JP2003273892A - ルーター - Google Patents

ルーター

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JP2003273892A
JP2003273892A JP2002072572A JP2002072572A JP2003273892A JP 2003273892 A JP2003273892 A JP 2003273892A JP 2002072572 A JP2002072572 A JP 2002072572A JP 2002072572 A JP2002072572 A JP 2002072572A JP 2003273892 A JP2003273892 A JP 2003273892A
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router
network
internet
packet
vpn
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JP2002072572A
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Shoichi Hanada
正一 花田
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Allied Telesis KK
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Allied Telesis KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーターの多機能化を図ると共に安価にVP
Nを構築可能なルーターを提供する。 【解決手段】 少なくとも一の第1の端末に接続された
第1のネットワークを、インターネットに接続すると共
に、当該インターネットを利用してバーチャル・プライ
ベート・ネットワークを構築するためのルーターであっ
て、前記インターネットに接続されたアクセスポイント
とPPPダイヤルアップ接続を行って前記インターネッ
トと前記第1のネットワークとを接続するダイヤルアッ
プ通信処理部と、バーチャル・プライベート・ネットワ
ーク装置及び第2の端末が接続された第2のネットワー
クにおける前記第2の端末に対して、前記第1の端末が
送信するパケットをL2TPを利用してカプセル化し、
前記バーチャル・プライベート・ネットワーク装置に送
信するVPN通信制御部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、ネットワ
ーク機器に関し、特に、ルーターに関する。ここで、
「ルーター」とは、宛先端末を識別するのにネットワー
クアドレスを使用し、LAN(Local Area N
etwork)同士を接続したり、LANとWAN(W
ide Area Network)とを接続したりする
ネットワーク機器である。LAN同士を接続するルータ
ーをローカルルーターといい、LANとWANとを接続
するルーターをリモートルーターともいう。
【0002】
【従来の技術】近年のLANやWANの普及により、多
数のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」とい
う。)、ルーターなどのネットワーク機器(ハブなどは
「エージェント」や「ノード」と呼ばれる場合もあ
る。)がインターネットやイーサネット(登録商標)の
ようなネットワーク及びそのサブネットに接続され、情
報の共有と伝達が頻繁に行われている。特に、最近で
は、本店や支店のネットワーク(LAN)をインターネ
ットを介して接続するなど、LANとWANとの接続が
重要になってきている。
【0003】インターネットなど誰もが利用可能な公共
のネットワークを利用してプライベートなネットワーク
を作ることはVPN(Virtual Private
Network)と呼ばれている。VPNを利用するこ
とによって、従来のフレームリレーや専用線を用いて行
ってきたことを低廉なコストで実現することができる。
【0004】VPNを支える重要な技術にトンネリング
がある。トンネリングとは、本来のパケットに新しいI
Pヘッダを付加して(これを「カプセル化」と呼
ぶ。)、データ通信を行うことをいう。また、VPNの
実現方法には幾つかの種類があるが、L2TP(Lay
er 2 Tunneling Protocol)が一
般的である。ここで、「L2TP」とは、データリンク
層であるPPPのパケットを、その1つ上のレイヤー、
ネットワーク層のプロトコルであるIPでカプセル化し
て通信させる技術である。従来のL2TPはISP(イ
ンターネット・サービス・プロバイダー)の内部にLA
