JP2007095703A - 電気ランプアセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、発光効率のより緩衝ガス圧と、放電電流を選択し、コア電力損失の小さい電気ランプアセンブリを提供することである。
【解決手段】ランプ容器内のガス圧は0.67mbar(0.5トール)以下であり、
前記放電の放電電流は2Aに等しいかまたはそれ以上であり、
コア損失電力は前記変成器コアに関連し、
全電力が前記無線周波電源により供給され、
前記コア損失電力は前記無線周波電源により供給される全電力の15%以下である。
【選択図】図4

Description

本出願は、米国暫定出願NO.60/003827、1995年9月15日出願の優先権を主張する。
本発明は、低圧高出力蛍光光源ランプアセンブリに関連し、このランプアセンブリ従来の電極蛍光ランプと比較して単位長当たりに格段に大きな光を形成する。
より詳細には本発明は、無電極ランプと、変成器コアと、入力巻線と、無線周波電力源とを有する電気ランプアセンブリであって、
前記無電極ランプは閉ループのチューブ状ランプ容器を有し、
該ランプ容器には水銀蒸気と緩衝ガスが含まれており、
前記変成器コアは前記ランプ容器の周囲に配置されており、
前記変成器コアはフェライト材料を含み、
前記入力巻線は前記変成器コアに配置されており、
前記無線周波電源は前記入力巻線に接続されており、十分な無線周波エネルギーを前記水銀蒸気と前記緩衝ガスに供給し、前記ランプ容器内に放電を形成する形式の電気ランプアセンブリに関する。
超高出力(VHO)蛍光ランプと金属ハロゲン化高出力放電(HID)アークランプは効率的な高いルーメン出力と良好な演色性を示す。VHO蛍光ランプは従来の電極蛍光技術に基づくものである。電極が長寿命(約10000時間)を有するようにするため、これらのランプの緩衝ガス圧は約2トールであり、放電電流は典型的には1.5A以下である。紫外線放射の飽和を低減し、ひいては許容できる効率を得るために、VHO蛍光ランプは例えばネオンのような比較的軽いガスにより、約2トールの緩衝ガス圧で動作する。長寿命と効率に対する必要性はこれらのランプが動作することのできるパラメータ範囲を制限し、最終的にはこのことにより、これらのランプが効率的に形成することのできる最大軸方向光密度を制限する。したがってVHO蛍光ランプは形成する光量に対して比較的長く、典型的にはわずか70ルーメン/Wである。しかしVHO蛍光ランプは、均質で安定した豊かな色スペクトルを形成するように構成できるので、良好で安定した演色性と瞬時のスイッチオン・オフが要求される多くの商店で使用されている。
金属ハロゲン化HIDランプはVHO蛍光ランプよりも格段にコンパクトな放電ランプである。ランプ全体(囲い板を含めた)の長さは約8から10インチとすることができる。HIDランプの寿命は典型的には7000から10000時間である。HIDランプは低圧蛍光ランプとはまったく異なる動作をする。すなわち、HID放電は典型的には数気圧のガス圧で行われる。このガス圧を形成するのに約5から10分かかるから、HIDランプは実質的に光を直ちに放射しない。付加的に電力が遮断されると、瞬時であってもHIDランプは再始動に10分以上必要とする。さらに演色性とHIDランプの全体ルーメン出力が寿命の経過と共にやや変化する。またランプは高温のランプの破局的故障を回避するために、寿命の終時に交換しなければならない。HIDランプは屋外での適用、例えば街頭、トンネルおよびスタジアム等で広く使用されている。
QLライティングシステムとして知られる誘導結合蛍光ランプはランプ容器を有し、この容器は従来の白熱ランプの形状を有する。この容器は、内曲した空洞と、内曲した空洞に配置された電力カプラと、高周波発生器を有する。QLライティングシステムは構造が比較的複雑で、冷却が必要である。さらにQLライティングシステムは典型的には2.65MHzの周波数で動作し、この周波数では無線周波干渉を防止するようにしなければならない。
無電極蛍光ランプは、Andersonの米国特許3500118明細書、1970年3月10日公開、Andersonの米国特許3987334号明細書、1976年10月19日公開、およびAnderson著、“Illuminating Engineering”,April 1969,pp236-244 に記載されている。無電極誘導結合ランプは、放電チューブで低圧水銀/緩衝ガス放電を行い、この放電が連続的に閉じた電気経路を形成する。放電チューブの経路は1つ以上のフェライトコアの中心を通り、放電チューブが変成器の二次側となる。電力が放電に結合される。このことは正弦波電圧をトロイダルコアの周囲の数個の巻線ターンに供給することによって行われる。トロイダルコアは放電チューブを取り囲んでいる。一次巻線を流れる電流は時間と共に磁束を変化させる。この磁束は放電容器に沿って電圧を誘導し、この電圧が放電を維持する。放電チューブの内側表面は蛍光物質によってコーティングされており、この蛍光物質が光子に曝されるときに可視光線を放射する。この光子は励起された水銀ガス原子によって放出される。
