JP2007095288A - メモリーセルアレーにデータを記憶させる方法 - Google Patents

メモリーセルアレーにデータを記憶させる方法 Download PDF

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Abstract

【課題】書き込み読み出し消去フォーマットで大容量のデータを永久に記憶する装置及び方法を提供すること。
【解決手段】IC半導体メモリーチップ上に製造可能なメモリーセルアレーは、256行×8列に配置されたメモリーセルと、1個の行アドレスレコーダ回路44と、8個の列書き込み読み出し消去感知回路46とで構成されている。メモリーセルアレーのアドレススペースの総容量は256の唯一無二の別々のアドレスとなる。各アドレススペースには唯一無二の8ビット語が記憶されるように割り当てられ、且つ特定の唯一無二のアドレススペースを含む各メモリーセルは「1」即ち「高」又は「0」即ち「低」ビットのいずれかであってこれらの組合せではない単一形式の2値ビットを一時に記憶するように割り当てられる。前記メモリーセルは、電磁気素子を記憶素子とする消去されるまではデータを記憶しているスタティック書き込み読み出しメモリーセルである。
【選択図】 図8

Description

本発明はコンピュータ等のデジタルシステムにデータを記憶する改良された装置及び方法に関し、特に第1の実施例においては1ビットのデータを記憶し、及び第2と第3の実施例においては2以上のビットのデータを記憶する改良された単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルに関するものである。これらの3つの実施例における本発明は、コンピュータ等のデジタルシステムへの供給電源をオフにした時にも、メモリーセルに記憶されたデータを保持することができる。
従来から、いくつものスタティック書き込み読み出しデータ記憶メモリー(SRAM)が存在している。NORセルアレー用の従来の1実施例においては、図1Aと図1Bに示すように2個のゲートと2個のキャパシターを有する回路が用いられている。データは二酸化シリコンによって第1ゲートを絶縁することによって当該第1ゲートに記憶され、従って絶縁キャパシターに長い年月にわたって記憶されることができる。セルに記憶されているデータを消去するためには、セルは強い紫外線にさらされる。強い紫外線は二酸化シリコンの絶縁を僅かに導電性にするからである。すると、キャパシターに蓄積されていた電荷が消滅する。
図1Aと図1Bは消去可能なスタティック書き込み読み出しメモリー、即ちEPROMに用いられる従来のメモリーセルの構成を示す。初期状態では、フローティングゲート2には電荷は存在せず、従ってゲート4、ドレイン6及びソース8は全て接地されている。ゲート4上の電圧が増加すると、ゲート2の電圧もゆっくりと上昇するが、その値は容量性ドライバー(C14−C12)によって決定される。それ故、ゲート4から見たトランジスタM10のスレシホールド電圧(VT)も上昇する。ゲート4上の電圧がスレシホールド電圧(VT
)の約2倍に達すると、チャンネルが形成され、従ってNORアレーに用いられた場合には回路は正論理「0」を記憶する。セルに「0」を書き込むためには、ソース8とサブストレート10は接地されたままで、ゲート4とドレイン6は25ボルトまで上昇させられる。その結果、正常な導電特性に基づく大きなドレイン電流が流れ、且つドレイン・サブストレート欠乏領域の高い電界によってドレイン・サブストレート接合に付加的電流を伴ったアバランシェ・ブレークダウンが発生する。電子は加速されて薄い酸化物層を通過し、ゲート2にトラップされる。ゲート4とドレイン6の電位がゼロになった時に、ゲート2の負の電荷がその電位を約マイナス5ボルトにさせる。もし読み出し用のゲート4の電圧がプラス5ボルトに制限されているならば、チャンネルは形成されず、論理「1」がセルに記憶される。データはセルに紫外線を当てることによって消去される。紫外線はゲート2の二酸化シリコンの絶縁層を導電性にし、ゲート2に蓄積されていた電荷を放出するからである。
従来の従来のメモリーセルについて、以下に更に詳細に説明する。図1Bは図1Aの概略の回路図で、ゲート2、ゲート4、蓄積キャパシタ12、キャパシタ14、及びトランジスタM10が明瞭に示されている。図2AはNMOS技術を基礎にした従来のスタティック書き込み読み出しメモリーセルを示す。このセルは、一対の交差結合のインバータM30、M40、M50及びM60からなる記憶フリップフロップを具備する。トランジスタM70とM80はメモリーセルの入出用の切替え可能なデータパスを提供する。
他の従来のスタティック書き込み読み出しメモリーセルを図2Aと図2Bに示す。これらには、NMOS技術とCMOS技術がそれぞれ使われている。
図2BはCMOS技術を基礎にした従来のスタティック書き込み読み出しメモリーセルを示す。このセルは、一対の交差結合のインバータM80、M90、M100及びM110
からなる記憶フリップフロップを具備する。トランジスタM120 とM130 はメモリーセルの入出用の切替え可能なデータパスを提供する。図2Aと図2Bにおいて、線16は行選択線であり、線18と22はデータパス線として用いられる列選択線である。
これら以外にも、デジタルシステム用SRAMメモリーセルの先行技術は存在する。しかしながら、これらの従来例においては、ICメモリーチップ上にエリア毎のメモリーセルをもっと多く配置するのを容易にするためには、単一メモリーセルを構成する部品の数を現行のものより更に少なくことが必要である。加えて、各メモリーセルが一時に保持できるデータの量を増加する必要がある。ところが、これらの従来装置は、スタティック型であれダイナミック型であれ、一時にメモリーセル毎に1ビットのデータを記憶するものである。
従って本発明の第1の目的は、構成素子の数を削減したメモリーセル装置と、及び単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルに1ビットのデータを記憶する改良した方法とを提供することである。本発明の他の目的は、コンピュータ等のデジタルシステムに用いられる1ビット又は2以上のビットのデータを指定時に記憶する改良されたメモリーセル装置および方法を提供することである。
本発明の他の目的は、コンピュータ等のデジタルシステムの内蔵メインメモリー用RAMとして用いることができる多数のビットの2値データを記憶する改良されたメモリーセル装置及び方法を提供することである。本発明の他の目的は、コンピュータ等のデジタルシステムの内蔵メインメモリー用ROMとして用いることができる多数のビットの2値データを記憶する改良されたメモリーセル装置及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は、ビデオ、オーディオ及びコンピュータのデータを記録するメモリーカートリッジ内に同一の複数のセルからなる1個のアレーを形成できるスタティックメモリーセル用の装置及び方法を提供することである。なお、前記データの記録と再生は可動部のない特定目的のレコーダーで行われる。
