JP2007096405A - ぶれ方向判定方法および装置ならびにプログラム - Google Patents

ぶれ方向判定方法および装置ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】加速度センサのような特殊なハードウェアを用いずに、高精度な手ぶれ等のぶれの方向の判定を可能にする。
【解決手段】パラメータ取得部32が、顔検出部31によって検出された画像P1中の顔部分P1fを、異なるぶれ条件下における人間の顔部分が表された複数のサンプル画像に基づいてAAMの手法によって生成された数学モデルMに適応させることによって、顔部分P1fにおけるぶれ方向を表す主成分に対する重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJを取得し、ぶれ方向判定部33が、重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJに基づいてぶれ方向Dを判定する。さらに、ぶれ幅取得部35が、エッジ検出部34によって検出された、ぶれ方向Dに垂直なエッジ成分Eに基づいてぶれ幅Wを求め、ぶれ補正部36が、ぶれ方向Dとぶれ幅Wに基づいて入力画像P1のぶれを補正するようにしてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、入力画像に表れたぶれの方向を判定する方法やこの判定を行う装置、この方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
デジタルカメラやカメラ付携帯電話等の撮像装置の小型化・軽量化の結果、シャッターボタンの押下の際に撮像装置本体が動いてしまうことにより、手ぶれが生じやすくなっている。また、記録画素数の向上、望遠機能の標準装備化も進んでおり、撮影された画像において、手ぶれが目立ちやすくなってきている。
このような手ぶれを検出する方法として、撮像装置に設けられた角速度センサを用いた方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−112099号公報
しかしながら、特許文献1記載の手ぶれ検出方法では、角速度センサのような特殊なハードウェアが必要であり、例えば、カメラ付き携帯電話のような小型の撮像装置に実装することは困難である。
また、このようなハードウェアによって検出された手ぶれに関する情報がない場合に、撮像された画像のみに基づいて、その画像に表れた手ぶれを検出する方法は開示されていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、加速度センサのような特殊なハードウェアを用いずに、高精度な手ぶれ等のぶれの方向の判定を可能にするぶれ方向の判定方法およびこの判定を行う装置ならびにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明によるぶれ方向の判定方法は、異なるぶれ条件下における所定の構造物が表された複数の画像に対して所定の統計処理を行うことによって得られた、ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量を含む1以上の統計的特徴量と、その構造物の個別の特徴に応じて統計的特徴量に対する重みづけをする重みづけパラメータとによって、その構造物を表現するモデルに、入力画像中のその構造物を適応させることによって、その入力画像中の構造物におけるぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータを取得し、取得された重みづけパラメータの値に基づいて、その入力画像に表れたぶれの方向を判定することを特徴とする。
本発明によるぶれ方向判定装置は上記の画像処理を行う装置である。すなわち、異なるぶれ条件下における所定の構造物が表された複数の画像に対して所定の統計処理を行うことによって得られた、ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量を含む1以上の統計的特徴量と、その構造物の個別の特徴に応じて統計的特徴量に対する重みづけをする重みづけパラメータとによって、その構造物を表現するモデルに、入力画像中のその構造物を適応させることによって、その入力画像中の構造物におけるぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータを取得するパラメータ取得手段と、パラメータ取得手段によって取得された重みづけパラメータの値に基づいて、入力画像に表れたぶれ方向を判定するぶれ方向判定手段とを設けたことを特徴とする。
さらに、本発明によるぶれ方向判定プログラムは、コンピュータに上記の画像処理方法を実行させる(上記各手段として機能させる)ものである。
次に、本発明による画像処理方法、装置、プログラムの詳細について説明する。
本発明による「(所定の)構造物を表現するモデル」の具体的実現手法としては、AAM(Active Appearance Models)の手法を利用することが考えられる。AAMは、モデルに基づいて画像の内容の解釈を試みるアプローチの1つであり、例えば、顔を解釈の対象とする場合、学習対象となる複数の画像中の顔部分の形状や、形状を正規化した後の輝度の情報に対して主成分分析を行うことによって顔の数学モデルを生成し、新たな入力画像中の顔部分を、数学モデルにおける各主成分と各主成分に対する重みづけパラメータで表現し、顔画像を再構成する手法である(T.F.クーツ(Cootes), G.J.エドワーズ(Edwards), C.J.テイラー(Taylor)、「動的見えモデル(Active Appearance Models)」、第5回計算機視覚欧州会議報(In Proc. 5th European Conference on Computer Vision)、ドイツ、シュプリンガー(Springer)、1998年、vol.2、p.p.484-498;以下、参考文献1とする)。
「ぶれ」は、手ぶれと被写体ぶれのどちらであってもよい。
「ぶれ条件」とは、少なくともぶれの方向を表すものであり、さらに、ぶれの大きさを表すものを含んでいてもよい。
「所定の構造物」は、モデル化に適したもの、すなわち、その構造物の画像中における形状や輝度の変動が一定の範囲に収まるもの、特に、統計処理を行うことによって形状や輝度についての説明力のより高い統計的特徴量が得られるものであることが好ましい。また、画像中において主題となる可能性が高い部分であることが好ましい。具体例としては人間の顔が挙げられる。
「異なるぶれ条件下における所定の構造物が表された複数の画像」は、異なるぶれ条件下において所定の構造物を実際に撮影することによって得られた画像であってもよいし、特定のぶれ条件において撮影された画像に基づくシミュレーションによって生成された画像であってもよい。