Andersonによって記載された無電極ランプは0.25から1Aの放電電流を有し、緩衝ガス圧は0.5トールから5トールの間である。Andersonによる無電極ランプでは緩衝ガスとしてアルゴンが使用される。付加的に約2.5kgのフェライト材料がAndersonの無電極ランプでは32W放電にエネルギーを供給するために使用される。Andersonによるランプパラメータでは、ランプにコアがなく、従って非常に非効率的である。さらにAndersonのランプは、変成器コアにフェライト材料を使用するため非実用的なほど重たい。
本発明の課題は、発光効率のより緩衝ガス圧と、放電電流を選択し、コア電力損失の小さい電気ランプアセンブリを提供することである。
上記課題は本発明によれば、冒頭に述べた電気ランプアセンブリにおいて、ランプ容器内のガス圧は0.67mbar(0.5トール)以下であり、
前記放電の放電電流は2Aに等しいかまたはそれ以上であり、
コア損失電力は前記変成器コアに関連し、
全電力が前記無線周波電源により供給され、
前記コア損失電力は前記無線周波電源により供給される全電力の15%以下であることによって解決される。
有利には無電極ランプは蛍光物質をランプ容器の内側表面に有し、放電により放出される紫外線に応答して所定の波長領域で放射する。ランプ容器は有利には約1から4インチの範囲で断面寸法を有する。第1の実施例では、ランプ容器は卵形の形状を有する。第2の実施例では、ランプ容器は第1と第2のラテラルチューブを有し、これらのチューブはその端部で結合されていて、密閉ループを形成する。緩衝ガスは有利にはクリプトンのような希ガスである。
無線周波電力源は有利には約50kHzから3MHz、より有利には約100kHzから約400kHzまでの範囲の周波数を有する。変成器コアは有利にはトロイダル形状を有し、ランプ容器を取り囲む。有利には変成器コアはフェライト材料を含む。コアの電力損失は有利には、無線周波電源により供給される全電力の5%に等しいか、またはそれ以下である。
本発明の別の実施例では、電気ランプアセンブリは、チューブ状ランプ容器を備えた無電極ランプを有し、ランプ容器には水銀蒸気と緩衝ガスが約0.5トール以下の圧力で含まれている。ランプ容器は第1と第2のラテラルチューブを有する。これらのチューブはストレートチューブとすることができ、一方の端部または端部近傍で第1のラテラルチューブによって結合され、他方の端部または端部近傍で第2のラテラルチューブによって結合され、閉ループを形成している。電気ランプアセンブリはさらに、第1の変成器コアと、第2の変成器コアと、第1および第2の入力巻線と、無線周波電源とを有する。第1の変成器コアはランプ容器の第1のラテラルチューブの周囲に配置され、第2の変成器コアはランプ容器の第2のラテラルチューブの周囲に配置されている。第1と第2の入力巻線はそれぞれ、第1と第2の変成器コアに配置されている。さらに無線周波電源は第1と第2の入力巻線に接続されている。無線周波電力源は十分な無線周波エネルギーを水銀蒸気と緩衝ガスに供給し、ランプ容器内に放電を形成する。この放電は約2A以上の放電電流を有する。
本発明の別の側面では、閉ループの含む無電極ランプと、緩衝ガスおよび水銀蒸気を含むチューブ状ランプ容器を備えた電気ランプの駆動方法が得られる。本発明の方法は、ランプ容器に約0.5トール以下の水銀蒸気と緩衝ガスの圧力を形成するステップを有し、十分な無線周波エネルギーを水銀蒸気と緩衝ガスに誘導結合し、ランプ容器に放電を形成し、この放電は約2A以上の放電電流を有する。
本発明の別の側面では、電気ランプアセンブリは閉ループを備えた無電極ランプと、チューブ状ランプ容器と、誘導性結合のための手段とを有する。ここでランプ容器は水銀蒸気と緩衝ガスを0.5トール以下の圧力で含み、誘導結合手段は十分な無線周波エネルギーを水銀蒸気と緩衝ガスに結合してランプ容器に放電を形成する。この放電は約2A以上の放電電流を有する。
本発明をよりよく理解するために、図面を参照する。