本発明の他の目的は、ビデオ、オーディオ及びコンピュータのデータを記録するメモリーカード内に同一の複数のセルからなる1個のアレーを形成できるスタティックメモリーセル用の装置及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は、コンピュータ等のデジタルシステムの内蔵メインメモリーとして、書き込み読み出し消去フォーマットで大容量のデータを永久に記憶する装置及び方法を提供すること、及びこのようにすることによって磁気ディスク、磁気テープ及びCD−ROMのようなデータ記憶装置と比べて駆動電力を大幅に減少させた装置及び方法を提供することである。本発明の他の目的及び利点は、添付の図面並びに適切な実施例の詳細な説明の記載から、当業者には容易に理解されるであろう。
上記課題を解決するメモリーセルアレーにデータを記憶させる方法は、下記の段階を含むものである。
(a) メモリーセルアレーに記憶される1語のデータの標準語長を、この1語のデータが含むことができる最大値の2値ビットを特定することによって決定する段階。
(b) 上記標準語長のデータ語を含む最大値の2値ビットが配置されることができる各々可能な唯一無二の標準語長のデータの形成がなされ、上記唯一無二の標準語長のデータがメモリーセルアレー内の対応する唯一無二の標準語長のアドレススペースに分配されるように、メモリーセルアレー内にアドレススペースを配置する段階。
(c) メモリーセルアレー内の対応する唯一無二の標準語長のアドレススペースに、唯一無二の標準語長のデータをそれぞれ記憶させる段階。
本発明のデータ記憶素子は磁性材料で作られているから、信号を運ぶ金属線をチップにエッチングする容易さと同様に、各メモリーセルに容易に組み込むことができる。現在の16メガビット、64メガビット、及び256メガビットのDRAMメモリーチップに比べたとき、本発明は第1実施例や第2実施例の良好な変形を様々な方法で上記DRAMメモリーチップに提供する。
第1に、これはDRAMが名前の通りダイナミックであるように永久にスタティックな書き込み読み出し消去メモリーである。本発明は、第1実施例においては、全てのデジタルシステム用のSRAM、RAM、ROM及びEPROMとして働くことができ、このデジタルシステムのメインメモリーに記憶されたデータはデジタルシステムの電源がオフにされるときに、磁気ディスクや磁気テープのような周辺記憶システムにダウンロードされる必要がない。
第2に、第2実施例においては、本発明は上記の特徴に加えて、現在のDRAMメモリーに比較するとメモリーセル毎のデータ記憶容量が
かに大きいという特徴を有する。16メガセルDRAMチップは、正確に16,777,216個のメモリーセルを有し、チップ毎に正確に16,777,216ビットのデータ即ち2,097,152バイトのデータを記憶する。これに対して、本発明の第2実施例における16メガセルメモリーチップは正確に16,777,216個のメモリーセルを有するが、前述した特定形式の最大5000ビットのデータを各メモリーセルが記憶するときには16,777,216×5000ビット、即ち8.388608×1010ビット、従って1.048576×1010バイト即ち10.48576ギガバイトのデータを記憶する。ここに、5000という数は一例であって、メモリーセルの設計パラメータによって決まるものである。
第3に、第1、第2及び第3実施例において、本発明はメモリーカートリッジ又はメモリーカードの形で実施することができる。即ち、本発明は、(a)第1及び第2実施例において、空のメモリーカートリッジ又は空のメモリーカードとして実施される。そしてこれらの消去可能なメモリーカートリッジ又はメモリーカードはデジタルシステムが磁気ディスクや磁気テープの駆動に現在では消費されている電気エネルギーを保存する必要があるような状況の下で、データを記録するのに用いられる。
又、本発明は、(b)その第2実施例において、ビデオ・オーディオプレーヤー用の記録済メモリーカートリッジ又はメモリーカードとして実現することができる。この記録済メモリーカートリッジ又はメモリーカード用のビデオ・オーディオプレーヤーは、モータのような可動部を有しないものである。更に、この場合も磁気ディスクや磁気テープやレーザーディスクの駆動に現在では消費されている電気エネルギーを保存することができる。
更に、本発明は、(c)その第3実施例において、様々なデジタルシステムに利用されるROMカートリッジ又はROMメモリーカードとして実施できる。ここでは、これらのROMカートリッジ又はROMメモリーカードは、予め準備されたソフトウエアが記録されている。これは、非常に大きな記憶スペースが必要な長大なソフトウエアプログラムが繰り返し利用され、且つデジタルシステムの主永久記憶装置に取り入れられるような場合に便利である。これは、現在のスタティックRAM(SRAM)、ROM或いはDRAMと違って、本発明が膨大なデータ記憶容量を有するから実現できるのである。
第4に、本発明は第2実施例と第3実施例において、光ディスク駆動装置は勿論、ディスク駆動装置や磁気テープの如き周辺データ記憶装置と、トランジスタ6個からなるスタティックRAMの両方と比較した場合、エネルギー消費が少ないものである。例えば、前述した如く1個のセルが5000ビットのデータを記憶するように設計されている場合、本発明の16メガセルICチップは10.48576バイトを記憶することができ、これは最新のダブルサイドCD−ROMが記憶するものと略等しい。本発明は、データの記憶とデータへのアクセスにモータ機構を駆動するので大きなエネルギーを必要とする現在の記憶駆動装置でなく、オンボード主記憶装置であるという利点を有する。
第5に、本発明は現行のトランジスタ6個からなるSRAMに比べると、書き込みと読み出しサイクル時間が短いという特長を有する。これは、本発明における個々のメモリーセルがトランジスタ6個からなるSRAMのメモリーセルよりも小さく、従って書き込み又は読み出されるビット毎のデータ信号の伝達時間を小さくできるからである。
第6に、現行のトランジスタ6個からなるSRAMはそのフリップフロップ型メモリーセルにデータを保持するためには一定の直流電力供給が必要であるが、本発明ではそのような必要がないので、エネルギーの節約となる。本発明においては、データは電磁エネルギーとして記憶されるから、電源をオフにした場合でもデータは保持される。本発明をいくつもの実施例を示して詳細に説明したが、本発明は勿論これらの実施例に限定されるものではない。
本発明は下記の段階を含むモリーセルアレーにデータを記憶させる方法である。
(a) メモリーセルアレーに記憶される1語のデータの標準語長を、この1語のデータが含むことができる最大値の2値ビットを特定することによって決定する段階。
(b) 上記標準語長のデータ語を含む最大値の2値ビットが配置されることができる各々可能な唯一無二の標準語長のデータの形成がなされ、上記唯一無二の標準語長のデータがメモリーセルアレー内の対応する唯一無二の標準語長のアドレススペースに分配されるように、メモリーセルアレー内にアドレススペースを配置する段階。
(c) メモリーセルアレー内の対応する唯一無二の標準語長のアドレススペースに、唯一無二の標準語長のデータをそれぞれ記憶させる段階。
