JP2007095419A - 液式鉛蓄電池用セパレータ及び液式鉛蓄電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、平板状シートの少なくとも片面に多数条の所定高さの線状主リブを設けたタイプのセパレータを使用する液式鉛蓄電池において、過充電状態になりにくくガス発生による電解液の攪拌・循環が行われにくい使用環境であっても、電解液の成層化を発生させにくくできる液式鉛蓄電池用セパレータと該セパレータを使用した液式鉛蓄電池を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の液式鉛蓄電池用セパレータは、平板状シートの少なくとも片面に複数条の連続した線状主リブが突設された液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブは、その頂面の所定位置に前記頂面を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の切欠溝を有して略水平方向に延設されていることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明の液式鉛蓄電池用セパレータは、平板状シートの少なくとも片面に複数条の連続した線状主リブが突設された液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブは、その頂面の所定位置に前記頂面を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の切欠溝を有して略水平方向に延設されていることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、平板状シートの少なくとも片面に複数条の線状主リブが突設された液式鉛蓄電池用セパレータと該セパレータを用いた液式鉛蓄電池に関する。
従来、自動車用電池として使用される液式鉛蓄電池用のセパレータとして、エンベロープ加工が容易で、耐酸性に優れたポリオレフィン系樹脂をベースとした微多孔質フィルムセパレータが知られている。このセパレータは、通常、平板状シートの少なくとも片面に、多数条の互いに平行な所定高さの連続した直線状リブを上下方向に沿って延設した形態をなし、セパレータと極板との間に多くの流動可能な電解液を確保するとともに、平板部であるセパレータ基面が正極板と直接接して早期の酸化損耗・劣化を生じることを防ぐようにしている。
また、平行な直線状リブを上下方向に配向させるようにしているのは、液式鉛蓄電池では、過充電状態になると水の電気分解が起こり極板からのガス発生が起こるため、セパレータと極板で構成された電極群内に前記ガスが滞留しないように、ガス抜け性が良い構造としているためである。電極群内にガスが滞留すると、その部分が抵抗となり、電池特性(特に高率放電特性)を悪化させる。
一方で、前記過充電時のガス発生は、液式鉛蓄電池内の電解液を攪拌・循環させる作用をもたらす。この作用により、従来の液式鉛蓄電池では、高比重の硫酸が電池下方に移動することによって起こる電解液の成層化現象(電池内上下での電解液の濃淡現象)が未然に防止できているという側面がある。電解液の成層化が起こると、電池の充放電反応が局部的になるため、電池容量が低下して、電池寿命が短くなる。
しかしながら、最近の自動車用に使用される液式鉛蓄電池では、電池の使用環境の変化(走行時は電圧を下げ、ブレーキを掛けた時は電圧を上げる等電池への負荷を軽減させている)により、電池が過充電状態になりにくくなっており、前記したようなガス発生による電解液の攪拌・循環が行われにくい構造となってきている。
一方、前記の平板状シートの少なくとも片面に多数条の互いに平行な所定高さの直線状リブを上下方向に沿って設けたタイプのセパレータを使用した液式鉛蓄電池では、前記所定高さの直線状リブによりセパレータと極板との間には大きな隙間が形成され、この隙間に電解液が多量に配置され、しかも、前記直線状リブは上下方向にのみ配向されているため、電解液が上下方向に流動し易い構造であり、電解液の成層化を促し易い。
よって、過充電状態が得られにくくガス発生による電解液の攪拌・循環が行われにくくなった最近の液式鉛蓄電池では、電解液の成層化が発生し易くなり、電池寿命の低下がもたらされ易くなっている。
そこで、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、平板状シートの少なくとも片面に多数条の所定高さの線状主リブを設けたタイプのセパレータを使用する液式鉛蓄電池において、過充電状態になりにくくガス発生による電解液の攪拌・循環が行われにくい使用環境であっても、電解液の成層化を発生させにくくできる液式鉛蓄電池用セパレータと該セパレータを使用した液式鉛蓄電池を提供することを目的とする。
本発明の液式鉛蓄電池用セパレータは、前記目的を達成するべく、請求項1に記載の通り、平板状シートの少なくとも片面に複数条の連続した線状主リブが突設された液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブは、その頂面の所定位置に前記頂面を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の切欠溝を有して略水平方向に延設されていることを特徴とする。
また、請求項2記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記複数条の線状主リブは、互いに略同一のリブ高さを有していることを特徴とする。
また、請求項3記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1または2記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記略水平方向に延びる複数条の各線状主リブの切欠溝同士が上下方向の直線的位置に配置されていることを特徴とする。
