与を受けることによってアドレスを再設定しなければならないが、アドレス取得制御部が、そのトリガーを発するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、トンネル通信装置間でP2P通信の経路を介したトンネル通信が行われることによって、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とが同一セグメントになる場合について説明したが、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4とは、トンネル通信装置間でP2P通信の経路を介したトンネル通信が行われることによって、何ら特別な設定を行うことなく、同一のネットワークに属するかのように通信を行うことができるようになればよく、厳密に同一セグメントになっていなくてもよい。例えば、トンネル通信装置間でP2P通信の経路を介したトンネル通信が行われている場合であっても、第1情報処理装置1と第2情報処理装置4との間に、所定の通信処理装置(前述のように、例えば、NAT機能を有するものや、パケットフィルタリングを行うものなど)が存在してもよい。この場合であっても、その通信処理装置のローカル側の情報処理装置が発呼側となることにより、何ら特別な設定を行うことなく、同一のネットワークに属するかのように通信を行うことができる。
また、上記各実施の形態の図5のステップS202,図7のステップS402で示される処理において、カプセル化されているかどうかを判断するのではなく、広域側からパケットを受信したのか、ローカル側からパケットを受信したのかに応じて、広域側の所定のポートで受信したかどうかに応じて、あるいは、パケットの送信元のアドレス等に応じて、カプセル化を解除する処理に進むのか、あるいは、カプセル化する処理に進むのかを判断してもよい。例えば、P2P通信は、所定のポートを介して行われる。したがって、広域側の所定のポートに送信されたパケットは、P2P通信の経路で送信されたパケットであると判断し、カプセル化を解除する処理に進むようにしてもよい。
また、上記各実施の形態において、情報処理システムが通信処理装置を備えない場合にも、同様のシーケンスで第1情報処理装置と第2情報処理装置とがP2P通信の経路を介したトンネル通信を行うようにしてもよい。トンネル通信装置は、広域側に通信処理装置
が存在するのかどうか簡単にはわからないが、通信処理装置の有無にかかわらず、上記実施の形態のシーケンスを実行することで、第1情報処理装置と第2情報処理装置とがP2P通信の経路を介したトンネル通信を行えるようにすることができるからである。
また、上記各実施の形態において、トンネル通信装置のローカル側に2以上の情報処理装置が接続されてもよい点は、前述の通りである。2以上の情報処理装置がトンネル通信装置のローカル側に接続される場合には、トンネル通信装置は、そのローカル側の情報処理装置からP2P通信の経路の先の装置に送信されるパケットを受信することができるように、P2P通信の経路の先の装置に対応するアドレス(例えば、IPアドレスやMACアドレス)を保持していてもよい。
また、上記各実施の形態では、通信がIP(Internet Protocol)を用いてなされる場合について説明したが、それ以外のプロトコルによって通信がなされてもよい。
また、上記各実施の形態において、トンネル通信装置は、アドレス取得制御部を備えなくてもよい。例えば、情報処理装置がそれまでに使用していたアドレスを用いて通信を行うことができないことを検知し、その場合に、アドレスを取得する処理を行ってもよい。また、トンネル通信が開始される場合に、ユーザが情報処理装置をリセットする、あるいは、アドレスを取得する処理を行うように制御する(例えば、アドレスを取得する処理を実行するボタンを押すなど)ことによって、情報処理装置がアドレスを取得する処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、アドレス付与装置や、アドレス付与部以外によって、トンネルモードにおける情報処理装置のアドレスが設定されてもよい。例えば、ユーザが情報処理装置に対して手入力でアドレスの設定を行ってもよい。
また、上記各実施の形態における通信プロトコルは、例えば、IPv4(Internet Protocol version 4)であってもよく、あるいは、IPv6(Internet Protocol version 6)であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記各実施の形態におけるトンネル通信装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、通信先の装置とピアー・ツー・ピアー通信を確立するピアー・ツー・ピアー通信確立ステップと、前記ピアー・ツー・ピアー通信確立ステップで確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行うトンネル通信ステップと、を実行させ、前記トンネル通信ステップにおいて、通信元の情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって通信先の装置から送信されたカプセル化されたパケットのカプセル化を解除する、ものである。
また、このプログラムでは、前記トンネル通信ステップにおいて、前記ピアー・ツー・
ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信されたパケットであって、送信先が前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路の先の装置であるパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わなくてもよい。
また、このプログラムでは、前記トンネル通信ステップにおいて、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信してもよい。
なお、上記プログラムにおいて、通信ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、通信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明による情報処理システム等では、P2P通信の経路を介してトンネル通信を行うことができ、情報処理装置間で通信を行う情報処理システム等として有用である。