図3Aは本発明の第1、第2実施例として記述する単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーを示す。トランジスタM20は行アドレス選択線24によってスイッチ・オンされ、データ書き込みビット線26はデータの書き込みに用いられる。データ読み出しビット線28はデータの読み出しに用いられ、データ消去ビット線32はデータの消去に用いられる。データ読み出し素子34は電磁気又は磁気素子36に物理的に程よく近接して設けられ、従って電磁気素子又は磁気36の特定の方向の電磁界又は磁界38がデータ読み出し素子34を横切っている。
図3B1は本発明の第3実施例においてBJT技術に基づいた単一トランジスタ型読み出し専用メモリーセル(ROM)である。図3Aの回路で必要であるデータ書き込みビット線26とデータ消去ビット線32は図3B1では除去されているが、読み出し専用メモリーセルではデータは製造時に書き込まれ、且つ消去はできないからである。同様の理由から、図3Aの回路のトランジスタM20からはデータ書き込み用電圧電流入力エミッタ52とデータ書き込み用電圧電流入力エミッタ56は除去されており、図3B1のトランジスタM21はエミッタ1個のトランジスタである。
図3B2はMOS技術に基づいた単一トランジスタ型読み出し専用メモリーセル(ROM)である。データ読み出しビット線68は、データ読み出し感知回路74によって活性化される。データ読み出し感知回路74は、データ線72とデータ読み出しビット線68の間に接続されている。データ読み出しビット線68には読み出し電圧と対応する読み出し電流が加えられる。従って、データ読み出し感知回路74は点400と点600との間の電圧を測定することができ、そしてデータ読み出し素子34に発生する電圧であってメモリーセルに一時に記憶できるデータ量に比例した電圧を測定することができる。
図4Aはデータ読み出し素子34がインジウムアンチモン半導体であって、図示の方向の電磁界38が存在している場合に電流42がその端子を通って図示の方向に流れたときに発生する端子間電圧の変化を示したものである。図4Bはデータ読み出し素子34が鉄ニッケル合金であって、図示の方向の電磁界38が存在している場合に電流42がその端子を通って図示の方向に流れたときに発生する端子間抵抗の変化を示したものである。
図5は本発明の第1の実施例においてデータ読み出しサイクル期間にアクティブモードで動作しているトランジスタM20の電圧変移特性を示す。本発明の第2実施例においては、トランジスタM20は飽和モードで動作する。
図6は2以上のビットのデータを一時に記憶するように設計された単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルの回路図である。書き込み読み出し消去感知回路46はデータ読み出しサイクル期間に点200と点220に接続され、従って本発明の第2実施例において詳細に説明する如くデータ読み出し回路ループに発生する電圧を測定する。これは、列書き込み読み出し消去感知回路46にコレクタ端子55のコレクタ電圧を読み出させることによっても実現できる。
図7は書き込みサイクル、読み出しサイクル及び消去サイクルの各期間中に、トランジスタM20の特定のエミッタが「高」即ち、接続され或いはオン状態になっており、その他のエミッタが「低」即ち、接続が解かれ或いは開状態になっているかを示す図である。
図8はIC半導体メモリーチップ上に製造することができる本発明の256×8メモリーセルアレーを示す。個々のメモリーセルは第1の実施例即ち1ビットのデータを一時に記憶するメモリーセルか、第2の実施例即ち2以上のビットの特定形式のデータを一時に記憶するメモリーセルのいずれかを構成する。行アドレスデコーダ回路44と列アドレス感知回路46をメモリーチップの外に配置するという設計でも本発明の目的と機能に何ら問題がないようにできるが、ここではいずれもメモリーチップ上に配置されている。
図9は本発明の第2実施例における256×8メモリーセルアレー、及びプログラム1とプログラム2を示す。プログラム1とプログラム2は夫々が8つの命令を有し、且つ各命令は標準語長の8ビットを有する。通常は、このメモリーセルアレーはこれらのプログラムの1つを記憶するだけである。しかし、本発明の第2実施例は同時に2つのプログラムを記憶することができる。何故なら、第2実施例の詳細な説明から明らかな如く、そのメモリーセルは2以上のビットの特定形式のデータを一時に記憶するように設計されているからである。
図10は書き込みサイクル、読み出しサイクル及び消去サイクルの各期間中に、「高」即ち、接続され或いはオン状態になっているエミッタはどれか、且つ、「低」即ち、接続が解かれ或いは開状態になっているエミッタはどれかを示す真理値表である。
図11は金属酸化物半導体技術に基づいた本発明の第3実施例、即ち読み出し専用メモリーフォーマットのメモリーセルアレーを示す。データ読み出しビット線68と72はデータ読み出し感知回路74によって制御され、行アドレス選択線80は行アドレスデコーダ回路82によって制御される。
以下、本発明の実施例を更に詳細に説明する。
図3Aは単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルとしての本発明の第1実施例で、マルチエミッタ型トランジスタM20は行アドレスデコーダ回路44によって制御され活性化される行アドレス選択線24によりスイッチ・オンされる。トランジスタM20は1+0+0=1、0+1+0=1及び0+0+1=1の論理演算を行うOR機能のための入力端子となる3つのエミッタ52、54及び56を有しており、書き込みサイクル、読み出しサイクル及び消去サイクルのいずれかの機能サイクル期間中に、1つのエミッタのみが「高」入力で、且つその他のエミッタは「低」入力、即ち開状態のまま或いは図3Aの書き込み読み出し消去感知回路46内の信号供給を受けないように信号入力線の接続が切断されて上記実行中の特定の機能サイクルには関与しないように条件付けられている。エミッタ52はデータ書き込みに、エミッタ54はデータ読み出しに、そしてエミッタ56はデータ消去にそれぞれ用いられ、この場合の真理値表は図10の通りである。また、各データ機能サイクル期間中のエミッタ入力も図10に示す通りである。ここで、一時に許容される機能は3つの中の1つだけであり、2つ又は3つの機能が書き込み読み出し消去感知回路46によって同時に実行されることはない。
データ書き込みサイクル機能においては、データ書き込みビット線26は書き込み読み出し消去感知回路46によって活性化され、且つデータ読み出しビット線28とデータ消去線32は該回路46によって不活性化、即ち該回路46との接続を切断される。予め定められた大きさのデータ書き込み電圧がデータ書き込みビット線26に与えられ、従って、これに対応したデータ書き込み電流がデータ書き込みビット線26を流れ、且つ電磁気又は磁気素子36を矢印で示す方向(図4A、4B)に流れる。すると、所定の大きさの電磁気又は磁気が誘導され、これに対応した大きさの電磁界又は磁界38(これが1ビットのデータを表す)が発生する。
データ書き込み電流は、データ書き込み入力用エミッタ端子52に接続されたデータ書き込み線26を流れる。データ書き込み線26には書き込み読み出し消去回路46によってデータ書き込み電圧V1
が与えられが、このデータ書き込み電圧V1 はデータ書き込み入力用エミッタ端子52の入力として作用し、出力段に出力電圧VO1を与える。同様に、データ書き込み入力用エミッタ端子52にデータ書き込み電流I1