C(L2TP Access Concentrato
r)と呼ばれるVPN装置を必要とする。
【0005】なお、IPNが本来的にVPN装置を装備
していたわけではなかった。通常ダイアルアップルータ
ーとして普及していた部分にL2TPを使用してVPN
を構築させようとした場合、既に使用している各拠点の
ダイアルアップルーター(数十台〜数百台)を変更する
のは困難であり、また使用しているルーターのメーカー
によってはL2TP機能を搭載することができないもの
もあり、対応がバラバラになってしまう。同じダイアル
アップルーターを使用しながらもISP側がL2TPを
サービスすれば、設備の変更なくしてVPNを構築する
ことができるのでISPがL2TPをサービスするよう
になった。
【0006】例えば、リモートユーザーが端末Aを使用
してパケット「宛先=端末B・送信元=端末A」を送信
しようとする場合を考える。この場合、端末AはISP
が提供するアクセスポイントにダイヤルアップPPP
(Point−to−Point Protocol)
接続を行う。リモートルーターから送信されたパケット
をVPN装置(LAC:L2TP Access Con
centrator)Cがカプセル化して「宛先=D・
送信元=C」というパケットを生成して、宛先側のVP
N装置(LNS:L2TP Network Serve
r)Dに送出する。宛先側のVPN装置Dはこのカプセ
ルから元のパケットである「宛先=端末B・送信元=端
末A」というパケットを取り出して端末Bに本来のパケ
ットを送出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにI
SPが提供するL2TPサービスを使用することは、か
かるL2TPサービス料金のためにネットワークの費用
を増加させるという問題があった。また、ISPによっ
てはこのようなサービスを提供しているところはなく、
契約するISPが限られてしまうという問題もある。更
には、近年の様々な通信形態に対応するために、ルータ
ーにはより一層の多機能化が求められている。
【0008】そこで、本発明は、ルーターの多機能化を
図ると共に安価にVPNを構築可能なルーターを提供す
ることを例示的な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一側面としてのルーターは、少なくとも一
の第1の端末に接続された第1のネットワークを、イン
ターネットに接続すると共に、当該インターネットを利
用してバーチャル・プライベート・ネットワークを構築
するためのルーターであって、前記インターネットに接
続されたアクセスポイントとPPPダイヤルアップ接続
を行って前記インターネットと前記第1のネットワーク
とを接続するダイヤルアップ通信処理部と、バーチャル
・プライベート・ネットワーク装置及び第2の端末が接
続された第2のネットワークにおける前記第2の端末に
対して、前記第1の端末が送信するパケットをL2TP
を利用してカプセル化し、前記バーチャル・プライベー
ト・ネットワーク装置に送信するVPN通信制御部とを
有する。かかるルーターは、LACとして機能する第2
の通信部を有するので、従来のように、ISPに配置さ
れたL2TPサービスを使用することなく自前でVPN
を構築することができる。
【0010】前記第1及び第2の端末は、電話機能を有
する通信端末であり、前記第1の端末からの音声信号を
ディジタル化してパケット化して前記第2の通信部に送
信するVoIP制御部を更に有してもよい。かかるルー
ターは、VoIPによってパケット化されたものに対し
てもVPNを適用して安価な電話通信を達成することが
できる。
【0011】本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下
添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって
明らかにされるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本実
施形態のネットワークシステム100とルーター10に
ついて説明する。ここで、図1は、ネットワークシステ
ム100の概略ブロック図である。ネットワークシステ
ム100は、同図に示すように、イーサネット30と、
公衆網40と、ISPのアクセスポイント50と、イン
ターネット60と、イーサネット90とを有する。
【0013】イーサネット30は、ルーター10と、ル
ーター10に接続されたネットワーク機器22、24
(これらは特に区別しない限り、参照番号20で総括す
る。)と、電話機32とを含む。イーサネット30は、
例えば、支社に構築されたLANとして具体化される。
これにより、イーサネット30は、ネットワーク機器2
2及び24が相互に情報を交換することを可能にする。