本発明の実施の形態1による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態による第1トンネル通信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による第2トンネル通信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による第1トンネル通信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による第1トンネル通信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による第2トンネル通信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による第2トンネル通信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態におけるカプセル化について説明するための図 同実施の形態におけるカプセル化について説明するための図 同実施の形態におけるカプセル化について説明するための図 同実施の形態における装置間の通信について説明するための図 同実施の形態における装置間の通信について説明するための図 同実施の形態における装置間の通信について説明するための図 同実施の形態による情報処理システムの構成の他の一例を示すブロック図 同実施の形態による第1トンネル通信装置の構成の他の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態2による第1トンネル通信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による第1トンネル通信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による第1トンネル通信装置の構成の他の一例を示すブロック図 本発明の実施の形態3による第1トンネル通信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による第2トンネル通信装置の構成を示すブロック図 同実施の形態による第1トンネル通信装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態による第2トンネル通信装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 第1情報処理装置
2、8、9、10 第1トンネル通信装置
3 第1通信処理装置
4 第2情報処理装置
5、20 第2トンネル通信装置
6 第2通信処理装置
7 P2P通信確立サーバ
21 第1P2P通信確立部
22、91、101 第1トンネル通信部
23 第1広域インターフェース
24 第1ローカルインターフェース
25 第1切替部
31、93、96 アドレス付与装置
51 第2P2P通信確立部
52 第2トンネル通信部
53 第2広域インターフェース
54 第2ローカルインターフェース
55 第2切替部
56 第2アドレス取得制御部
92、95 通信処理部
94 第1アドレス取得制御部
102 第1アドレス付与部
201 第2アドレス付与部

Claims (32)

  1. 第1情報処理装置と、前記第1情報処理装置と通信可能な第1トンネル通信装置と、前記第1トンネル通信装置による通信に関する処理を行う第1通信処理装置と、第2情報処理装置と、前記第2情報処理装置と通信可能な第2トンネル通信装置と、前記第2トンネル通信装置による通信に関する処理を行う装置であって、前記第1通信処理装置と通信回線を介して接続されている第2通信処理装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記第1トンネル通信装置は、
    前記第2トンネル通信装置との間でピアー・ツー・ピアー通信を確立する第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部と、
    前記第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部が確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行う第1トンネル通信部と、を備え、
    前記第1トンネル通信部は、前記第1情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって前記第2トンネル通信装置から送信された、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除し、
    前記第1情報処理装置は、前記第1トンネル通信部がカプセル化を解除したパケットを受信し、
    前記第2トンネル通信装置は、
    前記第1トンネル通信装置との間でピアー・ツー・ピアー通信を確立する第2ピアー・ツー・ピアー通信確立部と、
    前記第2ピアー・ツー・ピアー通信確立部が確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行う第2トンネル通信部と、を備え、
    前記第2トンネル通信部は、前記第2情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって前記第1トンネル通信装置から送信された、カプセル化されたパケットのカプセル化を解除し、
    前記第2情報処理装置は、前記第2トンネル通信部がカプセル化を解除したパケットを受信する、情報処理システム。
  2. 前記ピアー・ツー・ピアー通信を確立するための処理を行うピアー・ツー・ピアー通信確立サーバをさらに備え、
    前記第1ピアー・ツー・ピアー通信確立部と前記第2ピアー・ツー・ピアー通信確立部とは、前記ピアー・ツー・ピアー通信確立サーバを介して、前記ピアー・ツー・ピアー通信を確立する、請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信が行われている場合に、前記第1情報処理装置と、前記第2情報処理装置とは、同一セグメントとなる、請求項1または請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記第1トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第1情報処理装置から送信されたパケットであって、送信先が前記第2情報処理装置であるパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わず、