が与えられると、コレクタ端子C55には対応する出力電流が発生する。電圧VO2とコレクタ電流は、データ線35を介して書き込み読み出し消去感知回路46によって出力段において測定されるが、これはデータ書き込み回路ループとデータ書き込みサイクルの接続と機能が適切か否かをそれぞれチェックするためである。
電磁界又は磁界38を誘導する電磁気又は磁界は、以下に詳述する如く、データ読み出し素子の電圧V2
がトランジスタM20を導電状態にさせるように機能する所定の適切な大きさでなければならない。1つの所定の大きさの電磁気又は磁気は「高」ビット即ち論理「1」を表し、他の所定の大きさの電磁気又は磁気は「低」ビット即ち論理「0」を表す。メモリーセルに記憶されたデータを読み出すために、データ読み出しビット線28には3A図の書き込み読み出し消去感知回路46によって所定の大きさの読み出し電圧が与えられる。読み出し電圧によって発生する読み出し電流は、図4A及び図4Bに示す如く、データ読み出しビット線28を流れ、且つデータ読み出し素子34を流れる。データ読み出し素子34がインジウムアンチモン半導体である場合、その端子間に発生する電圧V2はデータ読み出し電流I2
又はI3がその端子間を流れるときに発生する電磁界又は磁界38、即ちHx 又はHy に比例して変化する。
データ読み出し素子34の端子間に発生する電圧V2
と電磁界又は磁界38即ちHx との関係は次式で表される。
V2 =(1/S)KI2 HxここにV2 はデータ読み出し素子34の端子間に発生する電圧、Kはインジウムアンチモン半導体に特有の定数、Hx
は電磁気又は磁気素子36の電磁界又は磁界、I2 はデータ読み出し素子34を通過して流れるデータ読み出し電流、Sはデータ読み出し素子34の幅である。SとKは設計上で与えられた定数であり、且つ電流I2
の大きさは一定であるから、データ読み出し素子34の端子間に発生する電圧V2 は電磁気又は磁気素子36の電磁界又は磁界38即ちHx に対応した電磁気又は磁気の強さに比例する。この電磁気又は磁気の強さは、メモリーセルに記憶された「高」即ち「1」又は「低」即ち「0」のいずれかの形式のビットに比例する。
データ読み出し素子34の端子間に発生する電圧V2
はデータ読み出し用電圧電流入力エミッタ端子54に対する入力電圧として作用する。図5を参照して説明すると、入力エミッタ端子54への入力電圧V2 がトランジスタM20を導通させるのに充分な大きさの低さであれば、コレクタ端子の供給電圧VCCと略等しい出力電圧V0L即ち電圧V02が出力段に表れるが、これが「低」即ち「0」を与える。入力電圧V2
が増加すると、入力エミッタ電流IE が増加し、それに伴ってコレクタ電流IC を増加させる。すると出力電圧V02は略VOH即ちVCE(sat)まで上昇する。これが「高」即ち「1」ビットを表す。しかしながら、本発明に用いられる或る種のトランジスタでは、VCE(sat)
は負であり、従ってY軸の負の大きな電圧を下限値としている図5に於いて、出力電圧の増加はY軸の正の方向への変化を示す。
VOHとVOLは書き込み読み出し消去感知回路46によって測定され、記憶されたビットが決定される。「高」出力電圧はVOH、「低」出力電圧はVOL、VOH=VCE(sat)
、VOL=VCCであるから、VOH=VCE(sat) は「高」即ち「1」ビットを表し、VOL=VCCは「低」即ち「0」ビットを表す。「高」即ち「1」ビットと「低」即ち「0」ビットは、本発明の目的に照らして、且つ機能を損なうことなく、入れ換えることが可能である。
データ読み出し素子34は、図4Bに示す如く、電磁界又は磁界Hy
が存在しているときに電流I2 がそこを流れるとその端子間の抵抗が変化する鉄ニッケル合金製素子であってもよい。この場合の抵抗R3 と電磁界又は磁界Hy との関係を表すのに通常用いられる関係式は次の通りである。
R3 =(ΔR/ΔRmax )=1−(Hy /Ho )(Hy /Ho )
ここで、Hy に対するΔRの応答性は外部バイアス磁界を導入することによって、直線的にすることができる。オームの法則によりV3
=I3 R3 であり、且つI3 は設計及び状況によって一定に選ばれているから、図3Aと4Bに於けるデータ読み出し素子34の両端に発生する電圧V3 は抵抗R3 に比例し、従って電磁界又は磁界Hy
に比例する。電磁界又は磁界Hy は、図3Aの電磁気又は磁気素子36に電磁気又は磁気として記憶されている「1」即ち「高」又は「0」即ち「低」のいずれかの形式のビットのデータに比例する。
データ読み出し入力エミッタ端子54に於ける入力電圧Vinが、与えられた入力電圧V3
であるとき、図5に関して前述した通り、書き込み読み出し消去メモリーセルの出力段には対応する出力電圧V02が表れる。データ読み出し電流I3がその端子間を通過して流れるとき、電磁界又は磁界38と抵抗変化ΔRと間に直線的関係が成立する結合型磁気ストリップを、データ読み出し素子34として用いてもよい。更に、電圧V2
とV3 、及び電磁界又は磁界38との間に成立する他の関係式を用いることによって、データ読み出し素子34としてのインジウムアンチモン素子や鉄ニッケル合金素子の組成と寸法を、多少変更することができる。
メモリーセルに記憶されたデータの消去は、図3Aの書き込み読み出し消去感知回路46が所定の電圧をデータ消去ビット線32に与えて、これを活性化し、同時に他のデータ線を不活性化することによって行われる。すると、対応する電流がデータ消去ビット線32を流れ、更にデータ書き込みビット線26を流れるデータ書き込み電流とは逆方向に電磁気又は磁気素子36を通過して流れる。電磁気又は磁気素子36の消磁が行われ、電磁気又は磁気素子36に電磁気又は磁気として記憶されていたデータは消去される。メモリーセルに記憶されていたデータを消去する前に、データ読み出しサイクルを始動して、メモリーセルに記憶されていたデータビットの形式が特定されることが好ましい。
入力電圧VinがV2 であるとき、この電圧V2 はトランジスタM20のコレクタ端子55のコレクタ電圧VCCとベース端子の接地基準電圧との関係で能動的領域に於いてトランジスタM20を充分に導通させる大きさでなければならない。加えて、トランジスタM20が1ビットメモリーセルの好ましい実施例を実現するようにメモリーセル回路に採用されるのに必要なエミッタ抵抗、コレクタ抵抗、ベース抵抗が、図3と図8の書き込み読み出し消去感知回路46とデコーダ回路44によってそれぞれ与えられる。この構成は必要であり且つ便利である。何故なら必要とされるエミッタ抵抗、コレクタ抵抗、ベース抵抗はいずれの1メモリーセルの部品ではなく、エミッタとコレクタ抵抗のための行内の全てのメモリーと、及びベース抵抗のための選択された列内の全てのメモリーセルに共用のものである。ICチップに占める個々のメモリーセルの寸法は、この共用設計によって相当に小さくできた。
図8の行アドレスデコーダ回路44は、メモリーセルの行選択の前は、各セルのトランジスタM20のベースに接続されている全ての行アドレス選択線24を接地電位以外の電圧、好ましくは基準電圧より低い電圧に保持し続けなければならない。これによって、図3Aのエミッタ端子54に入力電圧VinとしてV2