本発明による放電ランプの第1実施例が図1と図2に示されている。ランプ10はランプ容器12を有する。ランプ容器はチューブ状の閉ループ形状を有し、無電極である。ランプ容器12は放電領域14(図2)を取り囲み、緩衝ガスと水銀蒸気を含んでいる。蛍光物質コーティング16が典型的にはランプ容器12の内側表面に形成されている。 RF源20からの無線周波(RF)エネルギーが無電極ランプ10に、第1の変成器コア22と第2の変成器コア24によって誘導的に結合される。
変成器コア22と24のそれぞれは有利にはトロイダル形状を有し、ランプ容器12を取り囲む。RF源20は第12の変成器コア22の巻線30と、第2の変成器コア24の巻線32に接続されている。導電ストリップ26がランプ容器12の外側表面に接着されており、電気的にRF源20と接続されている。この導電ストリップは無電極ランプ10での放電の始動支援に使用することができる。
動作時にはRFエネルギーがランプ容器12内の低圧放電に、変成器コア22と24によって誘導的に結合される。無電極ランプ10は各変成器に対する二次回路として動作する。巻線30と32は有利には同期して駆動され、図2に示すように並列に接続することができる。変成器22と24はランプ容器12に配置され、電圧が変成器コア22と24による放電で誘導されるように構成されている。巻線30と32を流れるRF電流は時間変化磁束を形成し、この磁束がランプ容器12に沿って、放電を維持する電圧を誘導する。ランプ容器12内の放電は紫外線を放射し、この紫外線が蛍光物質16による可視光線の放射を刺激する。この構成ではランプ容器12はガラスのような可視光線を透過する材料から製造される。1つの適切なガラスはピーレックス(商品名)である。択一的に、容器をソフトガラス、例えばソーダ石灰ガラスから製造し、内側表面を酸化アルミニウムのようなバリア層でコーティングすることができる。択一的な構成では、無電極ランプが紫外線放射源として使用される。この構成では、蛍光コーティング16が省略され、ランプ容器12は水晶のような紫外線透過性材料から製造される。
ランプ容器は有利には約1インチから43インチの範囲の直径を高ルーメン出力に対して有する。充填物質は緩衝ガスと少量の水銀を有し、水銀は水銀蒸気を形成する。緩衝ガスは有利には希ガスであり、最も有利にはクリプトンである。クリプトンはワット当たりのルーメンが、中程度の電力負荷での動作時に高いことが知られている。高電力負荷ではアルゴンを使用するのが有利である。ランプ容器12は閉ループを形成するいずれの形状であっても良く、図1に示した卵形形状、円形形状、楕円形状、または下記に説明するように一連のストレートチューブを結合して閉ループを形成しても良い。
変成器コア22と24は有利には、高透磁性の低損失フェライト材料、例えばマンガン亜鉛から製造すると有利である。変成器コア22と24はランプ容器12の周囲に閉ループを形成し、典型的にはランプ容器12の外径よりも僅かに大きな直径を有するトロイダル形状を有する。コア22と24はこれらをランプ容器12に取り付けるために切断される。切断端部は有利には研磨され、ランプ容器12に取り付けた後、各変成器コアの端部間のギャップが最小になるようにする。
変成器コアのフェライト材料は比較的高価であるから、使用される総量を制限することが所望される。1つの手段は、ランプ容器の小さな部分の直径が小さくなるように絞り、直径の小さな変成器コアをランプ容器の直径の小さな部分に配置するのである。ランプ容器の直径の小さな部分の長さは放電電圧を最小にするため、最小に維持すべきである。別の手段は、RFエネルギーを放電に結合するために1つの変成器コアを使用することである。
巻線30と32はそれぞれ十分な大きさの数ターンの巻線を有する。これは一次電流を搬送するためである。各変成器は一次電圧をステップダウンし、一次電流を典型的には係数約5から10でステップアップするように構成されている。典型的には一次巻線30と32はそれぞれ約8から12ターンを有する。
RF源20は有利には約50kHzから3MHzの範囲であり、最も有利には約100kHzから400kHzの範囲である。実施例では一次電圧は100から200Vの範囲であり、約1Aの一次電流が20から30Vの放電電圧を形成することができ、放電電流は約5Aのオーダーである。
本発明の電気ランプアセンブリは、高ルーメン出力、ワット当たりの高ルーメン、低コア損失および長動作寿命のパラメータを組み合わせて使用する。緩衝ガス圧が約0.5トール以下であり、放電電流が約2A以上であると所望の性能の得られることが判明した。有利には緩衝ガス圧は約0.2トール以下とし、放電電流を約5A以上とする。チューブ直径が大きい場合には、本発明のランプアセンブリの性能は、従来の超高出力電極蛍光ランプの性能にルーメン出力およびワット当たりのルーメンの点で等しいか、またはこれを凌駕するものである。