    前記第2トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第2情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信する、請求項1から請求項3のいずれか記載の情報処理システム。
  5. 前記第1トンネル通信装置が属するローカルエリアネットワークと同一のローカルエリア
    ネットワークに属する装置であって、装置にアドレスを付与するアドレス付与装置をさらに備え、
    前記第1情報処理装置のアドレスは、前記アドレス付与装置から付与され、
    前記第2情報処理装置のアドレスは、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信によって、前記アドレス付与装置から付与される、請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記第1通信処理装置が、前記アドレス付与装置を備える、請求項5記載の情報処理システム。
  7. 前記第1トンネル通信装置は、
    前記第1情報処理装置が前記第1トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第1情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第1切替部をさらに備え、
    前記第2トンネル通信装置は、
    前記第2情報処理装置が前記第2トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第2情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第2切替部と、
    前記第2切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記第2情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御するアドレス取得制御部と、をさらに備えた、請求項5または請求項6記載の情報処理システム。
  8. 前記第1トンネル通信装置は、通信に関する処理を行う通信処理部をさらに備えた、請求項5記載の情報処理システム。
  9. 前記通信処理部は、前記第1トンネル通信装置を介して送信されるパケットであって、カプセル化されていないパケットについて、通信に関する処理を行う、請求項8記載の情報処理システム。
  10. 前記通信処理部は、前記第1トンネル通信装置を介して送信される全てのパケットについて、通信に関する処理を行う、請求項8記載の情報処理システム。
  11. 前記通信処理部が、前記アドレス付与装置を備える、請求項9または請求項10記載の情報処理システム。
  12. 前記第1トンネル通信装置は、
    前記第1情報処理装置が前記第1トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第1情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第1切替部と、
    前記第1切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記第1情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御する第1アドレス取得制御部と、をさらに備え、
    前記第2トンネル通信装置は、
    前記第2情報処理装置が前記第2トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第2情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第2切替部と、
    前記第2切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記第2情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御する第2アドレス取得制御部と、をさらに備え、
    通常モードの場合には、前記通信処理部による通信に関する処理は行われない、請求項8
    から請求項11のいずれか記載の情報処理システム。
  13. 前記第1トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第1情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、
    前記第2トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記第2情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信する、請求項1から請求項3のいずれか記載の情報処理システム。
  14. 前記第1トンネル通信装置は、前記第1情報処理装置にアドレスを付与する第1アドレス付与部をさらに備え、
    前記第2トンネル通信装置は、前記第2情報処理装置にアドレスを付与する第2アドレス付与部をさらに備えた、請求項13記載の情報処理システム。
  15. 前記第1トンネル通信装置は、
    前記第1情報処理装置が前記第1トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第1情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第1切替部をさらに備え、
    前記第2トンネル通信装置は、
    前記第2情報処理装置が前記第2トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記第2情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える第2切替部をさらに備えた、請求項13または請求項14記載の情報処理システム。
  16. 前記第1トンネル通信装置は、
    広域ネットワーク側の第1広域インターフェースと、
    ローカルネットワーク側の第1ローカルインターフェースと、をさらに備え、
    前記第1トンネル通信部は、前記第1広域インターフェースを介して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によるトンネル通信を行い、前記第1ローカルインターフェースを介して前記第1情報処理装置との通信を行い、