が加えられたときに、行アドレスデコーダ回路44はトランジスタM20のベース電圧を導通に必要な接地基準電圧に等しくしてトランジスタM20を活性化する。スイッチングトランジスタM20のベース端子37の説明は、本発明に用いられるトランジスタの種類を説明するのに特に重要である。スイッチ動作と結果が同じであれば、他の種類のトランジスタであっても、本発明に用いることができる。
本発明の第1実施例に於いて、データ入力エミッタ端子54の入力電圧Vinは、列書き込み読み出し消去感知回路46によって図3Aのデータ読み出しビット線28に加えられた電圧VR
と、データ読み出し素子34の端子間の電圧V2 又はV3 との和の電圧でもよい。この場合Vin=VR +V2 又はVin=VR +V3となる。また、入力電圧VinとしてV2
或いはVR +V2 又はVR +V3 を用いて、V2 又はV3 に対応して出力端子に「1」即ち「高」ビットを表す電圧VOH=VCE(Sat) を発生させるか、或いは他のV2
又はV3 に対応して出力端子に「0」即ち「低」ビットを表す電圧VOL=VCCを発生させるかは設計者の選択に関するものである。
図5と図6に示す本発明の第2実施例を以下に詳細に説明する。本発明の第2実施例において、図6の書き込み読み出し消去メモリーセルは、一時に特定の型式の1ビット又は2以上のビットのデータを記憶するように設計されている。この特定の型式のデータは、一時にメモリーセルに全部が「1」即ち「高」ビットとして記憶されるか、又は全部が「0」即ち「低」ビットとして記憶されるものであって、これらの組合せのビットの型式で記憶されるものではない。図6の書き込み読み出し消去メモリーセルにデータを書き込むために、トランジスタM20のベース端子37に所定の信号を加えることによって1個のメモリーセルが選択される。データ書き込み線ビット26に列読み出し書き込み消去感知回路46によって所定の電圧を加えられると、対応する電流がデータ書き込みビット線26を流れ、電磁気又は磁気素子36を通過して流れ、これによって電磁気又は磁気素子36に対応する電磁気又は磁気が発生する。
一度データがメモリーセルに書き込まれると、列読み出し書き込み消去感知回路46によって与えられた電圧と電流はデータ書き込み入力エミッタ端子52の入力信号となり、トランジスタM20の出力段であるコレクタ端子には対応するデータ書き込み出力電圧と電流が発生する。列読み出し書き込み消去感知回路46は、これらのデータ書き込み出力電圧と電流を測定してデータ書き込み回路ループの接続と機能が適切か否かを判定する。
メモリーセルに書き込まれて記憶される同じ特定のデータ形式の付加的2値ビット毎に、行アドレス選択線24が行アドレスデコーダ回路44によって活性化される。データ書き込みビット線26に列読み出し書き込み消去感知回路46によって所定の電圧が与えられると、対応する電流がデータ書き込みビット線26を流れ、電磁気又は磁気素子36を通過して流れ、これによって電磁気又は磁気素子36に対応する電磁気又は磁気が発生する。この電磁気又は磁気の強さは、付加的2値ビットを含むメモリーセルに現に記憶されている特定のデータ形式の2値ビットの総数を表す。データ書き込み電圧と電流はデータ書き込み入力エミッタ端子52の入力信号となりトランジスタM20の出力段であるコレクタ端子55には対応するデータ書き込み出力電圧と電流が発生する。列読み出し書き込み消去感知回路46は、これらのデータ書き込み出力電圧と電流を測定してデータ書き込み回路ループの接続と機能が適切か否かを判定する。
図6の単一トランジスタスタティック書き込み読み出し消去メモリーセルに記憶されたデータを読み出すためには、図8の行アドレスデコーダ回路44が行アドレス選択線24に所定の電圧を加えることによって、これを活性化する。データ読み出しビット線28に列書き込み読み出し消去感知回路46によって所定のデータ読み出し電圧を加えらると、対応するデータ読み出し電流がデータ読み出しビット線28とデータ読み出し素子34を通過して流れる。第1実施例において既に説明した如く、データ読み出し素子34は、図4Aに示すように電磁界又は磁界が存在するときに電流が流れると、その端子間電圧が変化するインジウムアンチモン半導体素子、又は図4Bに示すように電磁界又は磁界が存在するときに電流が流れると、その端子間抵抗が変化する鉄ニッケル合金製素子である。
データ読み出し素子34をデータ読み出し電流が流れると、素子の本体を横切っている電磁界又は磁界38(図4AではHx
、図4BではHy )の強さに比例して、その端子間電圧が変化する。電磁界又は磁界Hx 又はHy の強さは、電磁気又は磁気素子36を流れる電流によって発生する電磁気又は磁気の強さに依存する。電磁気又は磁気素子36の電磁気又は磁気の総計の強さは、図6の列書き込み読み出し消去感知回路46によってメモリーセルに書き込まれた特定の形式のデータの2値ビットの総数に直接比例する。従って、データ読み出し素子34の端子間電圧V2
は、その時メモリーセルに記憶されていた特定形式のデータの2値ビットの総数で表されるデータの大きさに直接比例する。電圧V2 はそれだけで、又は書き込み読み出し消去感知回路46によってデータ読み出しビット線28にデータ読み出し電圧が加えられた時に作られ、図6のデータ読み出し入力エミッタ端子54の入力電圧Vinとなる。
本発明の第2実施例のデータ書き込みサイクル期間に関して既に説明した如く、それだけで又は書き込み読み出し消去感知回路46によってデータ読み出しビット線28にデータ読み出し電圧が加えられた時に作られた電圧V2
は、それが1ビット又は特定形式の2以上のビットのデータであっても、トランジスタM20を直ちに飽和モードにさせるのに充分な大きさでなければならない。電圧Vinがデータ読み出し入力エミッタ端子54に入力電圧として加わると、トランジスタM20を飽和モードにし、その入力エミッタ端子54とコレクタ端子55の間の電圧VCEを一定の値にする。本発明の第2実施例ではVCE=VCE(sat)
であり、メモリーセルにデータが記憶されている限り、電圧Vinの大きさに無関係に一定である。
図6において、列書き込み読み出し消去感知回路46は、データ読み出し回路ループの電圧Vx
を測定する。ところで、Vx =Vin+VCE(sat) であり、Vin=Vin(sat) +V(data)であるから、Vx =Vin(sat) +V(data)+VCE(sat)となる。ここで、Vx
はデータ読み出し回路ループの電圧で列書き込み読み出し消去感知回路46で読み出される電圧であり、Vin(sat) はトランジスタを飽和モードにさせるのに必要な入力電圧であり、V(data)はメモリーセルに電磁気又は磁気として記憶されている2値ビットのデータの実際の値を表す電圧で、データ読み出し素子34に発生する電圧であり、更にVCE(sat)
はデータ読み出し入力エミッタ端子54とデータ出力コレクタ端子55の間の電圧である。
Vin(sat) もVCE(sat) も、利用されるトランジスタM20が決まれば、必然的に定まる一定の値である。従って、Vx
はV(data)に直接比例する。Vx を測定し、且つ測定したVx からVin(sat) とVCE(sat) を差し引けば、一時にメモリーセルに記憶された2値ビットの総数であるデータの実際のデータの大きさを表す電圧V(data)を得ることができる。