また、ルーター10を介して、ネットワーク機器20が
インターネット60から情報を取得したり、ネットワー
ク機器20が他のネットワーク90のネットワーク機器
82、84(これらは特に区別しない限り、参照番号8
0で総括する。)と通信したりすることを可能にする。
【0014】図3に、ルーター10の概略ブロック図を
示す。ルーター10は、LANポート(「MDI−Xポ
ート」とも呼ばれる)102a及び102bと、TEL
ポート104と、WANポート(「MDIポート」とも
呼ばれる)106を含む各種ポートと、制御部110
と、ルーティング/フィルタリング処理部112と、ダ
イヤルアップ通信処理部120と、VPN通信処理部1
30と、暗号化/復号化部132と、加入者線インター
フェース回路(Subscriber LineInt
erface Circuit:SLIC)140と、
コーデック142と、DSP(ディジタル信号処理回
路:Digital Signal Processo
r)150と、VoIP(Voice overInt
ernet Protocol)処理部160とを有す
る。
【0015】LANポート102a及び102bには、
例えば、非シールドより対線(UTP:Unshiel
ded Twisted Pair Cable)ケーブ
ルが接続される。UTPケーブルを介して、LANポー
ト102a及び102bには、それぞれ、ネットワーク
機器22及び24に接続される。
【0016】TELポート104には、電話機(本実施
形態ではキー入力部を有するプッシュホン)32が接続
される。もっとも、本発明は電話機能を有する通信装置
(ファックス機、モデムなど)を広く含む。TELポー
ト104は、RJ11から構成される。RJ11は、ア
ナログ回線の電話機やモデムを接続するときに使用され
るモジュラージャックのコネクタの形式であり、6つの
接点があるものをいう。
【0017】WANポート106には、UTPケーブル
を介してISDN(Integrated Servi
ces Digital Network)40が接続さ
れ、本実施形態ではRJ45として構成される。RJ4
5は、8つの接点を有するモジュラージャックのコネク
タの形式で、10BASE−TケーブルやISDN機器
を接続するケーブルのコネクタに使用される。必要があ
れば、WANポート106には、ADSLモデムが接続
されてもよい。
【0018】制御部110は、CPU、MPUなど名称
の如何を問わない処理装置を広く含み、回線切り替え装
置の各部を制御する。制御部110は、図示しないメモ
リに接続されている。メモリは、ROMなどから読み出
すデータや図示しない記憶部に書き込むデータを一時的
に記憶するRAMと、制御部110の動作に必要な各種
ソフトウェアやファームウェアその他を格納するROM
とを含む。
【0019】ルーティング/フィルタリング処理部11
2は、ネットワーク機器22及び24の通信を可能にす
る。かかる機能はルーティング処理及びフィルタリング
処理として知られている。ルーティング処理は宛先ネッ
トワークアドレスに対する配送ルートを表すルーティン
グテーブルに基づいて行なわれる。また、フィルタリン
グ処理は、ルーター10が不要なパケットを配送しな
い、又は、特定のパケットだけを配送するように制御し
たり、配送時にパケットに対して何らかのアクションを
実行したりする機能である。これらの処理はルーターの
基本的機能として当業界で公知の技術によって達成する
ことができるので、ここでは詳しい構造や動作の説明は
省略する。
【0020】ダイヤルアップ通信処理部120は、PP
Pを利用してネットワーク機器20をインターネット6
0に接続するダイヤルアップ機能を有する。図1におい
て、ルーター10は、アクセスポイント50との間に、
PPPダイヤルアップ接続2を実現する。これにより、
ネットワーク機器20は、インターネット60に接続さ
れたURLから情報を取得及びダウンロードしたり、当
該URLに情報をアップロードしたりすることができ
る。ダイヤルアップ通信処理部120は、後述するよう
に、VPN通信処理部130がインターネット60を利
用してVPNを構築する場合にも利用される。
【0021】VPN通信処理部130は、ネットワーク
30をインターネット60を介して他のネットワーク7
0に接続したりするVPN機能を有する。VPN機能
は、専用線を敷くのに比べて回線コストを削減すると共
に社内の拠点間のメールをVPNを構築することでセキ
ュリティを向上することができる。特に、ルーター10
は、ISPのアクセスポイント50のL2TPサービス
を使用せずに、自前でネットワーク90のLNS70と
L2TPトンネル接続4を行う。
【0022】VPN機能において、ルーター10は、L
2TPを利用して、例えば、ネットワーク機器22がネ
ットワーク機器82に宛てたパケットをトンネルリング