「所定の統計処理」としては、所定の構造物を、その構造物を表す画素の数よりも少ない次元数の統計的特徴量に圧縮して表すことができる次元圧縮処理が好ましい。具体例としては主成分分析等の多変量解析手法が考えられる。また、「所定の統計処理」として主成分分析を行った場合、「統計的特徴量」とは、主成分分析によって得られる複数の主成分を意味する。
なお、上記の説明力の高低とは、所定の統計処理が主成分分析である場合を例にすると、上位の主成分ほど説明力が高く、下位主成分ほど説明力が低いという意味になる。
「統計的特徴量」には、少なくともその構造物の輝度に基づく情報が表現されている必要がある。ぶれは、輝度の分布によって画像中に表現されるものだからである。
また、「ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量」は、1つの統計的特徴量であってもよいし、複数の統計的特徴量であってもよい。例えば、ぶれの方向毎に異なる統計的特徴量であることが考えられる。
「入力画像中の(所定の)構造物」は、自動的に検出するようにしてもよいし、手動で検出するようにしてもよい。また、本発明は、入力画像中の前記構造物を検出する処理(手段)をさらに有していてもよいし、入力画像から前記構造物の部分を予め検出しておいてもよい。
また、本発明におけるモデルを所定の構造物の属性毎に複数準備しておき、入力画像中のその構造物の属性を表す情報を取得し、取得された属性に応じてモデルを選択する処理(手段)を付加し、選択されたモデルに入力画像中のその構造物を適応させることによって、重みづけパラメータを取得するようにしてもよい。
ここで、「属性」とは、例えば、所定の構造物が人間の顔の場合、性別や年齢、人種等が考えられる。また、個人を特定する情報であってもよい。この場合には、属性毎のモデルは個人毎のモデルを意味する。
この「属性」の具体的取得方法としては、画像に対する公知の認識処理(例えば、特開平11-175724号公報記載)や、GPS情報等の画像の付帯情報からの推定・取得が考えられる。
「その構造物を表現するモデルに、入力画像中のその構造物を適応させる」とは、入力画像中のこの構造物をモデルによって表現するための演算処理等を意味する。具体的には、上記のAAMの手法を用いた場合を例にすると、数学モデルにおける各主成分に対する重みづけパラメータの値を求めることを意味する。
「取得された(ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する)重みづけパラメータに基づいて、その入力画像に表れたぶれの方向を判定する」具体的方法としては、予め実験的、統計的に求めておいたぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値とぶれの方向との関係に基づいて、その入力画像中の構造物をモデルに適応させることによって得られるぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値に対応するぶれ方向を求めることが考えられる。
また、判定されたぶれ方向におけるぶれの幅も求めるようにしてもよい。具体的には、判定されたぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値に基づいて求めることが考えられる。この場合、ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値とその方向におけるぶれ幅との関係を予め実験的,統計的に求めておき、この関係に基づいてぶれ幅を求めることが考えられる。また、判定されたぶれ方向に垂直なエッジの幅を求め、これをぶれ幅としてもよい。この場合、例えば、ぶれ方向に垂直な方向におけるエッジを公知の方向依存型のエッジ検出処理によって求め、検出されたエッジの平均幅を求めることが考えられる。
さらに、判定されたぶれ方向と、求められたぶれ幅とに基づいて、入力画像に表れたぶれを補正するようにしてもよい。このとき、ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値を変更することによって、入力画像中の前記構造物のぶれを補正するようにしてもよい。また、求められたぶれ幅に応じた処理強度で、判定されたぶれ方向とほぼ直交する方向のエッジを強調するシャープネス補正を入力画像全体に対して行ってもよい(特開2004-070421号公報参照)。さらに、入力画像中の前記構造物は上記のパラメータ値の変更により、前記構造物以外の部分は上記のシャープネス補正により、ぶれ補正を行うようにしてもよい。
本発明のぶれ方向判定方法および装置ならびにプログラムによれば、ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量を含む1以上の統計的特徴量とその統計的特徴量に対する重みづけパラメータとによって画像中の所定の構造物を表現するモデルに、入力画像中のその構造物を適応させることによって、その入力画像中の構造物におけるぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータを取得し、取得された重みづけパラメータの値に基づいて、その入力画像に表れたぶれ方向を判定するので、加速度センサのような特殊なハードウェアを用いずに、高精度な手ぶれ等のぶれの検出をすることができ、撮像時に検出されたぶれの情報がない場合であっても、本発明によれば、撮像された画像からぶれ方向を判定することが可能になる。
また、入力画像中のその構造物を検出する処理(手段)を付加した場合には、その構造物の自動検出が可能になり、操作性が向上する。
また、本発明におけるモデルを所定の構造物の属性毎に複数備えるとともに、入力画像中のその構造物の属性を取得し、取得された属性に応じたモデルを選択する処理(手段)を付加し、選択されたモデルに入力画像中のその構造物を適応させることによって、重みづけパラメータを取得するようにした場合、入力画像中のその構造物を、より適切なモデルに適応させることが可能になるため、処理精度が向上する。
また、判定されたぶれ方向におけるぶれの幅も求める処理(手段)を付加し、判定されたぶれ方向と、求められたぶれ幅とに基づいて、入力画像に表れたぶれを補正する処理(手段)も付加した場合には、高精度なぶれ検出の結果を用いてぶれを補正することができるので、より好ましい画像が得られる。
なお、ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値に基づいて、ぶれ幅を求めるようにした場合には、エッジ検出等の他の画像解析処理を行うことなく、ぶれ幅を求めることが可能になるので、構成の単純化、処理の効率化が図られる。
同様に、ぶれのぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値を変更することによって、入力画像中の前記構造物のぶれを補正するようにした場合には、シャープネス補正等の他の画像処理を行うことなく、ぶれの補正が可能になるので、構成の単純化、処理の効率化が図られる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態となるデジタル写真プリンタのハードウェア構成を模式的に表したものである。図に示したように、このデジタル写真プリンタは、フィルムスキャナ51、フラットヘッドスキャナ52、メディアドライブ53、ネットワークアダプタ54、ディスプレイ55、キーボード56、マウス57、ハードディスク58、写真プリント出力機59が演算・制御装置50に接続された構成となっている。