特に、1つの「1」即ち「高」又は「0」即ち「低」の如き特定の形式の2値データの各ビットには、均一な代表的な電圧が割り当てられる。例えば、1つの「1」即「高」ビットには、1ミリボルトの代表的電圧が割り当てられる。特定のデータ形式の単位ビットを表す均一な代表的な電圧の大きさは、電磁気又は磁気素子36の実際の寸法、電磁気又は磁気とこれに対応する電磁界又は磁界の強さ、電磁気又は磁気素子36の選定された寸法と電磁気又は磁気特性、その端子間電圧に影響を与える電磁界又は磁界の強さに関連したデータ読み出し素子34の寸法と感度並びに使われるデータ読み出し電流の大きさ、及び、列書き込み読み出し消去感知回路46がデータ読み出し素子34の端子間の電圧従って図6のデータ読み出し回路ループの点200と点220との間の電圧の小さな増加分を測定する場合の感度に依存する。
好ましくは、スイッチングトランジスタM20、列書き込み読み出し消去感知回路46、データ読み出し素子34、及び電磁気又は電磁素子36は、全てのメモリーセルのデータ記憶容量を完全に利用するために、各ビット単位毎(又は特定の形式のデータの1ビット毎)に最小のマイクロボルトから最大のミリボルトまでの範囲内に入るビット単位増加分の代表的電圧を持つV(data)、即ちデータ読み出し素子34の端子間電圧を小さな電圧を測定し易いような個々のコンポーネントパラメータを有するべきである。しかしながら、単位ビットの代表的電圧の範囲が上述の好ましい例に限定されることはなく、電磁気又は磁気素子36とデータ読み出し素子34の関して選定された設計上のコンポーネントパラメータの基づいて他の範囲にすることも可能である。
例えばトランジスタM20が飽和モードにあり、Vx
が5ボルト、VCE(sat) が−0.1ボルト、Vin(sat) が+0.1ボルトであれば、V(data)は前述の関係式Vx =Vin(sat) +V(data)+VCE(sat)
を用いて次のように算定される。即ち、V(data)=Vx −Vin(sat) −VCE(sat) =5−(0.1)−(−0.1)=5ボルトとなる。ところでVx
はコレクタ端子55の電圧Vc と等しい。従って、V(data)は列書き込み読み出し消去感知回路46を用いてコレクタ端子電圧Vc を測定し、この値からVin(sat)
とVCE(sat) を差し引くことで簡単にうることができる。
1個のメモリーセルに記憶されている特定形式のデータの2値ビットの総数を得るためには、電圧V(data)を1つのビット単位を表す単位ビット代表電圧、ここでは1ミリボルトで割ることによって得られる。上述の例では、5ボルト÷1ミリボルト=5000から、特定形式(一時にメモリーセルに記憶されるのは全て「1」即ち「高」ビットであるか、全て「0」即ち「低」ビットであって、これらの組合せはない。)の2値ビットの総数は5000ビットとなる。1個のメモリーセルに記憶されるビットの総数とビット形式が測定され、決定されると、このメモリーセル内に記憶されている総数のビットの1個のビットと同じものがデータバスを介してバッファレジスタ即ちマイクロプロセッサレジスタに送られ、ここで計算に用いられる。「1」即ち「高」の単位ビットを表す電圧と同じ代表的電圧を、「0」即ち「低」の単位ビットを表す代表的電圧としてもよい。また、「1」即ち「高」の単位ビットも「0」即ち「低」の単位ビットも、異なる電圧としてもよい。
図3A、図6及び図8の列書き込み読み出し消去感知回路46は制御線R/W/EとCSを有する。制御線R/W/Eは要求された動作サイクルを特定するために書き込み読み出し消去入力信号が加えられる制御線であり、制御線CSはマルチチップメモリーシステムの所定のチップを選ぶための制御線である。更に、図3A、図6及び図8の列書き込み読み出し消去感知回路46は、所望のメモリーサイクルが実行されるように、全ての必要なデータ出力電圧・電流を増幅し全ての測定信号を所望のレベルにし、且つメモリーセル回路が適切に機能するようにするために、必要なコレクタ・エミッタ間抵抗とともに、電流電圧測定増幅回路を具備している。列書き込み読み出し消去感知回路46に備えられている必要なコレクタ・エミッタ間抵抗は、不可欠且つ便利なものである。何故なら必要なコレクタ・エミッタ間抵抗は個々のメモリーセル毎の部品ではなく、列内の全てのメモリーセルに共用のものであり、従ってICチップに占める個々のメモリーセルの寸法は、この共用設計によって相当に小さくできた。
図6の単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルにおいてデータを消去するためには、メモリーセルがデコーダによって行アドレス選択線24に所定の電圧を加えることによって選択される。列書き込み読み出し消去感知回路46はデータ消去ビット線32にデータ消去電圧を加える。すると、これに対応したデータ消去電流が、データ書き込み電流が流れた方向とは逆方向に、データ消去ビット線32とデータ記憶用の電磁気又は磁気素子36を流れる。これによってデータ記憶用の電磁気又は磁気素子36の消磁が行われ、電磁気又は磁気として記憶されていたデータは消去される。
データ消去電流は特定形式のデータの2値ビットの所定の総数を表す大きさでデータ記憶用の電磁気又は磁気素子36に流されるが、これはデータ記憶用の電磁気又は磁気素子36を磁化するのに用いられるデータ書き込み電流と等しい大きさである。それ故、データ記憶用の電磁気又は磁気素子36の磁化を減少させることによって所定数のデータビットを一時に消去することができる。勿論、付加的2値ビットを含む、メモリーセルに現に記憶されている特定形式のデータの2値ビットの総数を表す強さの磁化によって、データ記憶用の電磁気又は磁気素子36の磁化を増加させれば、所定数のビットのデータを一時に書き込むことが可能である。或る設計においては、データを消去する前にメモリーセルに記憶されたデータを読み出すこと必要であり、これによって列書き込み読み出し消去感知回路46内のデータ消去回路がデータ消去サイクルが始まる前にメモリー内に記憶されているデータのビット総数を感知することができる。これは、データ書き込みサイクル時間、データ読み出しサイクル時間、及びデータ消去サイクル時間が非常に重要であるということがないようなメモリー設計にとっては便利である。
次に、本発明の第3実施例を図3B1と図3B2を用いて説明する。本発明の第3実施例は、単一トランジスタ型読み出し専用メモリーセル(ROM)であり、データはメモリーセルの製造時に一時に記憶され、このメモリーセルを不可欠な部品として備えているデジタルシステムによって繰り返し読み出される。このROMは、図3B1におけるようなバイポーラ型スイッチングトランジスタを用いてもよいし、図3B2におけるようなMOS型スイッチングトランジスタを用いてもよい。いずれの形式のスイッチングトランジスタであっても、メモリーセル毎にデータの1ビットを記憶するように設計されたROMにおいて、データのメモリーセルへの書き込みは、ROMがその製造時に記憶される点を除けば、第1実施例について説明したのと同じくデータ書き込みサイクルにおいて行われる。また、図3B1のスイッチングトランジスタM21はエミッタ端子が1個である点で、図3AのスイッチングトランジスタM20と異なる。図3B1のスイッチングトランジスタM21では、コレクタ端子55を入力端子とし、エミッタ端子54を出力端子として働かせることもでき、この場合結果において何ら変わりがない。外部データ書き込み回路が用いられ、ROMの製造時にデータ書き込みが行われる。