誘導性結合放電での放電電圧を最小にすることが重要である。なぜなら、フェライトコア損失が放電電圧と共に急激に増大するからである。従来の無電極蛍光ランプと比較して緩衝ガスの重たい原子重量、大きなチューブ直径、高い電流動作が放電電圧を低減する。本発明のランプは120W放電にエネルギーを供給するのに0.4kgのフェライト材料を必要とするだけである。この構成でのコア損失は約3%である。一般的に本発明のランプでは、変成器コア電力損失は典型的には、RF源により供給される全電力の約5%以下である。さらに本発明のランプの変成器コア容積と放電電力との比は典型的には、1cm3/W以下である。
本発明のランプの分析により、放電電流の正しい選択は、誘導性放電が駆動されるときに発生するフェライトコア損失に重大な影響を及ぼすことがわかる。フェライトコア損失と放電電流の問題は次の分析から理解することができる。一般的に、低圧放電は負の電圧/電流特性を有する。従って放電電圧Vdは放電電流Idに関連する。すなわち、放電電圧VdはId−kに比例する。電圧と電流は近似的に同相であるから、放電電力PdはId1−kに比例する。フェライトコア損失Pcは放電電圧Vdのn次電力に比例する。放電電圧は一次電圧を変成器コアのターン数で割ったものに等しい。したがってPcはVdに比例し、Vdは逆にId−knに比例する。Pc/Pdの比は次のように表すことができる。
ζ=P/P α I −[k(n−1)+1]
典型的には、0.2<k<0.4であり、2.5<n<3.1である。k=0.3とn=2.8を代表値とすればζに対して次のように表すことができる。
ζαI −1.5
所定のフェライトコアに対して、放電電流が0.5Aから5Aに上昇すると、ζにおいて10−1.5の低減または約1/30のコア損失が得られる。
この分析は、放電電流が高いときに大きな結合効率が得られることを説明する。しかしこのことは単純に、放電電流を従来の無電極蛍光ランプで増大すれば所望のランプ性能が得られることを意味するものではない。放電電力が効率的に紫外線放射に変換されることも重要である。水銀から紫外線放射を高い電流の際に効率的に形成するためには、緩衝ガス圧が約0.5トール以下であることが重要である。従って高放電電流を低緩衝ガス圧と組み合わせることが重要である。有利には放電電流Idは約2Aに等しいかまたはそれ以上にすべきであり、緩衝ガス圧は約0.5トール以下にすべきである。
本発明の無電極蛍光ランプで放電を開始することは比較的容易である。放電開始前のRF源の出力電圧は典型的には動作電圧の2から3倍である。ランプ容器12の導電ストリップ26に供給されるこの電圧は放電を開始するのに十分である。別の始動装置を本発明の枠内で使用することができる。所望であれば導電ストリップまたは他の始動装置を、放電の開始後にランプ回路から切り離すことができる。
本発明による無電極蛍光ランプの実施例を図1と図2の構成に基づいて説明した。ランプ容器は閉ループの放電ガラスチューブからなり、これには希ガスと水銀蒸気が充填されている。ランプ容器の内側表面には蛍光物質がコーティングされている。放電経路の長さは66cmであり、チューブの外径は38mmである。ランプ容器にはクリプトンが0.2トールの圧力で、また水銀蒸気が6ミリトールの圧力で充填されている。2つのトロイダルコア(Magnetics, a Division of Spang and Company社製造のP-type)が2つの部分に切断され、各部分の端部は基底平坦部を有する。各トロイダルコアはランプ容器の周囲に組み立てられ、各フェライトコアの周囲に巻回された6つの一次巻線ターンを有する。コアは75mの外径と、40mmの内径と、12.6mmの厚さを有し、4.4cmの2つのコアに対する全横断面を有する。ランプは正弦波信号RF源により250kHzの周波数で駆動される。一連の動作条件の下でのランプ性能は次のとおりである。放電電流が5A、放電電力が120W,1.8W/cm,光出力が10000ルーメン、ルーメン/Wが80、コア電力損失と放電電力の比が0.054、コア容積が80cm,コア容積と放電電力との比が0.67cm/W,放電電圧が25VRMS,放電電界が0.37V/cm,コア磁束密度が500ガウス、コア損失が6.5W,0.08W/cm,そして全電力が126.5Wである。