するLAC機能を有する。トンネリングについては、図
2を参照して後述するルーター10の動作において説明
する。L2TPでVPNを構築することによりインター
ネット上でIPXやNetBEUIといったプロトコル
の通信が可能となる。また、L2TPにより、インター
ネット回線サービスを利用したRAS(Remote
Access Server)同様の企業間ネットワー
クを構築することを可能にしている。
【0023】インターネット環境でLAN間通信を行う
場合はIPアドレスを固定する必要があるため、従来
は、ISPへ接続するたびにIPアドレスを取得する、
安価なISDNやブロードバンド・サービスなどではV
PNの構築は困難であった。そこで、ルーター10は、
ISDN環境等で利用されているIPCP(Inter
net Protocol Control Proto
col)によって自動的にアサインされたIP を利用
してL2TPトンネリングを行っている。これにより、
接続の都度変更されるIPアドレスでの通信を可能にし
ている。
【0024】また、VPN通信制御部130は、特定の
ポート番号を利用しているVoIPをL2TPによって
カプセル化することにより、ダイヤルアップ環境におい
ても電話32の通信を可能にする。VPN通信制御部1
30は、L2TPを使用しているので回線コストの安い
インターネットを利用してIPX(NetWareで規
定されている通信プロトコル)やApple Talk
などブリッジ接続することも可能にする。
【0025】暗号化/復号化部132は、VPNにおい
て所望のセキュリティを維持するために暗号/復号機能
を有する。VPNで暗号を実現する技術としては、例え
ば、RSAに代表される公開鍵暗号方式を使用する。公
開鍵暗号方式では、暗号化と復号化で異なる鍵を使用す
る方式であり、当業界で周知のいかなる技術をも適用す
ることができる。
【0026】なお、ルーターは、図示しない表示部を含
み、当該表示部は通信状態を視覚的に表示する複数のL
EDを含む。例えば、表示部は、Full Duple
x(全二重)のリンクとHalf Duplex(半二
十)のリンク、100BASE−TXのリンクと100
BASE−Tのリンク、ISDNランプ、システムの異
常、電源供給の異常などを検出及び識別する。
【0027】SLIC140は、電話機32のオフフッ
ク(電話機32の図示しない受話器をとったこと)及び
オンフック(電話機32の図示しない受話器を置いたこ
と)をそれぞれ検出する。SLIC140には当業界で
周知のいかなる構成をも使用することができるので、こ
こでは詳しい説明は省略する。
【0028】コーデック142は、電話機32から入力
されたアナログ音声信号をディジタル化するA/D変換
機能と、DSP150によって抽出されたディジタル信
号をアナログ音声信号に変換するD/A変換機能を含
む。
【0029】DSP150は、コーデック142によっ
てディジタル化された音声信号をリアルタイムにパケッ
ト化してイーサネットのパケットに重ねると共に、受信
したイーサネットのパケットからディジタル化された音
声信号を抽出する。
【0030】VoIP制御部160は、ディジタル化さ
れた音声信号をパケット化してVPN通信制御装置13
0に送信する。
【0031】ネットワーク機器20は、PC、ハブ、ス
イッチ、ルーター、その他のコンセントレータ、リピー
タ、ブリッジ、ゲートウェイ装置、サーバー、無線中継
機(例えば、無線LANの中継装置であるアクセスポイ
ント)などのネットワーク機器を広く含む。
【0032】公衆網40は、例えば、ディジタル通信用
のネットワーク(ISDN、SDH、ブロードバンドな
ど)である。
【0033】アクセスポイント50は、ISPが設けた
インターネット60に接続するための電話番号である。
アクセスポイント50にはインターネット60に通じる
サーバーが設けられ、ダイヤルアップ接続してきたユー
ザをインターネット60に接続する。従来のルーター1
0は、アクセスポイント50においてISPが提供する
L2TPを利用してLNS70に接続していたが、本実
施形態では、ルーター10は、アクセスポイント50に
おいてISPが提供するL2TPを利用していない。
【0034】イーサネット90は、LSN70と、LS
N70に接続されたネットワーク機器80と、電話機9
2とを含む。イーサネット90は、例えば、本社に構築
されたLANとして具体化される。イーサネット90
は、ネットワーク機器82及び84が相互に情報を交換
することを可能にする。
【0035】LSN70は、本実施形態との関係では、
ルーター10が送信したカプセル化されたパケットを復
号化して、ネットワーク機器82にネットワーク機器2
2からのパケットを配送する。LSN70も、図3に示
すルーター10と同様の構成要素をその一部として含む