演算・制御装置50は、CD−ROM等の記憶媒体からインストールされたプログラムの実行により、この装置内のCPUや主記憶装置、各種入出力インターフェースと連携して、画像の入力、補正、加工、出力のフローを制御したり、画像の補正や加工のための画像処理の演算を行ったりするものである。本発明によるぶれ方向の判定およびぶれ補正処理はこの装置で行われる。
フィルムスキャナ51は、現像機(図示なし)によって現像済みのAPSネガフィルムや135ネガフィルムを光電的に読み取って、これらのネガフィルムに記録されている写真画像を表すデジタル画像データP0を取得するものである。
フラットヘッドスキャナ52は、Lサイズ写真プリント等のハードコピーに表された写真画像を光電的に読み取って、デジタル画像データP0を取得するものである。
メディアドライブ53は、メモリカードやCD、DVD等の記録媒体に記録された写真画像を表す画像データP0を取得するものである。また、これらの記録媒体に、出力対象の画像データP2を書き込むことも可能である。なお、このメモリカードには、例えば、デジタルカメラによって、撮影された画像の画像データが書き込まれている。また、CDやDVD等には、例えば、前回のプリント注文時に、フィルムスキャナによって読み取られた画像の画像データが書き込まれている。
ネットワークアダプタ54は、公知のネットワークフォトサービスシステムにおける注文受付機(図示なし)から画像データP0を取得するものである。この画像データP0は、ユーザからの写真プリントの注文に基づく画像データであり、ユーザのパソコンからインターネット経由で送信してきたものである。また、ラボ店の店頭に設置された写真注文受付機から送信されてきたものであってもよい。
ディスプレイ55は、このデジタル写真プリンタにおける画像の入力、補正、加工、出力のための操作画面を表示するものであり、操作内容を選択するためのメニューや処理対象の画像等が表示される。また、キーボード56やマウス57は、処理内容を指示するものである。
ハードディスク58には、このデジタル写真プリンタを制御するプログラムが記憶されている他、フィルムスキャナ51、フラットヘッドスキャナ52、メディアドライブ53、ネットワークアダプタ54において取得された画像データP0や、画像補正後の画像データP1、画像加工後の画像データ(出力対象の画像データ)P2も一時的に記憶される。
写真プリント出力機59は、出力対象の画像を表す画像データP2に基づいたレーザーによる印画紙への走査露光、現像、乾燥を行うとともに、プリント情報等の裏印字、印画紙のプリント単位での切断や注文単位でのソート等を行うものである。なお、写真プリントの方式は、レーザー露光熱現像転写方式等であってもよい。
図2は、このデジタル写真プリンタの機能と処理の流れを示すブロック図である。図に示したように、機能の観点からは、このデジタル写真プリンタは、写真プリント対象の画像の画像データP0を入力する画像入力手段1と、画像データP0を入力として、所定の画像処理条件に基づく画像処理を行って、画像データP0による画像(以下、画像データとその画像データによる画像を同じ符号で表す)の画質の自動補正を行う画像補正手段2と、自動補正後の画像データP1を入力として、操作者からの指示に基づいた画像処理を行う画像加工手段3と、加工済みの画像データP2を入力として、写真プリントの出力や記録メディアへの出力を行う画像出力手段4とから構成されている。
画像補正手段2では、ホワイトバランスの調整、コントラスト補正、シャープネス補正、ノイズ軽減・除去等の処理が行われる。また、画像加工手段3では、画像補正手段2による処理結果の手作業による修正や、トリミング、拡大・縮小、セピア化、白黒化、装飾フレームとの合成等の画像の加工の他、本発明によるぶれ方向の判定およびぶれ補正処理も行われる。
このデジタル写真プリンタの操作とこのプリンタで行われる処理の流れは以下のようになる。
まず、画像入力手段1による画像データP0の入力が行われる。操作者は、現像済みのフィルムに記録された画像からのプリント等の出力を行う場合には、そのフィルムをフィルムスキャナ51にセットしておき、メモリカード等の記録メディアに記録された画像データからのプリント等の出力を行う場合には、その記録メディアをメディアドライブ53にセットしておく。一方、ディスプレイ55には、画像データの入力元を選択する画面が表示され、操作者はキーボード56やマウス57の操作によって、入力元の選択を行う。入力元としてフィルムが選択された場合には、フィルムスキャナ51は、セットされたフィルムを光電的に読み取り、デジタル変換することによって、生成された画像データP0を演算・制御装置50に送信する。写真プリント等のハードコピー原稿が選択された場合には、フラットヘッドスキャナ52は、セットされた写真プリント等のハードコピー原稿を光電的に読み取り、デジタル変換することによって、生成された画像データP0を演算・制御装置50に送信する。メモリカード等の記録メディアが選択された場合には、演算・制御装置50は、メディアドライブ53にセットされたメモリカード等の記録メディアに記憶されている画像データP0を読み込む。また、ネットワークフォトサービスシステムや店頭での写真受付注文機による注文の場合には、演算・制御装置50が、ネットワークアダプタ54経由で画像データP0を受信する。このようにして取得された画像データP0は、ハードディスク58に一時的に記憶される。
次に、画像補正手段2が、画像P0による画像に対する自動画質補正処理を行う。具体的には、演算・制御装置50で実行される画像処理プログラムにより、予め、このデジタル写真プリンタに設定されているセットアップ条件に基づいて、公知のホワイトバランス調整、コントラスト補正、シャープネス補正、ノイズ軽減・除去等の処理が行われ、処理済みの画像データP1が出力される。出力された画像データP1は演算・制御装置50のメモリに格納される。なお、ハードディスク59に一時的に記憶するようにしてもよい。
その後、画像加工手段3は、補正後の画像P1のサムネイル画像を生成し、ディスプレイ55に表示させる。図3(a)は、ディスプレイ55に表示される画面の一例である。操作者が、表示されたサムネイル画像を確認し、画質の手動補正が必要なものや、画像の加工の注文があるものを、マウス57やキーボード56の操作によって選択すると(図3(a)では左上の画像DSCF0001を選択)、図3(b)に一例を示すように、選択されたサムネイル画像が拡大されてディスプレイ55に表示されるとともに、その画像に対する手動補正や加工の処理内容を選択するボタンが表示される。操作者は、表示されたボタンの中から所望のものをマウス57やキーボード56の操作によって選択し、必要に応じて、選択された処理内容のさらに詳細な設定等を行う。画像加工手段3は、選択された処理内容に応じた画像処理を行い、処理済みの画像データP2を出力する。出力された画像データP2は演算・制御装置50のメモリに格納される。なお、ハードディスク59に一時的に記憶するようにしてもよい。なお、以上の画像加工手段3による、ディスプレイ55への画面表示、マウス57やキーボード56による入力の受付、手動補正や加工の画像処理等は、演算・制御装置50で実行されているプログラムによって制御される。