本発明による無電極高出力蛍光ランプの第2の実施例が図3に示されている。無電極ランプ50はランプ容器52を有し、この容器は2つのストレートチューブ54と56を平行形状に有する。チューブ54と56は各端部で密閉され、ラテラルチューブ58により一方の端部または端部近傍が相互接続され、ラテラルチューブ60により他方の端部または端部近傍が相互接続されている。チューブ58と60のそれぞれはチューブ54と56との間のガス交換を行い、これにより閉ループ形状が得られる。ストレートチューブ54と56は他の形状に勝る重要な利点を有する。すなわち、これらは製造が容易であり、蛍光物質のコーティングも容易である。しかし上に述べたように、ランプはほとんどいずれの形状でもよく、閉ループの放電経路を形成すれば非対称であってもかまわない。有利な実施例ではチューブ54と56のそれぞれは40cmの長さと5cmの直径を有する。ラテラルチューブ58と60は3.8cmの長さと3.8cmの直径を有する。チューブ54と56の直径が増大すると放電電圧が低下し、これによりフェライト損失が低減される。チューブ58と60の直径を3.8cmに低減するとフェライトサイズも低下し、従ってフェライト損失が低減される。
図3に示したランプは0.2トールのクリプトン緩衝ガスと6ミリトールの水銀蒸気が充填されている。変成器コア62はラテラルチューブ58の周囲に、変成器コア64はラテラルチューブ60の周囲に取り付けられている。各変成器コアはBE2トロイダルフェライトコアであり、2つの部分に切断され、端部が研磨されている。ワイヤの一次巻線は8ターンで各フェライトコアに巻回されている。各コアは8.1mmの外径と4.6mmの内径をと、4.4mmの横断面と88cmの容積を有する。一次巻線は図2に示したように接続され、正弦波RF源によって周波数200kHzで駆動される。
図3のランプに対するルーメン出力とルーメン/Wが図4に放電電力の関数としてプロットされている。ルーメン出力は曲線70によって示され、ルーメン/Wは曲線72によって示されている。測定は100時間のランプ動作後に40℃の冷点温度で行われた。図4に示されているように、ルーメン出力は放電電力と共に増大するが、ルーメン/W(LPW)は150Wでピークに達する。ピークLPWでは14000ルーメンが92LPWの効率(フェライトコア損失も含む)により形成される。このLPWでの軸方向ルーメン密度は415ルーメン/インチであり、これは従来のVHO蛍光ランプの2.75倍である。150Wでの放電電流は約6Aである。ここに示したパラメータでの動作は、本発明のランプに対して比較的高いルーメン出力と、高い効率と、高い軸方向ルーメン密度を同時に達成することを可能にし、従って従来のVHO蛍光ランおよび高出力高圧放電ランプに対する魅力的な選択手段となる。
図3のランプで選択された電気特性が図5にランプ電力の関数としてプロットされている。放電電圧は曲線76により、コア損失は曲線78により、電力係数は曲線80により示されている。放電電圧とコア損失は左の縦軸を基準とし、電力係数は右の縦軸を基準とする。ランプ電力が上昇するに連れ、放電電圧は低下する。放電電圧を低減することにより、相応してコア損失も低下する。図5は放電電圧を低く保つことの重要性を強調している。50Wでのコア損失は全ランプ電力の40%である。一方150Wでのコア損失は全ランプ電力の約6%にすぎない。LPWが放電電力と共に図4に示すように150Wまで上昇することはまず第1にコア損失での相応の低下に関連する。ランプの驚くべき総合的性能は動作パラメータの選択によるものである(第1のガス圧、温度、放電チューブ直径と放電電流)。BE2コア材料は最適のコア材料とはみなされない。測定は、例えばPhilips社により製造された3F3のような最高級コア材料によって、コア損失がほとんど係数2で低減できること示している。
150Wでは、放電の平均電界は約0.75V/インチである。電極放電におけるこのような小さな電界はむしろ非効率的な光源につながる。なぜなら、電極ドロップが全放電電圧に関して甚だしいからである(実質的に電極ドロップ領域からは光が到来しない)。カソード消失と効率の観点からは、電極放電は長期間このような条件の下で動作することはできない。反対に本発明のランプは非常に長い寿命を有する。なぜなら、無電極だからである。
ここに示し説明したものは本発明の有利な実施例である。これらを当業者であれば本発明の請求項に記載された範囲内で容易に変形することができる。
図1は、本発明による無電極蛍光ランプの第1実施例の概略図である 図2は、本発明の無電極蛍光ランプへの電気接続を示す概略図である。 図3は、本発明の第2実施例による無電極蛍光ランプの概略図である。 図4は、図3の無電極蛍光ランプに対する放電電力の関数としてルーメンとワット当たりのルーメンの関係を示す線図である。 図5は、図3の無電極蛍光ランプに対するランプ電力の関数として放電電圧とコア損失と電力係数とを示す線図である。