また、請求項4記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項3記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝がセパレータの下端部から上端部にかけて一直線に貫かれていることを特徴とする。
また、請求項5記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至4の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記切欠溝は、断面略半円状であることを特徴とする。
また、請求項6記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至5の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記切欠溝の深さは、前記線状主リブのリブ高さの80%以下であることを特徴とする。
また、請求項7記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至6の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブが、略直線状であることを特徴とする。
また、請求項8記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至6の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブが、波線状またはジグザグ線状であり、その波線またはジグザグ線の頂部(山部)に前記切欠溝が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の液式鉛蓄電池は、前記目的を達成するべく、請求項9に記載の通り、請求項1乃至8の何れかに記載のセパレータを使用したことを特徴とする。
また、請求項2記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記複数条の線状主リブは、互いに略同一のリブ高さを有していることを特徴とする。
また、請求項3記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1または2記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記略水平方向に延びる複数条の各線状主リブの切欠溝同士が上下方向の直線的位置に配置されていることを特徴とする。
また、請求項4記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項3記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝がセパレータの下端部から上端部にかけて一直線に貫かれていることを特徴とする。
また、請求項5記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至4の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記切欠溝は、断面略半円状であることを特徴とする。
また、請求項6記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至5の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記切欠溝の深さは、前記線状主リブのリブ高さの80%以下であることを特徴とする。
また、請求項7記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至6の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブが、略直線状であることを特徴とする。
また、請求項8記載の液式鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至6の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブが、波線状またはジグザグ線状であり、その波線またはジグザグ線の頂部(山部)に前記切欠溝が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の液式鉛蓄電池は、前記目的を達成するべく、請求項9に記載の通り、請求項1乃至8の何れかに記載のセパレータを使用したことを特徴とする。
本発明によれば、平板状シートの少なくとも片面に多数条の所定高さの線状主リブを設けたタイプのセパレータを使用する液式鉛蓄電池において、過充電状態になりにくくガス発生による電解液の攪拌・循環が行われにくい使用環境であっても、前記セパレータに略水平方向に延設した線状主リブが電解液の降下を阻害するため、電解液の成層化を発生させにくくでき、電解液の成層化に伴う電池寿命の低下を抑えることができる。
本発明の液式鉛蓄電池用セパレータは、平板状シートの少なくとも片面に複数条の連続した線状主リブが突設された液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブは、その頂面の所定位置に前記頂面を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の切欠溝を有して略水平方向に延設されていることを条件とする。こうすることで、良好なガス排出性をできるだけ確保しつつ、上下方向での電解液の自由な流動を阻害するようにして、高比重の電解液の電池下方への移動を阻害して、電解液の成層化を発生させにくくすることができる。