最後に、画像出力手段4が、画像P2の出力を行う。ここでは、演算・制御装置50が、ディスプレイ55に出力先を選択する画面を表示させ、操作者は、マウス57やキーボード56の操作によって、所望の出力先を選択する。演算・制御装置50は、選択された出力先に対して画像データP2を送信する。写真プリント出力を行う場合には、画像データP2は写真プリント出力機59に送信され、画像P2が写真プリントとして出力される。CD等の記録メディアに出力を行う場合には、メディアドライブ53にセットされたCD等に画像データP2の書込みが行われる。
ここで、上記の処理の流れの中で、図3(b)の画面で「ぶれ補正」を選択した場合に行われる、本発明によるぶれ方向判定処理と後続するぶれ補正処理の詳細について以下に説明する。図4は、このぶれ方向判定およびぶれ補正処理の詳細を表すブロック図である。図に示したように、画像P1中の顔部分を検出する顔検出部31と、異なるぶれ条件下における人間の顔部分が表された複数のサンプル画像に基づいてAAM(前記の参考文献1参照)の手法によって生成された数学モデルMに、検出された顔部分P1fを適応させることによって、顔部分P1fにおけるぶれ方向を表す主成分に対する重みづけ係数λd1, λd2, λd3, ・・・, λdJを取得するパラメータ取得部32と、取得された重みづけ係数に基づいてぶれ方向Dを判定するぶれ方向判定部33と、ぶれ方向Dに垂直なエッジ成分Eを画像P1から検出するエッジ検出部34と、エッジ成分Eに基づいてぶれ幅Wを求めるぶれ幅取得部35と、ぶれ方向Dとエッジ幅Wとに基づいて入力画像P1のぶれを補正するぶれ補正部36とによって、このぶれ方向判定およびぶれ補正処理が実現される。なお、これらの処理の制御は演算・制御装置50にインストールされたプログラムによって行われる。
ここで、数学モデルMは、図5のフローチャートに基づいて生成されたものであり、上記のプログラムとともに予めインストールされている。以下では、この数学モデルMの生成過程について説明する。
まず、ぶれの方向と大きさが異なる複数の顔画像(サンプル画像)の各々に対して、図6に示すように、顔形状を表す特徴点を設定する(ステップ#1)。ここでは、特徴点の数は122箇所とする(ただし、図6では簡潔に表現するため60箇所しか表していない)。各特徴点は、例えば、1番目の特徴点は左目の左端、38番目の特徴点は眉の間の中央というように、顔のどの部位を示すものであるかが予め定められている。また、各特徴点は、手作業によって設定してもよいし、認識処理によって自動的に設定するようにしてもよいし、自動的に設定後、必要に応じて手作業で修正するようにしてもよい。
次に、各サンプル画像中に設定された特徴点に基づいて、顔の平均形状を算出する(ステップ#2)。具体的には、各サンプル画像における、同じ部位を示す特徴点毎の位置座標の平均を求める。
さらに、各サンプル画像における顔形状を表す特徴点とその平均形状の位置座標に基づいて主成分分析を行う(ステップ#3)。その結果、任意の顔形状は次式(1)によって近似することができる。
Figure 2007096405
ここで、Sは顔形状の各特徴点の位置座標を並べて表現される形状ベクトル(x1,y1,・・・,x122,y122)であり、S0は平均顔形状における各特徴点の位置座標を並べて表現される平均顔形状ベクトル、piは主成分分析によって得られた顔形状についての第i主成分を表す固有ベクトル、biは各固有ベクトルpiに対する重みづけ係数を表す。図7は、主成分分析によって得られた上位2つの主成分の固有ベクトルp1、p2に対する重みづけ係数b1、b2の値を変化させた場合の顔形状の変化の様子を模式的に表したものである。変化の幅は、サンプル画像の各々の顔形状を上式(1)で表した場合における重みづけ係数b1、b2の値の標準偏差sdに基づいて、-3sdから+3sdまでの間であり、各主成分についての3つの顔形状の中央のものは平均値の場合である。この例では、主成分分析の結果、第1主成分としては顔の輪郭形状に寄与する成分が抽出されており、重みづけ係数b1を変化させることによって、細長い顔(-3sd)から丸顔(+3sd)まで顔形状が変化することがわかる。同様に、第2主成分としては口の開閉状態と顎の長さに寄与する成分が抽出されており、重みづけ係数b2を変化させることによって、口が開いた状態で顎の長い顔(-3sd)から口が閉じられた状態で顎が短い顔(+3sd)まで顔の形状が変化することがわかる。なお、iの値が小さいほど、形状に対する説明力が高い、すなわち、顔形状への寄与が大きいことを意味する。
次に、各サンプル画像をステップ#2で得られた平均顔形状に変換(ワーピング)する(ステップ#4)。具体的には、各特徴点について、各サンプル画像と平均顔形状との間でのシフト量を算出し、そのシフト量に基づいて、式(2)から(5)の2次元5次多項式により各サンプル画像の画素毎の平均顔形状へのシフト量を算出し、各サンプル画像を画素毎に平均顔形状へワーピングする。
Figure 2007096405
ここで、x,yは各サンプル画像中の各特徴点の座標、x′,y′はワーピングされる平均顔形状上の座標、Δx,Δyは平均形状へのシフト量、nは次数、aij,bijは係数である。なお、多項式近似の係数は最小自乗法を用いて求める。このとき、ワーピング後の座標が整数ではなく小数点以下を含む位置に移動する画素については、4近傍から1次近似で画素値を求める。つまり、ワーピング後の座標を囲む4つの画素に対して、ワーピング後の座標から各画素の座標までの距離に比例して画素値をそれぞれ分配するようにする。図8は、2つのサンプル画像について、各々の画像中の顔形状を平均顔形状に変換した状態を表したものである。
さらに、平均顔形状に変換後のサンプル画像毎の各画素の輝度を変数として主成分分析を行う(ステップ#5)。その結果、任意の顔画像の平均顔形状下での輝度は次式(6)によって近似することができる。
Figure 2007096405
ここで、Aは平均顔形状下での各画素の輝度を並べて表現される輝度ベクトル(a1,・・・,am)(aは輝度、1からmは各画素を識別する添え字、mは平均顔形状での総画素数)であり、また、A0は平均顔形状における各サンプル画像の画素毎の輝度の平均値を並べて表現される平均顔輝度ベクトル、qiは主成分分析によって得られた顔輝度についての第i主成分を表す固有ベクトル、λiは各固有ベクトルqiに対する重みづけ係数を表す。なお、主成分の順位iの値が小さいほど、輝度に対する説明力が高い、すなわち、輝度への寄与が大きいことを意味する。