Claims (15)

  1. 無電極ランプ(10)と、変成器コア(22)と、入力巻線(30)と、無線周波電力源とを有する電気ランプアセンブリであって、
    前記無電極ランプは閉ループのチューブ状ランプ容器(12)を有し、
    該ランプ容器には水銀蒸気と緩衝ガスが含まれており、
    前記変成器コアは前記ランプ容器の周囲に配置されており、
    前記変成器コア(22)はフェライト材料を含み、
    前記入力巻線(30)は前記変成器コア(22)に配置されており、
    前記無線周波電源は前記入力巻線に接続されており、十分な無線周波エネルギーを前記水銀蒸気と前記緩衝ガスに供給し、前記ランプ容器(12)内に放電を形成する形式の電気ランプアセンブリにおいて、
    ランプ容器内のガス圧は0.67mbar(0.5トール)以下であり、
    前記放電の放電電流は2Aに等しいかまたはそれ以上であり、
    コア損失電力は前記変成器コアに関連し、
    全電力が前記無線周波電源により供給され、
    前記コア損失電力は前記無線周波電源により供給される全電力の15%以下である、
    ことを特徴とする電気ランプアセンブリ。
  2. 前記無電極ランプ(10)は、前記ランプ容器の内側表面に蛍光物質(16)を有し、
    該蛍光物質は前記放電による紫外線放射に応答して所定の波長範囲で光を放射する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  3. 前記無線周波電力源(20)は50kHzから3MHzの周波数範囲を有する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  4. 前記無線周波電力源(20)は100kHzから400kHzの周波数範囲を有する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  5. 前記緩衝ガスは希ガスを含む、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  6. 前記緩衝ガスはクリプトンを含む、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  7. 前記チューブ状ランプ容器は2.5cmから10cm(1インチから4インチ)の範囲の横断面を有する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  8. 前記変成器コア(22)はトロイダル形状を有する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  9. 第2の変成器コア(24)が前記ランプ容器(12)の周囲に配置されており、第2の入力巻線(32)が前記第2の変成器コア(24)に配置されており、前記無線周波電源に接続されている、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  10. 前記ランプ容器(12)は卵形の形状を有する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  11. 前記ランプ容器(52)は第1と第2のパラレルチューブ(54,56)を有し、当該パラレルチューブは端部で結合されていて閉ループを形成する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  12. 前記コア損失電力は前記無線周波電源により供給される全電力の6%以下である、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  13. 前記変成器コアのコア容積と前記無電極ランプの放電電力との比は2cm/W以下である、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  14. 前記ランプ容器内の圧力は0.27mbar(0.2トール)に等しいかまたはそれ以下であり、放電電流は約5A以上である、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
  15. 前記ランプ容器は紫外線透光性材料を有し、前記無電極ランプは紫外線を放射する、請求項1記載の電気ランプアセンブリ。
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