2以上のビットの特定形式のデータを一時に記憶するように設計されたROMセルに関しては、本発明に第2実施例について説明した如く、データは図3B1の電磁気又は磁気素子36に、ROMセルの製造時に記憶される。製造時のデータ書き込みサイクル期間中に、外部データ書き込み回路が第2実施例の列書き込み読み出し消去感知回路46の代わりに用いられる。図3B1のROMセルからデータを読み出すのは、第2実施例におけるのと同様である。即ち図3B1の読み出し感知回路46は電圧測定回路を具備しており、この電圧測定回路がデータ読み出し回路ループの電圧Vx
を測定する。ここで、Vx =Vin+VCE(sat) であり、Vin=Vin(sat) +V(data)である。従って、Vx =Vin(sat) +V(data)+VCE(sat)
となる。そしてVx は、データ読み出し回路ループを定める2つの点、図3B1の点200と点220との間の電圧である。
本発明の第2実施例において既に説明した如く、データ読み出し電圧Vx
を特定の形式のデータの1ビットを表す所定の電圧で割ることによって、ROMセルに記憶されている特定の形式のデータのビットの総数が得られる。MOSトランジスタを用いる第3の実施例において、図3B2のROMセルが一時に1ビットのデータ又は2以上のビットのデータを記憶するように設計されている場合、データ読み出し感知回路74は点400(x)
と点600(y) との間の電圧Vz を測定する。ここで、Vz =VT +V(data)で与えられるが、VT はトランジスタM21の電圧降下、V(data)はデータ読み出し素子34の端子間電圧である。VT
はトランジスタをスイッチオンするためにゲートに加えられるゲート電圧で、予め知られた値である。そこでVz を測定することによって、データ読み出し素子34の端子間電圧V(data)、即ちデータ読み出し回路ループの電圧が決定される。
図3B2のデータ読み出し感知回路74によって電圧V(data)が決定されると、この電圧V(data)を特定の形式の2値データの1ビットを表す電圧で割ることによって、ROMセルに記憶されている特定に形式の2値ビットの総数を決定される。1個のビットのコピーがデータバスを介してマイクロプロセッサのような他の回路に送られ、所定に機能のために用いられる。
本発明の第2実施例において説明した如く、2以上のビットの特定形式のデータを記憶するように設計されたとき、図6の書き込み読み出し消去感知回路46がデータを書き込み、読み出し又は消去のためにメモリーセルに容易に且つ迅速にアクセスできるようにデータを組織することが必要となる。図8は256×8の単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルアレーである。一般に1語長のデータをメモリーセルアレーに記憶するためには、メモリーセルアレーに記憶されるべきデータの1語を表す(図8では8ビット)2値ビットの正確な数(これが標準語長を与える。)を特定しなければならない。標準語長がnビットであるとき、2のn乗の数の唯一無二の別々のアドレス(アドレススペース)が特定され、そして(1から2のn乗まで)各アドレススペースは唯一無二の語を記憶するようにされており、且つ唯一無二のアドレススペース内の各メモリーセルが所定時に記憶できる特定形式のデータの最大数の2値ビットに依存する予め定められた最大数の語までの範囲で、1及び2以上の語を各唯一無二のアドレススペースが記憶できるようにされている。
例えば、図8に示すように、nが8であれば、標準語長は各語8ビットであり、2のn乗は256となり、メモリーセルアレーのアドレススペースの総容量は256の唯一無二の別々のアドレスとなる。各アドレススペースには唯一無二の8ビット語が記憶されるように割り当てられ、且つ特定の唯一無二のアドレススペースを含む各メモリーセルは「1」即ち「高」又は「0」即ち「低」ビットのいずれかであってこれらの組合せではない単一形式の2値ビットを一時に記憶するように割り当てられる。アドレススペース内の各メモリーセルが5000ビットデータを記憶するように設計されているならば、メモリーセルアレー内の256の各アドレススペースは一時に最大で5000語を記憶することができる。この場合の1語は8ビットの標準語長を有するものである。
図8において、アドレススペースW1 は、00000000で表されるビット配列で、それぞれが8ビットの語を5000も記憶することができる。アドレススペースW2
は、00000001で表されるビット配列で、それぞれが8ビットの語を5000も記憶することができる。アドレススペースW3 は、00000010で表されるビット配列で、それぞれが8ビットの語を5000も記憶することができる。アドレススペースW4
は、00000011で表されるビット配列で、それぞれが8ビットの語を5000も記憶することができる。このようにして、アドレススペースW256 は、11111111で表されるビット配列で、それぞれが8ビットの語を5000も記憶することができる。ここではアドレススペースW4
からアドレススペースW256 の間のアドレススペースについての記述を省略したが、上述の説明からこれらのアドレススペースのビット配列は容易に理解できるであろう。因みに、アドレススペースW254
が記憶する語のビット配列は11111101、アドレススペースW253 のそれは1111110である。
図9は、1ビット又は2以上のビットのデータを記憶できる256行×8列のメモリーセルからなる一個のメモリーセルアレーを示す。図9には、機械語コードの2つの短いプログラム、プログラム1とプログラム2が示されている。各プログラムは8つの命令を有し、各命令は標準語長の8ビットからなる。アドレススペース0の8個のメモリーセルは、語00000000を記憶するように設計されている。アドレススペース1の8個のメモリーセルは、語00000001を記憶するように設計されている。アドレススペース2の8個のメモリーセルは、語00000010を記憶するように設計されている。アドレススペース3の8個のメモリーセルは、語00000011を記憶するように設計されている。このようにして、アドレススペース7の8個のメモリーセルは、語00000111を記憶するように設計されている。アドレススペース8からアドレススペース255までのアドレススペースは使われないでいるか、他のデータが割り当てられる。更に、プログラム1とプログラム2は以下に説明する如く、メモリーセルアレーに記憶される。
アドレススペース0はプログラム1の命令Aとプログラム2の命令Nを記憶し、アドレススペース1はプログラム1の命令Bとプログラム2の命令Kを記憶し、アドレススペース2はプログラム1の命令Cとプログラム2の命令Iを記憶し、アドレススペース3はプログラム1の命令Dとプログラム2の命令Lを記憶し、アドレススペース4はプログラム1の命令Eとプログラム2の命令Oを記憶し、アドレススペース5はプログラム1の命令Fとプログラム2の命令Mを記憶し、アドレススペース6はプログラム1の命令Gとプログラム2の命令Pを記憶し、そしてアドレススペース7はプログラム1の命令Hとプログラム2の命令Jを記憶する。