ことができる。
【0036】ネットワーク機器80は、PC、ハブ、ス
イッチ、ルーター、その他のコンセントレータ、リピー
タ、ブリッジ、ゲートウェイ装置、サーバー、無線中継
機(例えば、無線LANの中継装置であるアクセスポイ
ント)などのネットワーク機器を広く含む。電話機92
は、電話機32と同様である。
【0037】以下、図2を参照して、ネットワーク10
0において、例えば、PCとして具体化されるネットワ
ーク機器22が、例えば、PCとして具体化されるネッ
トワーク機器82にパケットを送信する際の動作につい
て説明する。ここで、図2は、ルーター10のLAC機
能によるパケットのカプセル化を説明するための概略ブ
ロック図である。
【0038】まず、ネットワーク機器22のユーザは、
送信すべき必要なデータを作成した後で、ネットワーク
機器82を指定してルーター10のLANポート102
aにパケット200を送信する。ルーティング/フィル
タリング処理部112は、宛先がネットワーク30内で
はないことを確認してVPN通信処理部130に当該パ
ケットを送信する。これに応答して、VPN通信処理部
130は、パケット200を受信してカプセル化を行
い、制御部110又はVPN通信処理部130はダイヤ
ルアップ通信処理部120にアクセスポイント50との
間にPPPダイヤルアップ接続2を行うように命令す
る。パケット200は、図2に示すように、データ20
2と、ネットワーク機器22を表す送信元204と、ネ
ットワーク機器82を表す宛先206とを含む。
【0039】ダイヤルアップ通信処理部120は、これ
に応答して、アクセスポイント50に対してPPPダイ
ヤルアップ接続2を形成する。その際、アクセスポイン
ト50に接続された図示しないサーバーは、制御部11
0と交信して、PPPの認証によってルーター10が正
当なユーザであることを確認する。
【0040】次に、VPN通信制御部130はLSN7
0との間にL2TPトンネル接続4を形成する。その
際、LSN70は制御部110又はVPN通信制御部1
30と交信することによってルーター10を認証する。
このように、従来は、ISPが提供するL2TPサービ
スを利用してLSN70とL2TPトンネル接続4を形
成したのに対して、本実施形態のルーター10によれ
ば、ルーター10が直接にLSN70とL2TPトンネ
ル接続4を形成しているのでルーター10の多機能化と
VPN通信のコストダウンを図ることができ、動的IP
アドレス割り当てに対応すれば、通常回線を使用して安
易にVPNの構築ができる。
【0041】また、VPN通信制御部130は、パケッ
ト200をL2TPによってカプセル化し、図2中点線
で示すパケット210を形成する。次いで、暗号化/復
号化部132がパケット210を暗号化する。VPN通
信制御部130は、パケット200に、ルーター10を
表す送信元212と、LNS70を表す宛先214とを
有するIPヘッダを追加することによってカプセル化さ
れたパケット210を作成する。
【0042】LSN70は、暗号化及びカプセル化され
たパケット210を受信して、復号化し、パケット21
0からパケット200を取り出す。そして、LSN70
は、宛先206を参照してパケット200をネットワー
ク機器82に送信する。
【0043】かかるネットワーク100によれば、ルー
ター10は、アクセスポイント50においてISPが提
供するL2TPサービスを使用せずに自身のLAC機能
を使用してLSNとL2TPトンネル接続を形成するこ
とができるので、ネットワークのコストダウンを図るこ
とができる。
【0044】次に、ユーザが図1に示す電話機32を使
用してVoIPを使用して、電話機92に通話を行う場
合について説明する。
【0045】ユーザが電話32を使用しようとすること
を、制御部110は、SLIC140がオフフック状態
を検出したことを受信することによって認識する。制御
部110は、これに応答して、ダイヤルアップ通信処理
部120に対して、アクセスポイント50との間にダイ
ヤルアップ接続2を形成するように命令する。その際、
アクセスポイント50に接続された図示しないサーバー
は、制御部110と交信して、PPPの認証によってル
ーター10が正当なユーザであることを確認する。
【0046】次に、VPN通信制御部130はLSN7
0に対してL2TPトンネル接続4を形成する。その
際、LSN70は制御部110又はVPN通信制御部1
30と交信することによってルーター10を認証する。
【0047】一方、コーデック142とDSP150が
音声信号ディジタル信号に変換する。VoIP制御部1
60は、図2のパケット200と同様の図示しないパケ
ットを作成する。この場合、データ202に相当するデ
ータは音声信号データであり、送信元204に相当する
のは電話機32であり、宛先206に相当するのは電話