また、前記複数条の線状主リブは、互いに略同一のリブ高さを有していることが好ましい。こうすることで、セパレータの線状主リブ配設面と極板との間に前記切欠溝以外の大きな隙間を作らないようにでき、上下方向での電解液の自由な流動をより確実に阻害できるようになり、電解液の成層化防止効果を効率よく発揮することができるようになる。
また、前記セパレータは、前記略水平方向に延びる複数条の各線状主リブの切欠溝同士が上下方向の直線的位置に配置されていることが好ましく、更に、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝がセパレータの下端部から上端部にかけて一直線に貫かれていることが好ましい。こうすることで、前記切欠溝の断面積(セパレータの線状主リブ配設面と極板との間にできる上下方向の隙間面積に相当)や配置数を増やすことなく、高いガス排出性を得ることができ、ガス排出効率を高められる。つまり、切欠溝を設けることによる電解液の電池下方への移動阻止効果の低下を最小限に留めつつ、良好なガス排出性を得ることができる。
また、前記切欠溝は、断面略半円状であることが好ましい。こうすることで、できるだけ切欠溝の断面積を狭く取りながら、ガス排出性も良好とすることができる。つまり、切欠溝を設けることによる電解液の電池下方への移動阻止効果の低下を最小限に留めつつ、良好なガス排出性を得ることができる。
また、前記切欠溝の深さは、前記線状主リブのリブ高さの80%以下であることが好ましい。なぜならば、前記切欠溝の深さが前記線状主リブのリブ高さの80%を超えると、前記切欠溝の断面積、つまり、前記切欠溝により形成されるセパレータの線状主リブ配設面と極板との間の上下方向の隙間が大きくなり過ぎ、前記水平方向に延びる線状主リブを設けたことによる電解液の電池下方への移動阻止に基づく電解液成層化の発生防止効果が発揮できにくくなるため好ましくないからである。
また、前記略水平方向に延びる線状主リブの形状は、略直線状であっても、波線状またはジグザグ線状であっても良い。略直線状とした場合は、上下方向での電解液の比重差を比較的小さくできるという利点がある。また、波線状またはジグザグ線状とした場合には、その波線またはジグザグ線の頂部(山部)に前記切欠溝が形成されるようにすることが好ましい。こうすることで、特に、波線やジグザグ線の波長をガス排出効率の向上効果を阻害しない範囲で長く取るようにすれば、この波線やジグザグ線の頂部(山部)の数が少なくなるので、前記切欠溝の配置数を増やすことなく、高いガス排出性を確保することができ、ガス排出効率を高められる。つまり、切欠溝を設けることによる電解液の電池下方への移動阻止効果の低下を最小限に留めつつ、良好なガス排出性を得ることができる。
尚、本発明のセパレータは、前述の通り、電解液の成層化を防止するべく上下方向での電解液の自由な流動を阻害するべく、略水平方向に線状主リブを配置するようにしているので、本来セパレータの線状主リブ配設面と極板との間に上下方向に広い開口面積で連通状態に形成されるガス排出路が形成されにくくなっており、ガス排出機能が十分に発揮されない虞がある。ただし、前述の通り、液式鉛蓄電池において、電解液の成層化の問題が発生し得るのは、前述した最近の自動車用電池等の限られた用途で使用される電池や、長期間使用されない期間を経て使用される電池や、自動車に搭載される前の保管期間(店頭在庫期間)が長い電池であり、本発明は、このような使われ方をする電池に使用されることを想定したあるいは前提とした発明であり、そのような電池においては、前述の通り、電解液の成層化が起き易くなる代わりに、電池が過充電状態になることによるガス発生が起きにくいかあるいはガス発生が小規模であることから、ガス排出性が従来よりも多少劣ったとしても、実質的な問題(ガス排出機能の低下によるガス滞留による内部抵抗の増大による電池特性の悪化)につながる可能性は低いと考えられる。
前記略水平方向に延びる線状主リブのリブピッチは、5〜30mmであることが好ましい。なぜならば、リブピッチが5mm未満であると、セパレータの電気抵抗が高くなるため好ましくなく、リブピッチが30mm超えであると、電解液の成層化を防止するための電解液の上下方向での自由な流動を阻害する効果が十分に発揮できなくなるため好ましくないからである。また、前記略水平方向に延びる線状主リブのリブ幅は、1.5mm以下であることが好ましい。なぜならば、前記線状リブのリブ幅が1.5mmを超えると、セパレータの電気抵抗が高くなるため好ましくないからである。尚、前記水平方向に延びる線状主リブは、セパレータの全高(実際の使用状態にあるセパレータの全高、例えば、後述の実施例1〜3の場合では120mmとなる)を1とした時の下端から1/4〜3/4の高さ位置に少なくとも1条は存在するようにすることが好ましい。なぜならば、前記水平方向に延びる線状主リブが、セパレータの全高を1とした時の下端から1/4〜3/4の高さ位置に1条も存在しないと、前記水平方向に延びる線状主リブを設けたことよる電解液成層化防止効果が効率的に発揮できなくなるからである。尚、前記リブピッチとは、前記線状主リブが略直線状の場合には、隣接する主リブの中心間の距離を指し、前記線状主リブが波線状またはジグザグ線状の場合には、隣接する波線またはジグザグ線の波高の中心間の距離を指す。
また、前記線状主リブは、従来のセパレータのように、例えば、略上下方向に平行な複数条の線状主リブを設けた上で、前述のように、略水平方向に複数条の線状主リブを設けるようにしてもよい。この場合は、前記水平方向に延びる線状主リブのリブ高さは、前記上下方向に延びる線状主リブのリブ高さと略同一かそれよりも高くなっていることが好ましい。なぜならば、前記水平方向に延びる線状主リブのリブ高さが、前記上下方向に延びる線状主リブのリブ高さよりも低くなっていると、セパレータの線状主リブ配設面と極板との間に上下方向に前記切欠溝以外の大きな隙間ができて上下方向の隙間が大きくなり過ぎ、前記水平方向に延びる線状主リブを設けたことによる電解液の電池下方への移動阻止に基づく電解液成層化の発生防止効果が発揮できにくくなるため好ましくないからである。