図9は、主成分分析によって得られた主成分のうち第i1、第i2の主成分を表す固有ベクトルqi1、qi2に対する重みづけ係数λi1、λi2の値を変化させた場合の顔の画素値の変化の様子の一例を模式的に表したものである。変化の幅は、サンプル画像の各々の顔の画素値を上式(6)で表した場合における重みづけ係数λi1、λi2の値の標準偏差sdに基づいて、-3sdから+3sdまでの間であり、各主成分についての3つの顔画像の中央のものは平均値の場合である。この例では、主成分分析の結果、第i1主成分としてはヒゲの有無に寄与する成分が抽出されており、重みづけ係数λi1を変化させることによって、ヒゲの濃い顔(-3sd)からヒゲのない顔(+3sd)まで顔輝度が変化することがわかる。また、本実施形態では、サンプル画像として、ぶれの方向や大きさの異なる複数の顔画像を用いているので、第i2主成分としてはぶれに寄与する成分が抽出されており、重みづけ係数λi2を変化させることによって、左右方向のぶれの大きさが変化することがわかる。同様にして、他の方向のぶれに寄与する成分は、別の主成分として抽出される。なお、各主成分がどのような要素に寄与しているかは人間の解釈によって決定される。さらに、ぶれ方向は上記のように複数の主成分によって表現されていてもよいし、1つの主成分によって表現されていてもよい。
以上のステップ#1から#5までの処理によって、顔の数学モデルMが生成される。すなわち、この数学モデルMは、顔形状を表す複数の固有ベクトルpiと、平均顔形状下での顔輝度を表す固有ベクトルqiによって表現されるものであり、各固有ベクトルの合計数が、顔画像を形成する画素数よりも大幅に少ない、次元圧縮されたものとなっている。なお、上記参考文献1記載の実施例では、約10,000画素により形成される顔画像に対して122の特徴点を設定して上記の処理を行うことによって、顔形状についての23の固有ベクトルと顔輝度についての114の固有ベクトルで表される顔画像の数学モデルが生成され、各固有ベクトルに対する重みづけ係数を変化させることによって、90%以上の顔形状や輝度のバリエーションを表現できることが示されている。
次に、この数学モデルMを利用したAAMの手法に基づくぶれ方向判定およびぶれ補正処理の流れについて、図4を参照しながら説明する。
まず、顔検出部31が、画像データP1を読み込み、画像P1中の顔部分P1fを検出する。具体的には、特開2005−108195号公報(参考文献2)に記載されているように、画像P1の各画素におけるエッジの向きと大きさを表す勾配ベクトルの向きを表す第1の特徴量を、複数の第1の識別器(後述)に入力することによって画像P1中に顔候補領域が存在するかどうかを判定し、さらに、顔候補領域が存在する場合には、その領域を抽出し、抽出された顔候補領域の各画素における勾配ベクトルの大きさを正規化し、正規化後の勾配ベクトルの大きさと向きを表す第2の特徴量を、第2の識別器(後述)に入力することによって、抽出された顔候補領域が真の顔領域であるかどうかを判定し、真の顔領域であれば、その領域を顔部分P1fとして検出することが考えられる。ここで、第1/第2の識別器は、学習用サンプルとなる顔であることがわかっている複数の画像と顔でないことがわかっている複数の画像の各々について算出された第1/第2の特徴量を入力とする、AdaBoost等のマシンラーニングの手法を用いた学習処理によって各々得られたものである。
なお、顔部分P1fの検出方法としては、特表2004−527863号公報(参考文献3)に記載されているような固有顔表現と画像自体との相関スコアを用いる方法や、知識ベース、特徴抽出、肌色検出,テンプレートマッチング、グラフマッチング、統計的手法(ニューラルネットワーク、SVM、HMM)等の様々な公知の方法を用いることができる。また、画像P1がディスプレイ55に表示された際に、マウス57やキーボード56の操作により、手作業で顔形状P1fを指定するようにしてもよいし、自動検出の結果を手作業で修正するようにしてもよい。
次に、パラメータ取得部32は、顔部分P1fを数学モデルMに適応させる処理を行う。具体的には、上記式(1)(6)の上位の主成分の固有ベクトルpi、qiに対する重みづけ係数bi、λiから順に係数の値を変化させながら、上記式(1)(6)に基づいて画像を再構成し、再構成された画像と顔部分P1fとの差異が最小となる時の重みづけ係数bi、λiを求める(詳細は、参考文献3参照)。ここでは、求められた重みづけ係数のうち、各ぶれ方向を表す複数の主成分に対応するものをλd1, λd2, λd3, ・・・, λdJとする。なお、重みづけ係数bi、λiの値は、モデル生成時のサンプル画像を上記(1)(6)で表したときのbi、λiの分布の標準偏差sdに基づき、例えば-3sdから+3sdまでの範囲の値のみを許容し、その範囲を超える場合には、上記の分布における平均値を設定するようにすることが好ましい。これにより、モデルの誤適応を回避することができる。
ぶれ方向判定部33は、取得された重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJに基づいてぶれ方向Dを判定する。具体的には、各ぶれ方向を表す単位方向ベクトルを、各単位方向ベクトルに対応した重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJの絶対値で重みづけて合成することによって、顔部分P1fにおけるぶれ方向を表す方向ベクトルとし、このベクトルの方向をぶれ方向Dとすることが考えられる。または、予め実験的、統計的に求めておいた重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJの値の組合せとぶれ方向Dとの関係を定義した参照テーブルを、取得された重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJに基づいて参照することによってぶれ方向Dを求めるようにしてもよい。
エッジ検出部34は、空間一次微分等を用いたぶれ方向Dに垂直なエッジを検出するオペレータEi(iはエッジの方向を識別する添え字、i=1,2,・・・)による方向依存型のエッジ検出処理により、ぶれ方向Dに垂直な方向におけるエッジ成分Eを検出する。
ぶれ取得部35は、エッジ成分Eの幅の平均値をぶれ幅Wとして求める。
ぶれ補正部36は、まず、ぶれ幅Wに基づいて参照テーブルTWを参照し、ぶれ幅Wの大きさに応じたエッジの強調度合を表す強調係数αj(jは個々の強調係数を識別する添え字、j=1,2,・・・)を取得する。参照テーブルTWは、実験的、統計的データをもとに、ぶれ幅Wと強調係数αjの対応づけを定義したものである。
さらに、ぶれ補正部36は、エッジ検出部34で用いた、オペレータEiを再度用い、オペレータEiと強調係数αjに基づいて、入力画像データP1に対してぶれ方向に垂直な方向のエッジを強調する選択的鮮鋭化処理を行い、出力画像データP2を出力する。具体的には、次式(7)に示す変換処理を行う。
Figure 2007096405
ここで、P2(x,y)は出力画像、P1(x,y)は入力画像、L(x,y)は入力画像P1のラプラシアン画像を表す。