    前記第2トンネル通信装置は、
    広域ネットワーク側の第2広域インターフェースと、
    ローカルネットワーク側の第2ローカルインターフェースと、をさらに備え、
    前記第2トンネル通信部は、前記第2広域インターフェースを介して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によるトンネル通信を行い、前記第2ローカルエリアネットワークを介して前記第2情報処理装置との通信を行う、請求項1から請求項15のいずれか記載の情報処理システム。
  17. 請求項1から請求項16のいずれか記載の情報処理システムを構成する第1トンネル通信装置。
  18. 請求項1から請求項16のいずれか記載の情報処理システムを構成する第2トンネル通信装置。
  19. 通信先の装置とピアー・ツー・ピアー通信を確立するピアー・ツー・ピアー通信確立部と、
    前記ピアー・ツー・ピアー通信確立部が確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行うトンネル通信部と、を備え、
    前記トンネル通信部は、通信元の情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経
    路によって通信先の装置から送信されたカプセル化されたパケットのカプセル化を解除する、トンネル通信装置。
  20. 前記トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信されたパケットであって、送信先が前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路の先の装置であるパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わない、請求項19記載のトンネル通信装置。
  21. 前記通信元の情報処理装置が前記トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記通信元の情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える切替部をさらに備えた、請求項20記載のトンネル通信装置。
  22. 前記トンネル通信装置は、通信に関する処理を行う通信処理部をさらに備えた、請求項20または請求項21記載のトンネル通信装置。
  23. 前記トンネル通信部は、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信する、請求項19記載のトンネル通信装置。
  24. 前記通信元の情報処理装置が前記トンネル通信部によるトンネル通信を行うトンネルモードと、前記通信元の情報処理装置が当該トンネル通信を行わない通常モードとを切り替える切替部と、
    前記切替部が通常モードからトンネルモードに切り替えた場合に、前記通信元の情報処理装置がアドレスを取得する処理を行うように制御するアドレス取得制御部と、をさらに備えた、請求項23記載のトンネル通信装置。
  25. 前記トンネル通信装置は、前記通信元の情報処理装置にアドレスを付与するアドレス付与部をさらに備えた、請求項23記載のトンネル通信装置。
  26. 前記送信元の情報処理装置をさらに備えた、請求項19から請求項25のいずれか記載のトンネル通信装置。
  27. 通信先の装置とピアー・ツー・ピアー通信を確立するピアー・ツー・ピアー通信確立ステップと、
    前記ピアー・ツー・ピアー通信確立ステップで確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行うトンネル通信ステップと、を備え、
    前記トンネル通信ステップにおいて、通信元の情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって通信先の装置から送信されたカプセル化されたパケットのカプセル化を解除する、トンネル通信方法。
  28. 前記トンネル通信ステップにおいて、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信されたパケットであって、送信先が前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路の先の装置であるパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わない、請求項27記載のトンネル通信方法。
  29. 前記トンネル通信ステップにおいて、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトン
    ネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信する、請求項27記載のトンネル通信方法。
  30. コンピュータに、
    通信先の装置とピアー・ツー・ピアー通信を確立するピアー・ツー・ピアー通信確立ステップと、
    前記ピアー・ツー・ピアー通信確立ステップで確立したピアー・ツー・ピアー通信の経路によりトンネル通信を行うトンネル通信ステップと、を実行させ、
    前記トンネル通信ステップにおいて、通信元の情報処理装置から送信されたパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路によって通信先の装置から送信されたカプセル化されたパケットのカプセル化を解除する、プログラム。
  31. 前記トンネル通信ステップにおいて、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信されたパケットであって、送信先が前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路の先の装置であるパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信し、それ以外のパケットについてはカプセル化を行わない、請求項30記載のプログラム。
  32. 前記トンネル通信ステップにおいて、前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路を介したトンネル通信が行われる場合に、前記通信元の情報処理装置から送信された全てのパケットをカプセル化して前記ピアー・ツー・ピアー通信の経路により送信する、請求項30記載のプログラム。
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