更に、上下方向に延びる線状主リブと水平方向に延びる線状主リブを同時に設けるようにした場合には、前記水平方向に延びる線状主リブのリブ高さは、前記上下方向に延びる線状主リブと略同一となっていることが更に好ましい。こうすることで、前記水平方向に延びる線状主リブだけでなく、前記上下方向に延びる線状主リブが、極板群中でセパレータにかかる加圧力を支えることができるようになるので、前記水平方向に延びる線状主リブの配設条数を前記電解液の電池下方への移動阻止に基づく電解液成層化の発生防止効果にあまり影響を与えない範囲で減らすことができ、セパレータの電気抵抗を極力高めないようにすることができるとともに、前記水平方向に延びる線状主リブを設けたことによるガス排出性阻害の影響を軽減することができる。
本発明の液式鉛蓄電池用セパレータは、前記線状主リブが、前記セパレータの平板部であるセパレータ基部と同材質であり、該基部とともに一体成形されているものであることが好ましい。このようにした場合は、生産性、製造コスト面でも有利なセパレータとすることができる。
本発明のセパレータは、構成材料、製造方法等については、特に限定するものではないが、一般的な次のようにして得られるものであればよい。つまり、前記セパレータは、例えば、ポリオレフィン系樹脂、無機粉体、可塑剤を夫々適量配合した原料組成物を二軸押出機により加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、所定のリブ形状を付与するように予め所定の溝を刻設された一対の成形ロール間を通して所定厚さ・所定形状のシートに成形後、前記可塑剤と相溶性を有する適当な溶媒中に浸漬して前記可塑剤の所定量を抽出除去し、乾燥することによって得られる、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体を主体構成とする平均孔径1μm以下の連続微多孔を有した微多孔質フィルムセパレータであることが好ましい。
次に、本発明の実施例について比較例とともに一部図面を参照しながら詳細に説明する。図1、図2、図3、図4はそれぞれ、後述する実施例1、実施例2、実施例3、比較例の液式鉛蓄電池用セパレータの概略構成を示す説明図である。
(実施例1)
ポリオレフィン系樹脂(例えば、高密度ポリエチレン樹脂)、無機粉体(例えば、シリカ)、可塑剤(例えば、鉱物油)を主体とする原料組成物を二軸押出機により加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、所定のリブ形状を付与するように予め所定の溝を刻設された一対の成形ロール間を通して所定厚さ・所定形状のシートに成形後、前記可塑剤と相溶性を有する適当な溶媒(例えば、n−ヘキサン)中に浸漬して前記可塑剤の所定量を抽出除去し、乾燥することによって、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体を主体構成とする平均孔径1μm以下の連続微多孔を有した微多孔質フィルムを得、これを所定寸法に裁断して、実施例1の液式鉛蓄電池用セパレータとした。
実施例1のセパレータ(1)は、図1に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(5)が水平方向に突設されている。また、前記複数条の線状主リブ(5)は、互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図1に示すように、前記線状主リブ(5)は、その頂面(7)の所定位置に前記頂面(7)を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の断面略半円状の切欠溝(8)を有している。また、図1に示すように、前記水平方向に延びる複数条の各線状主リブ(5)の切欠溝(8)同士が上下方向の直線的位置に配置されており、しかも、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝(8)がセパレータ(1)の下端部から上端部にかけて一直線に貫かれている。また、前記切欠溝(8)の深さ(9)は、主リブ高さ(3)0.8mmに対して50%の寸法である0.4mmの深さとなっている。
また、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ(10)は10mmであり、前記線状主リブ(5)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図1に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図1は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
(実施例1)
ポリオレフィン系樹脂(例えば、高密度ポリエチレン樹脂)、無機粉体(例えば、シリカ)、可塑剤(例えば、鉱物油)を主体とする原料組成物を二軸押出機により加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、所定のリブ形状を付与するように予め所定の溝を刻設された一対の成形ロール間を通して所定厚さ・所定形状のシートに成形後、前記可塑剤と相溶性を有する適当な溶媒(例えば、n−ヘキサン)中に浸漬して前記可塑剤の所定量を抽出除去し、乾燥することによって、ポリオレフィン系樹脂と無機粉体を主体構成とする平均孔径1μm以下の連続微多孔を有した微多孔質フィルムを得、これを所定寸法に裁断して、実施例1の液式鉛蓄電池用セパレータとした。