以上のように、本発明の実施形態となるぶれ方向判定およびぶれ補正処理によれば、パラメータ取得部32が、顔検出部31によって検出された画像P1中の顔部分P1fを、異なるぶれ条件下における人間の顔部分が表された複数のサンプル画像に基づいてAAMの手法によって生成された数学モデルMに適応させることによって、顔部分P1fにおけるぶれ方向を表す主成分に対する重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJを取得し、ぶれ方向判定部33が、重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJに基づいてぶれ方向Dを判定し、ぶれ幅取得部35が、エッジ検出部34によって検出された、ぶれ方向Dに垂直なエッジ成分Eに基づいてぶれ幅Wを求め、ぶれ補正部36が、ぶれ方向Dとぶれ幅Wに基づいて入力画像P1のぶれを補正する。したがって、加速度センサのような特殊なハードウェアを用いずに、高精度な手ぶれ等のぶれの検出・補正をすることができ、より好ましい画像が得られる。
上記の実施形態において、ぶれ方向判定部33によるぶれ方向Dの明示的な判定を行わずに、エッジ検出部34が、予め実験的、統計的に求めておいた重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJの値の組合せとオペレータEiとの関係を定義した参照テーブルを、取得された重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJに基づいて参照することによってオペレータEiを求めるようにしてもよい。この場合、このテーブル参照によって、ぶれ方向に垂直なエッジを検出するオペレータEiを求めているので、ぶれ方向Dを暗示的に判定したことになる。
上記の実施形態において、エッジ検出部34は、顔検出部31において第1の特徴量を求める際に算出した画像P1の各画素におけるエッジの向きと大きさのうち、ぶれ方向Dに垂直な方向におけるエッジの向きのものを抽出するようにしてもよい。これにより、エッジ検出処理の重複が回避され、処理の効率化が図られる。
上記の実施形態では、重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJはぶれ方向Dのみに寄与するものとして説明したが、これらの重みづけ係数が各々の対応する方向におけるぶれ幅にも寄与する場合、例えば、重みづけ係数の絶対値が大きくなるほど、ぶれ幅の大きくなる場合等には、エッジ検出部34による処理を行わずに、重みづけ係数からぶれ幅Wを求めることも可能になり、構成の単純化、処理の効率化が図られる。
具体的には、図10のようなブロック図となる。図に示したように、パラメータ取得部32によって取得された重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJに基づいて、手ぶれ補正部33’は、参照テーブルTを参照して、ぶれの方向に垂直なエッジを検出するオペレータEiとぶれの大きさに応じたエッジの強調度合を表す強調係数αjを取得する。図11は、参照テーブルTの構成と値の例を示したものである。図に示すように、重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJの各値に対してオペレータEiと強調係数αjとが対応づけられている。この対応づけは、予め実験的、統計的に求めておいたものである。なお、ぶれ補正部33’は、このテーブル参照によって、ぶれ方向に垂直なエッジを検出するオペレータEiを求めているので、ぶれ方向Dを暗示的に判定したことになる。
なお、テーブル参照を行う前に、次式(8)のように、各重みづけ係数の線形結合を計算することによって合成パラメータλDを求めるようにしてもよい(βiは、重みづけ係数λiに対応する主成分のぶれ方向と幅に対する寄与度を表す係数)。
Figure 2007096405
この場合、参照テーブルTは、合成パラメータλDとオペレータEiと強調係数αjとの関係を対応づければよくなるので、設定内容の簡略化が図られる。
また、各重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJを入力として、オペレータEiと強調係数αjを出力する関数を定義し、その関数に基づいてオペレータEiと強調係数αjを求めるようにしてもよい。
上記の実施形態では、ぶれ補正処理として、公知の選択的鮮鋭化処理を画像P1全体に適用しているが、顔部分P1fについては、重みづけ係数λd1, λd2, λd3,・・・, λdJの値を、ぶれが生じていない状態に相当する値(例えば、0)に変更することによって、ぶれ補正を行うようにしてもよい。
なお、上記の実施形態では、数学モデルMが1つだけ存在するようにしていたが、人種別、年齢別、性別等の属性別に複数の数学モデルMi(i=1,2,・・・)を生成しておいてもよい。図12は、この場合のぶれ補正処理の詳細を表すブロック図である。図に示したように、画像P1に基づいて、画像中の被写体の属性情報AKを取得する属性取得部37と、取得した属性情報AKに基づいて、その属性を有する被写体を表すサンプル画像のみから生成された数学モデルMKを選択するモデル選択部38とを有している点で、上記の実施形態(図4)とは異なる。
ここで、複数の数学モデルMiは、例えば、同じ人種、年代、性別等を有する被写体表すサンプル画像のみから前述の方法(図5参照)に基づいて各々生成されたものであり、サンプル画像における共通の属性を表す属性情報Aiと関連づけられて記憶されている。
属性取得部37は、画像P1に対する公知の認識処理(例えば、特開平11-175724号公報記載)を行うことによって、被写体の属性を判定し、属性情報AKを取得してもよいし、撮影時に被写体の属性を画像データP1の付帯情報としてヘッダ等に記録しておき、記録された情報を取得するようにしてもよい。また、付帯情報に基づいて被写体の属性を推定するようにしてもよい。例えば、撮影場所のGPS情報があれば、そのGPS情報に対応する国や地域を特定することができるので、撮影された被写体の人種をある程度推定することができることに着目し、GPS情報と人種情報を関連づける参照テーブルを予め用意しておき、撮影時にGPS情報を取得して画像データP1のヘッダ領域に記録するデジタルカメラ(例えば、特開2004-153428号公報記載)で得られた画像データP1を入力として、画像データP1のヘッダ領域に記録されているGPS情報を取得し、取得したGPS情報に基づいて前記の参照テーブルを参照し、そのGPS情報に関連づけられた人種情報を被写体の人種として推定することが考えられる。
モデル選択部38は、属性取得部37によって得られた属性情報AKと関連づけられた数学モデルMKを取得し、パラメータ取得部32は、画像P1の顔部分P1fを数学モデルMKに適応させる。