機92である。
【0048】VoIP制御部160は、かかる図示しな
いパケットをVPN通信処理部130に提供する。これ
に応じて、VPN通信処理部130は、自身を表す送信
元とLNSを表す宛先からなるIPヘッダを当該パケッ
トに追加して、図2に示すのと同様に、当該パケットを
カプセル化する。次いで、暗号化/復号化部132がカ
プセル化されたパケットを暗号化する。
【0049】LNS70は、暗号化及びカプセル化され
たパケット210を受信して、復号化し、パケット21
0からパケット200を取り出す。そして、LNS70
は、宛先206を参照してパケット200から音声信号
データを抽出し、これをアナログデータに変換して電話
機92に送信する。VoIP機能は、電話料金の高いア
ナログ回線を使用するよりも回線使用率の高いIPネッ
トワークを使用することによって電話料金を安くするこ
とができるという長所を有する。即ち、電話機32のユ
ーザはインターネット60を利用して安価な電話通信を
行うことができる。
【0050】なお、ルーター10が行うルーティング動
作(例えば、ネットワーク機器22が24にパケットを
送信する)や、インターネットへの接続動作(例えば、
ネットワーク機器22がインターネット60から情報を
ダウンロードする)などの基本動作は既に良く知られて
いるため、ここでは動作の説明は省略する。
【0051】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可
能である。例えば、ルーターはL2TP以外のプロトコ
ル、例えば、IPsec(IP security)な
どを使用してもよい。ここで、「IPsec」とは、ネ
ットワーク層であるIPレイヤーでセキュリティを保証
するためのプロトコルであり、具体的には、認証ヘッダ
(AH:Authentication Heade
r)や暗号ペイロード(ESP:Encapsulat
ing Security Payload)という構造
をIPパケットに付加して、その中にIPパケットの暗
号情報や認証情報を格納することによって、パケット毎
のセキュリティ機能を実現するものをいう。
【0052】
【発明の効果】本発明のルーターによれば、LAC機能
により多機能化を図ると共に安価にVPNを構築するこ
とができる。また、ルーターがVoIP対応であれば、
安価な電話通信を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の一実施形態のネットワークシス
テムの概略ブロック図である。
【図2】 図1に示すルーターによるLAC機能による
カプセル化を説明するための概略ブロック図である。
【図3】 図1に示すルーターの概略ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 ルーター 22、24、82、84 ネットワーク機器 30、90 ネットワーク 32、92 電話機 40 ISDN 50 アクセスポイント 60 インターネット 70 LNS 100 ネットワーク 110 制御部 120 ダイヤルアップ通信処
理部 130 VPN通信制御部 160 VoIP制御部 200 パケット 210 カプセル化されたパケ
ット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一の第1の端末に接続された
    第1のネットワークを、インターネットに接続すると共
    に、当該インターネットを利用してバーチャル・プライ
    ベート・ネットワークを構築するためのルーターであっ
    て、 前記インターネットに接続されたアクセスポイントとP
    PPダイヤルアップ接続を行って前記インターネットと
    前記第1のネットワークとを接続するダイヤルアップ通
    信処理部と、 バーチャル・プライベート・ネットワーク装置及び第2
    の端末が接続された第2のネットワークにおける前記第
    2の端末に対して、前記第1の端末が送信するパケット
    をL2TPを利用してカプセル化し、前記バーチャル・
    プライベート・ネットワーク装置に送信するVPN通信
    制御部とを有するルーター。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の端末は、電話機能を
    有する通信端末であり、 前記第1の端末からの音声信号をディジタル化してパケ
    ット化して前記第2の通信部に送信するVoIP制御部
    を更に有する請求項1記載のルーター。
JP2002072572A 2002-03-15 2002-03-15 ルーター Pending JP2003273892A (ja)

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