実施例1のセパレータ(1)は、図1に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(5)が水平方向に突設されている。また、前記複数条の線状主リブ(5)は、互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図1に示すように、前記線状主リブ(5)は、その頂面(7)の所定位置に前記頂面(7)を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の断面略半円状の切欠溝(8)を有している。また、図1に示すように、前記水平方向に延びる複数条の各線状主リブ(5)の切欠溝(8)同士が上下方向の直線的位置に配置されており、しかも、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝(8)がセパレータ(1)の下端部から上端部にかけて一直線に貫かれている。また、前記切欠溝(8)の深さ(9)は、主リブ高さ(3)0.8mmに対して50%の寸法である0.4mmの深さとなっている。
また、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ(10)は10mmであり、前記線状主リブ(5)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図1に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図1は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
(実施例2)
前記実施例1と同様にして、以下のようなセパレータを得た。
実施例2のセパレータ(1)は、図2に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に、複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(5)が水平方向に突設され、同じく複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(6)が上下方向にも突設されている。また、図2に示すように、前記水平方向に延びる複数条の線状主リブ(5)は互いに略同一のリブ高さ(3)を有し、前記上下方向に延びる複数条の線状主リブ(6)も互いに略同一のリブ高さ(3)を有し、更に、前記水平方向に延びる複数条の線状主リブ(5)は、前記上下方向に延びる複数条の線状主リブ(6)と互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図2に示すように、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)は、前記実施例1と同様に、その頂面(7)の所定位置に前記頂面(7)を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の断面略半円状の切欠溝(8)を有している。また、図2に示すように、前記実施例1と同様に、前記水平方向に延びる複数条の各線状主リブ(5)の切欠溝(8)同士が上下方向の直線的位置に配置されており、しかも、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝(8)がセパレータ(1)の下端部から上端部にかけて一直線に貫かれている。また、前記切欠溝(8)の深さ(9)は、主リブ高さ(3)0.8mmに対して50%の寸法である0.4mmの深さとなっている。
また、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ(10)は20mmであり、前記線状主リブ(5)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。また、前記上下方向に延びる線状主リブ(6)のリブピッチ(11)は22mmであり、前記線状主リブ(6)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図2に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図2は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
前記実施例1と同様にして、以下のようなセパレータを得た。
実施例2のセパレータ(1)は、図2に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に、複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(5)が水平方向に突設され、同じく複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(6)が上下方向にも突設されている。また、図2に示すように、前記水平方向に延びる複数条の線状主リブ(5)は互いに略同一のリブ高さ(3)を有し、前記上下方向に延びる複数条の線状主リブ(6)も互いに略同一のリブ高さ(3)を有し、更に、前記水平方向に延びる複数条の線状主リブ(5)は、前記上下方向に延びる複数条の線状主リブ(6)と互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図2に示すように、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)は、前記実施例1と同様に、その頂面(7)の所定位置に前記頂面(7)を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の断面略半円状の切欠溝(8)を有している。また、図2に示すように、前記実施例1と同様に、前記水平方向に延びる複数条の各線状主リブ(5)の切欠溝(8)同士が上下方向の直線的位置に配置されており、しかも、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝(8)がセパレータ(1)の下端部から上端部にかけて一直線に貫かれている。また、前記切欠溝(8)の深さ(9)は、主リブ高さ(3)0.8mmに対して50%の寸法である0.4mmの深さとなっている。