このように、複数の属性に応じた数学モデルMiを予め用意しておき、モデル選択部38が、属性取得部37で取得した属性AKと関連づけられた数学モデルMKを選択し、パラメータ取得部32が、選択された数学モデルMKに顔形状P1fを適応させるようにした場合には、数学モデルMKには属性AKの違いに起因する顔形状や輝度のバリエーションを説明する固有ベクトルは存在しないので、顔形状や輝度を決定する他の要因を表す固有ベクトルのみに基づいて、顔形状P1fを表現することが可能になり、処理精度が向上し、より高品質の画像が得られる。
なお、処理精度の向上の観点からは、属性別の数学モデルをさらに特化させ、被写体の個人別の数学モデルを構築しておくことが好ましい。この場合には、画像P1と個人を特定する情報とを関連づけておく必要がある。
また、上記の実施形態では、数学モデルは予めデジタル写真プリンタにインストールされているものとしているが、人種別の数学モデルを予め準備しておき、そのプリンタの出荷先の国や地域によって、インストールする数学モデルを変えることも処理精度の向上の観点からは好ましい。
さらに、この数学モデルを生成する機能をデジタル写真プリンタに実装するようにしてもよい。具体的には、図5のフローチャートに基づいて説明した処理を行わせるプログラムを演算・制御装置50にインストールしておけばよい。また、出荷時にはデフォルトの数学モデルをインストールしておき、そのデジタル写真プリンタへの入力画像を用いて、その数学モデルをカスタマイズ(変更)できるようにしたり、デフォルトの数学モデルとは異なる新たなモデルを生成するようにしたりすることも考えられる。これは、前記のように個人別のモデルを生成する場合に特に有効である。
また、上記の実施形態では、顔形状と輝度についての別個の重みづけ係数bi、λiによって、個別の顔画像を表現していたが、顔形状と輝度のバリエーションには相関性があることから、重みづけ係数bi、λiを結合して得られるベクトル(b1,b2,・・・,bi,・・・,λ12,・・・,λi,・・・)に対してさらに主成分分析を行うことにより、次式(9)(10)に示したように、顔形状と輝度の両方を制御する新しいアピアランスパラメータcを得ることができる。
Figure 2007096405
ここで、アピアランスパラメータcとベクトルQSによって平均顔形状からの形状の変動分が表現され、アピアランスパラメータcとベクトルQAによって平均顔輝度からの輝度の変動分要素が表現される。
このモデルを用いた場合には、パラメータ取得部32は、アピアランスパラメータcの値を変化させながら、上記式(10)に基づいて平均顔形状下での顔輝度を求め、さらに、上記式(9)に基づいて平均顔形状からの変換を行うことによって、顔画像を再構成し、再構成された画像と顔部分P1fとの差異が最小となる時のアピアランスパラメータcを求めることになる。
本発明の他の実施形態としては、上記のぶれ補正処理をデジタルカメラに実装することが考えられる。図13は、このようなデジタルカメラの構成を模式的に表したものである。図に示すように、このデジタルカメラは、レンズ、絞り、シャッター、CCD等からなり、被写体の撮像を行う撮像部71、撮像部71のCCDに蓄積された電荷によるアナログ信号をデジタル化して、デジタル画像データP0を得るA/D変換部72、画像データP0等に対して各種画像処理を行う画像処理部73、メモリカードに記録する画像データの圧縮処理やメモリカードから読み込んだ圧縮形式の画像データに対する伸長処理を行う圧縮/伸長部74、ストロボ等からなり、ストロボ発光を行うストロボ部75、各種操作ボタン等からなり、撮影条件や画像処理条件等の設定を行う操作部76、画像データが記録されるメモリカードとのインターフェースとなるメディア記録部77、液晶ディスプレイ等からなり、スルー画や撮影された画像、各種設定メニュー等を表示する表示部78、前記各部による処理の制御を行う制御部70、制御プログラムや画像データ等を記憶する内部メモリ79を有している。
ここで、図2の画像入力手段1は撮像部71とA/D変換部72、画像補正手段2は画像処理部73、画像加工手段3は画像処理部73と操作部76と表示部78、画像出力手段4はメディア記録部77によって、制御部70による制御の下で内部メモリ79も使用しつつ、各々の機能が実現される。
次に、このデジタルカメラの操作と処理の流れについて説明する。
まず、撮影者によるシャッターの全押し操作によって、撮像部71がレンズに入射した被写体光をCCDの光電面に結像させ、光電変換の後、アナログ画像信号を出力し、A/D変換部72が、出力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、デジタル画像データP0として出力することによって、画像入力手段1として機能する。
次に、画像処理部73が、ホワイトバランス調整処理、階調補正処理、濃度補正処理、色補正処理、シャープネス処理等を行い、処理済みの画像データP1を出力することによって、画像補正手段2として機能する。
ここで、画像P1が表示部78により液晶ディスプレイに表示される。表示レイアウトとしては、図3(a)に示したサムネイル形式による複数の画像の表示が考えられる。撮影者は、操作部76の操作ボタンの操作により、加工対象の画像を選択して拡大表示し、メニュー選択によりさらなる画像の手動補正や加工を行う。ここで、「ぶれ補正処理」を選択した場合には、制御部70が、内部メモリ79に記憶されているぶれ方向判定およびぶれ補正用プログラムを起動し、内部メモリ79に予め記憶されている数学モデルMを用いた前述のぶれ方向判定およびぶれ補正処理(図4等参照)を画像処理部73に行わせ、処理済みの画像データP2を出力する。以上のようにして、画像加工手段3の機能が実現される。
そして、圧縮/伸長部74が画像データP2をJPEGなどの圧縮形式に基づく圧縮処理を行い、メディア記録部77経由でこのデジタルカメラに装填されたメモリカードに圧縮後の画像データを書き込むことによって、画像出力手段4の機能が実現される。
このように、本発明のぶれ補正処理をデジタルカメラの画像処理機能として実装することによって、上記のデジタル写真プリンタの場合と同様の効果を得ることができる。
なお、手動補正や加工処理は、メモリカードに一旦記録された画像に対しても行えるようにしてもよい。具体的には、メモリカードに記憶されている画像データを圧縮/伸長部74が伸長(解凍)した後、伸長済みの画像データによる画像を表示部78の液晶ディスプレイに表示し、撮影者が、前記と同様の操作によって所望の画像処理を選択し、画像処理部73が、選択された画像処理を行う。
また、図12等で説明した被写体の属性別の数学モデルをデジタルカメラに実装してもよいし、図5で示した数学モデルの生成処理を実装してもよい。ここで、個々のデジタルカメラによる撮影の被写体となる人物はある程度限定されることが多いことから、そのデジタルカメラで主に被写体となる人物の顔についての個人別の数学モデルを生成するようにすれば、顔の個人差による変動のないモデルを生成できるため、その人物の顔を含む画像に対するぶれ補正処理をきわめて高い精度で行うことが可能になる。