図8のようなメモリーセルアレーに記憶された1語のデータを読み出すのは、本発明の第2実施例に関して既に述べた如く、選択されたアドレススペースの各メモリーセルに記憶されているビットの総数を読み出し、そのアドレススペースの各メモリーセルから読み出されたビットのコピーを取り、図6の列書き込み読み出し消去感知回路46を用いて、このコピーをメモリーセルが構成要素の1つとなっているデジタルシステムのデータバスに乗せ、上記1語のデータを必要とするマイクロプロセッサの如きデジタルシステムの他の構成要素に送られることによって行われる。
もし、図9の個々のメモリーセルが各メモリーセル毎に1ビットのデータのみを記憶するように設計されているならば、アドレススペース0とアドレススペース7の間のアドレススペースはプログラム1とプログラム2のいずれか1つだけのプログラムに対応する記憶容量を有するに過ぎない。しかしながら、これらのメモリーセル、即ちアドレススペース0からアドレススペース7までのメモリーセルは、特定の形式の2以上のビットのデータを一時に記憶できるものであるから、各メモリーセルが同時に記憶することができる最大数の2値ビットに基づいて、プログラム1とプログラム2の2つとも得られたアドレススペースに、より多くのデータのための余地を充分に保持して容易に記憶することができる。
本発明を3つの実施例によって詳細に説明した。これらの実施例は多少の変更が可能である。例えば、トランジスタM20の代わりに、図5に示した第1実施例におけるものとは異なる入出力電圧特性を有するスイッチングトランジスタを用いてもよい。図3Aと図6のデータ読み出し素子34は、一定の方向の磁界又は電磁界を横切って設置され、電流を流されたときに、その磁界又は電磁界に比例して端子間の電圧又は抵抗が変化するものであれば、他の素子でもよい。図3Aのデータ読み出し素子34は、インジウムアンチモン半導体か、鉄ニッケル合金の素子か、又は結合型磁気ストリップ素子でもよい。或るデータ読み出し素子34は、図3A、図3B1
、図3B2 及び図6のメモリーセルの読み出し回路ループを形成するために、この素子34に接続される端子は2を超える数の端子が必要である。データ読み出し素子34の付加的端子を書き込み読み出し消去感知回路46に接続する付加的信号線手段は、図3A、図3B1
、図3B2 及び図6のメモリーセルの左に追加されなければならない。
本発明の第2実施例において、各メモリーセルが記憶できる2値ビットの数は、設計に依存し、且つ、図6のデータ読み出し素子34の寸法と感度、設計に適合した書き込み、読み出し並びに消去信号の大きさ、回路コンポーネントが適合できる電圧、電流並びに抵抗の範囲、データ記憶用磁気又は電磁気素子36の特性、及び列書き込み読み出し消去回路46が有する感度又は電圧のような要素によって制限される。しかしながら、当業者には容易に理解される如く、本発明は図1Aと図1Bに示すEPROMのスタティック書き込み読み出しメモリーセルと、図2Aと図2Bに示すNMOSとPMOSのスタティックRAMメモリーセルの変形を提供する。ここで、1個のメモリーセルは1個のトランジスタでなく少なくとも6個のトランジスタが用いられる。この発明では、チップ領域が節約できる。
図1Aは、消去可能なスタティック書き込み読み出しメモリーEPROMに用いられる従来のメモリーセルの構成を示す。 図1Bは、図1Aの従来のメモリーセルの概略の回路図である。 図2Aは、NMOS技術を基礎にした従来のスタティック書き込み読み出しメモリーセルを示す。 図2Bは、CMOS技術を基礎にした従来のスタティック書き込み読み出しメモリーセルを示す。 図3Aは、本発明の第1、第2実施例として記述する単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーを示す。 図3B1は、本発明の第3実施例においてBJT技術に基づいた単一トランジスタ型読み出し専用メモリーである。 図3B2は、本発明の第3実施例においてMOS技術に基づいた単一トランジスタ型読み出し専用メモリーである。 図4Aはデータ読み出し素子34がインジウムアンチモン半導体であって、図示の方向の電磁界38が存在している場合に電流42がその端子を通って図示の方向に流れたときに発生する端子間電圧の変化を示したものである。 図4Bはデータ読み出し素子34が鉄ニッケル合金であって、図示の方向の電磁界38が存在している場合に電流42がその端子を通って図示の方向に流れたときに発生する端子間抵抗の変化を示したものである。 図5は本発明の第1の実施例においてデータ読み出しサイクル期間にアクティブモードで動作しているトランジスタM20の電圧変移特性を示す。 図6は2以上のビットのデータを一時に記憶するように設計された単一トランジスタ型スタティック書き込み読み出し消去メモリーセルの回路図である。 図7は書き込みサイクル、読み出しサイクル及び消去サイクルの各期間中に、トランジスタM20の特定のエミッタが「高」即ち、接続され或いはオン状態になっており、その他のエミッタが「低」即ち、接続が解かれ或いは開状態になっているかを示す図である。 図8はIC半導体メモリーチップ上に製造することができる本発明の256×8メモリーセルアレーを示す。 図9は本発明の第2実施例における256×8メモリーセルアレー、及びプログラム1とプログラム2を示す。 図10は書き込みサイクル、読み出しサイクル及び消去サイクルの各期間中に、「高」即ち、接続され或いはオン状態になっているエミッタはどれか、且つ、「低」即ち、接続が解かれ或いは開状態になっているエミッタはどれかを示す真理値表である。 図11は金属酸化物半導体技術に基づいた本発明の第3実施例、即ち読み出し専用メモリーフォーマットのメモリーセルアレーを示す。
符号の説明
24 行アドレス選択線
26 データ書き込みビット線
28 データ読み出しビット線
32 データ消去ビット線
34 データ読み出し素子
35 データ線
36 電磁界又は磁界素子
37 ベース端子
38 電磁界又は磁界
42 電流
44 行アドレスデコーダ回路
46 書き込み読み出し消去感知回路(図6)、列アドレス感知回路(図8)
52,54,56 データ書き込み用電圧電流入力エミッタ
55 コレクタ端子
56 データ書き込み用電圧電流入力エミッタ
68 データ読み出しビット線
72 データ線又はデータ読み出しビット線
74 データ読み出し感知回路
80 行アドレス選択線
82 行アドレスデコーダ回路
200,220 点
400,600 点
M20 マルチエミッタ型トランジスタ





























Claims (1)

  1. 下記の段階からなり、メモリーセルアレーにデータを記憶させる方法。
    (a) メモリーセルアレーに記憶される1語のデータの標準語長を、この1語のデータが含むことができる最大値の2値ビットを特定することによって決定する段階。
    (b) 上記標準語長のデータ語を含む最大値の2値ビットが配置されることができる各々可能な唯一無二の標準語長のデータの形成がなされ、上記唯一無二の標準語長のデータがメモリーセルアレー内の対応する唯一無二の標準語長のアドレススペースに分配されるように、メモリーセルアレー内にアドレススペースを配置する段階。
    (c) メモリーセルアレー内の対応する唯一無二の標準語長のアドレススペースに、唯一無二の標準語長のデータをそれぞれ記憶させる段階。






























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