また、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ(10)は20mmであり、前記線状主リブ(5)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。また、前記上下方向に延びる線状主リブ(6)のリブピッチ(11)は22mmであり、前記線状主リブ(6)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図2に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図2は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
(実施例3)
前記実施例1と同様にして、以下のようなセパレータを得た。
実施例3のセパレータ(1)は、図3に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に複数条の互いに平行な連続したジグザグ線状をなす所定高さの線状主リブ(5)が水平方向に突設されている。また、前記複数条の線状主リブ(5)は、互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図3に示すように、前記線状主リブ(5)は、その頂面(7)の所定位置に前記頂面(7)を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の断面略半円状の切欠溝(8)を有している。また、図3に示すように、前記切欠溝(8)は、前記ジグザグ線状をなす線状主リブ(5)のジグザグ線の頂部(山部と谷部)に形成されている。また、図3に示すように、前記実施例1と同様に、前記水平方向に延びる複数条の各線状主リブ(5)の切欠溝(8)同士が上下方向の直線的位置に配置されており、しかも、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝(8)がセパレータ(1)の下端部から上端部にかけて一直線に貫かれている。また、前記切欠溝(8)の深さ(9)は、主リブ高さ(3)0.8mmに対して50%の寸法である0.4mmの深さとなっている。
また、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ(10)は10mmであり、前記線状主リブ(5)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図3に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図3は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
前記実施例1と同様にして、以下のようなセパレータを得た。
実施例3のセパレータ(1)は、図3に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に複数条の互いに平行な連続したジグザグ線状をなす所定高さの線状主リブ(5)が水平方向に突設されている。また、前記複数条の線状主リブ(5)は、互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図3に示すように、前記線状主リブ(5)は、その頂面(7)の所定位置に前記頂面(7)を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の断面略半円状の切欠溝(8)を有している。また、図3に示すように、前記切欠溝(8)は、前記ジグザグ線状をなす線状主リブ(5)のジグザグ線の頂部(山部と谷部)に形成されている。また、図3に示すように、前記実施例1と同様に、前記水平方向に延びる複数条の各線状主リブ(5)の切欠溝(8)同士が上下方向の直線的位置に配置されており、しかも、前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝(8)がセパレータ(1)の下端部から上端部にかけて一直線に貫かれている。また、前記切欠溝(8)の深さ(9)は、主リブ高さ(3)0.8mmに対して50%の寸法である0.4mmの深さとなっている。
また、前記水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ(10)は10mmであり、前記線状主リブ(5)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図3に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図3は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
(比較例)
前記実施例1と同様にして、以下のようなセパレータを得た。
比較例のセパレータ(1)は、図4に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(6)が上下方向に突設されている。また、前記複数条の線状主リブ(6)は、互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図4に示すように、前記線状主リブ(6)は、その頂面(7)には切欠溝を一切有していない。