上記の実施形態のほか、本発明のぶれ補正処理をパソコン等に行わせるプログラムを、画像編集ソフトウェアに組み込むことも考えられる。これにより、ユーザは、このソフトウェアが記憶されているCD−ROM等の記憶媒体からパソコン等にインストールしたり、インターネット上の所定のサイトからこのソフトウェアをダウンロードしてインストールしたりすることによって、自分のパソコンでの画像の編集加工の1パターンとして、本発明のぶれ補正処理を利用することが可能になる。
本発明の実施形態となるデジタル写真プリンタのハードウェア構成を模式的に示した図 本発明の実施形態となるデジタル写真プリンタおよびデジタルカメラの機能と処理の流れを示すブロック図 本発明の実施形態となるデジタル写真プリンタおよびデジタルカメラのディスプレイに表示される画面の一例を示す図 本発明の一態様となるぶれ方向判定処理およびぶれ補正処理の詳細を表すブロック図 本発明における顔画像の数学モデルを生成する処理の流れを表すフローチャート 顔の特徴点の設定例を表す図 顔形状に対する主成分分析によって得られた主成分の固有ベクトルに対する重みづけ係数の値を変化させた場合の顔形状の変化の様子を模式的に表した図 サンプル画像中の顔形状を平均顔形状に変換し、平均顔形状下での輝度の様子を表した図 顔輝度に対する主成分分析によって得られた主成分の固有ベクトルに対する重みづけ係数の値を変化させた場合の顔輝度の変化の様子を模式的に表した図 本発明の他の一態様となるぶれ方向判定処理およびぶれ補正処理の詳細を表すブロック図 ぶれ補正処理で用いられる参照テーブルの構成と値の一例を示す図 ぶれ補正処理の発展的態様を表すブロック図 本発明の他の実施形態となるデジタルカメラの構成を模式的に示した図
符号の説明
1 画像入力手段
2 画像補正手段
3 画像加工手段
4 画像出力手段
31 顔検出部
32 パラメータ取得部
33 ぶれ方向判定部
34 エッジ検出部
35 ぶれ幅取得部
36 ぶれ補正部
37 属性取得部
38 モデル選択部
51 フィルムスキャナ
52 フラットヘッドスキャナ
53 メディアドライブ
54 ネットワークアダプタ
55 ディスプレイ
56 キーボード
57 マウス
58 ハードディスク
59 写真プリント出力機
70 制御部
71 撮像部
72 A/D変換部
73 画像処理部
74 圧縮/伸長部
75 ストロボ部
76 操作部
77 メディア記録部
78 表示部
79 内部メモリ

Claims (10)

  1. 異なるぶれ条件下における所定の構造物が表された複数の画像に対して所定の統計処理を行うことによって得られた、ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量を含む1以上の統計的特徴量と、前記構造物の個別の特徴に応じて該統計的特徴量に対する重みづけをする重みづけパラメータとによって、前記構造物を表現するモデルに、入力画像中の前記構造物を適応させることによって、該入力画像中の前記構造物における前記ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータを取得し、
    取得された前記重みづけパラメータの値に基づいて、前記入力画像に表れたぶれの方向を判定することを特徴とするぶれ方向の判定方法。
  2. 異なるぶれ条件下における所定の構造物が表された複数の画像に対して所定の統計処理を行うことによって得られた、ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量を含む1以上の統計的特徴量と、前記構造物の個別の特徴に応じて該統計的特徴量に対する重みづけをする重みづけパラメータとによって、前記構造物を表現するモデルに、入力画像中の前記構造物を適応させることによって、該入力画像中の前記構造物における前記ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータを取得するパラメータ取得手段と、
    該パラメータ取得手段によって取得された前記重みづけパラメータの値に基づいて、前記入力画像に表れたぶれ方向を判定するぶれ方向判定手段とを備えたことを特徴とするぶれ方向判定装置。
  3. 前記ぶれ方向判定手段によって判定されたぶれ方向におけるぶれの幅を求めるぶれ幅取得手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載のぶれ方向判定装置。
  4. 前記ぶれ幅取得手段が、前記ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値に基づいて、ぶれ幅を求めるものであることを特徴とする請求項3記載のぶれ方向判定装置。
  5. 前記ぶれ方向判定手段によって判定されたぶれ方向と前記ぶれ幅取得手段によって取得されたぶれ幅とに基づいて、前記入力画像に表れたぶれを補正するぶれ補正手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3または4記載のぶれ方向判定装置。
  6. 前記ぶれ補正手段が、前記ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータの値を変更することによって、前記入力画像中の前記構造物のぶれを補正するものであることを特徴とする請求項5記載のぶれ方向判定装置。
  7. 前記入力画像中の前記構造物を検出する検出手段をさらに備え、
    前記パラメータ取得手段が、前記モデルに、検出された前記構造物を適応させることによって、前記重みづけパラメータを取得するものであることを特徴とする第2項から第6項のいずれか1項記載のぶれ方向判定装置。
  8. 前記入力画像中の前記構造物の属性を取得し、前記所定の構造物の属性毎に該構造物が表現された複数の前記モデルから、取得された属性に応じた前記モデルを選択する選択手段をさらに備え、
    前記パラメータ取得手段が、選択されたモデルに前記構造物を適応させることによって、前記重みづけパラメータを取得するものであることを特徴とする第2項から第7項のいずれか1項記載のぶれ方向判定装置。
  9. 前記所定の構造物が人間の顔であることを特徴とする第2項から第8項のいずれか1項記載のぶれ方向判定装置。
  10. コンピュータに、
    異なるぶれ条件下における所定の構造物が表された複数の画像に対して所定の統計処理を行うことによって得られた、ぶれ方向を表す1以上の統計的特徴量を含む1以上の統計的特徴量と、前記構造物の個別の特徴に応じて該統計的特徴量に対する重みづけをする重みづけパラメータとによって、前記構造物を表現するモデルに、入力画像中の前記構造物を適応させることによって、該入力画像中の前記構造物における前記ぶれ方向を表す統計的特徴量に対する重みづけパラメータを取得するパラメータ取得手段と、
    該パラメータ取得手段によって取得された前記重みづけパラメータの値に基づいて、前記入力画像に表れたぶれの方向を判定するぶれ方向判定手段として機能させることを特徴とするぶれ方向判定プログラム。
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