また、前記上下方向に延びる線状主リブ(6)のリブピッチ(11)は10mmであり、前記線状主リブ(6)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図4に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図4は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
前記実施例1と同様にして、以下のようなセパレータを得た。
比較例のセパレータ(1)は、図4に示すように、ベース厚さ(2)0.2mm、主リブ高さ(3)0.8mm、総厚さ(4)1.0mmの微多孔質フィルムで、その一方の面に複数条の互いに平行な連続した直線状をなす所定高さの線状主リブ(6)が上下方向に突設されている。また、前記複数条の線状主リブ(6)は、互いに略同一のリブ高さ(3)を有している。また、図4に示すように、前記線状主リブ(6)は、その頂面(7)には切欠溝を一切有していない。
また、前記上下方向に延びる線状主リブ(6)のリブピッチ(11)は10mmであり、前記線状主リブ(6)の断面形状は、リブ底幅0.9mm、リブ頂幅0.45mmの略台形状となっている。
尚、図4に示すセパレータ(1)は、縦240mm×横150mmの長方形サイズのセパレータ(1)が長手方向の中心位置でU字状に折り曲げられた状態で両側端辺が溶接シールされた高さ120mm×幅150mmの袋状セパレータであり、図4は、見掛け上2枚のセパレータシートが前後に重なったようになったうちの前後何れか一方のセパレータシートのみを描いたものである。
次に、上記にて得られた実施例1〜3及び比較例の各セパレータを使用して、JIS D 5301に規定の55D23型相当の液式鉛蓄電池を作製し、周囲温度75℃にて、14.4V、制限電流25Aで10分間充電した後に25Aで4分間定電流にて放電する充放電サイクルを480回繰り返した時の、電池内上下方向での電解液比重の分布状況を調べた。結果を表1に示す。
表1の結果から明らかなように、水平方向に延びる線状主リブを配設しなかった比較例の液式鉛蓄電池用セパレータを使用した液式鉛蓄電池では、充放電を繰り返した時の電池内上下方向での電解液比重に最大20%のばらつきが認められたのに対し、本発明の実施例1〜3の液式鉛蓄電池用セパレータを使用した液式鉛蓄電池では、充放電を繰り返した時の電池内上下方向での電解液比重のばらつきは、実施例1の場合で最大10%、実施例2の場合で最大6%、実施例3の場合で最大5%となり、電解液の成層化が低く抑えられた。
1 セパレータ
2 ベース厚さ
3 線状主リブ高さ
4 総厚さ
5 水平方向に延びる線状主リブ
6 上下方向に延びる線状主リブ
7 頂面
8 切欠溝
9 切欠溝の深さ
10 水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ
11 上下方向に延びる線状主リブ(6)のリブピッチ
2 ベース厚さ
3 線状主リブ高さ
4 総厚さ
5 水平方向に延びる線状主リブ
6 上下方向に延びる線状主リブ
7 頂面
8 切欠溝
9 切欠溝の深さ
10 水平方向に延びる線状主リブ(5)のリブピッチ
11 上下方向に延びる線状主リブ(6)のリブピッチ
Claims (9)
- 平板状シートの少なくとも片面に複数条の連続した線状主リブが突設された液式鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記線状主リブは、その頂面の所定位置に前記頂面を上下方向に貫く所定深さのガス排出用の切欠溝を有して略水平方向に延設されていることを特徴とする液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記複数条の線状主リブは、互いに略同一のリブ高さを有していることを特徴とする請求項1記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記略水平方向に延びる複数条の各線状主リブの切欠溝同士が上下方向の直線的位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記上下方向の直線的位置に配置される切欠溝がセパレータの下端部から上端部にかけて一直線に貫かれていることを特徴とする請求項3記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記切欠溝は、断面略半円状であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記切欠溝の深さは、前記線状主リブのリブ高さの80%以下であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記線状主リブが、略直線状であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 前記線状主リブが、波線状またはジグザグ線状であり、その波線またはジグザグ線の頂部(山部)に前記切欠溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の液式鉛蓄電池用セパレータ。
- 請求項1乃至8の何れかに記載のセパレータを使用したことを特徴とする液式鉛蓄電池。
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- 2005-09-28 JP JP2005281334A patent/JP2007095419A/ja not_active Withdrawn
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